台本『AnnihEpica(アニエピカ) -幻創の箱庭- page_15119』

ボイス台本制作 真柄 葉納品 2021年02月22日 21時19分56秒

「冒険者(ぼうけんしゃ)になって右(みぎ)も左(ひだり)もわからなかったある日(ひ)、君(きみ)に出会(であ)った。始(はじ)めは少(すこ)し変(か)わった子(こ)だなって思(おも)ったんだよ。だって……ね? でもいつしかそれが当(あ)たり前(まえ)になって、今(いま)では欠(か)かせないものに変(か)わった。
普段(ふだん)は照(て)れ臭(くさ)くてなかなか言葉(ことば)に出来(でき)ないけれど、いつも心(こころ)の中(なか)では思(おも)っているんだ。だから今日(きょう)は特別(とくべつ)、言葉(ことば)にさせて――。いつも、ありがとう。これからもたくさんの思(おも)い出(で)を、二人(ふたり)で作(つく)っていこうね」


いつも決まってこの時期は、誰からともなく家に集まる。戦果報告をする様に、敵情視察をする様に。

父は、毎年変わらず量はそれほどではないものの、一つ一つの本気度が違う。
兄は、量こそ多いもののどれも義理。いや、今年は一つ他と違うものが混じっているような気もする。
姉は、毎年なぜか大量の戦利品を持って帰ってくる。兄には自慢げに、父には見つからないように。

ボクはというと――。

『えっ、ボク? べ、別になんだっていいでしょ!』

服の上から懐を押さえる。掌に伝わる二本の感触。一つにはあなたからの言葉が記されている。そしてもう一つには。

『ボクもとても楽しかったよ。今度は違った所に行きたいね。できれば二人っきりで。エルゼリオ・レイノーラより』

登場キャラクター

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0