【学転】老、袋をもって日向ぼっこ
狐野径
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シナリオID:1942
オープニング
グレイオンスはパンクリアース学園内を単独で歩く。
手には学園の案内の入った袋を持っている。
森がないのは非常に大きな違和感。
エルフの若者に留学してほしい。
一方で、森がないと里心がつくこともあるのだろうかと思ったりする。
さらに言えば、森を出るエルフもいるし、戻ってくるエルフもいる。
だから、気にしないでいいのだろうとも考える。
「個々の考えを尊重しないといけないのはわかる……が……」
心配も生じるのは年を取ったからだろうかと思いもする。
「若いころは……とはいえ……」
自身のあれこれから、知り合いなどを色々考える。
それぞれのしたいことをする……それが一番良いことなのだろうと落ち着く。
「留学したいという人は現れたとしても、反対する者も多かろうな」
エルフの顔見知りを思い浮かべる。
考えても仕方がないので、ここで見られること、聞けることは吸収して帰るつもりだ。
「森……」
思わずつぶやいた。
植樹でもすべきか――など、考えつつ、散歩の新たな一歩を踏み出した。
●生徒、疾走
生徒であるシュバルとポネは、教諭の部屋にある試験問題を盗み出すことに成功した。
貴族の子弟であるにもかかわらず、このようなことに手を染めたのは、平民や異種族が入学することに腹を立てたからだ。
この盗んだ問題用紙は平民や異種族の者のところに置き、それが発見されたことにするのだ。
とはいえ、盗んだのがすでにばれて、教師が騒いでいる。
二人にとって幸いなのは、姿を見られていないことだった。
一定距離まで行ったら、素知らぬ顔で歩けばばれないはずだ。
持っている袋も一般的なものだし。
楽観的に考える。
シュバルの駆け足は早く、ポネが追い付かない。
「待ってくれよ!」
「急げよ」
シュバルはポネの状況を見るため、後ろを向いた。
首だけでなく、全身をもって。
かつては進行方向だった背後に、現れる人影。
結果、体当たりをした。
そして、手にしていた袋を落とした。
●交差する場所
「っつ、大丈夫で、す……か……げ、エルフっ!」
シュバルは途中まではぶつかったことを恥じて丁寧だったが、倒れた人物を見て嫌悪も生じた。しかし、老人と思えるし、そう考えるとぶつかったことは問題だし。
思考がぐるぐるするシュバル。
グレイオンスは不意打ちの体当たりで転び、膝を折る。乱れた髪の隙間から、ぶつかってきた生徒を見上げた。
ポネが「先生が来るっ!」と追い付くと言う。
「すみませんでした」
シュバルはとりあえず、頭を下げ、落ちていた袋を拾い上げ、逃げ出した。
「……」
しばらく、考えた後、グレイオンスは袋を取り、立ち上がった。
走っていた教師がグレイオンスを見て慌てて進路を変えてきた。
「だ、だ……ゼーい……ゼーゼーじょゼーぶ……ハァハァ……です……ハァアア……か」
肩で息をしており、何を言っているかわからない。
そのために、グレイオンスが「大丈夫か?」と問う。
教師は肩で息をするが、どうにかしゃべれるところまでいった。
「……す、すみません……落ち着きました」
グレイオンスは「よかった」とうなずき、手元の袋の中を見た。
「おや?」
「どうかしましたか」
「私が持っていたものと中身が違う」
「え? 拝見してもよいですか?」
「これは、そちらのものだろう」
教師は中を見て「試験問題っ!」と叫ぶ。
「あの二人、挙動がおかしいからと思って追っていたんです」
すでに見失っていた。
「試験問題を盗み出したということか?」
「そういうことです。理由はわかりませんが……今後の学園を考えて、どうも嫌がる生徒がいるようで」
教師はグレイオンスを見て「私は色々な人がいる方が嬉しいですよ」と慌てて言う。
問題用紙を盗んだ挙句、人に体当たりしているのはまた話が別である。
「ところで、どういう生徒かわかりますか?」
「……耳が丸かった」
「あ」
「……髪は茶色、もう一人は黒だったか? ……茶髪の方が背が高かった」
「……」
「すまない」
「いえ、いいです。二人連れで髪と身長差がわかれば、ヒントは得られるかもしれません」
教師の脳裏にそれらしい生徒が幾人か浮かぶ。
「それに、状況からして、こちらが謝罪する方が先です。生徒がこのようなことをして申し訳ありません。それと、お怪我されず良かったです」
教師は正直に言う。
ふと、グレイオンスは「取り戻しに来る、かもしれないな」とつぶやく。
教師は聞き取れていたけれども、理解が追い付かず「え?」と返した。
「私がそこで、待っていよう」
袋を手にグレイオンスはうなずいている。
「……いや、待ってください! もし、過激な行動にとられたら!? あ、そうだ、生徒や冒険者の応援を頼みます」
教師は「早まらないでください」と言い含め立ち去った。
早まるも何も、袋をもって座っているだけだけれどもと思った。
大き目の木が生えているところのベンチに腰を下ろした。
「生徒と話ができればいいな」
教師は生徒会に応援を頼む。
「盗まれた試験問題を持って、グレイオンスさんがおとりを買って出てくれています。グレイオンスさんを守るまたは犯人の生徒を探してください」
後者は生徒の特徴があいまいなため、難しそうだった。
一応、背が高い茶髪とそれより低めの黒い髪の少年少女はピックアップするが、教師はグレイオンスの周りにいる方がいいかなと考えるのだった。
解説
マスターより
リプレイ
冒険者たちは、グレイオンスの元で犯人の生徒を待つ作戦となる。
教授の不安もあるし、グレイオンスの安全確保が優先だ。
全員で捜索するとしても、どういう相手か明確でない。
ユークリア・フィナンシェは「今年入学希望のユークリアです!」と元気よく挨拶する。
「えっと、その袋触ってもいいでしょうか? 【残留思念感応】で何かわかるかもしれないと思うのです」
グレイオンスが袋を渡そうとしたが、「その前に」と海神・江流が割って入る。
「去年の秋の編入試験で編入した海神・江流です。どうぞよろしく」
という挨拶に続き、
「問題用紙は回収してもいいですか? 何かあってからでは遅いですし」
とグレイオンスから許諾を取る。袋から問題用紙を取り出し、バックパックに移した。中に何か入っているように見せるため、袋には参考書を入れておく。
「これで入試問題を全部作り直し、なんてことにはならずに済むだろう……」
ユークリアが受ける試験でもある、これは。
何かの拍子に見えてしまえば、問題が生じる。
安全に配慮されたところでユークリアは袋に【残留思念感応】を用いた。
生徒らしい人物の慌てている感覚が伝わるが、それ以上は感じなかった。
「難しいです」
ユークリアは何とも言えない顔になる。
Alexandra・Hexe・Claudiaはエルフ耳を隠すようにつけ耳をしているために、グレイオンスに同族とみなされないだろうと思い悲観している、らしい。
とはいえ、グレイオンスは何か気づいたのか耳を見ている、かもしれない。何も口にしないけれども。
なお、Alexandraは教師が慌てていたけれども、危険なことがあるわけでもないとは判断していた。聞く限り盗みを隠しとおす手腕もなければ、授恵者ほど注目度や知名度もない人物であるし。
ぶつかった相手がフィルエス大森林の最古老の一人であるし、荒事になっても返り討ちに相手がなるだろうとAlexandraは楽観していた。
それでも依頼は受けたのだから、しっかりと対応はする。
「狼に袋についている匂いを追わせてみましょうか」
狼はスンスンと袋を嗅いだ後、グレイオンスを見上げるのだった。
ハリーヌ・ヨツユビは聞き込みをする。グレイオンスの安全は確保されているし、相手は探されていることで動くかもしれない。
ことを荒立てるつもりはないけれども、収束させておきたい。
「グレイオンス様、学園へ、ようこそでございます! ワタクシ、昨年からコチラに編入したでございますよ」
「冒険者の仕事をして、学園で学ぶ……大変なことではないのか?」
ハリーヌたちを見てグレイオンスは問う。
「座学で学ぶべきこともありますし、冒険者で学ぶこともありますよ」
江流が答えるとハリーヌがうなずく。
「お話もしたいところでございますが、犯人捜しをしてみるでございます」
「グレイオンス様、犯人の特徴をお聞きできればと思いますが……」
「あまり覚えていないのだが」
「グレイオンス様にお聞きしておくことで、きちんと知ることにつながるでございます」
グレイオンスは生徒の身長と髪の色など覚えていることを告げる。
「ありがとうございます。ワタクシも袋をお借りしてよろしいでしょうか」
【超嗅覚】をもって匂いを嗅ぐ。
スッとしたハーブ系はグレイオンスのものだろう。それ以外の物を嗅ぎ分ける。
「……では行ってくるでございます」
ハリーヌと相棒のゴリラに続きAlexandraの狼もついていった。
●学園について
ユークリアはグレイオンスに「学園をご覧になられてどうでした?」と話しかける。
「ヒューマンが多く森がない環境というのが、なかなか」
グレイオンスは苦笑しているようだ。
「留学をさせるにしても、まさか自分がそのようなことを考えるとは思いもしなかった」
江流は「あなたにとっても新鮮だったということですか?」というと、
「そういうことになる」
と肯定が返ってくる。
「んー、森……ですか。確かに、学園はもとより王国で気楽に立ち入れる森林は思い当たりませんね」
Alexandraは首をかしげる。
学園の中や外で環境を整えることも視野に入れる。
「……例えば、ですけれど。フィルエスの生態や環境を学ばせるための教材としての植物の持ち込み。こういった話であれば、多少なりは交渉の余地があるやもしれません。エルさんが飼っている揺満月……鉱物由来の澱みを食む極北住まいの鳥なのですが……も、そういった伝手で」
グレイオンスの視線が江流のペットに向かう。
江流は「そうです」と鳥を見やすいように、ベンチに置く。
「こいつは北壁山脈の方の鳥なんですが、餌や住環境については学園に協力してもらってたりしてますね」
江流は話しながら、周囲に目を走らせる。生徒が通れば犯人かどうか【洞察】する。
怪しい生徒はいないが、グレイオンス一人ではないため、すぐには近づかないこともありうる。ハリーヌに追われてくる人物が出てくるなどあるかもしれないから、警戒しつつ、江流は話を続けた。
「森や木ということですが……たぶん、森のような環境を有する敷地もあるはずです。学園の学科には生物学や植物学もあったように思いますから。学舎だけが学園というわけではないかと」
その案内も入っていたはずの袋がここにはない。
ユークリアは話を聞きながら、留学生が森や木に親しめる環境を考えていた。
「でも、極端な例だと、エルフは森でも生きていけますが、ヒューマンは森では生きていけません、怖がります」
ユークリアは提案につなげようと、考えを順序だてて言う。
「ヒューマンは整備された木や加工された木は好きです。木の製品を流通させるのも有効ですが、エルフの立場からすると木材が必要になる、のはよく思わないですよね」
「是非は難しいが、森は恵みを授ける物ではある」
「学園に、木を芸術的に植えて整備するしかないです。つまり、私が思う一番大事な要素は『庭師』です!」
「……?」
「そういった部活動を推進していくのはいかがでしょうか? 学園を彩る素敵なデザイナー、みたいなフレーズでいけそうじゃないですか」
ユークリアは語った。
グレイオンスが「部活動?」と意味を確認する。
ユークリアは「そうです。えっとあれ?」とどう説明しようかと学園生たちを見る。
「学生たちが集まって趣味を楽しんだり、特技を磨く活動ですね」
江流の解説にAlexandraは「そういうものですね」とうなずいた。
ユークリアは説明に礼を述べて、
「そういう活動もあるとなると、留学生もかかわりやすいし、気楽になるかもしれません」
と続けた。これだって交流の場につながる。
慣れ親しんだところから離れるのは勇気もいることだ。ましてや同族が多いところから異種族が多いところ、それも、森の中から街の中に出てくるのだから。
Alexandraは「学園のことは思うところもあります」と付け加える。
「王国の縮図というのか……政治色や欲によったところがいまだに多い……その巻き添えで死んだ人、殺された人も……います」
Alexandraはその人を思い出していた。
「ただ、多くは未来を望み、自らつかみ取るためにいます。そのあり方や手段などは快い刺激になるし、また、この先必要だと思います。誰かの意図に流されないように。それさえ気を付ければ、そう悪いところではないかな、と」
Alexandraは独り言のようでもある。
グレイオンスは「心配も希望もあるのはわかる」という。
「人がいれば何かはある。自ら行くならば学び取ることもあろう」
見分を広げることは大切だ。
江流はふと思い出して問う。
「グレイオンスさんはどこか見たいところとかあるのですか?」
「あてもなかったのだよ」
地図を見て、おおよそ覚えたあたりを一周して戻ってくる、それでも何かを知るきっかけになると考えていた節がある。
「あ、そろそろ、私は離れてみますね」
ユークリアは手を振り離れた。
もし、犯人の生徒が来るとしても人数が多いと躊躇するかもしれない。
むしろ、近づいてくる不審な生徒を見つけられるかもしれない。
【光縛封】で捕まえることも視野に、隠れることにしたのだった。
日差しは温かく、風は穏やか。
日なたで話すにはちょうどいい気候だった。
●捜索、つめ!
ハリーヌは鼻をひくひくさせながら歩む。
グレイオンスがぶつかられたあたりから、犯人が向かった方角に向かって。
「まるで獣でございますね。貴族学生にでも見られたら、また茶化されてしまいそうでございますが……」
気にしすぎても仕方がないため、淡々と調査を進める。
生徒に時折声をかけ、聞き込みをしていく。
「グレイオンス様が学生の落とし物を拾ったのでございますが、このような二人を見かけなかったでございましょうか?」
事件があったということは知らせない。それでも、来賓があることをきちんと理解している人たちは、グレイオンスの名前が出るとちょっと考えてくれる。
なお、生徒については特徴があいまいでわかりづらいと返答が多い。
とはいえ、「あっちにそういう雰囲気の子たちはいましてよ」というのは教えてもらえた。
「ありがとうでございます」
「いえ。拾われたのに、届かないのは困りますでしょ?」
情報をくれた人は親切そうな口ぶりであった。どこか冷たい部分も実はあったが、ハリーヌは特に気にしない。その人の気持ちもわかるし、異種族や平民の存在は最低限認め、自分の立場や人間性を保っているのだから。
ハリーヌはその人を見送った後、示してくれた方に行ってみた。
それらしい匂いも漂ってくる気がした。
建物の前のベンチにそれらしい人達がいた。茶髪で長身の生徒と黒髪の小柄な生徒。
何かおどおどしている気もしなくはない。
証拠があるわけでもないため、様子をうかがう。
しばらくすると、彼らが動き出した。手にはグレイオンスが持っている袋と同じようなものを持っている。一般的な袋だから、出回っていてもおかしくはない。それでも、このタイミングで持っているのは怪しいかもしれない。
ハリーヌは距離を置き、追いかける。
グレイオンスたちがいる方向だ。
仲間がグレイオンスの元にいるはずだから、挟み討ちにできる。
生徒たちはグレイオンスをすぐに見つけた。
見た目が異質だからすぐにわかる。
その上、冒険者らしいのも二人いる。
きっとばれているだろうし、うやむやにして終わらせることを考えた。
踵を返した拍子につまずいた。
それは大きな音を立てることにつながった。
ハリーヌが追い付き、ユークリアが側面からくる。
そこに江流がやってきた。
「どうかしたんですか?」
江流は生徒に声をかけながら、手に持っているものを確認した。
「こちら、フィルエス大森林の最古老の一人、グレイオンスさん。正式に学園に招かれているお客様ですよ」
礼儀もなく逃げるように立ち去ろうとしている二人にわざという。
「何があったか知らないけど、王国の外交問題に発展したらことじゃないかな? やらかしたことがあるなら自ら申し出たほうが、後々のためだと思いますが、先輩方」
グレイオンスは静かに冒険者と生徒のやり取りを見ている。
生徒たちはしらを切ろうとしているが、声は上ずっていた。
「なにを言っているんだ!」
「たまたまここを通り過ぎただけだ」
冒険者はどう説得するかというのが問題だった。
江流とハリーヌは教授のところに自首してほしいと考えていた。
庶民が目障りとなっているところに、無理やり連れていくことで印象が悪化するだろう。強く当たられる。今更だとしても、今後も考えればそれはよい話ではない。庶民や異種族に逆恨みすることにつながりかねない。
ハリーヌは生徒に声を掛けた。
「ハーフビーストごときの話は聞きたくないでございましょうけれども、ワタクシは異種族や平民が学園に入学することを拒む貴族の気持ちもわからなくはございません。自分の知っている世界が変わるのは誰だって嫌でございましょう」
ハリーヌの表情は見た目は変わらないが、その胸中に何が流れたか。
「仲良くする必要はないのでございます。同じ学園生でも、お互いかかわらないといけないわけではないでございましょう?」
学園の方針は決まっているのだからあきらめてもらうことも肝心だ。
方針が嫌ならやめるか、正面から行動するかだろう。
ユークリアは「教授が探している人なら、正直に行く方がいいと思います」という。
追い回して教授のところに連れていくことは簡単ではあるが、今、そういう雰囲気ではない。
魔法を使いそびれたのはちょうどよかった。
Alexandraの狼が生徒二人の横を通り過ぎる。
「うわっ」
狼が横にいるということが驚異であり、脅威だ。
「結局、どうされるんですか?」
Alexandraは二人に問う。
江流は少し考える。自首しやすい方法または収める方法。
「その中身は、学園の案内ですか?」
「……そ、そうだ。拾ったんだ」
「なら、それはこちらでもらいましょう。グレイオンスさんが落とされたとのことですから」
「……」
生徒の視線がグレイオンスの袋に行く。
「あの中身はすでに違いますよ」
「……」
「教授に渡します」
「……」
生徒たちは黙ったまま、お辞儀後、立ち去った。
●教授に報告
「教授の元に行ったと思うでございますか?」
ハリーヌは背中を見送りながら言う。
彼らが置いていった袋の中身は確認した。
学園の案内が入っていた。
ハリーヌはグレイオンスに渡し、生徒の持ち物のはずの袋を回収した。
江流がバックパックを持ち上げる。
「そうですね……方向は違いますが、行くのをあえて見せていないかもしれません。教授には、報告しないといけませんから」
ユークリアは確認する。
「むしろ、あの人たちをつけますか? それとも教授に報告しますか?」
Alexandraは首をかしげる。
「今度は姿がはっきりわかっていますし、教授には報告しやすいです」
しばらく会話をしたあと、教授のもとに冒険者は向かった。
教授によると問題を盗んだ生徒たちは自首したという。
「懲罰はどうされたのでございます?」
ハリーヌが質問した。
「内容を漏らしてはいないようですので、意見の言い方と礼儀作法の補講ですかね……」
教授はため息をつく。
ハリーヌがホッとする。
「さようでございますか。適切な指導を行える教授を見習いたいでございます」
「とはいえ、そのせいで、なめられたのかもしれないですね」
教授が遠い目になる。
「的確な対応をしていらっしゃいますよ」
江流がなだめる。
しばらく、落ち込む教授をなだめてから、任務完了となるのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ易しい 報酬:少ない4 / 4〜6人
2022年03月02日 11時07分23秒 公開
相談掲示板
クラウディアです、よしなに。 …んー。 状況を鑑みるに、いわゆるHave toはなさそう…ですね。 既に犯人の目論見そのものは大失敗ですし、物的にはともかく人的被害が無闇にできあがるものでもなし。 …護衛、体だけになりそうですね…(日向でぬくぬく)
成立前だけど、シーフの海神江流だよ。 今回は宜しくね。 まぁ、犯人を捕らえる事も目的に入ってるから、グレイオンスさんが生徒の顔覚えてるようなら、接触してくる生徒がいたら、それに当たるかどうかこっそり確認できるようにはしときたいとこだね。 積極的に犯人を探すために、あっちからの接触を待つ以外にこっちから行動起こすかどうかくらいは参加者間で確認しておきたい気はするかな。 透視使って学校案内の入った袋持ってる生徒を探すくらいはできそうだけど。
積極的に犯人を探すのでしたら、言動や思考から拾う手段もあると精度をとりやすそうですね。 今犯人が持っているものは"ありふれた袋"に入った"学園案内"… さすがにこれだけで確定とはならないでしょうし。 あとはまあ…学園の敷地内、とひとくちに言っても広大ですから。 例えば高所から挙動の怪しい人物を探る、ペットを起用して捜索の手を増やす… あ、超嗅覚の類があれば、グレイオンスさんが今持っているそれから辿れるかも?
-ぁ、今回でいくと残留思念感応も多少は活きるのかも。 人物像の詳細が、今回だと鮮明に残っている時間でしょうし。
残留思念感応は一応持ってたな。 スキル枠検討してみてもいいかな。 とはいえ、現状、出発できるのかどうかというのが問題だが。
ふふ、とりあえず確定しておきますよ。 残留思念感応私もあるのでせっかくなので使います 主にグレイオンス先生との森会話になるかもですが ところで学園内で光縛封とか使っても大丈夫なんでしょうか?
顔出しが遅れて申し訳ないでございます。 ワタクシはハリーヌ。しがないヨツユビハリネズミでございます。 今回はよろしくお願いするでございますよ! 逃げた二人でございますか… 戻ってくるかもしれないでございますが、ワタクシは超嗅覚で匂いをたどってみるでございます。 試験問題を持ち出したとなると、彼らはやはり処罰を受けてしまうのでございましょうか? よろしくないこととはいえ、今後異種族への悪感情がエスカレートしないように、先生方には上手く対処いただきたいところでございますねぇ…
お、確定したか。 ハリーヌさんもユークリアさんも宜しくね。 ユークリアさんが使ってくれるなら、残留思念感応は任せちゃおうかな。 俺の方は、話術と礼儀作法で戻ってきた時の対処に注力することにするよ。 試験問題取り返されちゃうとあれだから、問題用紙は回収して俺のバックパックに。 袋の方には持参した参考書でも突っ込んでおこうか。 名前と顔が確認できればその場で大捕物する必要もないだろうから、事後で対処は学園側にお任せする感じを個人的には希望かな。 名前の聞き出しとかは話術5で口八丁手八丁するつもり。 エルフの世界のTOPとお話できる機会だし、有意義に使いたいね。
えぇ、よろしくお願いします! ご必要そうなら残留思念感応は複数の人が使っても良いかもですよ! 内容物のすり替え、クールな対応です。 私は今のままだと現れたら光縛封、現れなかったら隠れて光爆封、くらいのシンプル状態です。会話を見て確信出来たらでも良さそうですね。 先生との内容は園芸流行らそうみたいな内容です。