【竜盤】存在証明【獗烙】【夢魅】
広大野人
コメント 27
シナリオID:1668
オープニング
ドワーフ王国軍の侵攻により都市ヌバッフはあっけなく陥落した。
民衆反乱を先導していた連中が既に逃亡していた事もあり、住民の被害は最小限に抑えられた。
民衆にとっては支配者が変わっただけで、普段の生活において大きな変化はなかった……はずだった。
「計画通り、無差別の破壊活動を開始するわ」
ヌバッフからそう遠くない森の中で、フランセスは蜥蜴人に告げる。
彼が率いている部隊は間違いなく精鋭部隊だ。邪竜バイアーディスを信奉する一族だけで構成されており、練度も士気も高い。
「突入ノタイミングハ此方デ判断スル。ドチラカガ失敗シテモ影響ハナイハズダ」
「構わないわ。それなら、これが今生の別れね……貴方達の場合、どんな別れ言葉なのかしら?」
フランセスの質問に、ピストスは大太刀を高く掲げて応える。
「我等ハ輪廻スル。来世デモ同ジ縁ガアル者ト共ニナ」
「私はもう二度と関わりたくない人が多い人生だったから、輪廻は受け入れられないわ」
「デハ、存在スベテガ消エルノミダガ、ソレデイイノカ?」
今度はピストスからの質問。フランセスは髪を手櫛で通しながら応える。
「成果が残ればそれでいい。私がフランセスという一人の女性だったと認められれば、ね」
「分カラナイモノダ。既ニ貴公ハ此処ニ存在シテイルトイウノニ」
「……私達の国では下賤の子というだけで、人として認められないのよ」
「同ジ種族ナノニ可笑シナ話ダ」
この辺りは価値観の違いだろう。
強大な力を持つ邪竜バイアーディスを絶対者として位置付け魂の研鑽を励む――それがピストスの一族の全てだ。
「複雑なのよ。だから、貴方の輪廻に付き合う事はできないわ」
そう言って街に向かって歩き出したフランセスの背へ、ピストスは言葉を投げかけた。
「我等ノ輪廻ニ種族ハ関係ナイ。タダ己ヲ高メルノミ。貴公モ同ジナラ、死シテモ共ニ在ル」
フランセスは振り返る事なかった。
ただ返事のつもりか、軽く手を振って応えたのであった。
●
リーンエス王国から派遣された軍事顧問イェルド・ルリンはドワーフ王国軍に従軍していた。
都市ヌバッフに派遣した冒険者達から得られた情報とシノビが集めた情報を元に、敵の逆襲に備える為だ。
「侵攻軍の足並みを乱す訳にはいかないというのが上層部の判断だ」
敵が何かを意図していても行軍を止める訳にはいかない。
「それで、イェルドさんも出陣なのですね」
冒険者であるエクエスが頷きながら言った。
傭兵部隊を預かって、敵の意図に対する策を用意したのだ。
「戦力を少しでも増す為だ。お前の方も頼むぞ」
「分かっています。ただ、今回の戦いで引き上げ、なんですよね?」
「あぁ。ドワーフ王国軍が邪竜に負けるような事になれば別だが、本国へ帰還する事になる――あぁ、お前はシャルガネに行くんだったな」
ゲンナイという絡繰り師からの紹介を受けてエクエスはシャルガネに足を運ぶ予定になっていた。
「どうしましょう? 私も一緒にリーンエス王国に戻りましょうか?」
「いや、構わない。シャルガネでの活動に必要な費用は、俺の方に回せ。ここまで付き合って貰った礼だ」
ありがたい話にエクエスは素直に感謝を告げる。
「助かります。向こうでの出来事は常に報告するようにしますね」
「それでいい。もっとも、俺は次の場所に行っているがな」
「どちらに?」
首を傾げたエクエスに、イェルドは遠く西の方角を見つめた。
「……キリリウヌという街だ。やり残した事があってな」
出兵の許可を得る為に、今までイェルドは過酷な任務や無理難題な事案を率先して受けて来た。
此処での任務が完了すれば、忌まわしきあの街へ行けるようになるのだ。
「まぁ、まずは目の前の敵だ。改めて作戦を確認しよう」
「はい」
机の上にヌバッフ周辺の地図を広げるイェルド。
荒野の中に伸びる複数の街道。その内の一本、谷に掛かる橋を過ぎた辺りに『森』があった。
「シノビの報告だと『森』に敵の奇襲部隊が潜伏している可能性があるらしい」
「冒険者達が調べた結果ですね」
ヌバッフに潜入した冒険者達は幾つかの情報を持ち帰ってきた。
敵の主力部隊は街からそう遠くない場所に潜伏している事。また、街中で決起するタイミングを計っている集団。
これらから、イェルドは敵に逆襲の意図があると推測した。
ヌバッフは元々、防御に優れた街ではない。ならば、街を捨てて野戦してくるだろう――だが、正攻法では戦力差があり過ぎる。
そこで、わざと街を捨てて、ドワーフ王国軍が街を奪還した後、油断した所を襲撃してくるはずだと……。
「それに対して俺達は、二方面作戦を展開する。一つは……」
イェルドが指差したのは『森』から街に至る街道の巨大な橋。
谷は深いので谷底への迂回はあり得ない。必ず、橋を通過してくるはずだ。
「この橋で敵の精鋭部隊の足を止めて撃破する。また、街中を混乱させようとしている集団に対しては、別動隊による奇襲を仕掛ける」
武装反乱を企てている連中の所在は把握済みだ。
「戦力は足りますか?」
「想定以上に敵が多くなければ、だな……エクエスは屋敷まで冒険者達を誘導してくれ」
「分かりました」
寡兵を分ける事になるが、あとは冒険者達に頼るしかないだろう。
●
出撃する直前、イェルドは割り当てられたテントの中で一人、静かな時間を過ごしていた。
手にしているのはキリリウヌへの出兵を許可する旨が書かれた書状。これを得る為に、どれだけ苦労したか。
「……」
イェルドは書状を丁寧に包むと祖国へと戻す荷物の中に入れた。
万が一、自分が次の戦場で力尽きる事があったとしても、書状の中身は『有効』だからだ。
申請者である自分が行けないとなると……他の誰かが行く事になる。そして、真っ先に指名されるのは一人しかいないからだ。
「……俺が出来るのは此処までかもしれないな」
それも良いかもしれない。
その為に『生き恥』を晒して来たのだ。自分が何の為に存在するのか……今、問えばすぐに答えが出る。
「彼奴に紹介したのも、彼奴が討つべき存在を奪ったのも……仲間達を置いて逃げ帰ったのは、全て、俺だからな…………そうだろう? エナ」
ヌバッフで冒険者達が調べた情報の中に、興味深い情報があった。
『神実の力』。
冒険者ギルドを通じて幾つか報告書を確認した。
分かったのはリーンエス王国で巨大な陰謀が渦巻いており、それをかつての後輩が追っているという事だ。
「エナ……俺がくたばっても気にせず行け。お前が、お前である事を取り戻す為に」
イェルドは槍を手にすると戦場へと向かうのであった。
解説
マスターより
リプレイ
「お久しぶりです。あの時はお酒の席でしたが……」
ミア=リゼルからの呼び掛けに、イェルド・ルリンは簡易的な障害物を積む手を止めた。
「あの時の嬢ちゃんか。それと……」
隣に並ぶルベア・ベルニに視線を向ける。
ルベアは軽く頭を下げた。
「エナハルトとも縁があるみたいだけど……こっちもこっちで、やっぱり何かに苛まれてるのね」
「長く生きてれば色々な事があるものだからな」
自傷気味に応えたイェルドに対してミアは一歩進み出る。
言っておきたい事があったからだ。
「私はあなたを守ります。だって、あなたが生きてきた理由を知ってもらわないと。あなたから、エナハルトに伝える為に」
「……万が一の時の事を言っているだけだ」
イェルドはそう応えると止めていた手を動かす。
ちゃんと聞いているのか分からない反応だが大事な事はどう思っているか伝える事だ。
乱雑に転がっていた縄の端を渡しつつルベアが念を押す。
「何にせよ『アナタの死に場所はこんなところじゃない』って、私の大事な友達が言ってるんだから、出来る限りサポートするわ」
その為に作戦を再構築しているのだ。
冒険者達からの申し出にイェルドは陣取る位置を下がらせた。
と言っても、あくまで橋の上での事だ。敵が強行突破してくるとイェルドは考えているのだ。
ミアとルベアに入れ替わるようにケン・Z・ブラッドリーとエリザ・A・ミシャールの二人が障害物になりそうな木材を抱えてやって来た。
「せっかく奪還したんだ。これ以上被害が出るのは御免こうむるぜ」
ケンの台詞にイェルドが頷く。
ドワーフ王国軍は各地で都市を奪還している。邪竜さえ倒せば、この動乱も終わるのだ。
こんな所で被害を出す訳にはいかない。
「持って来た木材はそっち側を補強してくれ」
「こんな感じか? 何かのタシになれば程度だろうが」
簡素かもしれないがバリケードの有る無しの差はあるもの……と信じたい所だ。
少しでも頑丈になるようにエリザは組みつつ、イェルドに訊ねた。
「あの若造と知り合いなのかい?」
「エナは後輩だ。昔からの、な」
「彼も今、王都を離れてるんだ――何、居る場所は分かってるんだがね」
そんな話にイェルドは苦笑を浮かべる。
「あの野郎、昔から女受けが良いんだよな」
懐かしむようにエナハルトの事を話すのであった。
●
ホールに閃光が広がると同時に冒険者達は屋敷内に突入する。
眩んだからか突然の奇襲からか分からないが明らかに出遅れている反乱分子に対し、キリアン・フィッツジェラルドが放った炸裂矢が直撃した。
「地下組織の皆さんは先んじて逃走経路を封鎖……成程、善い仕事です」
開かない勝手口の前で慌てる輩の姿を見て、そんな感想を口にした。
もし、協力者がいなければ、その分の戦力を割かねばならなかっただろう。
「敵の増援は右側の部屋だけでございますね」
ホール内の様子を確認してレティシア・レインフィールは光矢を撃つ。
屋敷内の情報は突入前に調査済みであり、目視による確認で作戦に変更が無い事を仲間達に共有する。
入口から近い場所にいた敵をエミリア・シバが薙ぎ払った。
「エクエスちゃんと一緒に借りは確りと返させてもらうわ」
頑健にも攻撃に耐え切った輩をエクエスが斬り伏せてエミリアに並び立つ。
「仇でもありますしね」
エミリアとエクエスは、過去にクリーパーの襲撃により街で大変な目に遭った。
あの事件、いや、陰謀を張り巡らしていたのは、一人の女性だった。
クリーパーの襲撃を巧みに誘導し領主を殺し、その娘の命を奪おうとしたのだ。
「よう、久しぶりだな。ようやく追いついたぜ」
素早く屋敷内を見渡して罠や仕掛けの有無を確認したバーネット・フォーサイスがニヤリと笑う。
ホールの奥に陣取るその女性の動きを何一つ見逃さないような視線に、相手も奇襲を仕掛けてきた者達の正体が分かったようだった。
「冒険者共……ここでも私の邪魔をするかっ!」
「もう逃がすつもりはない。ここを終着にしてやる」
「まずはお前からだ! お前さえいなければ私の思った通りに進んだはずなのに!」
領主とその娘が死に自身が代官として街を治める。
そうすれは、組織内での立場はフォーゲンよりも上になるはずだったのだ
奇襲から立ち直った反乱分子達が一斉に小瓶を呷る。『神実の力』……一般人の身体能力を向上させる怪しい飲み物だ。
「ぬぉぉ!!」
無策に突っ込んでくる敵に対して最前線に出ていたエミリアとエクエスが迎え撃つ。
攻撃一辺倒の刺突を軽快なステップにも似た動きで避けきると、荷重を乗せた剣を振るった。
「右の部屋が開くわ、バーネットちゃん」
「増援を魔法で封じる」
バーネットが持つ魔導書がエーテルの光を放った。
直後、隣の部屋に通じる扉の前に不可視の『場』が現れた。『場』に踏み込んだ反乱分子に対し、続けて蒼光槍を投げつける。
先頭がもたつけば、扉から先に進めない。そもそも『神実の力』の影響があるので一度、引き下がるとか工夫するとか考えられない連中だから、効果は十分だ。
最初からホールに居た連中の数は既に減っていた。
側面に回ったキリアンが確実に1体ずつ撃ち抜いているからだ。
「ここまでは作戦通りだけど……」
事前の準備と打ち合わせが冒険者達に有利な戦況を運んでいた。
だが、まだ分からない。フランセスの動き次第だ。
●
様子見のつもりなのだろうか、対岸の森の中から数体の蜥蜴人が槍を構えながら突撃してくる。
「んじゃぁ……迎え撃つとしますか」
首狩刀を握り締めてケンは障害物の前に立った。
ふわりと身体をエーテルが包む。ミアが唱えた支援魔法だ。
その隣でエリザが長杖を突き出した。
「橋に直撃しなければ」
放たれたのは巨大なエーテルの光波。
一直線に飛び、蜥蜴人を幾体も貫くが流石は精鋭部隊。意に介さず突撃してきた。
あくまでも橋の突破が最優先だとケンは判断する。
「わりぃが……てめぇらの首、狩りつくさせてもらうぜ」
第一陣に大きな損害が出れば否応なしに後続はやって来るはずなのだから。
鋭く放たれた突きを叩き落とすと力強く踏み込んで斜め下から首を刎ねるように刀を振るう。
ルベア、イェルド、ミアの攻撃が続き、更に橋外で扇状に展開した傭兵部隊からの遠距離攻撃が放たれた。
一連の攻勢を見ていたのか森の中から新手が駆け出してくる。
その中に見知った姿がある事をケンはすぐに分かった。
「てめぇはこの間の猛者じゃねぇか。一手死合わせといこうか」
ピストスと名乗った蜥蜴人の強者を先頭とする集団は異様な雰囲気を放っていた。
恐らく、全員が授恵者であろう。
冒険者達も気を引き締める――というのも、蜥蜴人らは同じ防具に身に包み、刀と杖を持っていたからだ。
あれでは、どの個体が何のクラスなのか、スキルを見るまで判断のしようがない。そういえば、ピストスも大太刀を持っているにも関わらずクラスはヒーラーであった。
「残念ダガ貴公ラデハ足止メニモナラヌ」
「姑息とは言わねぇぜ!」
一気に突破させないと『場』を形成するケン。
先程と同様に仲間や傭兵達からの攻撃が繰り出され、ピストスの隣に居た蜥蜴人が膝を着いた……が、すぐにエーテルの光が包み傷口が回復する。
「あの野郎だ。敵のヒーラーが後方にいやがる!」
森近くに放ったペットからの情報を脳裏に浮かべながらエリザは叫んだ。
すぐさまルベアが行動に移る。彼女はシーフ特有の能力で死角から接近するつもりなのだ。
その時だった。ケンの『場』に入らなかった1体が杖を振り上げると巨大な炎弾が放たれる。
「なにっ!?」
イェルドが声を挙げた。橋に直撃すれば崩落は必至。
だが、敵の範囲攻撃は橋ではなく――後方の傭兵部隊を狙ったものだ。
直撃を受けた傭兵達が倒れ、防衛ラインに穴が空いた。続いて敵の後方から打ち出された強力な射撃攻撃が障害物の一角を吹き飛ばす。
「貴公ガ殺界ヲ維持デキナクナッタ時、我等ハ此処ヲ抜ける」
ケンからの攻撃で受けた傷を回復しながらピストスは不敵に告げる。
直後、森の中に残っていた他の蜥蜴人が一斉に姿を現すと橋へと殺到してくるのであった。
●
フランセスが細剣を手にすると家具や壁を伝って、バーネット目掛けて駆ける。
その瞳には恐ろしいまでの殺意を感じる――狂気にも似た輝きだ。
魔法職であるバーネットは近接戦には不利。しかし、フランセスの接近より早く、光が彼女を閉じ込めた。レティシアが召喚した光檻だ。
「今のうちに勝負を決してしまいましよう」
フランセスが手強い相手だから動きを封じて先に反乱分子を排除する算段だ。
時間は限られているが、ここに集まった冒険者達からすればそれで十分だった。
「行くわよ、エクエスちゃん!」
「エミリアさんに合わせますね」
ニ人の視線が合うと立ち位置を入れ替えるように交差する直前、エクエスがパーカーを広げ敵の視線を遮った。
エミリアは姿勢を低く落としエクエスの足を掴んで支点にするとグルッと体勢を変えた。
「驚いてくれないと少し寂しいわ」
そんな事を呟くエミリア。
容赦ない斬撃が敵兵多数を巻き込む。『神実の力』影響下の者は怒りに飲まれているような状態なので、基本的には驚く事も怯む事もないのだ。
側面からの攻撃を続けるキリアンは素早く矢を番えていた。
「近接戦も想定していたつもりですが、この分だと必要なさそうですね」
敵の注意はエミリアとエクエスに集中しているからだ。
また、増援も一斉にはホールに入って来れず、足並みが乱れているのでただの的だ。
矢にエーテルを流し込むと冷静に放つ。
「足止めや弱った敵を優先して狙いますので、フォーサイスさんは範囲魔法を」
「光檻が消える前までには滅させておきたいぞ」
フランセスの接近に一瞬、身構えた所だったがバーネットは魔導書をパラバラと流した。
次々に浮かび上がる光弾。
それらを反乱分子達に向かって一斉に放った。
「もう一度!」
粗方、奴等の数を減らしたのでグラビティフィールドを解き、残りの敵を誘引。
バーネットはエーテルを振り絞って、再び光弾を創り出した。
ここで範囲攻撃を全て撃ち尽くしても問題はない。むしろ、半端に敵が残ってしまうとフランセスを閉じ込めている結界が切れた時に冒険者達が不利になるからだ。
「今だっ!」
幾つもの光弾が複雑な軌道を描きつつ交差。それぞれが直撃した。
更に、ダメ押しとばかりにキリアンの炸光矢が飛翔する。
「奧に残った敵をお願いします」
次々に倒れる反乱分子の合間を縫ってエミリアが踏み込む。
辛うじて生き残っている輩の反撃を苦も無く避けると剣先を叩き込んだ。
「これで仕舞いね」
直後、フランセスを閉じ込めていた結界が溶けるように崩れ落ちた。
●
橋の側面に立ったルベアの進行方向上に、同じように蜥蜴人が立っていた。
「考える事は一緒よね」
短剣を手にして駆け出したルベアに後の先で迎え撃つ為に構える蜥蜴人。
側面から欄干、橋の構造物を伝って高さを取ると軽く跳躍するルベア。
「ナギャ!?」
蜥蜴人の足元を弾きながら側面に降り立つと短剣を繰り出してバランスを崩させる。
足場を失った蜥蜴人は哀れ谷底へと落下していった。
「……ここまで色々と落としてきたわ」
谷底には深い川が流れているようなので助かっている可能性もあるが……。
気を取り直して橋の側面を駆け抜け敵の後方へ回る。
「ちょっと数が多いけど! これなら!」
ルベアは巨大な光塊を纏った短剣を振り下ろして次々に攻撃を繰り出す。
敵陣に一人なので、反撃も多いがルベアを捉えきれない。
突き出された槍を二度三度と身体を仰け反らして避け、ならばと襲ってきた槍衾は致命傷にならない範囲で捌いた。
「もう一度っ!」
獣が喰らい付くような勢いで再び光塊を叩きつける。
それでヒーラーと他の蜥蜴人を打ち倒し、続けて他の――と思った矢先、足元をエリザのペットが駆けていった。
ルベアが敵の後方で敵のヒーラーを打ち倒した頃、防衛ラインでも動きがあった。
殺界の使用回数に達したのだ。蜥蜴人兵が突破しようと突撃してくる。
「同時ニ掛カッテ来イトイッタハズダガ」
ピストスはケンの猛攻に対して余裕だった。ケンが無事だったのは仲間からの支援があったからこそだ。
想定以上の強者だ。
倒すのなら攻撃を集中させるしかないが……現状の作戦では難しいだろう。
イェルドが敵の攻撃を受け止めながら叫ぶ。
「敵の目的はあくまでもドワーフ王国軍への襲撃。兵士を殲滅すればいい!」
冒険者相手に優勢に戦いを進める事ができるピストスであっても一人で出来る事には限度がある。
つまり、敵を組織的に戦えないような状態にすれば良いのだ。
「敵将はアタシとケンでヤる。ミアはイェルドと戦線を守るんだ」
「はいっ!」
愛用の細剣を構え、イェルドに並び立つミア。
それを見てピストスが吠えた。
「マダ無駄ナ足掻キヲスルカ。我等ガ死地ノ邪魔ヲスルナ!」
「勝つのは未来を望む者だけです。ここを抜けてもあなた達に未来はありません」
「我等ノ未来ハ永劫! 貴公コソ何ノ未来ノ為ニ戦ウカ!」
その言葉がミアの心の奥底を貫く。
答えは決まっていると言うのに。
「私は、もっと――」
言い掛けた所で返事は紡がれなかった。
“使える道具”になる事……それが誰の望みなのか。記憶の彼方に消えた存在か、あるいは置いて行かれたくないという自分の願いか……。
そのたった一瞬の迷いを突かれた。
研ぎ澄まされた敵兵の穂先がミアの華奢な身体に突き刺さる――その前に、ピストスとの問答で、まるで瞳から色が消え失せ呆けた彼女を守るように、ルベアが穂先を蹴り飛ばして姿を現した。
エリザのペットからの知らせ、空間を跳び越すように移動する術があったからこそ、ルベアは間に合った。
そうでなければイェルドが身を挺していた所だろう。
「邪竜信者の言葉を聞く必要はないわ、ミアさん」
「ルベアさん……」
「……大丈夫、よね」
それ以上、深く訊きたい想いに蓋をしてしまう自分が嫌になる。
ミアに対する無力さに心の中で嘆きながらも、今はそれどころではない状況だと、都合の良い処へ落ち着かせる。
そんなルベアの腕から血が流れているのを確認しミアは自身がすべき事を思い出した。
「大丈夫です。今、傷を回復しますね。皆さんは、私が守ります!」
いつもの調子に戻ったミアにルベアは安堵するとエーテルを高めるのであった。
●
冒険者達の陣形は崩れたまま。
予備の短杖を放り投げ捨てるとフランセスはバーネットとの間の距離を一気に詰める。
鋭い細剣が放たれた先……レティシアが盾で受け止めながら割って入った。
「邪魔するな、小娘!」
「私はレティシア・レインフィールと申します。フランセス様の思念をテンゼンでお聞きしました」
フランセスの動きが一瞬止まる。
「それがどうしたというの!」
「貴女様がヴォルダニト家にゆかりのある者と感じたからです。その意味も……私はよく存じております」
レティシアの呼び掛けにザッと音を立ててフランセスは止まった。
周囲を冒険者が囲ったので逃げ場が無い事を自覚したのもある。
「……私の血の半分は野盗のもの。生まれ持った苦しみが、分かるものか!」
「組織に居る事で、貴女の欠落は埋まりましたか?」
「埋まるわ。私が唯一、私で居られる場所なのだから」
「家の道具として、役目を遵守する。それが貴女と私に出来る、たった一つの貢献です。組織を抜け、情報を私達に提供して頂け……」
そこまで告げた時だった。
鬼の形相を浮かべ、フランセスはエーテルを周囲に解き放った。
「道具! そう、私は家の道具だった! 誰にも認められずに、私という存在は無く、ただの道具だった! 私はそんな生き方に屈しない! お前こそー生、道具として使われ続けろ!」
シーフとしての能力を発露し、フランセスは囲みを突破する。
ホライゾナルジャンプ……壁などで遮られていない限り移動が可能となるシーフ特有の能力だ。
そして、屋敷の入口は開かれたままだった。
「逃がすつもりはないと言ったぞ!」
エーテルを高めながらバーネットは叫ぶ。
チャンスは一度。冒険者達の追撃を捌けば、フランセスはもう一度ジャンプして確実に屋敷の外に出るだろう。
「……速き者を止め、巧者を留め、心を制する蜘蛛の糸よ! 絡め!!」
防御を捨てて攻撃に集中した末に放った魔糸が逃れようとしたフランセスの足元に絡んだ。
これなら攻撃を避けるのは容易ではないはずだ。
キリアンが番えた矢にエーテルを注ぎ込む。
「邪竜一派が斃れたとて、次はどの火種に『神実』という秘薬を売り込む事か……それはさせまい」
直後、撃ち出されたのはグラヴィティボルト。
逃げ切れないと悟ったのか細剣を構えるフランセスに対し、キリアンは告げる。
「貴方は『神実』の製作に関わった。それだけでも僕達にとって重要な意味合いがあります」
「私が情報を吐くと思ったら大間違いよ!」
そして、細剣の先を巧みに揺らす。
この状態でも向かってきたエミリアとエクエスを迎え撃つつもりなのだろう。
「エクエスちゃんは扉を閉めて。ここはお姉さんがっ!」
エミリアの剣が一瞬、燃え上がるように煌いた。
仲間達からの掩護を受け、今、自身が繰り出せる最大の技。
「ここまでよ!」
「おのれぇ!」
フランセスは避ける事が出来ないと判断した。
致命傷にはならないがこれ以上の戦鬪継続は無駄だ。反撃の糸筋すらないのだから。
「誇りに思いなさい! 組織の幹部を討ったと!」
細剣をクルっと回すとエミリアの攻撃に合わせ自身の急所に突き刺した。
血を撒き散らしながら床に崩れ落ちる――その前にエミリアが身体を支えてゆっくりと橫たわらせる。
「流石に生きたまま捕らえるのは難しかったわね」
「ただ、捕縛してもドワーフ王国に引き渡す形になるだろうから……どうだか」
バーネットが神妙な表情を浮かべて言った。
恐らく、メルトウォールの存在に対してドワーフ王国は容赦しないだろう。
雑兵はともかく、指揮官クラスの存在は処刑が妥当な所。
番えていた矢を外し、キリアンが頷く。
「引渡し要請ができればいいですが……」
きっと難しかっただろう。ならば、事情を知る者が看取った方がマシだろうか。
レティシアは回復魔法を行使しようとエーテルを高めつつ、フランセスの傍に腰を下ろした。
「そこまでして守るものなのですか? 組織を」
「情けは無用よ」
フランセスは回復魔法を拒絶する。
罪への償い……ではなく、組織の幹部としての誇りとしてだろうか。
「……ジード様だけが……私を……家名の道具ではなく『フランセス』として認めてくれた」
朦朧としていく意識の中、フランセスは自身の生き様を肯定するように呟き始めた。
ヴォルダニト家の令孃であった母が野盗に襲われ生まれたのが自分であった事。家では存在すら否定されていた事。貴族制度の崩壊を望んでいたある日、メドゥの存在を知った事。そして、情報を探っていた時にジードと出逢った事。
「埋まる事のない欠落を抱えていれば……いつか、指先にもなれるかもしれない。そうすれば、私の存在を認めなかった連中を……っ!」
残された力を出し切ったようにフランセスの全身から力が抜けた。
見開いたままの眼に手を翳し、瞼を閉じさせるレティシア。
「私はもっと貴女と話し、貴女を知りたかったです」
彼女の心の傷に触れた侘びの代わりに耳元で小さく呟いた。
フランセスは最期、家名の道具から解き放たれたのだろうか。それとも、欠落を埋められたのだろうか。
確かな事は一つ。
ヴォーンの街を治めていた領主を謀殺し、メルトウォールに協力していた組織の幹部であるフランセスを冒険者達が討ったという事だ。
「せめて、亡骸だけでも国に返しますか? イェルドさんに頼めば出来るかもしれませんし」
一連のやり取りを見守っていたエクエスが締めるようにそう告げるのであった。
●
さっきの出来事はなんだったのかという程、ここからは特に崩れる事が無かった。
強敵であるピストスを仲間が抑えている間に敵兵の数を的確に減らしているからだ。
「ルベアさん、もう一度回り込んで大丈夫です」
「分かったわ。それじゃ行ってくるから」
ミアの言葉にそう言い残して橋の側面へと回るルベア。
頼もしい様子にイェルドが感心する。
「あれも可愛い嬢ちゃんかと思ったが、なかなか強かじゃねぇーか」
「か、可愛い!?」
思わず一歩目から足を滑らせる所だったが何とか誤魔化し、顔を見せないように駆け出した。
イェルドは余計な事を言ってしまったかと反省する。
「ふむ……カッコイイと言った方が良かったか?」
「カッコイイ事は同意しますけれど、たぶん、そういう事では無いかと……」
神妙なイェルドにミアは微笑を浮かべて応えるのであった。
ピストスの強力な大太刀の一刀。
ケンは相手の体勢を崩すように受け流してカウンターを仕掛けた。攻撃は届いているが、ピストスは回復してくるので厄介だ。
「ははは……いいぜ。やっぱり猛者との殺り合いほど業を練り上げるのに向いてることはねぇな」
「動キニ翳リガ見エテイルゾ」
徐々に追い詰められているのは確かだった。
それでも、ピストスも油断はしていない。自身がダメージを回復できるように、ケンもエリザ達からの回復を受けているからだ。
「いいのかい? ボサボサしているとアタシ達の仲間がアンタの部下を全部倒しちまうぞ」
エリザの挑発的な発言にピストスは双眸の間に皺を寄せた。
「突破デキナカッタトイウ事ハ実力差ガアッタダケノ事」
大太刀を突き出しながら間合いを取るピストス。
そこへ、エリザの魔法攻撃に合わせケンが斬りかかった。
「逃がすか!」
「ヨリ強サヲ求メル。ソレダケダ」
首狩刀の一撃をピストスは大太刀で受け止めつつ、鋭い尻尾の先端で反撃。
横腹を刺したが……ニヤリとケンは口元を緩めた。
奴の尻尾を捕まえたからだ。
「一気に畳み掛けるぞ!」
エーテルを高めるエリザ。
如何に回復力が高くてもそれ以上の攻撃を積み重ねれば良いだけの事。
しかし、攻撃に至るより早く尻尾を自身で切り落とすとピストスは谷底へと飛び降りるのであった。
マスターコメント
ミドルシナリオ難しい 報酬:多い8 / 6〜8人
2021年12月10日 21時55分40秒 公開
相談掲示板
どうも。シューターのキリアン・フィッツジェラルドと申します。 今回は戦闘依頼で、【A】敵精鋭部隊迎撃か【B】反乱分子に奇襲、のどちらかを選ぶと。 【A】の戦場、谷に掛かる大街道の巨大な橋(幅おおよそ1.5ヘクス)は石木材で造られているが破損状態が酷く、橋にダメージを与える可能性があるスキルの使用は非推奨となれば。 空間爆砕といったものは死に繋がりかねませんね。 橋の長さは20ヘクス程度で、イェルドや冒険者達は橋の真ん中で迎撃。 対して【B】は裏口を反メルトウォールの地下組織が塞いでいるから、僕達は正面から突入。 こちらは、スキルの使用制限なし。 僕は現段階では【B】を希望します。 【B】の反乱分子は神実服用による力の代価ゆえか、組織的に動く事は出来ないようですね。 突くとしたらその辺りで、範囲攻撃なりでとっとと反乱分子を全滅させたらフランシスを囲んで叩く風でしょうか? とはいえ人数配分次第では【A】に異動する事も問題ありません。 仮にそうなればリンク2を結んだゴリラを、組織的に動ける程練度の高い精鋭部隊の牽制に使う事も出来そうですので。
ヒーラーのミア=リゼルです。皆様、よろしくお願いいたします。 キリアンさんは整理ありがとうございます。決戦もありますので、早め早めに詰めていくのがいいかもしれませんね… とはいえ、選択肢はふたつ、ヒーラーは私とレティシアさんの2人…ということで、使えるスキルなどを考慮しつつ、私自身どちらに向かうかはみなさんのご希望や作戦が揃ったあたりで決めたいと思います。 というわけで取り急ぎご挨拶のみで…(背後、夕飯後に戻ります…!
ごきげんよう。 ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 キリアン様、情報の纏めをありがとう存じます。 >目的 「敵精鋭部隊及び反乱分子の殲滅」とございますけれど 殲滅対象にはピストス様やフランセス様も含まれるという認識でよろしかったでしょうか? 配下の方々がそれぞれ「精鋭部隊」「反乱分子」と称されておりますので リーダー格であるお二方は除外されるのでは、と。 (ただマスターコメントに「因縁に決着を望む人」とある為、恐らく含まれると推測) >班分け 基本的には四人ずつに分かれるのがよろしいでしょうか。 作戦や方針次第では多少偏っても恐らく問題はございませんけれど……。 敢えて希望を申し上げるのであれば、私は【B】となりますでしょうか。 その、フランセス様と少々言葉を交わす事が出来ましたら、と。 >戦域【A】 特徴としては橋の幅が狭い事から横に並んで戦える人数に制限がある点と キリアン様の仰る通、り橋にダメージ与えない為 範囲攻撃は【対象識別】である必要がある点でございますね。 >戦域【B】 私達は正面から突入する形となりますけれど 正面を入ったホールの左右に別の大部屋がございますので 全員でどちらかの部屋に突入されるか あるいは二手に分かれ同時に突入するか、になりますでしょうか。 ただでさえ二班に分かれておりますので更に少数になるのは非推奨でございますが 選ばなかった片方の部屋を放置するというのも気掛かりではございます。
(早速長文連投で失礼致します……!) >敵戦力【A】 ピストス様はヒーラーで確定しておりますが これは前回の戦いで神霊達の腕を使用された事によるものでございましょう。 武器が大太刀である事から、前衛攻撃型ヒーラーと推測されます。 神霊達の腕は付与が低い(-14)にも関わらず前回はこちらに効果がございましたので 対策としてはこちらもある程度付与を上げる必要がございますね。 精鋭部隊も授恵者の方が複数(各クラス一名ずつである事から五名)いらっしゃるようですし 組織的に戦われる事から、こちらも相当連携をしなければ厳しい戦いとなりそうです。 >敵戦力【B】 フランセス様は動き方からシーフと推測されておりますが そうなりますと、ある程度の命中率確保は必須となりますでしょうか。 BSで回避低下も可能ではございますが、そちらも命中させなければなりませんので。 クラス相性面ではウォーリアの方が有利ではございますが 今回はケン様お一人ですので、ケン様のご希望を優先して頂ければと存じます。 反乱分子の皆様はキリアン様の仰るように 『神実の力』の影響で組織的に動かれる事は出来ないのと 攻撃優先(集中)となります事から範囲攻撃で早期撃破し フランセス様に専念出来るようにされますとよろしいかもしれません。 ただ彼女をそれまで放置するのも危険ですので どなたか牽制役は居られた方が安全ではございます。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >目的 精鋭部隊、あるいは反乱分子さえ鎮圧しちまえば、ピストスやフランセスが実力者であっても、 単身ではヌバッフへの襲撃って目的が果たせなくなるから、最悪取り逃がしても こっちの目的自体は達成できるって事かもしれんな。 まぁ、逃さないに越したことはないんだが。 >【A】 こっちの戦場が橋で幅が狭いから、真っ向からのぶつかり合いになりやすいだろうな。 或いは、シーフ勢が壁歩きとかで橋の側面を迂回して背後を突き、 各個撃破されない様に注意しながら牽制して、正面への攻勢に集中させないって手も有るな。 >【B】 こっちは屋内での戦闘だから、前衛後衛の距離が短く、乱戦になりやすいのが注意点か。 あとは既に挙がっているが、敵が左右の大部屋に分かれて配置されていた場合、 同時に対処するか片側の部屋から対処するかだが、個人的には騒がしくなれば ホールまで敵は出てくるとは思うが、出て来なければ片方の部屋から制圧しつつ、 部屋の入口で反対側を見張り、敵が出てきたら挟み撃ちや乱戦防止に足止めするのはどうだ? >個人行動 フランセスに因縁があるから、できれば俺も【B】に向かいたいところだが、 他の面子の希望次第で調整はするつもりだ。
シーフのルベアよ、宜しく。 >【A】 イェルドは兎も角傭兵部隊は一般人だし、戦線を瓦解させない為には部隊の前に立てる人が1人は必要よね。……言っておきながら、私はそういう壁には向いてないんだけど。 >【B】 バーネットさんの言う見張り・足止め案に賛成。 戦力分断も最小限に留めることができるしね。 >個人 組織の絡みもあるしフランセスにも(前々回)カマかけて怒らせたりしたから本当は【B】に行きたい気持ちだけど……今のところ希望を挙げてる全員、どちらかといえば【B】、なのよね。 んー……戦場とか諸々鑑みて、今回は【A】に行っておくわ。 ホライゾナルジャンプで一気に後背突けないかなって思ってる。 倒すというよりも、橋から落とすみたいな戦い方になると思うけど。
昨日の夜のうちに書き込むつもりだったのですが…! 皆さん、ありがとうございます。 であれば私はAへ。イェルドさんの様子も、少々気がかりですね… さて、ご希望は現段階では… (敬称略) 【A】敵精鋭部隊迎撃 味方:イェルド+傭兵部隊 敵:ピストス ・ミア ・ルベア 【B】反乱分子に奇襲 味方:エクエス+地下組織 敵:フランセス ・キリアン ・レティシア ・バーネット 以上となりますね。 >【A】 私の立ち回りですが、私はタンクヒーラーのため前に出ての戦闘となると思います。ウォーリアほどではないにしろ、盾として扱えるかと。イェルドさんのクラスは不明ですが、腕が立つとのことですので、ケンさんがもしBをご希望の場合ツートップで臨みたいと思います。傭兵部隊の使い方は追々に… 持ち込みスキルは現状、セイントスラスト、ヴァロー、治療強化、ヒール3、ブロー3、重点硬化2ですね。ただし相手はヒーラーになりますので、聖別も視野に入れたいところです。
シーフのエミリアよ。 >【B】 キリアンちゃんがそれらを使うかやエリザちゃんの希望にもよるけれど、一応シーフなら双波で1枠で探波と捜波使えるから外から様子うかがえるかしらっておねえさん行けたらなって思うのだけれど。 フランセスに関してはたしか前は細剣使ってたわよね、同じシーフ的観点からだと、特別に魔法使うような感じじゃなければシーフは基本物理攻撃一辺倒だし、同じく『神実の力』で『狂怒』状態の敵も怪力にはなるけれど魔法は使ってきた記憶は今までなかった気がするので、上記から足止めの一案としてだけれど光縛封とか使えないかしらって思ったわね。 フランセスの高回避に関しては、命中アップできるスキルとか使いつつ向こうにBSかけてみんなで囲んで叩くっていうのがいいのかしら、とは思ったわね。
ミア様、纏めを感謝致します。 >目的 バーネット様の仰る通り、襲撃自体を防げましたらよろしいのかもしれませんね。 勿論、お二方を逃さないのが最良の結果ではございますので それを目標に私も力を尽くさせて頂きます。 >【A】 地形的にはヒーラーの祈雷なども便利そうなのですけれど 逆に敵の方も使用される可能性もありますので もし使用された場合は一旦後退するなど、対策を想定される必要がございますね。 ホライゾナルジャンプで後背を突いて頂ければ逃亡阻止や攪乱が出来ますので 頼もしいのですけれど、多くの敵の中で孤立される危険性もございますので 既にルベア様も考えておられるでしょうけれど 使用タイミングの選定や皆様との連携は必要不可欠かと存じます。 エミリア様が【B】の作戦で触れて下さっておりますが 攪乱中に敵の光縛封での足止めからの包囲という手もございますし。
>【B】 基本的にはバーネット様が仰るような流れで問題ございませんし シーフの方に内部の様子を確認して頂ければ大変心強く存じます。 懸念としては、隠された物も含めて部屋の出入り口からの逃亡でございますが 反乱分子の皆様は神実の力の影響がある内は逃亡はされないでしょうから エミリア様の仰るように光縛封でフランセス様の足止め兼逃亡阻止を行い 効果がある内に他の皆様を倒せますとよろしいでしょうか。 >個人 特性はハウリング・オブ・ブルーフレアは確定で 残り一つは作戦次第で光縛封かサイドヒール改になります。 他は治療強化3とヒール3は必ずご用意させて頂き 解呪3ともう一つのヒール3のどちらを用意すべきか、少々悩んでおりますね。 BS次第では自然回復を待ち、ヒール3の回数を増やす事で 光縛封を持つ余裕も生まれますので。 この点については皆様、特にシーフの方々のご意見を伺えますと有難く存じます。
>【A】 はわっ…!すみません、バーネットさんのおっしゃってくださっていたことへの言及を忘れていました レティシアさんもありがとうござます! そうですね。こちらもピストスさんを…捕縛できれば良いかと思いますが、手加減できる相手とは思えませんし、全力で参ります。 キリアンさんも挙げてくれていますが、確認のためにもう一度橋について… 【A】谷に掛かる大街道の巨大な石橋 ・幅おおよそ1.5ヘクス×長さ20ヘクス ・橋にダメージを与える可能性があるスキルの使用は非推奨 ・イェルドや冒険者達は橋の真ん中で迎撃 レティシアさんがおっしゃってくださったように、建造物が対象とならないスキルや対照識別系のスキルに絞られますね。魔法ならメテオ…とかでしょうか。 バーネットさんのおっしゃるように迂回して挟撃策を取るのも良いですが、可能なのがシーフクラスのみですから、孤立問題も鑑み、うまく考える必要があるのと… ピストスさんに祈雷を使われた場合、乱戦状態では後退が難しくなるため、いわゆるファランクス隊形で初手から少しずつ後退して相手を引き込み、橋の袂にきたとことろで扇状に味方を展開させ橋上の敵を狙い撃つ…というのはどうでしょう。 もし敵の後背をついていただけるなら、敵戦列を押し上げるような形になるかな…と。
遅くなってすまない。エリザ、シューターだよ。 既に挙げてくれている方針には異論ないよ。 アタシは野外活動の方が得意だし、人数比もある。今の時点では【A】の選択肢に入る予定にしておくよ。 【A】敵精鋭部隊迎撃 味方:イェルド+傭兵部隊 敵:ピストス ・ミア ・ルベア ・エリザ 【B】反乱分子に奇襲 味方:エクエス+地下組織 敵:フランセス ・キリアン ・レティシア ・バーネット >行動 挟撃狙いなら偵察が必要かい? ペットを出して相手の動きを探るのは任せておくれよ。
シバさんが双波を使って下さるのなら、有難い話です。 シューターの孤高者の双波はLv30にならないと使えず、僕はまだそれに達していないので習得不可ですので。 反乱分子の性質上、ペット未所持で孤高者系の特性で回避重視で動きます。 BS付与に関しても、付与-2ですが重撃射3を使いますね。 あと、別の選択肢に口出しする感じになりますが、懸念を兼ねた意見具申を。 メテオライトは識別可能である事もそうですが、Lv3ではない限り威力のマイナスがありますから橋へのダメージも抑えられる事で、善いと思います。 ただ問題といえるのは、【A】の精鋭部隊十数名のうち、授恵者も存在して各クラス1名ずつ存在。 つまり僕達が気を付けても、敵のキャスターが範囲攻撃や高火力攻撃を使ってくる事も有り得る話で。 範囲攻撃で、威力にマイナスが掛からないものですとストーンブラストやタイダルストリーム辺りでしょうか。 それを仮定すれば敵のキャスターは最優先で叩くべきでしょうけど、ウォーリアも居るとなればカバリングやシーザーロア、殺界も考えられますから纏めて仕留めるでも無い限り、一筋縄ではいかないでしょうね。 そう考えれば、迂回したシーフによる側面からの攻撃は、非常に重要なものだと思います。 だからこそ、既に挙がっている通り連携やタイミングが命とも……
エリザさん、いらっしゃいませ! そしてキリアンさん、ありがとうございます。し、失念しておりましたね…クラス1名ずつ…! まず、班わけを更新いたしますね(敬称略) 【A】敵精鋭部隊迎撃 味方:イェルド+傭兵部隊 敵:ピストス ・ミア/ヒーラー(盾) ・ルベア/シーフ ・エリザ/シューター 【B】反乱分子に奇襲 味方:エクエス+地下組織 敵:フランセス ・キリアン/シューター ・レティシア/ヒーラー ・バーネット/キャスター ・エミリア/シーフ >キリアンさん、エリザさん ふむふむなるほど…敵が遠慮してこないこともありうる、と…。キャスターのスキルには疎いもので、大変助かります。 挟撃とペットさんの偵察に関しては、ルベアさんのお考えも待ちつつになるため少しお返事をお待ちくださいませ…! となると、ふむ… シーフの側面攻撃以外には、初手面制圧がよさそうですね。 エリザさん、掃射…みたいな…こう、範囲攻撃で開幕敵を減らす、ということは、シューターさんはできるんでしょうか?
色々纏め助かる。 >【A】 自分たちが渡る橋だから、渡る前に崩すって事はないと思うが、 逆に言えばある程度の人数が橋を渡れたら、追撃を防ぐために崩すってのはあり得るな。 もしくは、作戦失敗を悟った時に、俺達を道連れにするって場合とか。 まぁそうでなくとも範囲攻撃持ちは厄介だし、そいつらを優先して排除するのは良いと思う。 あと、相手側のシーフも同じように迂回して背後をついてくる可能性があるから、 敵の所在は可能な限り把握して、迂回してきた時に叩き落すとか、 不意を打たれない様に注意したいな。 >個人行動 ひとまずはフランセス対策で命中を上げるとして、 後は範囲攻撃で反乱分子を薙ぎ払いつつ、グラビティフィールドとスネアージャベリンで 足止めしたり、魔糸でフランセスの回避を下げたりとかを考えている。
ミア様、再度の纏めを感謝致します。 >【A】 キリアン様やバーネット様が仰るような橋破壊の可能性は充分にございますね。 あとはもし橋以外にも移動経路があるのでしたら ミア様が仰られた作戦のような形をとり、橋ごとこちらを消そうとされるのでは、と。 陣形としてはミア様が仰るような陣形がよろしいのではないかと存じます。 ただ敵ウォーリアの方からシーザーロアでどなたかが引っ張られた場合 即座に【執着】を解除して頂く必要がございますが 四回使用出来る関係上、陣形を維持されるのでしたら 早期の内にウォーリアの方は撃破された方がよろしいかもしれません。 ただ敵がこちらの意図を察して接近せず、遠距離攻撃に専念した場合 こちらも遠距離攻撃に徹するのかなど ある程度は方針を決められた方が混乱を避けられるのではないかと存じます。 >【B】 そういえば、こちらは室内ですので 念の為にランタンなどの照明は用意された方がよろしいかもしれません。 敵の皆様も用意をされているかもしれませんけれど 不利を悟られたフランセス様が破壊し、闇に紛れて逃亡される可能性がございますので。
橋の破壊は……アタシはそこまで懸念事項にはならないと思っている。 街の奪還に向かってくるということであれば、今後も都市機能を活かして使用したいはずだ。 谷底への迂回も考えにくい一本道であれば、そのルートを落とすことは考えにくいんじゃないか。 むしろ、 ・森には奇襲部隊がいる可能性があること ・【B】は『神実の力』で強化されたとは言え一般人が相手なのに対して【A】はほぼ同数の授恵者含む部隊が相手になること この2点が【A】の課題だと思っているよ。 ケンの宣言がまだだが、少なくとも半数。4人は【A】への参加が欲しいと思っているよ。 馬鹿正直に橋の上で待ち構えているのは的でしかないんだよな…… バリケードの設置と、周辺敵の事前警戒ぐらいはしておきたいところだ。 何と言っても、森から橋へは射線が通るが、逆は難しい。 突っ立ってたら遠距離攻撃で一方的にやられるだけだね。 >【B】 奇襲前提で考えるなら、それこそ建屋ごとぶっ飛ばした方が早くないか? 室内がぐちゃぐちゃになれば『神実の力』の使用もいくらか抑止できるかもしれないよ。
顔出しが遅くなってすまん ウォーリアーのケンだ てっきりAかBのどちらかだと思ってた・・・・・ ま、俺の狙いはピストスだからちょうどAのほうが人数少ないみたいだし俺はそっちに回るよ 狙いはピストスだが、先にウォーリアーを潰したほうが動きやすいってのは確かだし、そっちを先に狙った方がいいか?
バーネットさん、レティシアさん、ありがとうございます。 エリザさんの懸念も承知しました。ケンさんは間に合ってよかった! ルベアさんを待ちつつ、皆様のご意見をまとめながらとりあえずたたき台を出しますね 【A】 橋中央(初期地点)より、森からの援護射撃の射程外に出るためにも、ファランクス陣形を展開、橋の袂手前まで後退 盾が橋の降り口を固めつつ、傭兵部隊含む残存兵を扇状に展開、橋上の敵を狙い打つ 敵優先度は ウォーリア=キャスター>シーフ=ヒーラー>シューター>ピストス を予定 敵が遠距離攻撃主軸に移った場合はキャスター、シューターを優先的に排除 【留意点】 ・橋へのスキル攻撃はNG ・敵(特にシーフ)の所在把握 >ケンさん ウォーリア狙いで大丈夫です! 敵はヒーラーが2人ですから、もし届きそうなら、範囲で他の敵を巻き込んでいただけると相手のヒーラーの動きを管理できるかもしれません。ただ橋を巻き込まない攻撃に限られてしまいますが…お願いできますでしょうか?
>【B】 建物ごと纏めて吹っ飛ばすのも手段として有りだと思うが、 懸念としては、一つが俺らの攻撃でそれだけの威力が出せるのかって事と、 もう一つが建物が無くなるとフランセスが自由に逃げられるって事だな。 建物崩した時に行動不能にできればいいが、そうでなければ瓦礫から抜け出て逃げそうだし、 屋外で追撃戦をするよりは、屋内に追い込んだまま戦った方が、 逃げられたり自由に動き回られたりされないから、戦い易いんじゃないかと思う。
遅くなってごめん。 >【A】 ・森からの遠距離攻撃は避けたい ・橋の袂手前まで後退 を考えると、挟撃を仕掛けるのも後退しきった後がよさそうかなって思った。 敵授恵者の位置把握はそれまでに済ませておきたいけど、双波(捜波・改でも)だと対象全員をマークしちゃうからダメなのよね……。偵察はエリザさんのペットに任せるしかないかしらね。 とりあえず最初のうちは、私も前に出て牽制には回るつもり。 一番警戒しているのはシーフだけどね。 壁歩きは持ってくから、もしあちらが迂回してくるなら打って出るわ。
>【A】 ミア様、纏めをありがとう存じます。 特に問題は無いかと存じますが、敢えて付け加えるのでしたら 敵(撃破)優先度は範囲攻撃での蓄積ダメージで撃破が可能となった時 優先度や授恵者であるかどうかに拘らず優先して撃破し 敵の人数を減らす事でこちらが数的有利をとれるようにされますと 更によろしいかもしれません。 >【B】 私もバーネット様と同意見でございますね。 やはり屋内戦の方が、様々な点から戦いやすいのではないかと存じます。
>ルベアさん ルベアさん、お疲れ様です。 そうですね…射程外に出たところで挟撃がいいかもしれません 危ないと思ったら、すぐに私のところへ。カバリングはできませんが、回復いたします。 >レティシアさん レティシアさん、ありがとうございます! こういうことは慣れていなくて…皆さんのアドバイスも大変参考になりました。少々手を加えまして… >【A】 ▼【A作戦】▽ 森からの援護射撃の射程外に出るためにも 橋中央(初期地点)よりファランクス陣形を展開し 橋の袂手前まで後退 盾役が橋の降り口を固めつつ 傭兵部隊含む残存兵を袂で扇状に展開 橋上の敵を狙い打つ 選敵優先度は ウォーリア=キャスター>シーフ=ヒーラー>シューター>ピストス ただし範囲攻撃での蓄積ダメージで撃破が可能となった時は この優先度や授恵者であるかどうかは無視し 敵数を減らすことを優先事項とする 敵が遠距離攻撃主軸に移った場合は キャスター、シューターを優先的に排除 ▲ここまで△ このような感じでしょうか? もし意図と異なる、という場合はお知らせください。 ひとまずA班の方に関しては、【A作戦】タグで字数を節約できます!
顔出しの間が空いてしまってごめんなさい。 ではおねえさんは【B】に行かせていただくわね。 戦闘前に、双波などで地形と敵の分布を出来る限り調べて共有するわ。 光源で思い出したのだけれど、屋敷に入るときにショップの閃光塗弾を放り込んでから入るっていうのはどうかしらね? 外からの爆破はバーネットちゃんやレティシアちゃんと同意見になるわね。 『地下組織 十数人の一般人。反乱分子の根城で逃げ道を塞いでいる。』 とあるのでフランセスを逃がさないことが重要なのかしらって思ったわね。 全力のシーフの移動は20hex程度は移動できると思うし。 【A】の方に対して何にも意見言えなくてごめんなさいね。
>【B】 まあ、その辺りは実際に動く連中が自信持ってやれる方法が一番だよな。 屋内戦でっていうなら、その方向で詰めるのが良いと思う。任せるよ。 >【A】 後退しきるってことは、後がないってことだね…… ペットをリスにするか、ゴリラにするか少し迷ってるよ 今の予定ではリスのつもりでプレイングは書いてあるけどね
ミア様、タグ作成感謝致します。 拝見させて頂きましたが、特に問題は無いかと存じます。 >【B】 閃光塗弾は有効そうなのですけれど 他の同班の方々が確認出来ているのかどうか不確定ですので 作戦に支障が無いような使用法であれば、という条件付きになりますでしょうか? 屋敷というよりも、部屋に入る直前であればこちらに影響は無いのではないかと。
>エリザさん 昨日のうちに反応できずにすみません…! ペットについては、お任せします(こんな時間になってしまったのもありますが) >レティシアさん、皆さん ぎりぎりになってしまってすみませんが、何から何までありがとうございました。私もBの方には何も言えずで申し訳ないです…! あと少しで出発となりますが、皆さま、ご武運を。