【魂禍】強き帝国の残影
馬車猪
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シナリオID:1770
オープニング
洞窟に足を踏み入れると、そこかしこに人の手が入っているのが分かった。
外の光が届かない程度に入り込むと人工の光が横穴を照らすようになる。
しかも明るいのに温度も湿度も一定に保たれている。
「なんだいこれは」
冒険者に同行する女性は元帝国軍士官で、調査前の打ち合わせでは非常に穏やかだった。
帝都崩壊直後の混乱で係累全てを失っても戦い続け、今は旦那の故郷に出稼ぎに来ているのさと笑っていた。
「嫌な気配だ」
今は別人のように表情を歪めている。
放置された作業台に載っている刃物は武装としては貧弱すぎ、治療用としては禍々しすぎた。
「打ち合わせ通り私はここで退路を維持する。あんた等冒険者がいくら強くても天井が崩れたら危ない。安全優先で行くんだよ」
気遣う様は母のよう。
だから、彼女にとってそれは致命的な攻撃だった。
●
「襲撃だ! 数、は」
未熟者なら剣先を壁や天井にぶつけてしまいそうな狭い空間で、彼女は誰何の前に斬撃を繰り出す。
冒険者の気配ではない。
ならば確実に賊のはずで、熟練冒険者に匹敵する彼女であれば鎧を断ち割り致命打を与えることで数的不利を覆せるはずだった。
「子供っ」
若い戦士は何人も知っているし、暗殺者に仕立てられた子供と戦った経験もある。
だが、恐怖し怯え、涙を必死にこらえている子供が、殺意もないのに捨て身の刺突を繰り出してくるのは理解の範囲外だ。
ほとんど本能的に剣を止めてしまい、槍を防御するのも間に合わなくなる。
体格から考えると授恵者としか思えない速度と重さで槍が刺さり、腹から背中へ貫通した。
「急げ。冒険者が戻ってくる前に回収を」
子供を指揮しているのは帝国人の男だ。
所属を示す装備はなくても、身のこなしも態度も帝国軍人にしか見えない。
子供は素直にうなずき槍を引き抜こうとするがびくともしない。
犠牲者がまだ生きていて、槍を抑え込んでいることに気付いて恐怖で何も考えられなくなる。
「聞き覚えのある声だね。帝国が大変なときに何をしてんだい」
彼女が立ち上がる。
子供は恐怖が限界を超えてへたり込む。
ずれた革帽子の下から、右のこめかみに埋め込まれた石が現れる。
「……極秘の任務中だ」
「洗脳だか何だかした子供を指揮してかい? ふざけんじゃないよ。っとあんたに言ったんじゃないよ」
内臓は外れていても十分以上に重傷のはずなのに、彼女は自らに重傷を負わせた子供に微笑みかける。
「あたしも軍人をやってきたんだ。綺麗な任務ばかりじゃないことは知ってるさ。でもね」
「来い!」
「子供を道具にするんじゃないよ!!」
抱きしめる。
腹の中で槍が動き激痛が荒れ狂っても、子供にだけは笑顔を向けていた。
●
冒険者と元帝国士官がうけたのは辺獄での調査依頼だ。
怪しげであるかどうかを問わず、洞窟や縦穴を見つけては突撃調査を行い、普通の魔獣を仕留めたり弱めのクリーパーを粉砕したりを繰り返していた。
一度戻ろうかという雰囲気になりかけたとき、何の変哲もない横穴を見つけ、念のため中に入って調べた結果がこの戦闘だ。
横穴は狭いが非常に長く、分岐や合流を繰り返している。遠くにある地上の出口や、あるいは悪の巣窟に繋がっている可能性すらある。
「っ」
何故なら、喉に縫合痕が、こめかみに石が埋め込まれた子供が、冒険者の前に立ち塞がっているからだ。
武装は革服に革帽子に槍。
どれも安物で、けれど中堅授恵者並みの身体能力で突き出される槍は決して軽視できない。
「……ぁ」
この襲撃は複数箇所で同時に行われている。
しかも天井がひび割れつつある場所がいくつもある。
目の前の子供を殺し、所々に残された道具や資料を回収して地上へ逃げ出すだけなら、簡単な仕事であった。
解説
マスターより
リプレイ
小さな体をふらつかせながら、しかしためらいのない動きで槍を突き出す。
幼い子供であっても決して許されない、殺傷目的の行動であった。
サイラスは盾を構えすらしない。
ランタンを相手の顔へ向け、喉の手術痕とこめかみに埋め込まれた石を照らす。
「どうしろと」
スキルを使わなくても一撃で戦闘不能を越えて即死させてしまいそうだ。
槍を避けて黒塗りの刃をそうっと近づけ、剣の腹で石の当たりを軽く叩く。
みぃっ、と声にならない悲鳴が漏れ、光に照らされ既に潤んでいた瞳から大粒の涙が零れた。
(任せた)
サイラスは直接的な手出しを止めた。
自分自身に向けているエーテルに気合を込めて、虚妄竜影のドラゴンの気配を強くする。
反撃を受けた子供だけでなく、紐を使って荷造りしていた子供もサイラスに怯えた。
「あなたたち、こんなとこで何してるの?」
シャロン・ラ・モリエールは普段より柔らかな口調で語りかける。
戦闘力は3人を瞬時に制圧できるほどあるが、サイラスに比べると威圧感が薄い。
良い衛兵・悪い衛兵の効果があり、3人から救いを求める視線を向けられた。
(唇が動いているのに発声がない。手術されてるのね)
子供に残酷な手術をした何者かに冷たい殺意を抱くが表情には出さない。
言葉が出ないことを思い出し消沈する子供達に、決して甘くはないが人間に対する言葉をかける。
「唇で言葉を読むから気にせず話して。……そう、お仕事なの」
子供達が全身を使って意思を伝えようとする。
雑に持っていた槍が書類の山を貫いたり互いにぶつかったりして、けれど子供の体が穂先に当たってもほとんど斬れない。授恵者基準でもかなりの頑丈さだ。
「これを持っていくのね。重いから持ってあげる」
殺気を込めず本気の善意のつもりで接するのがコツである。
社会の闇へ持ち去られるはずだった人体実験の記録がシャロンによって取り上げられ、サイラスにより大きな袋に突っ込まれてまとめてマジカルポケットで回収される。
気付いたときには、軍人に運搬を命じられた資料は全て消えていた。
かえしてー、と身振りで抗議する子供達。
槍は持ったままだが話を通じる相手と思ったのか、素手でサイラスをぽかぽか叩く。
見た目より明らかに力強く、ほんのわずかではあるが衝撃がサイラスの鎧を貫通して体に届いていた。
「武器を持って遊ぶな」
拳骨を連続で落とす。
みぎぃ、と情けない悲鳴が3連続で聞こえたがサイラスには油断も容赦もない。
この状況でこんな行動をする子供が普通なはずがないのだ。
「まったく……寒い格好をして」
シャロンが肩から毛布をかけてやる。
記憶にある中では初めて優しく扱われた子供が呆然と彼女を見上げ、他の2人の子供も動揺と羨望の表情になる。
優しく微笑み毛布を広げて2人も包む。
暖かさに餓えた子猫のように、子供達がか細い声で鳴いた。
(よろしく)
(わかった)
冒険者2人が非常に手際よくロープで拘束する。
騙されたことに気付いた子供が暴れようとしてももう反撃もできない。
サイラスにより俵担ぎをされ、問答無用で運ばれていった。
●
人の手が入った洞窟をフリーダ=ブロムヴィストが真横に落ちていく。
帝国過激派の男達は警戒を緩めはしないし動揺もしないが、どうしてそんなことになっているのか考えるのを必死に拒んでいた。
なお、他の冒険者も行き来していることに気付けなかったので、本当は混乱していたのかもしれない。
「啓示によれば「黒幕はここではまだわかりません」とありますから、良からぬ事であるのは間違いないでしょう」
フリーダは地面に垂直に着地し、それまでの行動がなかったかのようにつぶやく。
本人にまったくその気はないのだろうが、慣れない人間にとっては精神攻撃に近いものがあった。
「何者です? 此処で何を!」
ドローミは激している。
ここに来るまで目にした光景を考えれば控えめともいえる怒りの表現だ。
「帝国人でもないお前にっ」
軍人らしき男が言い終わる前に矢を放つ。
ただの矢なら重装甲で防ぐこともできただろうが、魔力を込めた射撃攻撃は鋼の装甲をほとんど貫通して鍛えた体へダメージを与える。
「志も理解できぬ冒険者め」
2人いる軍人の1人が奥への道を塞ぎ、もう1人が迎撃に出る。
言葉を交わさず行動できるのは素晴らしい練度だ。が、ドローミもフリーダも多少の困難など実力で踏み砕ける熟練冒険者だ。
「何が志ですか子供にあんなことをしてっ」
怒りが大量に混じった祈りに応えたのは、母性の強い女神だったのかもしれない。
冷たい怒りを含んで光る柱が奥の軍人を飲み込み戦場から切り離した。
「貴方の相手は私です」
フリーダの態度はいつも通りに見える。言葉に込められた殺意はいつもより強い。
希少な金属をたっぷり使った盾も鎧も華麗だが隙らしい隙はなく、全長1.2メートルに達する刃を繰り出す技も見事なものだ。
「何故ここに」
「答えはいくらでもありますが貴方が聞いても意味はないと思いますよ」
帝国軍で流行っていた斬撃を丸盾で受け流し、カウンターに近い形で鎧の隙間を突きで狙う。
腐った行動をしていても授恵者だ。軍人はわずかに体の向きを変えることで致命的な被害を避け、注意が防御に向いたタイミングで機先を制されシーザーロア2を浴びた。
「しまっ」
これで少しの間逃げられなくなる。
短時間でフリーダを倒すのは不可能に近く、軍人の顔に焦りが浮かんだ。
「連絡が届きました。増援は不要と」
テレパスに集中していたドローミが戦闘に復帰する。
フリーダに意識を縛られた軍人を狙うのは容易で、障害物が多い戦場でも全ての攻撃を当てていく。
(気配の割に頑丈ですね。シーザーロアに引っかかる前の動きから推測すると速度もなかなかです)
全ての分野に優れた授恵者などいない。
仮にいたとしたら、格が非常に高いのに弱い相手としか戦わないものだ。
「っ」
軍人が動揺する。
ドローミから伸びてきたのは、非常に朧気ではあるが神聖さすら感じさせる何かだ。
鎧で守られているはずの首に巻き付き締め上げてくる。
「やはり抵抗が低いですね」
決して低くはない。冒険者の基準が高すぎるだけだ。
軍人は抵抗に辛うじて成功して腕を振り解く。
しかしドローミに即座に新たな腕を伸ばされ、今度は抵抗に失敗した。
ドローミは抵抗力を完全に失った軍人を捕縛する。
光の柱が消えてもう1人が戦場に復帰するが、既にフリーダが距離を詰めていて逃げることもできない。
「逃げても構いませんよ」
フリーダは横穴の奥の奥まで入り込んで調べるつもりだからだ。
光に背を向けた軍人は、その能力ではなく行いにふさわしい報いを受ける運命にあった。
●
力を込めても支えきれない槍が揺れている。
ハヤト=ガラン=ヴォルファングが横穴の行き止まりで見つけたのは、特に戦闘力の弱い2人だった。
(おいおい、このガキ共どう考えても普通じゃねーぞ!?)
(ここの男達も極めて不自然です)
(分かった。そっちには通さないから頼むぜ)
ハヤトはテレパスによる通信を終える。
「おい、こんなとこで何してんだ? この辺は崩れ易そうだから危ねーぞ。安全な所まで連れてってやるからこっちに来な」
幼児2人はハヤトの穏やかな声に安堵し、しかし見覚えのない肌色に気付いて恐怖を感じ警戒を強める。
穂先はますます乱れて今にも幼児自身を傷つけそうだ。
(あの石……結晶? もしかしてボルガニスク様の言っていたクリーパーにあった結晶体? ハヤト、様子も普通じゃないわ。気をつけて)
ロゼットはテレパスを送信してすぐジャマーを発動させる。
幼児達は現時点では予め与えられた命令に従おうとしているようだが、テレパスに似た能力で新しい命令が送られる恐れは常にある。
敵の全容も能力もはっきりしないこの時点では最適の行動といえた。
(そんな要素まであんのかよ)
ハヤトは目の前の敵をどうするか考え、考えがまとまる前に遠くから反響してきた声に超聴覚で気付く。
(入り口に敵襲、残った奴の命がやべぇ)
ロゼットは返事をする時間も惜しんで元来た道を戻っていく。
元帝国士官を助けられるとしたら、リヴァーオブヴァイタルを使えるロゼットだけだからだ。
いきなり動きがあったことで幼児達も反応する。
怯え、暴れ、ハヤトにはまったく通じなくても仲間や自らには当たってしまう。
「このガキ共っ」
ハヤトが槍を殴って小さなてのひらから吹き飛ばす。
衝撃で幼児の腕にダメージが残るが、槍がそのままだったときと比較すれば誰にとっても安全だ。
(効率だけ考えたら自爆や自害するよう仕込んでおくのが一番か? ……やりかねねぇな)
何も知らない者が見れば若い父と子の親子喧嘩か年の離れた兄弟喧嘩だが、実際は繊細な技術と圧倒的な戦闘力による鎮圧作業だ。
「歯をしっかり噛んで腹に力を入れろ!」
痛くするつもりはまったくなくても痛みは避けられない。
衝撃と痛みで痺れる程度に四肢を小突き、武器になる物から遠ざけた上で舌を噛まず移動もできないよう置いていたロープで拘束する。
「後で美味いもの食わせてやるから泣くな」
急いで、ロゼットの後を追った。
●
「私はシグモルの神官よ。大人しく縛につきなさい」
言葉も響きも穏やかで、しかし青の瞳は憤怒で輝いている。
ここはシグモル火山帯。
神官として厳しい教育を受け、ボルガニスク神殿から送り出されたロゼットにとっては地元だ。
「何とか言ったらどう」
返事は捕縛した後に聞くつもりだ。
逃げ出す軍人を確実に巻き込めると確信を持てなかったので、入り口を光の柱で完全に封じる。
「傷を塞ぐわ。合図したら槍を引き抜くから、耐えてちょうだい」
あなたもねと元帝国士官に抱きしめられた子供の肩に触れてから、一見無造作に実際は確度と勢いを計算し抜いてから槍を引く。
肉と骨と内臓に槍越しに触れる感触は記憶したくもない。
その思いを強靱な精神力で抑え込み、傷つけるのを最低限に、完全に引き抜かれるときを予測する。
「今!」
ロゼットに流れ込む天地のエーテルが密度を増して強く光る。
大量に噴き出す鮮血を巻き込んで高度な治癒術が発動。
神経も血管も内臓も復活させ健在なそれに繋ぐ。
元帝国士官は残った痛みに悶えても、汗を流すだけで子供に怖い顔は向けなかった。
きん、と剣が弾かれる音が響く。
奇襲をダマスカス鋼の祭棍を振って防いだロゼットが、追撃はせず子供とその保護者をかばい軍人を睨み付ける。
「このガキ共に何かしやがったのはテメェか?」
追いついて来たハヤトが、追い越すときに幼児を2人置いていく。
「そのガタイなら荒っぽくしても大丈夫だよなぁ!」
剣盾鎧と素手なら絶対に前者が有利というのは常人の世界だけだ。
大量のエーテルが若い肉体を支え、密度の高い経験で練磨された技により高速で振るわれる。
軍人として長年鍛えた技でも急所を守る程度のことしかできない。
逃げようとしても、弱点を狙おうとしても、高速で確実に追いつかれて無防備な背中から内臓まで届く打撃を叩き込まれる。
「寝てろ。目が覚めるかどうかは知らねぇがな」
脳天からの衝撃が脳を揺らした瞬間、意識が闇の中に融けていった。
●
「実験施設だったか」
サイラスは意識して普段の態度を保っている。
犠牲者の念に触れることは珍しくなくても、思念感応でこれほどはっきり見えるのは珍しい。
「サイラス、急いで」
シャロンは子供から距離をとって立ち上がる。
「爆発する術でも仕込まれていた?」
設備も時間もないここでは詳しい調査はできない。
が、実戦経験豊富な冒険者を殺せる威力があるかどうか程度は分かる。
「少なくともこの子にはそういうのはなし。多分他の子も」
シャロンの緊張は戦っているときより高まっている。
「つまり自爆手段は他にあると。参ったね」
注視しなければ分からない程度ではあるが、主に天井が微かに揺れていた。
天井全体であり、崩落が発生すれば体は耐えられても酸素不足で死ぬ恐れがあった。
「仕掛けを調べる時間はないか」
半々で見つけることができ、見つけることができれば解除できそうな気はするが、命の危険を冒すほど価値はない。
既にマジカルポケットの容量を使い切ったサイラスは書き込みがある書類を限界まで脇に抱え込んだ後、複数の書籍を固定したロープを指で引っかける。
そして出口に向かって移動を開始する。脇にも背中にも手にも荷物があるので速度は遅く、崩落が早まっても荷を放棄して走れば十分間に合うやり方だ。
ぐらりと揺れる。
左右に積まれていた資材や棚が崩れ落ちてくる。
サイラスは足を止めて幻影技術を使った攻撃術を使用。左右の障害を破壊する。
サイラスが地上に戻った直後、白銀鎧を土埃塗れにしたフリーダが独特な移動法で戻ってくる。
「最奥までは行けませんでした」
奥に見えた天井は無事だったので、捕らえきれなかった賊がいたり資料があったりしたかもしれないと伝える。
「見た所「友達と遊びに来たら迷子になってしまった」と言った感じでは無さそうですね」
確保された子供達を見渡し、雰囲気が深刻になりすぎないよう冗談を飛ばすのだった。
「ギルドに連れ帰って本当に大丈夫なの?」
シャロンは元帝国士官に厳しく問う。
どう見ても改造されている子供も同じくらい、帝国外なのに帝国軍人らしい帝国軍人は異常だ。
「私が知ってるときと性格が変わらないなら帝国の過激派だね。いずれ大陸全土を帝国が支配するってのは当時私も思ってたけど、そのために手段をまったく選ばない連中だよ」
身内だった連中の所行に強い恥を感じて震えている。
今この場に子供達がいなければ、シャロン達は手早くすませていたかもしれない。
「子供の力があれば破壊工作には十分だね」
サイラスが爪先で石に触れる。
エーテルの気配がなくても非常に強く威圧的にすら見えるサイラスだが、子供達は素直に石を触れられている。
石に残った気配は恐怖、今子供が発している気配は安堵と興味に少しだけの恐怖だ。
軍人の命令がない限り冒険者に敵対しそうにない。
おそらく連れて帰ることができる。問題はその後だ。
「私が引き受けっ」
「傷を塞いだ直後です」
大したことはできないと、シャロンは事実だけを指摘し元士官を黙らせる。
「ついてくれば暖かいご飯と毛布を用意してあげる」
シャロンが用意できるのはこの程度だ。
途中、過酷な判断を下すことも覚悟していたが、迎えが待っている場所まで子供達は素直について行くのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜8人
2022年01月04日 10時58分30秒 公開
相談掲示板
シャロンです。シスターをしております。 よろしくおねがいします。 さて……まだ誰もいらっしゃいませんが。 どの穴に向かうかをまず決めないといけませんね。分担でいけるでしょうか。満員にならなければ、ふたつくらいにわかれてふたつずつ担当してもいいかもしれませんね。 外に一番近い横穴にいきなり行けないのが、嫌な予感がしないでもないですけれど……。怪我人がいますから、早く行けるにこしたことはないですね。 それと、子供たちを無条件で保護してよいかも気がかりです。 子供たちは喉を潰されており、子供の保護を主張している元帝国士官の女性は、何も知らないはずの上に、少し私情に走っているように見えますね。 子供はなるべく助けてあげたいですが、帝国人軍人? や子供たちから事情を聞き出せないかぎり慎重に対応したほうがいい気がします。 エンパシーや洞察、交渉などを使って……何か手がないものでしょうか。 あ、それと所々に残された道具や資料を回収、これも気にしないと、ですね!
遅れての参加よ。ヒーラーの神官戦士ロゼット、よろしくね。 初期配置に選べる横穴は3つ、選べない横穴が1つね。 ・外に一番近い横穴(初期配置は不可) ・やや下向きの横穴 ・確認された中では一番奥の横穴 ・やや上向きの横穴 >二手に分かれて2つずつ分担 分担する場合は、1組が「やや下向きの横穴」から続けて 「外に一番近い横穴」に戻って元士官の救命と制圧を。 もう1組が「やや上向きの横穴」から続けて 「確認された中では一番奥の横穴」の制圧を、かな。 ただNPC元帝国士官の負傷が重そうだから、できるなら 「外に一番近い横穴」は先に戻って、救命したくもあるわね。 >子供の保護、帝国軍人の捕縛 子供の保護、捕縛、言い方は何でも良いけど 喉が潰されている以上、この場での事情の把握は難しいと思う。 可能性としては「筆談」だけど、子供の読み書きが100%って 世界じゃないから、元孤児とかだと意思疎通が難しいわね。 追加で言えば、帝国軍人の扱いもね。 事情を聞き出すには彼らも、少なくとも全員は殺す訳にはいかない。 結論で言えば、可能な限り、捕縛が望ましいんじゃないかしら。 >自身の行動 子供への命令強制が、洗脳なのかハッキリしないけど 汎用スキルの洗脳妨害「ジャマー」を考えているわ。 上手くいけば子供の捕縛が、かなり楽になるんじゃないかな。 担当したい横穴は決めてないけど、「やや下向きの横穴」の 子供捕縛か、「外に一番近い横穴」に戻っての救命かなって。 全回復のスキルもあるから、重傷でも助けられると思う。
No.3
サイラスだ、よろしくなー 6人になったからもう一つ入れるな とりあえず子供関係はジャマーあるよ?有効か分からんし額のやつ壊したいけど。後はエンパシー、運び始めだから残留思念感応、人間も動物だよねの視点で動物交感もいけるか? 資料集めはマジカルポケットで片端からとか資料検索か? まず何より役割分担決めないとねぇ。範囲魔法とかどーんは避けたほうが良さそうな時点である程度連携取れる人は取れる人と固まってもいいかもね。後崩落の危険が高いところは移動力の高い人が行ってサッと逃げれるようにしとくのが良か? 後はだけど、まあ皆嫌がりそうだけど、子供の生死はどこまで気にするかね?子供助けるのは良いけどその場合助けた子供の対応で一人減らす事になりそうだし、解けたふりして命令食らって無理矢理動くとかされれば被害あるし、何より手加減とかためらいで時間減らす程士官や資料、何より崩落の可能性増してくのだが。 俺は比較的殺害も視野かなぁ?と。合わせるけどねー とりあえず生存なら医療とか付きで額のくりぬきかなぁ?精神干渉系の効果常時ありますとかならエンパシー経由でなんかされたりとかあり得そうな気もする
6人なら、初期配置可の横穴3つに2人ずつもいけそうね。 もしくは2カ所ずつの分担案のまま、「やや下向きの横穴」と 「やや上向きの横穴」を3人ずつにして、人手を増やすか。 >子供の生死 死なせても平気、とは言い難いかな。殺意満々で向かって くるならともかく怯えて武器を構えてる子をっていうのは。 今回は遭遇戦で「これが目的」っていうのが決まってない。 子供は捕まえて帝国軍人は殺す、でも良いのでしょうし 負傷中の元士官女性だって助けられなくても失敗じゃないわ。 私個人は捕縛で動きたいけど、他の人に要求はしづらいわね。 ただ、自分の目の前に出てくる子供は捕縛したいなって。 >自身の希望 「やや下向きの横穴」から「外に一番近い横穴」へ、かな。 子供の捕縛については「ジャマー」を試した後、子供を 戦闘不能の状態にしてから『光縛呪』での拘束を考えてるわ。 ロープでも良いけど。 で、下向きの横穴は崩落の危険が高いから、連れ出して 元士官女性の元へ移動して、そちらの対応をかなって想像。
久々の依頼合参加になります、ドローミです。 >ハヤト殿 先日の依頼は、せっかくの機会に白紙済みませんでした。 >シャロン殿 雰囲気が違いますが、以前に【兵】でお会いした方ですよね? 他に皆さんも、どうぞよろしくお願いします。
はっ……少し具合を悪くしておりまして、間が開いてごめんなさい! ドローミ様はお久しぶりですね。 【兵】は相談のテンポがあわなくて抜けちゃったのですが、その節はどうも。 分担、分担……土壇場で悪いですが、スタート地点で何もせず1ターン目から外に一番近い横穴を目指したい方はいます? その場合、そこは必ず複数人じゃないとまずいですよね! >子供の生死 そうですね、なるべく生かしたいですが、この連動の主幹がPCにトラウマ与えるのが好きな方なので覚悟して来ています。 サイラス様のおっしゃるように額の石の摘出は必要な行動と思いますし、その結果子供が死ぬとか、それ以外の理由で殺さなければいけない理由があれば……考えたくないですが「やむを得ないケース」は有り得ると思っています。 >行動 仮ですけど、やや上向きの横穴の書類は確保したいですね。移動はOKです。 スキルはとりあえず、子供とのコミュニケーションに[読唇術]、シチュエーション的にあると便利そうな[暗視]、あとは回復とBS解除と遠距離攻撃と近接攻撃ひと通りで。
はい人違いで無く、よかったです。 僕は、残留思念感応持てますし、子どもも軍人?もとりあえず攻撃しましょう。 他MSの発言ですが、授恵者であれば一回は戦闘不能で留まります。 軍人?は止めを刺して、子どもは縛ってから回復の予定でいました。
ウォーリアのフリーダです。今回はよろしくお願いします。 >方針 基本的には2手に分かれる形で良いと思います。 ただ、救助が必要な外に一番近い横穴に初期配置ができない以上、 初期地点で子供がいた事を確認してただ事ではないと感じたので、 退路確保目的で外に一番近い横穴に向かう…といった形になるでしょうか? >敵 中堅冒険者並の実力とは言え体格差は如何ともし難いでしょうし、 子供は武器を破壊してしまえば無力化は難しくない気がします。 元帝国軍人についても可能であれば無力化して状況を聞き出したい所ですが、 難しいようなら排除も視野にいれるべきでしょうか。 >行動 子供への有用なコミュニケーション手段が手持ちに無いので、 基本的には戦闘主体になると思います。 個人的には早期に最奥を確保して状況解明に乗り出したい所ではあります。
No.9
3人二箇所でええの? なら上向の横穴いくわ。ちゃっとやってマジカルポケットに資料放り込む。 そういや光源いるかね?
2班確定でしょうか? 僕は、『・確認された中では一番奥の横穴』に行きたいのですが。 此方を抑えてしまええば『・やや上向きの横穴』の相手は移動できなくなるはず。 武装兵士×2だと僕一人では、初動で逃げられてしまうのが苦しいところ。 2R貰えるなら片方に光縛封、次Rでもう片方に攻撃か神霊達の腕が行使できる予定。
No.11
とりあえず 上向 サイラス(資料回収後最奥へ) シャロン(読心、暗視) 下向 ロゼット(その後1番近い横穴へ) 不明 フリーダ(最奥?戦闘専念) ドローミ(最奥?) ハヤト(わからん) とりあえず上に書いてる通り早めに片して内容気にせず資料回収後急いで奥へ行くつもり。 スキル無し近接ならバラけない限り殺界で捕まえれば無力化して伸せる可能性高いと踏んでる。 急がない理由は2班構成なのもあるけど、時間経過で奥に行くという情報があるから。最重要資料にしろ倒壊用の何かにしろ子供捕まえて引き摺り出す時間はあると思うのと、倒壊用の何かの場合近場の方への移動+好戦他をする時間の余裕はあると思うので、それと殺界で捕獲可能だと思うことからねー。あんまり良くない視点だろうけど
横穴での立ち回りだけど、幅・高さが2メートル強だから、 前後はともかく横並びだと2人ぐらいまでかなって思うわ。 そういう意味だと、各横穴2名ずつの3組もアリかな? 「やや下向きの横穴」は行き止まりだから、私ひとりでも 抑えてみるけど「外に一番近い横穴」に間に合うかは微妙よね。 ハヤトが「やや下向きの横穴」から、足を活かして 「外に一番近い横穴」に報告&対応をしてくれるか。 逆に「やや下向きの横穴」を回避で抑えてくれるなら、 私が「外に一番近い横穴」に戻っても構わないけど。 >光源いる? 道具にランタンや松明を入れる程度でも良いと思うわ。 スキルが空いてるなら照明や暗視に使うのも良いけど。 >初期配置 ドローミとフリーダが最奥(一番奥の横穴?)を 希望するなら、配置しても良いんじゃない? 穴の繋がり方によっては、上向きの横穴から移動した サイラスとで挟めるかもしれないし。
済みません後は明日になります。 >サイラス殿 Mポケットは、小石でも箱や袋でも一つしか持てないらしいので、バックパックなどの用意をお願いしたいです。 また子ども?の施術は、【回復】出来る自信が無いので控えて貰えたらと思います_ 僕のヒール3は185くらいです。 >シャロン殿 現場では状況改善できないらしいので、サルベーションなどは無くて良いかなと思います。 如何でしょう?
配置が……皆様年末年始でお忙しいのですね! 流れないように、えいっ。 【上向】 サイラス(資料回収後最奥へ) シャロン(読心、暗視) 【下向】 ロゼット(その後1番近い横穴へ) 【不明】 フリーダ(最奥?戦闘専念) ドローミ(最奥?) ハヤト(不明) ハヤト様にお願い 「やや下向きの横穴」から、足を活かして 「外に一番近い横穴」に報告&対応をしてくれるか。 逆に「やや下向きの横穴」を回避で抑えてくれると助かる。 >ドローミ様 ご助言ありがとうございます! 今回敵のスキルがふわっとしているし、BSの可能性は低いですものね。 お恥ずかしながら、私、今回プレイングのキレが悪くてですね……状況に応じた最善の手というよりは無難めにまとめてしまっていますね! 帝国軍人?のわずかに残っているスキルが何かわからないので念の為警戒くらいの話なので、他に入れるべきスキルがあれば変えてもいいとは思います。 ヒール多めがいいです?子供は恐らく一度は戦闘不能にしてしまわないと、救出・治療・殺害以前の話ですし、子供用ヒールとして。
ギリギリになっちまってすまねぇ! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! >ドローミ 誰でもミスはあんだし気にすんな! 今回も頼りにしてんぜ♪ 今回の状況だと元帝国兵士のねーちゃんをいち早く回復してやりてーとこだからな、俺は依頼のあった感じでは「やや下向きの横穴」を回避で抑えるってのに専念してロゼットに「外に一番近い横穴」へ向かって貰うのがいいんじゃねーかと思うぜ! 《超聴覚》で「外に一番近い横穴」で騒ぎが起こってるってのを察知出来ると思うからロゼットに伝えて念の為様子を見に行って貰うって流れが妥当じゃねーかと思ってる。 「やや下向きの横穴」は崩落の可能性が高ぇってことだから幼児二人を速攻で気絶させてロゼットを後追いする形でガキ共を抱えて「外に一番近い横穴」へ引き返す感じで考えてんぜ。 そうすりゃ、元帝国兵士と対峙してるっつー敵帝国兵?もぶちのめしに戻れるって寸法だ!
あー、それと分かれた時の連絡用にテレパスも持って行けるがどうする? 他のスキルで持込みの余地がねーなら暗視あたりにするつもりでもいるが…
No.17
一つ忘れてるけど俺そこまで子供の生死に躊躇しとらんのやけども? 自担優先だから有効そうな子供の頭の狙ってるだけで とりあえず袋は了解
ヒール3は、最終【回復】204 シャロン殿の 基礎【回復】125 ヒール145 サイドヒール改150です。 精霊憑依中は使えない筈ですから、注意を。 また、スキルをほとんど残していないはえぐいですね。 革鎧兵士?はウォーリア・シーフの可能性 全身鎧はウォーリア、ヒーラーの可能性ありです。 殺界・雷神剣・タナトスバイト・光縛封など…
>ハヤト 了解。私は先に「外に一番近い横穴」に戻って対処するわ。 「テレパス」は私が入れておくから、互いの状況を連絡しましょ。 >サイラス 躊躇がないってだけで、特に殺す理由もないのなら戦闘不能に 落としたところでシャロンに預けてもらえたら十分よ。 不殺にしてくれると嬉しくはあるけど、自分の命もかかってるから 無理をお願いまではしないわ。
No.20
あ,そこは大丈夫。戦闘不能は急ぐけど不能にしても抵抗したらやるから。 発言しようとしたら後ろの人が呼び出されて慌ててたらこんな文に あと改めてマジックポケットだけど、個数とかはMSの采配次第だと思うわよー。つい先日帰ってきた他MSさんのリプレイだと俺剣と盾と鎧脱いでマジカルポケットに入れて全裸で走ったり、このMSさんだと調理器具とか行きにしまって登山したし。何かを一つだけとは言われてないし。 まぁ一つしかしまえなくてもロープでまとめて一つにしてしまうし
>ドローミ様 一応聖別→ヒールで。 神霊憑装はスキル使用不能……ワールドガイドのグッドステータスのほうでアクティブスキルは使えないと書いてありますね!リマインドありがとうございます。 シーザーロアも使われたら結構面倒くさいのですよね。予定した行動が取れませんから。 と、これは余談でしたね! >ロゼット様、サイラス様 真っ先に「外に一番近い横穴」へ向かってくださる方がいるのは安心できますね。そちら方面はよろしくおねがいします。 子供を預かるのは大丈夫ですよ。 ロープで捕縛と応急処置は入れてあります。 ワールドガイドより、戦闘不能では一切の行動が不可能になりますから、殺さないととまらないということは……可能性は少ないと思いますがそういうユニークスキルがあれば、有り得るでしょうか。 イヤな話ですが、私は子供が自爆するくらいのことは疑っているので、基本助命だけどいざとなったら殺さざるを得ない方針の人もいるくらいでちょうどいいとは思います。 NPCが強引に連れ帰ってしまおうとするのが、なんとなく不安ですので……。 頭の石摘出もぜひともやってほしいです。ご負担でなければですが。