【悪ch】真夜中、薔薇愛好会

電脳戦潜アプリェーリ イベントノベル(テーマ)翡翠電脳公社制作 シロメ納品 2023年04月08日 09時21分33秒

 ※※ 閲覧注意 ※※
 — Type violence & sexual(ローザリカ・L・ディオール) —

 薄暗い部屋だった。簡素なスポットライトの光を浴びながら、傷薔薇(スカーレッドローズ)の身体は不安定に揺れている。両手は天井から下げられた枷と鎖により纏められ、頭上よりも高い位置に。足はその反対だ。無機質な床に着くか着かないか際どい高さに位置する膝、足首は手首と同じ様に枷で固定されていた。
 風を切る音よりも尚早く、鋭い痛みが傷薔薇を襲う。
「……ぅ、くっ……!」
「まだ二十も叩いてないのに限界かい?」
 反射的に身体が跳ねるも、身を捩る事すら今はままならない。
 背後から傷薔薇に声を掛けて来るのは翡翠電脳公社のロゴを背負う誰か、だった。深く被ったフードの下にある顔は見えず、変声機を通したノイズ混じりの合成音。彼か彼女なのかも分からぬ相手は、傷薔薇の乱れた髪を荒々しく掴み、苦痛が滲む顔を上げさせた。
「降参? やり過ぎちゃったかな?」
「……君の貧弱な鞭を、僕が耐えられないとでも? 笑わせるな!」
「良いね、そうこなくっちゃ」
 愉しげな声はまた距離を取るように遠ざかり、肉を打つ鋭い音が再び部屋に響き渡る。
傷薔薇の得物(茨の鞭)が、白い背に真紅の跡を残して薄い肌を裂いていく。
「おめでとう、五十回目だ」
 痛い。
「終わったら君の番だ。……そのフードを取って、屈辱に染め上げてあげるよ」
 吐いた言葉を、彼/彼女は嗤った。
 鞭がまた振るわれる。
 痛い、——痛い。
「もう十五回追加だ」
「ふん、全っ然……足りない! 鞭以外の芸は無いのかい」
 皮膚に入り込んだ棘が、傷口を広げていく。

 痛い痛い痛い。
 嫌だ、やめて。

「背中ばかりじゃつまらないから、こっちからもしようか」
「……ぇ?」

 痛みにより薄らいでいた意識が、ノイズ混じりの声により現実に引き戻される。理解をする前に傷薔薇の豊かな胸にネオングリーンの茨が走る。
「……!」
 脳内がスパークし、思考の全てが弾け飛ぶ。
 口は大きく開いたのに、引き攣った喉からは声すらも出ない。
 腕を吊る鎖のせいで倒れる事も許されない。
「こんな事が出来るのは君だけだよ、傷薔薇」
 鞭を振るう彼/彼女が近付いて、その靴先が傷薔薇の柔らかな中心へと差し込まれた。革靴の凸凹が内側を擦り、甘い痺れが脳髄へと駆けていく。
「濡れてるね? 気持ち良かった?」
 信じたくない。
 そんな筈ない。
 だって、痛みしか与えられていないのに。
 
 ※※ この動画はフィクションです。 ※※

登場キャラクター

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0