ネーヴェ・グラヌローザ:船を出して下さって有難う御座いました。楽しかったですわね。……アル? アルフィー・リッパー:……え? ネーヴェ・グラヌローザ:ふふ、船の旅が余程お気に召したのですね。アルが望むのなら、もう一度乗船しても構いませんわよ。 アルフィー・リッパー:あ、いや、そういう訳じゃないんだ。ごめん、今降りる。 ネーヴェ・グラヌローザ:お手をどうぞ。 アルフィー・リッパー:あ、ありがとう。 アルフィー・リッパー:俺は本当に彼女の”恋人”なのだろうか。そんな事考える自分が情けない。……彼女は自分を選んでくれたんだ。もっと自信を持て。 ネーヴェ・グラヌローザ:? ……もうすぐ日が沈みますね。そろそろレストランへ向かいましょうか。 ネーヴェ・グラヌローザ:そういえばアル。先ほど船を降りた時、何て仰ったんですか? 精霊の囁きのように小さな声で何かを口遊んでいましたわ。 アルフィー・リッパー:え? 俺、何か言ってた……? ネーヴェ・グラヌローザ:ええ。それで何て? アルフィー・リッパー:なんとって言われても……なんて言ったんだろう? ネーヴェ・グラヌローザ:覚えていらっしゃらないんですか? アルフィー・リッパー:……うん。なんて言ったんだろう。改めてそう言われると……なんか気になってきた。 ネーヴェ・グラヌローザ:それじゃあ戻ってみましょうか。 アルフィー・リッパー:戻るって、どこに? ネーヴェ・グラヌローザ:桟橋ですわ。 アルフィー・リッパー:戻ってどうするんだ? 戻っても思い出さないと思うけど…… ネーヴェ・グラヌローザ:ええ、思い出さないかもしれませんね。でも、残っているかもしれませんわ。 アルフィー・リッパー:……いや、やめとく。また思い出したら教えるから、今はお店に急ごう。 【担当VA】陽向かよ、藤城ハク
クロスボイス制作 卯佐乃心月納品 2024年10月04日 19時16分27秒