ハーヴェスト
小湊拓也
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シナリオID:9
オープニング
4歳の息子である。出来る農作業など、石拾いか草むしりが精々だ。
それで良い。出来る事から、やらせてゆく。
もう少し大きくなったら、農具の使い方を教えてみる。牛や馬にも、慣れさせてゆかねばならない。
12、3歳にもなれば、立派な農民である。
農民、以外の生き方を夢見る事もあるだろう。少年の頃の私が、そうであったように。
芸術家、作家、商人、医者、建築士、軍人……夢を見るのは、自由である。様々な夢がある。パンクリアース学園にも、行きたがるかも知れない。
夢に、とどめておいてもらう。
ここリーンエス王国においては、農民の子は農民になるしかないのだ。
貴族に酷使され搾り取られるだけの生き方ではあるが、国を支える誇り、のようなものが私にも無くはない。
そんな暮らしの中で、この息子にも、ささやかな幸せを見出してもらうしかない。
「ね、おとうさん」
畑からの帰り道。夕刻の赤みがかった陽光を浴びながら、私は農具類の入った籠を背負い歩いている。
ちょこちょこと私の歩幅に追いすがりながら、息子が言う。
「くさ、いっぱい取った!」
「そうだな。助かるよメロス、お前のおかげで美味しい野菜がたくさん出来る」
「……くさ、かわいそう……」
俯くメロスの頭を、私はそっと撫でた。
「仕方がないんだよメロス。雑草はね、畑を駄目にする。野菜や麦が、育たなくなってしまうんだ……お前の大好きな、ふわふわパンも食べられなくなってしまうんだよ」
「おかあさんがつくってくれる、ふわふわパン! ぼく大好き!」
「お母さんだって、お前が草を取って石を取って、ちゃんとした麦畑を作ってくれるからパンを焼けるんだぞ」
私の妻リリムは、パンを焼くのがたいそう上手である。少女の頃は、王都グランスパーダでパン屋を開く、などという夢を抱いていたようだが、結局は私のような貧乏農民と結婚する羽目になってしまった。
優しく微笑みながら、私は充分に幸せよ、などと言ってくれる。底抜けに優しい、そして様々なものを諦めたような笑顔でだ。
私は立ち止まった。
前方から男が1人、歩いて来る。私と同じ農民、に見える。
その男が会釈をするように頭を下げたので、私もとりあえず頭を下げた。そして問いかける。
「……あんた、見かけない人だね。越して来たのかい」
小さな村である。出歩いて農作業をするような男たちは大抵、顔見知りである。
男が、笑うように顔をゆがめた。手に鎌を持ちながらだ。
私は、メロスを背後に庇った。
男の笑みが、さらに歪んでゆく。
その笑顔が、ざっくりと裂けた。男が、自身の顔面を鎌で切り裂いていた。
露わになった頭蓋骨が、牙を剝く。そうしながら、顔面の裂け目を押し広げてゆく。
その裂け目から、頭蓋骨に続いて脛骨、鎖骨、胸骨がぬるりと露わになる。
やがて、1人分の全身骨格が出現した。骸骨が、肉と皮を脱ぎ捨てていた。
脱ぎ捨てられた肉と皮から、さらにもう1人分の人骨が這い出して来る。
呆然とする私の視界内で、さらに、もう1体。いや2体、3体。
1人の男の肉体から、計5人分の人骨が出現していた。
笑い声が、聞こえた。
骸骨たちの発生源となった肉と皮の塊。それが、どろりと臓物を垂れ流しながら宙に浮き、まるで笑っているように見えた。
もはや人体の原形を残さぬ、骨無しの屍。様々な臓器類が、触手状に揺らめいている。
巨大なクラゲのようでもあるそれを護衛する形に、5体の骸骨が鎌を振りかざす。手持ちの武器ではない。両手の骨が、刃物状に異形化し、鎌の形を成しているのだ。
メロスは私の後ろで、きょとんとしている。何が起こっているのかを理解していない。
私は、朧げに理解していた。この怪物たちが、何者であるのかを。
「…………クリーパー……」
この世ならざる領域から、這い出して来るものたち。
いざという時、こういうものと戦い、自分たちを守ってくれる。
この地の領主レドリック伯爵家に、我々はそれを期待して税を納めていると言うのに、兵士たちが駆け付けてくれる気配もない。
まあ確かに、と私はぼんやり思う。
都合良く現れ、助けてくれる。そんな誰かが、この世に存在するわけはなかった。
解説
マスターより
リプレイ
「指」
メロスではない。
1人の小柄な少女が、いつの間にかそこにいて、私の手指を観察している。
「固くて頼もしい、働く男の人の指……素敵だと思いますよ」
誰だ、と私が思っている間に少女は姿を消していた。
「走って、逃げて」
声だけが聞こえる。少女の動きは、私の目では追えない。
刃の一閃。その光だけが辛うじて見えた。
クリーパーが1体、私の眼前で硬直した。
歩く人骨。刃となった手骨で私とメロスを斬殺せんとする、その動きが止まっていた。
「貴方のするべき事は1つ。その頼もしい指で、この子の衣食住を守り続ける事」
少女が着地していた。右手で短剣を構えつつ、左腕でメロスの小さな身体を抱え上げている。
「……こんな所で、死んでは駄目」
幼いようで、大人びた美貌と口調。少女ではないのかも知れない、と私は思った。
領主レドリック伯爵が、クリーパー討伐のために傭兵を募集していた。
一方この村の人々も、なけなしの金を集めて報酬を用意していた。領主に頼らず自力で、クリーパー狩りの出来る用心棒を雇おうとしていたのだ。
クリア・バイライトが結局、村人たちの依頼を受ける事となったのは、貧しい人々の精一杯の心意気に感じたから、ではなかった。
「しょうがねえだろ、門前払い喰らっちまったんだから」
機嫌を損ねている相棒と口喧嘩をしながら、クリアは村の農道を歩いていた。
小洒落た帽子を被った、1匹の鼬。
肩の上でツンとお澄ましをしながら、その相棒が発した鳴き声にクリアは応えた。
「身だしなみ、だと? 四六時中すっ裸でいる奴にそれを言われちまうのか俺は」
こうして安物の弓兵鎧を身につけていると、実に貧乏臭いとは思う。実際、裕福なわけではないから仕方がない。
レドリック伯爵の城の前で偶然、出会った1人の女性を、クリアはふと思い出した。
同じくらい安物の木製甲冑を、実に小粋に着こなした女戦士。ビーズ飾りとの取り合わせも、見事なものだった。金持ちのセンスだ、とクリアは思った。
結局、彼女だけが伯爵の城に招き入れられ、クリアは追い返された。
貴族からの手厚いもてなしを受け損ねて、この相棒は機嫌を損ねているというわけだ。
「ったく、動物のくせによ。すっかり人の世の俗っ気に染まってやがるぜ、このクソ猫は」
クリアのそんな言葉で、さらに機嫌を悪くした、わけではないだろう。
相棒が、クリアの肩から飛び降りて着地し、牙を剥く。眼光と鼻面が、前方に向けられている。
この先で、何かが起こっている。まだ見えはしない。
人間の鼻では捉えられない臭いを、この相棒は感じ取ったのだ。
「……仕事、だな」
クリアは、背負った弓を手に取った。軽く、張りを確認した。
貴族の心構えを忘れるな、と祖父は言った。
貴族の心構えとは具体的にどのようなものであるのか、祖父はしかし言葉で教えてくれる事はなかった。
ただ、こうして路銀稼ぎのために農家の手伝いなどしていると、わかる事はある。
貴族とは、働く民衆に養われる存在であるという事だ。
だから貴族は、民衆を守るために戦わなければならない。が、戦わずに済むのなら、それが一番良いに決まっていた。
剣は、抜かずにいるのが最良である。鞘の中の刃だけは、鍛え研ぎ澄ませておかねばならぬ。
祖父はそう言って、容赦なく剣術の稽古を施してくれたものだ。
剣の腕前が上がったところで、しかしこの少女を救う事は出来るのか、とイヴェール・イリュジオンは思った。
痩せこけた、褐色の少女。ふらふらと、彷徨うように農道を歩いている。足元が覚束ない。どうやら腹を空かせている。
農具の後片付けをする手を休め、イヴェールは声をかけた。
「あの……」
食べ物を恵んでやる。それは傲慢か。目の前で餓死させるより遥かにましではないのか。
褐色の少女が、ちらりと振り向いた。
「……アナタ、名前は?」
問いかけられた。答える前に、彼女の方から名乗った。
「Talaraは、Talara。今、とっても空腹」
「……イヴェール・イリュジオンと申します」
「イヴェール、手伝う」
Talaraは言った。可愛らしいオッドアイを細めながら。
「……一緒に、助ける」
痩せこけている、と見えた小さな身体が、まるで小型肉食獣の如く引き締まっている事にイヴェールは気付いた。
鋭い眼光は、前方を見据えている。
その視線の先では、農民の父子が、おぞましいものたちに襲われていた。
「クリーパー……!」
イヴェールは息を呑んだ。
「こんな所に現れるなんて……あ、ちょっとTalaraさん!」
Talaraは、すでに駆け出していた。
続きながら、イヴェールは剣を抜いた。抜くと言うより、腰から取り外した。
木製の剣、である。半ば訓練用と言って良いだろう。
「……心の剣を、鍛えて研ぐ」
イヴェールは思い定めた。
「そうすれば、手にしたものが木剣であろうと……斬れないものなど、何もない! お祖父様、イヴェール参ります!」
「収穫でも、なさるおつもり?」
駆けながら、パトリツィア=レイネス=ナハティガルは微笑みかけた。視界に捉えた、標的に。
5体の、動く人骨。
そんな姿をしたクリーパーたちが、刃を振りかざしている。両手の骨が、湾曲しながら刃と化し、鎌の形を成しているのだ。
その鎌で、クリーパーたちは人の命を刈り取らんとしていた。
「生命を収穫する、それがクリーパーである……と。させませんわよっ」
パトリツィアは、クリーパーに追われる村人たちと擦れ違った。
親子であろう。若い父親と、2人の子供。幼い男の子と、いくらか年上の女の子である。姉弟か。姉が、小さな弟を抱え運んでいる。子供とは思えぬ腕力ではある。
その女の子と、目が合った。
「貴女……授恵者の方?」
幼い女の子ではなかった。顔立ちこそ可愛らしいが、大人の女性だ。
こちらから名乗った。
「パトリツィア=レイネス=ナハティガル。御領主レドリック伯爵家より、クリーパー討伐を依頼されておりますのよ」
「私は、通りすがりのアヴェラ・ウッチェロ……」
擦れ違った。
アヴェラは幼子を抱えたままクリーパーから遠ざかり、パトリツィアは盾と槍を構えてクリーパーに突っ込んで行く。
「援護を……お願いしても、よろしいですか?」
「お引き受け、いたしましてよ。わたくしは盾!」
人骨たちの、骨の斬撃が、パトリツィアに集中した。
盾で、槍で、木製甲冑で、パトリツィアは全てを受けた。
防御の技術は、徹底的に磨いてきた。人々を守る盾となるために。
「だ、大丈夫ですか!」
若い父親が、アヴェラに先導されて逃げながら振り返ってくる。
心配御無用、早くお逃げなさい、などと声を投げる余裕もパトリツィアにはなかった。アヴェラが親子を安全な場所へと避難させるまで、クリーパーの群れを食い止めなければならない。
「おおい、無茶はするな!」
誰かが、猛然と走り寄って来た。
がっしりとした、1人の少年。たくましい両手が戦斧を振りかざしている。
「あんた、授恵者の人だな。余計なお世話だろうが加勢させてもらう!」
戦斧の一撃が、動く人骨の1体を叩きのめす。微かな、骨の破片が散った。
剛力だった。
誰何する余裕が、パトリツィアには出来た。
「……あなたも、通りすがりの方? わたくしパトリツィア=レイネス=ナハティガルと申しますわ」
「アランチャ・ジラソーレという。修業の帰り道でなっ」
少年が名乗り、吼える。
「……クリーパーどもの、好きにはさせないぜ!」
クリーパーは5体ではなかった。最もおぞましい6体目がいる。
骨格を失った人体が、臓物を触手状にうねらせ浮遊している。まるで巨大なクラゲであった。
おぞましさに息を呑むアランチャを叱咤するかのように、旋風が殴り込んで来た。
骨の鎌を振りかざす5体の人骨が、旋風に打ちのめされて吹っ飛んだ。
木製の剣と黒曜石の槍による、薙ぎ払いであった。
「イヴェール・イリュジオン……加勢します」
木剣を構えた少女が、言った。
可憐な美貌が、凛とした気迫を漲らせている。一瞬、アランチャは見惚れた。
もう1人、槍を構えた少女がいて、低い姿勢のままクリーパーを見据えている。褐色の、小柄な少女。
臓物のクラゲが激しく揺らめいた。触手が、少女たちに向かって蠢き伸びる。
いや、その寸前。
「見た目で差別したくはねえが……お前はダメだ」
クラゲの如く浮遊する屍に、閃光が突き刺さっていた。
閃光のように空を裂く、1本の矢。伸びかけた触手が、痙攣している。
「……少しばかり、気色悪さが過ぎる。俺の視界から消えてもらうぜ」
アランチャたちの後方で、その青年は第2の矢を弓につがえていた。
パトリツィアが、ちらりと視線を動かす。
「……また、お会いしましたわね」
「結局、一緒に戦う事になっちまったな。ま、よろしく頼むぜ。俺はクリア・バイライトという」
「Talara」
褐色の少女も、名乗った。
発音がしにくい。タララ、というのが最も近いか。
眼光鋭くクリーパーたちを見据えたまま、タララは言った。
「戦える?」
自分に向けられた言葉だ、とアランチャは気付いた。
「命、守る。命、奪わせない。とっても大事」
「……そうだな」
アランチャは、戦斧を構え直した。
守らなければならない命がある。このクリーパーたちに襲われていた父子。無事に逃げてくれただろうか。
「要救助者の避難は、完了しました」
言葉と共に、軽やかな気配が着地した。
「クリーパーの殲滅に移行しましょう……成り行きで集まった皆さん、ここは協力し合うしかないと思いますよ」
幼い少女、に見える。左右の小さな手にそれぞれ一振りずつ、短剣を握っている。
幼く見える小柄な身体が、消えた。アランチャの動体視力で、捉えられなくなった。
左右2本の刃が一閃する、その光だけが辛うじて見えた。
動く人骨が1体、滑らかに切り刻まれ、崩れ落ちる。
その時には、イヴェールが踏み込んでいた。
「人の形をしたクリーパー……おぞましく禍々しい、と思います」
しなやかに鍛え込まれた肢体が、言葉と共に躍動する。
剣舞であった。木製の刀身が、襲いかかって来た刃骸骨の1体を粉砕する。
「普通の、民衆の方々に……クリーパーが紛れ込んでいたらと思うと」
「心配御無用、うちのクソ猫なら臭いでわかる。特に、こんな臭そうな奴ならな」
暴風の塊、のようなものが飛んだ。
クリアが矢を放っていた。
エーテルを帯びて重量を増した矢が、刃骸骨の1体を撃ち砕く。
アランチャは目を見張った。
弓矢という、人骨の粉砕に最も不向きと思われる道具で、このクリアという青年はその粉砕を実行したのだ。エーテルの重さも然る事ながら、恐るべき命中精度であった。
クソ猫と呼ばれた何者かと、感覚を共有しているのだろう。
「ニオイ、わかる。Talaraもわかる! 食べれるモノ、食べれないモノ、ニオイでわかる!」
叫ぶタララに、刃骸骨の1体が斬りかかって行く。
槍を振り回し、迎え撃ちながら、タララは吼えた。
「お前ら臭い、絶対食べれない! けど糧にしてやる!」
少女ではないのかも知れない、とアランチャは思った。人間ではない種族の、成人女性。
「Talara、美しきゴブリナ! 強きゴブリナ! お前勝てない、狩られて朽ちて糧になれ!!」
咆哮に合わせ嵐の如く振り回される槍が、刃骸骨の胴体を打ち砕いてゆく。
「ふ……お強い方々。わたくしが盾に徹する必要、ありませんわね」
微笑みながら、パトリツィアも槍を振るう。強靭な細腕が、重みある一撃を繰り出していた。
「……クリーパーなど! わたくしたちの前では、無様な姿を晒すのみ! ですわよ」
刃骸骨の、最後の1体が砕け散った。
(……すげえよ、この人たち……)
アランチャは、激情に突き動かされていた。
動く人骨たちに今まで護衛されていた、臓物クラゲ。その醜悪な肉体に、戦斧を叩き込んでゆく。
(……鍛えてるの、俺だけじゃなかったんだ……!)
両親に、鍛えられてきた。自分でも鍛えてきた。
そんな自分と少なくとも同じくらいには皆、鍛えている。
人々を、守るためにだ。
様々な臓物が、触手状に伸びて来てアランチャを襲う。たくましい二の腕を、がっしりとした肩や背中を、殴打する。
痛みを、アランチャはしかし感じなかった。
胸が熱い。魂が、熱い。
仲間たちが、ここにいるのだ。
顔を合わせるのは、今日が最初で最後になるかも知れない。
だが。人々を守るために鍛え戦う、同志が、仲間が、このロスガリア大陸のどこかにいる。
「それだけで、俺は! 誰にも負けはしないッ!」
戦斧の一撃が、臓物クラゲを真っ二つに叩き斬っていた。
●
「もちもち、ふわふわ。うまい、美味しい」
ひたすらにパンを喰らいながらTalaraが、片手でメロスの頭を撫でている。
「アナタから、ずっと。ふわふわパンの焼ける匂い、してた」
「えへへへ。おかあさんのパン、いっぱい食べてね」
クシャクシャと撫でられながらメロスが、アヴェラを見つめて目を輝かせている。
「……おねえちゃん、つよい!」
「貴方ほどではないわ。泣かなくて、偉かったわね」
この子は、心の内に本当の強さを芽吹かせてる。アヴェラは、そう思う。
「このようなものしか、お出し出来ずに……申し訳ございません」
メロスの母親が、続いて父親が、頭を下げる。
「本当に、ありがとうございました……」
「いえ、俺たちこそ。ご馳走になってます!」
アランチャが、Talaraに負けぬ勢いでパンを食らっている。
彼の、最後の一撃は凄まじいものだった。その固く力強い五指を見れば、この少年が今までどれほど過酷な鍛錬を積んできたのかはわかる。
慎ましくパンを口にしながら、イヴェールが言った。
「私たちが助けたのではなく、降って湧いた希望をあなた方が手にしたのです。日頃の行いですね、きっと」
「アンタらの、運が良かったってだけの話よ」
クリアが言った。
「……運が悪けりゃ、俺たちが駆け付けたって助かりはしねえ」
「強力なクリーパーではなかったのが、わたくしたちにとっても幸運でしたわね」
パトリツィアが、いくらか難しい顔をしている。
「それにしても……クリーパーが出ていると言うのに、御領主レドリック伯爵は何をしておられるのかしら。わたくしのような流れ者を雇っただけで」
「……御領主が動かれないのであれば、私たちが手を尽くすまで」
イヴェールが、この場の授恵者全員を見渡した。
「また皆様と共に戦えるかどうかは、わかりませんが」
「……そうね。また一緒に、戦えるといいわね」
全員に、アヴェラは微笑みかけた。
「今回は、貴方たちがいてくれて助かったわ。本当に、ありがとうね」
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2020年10月20日 14時39分00秒 公開
相談掲示板
ウォーリアのアランチャ、宜しく。
同じくウォーリア、Talara。好きに呼べ。 目的、殲滅と救出。必要なのは横槍とカバー? 頑張ろう。よろしく。
ウォーリアにして、盾専門のパトリツィアですわ!長いならパッツィと呼ぶ事を許しましてよ!攻撃はわたくしが捌いて見せましょう!
ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 今回はよろしくお願いします(ぺこり) 目的は敵の殲滅と親子の救出の二つが中心になりますね。 まずは親子とクリーパーとの間に割り込む必要がありそうですが、これは今回現場にいた理由次第ではすぐ近くにいる事も出来るのではないでしょうか? なので移動力は低くても大丈夫そうですが、INIが高めだと確実に守れそうですね。 親子にはそのまま自力で逃げて頂くのが安全でしょうか… 理由次第では敵背後も取れますし、決めて貰うよりは自分で決めてしまった方が良いような気もします。 背後をとるのは肉クラゲを先に狙うかどうかにもよりますが… 私は農作業の手伝いか、不審な男がいたので後を付けていたくらいで考えてます。
シーフのアヴェラよ。よろしくお願いするわね イヴェールのいう通り、殲滅と救出が主なミッションね。特に救出が急ぎ。 ウォーリアの方々が揃っているのであれば、シーフの私が救出を引き受けます。 なんならメロスくんは抱えて走るわ。 追撃だけ飛ばないように誰かが割り込みをしてくれると助かります。 ちなみに私は「旅の途中で偶然に通りすがった」のつもりです。
では、わたくしがちょうどカバリングを持っているので、割り込みしてアヴェラ様を護る事にしましょう!傷一つ付けさせませんわ! わたくしはレドリック伯爵家から依頼を受けたことにしましょうか。ナハティガル家も交友くらいはあるでしょう!
どーも、シューターのクリア・バイライトだ。今回はよろしく。 救出、親子を戦線から離脱させるのを優先させるのは賛成だ。ただ悪ぃが後衛職なもんでな、初期位置から間に割り込むってのは出来ねえ。そこは頼る他ないな。 親子を逃がすよう誘導してくれりゃ、追撃を妨げる位置に構えるなりしてカバー出来ると思う。近くを優先するならあまり必要ねえかもしれねえけど。 俺は「パートナーと索敵をしてたら引っかかった」って理由でいくつもりだ。場合によっては先制も出来るかもしれねえが、やるかどうかはまだ考えてる段階だな
ん、じゃあTalara横槍、一番槍。 『薙ぎ払い』で骨注目、こっちする。 クラゲ、分からない。届く? 多分無理。 救出、任せた。 Talara、空腹。パンの匂い、釣られた。 だからたまたま、遭遇、偶然。
俺は、偶然通りがかったという体でいくつもり。 初手は、農家の人と骸骨の間に割って入って前衛で敵の進行を防ぐ壁の一つになろうかなと。 一番槍で突っ込む人がいるなら、壁になってそこから抜けて来たのを迎え撃とうかなとか思う。
タララさん以外は救出側という感じでしょうか? であれば最初の立ち位置は親子の背後か、側面かくらいになりそうですね。 親子の守りは大丈夫そうなので私も攻め側に回りましょうか。 INI的に私が一番槍になってしまいそうですが…タイミングを合わせますか? クラゲから狙う訳でもなさそうなので、私は背後は取らず骸骨から先に、側面からタララさん」同様に薙ぎ払いを仕掛ける予定です。 ・救出 アヴェラ(救助) パトリツィア(割り込み) アランチャ(割り込み) クリア(カバー) ・殲滅 タララ イヴェール こんな感じでしょうか?
分かりやすくまとめてくれてありがとさん。 現状ならその分け方だよな。 俺は必要ねえかもしれねえが、遠距離クラゲもいることだし保険にな。 立ち位置としては集団より少し離れた位置を予定してる、射程範囲の間でだな。 優先的にクラゲを狙おうとされても護衛のやつらに邪魔されそうだし、 まずは骸骨の数を減らしてくのが良いと思うぜ。 範囲でクラゲ含め一気に仕留められるならそれに越したことはないだろうが、 俺はそういうのは持ってねえから骸骨優先で遠くから狙うつもりだ。 範囲で巻き込んだクラゲを先に仕留めたいようなことがあったらそっちに変更も出来る。
まとめありがとうな。 そんな感じ。 骸骨が片付いたらどうする? 壁になってた者も前に出て、全員でクラゲを叩くか?
イヴェール、纏め感謝。ありがと。 合わせて薙ぎ払い、良いね。面白そう。 注目二つ、多分十分。クラゲや骨抜け、パッツィ、アランチャ、お願い。 殲滅骨から。クラゲ後で。 骨とクラゲ、元々一つ。狙っても、骨は盾になる? 多分予想。 庇う骨殲滅、助ける人救出、クラゲ囲んで叩く。きっと安全。
見やすいまとめですわね。ありがとうございますわ! 二人盾がいるならリスクが分散出来るのはありがたい事でしてよ! 骨が片付いたらクラゲ叩きするのはわたくしも賛同いたしますわ!
まとめ、ありがとうございます。 ここまで万全の態勢を整えられて、失敗するわけには行かないですね。 遠距離クラゲもいるので、全力で距離をとりますね。
それではタララさんに合わせる形で薙ぎ払いを仕掛けますね。 クラゲは後回しにされるようなので、触手の行動阻害に注意しつつ骸骨を優先します。 …余談ですがこの触手の行動阻害、やっぱり触手に巻き付かれたりで行動を阻害される形なのでしょうか… 凄く気持ち悪い見た目ですし、感触も記憶に残りそうなので触れられたくはありませんが…
ん、よろしく、イヴェール。頑張ろ。 クラゲ、行動阻害。触手しか手、ない。痺れ、毒使わない、まだ優しい。 当たりたくない、回避集中する? 避難、終わるまで、避けて叩いて、通せんぼ。 ヒーラーいない。体力有限。労る大事。
さあ、いよいよ出発ですわ! 皆様旅の支度は出来ていまして?
おう、後は結果を出すだけだ。