【人馬】腹が減っては襲撃出来ぬ……?
菊華 伴
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シナリオID:1887
オープニング
「……え?」
リノ村という小さな村にケンタウロスが襲い掛かってきた、という報告を受け出動した帝国兵と冒険者達が見たのは……、村の入り口で腹を抱えよろよろと集まっているケンタウロスの集団と、困惑している村人だった。
「飯をよこせ……。さもなくば村をめちゃくちゃにするぞ~~~~」
「メシ……、メシを……」
と、ヨロヨロとした声で言っても迫力は皆無である。
「と、とりあえず村人さんたち避難させて冒険者で対応しようか……」
手伝いできたレビジュ・バトーは提案し、冒険者達はケンタウロスの相手をすることに。
「うわさに聞いた冒険者どもか。『古老派』の臆病どもと違って俺達は甘くねぇぞ!」
代表だろう葦毛のケンタウロスが前に出る。だがほんの少し体がきつそうだ。
(2,3日まともに食べてなさそうだな……)
レビジュは思い切ってここ数日何を食べたのか聞いてみることにした……。
リノ村を襲おうとしたこのケンタウロス達は、ここ数日の悪天候で狩りが出来なかったらしい。また、彼らが集めていたキノコや木の実も保存場所が別の動物に荒らされてしまっていたという。
なんと不運な……と言ったのは誰だろうか。ともかく、このケンタウロスたちはとてもお腹がすいているようだ。
彼らはリノ村を襲おうとしていたようだが、もしかしたら美味しい物を食べさせれば大人しくなってくれるかもしれない。
「なら、食料を我々帝国兵が集めてこよう。冒険者殿、調理を頼めるか?」
帝国兵のリーダー格が冒険者たちに言う。そしてリノ村の人々もケンタウロスたちの為に食事を食べられるスペースを作ってくれたり、調理を手伝ってくれるらしい。
「おいちゃんたちのお腹を膨らませたら意外と話を聞いてくれるかもしれないね」
レビジュがにっこり笑ってちらり、とケンタウロスを見て呟く。だが……ここにきてこんな声が聞こえた。
●意地か、命か
「人間に縋るなぞ恥。ひとまず木の実探して立て直し、奪い取りましょう」
「そうですよ! 我々は誇り高き『新生派』!『古老派』の日和見どもとは違うんですから!」
お頭と呼ばれたケンタウロスに、二人(二頭?)のケンタウロスが詰め寄っていた。一人は黒鹿毛で隻眼、髭面のケンタウロス。もう一人は美しい女性で、栗毛だった。リーダー格はちらり、と仲間達を見て話を聞く。すると半数ほどが声をかけてきた者たちと同じ意見であったらしい。
「けどなぁ……。ほら、こいつらはひもじくてしょうがなさそうだ」
葦毛のケンタウロスはそういって自分の後ろを示す。そこには少し若いケンタウロス達が……。
「今は恥だのなんだの言っている場合じゃねぇよ! それに、俺としてはこいつらの飯を食ってみたい」
と、自分の本音を付け加えつつ考えているとレビジュたちが騒ぎを聞いてやってきた。
「おぅ、そうだ。いい事をおもいついたぜ」
葦毛のケンタウロスはにぃ、と笑って冒険者達を見た。
「冒険者達に提案だ。人間に縋るなぞ恥と仲間の一部が言っててな、飯を食わないんだとさ。だが、このままでは死んでしまう」
と言ったうえでこんなことを言いだしてきた。
「お前達があいつらを説得し、飯を食わせたらこの村を襲わないと誓おう。もし食わせられなかったら、死ぬ気で村を襲って食べ物を奪う」
リーダー格・カロンは「さあどうする?」という眼差しで冒険者達を見つめた。
そもそも普段からケンタウロスたちは何を食べているのだろう? それが解らなかったら食べ物を用意しても全く食べない物を用意してしまっていた、という事も起こりうる。それを回避しつつ、ケンタウロスを説得し、ご飯を食べさせなければならない。
冒険者達は頭を悩ませることとなった。
果たして、冒険者達はケンタウロスたちにご飯を食べさせることができるだろうか?
解説
マスターより
リプレイ
「この広さならいけそうだなぁ」
パヴェル・A・サムルガチェフは、村長に相談し、ゲルが立てられる場所を探していた。なんでも調理の支度場兼会場にするつもりらしい。
そし井戸水を使って水を流す手洗い場も準備する。
「これなら良さそうだなぁ」
出来栄えにうんうん、と頷くと彼はゲル設置を手伝ってくれる人を探すことに。
「あんたのリンゴとかいろいろと満足してくれそうね、レビジュ?」
「いい加減そのネタ言ってくるのやめない?」
ハーフリングのRe:Leeがレビジュ・バトーにニヤニヤしながら言うと、少年は困ったような顔でツッコミを入れる。
「まぁ、私が居れば、こんなクエストは華麗に優雅に華憐に達成して差し上げますわ!!」
リリリリスはそれらを無視し、ピンクの髪を揺らして言い放つ。
その様子に苦笑しながらも、エルと甍・ヒネモスは今回の依頼を振り返る。その内容は、『お腹を空かせている筈なのに、頑なに他種族が作った料理を食べようとしないケンタウロスたちを説得する事』だ。
「戦わなくて済むなら、その方が、いい」
「『腹ぺこケンタウロスにメシを与えてお引き取り願おう』ってワケですな? 元々彼らは狩と略奪で食糧をなんとかする計画だったのかな? ともかく行動あるのみ!」
甍はネコのような尻尾をぴんと立てて目を輝かせると、ケンタウロス達の様子を伺ってみる。
「おー、見事な空腹面だねー」
「たった三日とは言え、水だけだとお腹が空いてしまいますものね、わかりますわ。私も4,5日食べられない事はよくありますから」
甍の言葉に頷くリリリリスだが、そこに続いた言葉が妙にリアルである。それが本当か否かはさておき、とストレガ・L・リベルガストラは一同に言う。
「誇りで腹は満たせないのだ。誇りを抱いて死ぬのは己だけにしておくのだ。生きようとする者を巻き込むでないのだ」
そしてその言葉は本心でない事は見抜いている、と彼女は静かに言い加える。彼女は村人たちへ自信に満ちた目を向けた。
「腹を満たせばもう少し冷静になれるのだ。待つといいのだ」
彼女がそういうと、冒険者達は笑顔で頷く。
と、そこにパヴェルがやってきた。彼(便宜上、彼と称する)は、村人と仲間の姿を見つけると
「ゲルを建てたいんだ。誰か手伝ってくれねぇか?」
と笑顔で問いかけた。
●ご飯は楽しく作ろ……う?
少し寒いだろう、という事でケンタウロス達をゲルへと誘った。だが、カロンと若いケンタウロス達だけがその中に入った。
「多種の施しなど受けん。我々は外で待機だ」
と、髭面のケンタウロス・アヌーが言うと反対派メンバーたちと共に村の入り口付近にて固まり、足を追って休み始めた。
「これは骨が折れそうだねぇ」
レビジュが様子を冒険者たちに伝えると、一同はここからが正念場だと顔を見合わせて頷いた。
とここで村の外へ出ようとする者がいた。甍である。
「どうしたの?」
「川が近くにあったら魚を釣ろうって思って」
甍が村人に相談すると、近くに川があるから、と一人がひとっ走り行って獲ってきてくれることになった。
「川で水は確保出来ても、襲撃用の武具では狩猟は可能でも魚は捕れないだろうし……」
彼女はそう言って魚の下ごしらえをはじめる。果たして、甍の作戦は上手くいくだろうか?
(ケンタウロスは狩りをするみたいだし、キノコや木の実も保存していたようなのでその辺は大丈夫、かも?)
そう考察したエル。彼女はまず、あどけなさが残るケンタウロスたちの元へ足を運んだ。その傍ではリーダー格のカロンが翻訳を担当してくれた。
『ヒューマンのお姉さんが話を聞いてくれるとさ』
カロンが楽し気に言い、エルが頭を下げる。
「わたしが聞きたいのは、普段食べている物、調理方法、味の好み……あたりです」
教えてくれますか? と問いかけると彼らは目を輝かせてエルを見る。
『普段はウサギとかを狩りで捕まえて、炙って食べるよ』
『岩塩につけて食べると美味いよね』
『時々、山菜もたべる。キノコは、毒あるやつある、だから大人が取るんだ』
と、わいわい集まってエルに教えてくれる。エルの対応が丁寧だったからか、多くの情報を得ることができた。
また、試しにと調味料をちょっと舐めてもらうと大体どれも大丈夫なようだった。
(すべてのケンタウロスが大丈夫とは限らないかもしれないけれど……)
この情報はとてもいいものかもしれない、とエルは考えた。
エルは得た情報を速やかに調理準備していた者達に伝える。
「彼等は狩猟民族であるが故肉類が中心と見ているのだ。菜食はあまりしない、と予想するのだ」
ストレガは多くの人のお腹を満たせるよう、鍋を用意していた。彼女は大量のキャベツと薄切り肉、他の野菜を鍋に敷き詰めて味付けをして火にかける。野菜の水分で煮込み、味をぎゅっと濃縮する作戦だ。
彼女の近くではRe:Leeも料理をしていた。
「私の料理は彼の為なんだけど……ね?」
減るもんじゃないから、と自分がすっぽり入りそうなお鍋を見て呟く。彼女はキノコ、刻んだ野菜、山菜、木の実、厚切りのベーコン、さらに溶かしたチーズを加えてじっくり煮込んで出汁を作り、そこにクリームを入れてシチューを作る。
「これはこれでいい匂いと味なのだ」「ストレガのも美味しいわね」
二人は互いに味見をし、料理の腕を認め合う。
「もう一品作るのだ。薬を食べるにはこの方がよいのだ」
と、用意したのは中を刳り貫いた鶏数羽分。ストレガはそこに薬草や香草を詰めて丸焼きにするようだ。
(臭み抜き・味付けにも香草は好感を持たれるといいのだ)
一方、Re:Leeもまた中を刳り貫いた鶏に同じような下ごしらえをおこなうが……?
「私も鶏肉のローストは作るけど、別の味わい方にしてみるわ。メインはこっちだもの」
煮込んで臭みを取った後ローストし、一部はシチューに入れてじっくり煮込む。別のはストレガが焼いた物と共に皿に敷き詰められた葉野菜の上に乗せられた。
(とりあえず、は、スープ? だしは野菜の皮で。中身はキノコと肉と野菜? 味付けは塩と、隠し味に醤油?)
どのような物がいいかと考えつつ、エルも丁寧な手つきで作る。それにそえるのは甘くてふわふわの玉子焼きだ。
「人間の飯を食べてみたい、って言ってるから、ちょっとヒトに寄せるのもありかも」
果たして、エルの読みは当たっているのだろうか?
リリリリスはちょっと離れた所で調理をしていた。彼女はエルが得た情報に頷きながら「普段食べているモノに寄せるのは良い事ですわね……」と真面目な表情で頷く。
「材料は豊富ですわね」
と腕まくりすると、まず前菜から作り始める。少ない材料でも嗅覚を刺激する香辛料の配合、組み合わせと魅せ方と香りと……工夫を凝らしながら。
(そう、この辺は〈”平凡な皿”〉と思いますが、基本は大事ですわね)
彼女は暖かいスープをかき混ぜながら「急な空腹にメインディッシュはお腹に重いでしょう」と彼らの体調も気遣っていた。
「それは何なの?」
とそこでRe:Leeが保存処理を施された肉を見て問いかける。
「先日活きのいいラミア肉が手に入ったので」
Re:Leeもこれに驚くがリリリリスは「冬場って食材が長持ちしていいですわ」と言いながら香水で肉の表面揉み解し、サイコロ状にカット。そしてランタンの油でフランベしながら全体を焼き上げ、基礎はしっかりとおさえつつ表面は程よく香ばしく、肉汁は生き残るよう焼き加減を整える。
焼きあがったラミア肉を、葉野菜の乗せられた皿に盛りつける。と、リリリリスは香辛料のゴブリナ草をミールした物を振りかけたが、何故かRe:Leeが紅茶の葉もかけている。果たして……。
「ラミア肉か……」
パヴェルは困惑しつつもケチャップ(のようなもの)を炒め合わせたご飯、ハンバーグにステーキ、パンケーキ、ポテトフライに柑橘系のゼリー……を立食パーティー風に準備してみる。手づかみでも食べられるようにしてある上に、とりわけ用の皿を使えばどこでも食べられるようにしたようだ。
この辺りで出来上がっている料理も並べ、スープも器に注いで。まずはエルが話を聞いたケンタウロス達に食べて貰う事に。
「おう、ガキどもぉ、今日は宴だ!」
好きに食ってくれぇ! とパヴェルが呼びかけると、冒険者たちに慣れたケンタウロス達は興味深そうに料理へと歩み寄った。
立食パーティー式にしたことにより、気楽な様子で食事をとる事が出来た。
彼らはどの料理も美味しい、美味しいと頬張ってくれる。その様子に冒険者達は少し安堵した。
「お祝いの時にはなぁ、そういうのを、人間の子供らが食うんだぜ」
どぉだぁ? と問いかければ、比較的若いケンタウロス達は「いいなぁ」と少し羨ましそうに呟いたり、目を丸くしたり。
そのうち、一人大人しそうな子を見つけたパヴェルはこんなことを問いかける。
「なぁ、あっちの強そうな眼帯の人馬の旦那どんな物を食うんだ? 酒もいけんのか? いい酒もあるんだ」
どうだ? と問いかけるとその子はぽつぽつと話し始める。その内容をカロンに翻訳して貰いパヴェルは「ありがとうよ」と笑顔で答えつつ内心でにっ、と笑った。
若いケンタウロス達はどの料理も美味しく頂いた。その中で人気だったのは素朴な味わいのスープやシチューのようだ。ラミアの肉はあまり食べられておらずリリリリスはちょっとショックを受けていた。
●その頃の甍さん
ゲルで若者達がわいわいと食事をとっている頃。
((この小娘は一体……))
ケンタウロスのクール系美女、ビシュを始め、兄・アヌーの元に集まったケンタウロス達全員が同じ事を思っていた。
甍は何をしているのかというと……村人に獲って貰った魚に塩を振り、彼らの目の前の焚き火で焼いていた。
魚はぱちぱちと音を立てて焼きあがり、香ばしい匂いを放っている。そのダブルパンチに、ケンタウロス達は目が離せない。甍もそれを狙っていたようだ。
「おい、美味そうだぞ」「アレは腹が……」「あの時は生だっただろ? 火を通せば……」
この一団は、あまり魚を食べないらしいが、甍はお構いなしである。
「襲撃するかどうかは後にしてさ、取りあえず1人1匹づつ持っていきなよ?」
甍は「みんなで食った方が美味いのよ」と言いながら美味しそうに焼き魚へ齧り付いていた。思わず上がる歓声。そして、苛立ったアヌーが蹄を鳴らす!
「邪魔すんじゃねぇ!」
「私が食べたいから食べているんで~すっ」
甍は、笑顔で魚に齧り付き幸せそうに食べていた。
「この……」「待て。あれはまだ子供に近い!」
苛立つアヌーをビシュが宥める。そこへ、2人の冒険者の姿が近づいてきた。
●説得の時間
「施しは受けぬというが、じゃあ施しでなければいいのだ。例えば、生きる為の策であるとか」
如何様にも言葉を使い自分を騙す事ができよう、とストレガがケンタウロス達へと問いかける。その静かな問いかけに、彼らは顔を見合わせる。だが、アヌーだけが目だけで威嚇しているように見えた。
「こっちは俺に任せて」
ストレガの傍にいたパヴェルが言い、彼女は頷く。パヴェルはアヌーへとにこやかに近寄った。
「強そうな旦那! お前さん、飯はくわねぇのかい?」
「馴れ馴れしい! 離れやがれ!」
前足を上げて威嚇しようとしたアヌーだが、パヴェルが「実はよ、俺の先祖もケンタウロスなんだぜ?」と言えば「はぁ?」と思わず困惑する。
パヴェルは他の者の説得をストレガに頼み、間を遮るように背を向ける。まずはアヌーと対話するべく。ストレガはもう一度頷いてビシュたちを見た。
「汝らは我々が料理を差し出すに値する財貨を持っている。人馬の持つ情報と交換、如何なのだ? 人馬の領域に何かがあり、侵攻という名目で逃げ出してきたというのは確信している。それで間違いないのだ?」
ストレガが静かに言うと、ビシュは僅かに表情を険しくし黙り込む。
「間違いないのだ?」
ストレガがもう一度言うと、ビシュは歯を食いしばって頷いた。
彼らは、住処を『メドゥの指先』と名乗る集団と魔獣っぽい物に襲われ、流れ着いた集団だった。元々暮らしていた集落はそれらの所為で暮らせる状態ではない、と。
「だから我々はこれを機に南下した。狩りと採取をしながらな」
ところがアクシデントが重なり現在に至った、と僅かに気落ちした様子で語った。
ケンタウロス達から放たれた威圧感が僅かに減った事を感じ、ストレガは少し安堵した。
少し離れた場所では、パヴェルがアヌーと対話を試みていた。アヌーはパヴェルの言葉が信じられないというような顔をしつつも彼の話を聞いていた。
「結局アンタは何が言いたいんだ」
「生き残ってなんぼって事さ。信じてくれなくてもいいが、お前さんやあっちの可愛い娘が空腹でくたばっちまうのは、悲しいねぇ」
パヴェルが心からそう思う、と真面目に言う。だが、アヌーは首を振った。
「俺達の進退について口出しするな! 綺麗な顔に蹄の痕をつけられたいのか!」
「やめよう、兄者」
そこにビシュが止めに入った。彼女は事情を説明するとアヌーは面食らった顔をした。彼らとしては事情を察せられたことが驚きだったようだ。しばし考えたアヌーはパヴェルに「言い過ぎた」と頭を下げた。
ビシュは、冒険者達の考察力に参った、と僅かに笑って頷いた。そして若いケンタウロス達が美味しそうに人間の料理を食べた事を知ると彼らも漸く料理を受け入れる事にした。
●皆で囲む暖かさ
ゲルの中も外も賑わった。
パヴェルが用意したお酒を大人衆が大変気に入り、そのつまみに合う、とリリリリスが用意したラミア肉のステーキが彼らの胃の中に消えていく。なんかゴブリナ草と紅茶の葉の香りがマッチしたらしい。
また彼女の他数名が作ったスープやシチューを喜んで食べた。食事が終わる頃にはどの鍋もほぼ空に近い状態だったそうだ。甍が焼いた魚の塩焼きも案外美味しく食べてくれたようだ。
用意された料理の殆どを食べたケンタウロスたちは、あっというまに元気になった。
冒険者達の説得と料理により、ケンタウロス達は誰一人戦う事を選ばなかった。カロンは冒険者達に尊敬の眼差しを向ける。
「俺達が見てきた人間はやべぇのしかいなかった。こんな風に料理を食わせてくれる奴なんて初めてだ」
カロンは何度も頷きながら集まった人間達をみる。
「今後は人間の村を襲う以外の方法で俺達の住処などを探そう。この村の人間達には迷惑かけた分同族が来たら対応する事を約束しよう」
冒険者達の洞察力も怖いし、と苦笑交じりに付け加えると、周囲は笑いに包まれた。
こうしてリノ村での事件は幕を閉じた。
以後、リノ村を襲おうとしたケンタロスは、カロン達が対応するようになったらしい、と冒険者達は後日耳にするのだった。
(終)
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人
2022年02月18日 16時27分39秒 公開
相談掲示板
こんにちばんわ、イラカだよ。 メシメシのごはんごはんだね。 ここはぎょぎょぎょのお魚さん、 ズバリ焼き魚でしょう。 私が食いたいだけですが。
私!!(ワタクシ)リリリリスですわ!!!! 美味しい料理ですわね!美味しい料理が!!!食べたいんですわね!!! えぇ、えぇ…私が来たからにはこんなクエストは大成功間違いなしですわ!!!(どやぁぁぁぁぁ)
エル、です。どうぞ、よろしく。 今の所、調味料をいくつか持っていって、ケンタウロスたちに試してみてもらおうか、と思います。 好きな味で作ったら、食べてもらえるか、な、と。 わたし、は、あまり料理は得意じゃない、ですけど…。
よぉ。キャスターのパヴェルだ。よろしくなぁ。 感じた事は興味を持ってる子人馬達の胃袋を掴んで、 その後恥だと思ってる奴らの心を解かす。とかどうだろうねぇ。
ストレガなのだ。宜しくなのだ。 人間の料理を食ってみたいとゆ要望はあれど、多くは食べ慣れた料理が良いとゆものもあるだろうから 普段どういうものを食べているか聞くのは大事なのだ。 多くは狩猟民族であると予測するならば獣肉の類だろう。
>普段どういうものを食べているか そう、ですね。 他には、キノコや木の実も保存、してたみたいなので、その辺も…? 調理方法は、焼くか煮るか…、シチュー、とか、なら…? >子人馬達の胃袋を はい、子供たちが美味しそうに食べてくれれば、きっと大人も、です。
リーダーのカロンとかは 立場的に心のケア的なアレが必要なところが有るかもねー。 余計なお世話になる可能性もちょいと恐いけれども。
ありがとうな。 俺の体でも平気なデカいゲルを持ち込んで体のでけぇケンタウロスでも休める場所を作ろうと思う。 軽く宴を開けるぐらい種類があるといいんじゃねぇかい? もし量が必要ならその場で調理しちまえばいいだろうしなぁ。
>子人馬達の胃袋を そのあと子人馬たちから、アヌーとビシュについてる人馬達の飯を準備しよう。 普段食っているものに、味や匂いに寄せれば、抵抗も少なくなるかもしれねぇ。 元々襲撃を企てているとすりゃぁ、かなりひもじいのかもしれねぇが。
集まってくれてありがとう! 残り僅かな時間だけど一応念のために。 報告書(プレイング)の白紙提出とか装備忘れとかに気をつけてね!