【SS】ただ今休養中

エデル=マグノリアエデル=マグノリア更新 2023年01月16日 13時49分18秒

エデルが半年の療養に入った経緯SS。 そしてPLがエデルのロルを休止している理由。 ※トラブル話ではありません。

【SS】ただ今休養中
「休養……ですか?」
ぱちりと、不思議そうに目を瞬かせてしまう。
その様子に深いため息をついたのは白木蓮診療所の院長であり、また彼女の親類に当たる青年だ。
「そうだ。自覚がないようだが、君は疲れている」
「えっと、院長の方がお疲れなのでは……」
控えめに提案すれば、ギロりと睨まれる。妙に迫力があるのは、相手が自分の倍以上歳を食っているからか。
「私は自己管理ができている。君も普段は無茶はしない。が、昨年は君にとっていろいろ動きがあったみたいだからね」
「うごき」
「人間関係だ」
人間関係に動きがあった自覚はある。しかしそれに苦痛は感じていない。無意識に不満が顔に出たようで、院長はまたため息をついた。
「エデル、君は人間関係を蔑ろにはしない」
「当たり前です」
「だが、君は人間関係を重要視もしない。あぁ、気を悪くしないでくれ。それは君の“在り方”から来る、自己防衛……バランス感覚だ。そう悪いものでは無い」
「難しい話は嫌いです」
「言い変えよう。君には大切な人がごく少なかった」
「それは……」
否定しようとして、詰まる。どうだったろうか?考えても…………。
「で、大切な恋人に、大切な親友。ほぼ同時期にベクトル違いとはいえ今までより大切な存在ができて、君は……」
「…………」
「少しだけ、慣れないことが続き疲労している」
「っ、そんなことは!」
「これが仕事なら、多少のことは目を瞑った。だが、これは人間関係だ。多少の歪みで、関係性だけでなく君そのものが潰れてしまう」
「………」
「君の保護者として、君の良き隣人としてのあくまで提案だ。半年くらい、静かに休養を取るんだ」
「わたし、は…………」
ぎゅ。と手を握り込む。焦りと不安で、手汗が滲んできた。
「意地悪をしてるわけではない。人との交流を断てとまでは言わない。医療の研究は続けていいし、文通くらいなら交わすといい」
すっと、院長が頭を撫ぜてくる。子供じゃない、とへそを曲げようにも、私はやはり子供なのだろう。
「はい……わかりました」
「休養には、そうだな。ここから少し距離はあるが、郊外にあるうちの療養施設の1部屋を貸す。基本はそこで趣味でも楽しみながらのんびりするように。シヴァの出入りは、まあ許そう。スタッフや同施設の患者との交流までは止めない。ただ、外部の者とはなるべく文通で」
「…………はぁい」
「よし。じゃあ、準備をしておいで。話を通す時間を奪うようなことまではしない」
素直に院長の言葉に従う。今まで、この人が指摘して来たことに間違いは少ない。
下手に噛み付くくらいなら、実際に実行して真偽を見定めればいいのだ。こちらまで、深いため息が出た。
「憎まれ役も大変ですね」
「ふん、なら言われないよう努力しなさい」
言葉に潜めた棘は、難なく躱された。


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【PL事情】
エデルみたいなタイプのロルが長続きしたのが初めてでして。
それだけの良き縁に恵まれた幸せを噛み締めつつも。エデルのロルに楽しいながらも、彼女らしさに気を配る率が高くて、やや疲弊してきているのも事実でした。
このままだと、私が潰れかねないな。とも感じました。
なので、思い切って半年、エデルというキャラのみ休養を取らせてもらう形になりました。
下手に不義理をしてしまうよりはマシかなと判断した次第です。
他PCは元気に動いてますし、深刻に受け止めなくても大丈夫です。
エデルの設定もチラ見せできて満足度です。

では、半年後に、エデルとしてお話できたらと思います。


アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0