温泉宿『ユノハラ』へようこそ! ~夏・続~
とりる
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シナリオID:2382
オープニング
シグモル火山帯深部――。
きちんと整備された道の先に……新築の温泉宿があった。シャルガネ(和)風の立派な店構え。
温泉宿の女将の名はユノハ・グラナート。
日に焼けた健康的な小麦色の肌・引き締まった肉体・宝石のような紅い瞳・燃えるような長い赤髪をポニーテールに結わえた、エルフの美女(外見年齢は20程度)。
エルフとしてはかなりの変わり者で、幼少期に天啓を受けたかのように故郷のフィルエス大森林を飛び出し、シグモル火山帯にて育った。
そのユノハの、人生最大の夢は自分が育った土地、『シグモル火山帯で温泉宿を経営すること』であった。
彼女は授恵者・冒険者であり長年依頼をこなして資金を調達。その後、他の冒険者(授恵者)の力を借りてこの温泉宿を建設。
無事にオープンし、現在は絶賛好評営業中!!
●
「ん~~、なんだか久しぶりな営業な気がするな~~」
宿の事務所にて、畳に敷かれた座布団の上で女将のユノハがぐーっと身体を伸ばす。
気のせいかもしれないが……ここしばらく世界では様々な事件やら騒乱やらが起こっており、シグモル火山帯にあるこの宿も影響を受け、しばらく休業していた模様。
「そんなことをしていたら今年も、もう夏か……」
その夏も後半に差し掛かる頃である。というわけで――
「夏と言えばリゾート! リゾートと言えば温泉!」
この時期ならばリゾートと言えば海! かもしれないがここは火山帯なので……。
「きっと温泉でゆったりまったりくつろぎたい冒険者も居るはず。水風呂もあるし夏には持ってこいだろう、きっと」
この宿には泳げるほどに広い水風呂があるのでプールの代わりにもなるはずである。
「今回はスタンダードな温泉旅行として“あいつら”を呼んでみるかー。人集まると良いなー」
営業再開ということで口コミも必要。そんな感じで、ユノハは長年お世話になっている冒険者ギルドへ連絡を取るのだった――。
きちんと整備された道の先に……新築の温泉宿があった。シャルガネ(和)風の立派な店構え。
温泉宿の女将の名はユノハ・グラナート。
日に焼けた健康的な小麦色の肌・引き締まった肉体・宝石のような紅い瞳・燃えるような長い赤髪をポニーテールに結わえた、エルフの美女(外見年齢は20程度)。
エルフとしてはかなりの変わり者で、幼少期に天啓を受けたかのように故郷のフィルエス大森林を飛び出し、シグモル火山帯にて育った。
そのユノハの、人生最大の夢は自分が育った土地、『シグモル火山帯で温泉宿を経営すること』であった。
彼女は授恵者・冒険者であり長年依頼をこなして資金を調達。その後、他の冒険者(授恵者)の力を借りてこの温泉宿を建設。
無事にオープンし、現在は絶賛好評営業中!!
●
「ん~~、なんだか久しぶりな営業な気がするな~~」
宿の事務所にて、畳に敷かれた座布団の上で女将のユノハがぐーっと身体を伸ばす。
気のせいかもしれないが……ここしばらく世界では様々な事件やら騒乱やらが起こっており、シグモル火山帯にあるこの宿も影響を受け、しばらく休業していた模様。
「そんなことをしていたら今年も、もう夏か……」
その夏も後半に差し掛かる頃である。というわけで――
「夏と言えばリゾート! リゾートと言えば温泉!」
この時期ならばリゾートと言えば海! かもしれないがここは火山帯なので……。
「きっと温泉でゆったりまったりくつろぎたい冒険者も居るはず。水風呂もあるし夏には持ってこいだろう、きっと」
この宿には泳げるほどに広い水風呂があるのでプールの代わりにもなるはずである。
「今回はスタンダードな温泉旅行として“あいつら”を呼んでみるかー。人集まると良いなー」
営業再開ということで口コミも必要。そんな感じで、ユノハは長年お世話になっている冒険者ギルドへ連絡を取るのだった――。
解説
【依頼概要】
絶賛営業中の「温泉宿『ユノハラ』」への温泉旅行のご招待!
自慢の秘湯やグルメを楽しみ、2泊3日の日程で宿泊していただきます。
一応続き物ですが、これまでの依頼に参加していなかった方も大歓迎です。
【施設案内】
■温泉について
天然の温泉を利用した各種お風呂。
景色にもこだわっており、シグモル火山帯を見渡す事が可能です。
お湯は天然の温泉らしく硫黄の匂いが強い白濁湯。温度は少し熱め。
美肌・擦り傷切り傷・身体の凝りや、痛み(関節痛・腰痛など)への効能あり。
●男女別露天風呂
男女別に分かれたスタンダードな露天風呂です。男女別の脱衣場もあります。
●混浴露天風呂
混浴の大きな露天風呂です。こちらは水着やタオルの着用が必須。
勿論男女別の脱衣場があります。
●ケモノ湯(露天・混浴)
ハーフビーストや、ペットを連れた方向けのお風呂。
ペットと一緒に入浴でき、抜け毛を気にせずお湯を楽しめます。
混浴なのでこちらも水着やタオルの着用が必須です。男女別脱衣場完備。
●屋根付き風呂(混浴)
屋根付きの温泉です。景色や開放感は劣りますが安心してお湯を楽しめます。
混浴なのでこちらも水着やタオルの着用が必須。男女別脱衣場完備。
●水風呂(混浴)
地下水をくみ上げた、やや冷たい水のお風呂。
湯船はかなり広いので、他の客の迷惑にならない程度なら泳いでもOK。
お湯に浸かり過ぎて火照った身体を冷やしたり、涼んだりするのに最適!
水着やタオル着用必須。男女別脱衣場完備。
■お部屋やお食事について
お一人部屋から多人数部屋まで完備。
食事はシャルガネ居住区に伝わる、いわゆる和食が中心。海や山の幸を使ったお膳が出ます。
女将こだわりの石焼肉・魚が自慢。成人はお酒も飲めます。
【その他】
お湯へ入る際や宿泊する際のグループ分けは「必ずメンバーのフルネームをプレイングに書いて」下さい。
もちろん、お1人様での宿泊でも楽しめます。
マスターより
お久しぶりです。とりるです。
そして温泉宿『ユノハラ』も久々の営業となります。
今回はスタンダードな温泉旅行。
宿には冷たい水風呂があるのでプール感覚で入れます(泳ぎも出来ます)。
夏のリゾートのような感じで楽しんで貰えれば……と思います。
参加者の皆様には2泊3日で各種温泉やお料理を存分に堪能して頂きます。
ロングシナリオなので長めの日程です。
温泉旅行への招待なので報酬は出ません。ご了承ください。
それでは振るってのご参加、心よりお待ちしております。
リプレイ
●
温泉宿『ユノハラ』への招待を受けた9名の冒険者達。
可愛らしい容姿と抜群に豊満なボディが魅惑的なシルク・メイプルリーフと、こちらも小柄で愛らしい外見……ながらもショタではなく青年のアリッグ・レイダーのペア――。
2人は荷物を預けた後、まずは混浴露天風呂へ。男女別の脱衣場で着替えてから、お風呂場で合流。
ナイスバディを惜しげもなく晒した水着姿のシルクと腰にタオルを巻いていたアリッグは、まずお湯で背中を流してから2人仲良く湯船に浸かる……。
アリッグはお湯を楽しみつつも、やはり男なら本能的に気になるシルクの身体をちらちらと見たり、景色を眺めたり、シルクの身体をチラ見したり、シルクの身体をチラ見したり、シルクの身体をチラ見したり……(めっちゃ見てる)。
(やっぱり綺麗な身体してるな……)
(アリッグさんがコッチを見てる? 洗ってほしいのかな?)
「背中ゴシゴシしますよ?」
流石に見られている方はすぐ気が付くので、シルクがアリッグへ「お背中流しますよ~」と声を掛ける。
するとアリッグはやや動揺しながらも、せっかくの機会なのでお願いすることに。
……背中を洗ってもらっている際、度々感じるシルクの素手の感触にアリッグは照れ照れ。
その後は……洗いっこする流れになり、アリッグは顔を真っ赤にしながらもシルクの背中を丁寧に流してあげる……。
しかしながらつるつるすべすべな白い肌……背中のほうから見ても分かる大きなお胸のたわわな膨らみ……ぷりりんとした大きめの、張りがありつつも柔らかそうなお尻……。
アリッグはお湯に浸かっていない状態でのぼせてしまいそうな状態だった。そんな中で。
アリッグに背中を洗ってもらっている最中、たまに振り向いてチラチラと彼の様子を伺っていたシルクは……彼のあまりの照れっぷりに「かわいい!!」という感情が爆発して――
ぎゅ~~~~っと水着姿のまま彼をハグ。「当たってる! 当たってる! 放せばか!」とアリッグは声を上げるがシルクは無視してぎゅむむとハグを続行。頬もすりすり。
ほどなくアリッグは頭がオーバーヒートして気を失ってしまい、涼しい場所にてシルクに膝枕で介抱された。
さて、アリッグが意識を取り戻し、お風呂から上がって2人部屋へ移動。
シルクは部屋でのアリッグと一緒の食事(向かい合った状態)を楽しむ。
「はい、あ~ん」
「あ~ん……もぐもぐ……ごくん。……いい加減慣れてきたが、やっぱり恥ずかしいな……」
などとイチャイチャしつつ食べさせ合いなどをしながら食事を満喫する2人。
それからアリッグ……辛い調味料を発見。悪戯で食べ物に辛い調味料を沢山入れてみる。
(ケケケ……この激辛料理を召し上がれってかぁ)
しかし……シルクへ渡す前に次の料理がどんどん運ばれて来て、どれが激辛か判らなくなってしまい――
結局、激辛の方を自分で食べることになり、悶え、お酒で流し込むアリッグ……。
「あらあら、アリッグさん一気飲みなんて。いける口なんですか? 私は……お酒は遠慮しておきますね」
そのうちに酔いが回り、アリッグはぐでんぐでんに。
「あれ、アリッグさん大丈夫ですか?」
「なんか、すごく寂しいんだ。今日はずっとそばにいて欲しい」
お酒を流し込み過ぎて泥酔したアリッグは普段愛情に飢えている心の内が露呈。本能的に、シルクへ抱きついて甘える。ムチムチのシルクの太ももに顔を埋める。
「今日はいちだんと可愛いですねーよしよし。大丈夫ですよー今日も明日も一緒ですからねー」
「ぎゅって、してほしいな……」
「なんですかねーこの可愛い生き物……むぎゅむぎゅ」
アリッグはお酒の力を借りて幼い子どものように、たっぷりシルクママ(?)に甘え……しばらくして、すぅすぅと寝息を立て始めた。
それを見たシルクは女将を呼んでお膳を片付けて貰い、既に敷いてあった1人用のお布団が2つ。
しかしものすごく甘えられて母性に目覚めたシルクはアリッグを自分のお布団に入れて、ぎゅ~~~~っと抱き締めたまま一緒に就寝しましたとさ。
…………なお翌朝、泥酔してはいても記憶はしっかり残るタイプのアリッグは昨晩の自分の行動を思い出し、顔を真っ赤にして足をバタバタ。
「ぐあああああ! 何で俺はあんな事を! もう絶対に酒は飲みすぎないようにするぜ……」
以後、深酒はしないようにしよう……と思いつつも、シルクの柔らかな太ももの感触を思い出して――また別の意味で赤面したそうな。
●
(恋人のテュリン姉、ルーシカ、アリエッタを誘って、ユノハラへ温泉旅行に出かけるよ! 一緒に温泉や料理を楽しんで、素敵な思い出を作り、もっと仲良くなれたらなって)
天然美少年ハーレム王、ララベル・サン・ディーベル。彼は頬をポッと染めながらそのように考える。
「ベル達と温泉旅行……良いね、楽しみだよ。二泊三日ということだから、たっぷり楽しんで帰れそうだね」
ルーシカは落ち着いた雰囲気をしているが仲間と楽しく盛り上がるのは好きなので、今回の温泉旅行を純粋に楽しみにしている模様。
(ベルや友人達と一緒に温泉旅行を満喫するわよ。……まぁでも、ベルと一緒に二泊三日の温泉旅行……ベルのラキスケが起こらない筈がないわね)
長く艶やかで美しい銀髪が魅力的な美女、テュリン・ヴィングは確定的に起こるであろうララベルのラキスケに悟りを開いた様な表情を浮かべつつ「はぁ、もう」と少しだけ溜息。でも温泉は普通に楽しみ。
可愛らしい猫耳おさげ髪の美少女、アリエッタも温泉旅行に同行。
……さて、ララベル御一行様が温泉宿『ユノハラ』に到着。荷物を預けて、まずは皆で混浴露天風呂に直行!
「折角だから、一緒に楽しみたいよね」
女性陣と分かれたララベルは脱衣場で服を脱ぎ、腰にタオルを巻き、お風呂場で女性陣と合流し――女性陣の艶姿にドキドキ。
(温泉に入る前にまずは身体や頭を洗ったり、背中の流しっこをするね)
「皆の肌、凄く綺麗……しっかり背中、流させて貰うね」
というわけで日頃お世話になっている慰労も兼ねて、皆の背中を流してご奉仕するララベル。
(まずは一番の目的、露天風呂を堪能させてもらうよ。ビキニ水着を着て、タオルを巻いていこうか。……タオルだけでも問題ない気はするけれど、念のためにね)
ルーシカはビキニ水着+バスタオル姿、テュリンもバスタオルを巻いて露天風呂へやって来た。また、アリエッタは濃紺のワンピース水着姿。
女性陣3人がしばらくララベルに背中を洗って貰っていると……石鹸で足を滑らせたララベルがテュリンとルーシカを勢いで押し倒してしまい、揉みくちゃになってアリエッタも巻き込みつつのダブルパイタッチハプニング発生!!
「きゃっ!」
(…………。この位なら毎度の事だから、最早慣れてしまったわ……慣れちゃいけないんだろうけどね?)
「わーお」
ルーシカは可愛らしい悲鳴、テュリンは目を閉じて額に少し青筋ぴくぴく、アリエッタは状況がよくわかっていない様子。
「はわわ、ごっ、ごめん」
ララベルは赤面しながら平謝り。慌てて手を離し、立ち上がろうとするも、しかしまた滑って転んで――タオルがアレな状態になったり、更に揉みくちゃになったりして連鎖。状況が更に悪化。
「はわわわ……えっと、そのあの」
(折角だから、寧ろ、他の皆巻き込んでるんだし腕を掴んで逃がさないわよ……)
謝るララベルに対し、テュリンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
……まあ、とりあえず、制裁は頭にげんこつ一発で済ませた。
(他の人が居ない時間帯で良かった……)
「ごめんね、気を付ける……騒いで宿に迷惑かけたら駄目だもんね」
頭にたんこぶを作ったララベルはしゅんとして反省。
…………一通りイベントをこなし、それからは皆で平和に温泉でゆったりまったり。
「お湯は気持ち良くて、景色も絶景で、まさに極楽だね……」
「そういえばここの温泉、効能からして湯治をするのに良さそうね」
(大きな戦いやら冒険やらに挑む事が多いから、こういう場所を知っておくと便利だしおぼえておこっと)
「ふあ~気持ち良いわ……」
ルーシカ、テュリン、アリエッタはそれぞれにお湯を楽しむ。その傍でララベルも肩までお湯に浸かって心地よさそう。……心を許せる仲間達とのひと時……ということもあるだろう。
それからルーシカが。
(声を掛けてくれたベルには感謝しないと。心を込めて、背中流しもさせてもらうよ)
「他の子も洗っているなら、担当を決めて皆で綺麗にしてあげようか」
(その時に何かしらハプニングでタオルを取られたとしても、水着を着ているから大丈夫かな)
一度お湯から上がって皆で洗いっこ。なお、ルーシカは先ほどのハプニング時、水着とタオルの重ね着だったのでパイタッチ以外は被害軽微。
……洗い終わったらまたしばらく混浴風呂に浸かって、それから火照った身体を冷却するために、皆で水風呂へ移動。
テュリンやアリエッタは広い水風呂にて、他に客が居なかったので泳いてみる。
(………………)
ララベルは少しタオルが肌蹴たテュリンの見事な肢体をチラチラ見て赤面していたらしい……。
……温泉を満喫したララベル御一行様は脱衣場で着替えて宿泊する4人部屋へ移動。
「温泉を満喫した後は、全員一緒の部屋で料理を楽しむわよ」
「楽しみにしていたよ、期待通りとても美味しそうだね」
(露天風呂から出たら第二の目的、料理を堪能させてもらうよ)
テュリンとルーシカ、アリエッタはララベルの「いただきまーす!」を合図にさっそく並べられたお膳に箸をつける。
「女将さんのこだわり料理も中々美味しいし、お酒も良いものだから食が凄く進むわね」
「折角の機会だから、味だけでなく盛り付け方も学びながら味わっておかないとね」
テュリンは絶品料理に舌鼓を打ちつつお酒もそこそこに。ドワーフ王国で飯屋を開いているルーシカは料理の勉強も兼ねてじっくりと味わった。
ララベルとアリエッタは純粋にぱくぱくもぐもぐと食事を楽しむ。
皆が食事を終え、お膳などが片付けられた後――。
ララベル御一行は……ベランダに出て、星々の瞬く夜空を眺めつつ……。
「ありがとう……」
ルーシカ、テュリン、アリエッタ、3人にキスをするララベル。
「またこうして、のんびり楽しめるイベントがあれば、誘ってくれると嬉しいよ」
優しく微笑んで、ルーシカはキスのお返し。アリエッタはララベルにぎゅーっとハグ。
一方、テュリンは――
(今までのお返しも兼ねて、夜はしっかりと『お礼』をさせてもらうわよ……。何事もなく寝れると思わないでね、ベル……)
彼女は夜中、寝静まる時間帯を見計らって、ララベルの布団に潜り込み……。
翌朝、ララベルが目覚めると眼前にテュリンの顔があり――
「ふふ……昨晩はお楽しみだったわ」
その意味深な言葉に「ひょわ~!?!?」と声を上げるララベルでした。
●
アルテ・ルナフィニスとレイラ=ルナフィニスのカップル――。
「屋根付きの温泉に行く! けど、他の雄がいるなら、いないところに移動する! レイラを見られたくないからね!!」
宿に着くなり、アルテは高らかに宣言! そうして大切な人の手を引いて、屋根付き風呂に移動。
(わたしは屋根付きのお風呂にアル君と入浴しますわ。アル君は水着姿を他の方々……特に男性には見られたくないようで)
アルテ最愛の伴侶、レイラは黒のビキニ水着を着用。
(『わたしを見られたくない!』と言われれば愛おしくなりますわよね♪)
「他の男性に見られる気にしているようですが……わたしは別に気にしませんけれど」
「いいやダメだね。こんなボクでも、レイラへの独占欲はあるのだ!」
えっへんと胸を張る可愛らしい男の娘(※あくまで外見上)、アルテ。
レイラは、普段は可愛い男の子だが……時折見せる凛々しいアルテの表情にトゥンク。
(組んでいた腕へ更に密着しちゃいますわ。ふふ……アル君。可愛い♪)
「ほぁぁあ、腕にくっつくのはやめてください。ボクの理性が死にます」
アルテの可愛らしい声に、レイラは更にアルテへ密着。「ほああああ~!?」といった声が屋根付き風呂に響いた。
……そんなこんなでイチャコラしつつ、2人はお互いに背中を流す。
「ボクも水着だよー。今年のモノクロフリルのやーつね! 女の子っぽい? 似合うからいいじゃないか!」
「アル君の水着姿は性格に似てとても愛らしく。とても素敵です」
背中を流し終えたアルテとレイラはイチャイチャしながら湯船へ。
「ぁ、そもそも、ボク、ハーフビーストだけど、ケモノ湯じゃなくていいよね! 耳と尻尾とあとちょっとだからね、ケモノっぽいの! 抜け毛少ないし、へーきへーき」
「そういえばアル君はハーフビーストさんでしたっけ。忘れてました」
アルテとレイラはそのように会話。まあ、今は他に客が居ないので気にする必要は無いだろう。
温泉の湯船に並んで浸かっている2人……アルテがなんでここまでテンションが高いかというと……。
「……照れるのだぁ」
(水着遊びは一緒にしても、温泉!お風呂をレイラと一緒にするのは照れるのだ!)
夫婦で温泉旅行となれば自然とテンションが上がるというもの。
「レイラの水着はあだるてぃでセクシーだよねぇ……黒、普段あんまり見ないから強く新鮮に見えるよ!」
アルテは妻の水着姿を褒めちぎる。レイラは「あらあら、うふふ」と、とても嬉しそう。
(お風呂内では普段と同じで常にアル君に密着していたいと思っていますが……あ。でもわたし自身の身体や髪を洗う時は流石に密着……は難しいですわね、でも洗いっこはできますわね。わたしから提案してみようかしら~♪)
……途中、レイラの提案で一度お湯から上がり、夫婦水入らずで身体を綺麗に洗いっこ。
(こう、雄としてはですね。洗いっこという名目で触るなど……)
「いや、むつかしーね!!!!」
「ん? どうされました?」
「なんでもないよ!!」
見た目は可愛らしい女の子の男の娘ながら、欲望は雄そのもののアルテである。
……綺麗になったら。再び2人で湯船へちゃぷん。仲良く並んでお湯に浸かる。
(隣あって座ってくっつくけど、顔真っ赤なのは自覚できるよー。ついお風呂に口をつっこんでぼこぼこさせたくなる。けど、それはマナー違反だから我慢……! っていうか、レイラ可愛い。せくしー……ってチラチラ見ちゃうよ~)
アルテはお嫁さんが好き過ぎる様子。
また、頬を赤らめている夫がとてもとても愛しくなって……レイラはいたずらを試みる。
(視線を送られると胸を腕に押し付けて少し悪戯したくなってしまいますわ。反応が可愛らしいので抱きしめて頬に触れてツンツン突いてみましょう♪)
「~~♪ どうしまして? 何か気になるところでも?」
「き、気になること? レイラ自身が気になるよ! って、ほぁぁあぁ……」
「好きなのには変わりありませんから気にする必要は全くありませんし」
既に伴侶であるのに、積極的にタッチして来るわけでもなく、じぃ~~~~っとガン見してくるアルテに対してレイラはもどかしさを覚えながらも、やはり夫には『可愛い』という感情が大きい。
(見慣れているはずなのに可愛い♪)
などと彼のわき腹をつんつん。
アルテとしては。
(悪戯されて真っ赤かになっちゃうよ。……のぼせちゃうかも)
…………その後もしばらく屋根付き風呂での夫婦水入らず(イチャコラ)が続いた――。
(ひとしきり悪戯してから一緒に湯から上がりますわ。のぼせたら大変ですもの)
「さて、そろそろお部屋でお夕飯をいただきましょう。まだまだ時間はありますわ。また入りに参りましょう」
「ソ、ソウダネ」
アルテ的には楽しくもドキドキしっぱなしな二泊三日の温泉旅行であった。
●
「温泉……気持ち良さそう。ユミカも、行く……」
褐色肌のムチムチわがままボディが特徴のホムンクルス娘・ユミカ、温泉旅行へGO。
「……まだ、冒険者の仕事してない、けど」
初手が温泉旅行になったようだが、まあ別に問題は無い。
温泉宿『ユノハラ』へやって来たユミカはすぐさま温泉へ移動。混浴露天風呂に浸かって、のんびり過ごすつもりである。
まずは脱衣場でお着替え。水着は白のフリルビキニ。むっちむちな彼女の体型に対して用意した水着のサイズが小さく、大きなお胸や同じく大きなお尻に食い込み気味。せくしーだいなまいつ!
そしていざ、お風呂場へ。お湯に浸かってゆったりまったりしつつ。
(力抜いて、湯船に半分浮かぶようにして……んー、気持ちいい……)
少しお湯に浸かったら、今度はぷか~~っとお湯に浮かんでみる。メートル超えのたわわなお胸もぷかぷか。
「……なんか、男の人に、見られてる気がする……? でも、ユミカは気にしない。減るものじゃないし……」
気にしたほうがよいですね。
「……なんなら、触ってもいい、けど……?」
ダメです。
……それからユミカはのぼせ気味になったら水風呂に移動して浸かって、火照った身体を冷まして……それからまた、温泉のお湯に浸かりに~を何度か繰り返して温泉を満喫。
「折角だし、のんびりじっくり、時間をかけて楽しむよ……」
(温泉堪能したら、次はご飯……)
お湯から上がった際に備え付けの浴衣に着替えたが……ぴったりなサイズが無かったらしく、豊満なお胸がぎゅうぎゅうのキツキツだったり、胸元の辺りのお肉が寄せて上げられ過ぎてはみ出てしまったり。
ともあれ、お膳が運ばれて来れば、さっそくいただきます。
「美味しい……どれだけでも、食べられそう……。……だけど、箸、ちょっと使いにくい……。……スプーン、ある……?」
女将さんはすぐに用意してくれた。箸を使い慣れない冒険者も多いゆえに。
「ご飯食べたら……うぅん、眠くなってきた……」
夕食を終えると……敷いてあったお布団の上にごろりん。そのまますぴ~~と就寝。……元々キツキツの浴衣なので、寝返りで胸や脚周りがきわどいことに……?
そのような感じで自由気ままに二泊三日の温泉旅行を楽しんだユミカであったそうな。
――こうして9名の冒険者達はそれぞれに温泉旅行を満喫しましたとさ。
温泉宿『ユノハラ』への招待を受けた9名の冒険者達。
可愛らしい容姿と抜群に豊満なボディが魅惑的なシルク・メイプルリーフと、こちらも小柄で愛らしい外見……ながらもショタではなく青年のアリッグ・レイダーのペア――。
2人は荷物を預けた後、まずは混浴露天風呂へ。男女別の脱衣場で着替えてから、お風呂場で合流。
ナイスバディを惜しげもなく晒した水着姿のシルクと腰にタオルを巻いていたアリッグは、まずお湯で背中を流してから2人仲良く湯船に浸かる……。
アリッグはお湯を楽しみつつも、やはり男なら本能的に気になるシルクの身体をちらちらと見たり、景色を眺めたり、シルクの身体をチラ見したり、シルクの身体をチラ見したり、シルクの身体をチラ見したり……(めっちゃ見てる)。
(やっぱり綺麗な身体してるな……)
(アリッグさんがコッチを見てる? 洗ってほしいのかな?)
「背中ゴシゴシしますよ?」
流石に見られている方はすぐ気が付くので、シルクがアリッグへ「お背中流しますよ~」と声を掛ける。
するとアリッグはやや動揺しながらも、せっかくの機会なのでお願いすることに。
……背中を洗ってもらっている際、度々感じるシルクの素手の感触にアリッグは照れ照れ。
その後は……洗いっこする流れになり、アリッグは顔を真っ赤にしながらもシルクの背中を丁寧に流してあげる……。
しかしながらつるつるすべすべな白い肌……背中のほうから見ても分かる大きなお胸のたわわな膨らみ……ぷりりんとした大きめの、張りがありつつも柔らかそうなお尻……。
アリッグはお湯に浸かっていない状態でのぼせてしまいそうな状態だった。そんな中で。
アリッグに背中を洗ってもらっている最中、たまに振り向いてチラチラと彼の様子を伺っていたシルクは……彼のあまりの照れっぷりに「かわいい!!」という感情が爆発して――
ぎゅ~~~~っと水着姿のまま彼をハグ。「当たってる! 当たってる! 放せばか!」とアリッグは声を上げるがシルクは無視してぎゅむむとハグを続行。頬もすりすり。
ほどなくアリッグは頭がオーバーヒートして気を失ってしまい、涼しい場所にてシルクに膝枕で介抱された。
さて、アリッグが意識を取り戻し、お風呂から上がって2人部屋へ移動。
シルクは部屋でのアリッグと一緒の食事(向かい合った状態)を楽しむ。
「はい、あ~ん」
「あ~ん……もぐもぐ……ごくん。……いい加減慣れてきたが、やっぱり恥ずかしいな……」
などとイチャイチャしつつ食べさせ合いなどをしながら食事を満喫する2人。
それからアリッグ……辛い調味料を発見。悪戯で食べ物に辛い調味料を沢山入れてみる。
(ケケケ……この激辛料理を召し上がれってかぁ)
しかし……シルクへ渡す前に次の料理がどんどん運ばれて来て、どれが激辛か判らなくなってしまい――
結局、激辛の方を自分で食べることになり、悶え、お酒で流し込むアリッグ……。
「あらあら、アリッグさん一気飲みなんて。いける口なんですか? 私は……お酒は遠慮しておきますね」
そのうちに酔いが回り、アリッグはぐでんぐでんに。
「あれ、アリッグさん大丈夫ですか?」
「なんか、すごく寂しいんだ。今日はずっとそばにいて欲しい」
お酒を流し込み過ぎて泥酔したアリッグは普段愛情に飢えている心の内が露呈。本能的に、シルクへ抱きついて甘える。ムチムチのシルクの太ももに顔を埋める。
「今日はいちだんと可愛いですねーよしよし。大丈夫ですよー今日も明日も一緒ですからねー」
「ぎゅって、してほしいな……」
「なんですかねーこの可愛い生き物……むぎゅむぎゅ」
アリッグはお酒の力を借りて幼い子どものように、たっぷりシルクママ(?)に甘え……しばらくして、すぅすぅと寝息を立て始めた。
それを見たシルクは女将を呼んでお膳を片付けて貰い、既に敷いてあった1人用のお布団が2つ。
しかしものすごく甘えられて母性に目覚めたシルクはアリッグを自分のお布団に入れて、ぎゅ~~~~っと抱き締めたまま一緒に就寝しましたとさ。
…………なお翌朝、泥酔してはいても記憶はしっかり残るタイプのアリッグは昨晩の自分の行動を思い出し、顔を真っ赤にして足をバタバタ。
「ぐあああああ! 何で俺はあんな事を! もう絶対に酒は飲みすぎないようにするぜ……」
以後、深酒はしないようにしよう……と思いつつも、シルクの柔らかな太ももの感触を思い出して――また別の意味で赤面したそうな。
●
(恋人のテュリン姉、ルーシカ、アリエッタを誘って、ユノハラへ温泉旅行に出かけるよ! 一緒に温泉や料理を楽しんで、素敵な思い出を作り、もっと仲良くなれたらなって)
天然美少年ハーレム王、ララベル・サン・ディーベル。彼は頬をポッと染めながらそのように考える。
「ベル達と温泉旅行……良いね、楽しみだよ。二泊三日ということだから、たっぷり楽しんで帰れそうだね」
ルーシカは落ち着いた雰囲気をしているが仲間と楽しく盛り上がるのは好きなので、今回の温泉旅行を純粋に楽しみにしている模様。
(ベルや友人達と一緒に温泉旅行を満喫するわよ。……まぁでも、ベルと一緒に二泊三日の温泉旅行……ベルのラキスケが起こらない筈がないわね)
長く艶やかで美しい銀髪が魅力的な美女、テュリン・ヴィングは確定的に起こるであろうララベルのラキスケに悟りを開いた様な表情を浮かべつつ「はぁ、もう」と少しだけ溜息。でも温泉は普通に楽しみ。
可愛らしい猫耳おさげ髪の美少女、アリエッタも温泉旅行に同行。
……さて、ララベル御一行様が温泉宿『ユノハラ』に到着。荷物を預けて、まずは皆で混浴露天風呂に直行!
「折角だから、一緒に楽しみたいよね」
女性陣と分かれたララベルは脱衣場で服を脱ぎ、腰にタオルを巻き、お風呂場で女性陣と合流し――女性陣の艶姿にドキドキ。
(温泉に入る前にまずは身体や頭を洗ったり、背中の流しっこをするね)
「皆の肌、凄く綺麗……しっかり背中、流させて貰うね」
というわけで日頃お世話になっている慰労も兼ねて、皆の背中を流してご奉仕するララベル。
(まずは一番の目的、露天風呂を堪能させてもらうよ。ビキニ水着を着て、タオルを巻いていこうか。……タオルだけでも問題ない気はするけれど、念のためにね)
ルーシカはビキニ水着+バスタオル姿、テュリンもバスタオルを巻いて露天風呂へやって来た。また、アリエッタは濃紺のワンピース水着姿。
女性陣3人がしばらくララベルに背中を洗って貰っていると……石鹸で足を滑らせたララベルがテュリンとルーシカを勢いで押し倒してしまい、揉みくちゃになってアリエッタも巻き込みつつのダブルパイタッチハプニング発生!!
「きゃっ!」
(…………。この位なら毎度の事だから、最早慣れてしまったわ……慣れちゃいけないんだろうけどね?)
「わーお」
ルーシカは可愛らしい悲鳴、テュリンは目を閉じて額に少し青筋ぴくぴく、アリエッタは状況がよくわかっていない様子。
「はわわ、ごっ、ごめん」
ララベルは赤面しながら平謝り。慌てて手を離し、立ち上がろうとするも、しかしまた滑って転んで――タオルがアレな状態になったり、更に揉みくちゃになったりして連鎖。状況が更に悪化。
「はわわわ……えっと、そのあの」
(折角だから、寧ろ、他の皆巻き込んでるんだし腕を掴んで逃がさないわよ……)
謝るララベルに対し、テュリンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
……まあ、とりあえず、制裁は頭にげんこつ一発で済ませた。
(他の人が居ない時間帯で良かった……)
「ごめんね、気を付ける……騒いで宿に迷惑かけたら駄目だもんね」
頭にたんこぶを作ったララベルはしゅんとして反省。
…………一通りイベントをこなし、それからは皆で平和に温泉でゆったりまったり。
「お湯は気持ち良くて、景色も絶景で、まさに極楽だね……」
「そういえばここの温泉、効能からして湯治をするのに良さそうね」
(大きな戦いやら冒険やらに挑む事が多いから、こういう場所を知っておくと便利だしおぼえておこっと)
「ふあ~気持ち良いわ……」
ルーシカ、テュリン、アリエッタはそれぞれにお湯を楽しむ。その傍でララベルも肩までお湯に浸かって心地よさそう。……心を許せる仲間達とのひと時……ということもあるだろう。
それからルーシカが。
(声を掛けてくれたベルには感謝しないと。心を込めて、背中流しもさせてもらうよ)
「他の子も洗っているなら、担当を決めて皆で綺麗にしてあげようか」
(その時に何かしらハプニングでタオルを取られたとしても、水着を着ているから大丈夫かな)
一度お湯から上がって皆で洗いっこ。なお、ルーシカは先ほどのハプニング時、水着とタオルの重ね着だったのでパイタッチ以外は被害軽微。
……洗い終わったらまたしばらく混浴風呂に浸かって、それから火照った身体を冷却するために、皆で水風呂へ移動。
テュリンやアリエッタは広い水風呂にて、他に客が居なかったので泳いてみる。
(………………)
ララベルは少しタオルが肌蹴たテュリンの見事な肢体をチラチラ見て赤面していたらしい……。
……温泉を満喫したララベル御一行様は脱衣場で着替えて宿泊する4人部屋へ移動。
「温泉を満喫した後は、全員一緒の部屋で料理を楽しむわよ」
「楽しみにしていたよ、期待通りとても美味しそうだね」
(露天風呂から出たら第二の目的、料理を堪能させてもらうよ)
テュリンとルーシカ、アリエッタはララベルの「いただきまーす!」を合図にさっそく並べられたお膳に箸をつける。
「女将さんのこだわり料理も中々美味しいし、お酒も良いものだから食が凄く進むわね」
「折角の機会だから、味だけでなく盛り付け方も学びながら味わっておかないとね」
テュリンは絶品料理に舌鼓を打ちつつお酒もそこそこに。ドワーフ王国で飯屋を開いているルーシカは料理の勉強も兼ねてじっくりと味わった。
ララベルとアリエッタは純粋にぱくぱくもぐもぐと食事を楽しむ。
皆が食事を終え、お膳などが片付けられた後――。
ララベル御一行は……ベランダに出て、星々の瞬く夜空を眺めつつ……。
「ありがとう……」
ルーシカ、テュリン、アリエッタ、3人にキスをするララベル。
「またこうして、のんびり楽しめるイベントがあれば、誘ってくれると嬉しいよ」
優しく微笑んで、ルーシカはキスのお返し。アリエッタはララベルにぎゅーっとハグ。
一方、テュリンは――
(今までのお返しも兼ねて、夜はしっかりと『お礼』をさせてもらうわよ……。何事もなく寝れると思わないでね、ベル……)
彼女は夜中、寝静まる時間帯を見計らって、ララベルの布団に潜り込み……。
翌朝、ララベルが目覚めると眼前にテュリンの顔があり――
「ふふ……昨晩はお楽しみだったわ」
その意味深な言葉に「ひょわ~!?!?」と声を上げるララベルでした。
●
アルテ・ルナフィニスとレイラ=ルナフィニスのカップル――。
「屋根付きの温泉に行く! けど、他の雄がいるなら、いないところに移動する! レイラを見られたくないからね!!」
宿に着くなり、アルテは高らかに宣言! そうして大切な人の手を引いて、屋根付き風呂に移動。
(わたしは屋根付きのお風呂にアル君と入浴しますわ。アル君は水着姿を他の方々……特に男性には見られたくないようで)
アルテ最愛の伴侶、レイラは黒のビキニ水着を着用。
(『わたしを見られたくない!』と言われれば愛おしくなりますわよね♪)
「他の男性に見られる気にしているようですが……わたしは別に気にしませんけれど」
「いいやダメだね。こんなボクでも、レイラへの独占欲はあるのだ!」
えっへんと胸を張る可愛らしい男の娘(※あくまで外見上)、アルテ。
レイラは、普段は可愛い男の子だが……時折見せる凛々しいアルテの表情にトゥンク。
(組んでいた腕へ更に密着しちゃいますわ。ふふ……アル君。可愛い♪)
「ほぁぁあ、腕にくっつくのはやめてください。ボクの理性が死にます」
アルテの可愛らしい声に、レイラは更にアルテへ密着。「ほああああ~!?」といった声が屋根付き風呂に響いた。
……そんなこんなでイチャコラしつつ、2人はお互いに背中を流す。
「ボクも水着だよー。今年のモノクロフリルのやーつね! 女の子っぽい? 似合うからいいじゃないか!」
「アル君の水着姿は性格に似てとても愛らしく。とても素敵です」
背中を流し終えたアルテとレイラはイチャイチャしながら湯船へ。
「ぁ、そもそも、ボク、ハーフビーストだけど、ケモノ湯じゃなくていいよね! 耳と尻尾とあとちょっとだからね、ケモノっぽいの! 抜け毛少ないし、へーきへーき」
「そういえばアル君はハーフビーストさんでしたっけ。忘れてました」
アルテとレイラはそのように会話。まあ、今は他に客が居ないので気にする必要は無いだろう。
温泉の湯船に並んで浸かっている2人……アルテがなんでここまでテンションが高いかというと……。
「……照れるのだぁ」
(水着遊びは一緒にしても、温泉!お風呂をレイラと一緒にするのは照れるのだ!)
夫婦で温泉旅行となれば自然とテンションが上がるというもの。
「レイラの水着はあだるてぃでセクシーだよねぇ……黒、普段あんまり見ないから強く新鮮に見えるよ!」
アルテは妻の水着姿を褒めちぎる。レイラは「あらあら、うふふ」と、とても嬉しそう。
(お風呂内では普段と同じで常にアル君に密着していたいと思っていますが……あ。でもわたし自身の身体や髪を洗う時は流石に密着……は難しいですわね、でも洗いっこはできますわね。わたしから提案してみようかしら~♪)
……途中、レイラの提案で一度お湯から上がり、夫婦水入らずで身体を綺麗に洗いっこ。
(こう、雄としてはですね。洗いっこという名目で触るなど……)
「いや、むつかしーね!!!!」
「ん? どうされました?」
「なんでもないよ!!」
見た目は可愛らしい女の子の男の娘ながら、欲望は雄そのもののアルテである。
……綺麗になったら。再び2人で湯船へちゃぷん。仲良く並んでお湯に浸かる。
(隣あって座ってくっつくけど、顔真っ赤なのは自覚できるよー。ついお風呂に口をつっこんでぼこぼこさせたくなる。けど、それはマナー違反だから我慢……! っていうか、レイラ可愛い。せくしー……ってチラチラ見ちゃうよ~)
アルテはお嫁さんが好き過ぎる様子。
また、頬を赤らめている夫がとてもとても愛しくなって……レイラはいたずらを試みる。
(視線を送られると胸を腕に押し付けて少し悪戯したくなってしまいますわ。反応が可愛らしいので抱きしめて頬に触れてツンツン突いてみましょう♪)
「~~♪ どうしまして? 何か気になるところでも?」
「き、気になること? レイラ自身が気になるよ! って、ほぁぁあぁ……」
「好きなのには変わりありませんから気にする必要は全くありませんし」
既に伴侶であるのに、積極的にタッチして来るわけでもなく、じぃ~~~~っとガン見してくるアルテに対してレイラはもどかしさを覚えながらも、やはり夫には『可愛い』という感情が大きい。
(見慣れているはずなのに可愛い♪)
などと彼のわき腹をつんつん。
アルテとしては。
(悪戯されて真っ赤かになっちゃうよ。……のぼせちゃうかも)
…………その後もしばらく屋根付き風呂での夫婦水入らず(イチャコラ)が続いた――。
(ひとしきり悪戯してから一緒に湯から上がりますわ。のぼせたら大変ですもの)
「さて、そろそろお部屋でお夕飯をいただきましょう。まだまだ時間はありますわ。また入りに参りましょう」
「ソ、ソウダネ」
アルテ的には楽しくもドキドキしっぱなしな二泊三日の温泉旅行であった。
●
「温泉……気持ち良さそう。ユミカも、行く……」
褐色肌のムチムチわがままボディが特徴のホムンクルス娘・ユミカ、温泉旅行へGO。
「……まだ、冒険者の仕事してない、けど」
初手が温泉旅行になったようだが、まあ別に問題は無い。
温泉宿『ユノハラ』へやって来たユミカはすぐさま温泉へ移動。混浴露天風呂に浸かって、のんびり過ごすつもりである。
まずは脱衣場でお着替え。水着は白のフリルビキニ。むっちむちな彼女の体型に対して用意した水着のサイズが小さく、大きなお胸や同じく大きなお尻に食い込み気味。せくしーだいなまいつ!
そしていざ、お風呂場へ。お湯に浸かってゆったりまったりしつつ。
(力抜いて、湯船に半分浮かぶようにして……んー、気持ちいい……)
少しお湯に浸かったら、今度はぷか~~っとお湯に浮かんでみる。メートル超えのたわわなお胸もぷかぷか。
「……なんか、男の人に、見られてる気がする……? でも、ユミカは気にしない。減るものじゃないし……」
気にしたほうがよいですね。
「……なんなら、触ってもいい、けど……?」
ダメです。
……それからユミカはのぼせ気味になったら水風呂に移動して浸かって、火照った身体を冷まして……それからまた、温泉のお湯に浸かりに~を何度か繰り返して温泉を満喫。
「折角だし、のんびりじっくり、時間をかけて楽しむよ……」
(温泉堪能したら、次はご飯……)
お湯から上がった際に備え付けの浴衣に着替えたが……ぴったりなサイズが無かったらしく、豊満なお胸がぎゅうぎゅうのキツキツだったり、胸元の辺りのお肉が寄せて上げられ過ぎてはみ出てしまったり。
ともあれ、お膳が運ばれて来れば、さっそくいただきます。
「美味しい……どれだけでも、食べられそう……。……だけど、箸、ちょっと使いにくい……。……スプーン、ある……?」
女将さんはすぐに用意してくれた。箸を使い慣れない冒険者も多いゆえに。
「ご飯食べたら……うぅん、眠くなってきた……」
夕食を終えると……敷いてあったお布団の上にごろりん。そのまますぴ~~と就寝。……元々キツキツの浴衣なので、寝返りで胸や脚周りがきわどいことに……?
そのような感じで自由気ままに二泊三日の温泉旅行を楽しんだユミカであったそうな。
――こうして9名の冒険者達はそれぞれに温泉旅行を満喫しましたとさ。
マスターコメント
温泉旅行、楽しんで頂けたなら幸いです。
ロングシナリオ易しい 報酬:無し9 / 6〜12人
2022年08月30日 10時19分03秒 公開
大成功
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