【蒼開】青き展望
崎田航輝
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シナリオID:2891
オープニング
エブラル男爵領ナーチ。
その屋敷で……エブラル男爵は冒険者達にそう喜びを伝えていた。
前回、冒険者達が開拓を本格的に始めてから暫く。あれから島の拠点は十二分にその働きを全うしているのだという。
「現在、数十人……多い時には百人程度が島を行き来している状態です」
前回からずっと拠点で生活を送っている領民もいる。
彼らは自分達に出来ることを、と――前回冒険者が始めた仕事を、更に押し進めてもいると言った。
「例えば船着き場は、ご提案頂いた通り立て直しも行いました」
現在、一隻が停まるだけの場所としては十分な強度になったという。
また、拠点周りに関しては治水が済んだようだ。
「道も整備が進みまして……各拠点の間は、行き来がスムーズに出来るようになりました」
無人島だった島。
今そこには、小さくも確かな生活基盤が根付き始めているのだ。
「それも皆さんのお力があってこそです」
けれど、もっともっと発展をさせたいから、と男爵は声に力を込める。
「引き続き、開拓に向かって頂いてもよろしいでしょうか」
●発展へ
今回も、開拓の陣頭指揮は冒険者に任せたい、と男爵は言った。
「行うべき事は皆さんに一任したいと思います」
ただ……「一応の指針として」と、男爵は目標を提案する。
「単純に言えば、『もっと沢山の人が過ごせる環境になれば嬉しい』という事です」
生活拠点も出来たので、今回から更に沢山の領民を連れていく予定だという。
彼らもまた農民が中心で、労働力としては相応のものがある。
その分、人数に相応しい生活環境があれば、と言った。
「具体的には、食料事情でしょうか? 現在は肉や魚の燻製、木の実、山菜を中心に食事が出来ていて、食べる分には全く困っていませんが――」
ただ、必要に応じて拠点にいる人間が狩りや漁に行っているという状態でもある。
そこで何か、食料調達や供給に関して仕組みを作ったり……体系化ができれば嬉しいと言った。
「それから……必要であれば、うちの領地から家畜を連れて行ってください。それぞれの種類で数頭ずつ、準備出来ると思います」
また、調査の面でも一つ提案があると言った。
「前回発見して頂いた、山中の縦穴の事です」
それを精査した所――地下より高い位置に新たな空間があり、縦穴がそこに繋がっているらしいという事が判ったのだ。
「地上でも地底でもない、第三の場所と言えるでしょうか」
高さから考えると、海中に出っ張っている岩場の内側にも繋がっている可能性がある。
「空間自体が島の外まで伸びているかも知れないという事ですね」
閉じられていた場所だから、大きな動物などはいないはずだが、内部はどうなっているのか不明だ。
「こちらも可能であれば調べてみてください」
●展望
「それから最後にひとつ」
男爵は今回、開拓に“同行者がつく”と言った。
「私の寄り親でもある侯爵様からの、使者です」
何でも、『面白そうな事をやっていると聞いたから使者を遣わす。開拓がどのような感じか使者に見聞きさせておいてくれ』という事らしい。
寄り親と寄り子の関係でも、親子は似るのだろうか。つまりは、興味本位で様子を知りたがっているという事のようだった。
「侯爵様は、開拓は歓迎してくれています。順調に進んでいる場所がありましたら、使者の方にお見せして頂ければ幸いです」
良い印象を残せば、侯爵や侯爵領の覚えもめでたくなるかも知れない。
「他の領地、といえば……」
と、男爵はこれからの展望を述べる。
「皆さんに、産業にできそうなものを幾つか発見して頂いた事もあって……現在、同じ寄り親の別領地から、商人などを島へ招聘する予定を立てています」
今後の展開では、その領地との輸出入なども実現するかも知れない。
「なので島の産業や商材を形にする事も、適宜進めてくだされば幸いです」
●島へ
そうして冒険者達は、領民達を乗せた船で島へ向かう。
展望は明るくも――空を見れば、少しだけ雲の厚さが増している。
ともすれば強い雨が降るかもしれない。
そんな予感も抱きつつ、一行は島に降り立って――さらなる開拓に挑む。
解説
マスターより
リプレイ
船は以前より増した人員と、彼らの期待を運んで海を行く。その道中、遠目に島を望みながら――カイン・ステラは使者へ尋ねていた。
「侯爵様ってどんな人ですか?」
自身は同盟の出だからと、教えを請うと……彼らは「豪快な方です」と答える。
「冒険心に溢れているといいますか。時折、事務仕事を抜け出しては狩りに出てしまったりするので、侍従は困る事もあるようですが」
言いながら使者が笑顔なのは、侯爵が慕われている証拠でもあろう。
「今回も『面白かった場所を後で教えてくれ』と」
「成程」
カインは頷く。
確かに、寄り子の男爵にも通じる所があるようだ。なら、色々と島を知りたがるだろう。
出来る限りその意向には添いたい、とカインは伝えつつ。
「行き届かない場所も多く想定外も起きやすいので、冒険者が必ず傍で案内しようかと思いますけど、いいですか?」
「勿論」
使者が答えると、カインは「ではそのように」と返し……船首へ向き直る。
程なく、島へ到着だ。
船着き場に停まると、領民達が活気と共に降りてゆく。
「まずはこちらですね」
と、そんな中で喧騒にも負けない鶏や豚を連れてくるのがイヴェール・イリュジオン。
ストレガ・L・リベルガストラも領民と共に、家畜達を船から降ろすのを手伝って。
「とりあえずは拠点に連れて行くのだ」
「それじゃあ、私は案内をしておくわね」
そう言って使者達を先導するのはロゼット。
大勢の行進を見送って……自身は東の拠点へ歩んだ。
前回から、島の環境も更に住み良くなっている。
そんな変化を確かめながら……ロゼットが使者へ紹介するのは産業の一つだ。
「おお、これは――」
使者の目が感心に輝く。
東の拠点では、地下産の鉱石の加工が行われていた。
その試作品が、建物の内外に場所を取って並べられている。目を奪われるのも、当然だろう。
(どれも綺麗ね)
ロゼットも思わず覗き込んでしまうそれは、椀に器、皿に匙だ。
海を彷彿させる波状の模様で、様々な色彩が入り混じった装飾部分は……切り出した鉱石による無着色の鮮やかさ。
その魅力に、使者達は楽しげだ。
「これは他所では見られませんね」
「頑丈で軽くて、実用的でもあると思います。宝石もありますよ」
ロゼットが言って示すそれらもまた、美しい。
煌めく色合いがグラデーションを描いていて……使者達は感嘆を零していた。
「これらが軌道に乗れば」とロゼットは続ける。
「将来、ナーチ産の宝石や装飾食器が領地の名物になるかもしれません」
「素晴らしいですね 侯爵領でも人気になりますよ」
そう言って使者達も満足な面持ちを見せていた。
森の拠点。
そこまでの道は広くなり、家畜達の移動は短時間で済んでいた。
「とは言っても――今は人の暮らすスペースしかありませんからね」
見回してイヴェールが言うと、カインも頷く。
「小屋を建てるか」
言うと早速、設計図を手早く書き始めた。
イヴェールも領民と共に木材を運び出してきて……早々に建造に乗り出す。
場所は建物の並ぶ東側。
西からの川の流れがあり、木立も疎らで好立地。最低限の木々を切り開くと、そこに土台を造って建物を組み上げ始めた。
まずは豚の小屋。
それが完成を見ると、イヴェールは豚を領民に引き渡す。
「色々と食べるので餌に悩まなくて済みそうですからね。ある程度、頭数を揃えて来ました」
『助かります!』
イヴェールに応えつつ、彼らは豚達を小屋に引き入れて面倒を見始めた。
隣接して、鶏小屋も造ってゆく。
こちらも飼育スペースが小さく飼いやすいからと、できるだけ連れてきていた。
「鶏卵も取れますし、数が増えれば豚と共に食肉にも出来ますから……適宜、様子を見て繁殖もさせて下さい」
『判りました!』
領民達が鶏を連れ込んでゆくと、そちらも鳴き声で賑やかになってゆく。
更に牛乳や荷物運搬にも役立ってくれる牛と、羊乳や羊毛も取れる羊の為の小屋も設置。
「牛は餌の量もかさむので、ひとまず数は絞りました。余裕がありそうでしたら、こちらも数を増やす事を検討して下さい」
そのイヴェールの言葉にも、領民達はしっかり頷いているのだった。
更に、カインは馬も連れてきていて――
「他の家畜も含めて、放牧できるところもほしいな」
と、小屋に隣り合う形でスペースを確保する。
南東の浜近くまで広がるそこもまた、環境の良い場所。
内部は開けていて、南側は木が多いので防砂は十分。土壌も良く、最適な土地だ。
カインはペンを走らせ、木の柵のデザインと造りを共有。
「これを全体に巡らそうか」
と、領民達と共に作業を始めた。
敷地は広いので重労働ではあるが……集まったのは二十人以上。あっという間に、のどかな草原の如き放牧地が整備された。
「良い場所になったな」
カインは軽く伸びをする。
視線を巡らすと、馬がぱかぽことご機嫌に周遊し始めているのだった。
ストレガは拠点の北東側へ歩んでいた。
同行するのは、試験用の畑に携わっていた領民達。
というのも――
「そろそろ本格的に農業を始める頃なのだ」
安定の為に食糧の確保手段は多い方が良い。
猟は資源の回復を待つ必要もある――ならば畜産と併せ、農業は必須だから、と。
「この辺りが良いと思うが、どう思うのだ?」
ストレガは拠点の傍で、農耕に慣れた者に農地を選定してもらう事にする。
「牛を連れてきているから、牧草の確保手段も含めて選んでもらえると良いのだ」
「では、少し奥の……この周辺でしょうか」
言って領民達が指定するのは、丁度家畜小屋や放牧地と隣接する位置。森の奥方向に肥沃な土が広がる環境だった。
「家畜の行き来もしやすいですから」
「ならばここで。後は害獣の防衛を考えるのだ」
ストレガは森を見渡す。
ここは拠点よりも奥。今は穏やかでも……野生動物の危険とは無縁ではいられないだろう、と。
「少なくとも猪も居る。丸太で強固な柵を立てたいのだ」
「やりましょう!」
頷く彼らは早速顔を突き合わす。
拡張が難しくなるから綿密な計画を、と述べたストレガと共に……細部まで打ち合わせ。
そうして、最初に作付けする区画、新たな品種の為の区画、更にその余剰と、暫くは困らぬ土地を取る事にして――敷地を決定。
柵を立てる作業自体は、人手の多さもありスムーズに進んでいった。
ストレガは早速畑に入る。
「まずは場所を選ばないジャガイモから始めて実験するのだ」
飼料にする草を育てる事も忘れずに、と。
用意した種を受け取った領民らも、畑仕事に入っていく。
農地整備の目処がつくと、ストレガは炊事場へ。
「燻製小屋はどんな感じなのだ?」
「もうすぐ出来ます」
答える領民達は、前回から狩りと作業を並行して建築も行っていた。
頷いたストレガは、捌いた獣を保存食として置けるよう、専用の保管庫の作成も提案する。
「育てた香草で臭み抜きも出来る。解体小屋も併設すれば、食べ物の準備がスムーズに行えるのだ」
拠点には材木も集まってくる。
その処理で出来た木屑を燻製の材料に出来れば、拠点運営を続けながら無駄なく食べ物も保存していけるだろう、と。
それに意気を高め、領民達は作業を始める。
そこにはカインも訪れていた。
「農作物の保管庫も近くに置くか」
言葉と共に、こちらもまた設計図を書き下ろしていく。
ただ、食べ物を置く場となれば普通の建物では不満足だろうと――
「鼠対策に、高床式にした方が良いだろうな」
「湿気にも強くなるのだ」
と、ストレガも同じ意見で……並ぶ倉庫の高さをどれも、柱で十分に取った。
ストレガは領民達が獣を処理する所も見分。
「獣皮も大事にしておくと良いのだ。干せば衣類に使えるし売物にもなる」
それに領民達が肯き、獣皮もひとところに積み始めていく。
解体小屋や倉庫が出来上がると、食べ物の処理も能率よく進む。
ただ、やはり領民が入れ替わり訪れている状態で――ロゼットが、その体系化に乗り出した。
「狩猟に採取、調理、加工。これらを専門でする人員を作ると良いと思うわ」
その上で、と炊事場を見回して。
「住人が利用できる食堂や弁当を用意する場を作るのよ」
食糧に関して技量の高い者や好きな者で専門化し、そうでない者達は食事の調達作業から解放される事になる。
「これで他の作業に割ける時間も増える。何より安定供給に繋がるからね」
言って希望者を募ると――
『俺がやります!』
『私も!』
次々に挙手する者が現れる。
ロゼットは、以降の仕事を懇切丁寧には教えない。
「効率の良くなる方法を自分達で考えて、手順書に纏めていくと良いわ」
人手も増えてきたし、住人の主導にも任せたい――そんな思いがあるからだ。
すると彼らも意を汲んで頷く。
元より、何かを始めたくて海を渡ってきた者達。その気骨は確かにあるようで。
「穀物の余剰分を領内から輸送して貰っているから、農業の収穫が軌道に乗るまでは、そちらも利用してね」
そう言ったロゼットにも彼らは礼を述べ……早速忙しい様子を見せ始めるのだった。
仄かに甘さが香る、緑の木立。
森に建つメープルシロップの作業場へ、イヴェールは使者を案内していた。
「こちらを島の商材に出来ると思っています。今は少量ですが、採取量を増やす事も考えています」
「大自然のシロップ、ですか。侯爵領でも作られていないものですし、良いですね」
感心する使者へ、イヴェールは「味見しますか?」と提供。
それを口に運んだ使者は笑顔で手を打つ。
「美味しい! 甘みが強いですね」
「ええ」
イヴェールは頷きつつ、それでも思う所はあった。
(現状はまだ、ウェイブルー産というだけで特徴に薄いですからね)
ただ、考えもある。
使者の案内を終えた後……イヴェールは小屋に戻り、樹液を精製し始める。
ここのメープルシロップは短時間でも美味になる強みがある。そこで、より濃縮度を上げての高級路線を探るつもりだった。
そうして時間をかけて、濃厚な琥珀色にすると――
「ん、これは」
特有の旨味と芳香を保ちながらも、強い甘み。小屋の領民達にも大好評であった。
「後は拠点でやりますか」
小屋から拠点には運搬路が整備されつつある。
そこを使って拠点にシロップを運び込むと……仲間達にもその味は好評。
「これは良い商品になるのだ」
ストレガが質を確かめつつ述べると、カインも同意する。
「需要ありそうだな。メープルシュガーにすれば長期保存できるし、商売で取り扱いもしやすそうだ」
「メープルシュガーは私も考えていました。早速作りましょうか」
イヴェールは応え、シロップを火にかけ始めた。
並行して、煮詰めたものを冷やす事でメープルキャンディも作ってみる。
すると――
「これは良いな」
さらさらの砂糖を味見して、カインは一つ頷く。深い色味が美しく、香りも感じられる贅沢な逸品だ。
キャンディも、シロップそのままの甘みが美味で――イヴェールも満足の面持ち。
「これも売り物になりそうですね」
「肉も焼いてみるのだ」
と、ストレガは皆が煮詰めている間、肉をシロップ漬けにしていて……それを焼いてみると、臭みが消えて何とも柔らかな仕上がりに。
「質が良いし、多用途に使えるシロップなのだ」
「すぐに利用出来るかもな」
カインは考えつつ応える。
「領内の菓子職人なんかに提供して……産業を奨励出来れば、領外からも来訪者が増えそうだし」
「交易する為の市場の整備も必要になってくるのだ」
ストレガもそう口にすると……いつしか領民も集まって人の輪が出来上がっていた。
商売が始まる――それは閉鎖環境から、島が開かれた村としての始まりを迎えるという事だ。
炊事場の領民達に、ロゼットも視線を巡らす。
「貴方たちも勿論、頑張るのよ。単純な飯炊き係じゃなく、シロップの商品開発も任せるからね」
彼らは威勢のよい返事をして……新たな仕事に希望の面持ちを見せていた。
ただ、イヴェールは同時に冷静で。
「シロップの採取量には気を使わねばなりませんね」
大切なのは森とうまく付き合う事。
採取時には、グループを分けローテーションを組んで木を休ませる――そんな計画をしたためて、イヴェールはまた作業小屋に戻っていった。
その後、ロゼットは山の縦穴へ。
ロープを垂らし、灯りを下げて……新たに見つかった空間へ降りていた。
「ここはまた違った雰囲気ね……」
そこは暗い静謐。
足元を確かめつつ歩むと――地盤は頑丈と判る。
「魔物による環境変化で隠れていただけで、元々あった空間なのね」
と、そこで見つけたのはランタン以外の輝き。
「苔の類ね」
天井には幾つか小さい穴が空いていて、時間帯によっては外光が入る。それを蓄光する苔らしく……七色の輝きが特徴的だ。
他にも色彩が豊かな茸が自生していた。
海水だけでなく、地下水も流れ込み……淡水魚のいる水場もある、特異な環境。まるで小さな湿地だった。
だけでなく、島の外に張り出す空間は、途中で地下より低い場所に繋がる。
警戒して降りてゆくと――
「ここにも鉱石?」
欠けている部分を拾って調べる、と。
「鉄鉱石ね」
その層もかなりの範囲で広がっている。ここもまた、新たな資源の場となるだろう。
それを収穫に帰還すると……木の実や山菜を運ぶ領民を発見。同行すると……拠点でカインがそれらの植物を煮込んでいた。
丁度、草木染めをしている所だ。
「食うのに向いてねえ木の実や山菜もあるからな」
その有効活用に、と色を煮出していく。
島の新たな文化の誕生に、手伝う領民達も興味津々。
その中でカインは布に色を移し……金属から鉄分を溶かした液で定着させる。
出来上がった布は、優しい風合いながら鮮やかさも兼ねていた。
「綺麗ね」
ロゼットの言葉にカインも頷いて。
「羊を毛織物にも役立てられるからな。ここでそう言う仕事を増やしても良いかもな」
布を手に喜ぶ領民達を見ながら……そんな言葉も零していた。
天候が崩れる前に、ロゼットは各拠点の屋根を点検。
採掘現場や畑にも土嚢を積んで雨水の流入に備えると――イヴェールも各建物に雨樋を用意し、万全を期した。
程なく強い雨が降るが――その対策の甲斐もあり、どの拠点も無事。
拠点間の中心地では、集会所で雨宿りする者もいる。イヴェールの案で建てられたもので……近場に施療院の建物も用意してあった。
「医療従事者に来て頂いて……後は領主館なども建てれば、来客の対応も出来ますかね」
「発展が進むわね」
イヴェールに頷いて、ロゼットはそんな実感を得ていた。
嘗て魔物の蔓延っていた島。
そこは今、賑わいに満ち始めている。
農業も商売も、きっと良いスタートを切れる。雨上がり、またすぐに作業を再開する領民達を見て――冒険者達はそんな思いを抱いていた。
マスターコメント
ショートシナリオ易しい 報酬:多い4 / 4〜8人
2023年04月13日 11時07分05秒 公開
相談掲示板
ヒーラのロゼットよ。開拓も3回目ね。よろしく。 食料調達・供給の体系化、山に見つかった縦穴調査、 できること、やれることが増えてきたわね。 強雨への備えは何があるかな。 治水には手をつけたけど、川の氾濫への警戒かしら。 住居の水没は避けたいところね。 どこで何するかは、ちょっと考えてみるわ。
カイン・ステラ、よろしくな。 食料とか生活文化の向上のどっちかで動こうかなとは思うけど。 あと、使者は冒険者が必ず誰かついてた方がいいと思う。 特に採掘とかその辺、試験的に採掘してる状態みたいだけどさ、変な風に報告されて侯爵が介入して来たら、男爵は多分拒否できないだろうし。 どの場所を案内するかにもよると思うけど、冒険者が目を離さないようにした方がいいかと思う。
なら私は縦穴の調査を少しやってみましょう。 他は提案だけして、実作業を労働者にお願いもできそうだけど、 こっちは冒険者が見てきた方が良さそうだし。 >使者 対応は最低限でも良いと捕捉にあったから、 あまり勘ぐってはいないけど、放置は悪いから、 少しは同行に付くわ。採掘方面で案内してきましょうか。
イヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願い致します(ぺこり) >食料事情 「食料調達や供給に関して仕組みを作ったり……体系化ができれば」 自生するものや狩りや漁などに頼らない方法で食料を確保したいというところでしょうか? 確かにそろそろ本格的に農業や畜産業に手を出してみるのは良さそうですね。 となれば耕地に出来そうな場所の選定と開墾作業は出来そうでしょうか? 畜産業は家畜の食料問題などがあるので大々的にやるのは厳しい印象がありますね… ただ馬や牛は開墾や荷物運搬にも利用出来るので、この2種類は畜産業とは別に何頭か欲しいですね。 実際に畜産業を行うにして、島の環境にもよりますが家畜にするなら羊や豚、鶏が良さそうでしょうか? 羊なら羊毛に加えて羊乳も絞れますし、肉にも出来ますね。ただ島の気温が基本的に暑い場合は向かない気がします。 豚は肉の他に油脂も取れるでしょうか?皮にも使い道ありそうですね。雑食なので餌を選ばないので飼育し易いとは思いますが。 鶏は飼育に必要なスペースが小さくて済みますし、卵を産んで貰えて肉にも出来ますから一番育て易そうではありますね。 養鶏場を作ってもいいですし、各家庭で飼う事も出来るかなと。 >強雨への備え 堤防の強化や川の改修がすぐ思いつきますが… 地下に関しては入り口を土のうを積み重ねて塞ぐなど考えられますね。 ただあれは材料に効果が左右されるところがありますから要注意ですね。
>使者 言わんとしてる事は分かりますが、よほど変な事をしてない限りは侯爵が介入する意味は薄い気がしますね。 男爵の話の限りでは関係が悪いようにも見えないので、ここで旨味だけ取りに来るような真似はしないのではと… 一口嚙ませろという話になりそうなら資金拠出なりして貰えばいいのでは? あと単純に誰かについてて貰うにしても人手が厳しいような… お一人については依頼が出てるのに気づいていない可能性があるのでお声がけしてみます。
>食料調達・供給の体系化 または狩猟や採取、調理や加工をする人を専門化する、かな。 皆が皆、各自で狩りに行って、調理して、だと効率が悪いから 技量の高い人や好きな人に一括で担当してもらって、 他の人は食べ物の心配をせずに、他の作業に時間を使ってもらう。 私たちが、お弁当を買ったり食堂を利用するようなものね。 >強雨への備え あとは拠点ね。単純だけど、雨漏り大丈夫?とか。 香草の畑も水没しないと良いけど…雨よけ的なものって、 何かあったかな…藁でも被せるとマシなのかしら。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 肥料作りにも使えるから牛は連れていきたいところ。 農地作って防衛面も考えて柵が必要になるか。 他には燻製小屋作りたいと思っているのだ。農業が安定するまで保存食作りに。
明日には出発なのでご注意を >食料調達・供給の体系化 なるほど、専門化するのは良いですね。 農家や漁師など元々専門的な事をしてた人もいるかも知れませんし、そういう人達がいるなら纏め役になって貰っても良いかもしれません。 >強雨への備え 雨漏りは目に見える穴が空いてるならともかく、実際に降ってからでないと分からない部分はあるかも知れませんね… 追加で薄木板を張るか、屋根の勾配を急にして素早く水が流れるようにするのも手でしょうか? とにかく拠点に水が溜まっていくような状況は避けたいので、雨樋や水切り石で雨水の流れを川や海の方に誘導したいでしょうか? >家畜 堆肥は農業するなら確かに欲しいですね… 牛や豚に自由に歩き回られるのはちょっと困る気がするので、柵に加えて家畜小屋も必要になりそうでしょうか? 私はやる事はまだ定めていませんが、取り敢えず鶏関係はやろうと思います。
・山中の縦穴調査(行動) ・食料調達・供給の体系化(提案) ・使者の案内(鉱石分野) この辺りで、まとめてプレイングを出しておくわ。 被っても良いし、外してくれても良いし。 >食料調達・供給する人員の専門家 単なる食糧係になってしまうと損な役回りだけど、 シロップの商品化とか、食に関する分野の研究も兼ねて もらえば試作品を作ったりもしやすくなるでしょう。 あと、島のある男爵領は農業が主な土地だったから、 主食の穀物とかは島の外から分けてもらっても良いはず。 「島で若者向けに刺激のある仕事を生み出す」が最初の 目的だったから、その意識は忘れずにいきたいわね。 明日は出発、白紙だけは気をつけてね。それじゃ。