【夏果】ビーチのモニター調査
椿油
コメント 6
シナリオID:2335
オープニング
●ローズベルト商会が3週間程でやってくれました
同盟都市フロルゾン、ローズベルト商会の朝は早い。
「ビーチ、出来たわよ!!」
婆やは当主ジェラルダの声がもはや目覚まし代わりになっていた。
「……ふわ……、ジェラルダ様お早う御座います。ビーチ建設隊から知らせが届いたのですね?」
シャルガネ風の寝巻のまま、開店前のローズベルト商会のエントランスに集合させられた婆やと他泊まり込みスタッフ数名。
「ええ、ビーチ建設隊がとりあえず第一稿を届けてくれたのよ。えーっと何々、『陽射し良好、日傘完備、貝殻や海産物多し。海月に注意』ですって。……クラゲ出るの!?」
「魔獣は片づけましたけどねぇ……クラゲは魔獣でない限りはどうしようもないかと」
婆やが目を擦りつつ老眼鏡を手に取り、知らせの紙に目を通す。
「ふむふむ……日傘は用意されているのですね、日焼けの心配は無さそうですが何本ほどの用意を?」
「とりあえず大きい日傘を5本、1本に2人まで入れるから実質10人分ね!」
と、ここで婆やの老眼は端に書かれていた文字を見逃さなかった。
「ジェラルダ様……『出店案求む』とありますが?」
眉間にしわを寄せる婆や。一番重要な所をすっ飛ばしていたのではないかとジェラルダに疑惑がかかる。
「ああ、それはとりあえず数種類の果実のジュースを出す方向で纏まったっていうか、勝手に纏めたわ。後はモニター調査だけよ!」
「と、仰いますと?」
婆やの脳裏に今までのジェラルダの行動が思い返されていた。そこから導き出されるのは――。
「実際に冒険者に来てもらって、意見を出してもらいましょう!! もちろん報酬も発生するしバカンスも楽しめるなんて最高な依頼じゃない!?」
やっぱり、と婆やは頷きつつジェラルダ様らしいと思いながら書類用の紙を取り出していた。
「では、冒険者ギルドに依頼を出しておきましょう」
「流石婆や、話が早くて助かるわ!」
(あのー……俺たち要ります?)
(徹夜だったからまた寝ようぜ)
寝起きの泊まり込みスタッフ、ただ起こされて今後の案件を聞かされただけであった。
同盟都市フロルゾン、ローズベルト商会の朝は早い。
「ビーチ、出来たわよ!!」
婆やは当主ジェラルダの声がもはや目覚まし代わりになっていた。
「……ふわ……、ジェラルダ様お早う御座います。ビーチ建設隊から知らせが届いたのですね?」
シャルガネ風の寝巻のまま、開店前のローズベルト商会のエントランスに集合させられた婆やと他泊まり込みスタッフ数名。
「ええ、ビーチ建設隊がとりあえず第一稿を届けてくれたのよ。えーっと何々、『陽射し良好、日傘完備、貝殻や海産物多し。海月に注意』ですって。……クラゲ出るの!?」
「魔獣は片づけましたけどねぇ……クラゲは魔獣でない限りはどうしようもないかと」
婆やが目を擦りつつ老眼鏡を手に取り、知らせの紙に目を通す。
「ふむふむ……日傘は用意されているのですね、日焼けの心配は無さそうですが何本ほどの用意を?」
「とりあえず大きい日傘を5本、1本に2人まで入れるから実質10人分ね!」
と、ここで婆やの老眼は端に書かれていた文字を見逃さなかった。
「ジェラルダ様……『出店案求む』とありますが?」
眉間にしわを寄せる婆や。一番重要な所をすっ飛ばしていたのではないかとジェラルダに疑惑がかかる。
「ああ、それはとりあえず数種類の果実のジュースを出す方向で纏まったっていうか、勝手に纏めたわ。後はモニター調査だけよ!」
「と、仰いますと?」
婆やの脳裏に今までのジェラルダの行動が思い返されていた。そこから導き出されるのは――。
「実際に冒険者に来てもらって、意見を出してもらいましょう!! もちろん報酬も発生するしバカンスも楽しめるなんて最高な依頼じゃない!?」
やっぱり、と婆やは頷きつつジェラルダ様らしいと思いながら書類用の紙を取り出していた。
「では、冒険者ギルドに依頼を出しておきましょう」
「流石婆や、話が早くて助かるわ!」
(あのー……俺たち要ります?)
(徹夜だったからまた寝ようぜ)
寝起きの泊まり込みスタッフ、ただ起こされて今後の案件を聞かされただけであった。
解説
【目的】
リゾート開発計画の一端、ひとまず完成したビーチを楽しむ。
そして楽しみつつ意見を出して下さい。
【ローズベルト島】
目的の小島。前回のシナリオ「いざ出航、ローズベルト号!」にて初上陸のち数週間でスタッフがビーチを作り上げました。突貫工事ですが小屋もあります。入港は東から、砂浜は南東方面にありました。少し歩きますが危険な虫はいません。
・砂浜
そこまで大きくはないですが、砂の城やトンネルを作ったり、砂に埋もれて胸に砂を盛る程度の量の砂があります。
・貝殻
普通の貝殻の他、キレイな貝殻が複数落ちていました。キレイな物ほど早い者勝ちかもしれません。
・海産物
普通に砂浜にも揚がっていますが、泳げば海藻が目に入ります。品種によってはコラーゲンたっぷりだとか。
・日傘×5
1つに2人まで入れます。暑さしのぎに。
・小屋
ビーチ開発スタッフが一番苦労した所。半分は休憩用、半分はジュースを出す出店用になっています。
・ジュース
フロルゾン直送の果物由来のアップルジュース、オレンジジュース、パインジュースが(とりあえず)無料で飲めます。それぞれ在庫に限りアリ。
・クラゲ(若干危険)
前回のシナリオの航海時は居ませんでしたが、少し沖に出たら何故か普通にいました。対処はお任せします。島と沖の中間の一部(しかもビーチ付近)が縄張りと思われます。
【意見の出し方】
ジュースの売り子スタッフに言うか、そこら辺にいるビーチ開発スタッフにお声がけ下さい。
マスターより
商会シリーズシーズン2も終わりが見えてきました。でもまだ終わりじゃない! 椿油です。
今回は一般公開前のローズベルト島のビーチを楽しむついでに意見を下さい! 意見回収担当スタッフがそこら辺をうろついています。ジュースを「貰う」ついでに意見を言っても大丈夫です。
ジュースは一般客も来たら有料になる可能性が高いので今がチャンス!
ジェラルダが紐づけされているので、質問がありましたら【質問】と付けて相談して下さい。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
リプレイ
●夏だ! 海だ! ローズベルト島だ!
小屋で水着に着替える、御邑 都。
「お姉ちゃん……そこ、休憩用みたいです……!」
「え~? ここは休憩用なのぉ~?」
妹の御邑 奈月にタオルで隠してもらいつつ、着替えていざビーチへ。
「もう観光化の算段をたてたのか。ローズベルト商……と言うか、ビーチ建設隊が頑張ってるな」
ダムド・フィリスは防音用の壁材をそっと組み立てる事にした。
「それにしてもみなさん、お疲れのご様子……起きてこられた時にすぐに水分を補給できるよう、ソーダレモネードを用意しておきましょう」
ミア=リゼルは商品を飲むわけにいかないスタッフの為に、飲み物を用意している。その隣で防音壁が少しずつ出来あがっていた。
「……綺麗な……貝……♪」
奈月が見つけたのはキラキラと光る貝殻。
「おー♪ 月ちゃん、それなに~?」
都が貝を見つめる。パール色に光る貝殻は陽光で煌めいていた。
「貝だねぇ~♪ ほんのりピンク色で綺麗だぁ~」
二人で貝殻をいくつか拾ってみる事にしたようだ。
「僕と勝負しよーかぁ~。貝の大きさ勝負ぅ~♪」
早速大きな貝殻を拾った都。
「……お、お姉ちゃん……の貝……大きい……!」
そうこうしていると、気づいたら手が海水に触れる位置まで来ていたようだ。
「月ちゃ~ん。今度は水遊びしよぉー?」
●クラゲ発生ゾーン
「サメとかは居ないよな?」
貸し小船の上で魚網を構えながら、怪しい影が無いか探すダムド。
「それじゃあ行きますよ、祈雷でドッカーンです!」
ミアは《祈雷》を発動させ、一気に浮かび上がるクラゲ達。クラゲには悪いが、追撃の《エーテルブロー》を喰らわせる。そして、ダムドが魚網で回収した。
このクラゲ、食べられる種類だろうか。食べられるなら珍味や土産物になりそうではある。さて、クラゲ発生地域に杭を立てて網を張り、人とクラゲが接触しないようにせねばなるまいとダムドがテキパキ作業していく。
●水遊び
貝を拾いつつ、水遊びを満喫する姉妹。奈月が貝を拾っている背後から水をかける都。
「えへへぇ~♪ 月ちゃん、驚いたぁ~?」
「……ぷぁ……。お姉ちゃん……お返しです……♪」
持って来た麦わら帽を手入れする手間が要りそうだが、今は水の掛け合いを楽しむのだ。ちなみに奈月は服の上に水着を着ている。
「冷たくて気持ちがいいねぇ~、月ちゃん♪」
●売り子へ提案の差し入れ
さて、クラゲの脅威は去っても、未だ海の脅威には気を付ける必要があるだろう。海は何がいるか分からない。いきなり剣のような魚が突き刺さってくるかもしれないし、毒性のある魚を足で踏んでいるかもしれないのだ。クラゲもその中の一つである。それはさておき、そろそろ提案すべき事項が溜まって来ただろう。
「あのねぇ~。ジュース以外の物って出せないかなぁ~……?」
都は奈月の分のジュースを貰いつつ、売り子に提案する。
「ジュース以外ですか?」
「例えばぁ~……」
少し考え込む都。
(そうだねぇ~。お腹にたまるものもいいけど……軽く食べられるものもいいよねぇ~……。うーん。例えば……なんだろぉ~……ジュース……果物!)
ピンと閃いたのは原材料の果物を利用したもの。
「果物のシャーベットとかぁ~かなぁ~……」
「成程、参考にさせてもらいます!」
都がジュースを持ち帰ると、ちょっと経ってから奈月が紙にクラゲ対策を認めて持って来た。
「……え、えと……お……おちゅ……かりしゃま……さまです……あ、あの……報告書を……どうぞ……ッ!」
「はい、ありがとうございますー。ふむふむ、やっぱりクラゲが多かったみたいですね」
そこにダムドも全種類のジュースを求めにやってくる。
「あ、そのクラゲだけど。獲ったクラゲは食えるなら干して、珍味とか特産に……成らないか?」
「では網を小屋に置いといて下さい、後で種類を確かめてみますね」
ダムドは砂浜のパラソルの下で休憩する。
「小屋も綺麗に建てたなぁ。このジュース旨いや……」
ほぼ産地直送のアップルジュースとオレンジジュース、そしてパインジュース。ローズベルトは果物のコネも広そうだ。
「ジュースは2層にして提供したら女の客に受けそうだな」
砂浜を良く見ると、貝殻が縦に埋まっていたり鋭利だったりと危険な箇所が見受けられた。それらをダムドは回収しつつ、綺麗な貝殻でアクセサリーのサンプルを作ってみる。
空のジュースの容器を持っていくついでに、提案する事にした。
「ご馳走様、美味しかった。このジュースを2層にするっていうのと、貝殻のアクセサリーを客が作れるように必要な道具の準備はどうだ?」
「成程、2層は惹かれそうですね。道具も準備してみます、ありがとうございます」
●束の間の余韻
奈月は暑そうな寝ているスタッフ達にそっと海水で濡らしたタオルを持ってくる。スタッフの一人が受け取って首にタオルを巻くと、涼しそうな顔をしながら再び横に寝転んだ。
「す……涼しく、なりましたかね……?」
ダムドは波が来ない位置に砂の城を建てていた。木の桶に海水を含んだ砂を固めて入れ、抜いては重ね、入れて抜いては重ね……を繰り返していく。
「どうせなら人が入れるサイズにしよう」
夢中で固めつつ、中を掘っていく。
ミアが水分補給にパラソルの所へ戻ると、砂の城が見えたので参加する事に。
「砂の城ですか? それは楽しそうです! ぜひ混ぜてください」
トンネルを掘る担当になったダムドと共に、貝殻をぺたぺたとタイルのように貼り付けていくミア。
「旗とか立てたらそれらしいでしょうか!」
旗は……偶然流れ着いていた物を拾い、ミアがそっと突き刺して砂の城の完成だ。
「……城に名前をつけるか?」
ダムドがスタッフに確認を取りに行く。
「あー、ジェラルダさんローズベルト何々って付けば喜ぶんでローズベルト城で大丈夫だと思いますよ。まぁ一応後で確認取っておきますね」
ローズベルト何々なら何でも喜ぶと思ったら大間違いな可能性だってあるのだ。
●帰還
夕方。小屋の後ろで御邑姉妹が着替えつつ、良い感じに日焼けしたお互いを見つめている。
「日焼けしたねぇ~♪」
「お姉ちゃんも……焼けました……ね♪」
ダムドの所には、スタッフが紙を持ってくる。
「あ、砂の城の件なんですけど」
「もう連絡ついたのか、早いな」
「いえそうではなく、事前に砂の城が出来るなら命名しておこうと決めていたみたいで。太陽と砂をかけて《サン・ド・ローズベルト城》だそうです」
探せば既に指令の紙はあったのだ。結局ローズベルト城なのに変わりは無かったがまぁいいだろう。
「クラゲもかなり減りましたし、後は帰って報告すれば完了ですね」
ミアが倒した分のクラゲは試食担当が夕方までに天日干しして食べた結果、まぁイケるという事で土産化が決まったという。勿論毒の部分を処理してから、だが。
サン・ド・ローズベルト城が映えるビーチを背景に、彼らモニター参加した冒険者は帰っていくのだった。
小屋で水着に着替える、御邑 都。
「お姉ちゃん……そこ、休憩用みたいです……!」
「え~? ここは休憩用なのぉ~?」
妹の御邑 奈月にタオルで隠してもらいつつ、着替えていざビーチへ。
「もう観光化の算段をたてたのか。ローズベルト商……と言うか、ビーチ建設隊が頑張ってるな」
ダムド・フィリスは防音用の壁材をそっと組み立てる事にした。
「それにしてもみなさん、お疲れのご様子……起きてこられた時にすぐに水分を補給できるよう、ソーダレモネードを用意しておきましょう」
ミア=リゼルは商品を飲むわけにいかないスタッフの為に、飲み物を用意している。その隣で防音壁が少しずつ出来あがっていた。
「……綺麗な……貝……♪」
奈月が見つけたのはキラキラと光る貝殻。
「おー♪ 月ちゃん、それなに~?」
都が貝を見つめる。パール色に光る貝殻は陽光で煌めいていた。
「貝だねぇ~♪ ほんのりピンク色で綺麗だぁ~」
二人で貝殻をいくつか拾ってみる事にしたようだ。
「僕と勝負しよーかぁ~。貝の大きさ勝負ぅ~♪」
早速大きな貝殻を拾った都。
「……お、お姉ちゃん……の貝……大きい……!」
そうこうしていると、気づいたら手が海水に触れる位置まで来ていたようだ。
「月ちゃ~ん。今度は水遊びしよぉー?」
●クラゲ発生ゾーン
「サメとかは居ないよな?」
貸し小船の上で魚網を構えながら、怪しい影が無いか探すダムド。
「それじゃあ行きますよ、祈雷でドッカーンです!」
ミアは《祈雷》を発動させ、一気に浮かび上がるクラゲ達。クラゲには悪いが、追撃の《エーテルブロー》を喰らわせる。そして、ダムドが魚網で回収した。
このクラゲ、食べられる種類だろうか。食べられるなら珍味や土産物になりそうではある。さて、クラゲ発生地域に杭を立てて網を張り、人とクラゲが接触しないようにせねばなるまいとダムドがテキパキ作業していく。
●水遊び
貝を拾いつつ、水遊びを満喫する姉妹。奈月が貝を拾っている背後から水をかける都。
「えへへぇ~♪ 月ちゃん、驚いたぁ~?」
「……ぷぁ……。お姉ちゃん……お返しです……♪」
持って来た麦わら帽を手入れする手間が要りそうだが、今は水の掛け合いを楽しむのだ。ちなみに奈月は服の上に水着を着ている。
「冷たくて気持ちがいいねぇ~、月ちゃん♪」
●売り子へ提案の差し入れ
さて、クラゲの脅威は去っても、未だ海の脅威には気を付ける必要があるだろう。海は何がいるか分からない。いきなり剣のような魚が突き刺さってくるかもしれないし、毒性のある魚を足で踏んでいるかもしれないのだ。クラゲもその中の一つである。それはさておき、そろそろ提案すべき事項が溜まって来ただろう。
「あのねぇ~。ジュース以外の物って出せないかなぁ~……?」
都は奈月の分のジュースを貰いつつ、売り子に提案する。
「ジュース以外ですか?」
「例えばぁ~……」
少し考え込む都。
(そうだねぇ~。お腹にたまるものもいいけど……軽く食べられるものもいいよねぇ~……。うーん。例えば……なんだろぉ~……ジュース……果物!)
ピンと閃いたのは原材料の果物を利用したもの。
「果物のシャーベットとかぁ~かなぁ~……」
「成程、参考にさせてもらいます!」
都がジュースを持ち帰ると、ちょっと経ってから奈月が紙にクラゲ対策を認めて持って来た。
「……え、えと……お……おちゅ……かりしゃま……さまです……あ、あの……報告書を……どうぞ……ッ!」
「はい、ありがとうございますー。ふむふむ、やっぱりクラゲが多かったみたいですね」
そこにダムドも全種類のジュースを求めにやってくる。
「あ、そのクラゲだけど。獲ったクラゲは食えるなら干して、珍味とか特産に……成らないか?」
「では網を小屋に置いといて下さい、後で種類を確かめてみますね」
ダムドは砂浜のパラソルの下で休憩する。
「小屋も綺麗に建てたなぁ。このジュース旨いや……」
ほぼ産地直送のアップルジュースとオレンジジュース、そしてパインジュース。ローズベルトは果物のコネも広そうだ。
「ジュースは2層にして提供したら女の客に受けそうだな」
砂浜を良く見ると、貝殻が縦に埋まっていたり鋭利だったりと危険な箇所が見受けられた。それらをダムドは回収しつつ、綺麗な貝殻でアクセサリーのサンプルを作ってみる。
空のジュースの容器を持っていくついでに、提案する事にした。
「ご馳走様、美味しかった。このジュースを2層にするっていうのと、貝殻のアクセサリーを客が作れるように必要な道具の準備はどうだ?」
「成程、2層は惹かれそうですね。道具も準備してみます、ありがとうございます」
●束の間の余韻
奈月は暑そうな寝ているスタッフ達にそっと海水で濡らしたタオルを持ってくる。スタッフの一人が受け取って首にタオルを巻くと、涼しそうな顔をしながら再び横に寝転んだ。
「す……涼しく、なりましたかね……?」
ダムドは波が来ない位置に砂の城を建てていた。木の桶に海水を含んだ砂を固めて入れ、抜いては重ね、入れて抜いては重ね……を繰り返していく。
「どうせなら人が入れるサイズにしよう」
夢中で固めつつ、中を掘っていく。
ミアが水分補給にパラソルの所へ戻ると、砂の城が見えたので参加する事に。
「砂の城ですか? それは楽しそうです! ぜひ混ぜてください」
トンネルを掘る担当になったダムドと共に、貝殻をぺたぺたとタイルのように貼り付けていくミア。
「旗とか立てたらそれらしいでしょうか!」
旗は……偶然流れ着いていた物を拾い、ミアがそっと突き刺して砂の城の完成だ。
「……城に名前をつけるか?」
ダムドがスタッフに確認を取りに行く。
「あー、ジェラルダさんローズベルト何々って付けば喜ぶんでローズベルト城で大丈夫だと思いますよ。まぁ一応後で確認取っておきますね」
ローズベルト何々なら何でも喜ぶと思ったら大間違いな可能性だってあるのだ。
●帰還
夕方。小屋の後ろで御邑姉妹が着替えつつ、良い感じに日焼けしたお互いを見つめている。
「日焼けしたねぇ~♪」
「お姉ちゃんも……焼けました……ね♪」
ダムドの所には、スタッフが紙を持ってくる。
「あ、砂の城の件なんですけど」
「もう連絡ついたのか、早いな」
「いえそうではなく、事前に砂の城が出来るなら命名しておこうと決めていたみたいで。太陽と砂をかけて《サン・ド・ローズベルト城》だそうです」
探せば既に指令の紙はあったのだ。結局ローズベルト城なのに変わりは無かったがまぁいいだろう。
「クラゲもかなり減りましたし、後は帰って報告すれば完了ですね」
ミアが倒した分のクラゲは試食担当が夕方までに天日干しして食べた結果、まぁイケるという事で土産化が決まったという。勿論毒の部分を処理してから、だが。
サン・ド・ローズベルト城が映えるビーチを背景に、彼らモニター参加した冒険者は帰っていくのだった。
マスターコメント
モニター参加というわけでビーチバカンスお疲れ様でした!
提案で増えた物は以下になります。
ジュース→2層化(アップル×パインなどの各パターン用意)、シャーベットを増やす
貝殻→アクセサリー用に道具を用意
クラゲ→干してお土産化(足りなくなればスタッフが安全に駆除して量を確保します)
そして砂の城が出来ました!ジェラルダ、判断が早い。
ローズベルト商会シリーズなどなど、またのご参加をお待ちしております!
ショートシナリオ易しい 報酬:標準4 / 4〜10人
2022年07月25日 22時59分25秒 公開
大成功
相談掲示板
あ…揃いましたね!よかった 成立おめでとうございます! 今回はビーチを楽しみつつ意見を投げる…という依頼ですね。 私は一般公開に向けてクラゲさんたちを少し退治しておこうかと。
成立して良かった。 シーフのダムドだ、宜しくな。 オレも特に遊ぶ予定がないから、クラゲ退治と海岸の見回りだな。 後…時間が余るなら(字数)、スタッフを巻込んでビーチバレーやフラッグも考えたけどさ 寝てないのを起こしても悪いって事で、砂の城とか作ってオブジェにしとくよ。 暇な奴は参加フリーにするんで一緒にやろうぜ。
砂の城!一般公開までにもつかはわかりませんが、楽しそうです。よければ参加させてほしいです。
参加ありがとな。 名指しで入れてないが、絡み歓迎にしてあるから宜しく。
み…御邑、奈月…です…。 よろしく…お願いします、ね…。 ギリギリの…発言で、ごめんなさい…。 …えと…。 あ、姉と…一緒に、貝を拾ったり…波打ち…際で、海水遊び…をしようと…思ってます…。
御邑都だよぉ~♪ 妹の月ちゃん共々よろしくお願いしまーす♪ 時間ギリギリでごめんなさーい。 月ちゃんが言ってるように、貝拾いと水遊びするねぇ~♪