【獗烙】ウシタの港街で
広大野人
コメント 6
シナリオID:1448
オープニング
山賊だったサーンゾは、元々、行商人に雇われていた荷物持ちだった。
ある時、山賊共に襲われてから奴等に奴隷のように使われた。命を奪われなかったのは、読み書きと料理が出来たからだ。
数か月前に縄張り争いに負けて、別の山賊の傘下に入った。その後、『狩り』に行けと命令され……変な女に変な飲み物を飲まされた。
そっからは記憶は曖昧だ……。まだらに残る記憶は、獣人の冒険者に襲い掛かろうとした所で足をしくじり、転んで……気が付いたら、港街に流されていた。
斜面の真下は川だったのだ。おかげで港町に流れついたが、無一文であるし、事情を話そうにも山賊だった事がバレると打ち首だろうから、文字通り露頭に迷った。
「……結局、奴隷みたいにこき使われる運命なのか……」
見つけたのは積み荷の仕事。
なんでも、近々、海賊の討伐があるらしく、その関係で仕事が多いらしい。
山賊と違い、命の保障はある訳で、そういう意味でいうと、人間らしい生活を偶然、手に出来たのは確かだ。
「あの飲み物はなんだったんだろうか?」
思い出すのは、『狩り』に行く前に飲まされた液体。
爽やかな檸檬の香りと熟れた桃のような甘さ――全身がカッと熱くなるような、ただ、度数の高い酒ではなさそうだ。
また飲みたい……と思う事もあるが、制御が効かずに暴れてしまう怖さもある。
「……いや、俺には、もう関係ねぇ。ここで積み荷の仕事して真っ当な人生を歩むんだ!」
グッと拳を握った直後。
路地から出て来た人物と目があった。
「あら? あなた……」
白衣を着た女性が、自分の姿を見つけ、声を出した。
知っている。あの女は知っている。自分に変な飲み物を出してきた、謎の人物だ。
サーンゾは振り返ると全速力で走りだした。
「ひぃぃぃぃ!」
「ま、待ちなさいっ!」
制止の声が響くが、知った事か。
あの女は、山賊とつるんでいるに違いない。捕まれば、山賊の根城に連れていかれるに決まっているからだ。
●
「それで……その山賊を見失ったのか?」
身なりの良い中年の男性、フォーゲンが報告に訪れたトレイシーに言った。
この白衣の女性は申し訳なさそうに頷く。もっとも、彼女には落ち度はない。
研究者であるトレイシーに、追跡をさせろという方が無理というものだ。
「私がその男を確保してくる。名前はサーンゾだな……全く、蛸の時といい、お前はトラブルしか持ち込まないのか」
「面目ない……」
シュンっと、小さくなるトレイシー。
部屋の中を見渡すが、主であるジード・ランスウッドの姿は無い。
「ジード様は?」
「街中を散策中だ」
当然の事ながら、ただの老人の散歩ではない。
港街ウシタで流れる空気を直に確認しているのだ。必要であれば『種』も撒いてくるだろう。
あるいは、新しい仲間を探しているかもしれない。
「それで、その男の特徴は?」
「あぁーと……ぼさぼさ頭で、少し栄養が足りていない身体だね。背は言うほど高くはなく……そうそう、眉間に分かりやすいほくろがあったよ!」
特徴的な形をした眼鏡を直しつつ、思い出すように話すトレイシー。
いちいち、話しが長いのは、彼女の癖なのだ。
「分かった。情報としては足りないが、後はこちらでなんとかする」
フォーゲンはそう言い放つと上着の袖に手を通すのであった。
●
港町ウシタを治めるフラビオ・クナッターラ伯爵は、最近、活発になってきたバルバロイに手を焼いていた。
山に行けば山賊が、海に出れば海賊が出没するのだ。このままだと平野に野盗が出る――などと囁かれては、リゾート地としての領地経営が立ち行かなくなる。
それに、領地周辺のバルバロイを滅する事は、クナッターラ家の悲願でもあった。
「遠征に出していた兵士達も戻ってきた今、奴等を全滅させる好機だ」
フラビオ伯爵の言葉に執事が畏まる。
帝国崩壊後、クリーパーとの戦いに兵力を送っていたため、領内の治安は二の次になっていたのだ。
都市ヴィントを奪還し一区切りがついた事で、兵士達は帰ってきた。兵士の装備、兵糧など臨戦状態のままなので、そのまま使わない訳が無い。
「まず、どちらから攻撃しますか?」
「根城が判明した海賊からだな」
沖にはいくつかの島々が存在するが、その内の一つに、海賊の根城がある事が判明した。
それは、偶然にも、ビーチ滞在だったリロ・ルエファナータ子爵が得たものだ。
「ただの小娘と思いきや……いや、家臣が優秀なのか……」
「『堕落と昂揚の街』には、特別な自警団なるものが存在すると噂で聞きます。子爵に同行していても不思議ではありません」
「なるほど。まぁ、子爵はもう暫く滞在したいと言っていたからな。気に入ってもらえるのなら、構わない話だ」
一度、挨拶にいったが抑揚のあまり無い娘であった。
滞在中に息子と引き合わせてみるのも一興だ。いかにも薄幸そうな少女だから、上手く釣れれば政略結婚で取り込めるかもしれない。
「ツキが向いて来たな。船の準備を急げ」
「はい。ただちに……それと、王国騎士の方はいかがしますか?」
王都からやって来た王国騎士。
今は多忙なので、ゆっくり会っている暇はない。
「……確か、バルバロイの調査だと言っていたな? 丁度いい、バルバロイとの戦いの際には同行願おう」
一般的には王国騎士は一人ひとりがエリートである。
扱いは難しいが、協同できる事があるなら、頼もしい戦力となり得るはずだ。
「その王国騎士と護衛の冒険者達を丁重に迎えるのだ。そうだ、今晩は宴も開こう……こう、豪華な感じでな!」
伯爵は自信に満ちた態度でそう告げるのであった。
●
「王国騎士エナハルト・ティルムです。連絡は既に入っていると思いますが……」
冒険者ギルドの支部の窓口でエナハルトは挨拶をする。
この港町に滞在中、冒険者に依頼を出す事も予想される。円滑に進む為にも、ギルドのスタッフと馴染む必要があるからだ。
「ちょーいけめーん!」
しかし、出迎えたのは受付嬢のサーリーだった。
元気が良いのが取り柄なのだが、言動には不安しか感じない。
「ねぇねぇ、エナちゃんは、どくしんなの!?」
ぐっと顔を寄せて不躾な質問をしてくる相手に、内心引きながらも、爽やかな笑顔を浮かべて応えるエナハルト。
「一人身ですね。色々と危険な任務を受ける事も多いので」
「えー! もったいないってば!」
「ところで、『依頼』の方はどうなりました?」
サラっと華麗にスルーして話を誤魔化す。
この手合いに付き合っていては時間ばかり取られて意味がない事をエナハルト知っていた。
「はーい! たしかに、うけたまっております。ひつようなときにまどぐちにおこしくださーい」
「よろしくお願いしますね……あと、この街の事を知っておきたいのだが……」
そこまで言った所でサーリーが街のパンフレットを取り出した。
「どうぞ! わたしでよかったらあんないするよ!」
「気持ちだけ受け取っておくよ」
清涼感のある微笑で返事をするとエナハルトは早々にギルドから出るのであった。
今晩は、伯爵が主催する宴がある。それまで少し時間があるようだから、街の中を散策するのも悪くはないはずだ。
「さて、運命というものがあるのなら……僕にどうさせるつもりなのだ?」
エナハルトは怨念めいた声調でそんな言葉を口にするのであった。
解説
マスターより
リプレイ
レティシア・レインフィールは優雅な立ち振る舞いを残ししつつ、貴婦人が集まるサロンへと入った。
観光に来たお忍び貴族らしい姿に溶け込んでいるので、彼女に違和感は全くない。
「夜の宴までに情報が集められれば良いのでございますが……」
仲間達も日中はそれぞれ情報を集める為、街に出ている。
今の所、レティシアには、街の様子やバルバロイの被害について、港町の住民はあまり危機感を持っていない様に思えた。
情報が統制されている可能性もある。宴で得られる情報も多いはずだ。そこでこそ、仲間から求められている『役割』も大きい。
宴の際に話が分からないような事が無いようにと、レティシアは地道に情報を集めようと思うのであった。
●
エミリア・シバは宴までの間、スラム街に近い酒場で情報の収集と整理を行っていた。
怒り狂う山賊と似たような話は……全く話題に出て来なかったのは、恐らく、組織の介入が最近の事だからなのだろう。
「バルバロイの活動って昔から変わらないの?」
昼間だからか店内に人の気配はなく、酒場のマスターに訊ねるエミリア。
マスターはグラス一つひとつを丁寧に拭きながら答える。
「昨年あたりから一刻は静かになったのだがな、夏前からまたよく出るらしい」
「なにかあったの?」
甘えるようにカウンターに身体を預け、上目遣いに訊ねた。
視線を一瞬だけエミリアに向けると、マスターはそっと甘酢漬けの野菜を出す。
「……詳しくは知らんが……山賊共も幾つか勢力があったらしい。それが統合されたってのが、もっぱらの噂だ」
「それって、あまり良くはない話よね」
「そうさ。真偽は知らんが、ドワーフ王国に援助されるはずだった物資の一部が盗られたってな」
マスターの台詞に、甘酢漬けに伸ばそうとしたエミリアの手が止まる。
「物資の中に、恐怖を感じさせないような薬が入っているとか?」
「調達に絡んだ荷造りの話によると、武具ばっかりだそうだ」
もし、本当に奪われていたのなら大事ではあるが、一先ず、『神実の香り』との直接の関係はまだ分からない。
そもそも、『神実の香り』は怒り狂うような効能が無かった……後、考えられるのは類似のものだろうか。
「他に、街の住民の数が急に増えたり減ったりってあるかしら?」
「減る事はないにせよ、増え続けているのは間違いないな。最近、景気が良いようでよ」
「その割には静かな酒場よ」
痛い所を突かれたマスターが、うぅっと唸る。
景気が良いと言っても、直で酒場が儲かる訳ではないのは仕方ない事か。
「領主様がバルバロイとの戦いで重税を繰り返すからだ。おかげで俺ら庶民はいつも金無しさ」
諦めたように答えるマスターであった。
●
『神実の香り』が絡む一連の事件や貴族の不祥事、それらはゴシップとして一定数に広がった。
もっとも、噂とは一刻の事。大衆から向けられた不満や懐疑心は一度、忘れられてしまう――。
「その前提の上で、組織はここで仕掛けてくると読んでいる」
エリザ・A・ミシャールは、この街にやがて訪れるであろう懸念を王国騎士エナハルト・ティルムに伝えていた。
ここは港に面した喫茶のテラス。エナハルトがこの後、別の冒険者と街中を散策するまでの間、ささやかなお茶の時間という訳だ。
「ここでは何を?」
紅茶の香りを楽しみつつ訊ねたエナハルトの質問に、エリザは柑橘系の果汁が絞られた飲み物を呷ってから応える。
「王国や貴族に対する民衆の不審や不満を煽る事……既に一度、種を撒いていれば芽吹き易いはずだ」
「そうか。ここは王都のリゾート地。王都で瓦版を読み、治政に不満を持つ富裕層や商人も多いか……」
ゴシップネタとは不思議なものだ。一度、人の頭の隅に植え付けられたソレは、再度表出した際、より、強く感じる。
情報戦で対等と思いきや、相手の方が一枚上手な状態のようだ。エナハルトが僅かに眉をひそめた事をエリザは見逃さなかった。
「懸念は伝えた。どうするかは、エナハルト次第だが」
グラスをテーブルに戻しつつ、エリザは王国騎士に視線を向ける。
この王国騎士が、今後、舞台の鍵になると考えているからだ。
組織が、彼をこの街に誘き出した可能性がある以上、奴等との接触については慎重を期したい所だ。
「……一応、増援を呼んでおこうと思う。何かの役に立つかもしれないから」
王国騎士には一定の権限があるのだろう。
期待できる『増援』なら良いのだが……足を引っ張るだけだと逆に邪魔だ。
「バルバロイとの戦いにも使うのかい?」
「それも含めて、かな」
潮風のような爽やかな笑みを浮かべるエナハルト。
ここは、フラビオ・クナッターラ伯爵が治める領地なので好きな事はできないだろうが、冒険者からの要請とあれば、いくらでも理由付けはできるだろう。
そういう意味で言えば、エリザから懸念を伝えた事は、この先の出来事に影響する事になる。
「そろそろ、デートの時間か?」
人込みに翻弄されながらも向かってくる冒険者仲間の姿を見つけ、エリザはからかうようにエナハルトに告げる。
彼は小さく首を横に振ると、残っていた紅茶を一気に喉へと流し込むのであった。
●
「エナハルトさん、お付き合いいただけますか?」
ミア=リゼルの唐突なお願いから始まった調査。
『見慣れない人』を探すが、この港町は毎日、様々な人々が行き交うので情報を集めているのは難儀するだろう。
今日来て明日居なくなるような人ではなく、ここ最近、街にやって来て何かしている人に絞っても、範囲が広すぎるからだ。
「組織の方々がここに居るという事は、今度はここで『事件』が起きそうです」
「そうですね。何かを成す為に来ているはずですから」
同意するエナハルトにミアはグッと拳を握る。
「名探偵ミア=リゼルの出番ですね!」
「では、参りましょうか。名探偵さん」
港の堤防に上がる階段を先に登ったエナハルトが爽やかな表情で手を差し出すのであった。
ウシタの港で聞き取り調査し、幾つか『見慣れない人』の情報を収集。
その中で、もっとも多かったのが、古倉庫を使いだした人々の話だ。区画を柵で囲って関係者以外は入れないらしい。
「……領主の許可が出ているという話です」
港から街中へと移動しつつ、ミアは集めた情報を整理していた。
「表向きは王国外からの農作物を扱う商会らしいですね」
王国騎士であるエナハルトといえども、この街で捜査権は無い。
バルバロイに関する事であれば、説明が付くが……無いものは仕方ない。
「引き続き、調査ですかね……あれ? あの後ろ姿は……せんせい?」
ミアは前方を歩く老人の後ろ姿を見つけた。
考えるよりも早く駆け寄ると、老人の手を取る――が、ミアの手は虚しく宙を掴んだ。背中に目でもあるのだろうかという反応速度だ。
「これは奇遇な事だ、ミア」
「たこ焼きの……じゃなかった。ジードさんです?」
確認するようなミアの台詞に頷く老人。
ただし、鋭い眼光はミアではなく、エナハルトに向けられていた。
「折角のデート中に老人に駆け寄るのはいかがなものかと思うぞ」
「デート? いえ、これは名探偵の捜査ですよ! この人は、王国騎士のエナハルトさんです。捜査を手伝って貰っています」
「ほう、君が……我が名はジード・ランスウッドだ、エナハルト君、君の噂はよく聞くよ」
敵意が無い様子をアピールするかのように、握手を求めるジード。
一瞬、躊躇しながらもエナハルトは応じる。
「王国騎士エナハルトです。今は名探偵さんのお供ですが」
「気勢があってなにより……『キリリウヌの悲劇』は残念だった。君が今、精力的に活動している事こそ、逝った者達の慰めになるだろう」
知らない話にミアは首を傾げた。
二人の面識は初めてのはずなのに、ジードは王国騎士の事を知っているようだった。
「お気遣いの程、ありがとうございます」
「して、イェルド殿は達者かな?」
「最近は連絡も取っておりませんので」
段々、雲行きが怪しそうな雰囲気になってきたので、ミアが手を叩いて割って入る。
街中で騒ぎを起こす訳にはいかないのだ。二人の手を強引にそれぞれ左右の手で握ると歩きだす。
「景観の良い街並みなんですから、散歩しましょう。珍しい食べ物もきっと、あります」
「これでは、爺と孫、その『孫婿』だな。我は構わないが」
余裕の表情を向けるジードに、エナハルトも爽やかな表情で応える。
「精々、転ばないでくださいね、『お爺さん』」
「仲良く行きましょう。捜査はまだまだ途中なのですから」
ミアが二人に言いながら屋台に向かって歩く。
無意識なのか、エナハルトが力強く握る手に痛みを感じながら……。
●
仲間やギルドの報告書から、先の山賊の話や『神実の香り』について下調べしたダムド・フィリスは、港に近いスラム街へと足を運んでいた。
「金の有る悪人は立派な家、金の無い悪人と餌食にされている奴はこういう場所だな」
意識を嗅覚に集中させる。
形容し難い様々な匂いを感じた――中には違法な薬物らしきものもあるが、今一つハッキリしない。
(確か、甘い香りだというが……?)
直接の使用者は居ないようだ。けれど、ダムドの狙いはそこには無かった。
変な臭いがしない者から情報を得るからだ。
「金回りが急によくなったのは居るか?」
路地から海を眺めているだけの貧者の老人に訊ねる。
老人は弱々しく指先を向けた。港を挟んで対岸に見える大き目の古倉庫だった。
「あの倉庫……前から使われていないのに、最近、使われだした。ずっと灯りがついている……」
一見するとただの倉庫のようにも見えるが、多くの人が行き交っていて、活発な様子にも感じられる。
「……これ、喰って良いよ」
謝礼という訳ではないが、干し肉を投げて渡す。
ダムドは何事も無かった様相で路地から出ると、その倉庫に視線を向ける。
港は賑わっており、人々の合間を縫って、徒歩で向かう。
「軍艦か……港の規模にしては大きくはないようだが」
荷を積み込んでいる帆船数隻の横を通る。
近々、海賊を討伐するという話は本当なのだろう。
盗み見しながら脇を通過したのが目立ったのか、不意に、船長服を着込んだ髭の男に声を掛けられた。
「あんた、冒険者かい? なら、ちょっと頼み事があるんだが」
「なんだ?」
「なにかのついでで良いんだが、眉間にほくろがある荷造りの男がどっかいっちまってよ。サーンゾって名前なんだが、見つけたら戻って来るように言ってくれ」
ダムドは片手を挙げて応えた。
忙しい中、一人でも欠けると工程に響くのだろう。
港を回って、目的の倉庫近くに辿り着いたが、それ以上、ダムドは進めなかった。
簡易的な柵が造られ、関係者以外は入れないようになっていたからだ。入口と思われる所にはご丁寧に見張りまでついている。
「さて、怪しさ大爆発だが……どうしたものか……」
柵に沿うように歩きながら、ダムドは思案するのであった。
一方その頃、ルベア・ベルニも港に来ていた。
観光――ではなく、何かしらの情報を求めての事だ。
「あれは……フォーゲン?」
見覚えのある中年の紳士を見かけ、ルベアはサッと身を隠した。
奴等もこの港町に滞在しているようだ。何か企んでいるのだろうか……フォーゲンは誰かを探しているようにも見えなくもない。
「ジードやリロなんかは居ないようね」
ルベアは路地に入る。フォーゲンが誰かを探しているのなら、その先を取ろうと思ったからだ――と、その矢先だった。路地の死角、角から唐突に出て来た人物とぶつかる。
「「……あ」」
ルベアとぶつかった男の声が重なった。
互いに相手が見知った者だと瞬時に理解する――間もなく、男が逃げ出した。
あの男、間違いない。怒り狂って襲い掛かって来た挙句、崖下に落ちていった山賊だ。
「まっ……」
声を掛けるよりも早く路地の先に消えてしまった。
すぐに追い駆けるルベア。一般人と授恵者では身体能力が違うのだが、入り組んだ路地のせいで、すぐには捕まえられない。
数回ほど角を曲がった所で、突然、人の気配が出現し、ルベアは咄嗟に間合いを取った。
現れた人物が、追っている男ではないと分かったからだ。
「フォーゲン!」
「ほう……こんな所で何をしている?」
身なりの良い中年の紳士が鋭い目つきで睨んでくる。
まさか、組織と関わりのあると思われる山賊を追い駆けているとは言えないので、先を急ぐようにルベアは紳士の脇を抜けた。
「依頼よ」
冒険者なら街中で依頼を受ける事もある故、怪しまれる事はないだろう。
フォーゲンが何をしていたのかも気になるが、今は逃げ出した山賊の確保が最優先だ。
この僅かなやり取りで費やした分を取り戻すべく、ルベアは全力で駆けだすのであった。
何かに追われるように路地から路地を走り抜ける男と、それを追い駆けているのがルベアである事。
さらに、誰かを探しているであろう身なりの良い紳士……の姿をそれぞれ目撃したダムドも早足から徐々にペースを上げた。
路地に入ると地面ではなく、建物の壁を駆ける。
「おっと、悪い。通るぞ」
洗濯物を干す為に張られたロープを掻い潜るように抜けると、跳躍して屋根へと上がった。先回りするように屋根から屋根を全力で渡る。
「微かに森林の……落ち葉や泥の臭い……あれが、崖下に落ちたって話の山賊か?」
それでルベアが必死になって追い駆けているのか、合点した。
同時に、誰かを探していると思われる人物が居るという事は、その人物は山賊や『神実の香り』と関わりのある者かもしれない。
「先に山賊を確保すべきだな」
走る勢いのまま通りを跳び越す間、視界の隅に山賊が真下の路地へと入っていくのが見えた。
3人の位置関係を把握してから、建物と建物の間に張った網をターザン代わりに路地へ飛び込む。
「う、わっ!」
「逃げる理由は後で聞かせてもらうよ!」
男をひっつかむと、そのままの勢いで駆ける。
適当な建物の裏口に入る直前、ルベアと視線が合った。ベストなタイミングだ。
状況を理解した彼女はすぐさま、後を続き――扉をしっかりと締めた直後、紳士が通過する。
「……見失ったか……」
そんな声が聞こえてきたが、やがて、別方向に向かって足音は消えていった。
山賊の口を抑えていた手を外すダムド。
「ひぃぃ! おたすけぇ!」
情けない声をあげる男の眉間にほくろ。
「サーンゾだな。船長が探していたぞ」
「へ? お、俺はてっきり、そこの姉ちゃんが、俺を捕まえにきたかと……」
ポカンと口を開ける元山賊に、ルベアはため息をついた。
「正気に戻っているっぽいのはいいけど、何でこんな所に……いえ、アナタがここにいる理由なんでこの際どうでもいいか」
問い詰めるように人差し指を向けるルベア。
「な、なんだよ?」
「アナタが、どうしてあんな事になっていたかって事よ。『神実の香り』って名前に聞き覚えはない?」
「知らねぇよ! 俺は、仲間が連れてきた変な女に変な飲み物を飲まされただけだ!」
言い訳にしては嘘っぽく聞こえない勢いだ。
「その女、どんな女だ?」
ダムドの質問に思い出すように眉間に皺を寄せるサーンゾ。
ハッとしたようでポンっと手を叩いた。
「青くて長い髪に、眼鏡が特徴の……白衣を着た若い女だ!」
それは報告書に記載されていた奴等の一味であるトレイシーと一致する外見だ。
ダムドとルベアは視線を合わせた。
「連中が探していた理由になるか」
「フォーゲンの事ね。口封じするつもりかもしれないわ」
二人の言葉に震えあがるサーンゾ。
「お、俺はどうすれば?」
「一先ず、船に戻って閉じこもってろ。流石に船の中までは追っては来ないだろう」
ダムドの忠告に、コクコクと頷く元山賊。
澄ました顔でルベアは念を押した。
「次、逃げたら容赦しないよ」
トレイシーが怪しい変な飲み物を出してきたと証言できる唯一の人物だ。かといって、元山賊というのがバレると、この街ではどんな酷い目に遭うか分からないし、真っ当な人間として生きようとしている以上、船に預けた方が安全だろうから。
●
宴が開始された。アナウンスと共にホールの扉が開かれ、エミリアはエナハルトにエスコートされる形で入場する。
黒紫に輝くドレスに、ふわっと広がる濃紫色の長髪。一歩ずつ進む姿は、煌びやかな夜空が広がるようで――その姿にホールのあちらこちらから、感嘆の声があがる。
「目立っていますよ、エミリアさん」
エナハルトが耳元でそっと告げる。
「おねえさんに視線が集まる事も狙いの一つなのよ」
周囲の意識を集める事で、情報収集を目的とする仲間達の助けになれば良いのだ。
華やかなホールの中心まで進むと、周囲に向かって礼を向ける。多くの参加者から見られてはいるが、同時に、誰がどこにいるのか、エミリアからもすぐに分かった。
「フォーゲンとあれが……」
視界の隅に見かけた人物に向かって心の中で呟く。
曲調が変わり、人々が見つめる中、エナハルトとエミリアは踊り出した。
リードは王国騎士に任せ、出来る限りの演技に集中する――彼女の見事な動きは、田舎貴族を軽く捻れるだろう。
「私も一応、自信はあったのですが、流石、エミリアさんですね」
「踊りはおねえさんの一部よ。寝たままでも踊れるわ」
「なら、向こうにフォーゲンとジードがいたのは分かったでしょう」
顔が今にも近づくほど引き寄せた所でエナハルトが告げる。
彼がジードの事を知っていた事は、既に仲間から聞いている。日中、偶然にも出会った事を。
「えぇ」
「後ほど、ご紹介しますよ。どんな人物なのか、私もまだ掴みきれていませんが」
エナハルトの真剣な眼差しは、どこか怒りが籠っているようでもある。
特に問題なく二人は踊り終えると、周囲の喝采の中、自然な足取りでジードとフォーゲンに向かう。
事情を知らぬ者達が、行く手を遮るように話し掛けてくるが、軽く受け流す。そうこうしている間に、主催者である伯爵の演説が始まった。
周囲の視線が伯爵に向けられたからもあってか、ジードは手を広げ二人を迎えた。
「先程ぶりだ、エナハルト卿。そして、美しい冒険者であるエミリア嬢。君の事もフォーゲンからよく聞いているよ」
ジードがフォーゲンの主であり、恐らく、組織のトップと知らなければ、感じの良い爺にしか見えなかっただろう。
だが、エミリアは知っている。この人物こそ、エナハルトと冒険者達が対峙しなければならない『敵』であると。
ドレスの裾を軽く持ち上げるエミリア。
互いに知っているのであれば、形式上の挨拶など不要。
「女性の方から誘うのは、はしたないかもしれないけれど一曲踊って頂けないかしら」
何か言おうとしたフォーゲンをジードは制して一歩踏み出た。
「折角、麗しいご婦人からの誘いだ」
そう告げると、洗練された動きで仰々しく手を差し出すジード。
婦人をリードするという事に関しては、エナハルトよりもよほど場慣れしているだろうか。
「エミリア嬢よ。私と踊って何を望むか?」
「まぁ、特に何って事は無いのだけれど。『敵』を少しでも知れたらと思っているから」
そんな返事と共にジードの手を取ったエミリア。
「なるほど。では、ささやかな一刻、楽しもうではないか」
ジードの瞳に、これから戦場にでも赴くような力強さを感じたのであった。
●
表向きはバルバロイとの戦いを前にした宴……にしては、招待された面々を見ると、レティシアは、政の為のもののように思えた。街の富豪や実力者、近隣貴族の姿が多くみられる。
彼女の所には、次から次にダンスの誘いが続く。
深青色のドレスに飾られた装飾品はまるで深海に輝く星々。その中を流れるような白銀の髪が彼女の美しさをより一層増している。
「レインフィール伯爵のご令嬢とお聞きした。お会いできて光栄だ」
そう声を掛けてきたのは、意外な事にクナッターラ伯爵ではなく、近隣貴族のロディン・キーリュロフ伯爵だった。
精悍な顔つきに野心を隠そうとしない瞳。
これまで、レティシアの美しさに惹かれて寄ってきた連中とは明らかに違う。
「ロディン様。こちらこそ、私のような者にお声いただき、ありがとうございます」
「君の御父上とは直接の面識はないのだが、機会があれば、是非ともご紹介いただきたい……と形だけは私も言わなければならないが、宴の席ゆえ、失礼を許して欲しい」
伯爵本人と伯爵の娘では立場の差は歴然。
それにしては、丁寧な言い回しだ。表情を見るに下心の類は感じられない。
「この街は初めて来られたか?」
「はい。冒険者としての依頼で」
「良い街だろう。是非とも、またお越しいただきたい」
キーリュロフ伯爵は告げると、軽く会釈してから立ち去っていく。
レティシアは深々と頭を下げて応えながら、昼間、街で得た情報を思い出していた。
(確か……クナッターラ伯爵夫人の実の兄にあたる人でございますね……)
街の実力者と思しき人物と談笑をしているキーリュロフ伯爵から視線を外し、レティシアはホールを見渡す。
――と貴婦人達に囲まれた王国騎士エナハルトを見つけた。
爽やかな青年はにこやかな微笑みを浮かべているが、あれでは、猛禽類の群れに囲まれた兎のようにしか見えない。
助け舟のつもりで彼の名を呼ぶ。
「エナハルト様、そろそろ、ご挨拶に回るお時間でございます」
「あぁ……レティシアさん。ありがとうございます」
貴婦人達に一礼してからエナハルトはレティシアの手を取り囲みから脱する。
「助かりましたよ。無下に断る訳にもいかなかったので」
「歴戦の騎士様でも、手こずる事があるのですね」
フフっと笑いを浮かべたレティシアに、王国騎士は両肩を竦めた。
「分かってはいますが、このような場よりも、戦場の方が気楽です」
「頼もしく存じます」
王国騎士は貴族お抱えの騎士とは全く異なる存在だ。
冒険者でもあるレティシアから見ても、エナハルトは優れた騎士に感じられる。
戦場なら頼もしい存在だ。正しく、王国の為に忠義を尽くす精鋭。
「次の戦場は海と聞きましたが……私はあまり海を拝見した事がございません。エナハルト様は如何でしょうか?」
「実は船酔いするので……不安ですよ」
自然体で素直に答えるエナハルトの笑みは、なるほど、貴婦人達が集まって来る訳だとレティシアは妙に納得した。
「バルバロイに対する今後の方針や、次の作戦など、クナッターラ伯爵様と少しお話できれば良いでございますね」
噂をすれば、クナッターラ伯爵の姿が視界に入った。
エナハルトにエスコートされて、レティシアは挨拶に伺う。
「お初にお目にかかります、レティシア・レインフィールと申します。今宵の伯爵様のお心遣い、大変有難く存じます」
「これはこれは、あまりにお美しいので、エナハルト様のお目にかかったご婦人かと思いましたぞ」
既に酔っているのか、陽気な態度を見せるクナッターラ伯爵。
「風光明媚な港町での素晴らしい宴。王都の方々も多く足を運ばれるとお聞きしました」
「気に入って貰えたようでなによりだ。王国の未来を担う王国騎士と、美しき冒険者がいる以上、バルバロイとの戦いは勝利が約束されたものだな!」
大袈裟な身振りと大きな声で宣言するように言葉を発した。
「バルバロイは今後、どう対処されるおつもりなのでしょうか?」
レティシアの質問を聞きつつ、伯爵は給仕が運んできたグラスを手に取った。
「奴等を根絶やしにする事が、先祖代々の悲願。兵達の士気も練度も高い今、粉砕あるのみよ!」
そう言って、ぐぐっとグラスの中身を一気に飲み干した。
その姿を遠目から見つめるキーリュロフ伯爵の表情がニヤリと笑っていたのを、レティシアは見逃さなかったのであった。
●
淡い山吹色の礼装を身に纏うエリザ。
日焼けした肌と礼装のコントラストが美しさをより一層引き立て、独特の美を周囲に放っていた。
「美しい貴婦人に化けるものだな。冒険者から演者に転向したらどうだ?」
声を掛けてきたのはフォーゲンだった。彼の主であるジードもフォーゲンの背後で人を射貫くような視線を向けている。
椅子に腰かけたまま、エリザは顔を上げて視線を合わせた。
「踊ってやるとは言ったが、お行儀の良い社交ダンスだとは言ってないんでね」
「そもそも踊れるのか?」
失礼なフォーゲンの挑発とジードの変わらない視線に、エリザは優雅に立ち上がる。
「高々、アタシの半分も生きてないヒヨッコに、訳知り顔で値踏みされるのは好みじゃないんだ」
人間より長寿なエルフの台詞に対し、ジードは口元でニヤリと笑った。
組織と戦う自信があるからこその言葉だろう。応えてやらねば、それこそ失礼だと思ったからだ。
「そこまで言うのなら、踊ってやれ、フォーゲン」
「畏まりました」
手慣れた所作で差し出された手を取るエリザ。
リードを奪ってやろうと思ったが、フォーゲンが『強敵』だと一瞬で感じ取れた。
ミスどころか付け入る隙も見当たらない。常に先手を踏まれ、まるで、次に足を置く場所すら決められたような窮屈さを感じる。
「生きた日数は、エリザが多いのは承知の通りだ。もっとも、この『場数』なら、私は負けはしまい。これが王国貴族で生まれたか否かの差だからな」
「そんな情報を知らせていいのか?」
エリザの問いに答えるように、グッと身体が引き寄せられる。
フォーゲンが声を落として告げた。
「その程度が分かった所で、何も繋がらんよ」
「後で後悔するぞ」
引き寄せからの流れで、一度離れるが、テンポが遅れる事なくエリザは礼装をなびかせて戻る。
結局、最後までリードを奪えなかったものの、エリザはそれなりの収穫を得て、席に戻った。フォーゲンは主であるジードと共に、人だかりの中へと消えていく――その直前、振り返ったフォーゲンと目が合った。
きっと、またすぐに逢う事になる事を告げているような、そんな視線だった。
●
白青色のドレスに身を包み、ミアは宴に参加していた。
会場の様子をぼんやりと眺めているように見せかけながら……周囲の声を聞き逃さないように意識を集中していた。
隣では、目立たない程度にコートを羽織ったダムドが料理を堪能している。
「金持ちの喰いもんって立派だけど喰った感がな……」
どーんと皿に盛ってあるものをそのまま食べられる訳ではないので、仕方ない事だ。
もっとも、ダムドも飲食が主ではない。聞き耳を立てて情報収集しているのだ。
「集めた情報は後でエナハルトさんに伝えるとして……ん?」
様々な音が響く中、履き慣れない様相の足音が聞こえ、ミアは視線を向ける。
そこには眩しいほどの純白ドレスを纏ったルベアの姿があった。
着付けに時間が掛かった――のは、メイドが面白がってアレコレ手を加えた結果だ。
駆け寄ったミアが小さく両手を合わせて褒め称える。
「ルベアさん、凄く可愛いですよ!」
「か、かわっ!?」
顔を真っ赤にして顔を反らすルベア。
その仕草が可愛さを増しているとは、本人は知らない。罪な女子だ。
「おしゃれは女の子の武装です」
「そ、そうね。ミアさんも可愛いわ」
その台詞に彼女は嬉しそうな表情を浮かべ、クルクルっと回ってみせた。
ミアごしに、ホールの奥でジードの姿を認め、ルベアは声を潜める。
「あそこにジードがいるけど……奴等も来ているのね」
「しっかり、監視しています」
そりゃもう、隅から隅までといった感じで告げるミア。
ルベアはホールを見渡し、リロの姿を見つけた。脇には、白衣は纏っていないものの、特徴ある眼鏡をつけた女性も立っている。
「向こうに行ってくるわ」
相手二人は着飾っているが、ルベアは貴族の娘と比べても見劣りしていない。
気持ちを入れ替え、しっかりとした足取りで向かうのであった。
ルベアが近付いて来る姿を認め、リロが小さく手を振る。
「お久ぶり?」
リロは変わらず抑揚のあまりない声調だった。
飲食している様子には見えない。ただ『居る』という感じだ。
「……アンタ、仲間と一緒とはいえ、領地の外だと意外に活動的に動くのね?」
「?? ……何もしていない、わよ? だって、知らないのだもの」
とぼけている様には見えない――と思った所で、ルベアは昼間の出来事を思い出した。
リロは看板のようなもので、実質的にはフォーゲンが動いているのだろう。
そう思う事にして、ルベアはリロの隣に立つ人物へと視線を向けた。
「それで、そっちの人がトレイシーさんね」
「あら? 私のことを知っているなんて、嬉しいわ」
「知っているわ。山賊に変な飲み物を飲ませた事はね。一体、何を飲ませたの?」
その質問にトレイシーが驚くような表情を浮かべた。
次の瞬間、妙なほど嬉しそうな様子で、グゥーと顔を近づけて来る。
「その山賊強かった!? どの位で元に戻ったの? というか、その山賊、この街に居なかった? 元気そうだったけどさ!」
「近いからっ!」
迫って来るトレイシーを強引に引き離すルベア。
けれど、眼鏡女の暴走は止まらない。
「なかなか調整が難しくてね。実際に戦ったのなら、詳しく聞きたいけど、この後、時間ある?」
「……トレイシー。フォーゲンに怒られるよ?」
クイクイっとリロが暴走している眼鏡女の裾を引っ張った。
それでハッとしたのか、咳払いをして乱れた髪を整える。
「あー。実は、自首を促す薬を飲ませたんだよ。効果がなかったのは残念だ」
テンションから分かる白々しい程の嘘。
けれど、この宴の席でトレイシーを捕まえられる権限は冒険者には無い。
酒の席でもあるし、海賊の根城を見つけたリロの関係者であれば、無理に手出しもできない。
「機会があったら、色々と話して貰うわ」
ルベアはトレイシーを睨みながら、そう宣言するのであった。
マスターコメント
ショートEX普通 報酬:多い6 / 4〜6人
2021年10月12日 15時51分01秒 公開
相談掲示板
ヒーラーのミア=リゼルです。よろしくお願いしますね。 私は『日中』に港付近を回って、街に係る脅威についての情報収集を行いたいと思います。 困っている人がいれば、手助けなども。
まだ埋まりきってないけど、成立はしたようだから……。 シーフのルベアよ、宜しく。 ええと、日中はサーンゾに接触しようかなって……私のことを朧げに覚えているようだし( それを踏まえて夜はトレイシーかな、と思っていたんだけど、リロと明確な面識があることもあるからこっちはまだ少し考え中ね……。 正装なんか持ってないけど。
ごきげんよう。ヒーラーのレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 相談内容によっては調整を致しますが 現時点では『夜間』の宴をメインに行動させて頂きたく存じます。 どなた様とお話をさせて頂くかは、もう少し考えてみようかと。 正装をお持ちでない方には貸出されるようですので もしルベア様もご参加されるようでしたら 僭越ながらお手伝いをさせて頂きますね。 リロ様の目が気掛かりでしたら彼女と接触予定の方か もし希望の方がいらっしゃらなければ私がお話をさせて頂いている間 トレイシー様と接触なさってもよろしいですし。
エリザだ。よろしく頼むよ。 さて、どうしたものかね。 個人的にはジードやフォーゲンと話をしているだけでも自分の行動は終わってしまいそうな気配があるけれど……昼間の情報収集も全く手が回らないというのもまずいか。 エナハルトを補佐する形で街の状況について聞き込み、可能であれば海賊(+リロとの関係)にも先行調査を入れるのが理想形かね?一応は調査主体じゃなくて日常シナリオだと言う話だし、この辺りは難しく考えずに好きに動いても良さそうな気配はある。 とりあえずアタシは行動の少なくとも半分は【夜】に【ジード・フォーゲン】との接触に当てたいね。リロについては既に希望が挙がっているようだし、そっちは任せるよ。
ダムドだ、ヨロシク。 初参加だからNPCとの関りや知識は無いが、調査は出来そうなんで加わったよ。 主に昼に動くと思う。手分とか必要な時は合わせるからな。
シーフのエミリアよ、よろしくね。 基本は夜の方かしらねぇ、盛装を借りて宴に出ようかと思うわ、 可能なら交流を兼ねてエナハルトちゃんにエスコート頼めたらとは。 宴では舞踏の特技を活かしていろんな人と踊るなどをして色々話を聞けたらとか思うわね。 フォーゲンちゃんの上司ちゃんが宴に出ていればここらで直接あっておきたいというのもあるし。 昼間はざっくりと街でバルバロイ関係のうわさ話や資料とかを収集してみようと思うわ。 山に行けば山賊が、海に出れば海賊が出没するのだ。このままだと平野に野盗が出る。ってさすがになんか多い気もするし、目撃情報や被害にあったとか人などの情報を集めて傾向とかないかなど。