【EoBV】赤の聖職者:エルゼリオ・レイノーラ
四ノ月血戦 イベントノベル(テーマ)赤の吸血鬼狩り制作 空根 漣納品 2025年04月25日 01時37分01秒
――四ノ月に泡沫あり。玉響の名はエルゼリオ・レイノーラ。
●Episode:紫燕姫討伐
とある場所に、それはそれは貧しい村があった。作物を育てても僅かな収穫しか望めない程土地が痩せていたんだ。都からも遠いし、街道だってまともに整備されてない。
そんな寒村に目を付けたのが“紫燕姫”だった。姫って名前が示す通り、見た目は女性の吸血鬼だよ。彼女は女性しか獲物にしないんだ。紫色の鱗粉めいた粉を撒きつつ飛来して、美人さんから誘惑していくんだってさ。幻術とか、呪術とか、まぁそんな感じだろうね。
紫燕姫は多くの街で猛威を振るった。だから彼女にはかなりの懸賞金が懸けられていたんだ。懸賞金ってのは討伐依頼金でもあるから、被害が大きくなればなるほど懸賞金も討伐依頼金も上がるって訳さ。
そんなお高い紫燕姫が辺境の寒村まで来ちゃったんだ。困るよね~! 日々の食べ物にも苦心してるような村だよ? お高い討伐依頼金なんて逆立ちしたって集まりっこない。このままじゃ村中の女性が順番に食べられていくのを黙って見ているしかないじゃないか、ってね。
そこへやって来たのがエルゼリオだった。彼は紫燕姫へ懸けられた懸賞金目当てに足取りを追っていたんだ。
エルゼリオは村の状況を瞬時に悟った。そもそも彼は孤児院で孤児たちの面倒を見ている聖職者だからね。村の経済状況なんて見渡せば察してしまうものだよ。彼は一計を案じ、それを村人に伝えた。
そうして彼は手早く女性物の衣服に着替えたんだ。彼は中世的な見た目だし、もう少し若ければ少女としてでも何ら問題ない程の麗しさだからね。
変装したエルゼリオは目論み通り紫燕姫の目に留まった。紫色の鱗粉が怪しく彼女(彼)を包むと、エルゼリオは幻術に掛かったふりをして紫燕姫の前へ立った。上から下まで吟味するような視線は大変満足気に頷いていたよ。
さて頂きますかと紫燕姫が口を開けた途端、エルゼリオの長い足が風を切り、彼女の顎元目掛けてブーツの踵に仕込まれた暗器を叩き込んだ! 驚いて距離を取る紫燕姫だけど、エルゼリオは遠近両方の攻撃手段を持つからね。離れたところで無駄なあがきさ。二丁拳銃の銃口から飛び出た弾が彼女の額と胸元を正確に打ち抜いたんだ!
●Chapter End
こうして辺境の寒村には平和が訪れ、エルゼリオの手元には充分な懸賞金が入った訳よ! めでたしめでたし!
――じゃあまたね、エルゼリオ・レイノーラ。
●Episode:紫燕姫討伐
とある場所に、それはそれは貧しい村があった。作物を育てても僅かな収穫しか望めない程土地が痩せていたんだ。都からも遠いし、街道だってまともに整備されてない。
そんな寒村に目を付けたのが“紫燕姫”だった。姫って名前が示す通り、見た目は女性の吸血鬼だよ。彼女は女性しか獲物にしないんだ。紫色の鱗粉めいた粉を撒きつつ飛来して、美人さんから誘惑していくんだってさ。幻術とか、呪術とか、まぁそんな感じだろうね。
紫燕姫は多くの街で猛威を振るった。だから彼女にはかなりの懸賞金が懸けられていたんだ。懸賞金ってのは討伐依頼金でもあるから、被害が大きくなればなるほど懸賞金も討伐依頼金も上がるって訳さ。
そんなお高い紫燕姫が辺境の寒村まで来ちゃったんだ。困るよね~! 日々の食べ物にも苦心してるような村だよ? お高い討伐依頼金なんて逆立ちしたって集まりっこない。このままじゃ村中の女性が順番に食べられていくのを黙って見ているしかないじゃないか、ってね。
そこへやって来たのがエルゼリオだった。彼は紫燕姫へ懸けられた懸賞金目当てに足取りを追っていたんだ。
エルゼリオは村の状況を瞬時に悟った。そもそも彼は孤児院で孤児たちの面倒を見ている聖職者だからね。村の経済状況なんて見渡せば察してしまうものだよ。彼は一計を案じ、それを村人に伝えた。
そうして彼は手早く女性物の衣服に着替えたんだ。彼は中世的な見た目だし、もう少し若ければ少女としてでも何ら問題ない程の麗しさだからね。
変装したエルゼリオは目論み通り紫燕姫の目に留まった。紫色の鱗粉が怪しく彼女(彼)を包むと、エルゼリオは幻術に掛かったふりをして紫燕姫の前へ立った。上から下まで吟味するような視線は大変満足気に頷いていたよ。
さて頂きますかと紫燕姫が口を開けた途端、エルゼリオの長い足が風を切り、彼女の顎元目掛けてブーツの踵に仕込まれた暗器を叩き込んだ! 驚いて距離を取る紫燕姫だけど、エルゼリオは遠近両方の攻撃手段を持つからね。離れたところで無駄なあがきさ。二丁拳銃の銃口から飛び出た弾が彼女の額と胸元を正確に打ち抜いたんだ!
●Chapter End
こうして辺境の寒村には平和が訪れ、エルゼリオの手元には充分な懸賞金が入った訳よ! めでたしめでたし!
――じゃあまたね、エルゼリオ・レイノーラ。