RAYNOLA!!  ~MANOWAR~

キャラクターノベル制作 真柄 葉納品 2021年03月04日 15時28分35秒

 道は進むにしたがって人工的な明かりが増してくる。この先に外ではない何かがある。
 レイノーラ一党は慎重に道を進み、そして、ついにそこへと辿り着いた。
「ほう、裏口だったか」
 道の出口から外を見つめ、ハスラム・レイノーラが呟く。
 そこは古い石造りの建物だった。
 ハスラム達が抜けて来た道は、建物の裏へと繋がっていた。
「脱出用だったようだな」
「だな。でも、かえって好都合だ」
 シグルド・レイノーラの推理に、オリガロッド・レイノーラが頷く。
「この建物って一体何だろう……何かの神殿みたいにも見えるけど」
 そんな三人の後ろから、エルゼリオ・レイノーラが建物を見上げた。
 広い空洞の中に作られた巨大な石造りの建物は、どこかおどろおどろしい様な、神聖な様な不思議な雰囲気を纏う。
「たぶん神殿だろうぜ。祀られてるのは――」
「っ!」
 ハスラムは言葉を切りエルゼリオを見つめるとニヤリと口元を歪めた。
「ぱぱ、やっぱり建物の中は無人だよ。【安息日】って言うのが関係してるのかな?」
 と、そんなハスラムにオリガロッドが体を寄せつつ問いかける。先ほどハスラムに言われ、オリガロッドは建物の内部に【探波】を放っていた。しかし、敵性存在を確認できないまま今に至る。
「そうかもしれねぇが……調べてみない事にはなんとも言えねぇな。オリエ、ちょっと見てこい」
「わかった! トラップがないか見てくるね!」
 ハスラムに促されオリガロッドが建物の表へ回ろうとした、まさにその時。

――ゴゴゴゴゴゴゴ!!

 石を引きずる様な重低音が空洞内部に響き渡る。
「……ちっ、誰か来やがったか」
 ハスラムはオリガロッドの手を掴み引き寄せると、一度道まで戻る様に指示を出した。
「何人いる?」
「10人以上はいるみたい」
 再び道へと戻ったハスラムの問いに、オリガロッドが答える。
 オリガロッドの鋭敏な聴覚でとらえられた足音は、10以上もあった。
「ちっ、タイミングの悪い。【安息日】じゃなかったのかよ」
「【安息日】とは、鉱夫にとっての言葉かもしれないな」
 表情を険しくさせたハスラムにシグルドが話しかける。
「あれは別口って事か」
「かも? あれが誰にも見つからずに入ってくる為に【安息日】ってのを設けてるのかも」
 と、三人が話していると。

「正確には13かな。強そうなのもいるよ」

 今まで黙っていたエルゼリオが声をあげた。
「【天眼】か」
「うん。もう見えなくなったけど、13人いた。一人は司祭っぽい服装だったよ」
「ふむ、護衛は?」
「武装してたのは他の12人全員だったよ」
「……よくやった、エルゼリオ」
「う、うん」
 素直に褒めてくるハスラムに、エルゼリオは驚く。
「となると……今度は【捜波】してみる?」
「いや、やめとけ。なんだか嫌な予感がしやがる。たぶん授恵者が居やがるな」
 オリガロッドの問いに答えたハスラムは、いつになく真剣な眼差しを建物へと向けていた。
「授恵者が……」
「何だ、エルゼリオ。怖いのか?」
「こ、怖い訳じゃないよ!」
「そうか。なら、着いて来い。手前ェも一端の冒険者になったんだろ?」
 ハスラムにそう言われては返す言葉もない。始めは父に勧められて就いた冒険者という職。でも、今では誇りにさえ思うようになった。それを見透かされたのは悔しいが、悪い気はしない。
「……わかったよ。でも、ボクは何すればいいの? 言っとくけど、ボクはヒーラーだからね。そこんとこ忘れないでよ!」
「ははは、忘れてねぇよ」
 そう言うとハスラムは、ツンとそっぽを向くエルゼリオの背中をバンバンと叩いた。

●

「死の凍嵐纏いて、新たなる氷雪の力束ねん!!」

 シグルドの鋭い詠唱と共に顕現した凍嵐が、神殿の入り口でたむろしていた男達数人を氷像に変えた。
「入り口が開いてる今がチャンスだ。オリエ、行け」
「うん!」
 ハスラムの指示でオリガロッドが動く。
「っ!」
 途中、氷像を通り抜けようとした時、オリガロッドはその一体が見知った顔だったことに気付いた。
「所長……あんたもグルか」
 小さく呟きつつ林立する氷像を抜けたオリガロッド。広いホールを抜け、奥の部屋へと続く扉に背を預けると、じっと聞き耳を立てた。
「……」
 【超聴覚】のみならず【探波】でも中の様子を探る。

(……扉の先にはいないな。エルゼリオ、いいぞ。皆と来い)
(わかった。それじゃ、進むね)
 オリガロッドは【テレパス】でエルゼリオに合図を送り後続を呼んだ。

「すごいね。カチコチだ」
 氷像となった男達を見て、エルゼリオは改めて兄の力を知る。
「念のため砕いておくか?」
「いや、音を立てたくねぇ。ほっとけ」
 しかし、そんな弟の羨望を知ってか知らずか、シグルドはハスラムと並んでホールを進んでいく。
「開くか?」
「ちょっと待ってね。今やってるから」
 ハスラムの問いに振り替える事無く答えたオリガロッドは、奥へと続くだろう扉の開錠にあたっていた。
「また結界が張られていなさそうだな」
「ああ、その代わりちょっと癖が強いな、この錠は」
 シグルドが後ろから声をかけるもオリガロッドは黙々と作業を続ける。
「っ! まずい、誰か来る。皆、どこかに隠れて!」
 と、突然察知した気配に、オリガロッドは扉から手を離し声を上げた。
「隠れるってどこに!?」
 ここはホール。隠れる場所など柱の裏くらいしかない。
「壁に貼り付け。出てくるなら――仕留める」
 しかし、エルゼリオとは対照的に、ハスラムは冷静に部下達に向け壁際を指さした。

――カチャ。――ギィィィ。

 開錠音と共にゆっくりと開かれる扉。
「何か物音が……なっ!?」
 扉を開き出てきた男が、入りぐ日並ぶ氷像を目にして絶句する。
「くそっ! 侵入者だ――」

――どさっ。

「開錠してくれてありがとな」
 手刀を首筋にくらい気絶した男を見下ろしながら、オリガロッドが呟いた。
「中は……左右に分かれてやがるな。オリエ、その男はどっちから来た?」
「右からだよ、パパ」
「よし、オリエとシグルドは右から回れ。配下も全部連れていけ」
「えっ、パパはっ!?」
「俺様はエルゼリオと左へ行く」
 驚くオリガロッドに、ハスラムは平然と答える。
「たぶん右には授恵者がいる。十分用心しろよ」
「こちらを受け持つのはいいが、左には何があるんだ?」
 と、部下たち一人一人に指示を出していたハスラムに、シグルドが問いかけた。
「目的地。と言いたい所だが、右が正解かもな」
「行き当たりばったりか。父上らしいな」
「阿呆が。計算ずくだ」
「そういう事にしておく」
 それだけ言ってシグルドは右の道へと進んでいく。
「パパも気を付けてね! 絶対だよ!」
 不安そうに顔を歪めるオリガロッドは何度も振り向きながらも、シグルドに続いて右の道へと消えた。

「さて、行くぞエルゼリオ」
「う、うん」
 シグルド達が角を曲がり見えなくなった。ハスラムはエルゼリオに声をかけ、右側の道を進む。
「ねぇ、父上。こっちに行った理由って……やっぱり、勘だよね?」
「ほう、よくわかってるじゃねぇか。ようやく俺様を理解してきたか?」
「ううん、まったく」
 少し嬉しそうにも見える父に、エルゼリオは首を振る。
 そんな調子で薄暗い通路を進んでいると、背後から大きな物音が響いてきた。
「あっちは始めやがったな」
「戦闘……?」
「他に何があるよ」
 不敵な笑みを浮かべながらハスラムは振り返る。
「【天眼】で見た時、結構強そうな授恵者な感じだったんだけど、大丈夫かな……」
「ははっ、なに心配してやがる。あいつらだぞ?」
 と、ちらちらと後ろを振り返るエルゼリオを、ハスラムは笑い飛ばした。
「余計な心配してねぇで、こっちは進むぞ」
「……うん」
 姉弟や古参の仲間達の事を気にかけながらも、エルゼリオはハスラムに続き神殿の奥へと進んでいった。

●
「父上、オリエ姉から」
「なんて言ってる」
「膠着状態だって」
 【テレパス】で伝えられたあちら側の情報をハスラムに伝えたエルゼリオ。
「ふむ……『そのままでいろ』と返しとけ」
「そのままでって事は、膠着状態を維持しろって事だね」
「そうだ。あちらに目が行ってくれてる方が何かと都合がいいからな」
 ハスラムはそう言いつつもどんどんと奥へと突き進んでいく。
「……言っておいたよ。オリエ姉から『任せといて、パパ!』だってさ」
「はは、いい子だ」
 返ってきた返事を伝えた途端、表情を緩めるハスラム。
 その顔を本人に見せてあげればいいのにと思いつつも、エルゼリオは更に話しかける。
「随分と大きな神殿だったんだね。表から見た時はこんなに大きいと思わなかったけど」
「建物部分はハリボテだ。本体は壁の中だ」
「うん。そうなるとどれだけ大きいのか想像もつかなくなるね」
「別に構わねぇさ。目的地は決まってるからな」
 ハスラムが不敵に微笑んだのを見て、エルゼリオは思う。
 この人は人を不安にさせる事に関して天才的なまでの才能を持ってるけど、反面、人を動かす魅力を持っている。
「……これがカリスマっていうのかな」
「うん? なんか言ったか」
「別に何にも言ってないよ。それで、あとどれくらいで着くの? 敵とかいないよね……?」
 エルゼリオは呟きを掻き消す様に問いかけると、ハスラムの後を追った。

●
「さて、厄介なのが残ったな。あいつ等授恵者だ」
「流石、メドゥと言ったところか。なかなか手こずらせてくれる」
 シグルドとオリガロッドは、砕けた石柱の影に身を潜めながら、奥の敵と対峙する。
「負傷者は下がれ。こんな所で命を落とされては、後で父上に何を言われるかわかったものじゃない」
 シグルドは共に奮闘し怪我を負ってしまった部下達を下がらせる。
「さてと、パパからは時間稼ぎしろって言われたけど、このまま何もしないのも芸がないな」
「散発的に攻撃を仕掛けつつ、相手の気を引くのがいいだろう」
「もう少し派手に暴れてもいい様な気がするけどな」
「こちらは陽動だ。できるだけ戦闘を長引かせるんだ。忘れるなよ」
「お前に言われなくてもわかってるさ!」
 そう言って、オリガロッドが再び飛び出した。

●
 一方、ハスラム達は長い通路の途中で立ち止まっていた。
「ここか」
「ここ? ただの通路じゃないの……?」
「よく見て見ろ」
 首をかしげるエルゼリオに、ハスラムは壁の一部分を指さす。
「あ、何か切れ目があるね。隠し扉?」
「ああ」
 そう言うと、ハスラムは黒の大剣を肩に載せ重心を落とした。
「それじゃ行くぞ。準備はいいな?」
「え……? 行くって……もしかして、お行儀よく隠し扉の開錠なんてしてられないから、扉ごと叩ききって突入だー! 的なやつ――」

「ふんっ!!」

――チっ!

 嫌な予感に顔をしかめるエルゼリオを気にも留めず、ハスラムの大剣の一撃が壁(隠し扉)を両断する。
「当たりだな」
 断たれた扉は轟音を上げ室内へと倒れ込んだ。

「う゛っ! こ、これ、何の臭い!?」
 開け放たれた空間から漏れ出た生臭い空気に、エルゼリオが思わず鼻をつまむ。
「ちっ、こういうことかよ」
 舌打ちするハスラムの背中越しに、エルゼリオが中を覗く。

 そこは通路よりも薄暗く、そして、広かった――。

「うぶっ!」
「おいおい、吐くなよ」
 目の前の光景に嫌悪感が、胃の中を混ぜかえす。
「見たくなけりゃ、外で待っててもいいぞ」
 父の声が遠くに聞こえる。どくどくと脈打つ心臓の鼓動だけが大きく耳を打った。
「想像してた倍は本格的だな。胸糞悪ぃ」
 崩れた壁(隠し扉)を踏み越え、部屋に入ってくハスラムが呟く。
「ち、父上……これは、いったい何なの!?」
 そんな父の背に向かってエルゼリオは吐き気を堪え叫んだ。

 そこは――祭壇(じっけんじょう)だった。
 薄暗い室内には幾つもの寝台。そしてその上には生贄(実験体)が横たわり、信者(研究者)が周りを囲んでいる。

「あるって言っただろ証拠がよ」
 言うとハスラムは黒剣を構える。
「……うん」
「ふっ、いい面構えだ」
 ハスラムはエルゼリオの表情に満足そうにうなずくと――。

「全員動くな! そこでじっとしてたら斬らねぇでやるよ!」

 部屋に響く大音量(サウンドボマー)で、啖呵を切った。
 突然開かれた壁(隠し扉)に動揺していた信者(研究者)は、こちらを侵入者と見るや武器を手に取り始めた。
「授恵者はすくねぇみたいだな。あいつ等よくやった」
 武器を構える信者(研究者)からはほとんど強い力が感じられない。護衛であるはずの授恵者の殆どはシグルド達を迎撃しているのだろう。
「エルゼリオ。とっとと終わらせるぞ。レイノーラにちょっかい掛けたらどうなるか、思い知らせてやれ」
「うん……!」
 ハスラムは背後で武器を構えたエルゼリオに声をかけると、【チャージング】で一気に敵との距離を詰めた。

――キーンっ!!

 部屋に響く甲高い金属音。
「ほう、これを受けるか!」
 神速の一撃を受け止めた相手に、ハスラムは嬉しそうに口元を歪める。
「はっはっ! どうした、手が震えてんぞ!」
 刃を交えながらも圧倒的なハスラムの力に押される敵剣士。片手で押し込むハスラムとは対照的に両手で持つ剣は震え、ついには片膝をついた。
「手前ェはどっちだ? メドゥかそれともただの傭兵か」
 背後から向かってきた槍を構える男に、振り向きもせずナイフを投げて絶命させたハスラムは、頬に汗する剣士に問いかける。
「答えねぇなら、手前ェもあれの仲間入りだぞ?」
 そう言って、ハスラムは視線を右に流した。そこには鉄製の寝台に縛り付けられたハーフビーストの死骸があった。

「ここは通さないよ!」
 ハスラムの相手を剣士たちに押し付け、自分達だけ逃げようとしていた信者(研究者)の前にエルゼリオが立ち塞がった。
「一体、誰の指示――ううん、もうわかってる、これは侯爵の指示でやったんだね」
 目の前のエルゼリオと背後のハスラムを何度も見比べ、震える手でナイフを握る信者(研究者)達。エルゼリオの声も聞かず、叫びながら捨て身の突撃をしかけてきた。
「無駄だよ。ボクだって冒険者なんだ。そんな攻撃じゃ倒せない」
 最初の男をひらりとかわし、すれ違い様に首筋に手刀を打ち込む。
 そして、続いて突撃してくる女の手にあるナイフを、戦槌の柄を当て落とさせると、そのまま組み敷いた。
「これでわかったでしょ。あなた達じゃ僕には敵わない。だから、大人しく武器を捨てて」
 冷ややかな声で告げるエルゼリオ。しかし、残りの信者(研究者)たちは目の前のエルゼリオの言葉に従ううべきかどうか戸惑っている。
「早く武器を捨てろ!」
 そんな信者(研究者)たちに向け、エルゼリオが叫んだ。
「あなた達も、ああはなりたくないでしょ?」
 そう言ってエルゼリオが指したのは、先ほどハスラムが視線を送ったものと同じ寝台だった。
 信者(研究者)たちはそのあまりの迫力に悲鳴を上げ、武器を放り投げると、頭を押さえ地面にうずくまった。

●
「これで全部か」
 動く人間を全て縛り上げ、ハスラムは改めて室内を見る。
「父上。ここは何なの……? 侯爵はいったい何者で、何をしようとしているの?」
「……俺様の知っている事だけ話す」
 一瞬躊躇しつつもハスラムは事の顛末をエルゼリオに語り始めた。

 当初、子爵令嬢がスパイとして屋敷に送られた時は不覚にも気付かなかったが、シグルドへの執拗な嫌がらせに違和感を覚え、ハスラムは独自に調査に出た。子爵令嬢の裏をオリガロッドに、レイノーラ軍への裏工作の調査をシグルドに任せた結果、掴んだのがバルシュミーダ侯爵の存在だった。
 侯爵がメドゥの指先の関係者だという噂は常々囁かれていたが、もちろん当の侯爵が尻尾を掴ませるようなへまはしない。その用心深い侯爵が一介の騎士卿であるレイノーラに手を出してきた目的を、始めはハスラムの持つ宝剣が目的だと思っていた。ハスラムの持つこの剣は、王国混乱の火種になりうる。しかし、どうやら違ったようだと、ハスラムはここにきて感じていた。

「さしずめ帝国復活の儀式ってところか」

 この祭壇(じっけんじょう)で行われていたのは、人体実験。奴隷かそれともこの鉱山の鉱夫達か。寝台に括り付けられているのは様々な人種だった。そして、その誰しもが体を切り刻まれ、薬漬けにされている。そして、奥にある巨大な檻からは不気味な唸り声が聞こえてきていた。
 詳しく調べないとわからないが、魔獣と人を掛け合わせるつもりなのかもしれない。全ては『優等種』を生み出し、帝国実力主義を復活させるために。

「まぁ、ただの道楽って可能性もあるがな」
 そう言いながら、ハスラムは寝台の一つに足を向けた。そこにはエルフが縛り付けられている。
「エルゼリオ、こっちにこい」
 そんな身代を見下ろし、ハスラムはエルゼリオを呼んだ。
「な、なんでボクが……」
 文句を言いつつもエルゼリオは父の元へ。
 寝台に縛り付けられたエルフは四肢を断たれ、絶えず謎の薬が注入されていた。
「酷い……」
 人体実験の成れの果て。人を人とも思わぬ所業に、エルゼリオの心には悲哀と憤怒が渦巻く。

「殺してやれ」

「えっ……」
「そいつはもうダメだ。それとも、手前ェのヒールで命だけ長らえさせるか? ただ、心臓が動いてるだけの生き人形として」
「……」
 父は言っているのだ、命を預かる者としての矜持を示せと。
「……わかったよ、父上」
 エルゼリオは床に落ちていたナイフを拾い上げると、再びエルフに向かう。
「ごめん、助けてあげられなくて」
 そう小さく呟いて、エルゼリオはエルフの喉元へナイフを突き下ろした。

登場キャラクター

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0