蒼剣の剣士と放浪の……?
コースケ
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シナリオID:2270
オープニング
ハーフリングの剣士、ナキルは、仲間と共に剣の師からの課題を果たし、自らのファミリーネームが『ファーレイド』であることと、その名の貴族への警告を受けるのだった。
●もう一人の師
ナキルは、もう一人の師であるエルフの騎士、ルゥリアの下を訪ねていた。
「ルゥリア師匠、オレに新しい戦い方を教えてくれないか? オレはもっと強くならなきゃならないんだ!」
「……そう」
若草のような明るい緑髪のエルフの女性騎士は、灰色の瞳で真っ直ぐナキルを見下ろす。ナキルも青い瞳でそれを見返した。
口数の少ないルゥリアの指導は難解な部分も多く、その意図を読み取って挑まなければ成果を得ることは難しい。自分で考え、正解に辿り着いてこそ修練になるということなのだろうが、少しでも手がかりを得るため、ナキルは師匠の一挙手一投足に気を配る癖が付いていた。
(これは、オレの決意を計ってるのか?)
そう感じたナキルは、より視線に力を込めてルゥリアの目を見返す。
「私が指南してる騎士団の訓練相手を探してる」
「……へ?」
ぽつり。と呟いた言葉の意図が分からず、間抜けな声が漏れたナキルだったが、続くルゥリアの言葉に力強く応える。
「仲間を集めてきなさい」
「稽古付けてくれるんだな!? 分かった。最高の仲間を連れてくるぜ!!」
ルゥリアはそれに頷き、仲間を集めるために駆け出すナキルの背中を見つめるのだった。
「……大きくなったね」
●湖の都にて
「ウィリアム!? よく来てくれたな! しかし、どうして君が此処へ?」
水上都市アキュアリスタ。その有力者の一人であるハント・サックウェルの屋敷を、リーンエス王国第二王子、ウィリアム・リーンエスが訪問していた。
「いやあ、ちょっとした騒ぎに巻き込まれてシャルガネに呼ばれてたんだが、君からの手紙にジョアンナと子供の事が書いてあったのを思い出してね。急で悪いけどお邪魔させて貰ったのさ」
「そういう所は相変わらずだね……。妻は出産を控えて離れに居るよ。後で顔を見せてやってくれ」
昔と変わらぬ王族らしくない友人に苦笑いしつつ、ハントは友人であるウィリアムを招き入れる。
かってパンクリアース学園へ通っていたハントは、そこでウィリアムと友人となり、時折連絡を取り合っていたのだ。
同じく学園で知り合った妻のジョアンナとの間に子供が出来たことを報告していたのだが、直接訪ねてくるとは思いもよらな――いや、ウィリアムはこういう奴だった――等と思考を巡らせながら、呼びつけた召使いに最大限の歓待を準備するよう言い付けた。
「吸血鬼に瞳を狙われたり神の嫁へのご指名か! 昔以上に破天荒な日々を送っているな君は!!」
「笑いすぎじゃないかい? まあ、どちらも冒険者達のお陰で解決したんだけどね」
ベールコート産貴腐ワインを酌み交わしながら、ウィリアムとハントは二人だけで話に花を咲かせていた。
二人とも本来ならこういうことが出来る立場では無いが、ウィリアムがお忍びだったこともあり友人として学園生の頃の様に接していた。
「冒険者か……」
「彼らがどうかしたのかい?」
思い出したように呟いたハントに、ウィリアムは帝国産のチーズをつまみながら問う。
「いや、そういう訳ではないんだが……。ウチの騎士団……といっても実際は私兵団なんだけど、その指南役が冒険者の合同訓練をやりたいと言って来たんだよ。実戦に近い模擬戦をさせたいらしい。そのついでに、冒険者をやっている弟子の指導もさせて貰いたいと言われてね」
「なるほど。いい機会だと思うよ。彼らの実力は保証していい。しかし、冒険者の弟子に指導、ね」
学園時代に嫌というほど見た、良からぬ事を考えるときの顔をするウィリアムに、ハントは嫌な顔を隠さずに釘を指した。
「何を考えてるか想像はつくけど、君がそんなだから冒険者からぞんざいに扱われるんじゃないのかい?」
解説
マスターより
リプレイ
(あれがウィリアム王子ですか。何故こんな所に居るかは知りませんが、相手にとって不足はありません)
ユークリア・フィナンシェは、ビシッと宣言する。
「貴方に決闘を申し込みます!」
「僕に? 申し込まれるなら交際が良いんだけど」
「決闘?」
「あー……。ユク姉はたまに素っ頓狂だから気にしなくていいぜ?」
ウィルは飄々と決闘に応じるが、ハントは困惑の表情である。ユークリアが帝国の伯爵令嬢と聞けば胃に穴が開くかもしれない。
●ルアンナ&ユークリアvsウィル&キャスター
「お手並み拝見」
先手を取ったウィルは待機の構えを取る。
「むむっ。ならその慢心を後悔させてあげます!」
ユークリアは光縛封を展開しようとするが発動しない。使用条件を忘れていたのだ。
「くっ、ならばゲーミング王子になるが良いのです!」
代わりに蒼炎で自身とタッグを組むルアンナ・ミュラーを強化し、ゲーミング閃光塗弾を投げた!
炸裂する七色の光にキャスターは眼が眩むが、ウィルは盾で遮り影響を免れる。
そのキャスターは澱嵐を召喚してユークリアとルアンナの動きを制限し、スネアージャベリンをユークリアに放つ。
「小癪なー!」
塗弾の影響もあり、蒼炎を纏ったユークリアにジャベリンを当てることは出来なかったが、移動の低いルアンナは澱嵐で足止めされてしまう。脱出するにはそれに集中する必要がある。
「ならば私からはこれです!」
移動を諦めたルアンナは杖を掲げ魔蝕を行使するが、ウィルは涼しげな顔でそれを弾く。
「盾役は抵抗も上げているものだよ?」
言いつつ衝撃刃をユークリアに飛ばすが、蒼炎に守られたユークリアは盾と輝甲でそれを防ぎ、ダメージを最小限に抑える。
「どうですか! 私にかかればこんなものですよ!!」
「うんうん。ヒーラーは打たれ強くないとね」
ウィルはチャージングで間合いを詰め、再度ユークリアに剣を振るう。
「何度やっても同じ……ってきゃあ!?」
再度輝甲で受けるが、ウィルに続いて接近して来たキャスターの光弾を受けてしまったのだ。
「ならば反撃です! ルアンナさん、私にマジカルパワーをー!」
「分かりました! 私達の力がどれだけ通用するか確かめる時です!」
その声に応じルアンナがユークリアと共に魔力を高め、ユークリアは力を合わせ魔弾を放つ!
「魔法はウォーリアの弱点! くらうが良いのですーー!」
ウィルは装甲防御でダメージを抑えるが、心なしか余裕の笑みが薄い。
「効いていますよユークリアさん!」
「ならば後はごり押し、魔弾を撃つのみ!」
効果ありと見たルアンナは次弾に備えて魔力を高め、ユークリアも追撃の構えを取る。
「流石に連続で受けるのは勘弁願いたいね?」
「遠慮せずどうぞです!」
ウィルは短期決戦を狙って攻める構えで攻撃し、ユークリアも反撃の魔弾でウィルをのけ反らせる。
「……いつもああなのかい?」
「3回に2回くらい……かな」
ユークリアの脳筋っぷりにハントが愕然としている。
「そうか。大した耐久力だが……」
「もう一人がノーマーク……」
直後のキャスターの魔弾でユークリアが倒れ、ルアンナも果敢に戦うが二対一を覆すには至らず、ハントは勝負ありと見て終了を告げた。
「ぐぬぬ……。もう一戦です!」
「私も今度は接近戦をしてみたいです! あと、これ見てください!」
ウィルはルアンナの掲げる凶器に物騒だねとコメントしつつ、次に譲って訓練場を退出して行った。
●ナキル&エフィルミアvsリサ&ルゥリア
「ナキルくんの師匠に私達のチームワークを見せつけてあげましょう! なんたって私、ナキルくんの彼女ですから!」
「オレとミアの二人だからな。負ける気がしねェな」
「ふふ、ナキルさんとエフィさんのチームワークを見せて貰いましょう!」
得意気なエフィルミアとナキルに、二人をよく知るリサ・ベイカーもやる気十分である。一方、ルゥリアはエフィルミアを凝視していた。
「リサさんも師匠側につくのは正直きついですけど! 負けませんよっ!」
開始と同時にエフィルミアがルゥリアへ破脚砕を込め暗針を振るう!
盾で受け止められたものの、行動阻害の付与に成功し、そこに駆け星で踏み込んだナキルが破鎧砕で追撃を加える!
「まずは小手調べだ!」
盾で止められた大剣の手応えにナキルは違和感を覚える。
(この衝撃すら伝わっていない感じ……まさかっ!?)
意識するより早く身体を捻る。その直後ルゥリアの槍が脇を掠めていた。
「危ねェ……」
「(判断は)速くなった。けど、格上(へ付与する)には足りない」
反撃に冷や汗をかくナキルに、師匠は弟子への賛辞と酷評を送る。
「あと、彼女の功績」
これはエフィルミアの行動阻害が無ければ命中していたという意味か。
「ルゥリアさん!」
行動阻害を解呪したリサに頷き、ルゥリアは無拍子で槍を突き出す。
「ぐっ!」
「よくもナキルくんを!」
エフィルミアは縛糸刃で束縛すべく攻撃するが、ルゥリアはそれに抵抗する。
「ミア、下がれ!」
「ごめんナキルくん!」
ナキルの戦術眼は、リサと師匠は持久戦狙いと見ていた。
一方、此方はエフィルミアのBSでナキルをサポートする作戦であるため、付与に失敗するとそれが崩れる。加えて師匠はエフィルミアでも安心できない技量を持っているため、接近したままでは被弾の恐れがあった。
「ならこれでっ!」
ナキルも後退し、魔導書の代わりの手甲からルゥリアへエーテルを放つ。
「不意打ち位にはなったか?」
(相性はこちらが有利ですが、弱点の機動力を突いて来ましたね。流石ナキルさんです)
ルゥリアは防御型の構成で模擬戦に挑んでおり、各種能力上昇と引き換えに移動の下がるキャッスルガードをセットしているため、機動戦は不利である。
「ならば訓練場の端に追い詰めましょう」
リサはルゥリアを輝腕で強化すると自らも前に出る。リサもまた、ナキルに並ぶ戦術眼を持っており、逃げられないよう天眼の俯瞰視点も活かし、二人の退路を塞ぐ位置へ移動した。
直後にルゥリアもチャージングで前進し、ナキルを槍で突く!
「くっ……!」
訓練用とはいえルゥリアの槍は重く、本物なら気絶寸前だったろう。
「やべェな。リサも一緒だからいつも以上に師匠に隙がねェ……」
「何言ってるの! 弱気なナキルくんは見たくないよっ!?」
「……そうだな」
リサとルゥリア相手に、最も有効な手は距離を取っての射撃戦であるとナキルの戦術眼は告げている。だが、リサが居るためそれでも分が悪い。何より――
(逃げ回ってるとこ見せらんねーよな!)
ナキルは戦術にあえて目を瞑る。
「エフィ、合わせてくれ」
「勿論! カッコいいとこ見せてくれるんでしょ?」
エフィルミアの嬉しそうな声に感謝しつつ、ナキルは剣を構えて師匠を見据える。
「来ますよ!」
リサの声に頷き、ルゥリアも盾を構えナキルの蒼の瞳を見る。
「勝たせて貰うぜ!」
ナキルはルゥリアへ全力で向かって行く。それを追い越したエフィルミアが側面へ回り込み、無拍子でルゥリアの左腕を突く!
「……!」
この攻撃が囮なのは明白だが、盾を持つ左腕を狙われては反応せざるを得ない。ルゥリアは盾で暗針を弾くが、同時に振り下ろされるナキルの剣に盾が間に合わない!
「雷神剣!!」
もう一人の師匠から授けられた全力の一撃! だが、ルゥリアは平然と槍を持ち上げ、ナキルへ振り下ろした。
「(連携は)合格。但し、此方も一人じゃない」
「こういう時は寸止めするもんじゃ……」
殴打した上で槍を突きつけるルゥリアの背後に、スケープセイントでルゥリアの傷を肩代わりしたリサが立っていた。
「勝負あり、ですね」
●カズマvsシーフ
「へぇ、騎士団の訓練ってちゃんとしたものあんまり見たことなかったけどけっこー面白そうじゃん。俺から教えれることとかあるか分かんねーけど手伝うぜ」
親指を立てる二刀の剣士、カズマ クレセントブラッドは、ドワーフ王国の近衛一派の生まれだが、あまり関わっては居なかったらしい。
「ウチは私兵団だけどな」
そのカズマの前には、同じ二刀のシーフが立っていた。
「行くぜ!」
先手を取ったカズマが後退し、シーフが疾風足で追い連撃を放つ。その三連撃を捌いたカズマも反撃の連撃を繰り出すが、シーフも全て避けて見せた。
どちらも手数を優先するスタイルであるが、互いの身体を捉えるには精度が足りない。
「わりぃな、あんまり派手な必殺技みたいなのとかなくて、代わりにそっちの派手なの見てやるから」
「密偵は目立つもんじゃ無いだろ?」
シーフは手数でなく精度重視で右手の短剣のみを振るうが、カズマはそれを見切りで避け、三連撃で反す。
「まだ手数でくるか!?」
「一回で当たらないなら何回でも剣を振ればいい。避けれない一撃を入れるか、君がミスすれば当たる。簡単だろ?」
「その前に倒されなけりゃいいがな?」
突きだされた短剣を重点硬化で受け、その衝撃をペインキルで無視しカズマは更に両手の剣を繰り出す。
突き、躱し、払いと互いに目まぐるしく動き、痛打を与えんと斬り結ぶ。命中はシーフの方が多いが、打たれ強く一撃の重いカズマも負けてはいない。
「終わりだっ!」
カズマの振り下ろした剣を避け損ねたシーフは、両手の短剣を落として降参の意を示す。
「参った。もうちぃっとだったんだが俺の敗けだ。しかし、あんたの戦い方は密偵でなく剣士だな」
「俺もまだまだだな、もっと強くならないと……その意味でもここに来たのは正解だったな、ありがとな!」
カズマは剣を鞘に戻し右手を差し出す。シーフもその手を握り、互いの健闘を称えるのだった。
●ジュスト&カミンルvsウィル&キャスター
「良かったね、カミンル嬢。今ならどんなに熱い思いをぶつけても不敬罪にならないよ」
そう言うジュスト・ヴェルジーは王国貴族なのだが、冒険者ウィルの立場を理解した上でギリギリの発言をしていた。
「ええ!? 今日はイケメンに熱い思いをぶつけてもいいんですか!?」
その発言にテンションが天元突破しているカミンル・マオは、イケメン好きな乙女である。彼女の身体は男性だが、可愛いので問題ない。
『手筈通りに』
魔法が届くギリギリの距離を取ったジュストの合図に、カミンルはチャージングで前に出る。
「フツメンは退場しろー!」
まずはキャスターを排除しようとするカミンルに対し、ウィルがカバリングに入る。
(あ。爽やかな香り……)
大剣を押すカミンルの鼻腔を、ふわり。と石鹸の香りが擽る。ジュストの香水とも違う迷迭香のフレーバーは、汗と交じってウィルの香りとしてカミンルの脳に刻まれた。
『カミンル嬢ナイスだ!』
ウィルを押さえているカミンルを称賛し、ジュストは弓に矢をつがえ、鋭射でフツメンを攻撃する。
矢を受けたフツメンは鼻息の荒いカミンルを怖れて後退し、スネアージャベリンで攻撃し移動を阻害する。
「邪魔するなコノヤロー!」
「レディらしからぬ言葉だね?」
ウィルはぐいぐい来るカミンルを大剣で押し返し、追撃を加えてフツメンの位置まで後退した。狙われている仲間から離れるつもりは無いらしい。
「もっとです! もっと僕に攻撃を!」
移動阻害を受けているカミンルだが、チャージングでそれを無視して前進し、キャスターに攻撃するがウィルは再度カバリングで阻止する。
「狙い通りだね。これで一人」
ジュストは前進しつつ矢を放つ。フツメンは避ける事が出来ず気絶と判断された。
「これで邪魔物はいなくなりました!」
「いい連携だね。手を抜いたつもりは無いんだけど」
ウィルはカミンルを攻撃して気絶確実と判断すると、チャージングでジュストへ向かう。
「コッチヲミロォ! ボクダケヲミロォ……!」
気絶は必至のカミンルだが、執念のチャージングでウィルに追い付き、紫電一閃を放った!
「おっと!?」
ウィルは装甲防御で受け止めるが、カミンルは押し倒す勢いでしがみつく。
「ジュストさん、僕の事はいいから……一緒に撃って!!」
「カミンル嬢の犠牲は無駄にしないよ――呼び掛けに応え、至れ。至りて流れよ、地の果てと。海の果てまで流れ、我らの敵を貫き運べ――大飛燕!!」
ジュストは『まあ訓練だしね』との内心を口にせず、カミンルの意を汲んで閃く爆光からのエーテル光波で纏めて薙ぎ払う!
後に残ったのはやり遂げた顔で倒れるカミンルと、光波を受けて尚立つウィルの姿だった。
これやこの イケメンみんな わかれつつ 知るも知らぬも 匂い嗅ぐかな かみまる
地面に刻まれた謎のメッセージを無視し、王子と貴族は向かい合う。
「君達の成長は見て来たけど、実際に向き合うと驚かされるね。特に彼にこうも手を焼くとは思わなかった。それに君にも」
「王党派に連なる者として、王族に無様な姿は見せられないだけですよ。ああ、今は冒険者ウィルでしたか」
「そうだね。王子がここに立っていれば成長を喜ぶだろう。ただ、同じく臣下に醜態は見せられないとも言うんじゃないかな」
ウィルが振り下ろした剣をジュストはエーテルバリアで防ぎ、踏み込んで指先から魔弾を放つ。
ウィルは盾でその衝撃を受け止めるが、その衝撃に大きく後退する。
互いにあと一撃で倒れるだろう。その一撃を決めるべく、二人は意識を集中し――
「そこまで!」
ハントの声に止められた。その意を問う視線にハントはため息をつく。
「このままやっても相討ちの結果は見えてる。訓練としては十分だろう?」
●打ち上げ
「訓練のあとはバーベキューだよなぁ!」
カズマの要望により、騎士団の詰所で打ち上げが催されていた。
「バーベキューとなれば米粉パンの出番ですね!」
「きちんと野菜も食べて下さいねー?」
ルアンナが自店のパンを宣伝を兼ねて振る舞い、リサは男所帯の騎士団へバランスを考えた献立を勧めながら料理を配っていた。
「ウィルさん、何て格好で歩き回ってるんですかー!」
そんな中、詰所の中からユークリアの悲鳴が響く。
「それってどんな格好ですかー!?」
「騒ぎを大きくするのはやめようね?」
鼻息荒く突入しようとするカミンルを制止するジュストは、いま一つ訓練の結果に納得していない様子である。
「完全に負けたー」
「でも、私達の最高見せられたんじゃないかな」
離れた席では突っ伏したナキルが唸り、エフィルミアが労っている所へ、ルゥリアが訪れる。
「まだまだ教える事があるから」
「……そうだな。鍛え直して貰って来る」
ナキルは訓練場へ行くため立ち上がるが、ルゥリアはくいとエフィルミアの手も引く。
「え、私も?」
こくりと頷いたルゥリアは、エルフの細腕とは思えぬ力でエフィルミアを引いて行く。
「私はナキルくんの為に薬草汁を作らないといけないんですけどー?」
「二人で頑張ろうか!」
師匠の気が変わらない内にと、ナキルは訓練場へ走り出した。
マスターコメント
ショートシナリオR普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2022年07月06日 09時41分13秒 公開
相談掲示板
ウィリアム王子、冒険者の恰好でなにしてるんですかね?( 馳せ参じましたヒーラーのユークリアです、宜しくお願いします! まさかのPVPの選択もありですか。 オッターさんご質問大丈夫でしょうか? 借りる武器の性能が結構気になります。 重さが特に。それか私たちが装備した後のステータスが基準でしょうか?
「ナキルだ、今回は集まってくれてサンキューな! と、ルアンナも参戦サンキューっと! あと一人……まぁ、「お互いで腕試ししたい」ってのが無ければ特に誰が来ても問題ねーよな。 にしても、なんかすっげぇ気になるヤツが居るんだけど…… こ、今回は師匠の戦い方盗むのがオレの目的になるからなぁ……いや、その後にいっぱつくらい殴ってみたさがるな(うううん) >ミア あぁ、そうだ。何人かで班vs班もいける分けだけど、一緒に行くか?」
まあ、冒険者街や踊る小熊亭でもあんな感じだし平常運転って言えば平常運かもな。 質問だな。 借りる武器はそれぞれの持ち込む武器とステータス的には同じ物と考えていいぜ。 訓練なんで大怪我しないように刃が潰れてたり、エーテルが通り難いとかの工夫がされてるイメージだ。 (皆さんの持ち込んだ武器を装備した状態でのキャラクターシートの数値を使って判定しますが、与えるダメージは『仮定のダメージ』という扱いなります。簡単に言うと、自分の装備で戦ってるけど大怪我はしないから安心してね! ……という事です)
なるほど! オッターさん有難うございます!
アイ ラブ イケメン (イケメンをよこせ) どうも、 ウォーリアのカミンル・マオと申します! 乙女です。性別はどうあれ乙女です。 この中にイケメンもしくはイケメン又はイケメンの方がいたら 是非僕の所に来てください。 チームで一緒に戦うのも血沸き肉躍る対戦もどちらでも! 僕はフリーハグみたいな存在なので是非ご利用ください。 (どなたとでも、チームも対戦もご一緒します!) あ、しかしできればピンチの時にイケメンに救われたり 身を挺して庇うなりして「僕が守って見せるっていいましたよ……」 なんて台詞を言って見たかったりでイケメンの腕の中で幸せな顔で意識を失うって それはとっても素敵な事ですよねそして最後に二人は(以下400文字省略
(某助っ人冒険者の姿に蟀谷押さえ、溜息をついてから笑顔に切換え) キャスターのジュストだ、枠が空いていたようなので参加させて貰ったよ。よろしく。 正直戦闘があまり得意ではないから、腕試しというか訓練に参加して研鑽に励もうかと思ってね。 【1】と【2】、どちらに参加しようかは悩んでいるけどどちらにしても単独では挑まないので一緒にチーム組んでくれる人がいれば喜んで。 カミンルく… (ちょっと考え、咳払いしてから言い直し) カミンル嬢がフリーなら、丁度前衛と後衛でバランス良いし、ご一緒させて貰おうかと。
(”冒険者ウィル”の姿を見て)祝勝会のカーラエル以来ですね。 キャスターのルアンナです、よろしくお願いします。 1と2どちらにするかはまだ考え中ですが、最近は刃物での接近戦も始めたのでそちらの特訓も出来ればなーと思っています♪(ノコギリ鉈ぶんぶん)
タッグ戦の流れですか? 組んでいただける方がいたら是非! それか4VS4にしますか?
ヒーラーのリサです。 よろしくお願いしますね。 1か2のどちらか決めてませんが、1が居ないならせっかくですからそちらに回ってみようかな? くらいですね。
>ジュストさん ピッコーン!! (イケメンセンサーが働いて) はい、喜んで!!!! あらやだカミンル嬢だなんて! 素敵な呼び方をしていただけるとは光栄であります! 僕でよければ、いくらでも前衛として動き肉壁となります! もし敵に攻撃されそうになったらきちんとカバリングをば!!! ついでに匂いもかが……イエナンデモアリマセン。 あ、ちなみに僕は【1】と【2】どちらでもイケます! ただ、もしペアで対戦してくれる人がいれば【2】で良さそうかなとも! あ、もし皆がよければユークリアさんのいう4VS4のチーム戦でもいいですよ!
シーフのエフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 防御型超高レベルウォーリア、一体どこのウィリアムさんですかね…。(すっとぼけ) 【1】と【2】どちらでもいけますよー! >ナキルくん お、チーム組んじゃう?いいよ! 私はパワーはないけどBSは得意だから、攻撃型のナキルくんとの相性バッチリでしょ!(どやぁ)
4VS4…! チーム戦も面白そうですね♪ ウォーリア・シーフ・キャスター・ヒーラーが丁度2人ずつなので均等に分けられます! それなら私、合体魔法を使ってみたいんです! 実戦だとなかなか使う機会がなくて、一度試してみたいんですよね!
「…やべぇ、話が混じって見える…。」 ※以下、ほぼPL 整理すると ユク姉案とルアンナが話してるカンジを①と仮定して 【2】で 4PC vs4PC (ウォーリア、シーフ、キャスター、ヒーラーがまさかの1:1) ……確かにすげぇ奇跡的なバランスになってるな。(すん) で、①は3vs3とか調整も視野に入れるとして……。 オレがちょっと先に言ってたミア誘ってた内容とかだと 【1】で ナキル&エフィルミア(追加メンバー可)vsルゥリア師匠+モブ?(何ウィリアムは指定したら居るんじゃ) ってカンジだったが。 整理しつつ。 懸念も貰いそうだから先に進言させて頂くと 「ナキルの目的」に関する部分は「シナリオの事後談」として リプレイ上描写できれば大丈夫な内容ではあるので ①4PCvs4PC 案でも対応可能です。 所謂、「お前は居残り修行だ」みたいなオチで置いて行かれるナキルくんオチですね。(エフィルミアちゃんがそれに付き合うかは先方次第な雰囲気) 勿論、「4PCvs4NPC」と言う路線も選択肢に入れてもいいと思う。 現行だと ・ナキル、エフィルミア ・カミンル、ジュスト で2人2組のチーム情報。 整理するとこんな感じだな。
でも確かに、4VS4をやるとなるとウィルさんとか師匠さんとか私兵団の皆さんの役目がいまいち無くなっちゃいますね…。
ナキルさんまとめありがとうございます! ナキルさんとエフィさんは①で師匠を含めたお相手と戦ってみるのが良い感じじゃないですか? 主目的ですしね。勿論人増やすのもありです。 プレイヤー同士のの強い要望がなければ①で良いとは思います。 あとは逆に私達でソロで行きたい方を訪ねた方が良いかもですね。
・ナキル(ウォーリア)、エフィルミア(シーフ) ・カミンル(ウォーリア)、ジュスト(キャスター) ・ルアンナ(キャスター) チーム希望 ※合体魔法使用(魔法攻撃力UP) ・リサ(ヒーラー) ※①希望 ・カズマ(シーフ) 未定 ・ユークリア(ヒーラー) ①or② チーム希望 ルアンナさんと組んで、ウィリアム(仮)さんに光縛封からの祈雷コンボ(合体魔法付き)するのも有りですね? 余裕顔でドヤァ。されたらあれですが…希望しておきますね。ちなみに私はPT人数増えてもいいですよ。
祈雷は物理+魔法÷2の魔法ダメージでした、合体魔法活かしきれませんね。 高威力な魔法はヒーラーじゃ杖持っても魔弾が最大です。 どうすればいいんだGOD。 最高威力の杖自体は持ってますが、お任せしますよ!
ああ、ナキルさんはエフィさんとペアで【1】で師匠と対戦希望ですか。 では、わたしは、その師匠さんと組んでの、ナキルさん&エフィさん、と対戦希望しましょうか。 ウォーリア+ヒーラーにどう戦うか、 なかなか相性的には難しいと思いますが、成長を見せるにはいい難度かな?と。 謎の冒険者は、なかなかのツワモノのようですし、複数人で挑んでもいいのかもですね。(笑)
ナキルさんとユークリアさんは、情報整理ありがとうございます! こうなると、ペアで誰かと対決、って感じですかね。 対人希望の人がいたら、【2】で、いなければ【1】って感じかな? この辺りは、ジュストさんの都合、そして他の方の都合に合わせます! オールオッケイでーす! 何故なら、イケメンがいるだけで、僕は幸せだからです!
まとめありがとうございます! 師匠さん1人でもきつそうなのに、リサさんが師匠さん側につくのですか!? ひゃーーー!最高に燃える展開ですね!!やりたいです! 私はその対戦大歓迎ですけど、ナキルくんはどう?(わくわく)
「>リサ まさかの師匠とリサのタッグ!それは、厄介そうだな……あぁ、逆に燃えるってくらいだぜ。 怪我の心配は一応無さそうだけど、やるからには手加減しねーぜ?(わくわく感) >ミア おう、ミアとオレの二人なら負ける気がしねーけどな! と言っても、師匠もけっこーヤバいし。リサもサポートとか何時も上手いからな。 こっちも相当気合い入れていかねーとな?(ふふん) >カミンル ……そう言えば、対戦相手の騎士団員にイケメンが居る可能性が……? (カミンルの為に争うイケメン(ジュストとイケメン騎士団員)の図とかで萌える展開等と想像しましたがそっとおいておきますね。) >謎の冒険者 みんなでぶん殴るか?(扱い!)」
では俺は【1】で、王…冒険者ウィルと対戦形式の訓練を希望しようかな。 カミンル嬢の幸福度も上がりそうだし。 イケメンが目の前にいたら簡単に気を失ったりしないだろう? 頼りにしているよ。
了解しました!では【1】で冒険者ウィルさんと対決ですね! 気合を入れて戦いますよ! そして……ウィルさんもイケメンなんですね! イケメンの間に挟まって戦うなんて、こんな事があっていいのでしょうか! >ナキルさん なんと! 他にもイケメンが盛りだくさんとな!? ひょっとして僕のモテキが到来の予感……? うひっうひひひっ……! (手をうごうごしながら妄想する。どうみても手遅れです)
(…!ジュストくんの攻撃魔法がウィリアム何とかさんに炸裂する!?…なにそれ期待値高い…)
「>カミンル あぁ、そうかもな!(相手に前衛しか居なかったら前衛として集中されるって意味で)」
>チーム分け このままいくと、ユークリアさんと組んで私兵団の方々と模擬戦でしょうか。 合体魔法楽しみですね!
>ルアンナさん 私達もウィリアム(仮)さん+私兵団さんでいきませんか? 実は私、ウィリアム(仮)さんと会うの初めてなのです。相手がウォーリアとわかっていれば行動もしやすいですし。間違いなく光縛封で閉じ込める。
それならウィルさんに突撃しちゃいましょうか! 全力の魔法をぶつけてやりますっ!
ありがとうございます! ゲーミング閃光塗弾の出番…!
>ナキルさん、エフィさん ふふ、ではそのように。 頑張りましょう。 あくまで、ナキルさんの成長を見せる、師匠から教えを頂く、なので。 そこは忘れずに、ですよ?
…やべぇぜ、やっちまった 顔出しが出発前日になってるじゃねーか… カズマだ。よろしく やることは…今から考えます(土下座