十二授恵者漂流記

望月誠司

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シナリオID:1411

オープニング

 暗黒の天地を蒼白い光が縦に斬り裂いた。
 一拍遅れて轟音が鳴り響く。
 風は頬を突き破らん程に荒れ狂い、滝のような雨が激しく身を叩いている。
 足場はまさにうねるように大きく上下に揺れていた。

「高波が来るぞーーーっ!!」

 怒鳴りつけるかのような警告が響くや否や、うなりながら塔の如く盛り上がった黒波の頂きへと、船は水面に浮かぶ葉の如く軽々と持ち上げられた。急激な浮遊感の後、また一気に下方へと急降下で滑り落ちてゆく。

 激動する船の内部には何かにしがみつき損ねた人間がコロコロとボールのように転がっていて、壁に激突、あるいは家具と口付けをかわし、甲板では船べりさえも掴み損ねた人間が荒れ狂う暗黒の海へ放り出されてゆく。

 貴方達は報酬が良いからと大海原をゆく交易船の護衛依頼を引き受けた事を激しく後悔し始めたりしなかったりした。マトモな神経の人間は皆後悔していたが、危険に笑う変人も実在するのが冒険者というイキモノである。

「前方ーーーッ!! ばかでけぇ何かがあるぞぉおおおおおおッ!!!!」

 こんな激しい揺れの中でも、砦の櫓よりも遥かに高い台に登りしがみついている見張達のうち一人が叫んだ。
 船長がマストの根元に手をつき身を支え、片手で帽子を抑えつつ怒鳴る。

「スタァァアアアアアボォオオオドォオオオオオ!! ハァアアドトゥゥウウウスタァアアアアボォオオオオオドォオオオオッ!!!!」
「スタァボー、ドォッ?! 畜生ぉおおお舵が効かねぇえええええええッ!! 手伝ってくれぇえええええッ!!」

 何人かが船尾に置かれている舵に取りつき、必死に舵輪を回すが、舵は凄まじい重さでピクリとも動かない。
 それでも協力して力を振り絞れば、やがて鈍い音を響かせながら舵輪が圧し折れた。

 愕然とする中にも船は進み、前方からみるみると漆黒の巨影が近づいてくる。

「なんだ……これはっ?!」

 船頭に立ち、荒れ狂う風と雨の中目を凝らし前方を睨んでいた冒険者は、急接近してきたそれの姿に目を剥いた。

――クリーパーだろうか?
――それとも太古から生きる魔獣だろうか?
――あるいは極限状態の中に見た幻か。

 天空に咆吼し、暗黒を切り裂く激しい光の竜達(稲妻)に照らされながら、正面より船に近づいてきた黒影は、海面から見えている部分だけでも十数メートルはあるように見えた。

「ぶつかる――!」

 誰かが叫び、巨大な暗黒の塊が船の正面より視界を埋め尽くす程に迫る。
 次の刹那、船に激震が走って、天地が破壊されたが如き破砕音が轟き、貴方達は荒れ狂う暗黒の海へと投げ出されていた。

 船は、砕かれていた。

●
 ぼんやりとした頼りない太陽が蒼い空で輝いていた。
 意識を失っていた貴方達が目を開けると、船の残骸の木片や、積み荷であった樽などと共に、灰色の砂浜にて仰向けだったりうつ伏せだったりで転がっていた。
 身体は冷え切っていて、盛大にくしゃみが出た。

 海水は冷たく、沖は黒々としている。

 どうやら大分北へと流されてしまったらしい。

「うぅ……なんて事だ!」

 甲高い声が上がった。
 見やると年の頃十二歳程度の金髪の少年が貴方達と同じように浜辺で身を起こしていた。
 見覚えがある。
 交易商見習いとして船に同乗していた少年だ。どこぞの大金持ちの息子だという。

「無人島とかじゃあ……ないだろうな?! そうだったら、そうだったら……!」
「大丈夫です、ぼっちゃま、きっと人が住んでいる島ですよ!」

 お付きのメイドも同じように流れ着いたらしく、傍らについて少年を慰めている。
 すると、

「――根拠はなんだっ?! お前はいっつもそうだっ!! テキトーな気休めばっかいうんじゃないっ!!」

 少年が怒鳴った。
 従者に対して高圧的な主人なのだろうか?
 場合によっては止めに入るべきか――などと思いつつ眺めていると、艶やかに長い黒髪を後頭部で結い上げているメイド娘は朗らかな笑顔で、

「ぼっちゃま、ぼっちゃま、そうカリカリなさらず、気を楽にしていきましょう。駄目だとしても死ぬだけです!」

 年の頃は十七、八であろう彼女は言った。

「人の生など五十年、夢幻(ゆめまぼろし)の如くです。どうせこの世は仮の住処ですから、死など恐るるに値しませぬ。そもそもパニクッたり鬱になったりした所で、何がどうなるものでもありませんから意味ありませんよ? どう気をもとうが死ぬときゃー死ぬんですから、ハッピーに誉を持って逝きましょう!」
「うわぁあああああああああっ!!!! お前はいっつもそうだぁあああああああああっ!!!! 簡単に人生諦めんなよッ??!! もっと真面目にあがこうよっ??!!」

 少年が両手で頭を抱え叫ぶとメイドはしたり顔で頷き、

「それを執着というのです。人間、往生の際という奴が肝要でしてな」
「知るかバーロー!! ぼかぁまだまだ生きたいんだあああああ!!!!」

 とりあえずコイツラ元気そうだな、と判断した貴方達は、砂浜に転がっている流木やら木片やらを集めて火を起こし、暖を取って服を乾かしたのだった。

●
 服を乾かした貴方達はその後、人がいるかどうかを確かめる為に海岸線に沿ってぐるっと島を巡ってみた。
 およそ六時間程かけて一周してみた所、やはりここは無人島である可能性が高いように思われた。

「墓にはなんと名を刻みましょうか皆さま? 辞世の句を用意しなければ……あ、もしお腹斬るのでしたら介錯いたしますのでおっしゃってくださいね、私、結構上手なんですよっ」

 この世への執着が薄めな黒髪メイドがうふふと朗らかな笑顔と共に何か恐ろしい事を言っている。

「黙れこのポンコツ冥土、まだ諦める時間じゃないっ!」

 金髪ぼっちゃまが叫び、それから小柄な少年は貴方達へと得意気に踏ん反り返って言った。

「冒険者達よ! これは自慢だがボクの家は金持ちだ! 故に! ボクが遭難したと知ったならばお父様は世間体の為に必ずや捜索隊を派遣してくだされるだろう!」

 だから、この島で頑張って生き延び続ければ、そのうちに彼等が自分達を発見してくれる可能性は十分にあるという。

「ボクらがこの島で生きている、という事をどうにかして広く示し続けつつ救助を待とう! そうすれば、貴方達もリブラネスタに帰れるぞ! さらにボクを生き延びさせられればお父様が貴方達に手厚く礼金を出してくださるに違いない! だから、どうか生き残る為に協力してくれぇ!! うちのメイドは頼りにならんッ!!」

 金髪ぼっちゃまはそのように貴方達へと懇願したのだった。

●人物に関しての記憶
 メイドはサトカグラと名乗った。花も恥じらう十七歳です、と本人は言っているが、本当か嘘かはわからない。
 比較的長身なスタイルの良い身を正統派なメイド服に包んでいる。
 シャルガネ出身であるらしく『コダチ』と呼ばれる短刀を背中に、手斧をスカートの中に忍ばせている。
 授恵者でウォーリアであるらしい。
 シーザーロアとカバリング、生活魔法が使えるとの事。
 火を生み出す手段が手元にない場合は重宝するだろう。

 ぼっちゃまと呼ばれている少年の方は、名はリオンハルトという。
 金髪碧眼の少年で歳は十二歳、豪奢なプールポワンに身を包んでいる。

 辺境都市群にある都市国家の一つグレインの出身であるらしい。
 キャスターの授恵者で流麗な装飾がされたワンドを持っている。
 スキルは唯一、一般技能の「発光」を使用可能であるそうだ。

解説

■注意 当シナリオではPCは金属製の重い鎧などは船に乗る前or嵐の前に脱いでおいた、等の理由により着ていない設定になります 武器など他のアイテムは持ち込めます ■目的 救助が来るまで島で生き延び続ける事 (PL情報・遭難から数日後に救助隊が島の付近を通りがかります) メタ的には無人島でサバイバルしているPC達の風景を描写するシナリオ、という具合になります 〇必要そうなものリスト ・清潔な飲み水の確保 メイドさんが生活魔法を所持しているので少しは出せますが、彼女のそれは出力が低い為、大人数が一日に必要な水分量を確保するには限界があります 海岸線を回った時に一応、川があったのは確認しています。直接飲んでも大丈夫な水なのかどうかはわかりません ・食料の確保 海岸線にて鳥類やカニ、昆布などを視認済み、また海中には魚などもいる事でしょう (PL情報・他にも猪、鹿、山羊、猿型の魔獣が島内の草原や森内に棲息。 また、ヤシに似た正体不明の植物が生えていて実がなっている他、森の中には見慣れない独特な植物が生えています。中には食べられるものもあるかもしれません、毒があるものもあるかもしれませんが) ・寝床の確保 朝晩は冷える為、雨風を凌げる寝床が必要です 遭難した際の嵐を考えると、ちょっとした台風並の暴風雨とかやってきそうな予感です ・調理方法の確保 食材を確保してもそのまま食べられるものなら問題ないですが、生食が不可能なものはどうにかして調理する必要があります ・エンターテイメントの確保 「人が生きるには希望が必要なのです」ではないですが無人島でもエンタメの心を忘れないでください、というのがメイドさんのお言葉です、それが誉だそうです 夕食時などに歌や踊り等、なんらかの芸能が要求されています。ただしこれは無視しても構いません ・この島に私達は存在していますよ、という信号表示 捜索隊に対して、なんらかの手段で自分達がこの島に存在しているという事を示す必要があります 可能ならば一瞬で終わるものでなく、間断なく表示し続けられるものが良いでしょう ■浜辺の樽 積み荷だった物の一部が漂着しています 葡萄酒3樽、リネン布2樽 ■無人島について ●大きさ 直径10km程度 ●地理 海岸線は白い砂浜が続いている 島の中央部は盛り上がっておりちょっとした山のようになっている また、緑の葉を持つ樹木が濃く生い茂っていて密林状態になっている ●気温 日中は温暖だが朝晩は冷え込む

マスターより

 難破現場へようこそ、望月誠司です。  無人島サバイバルシナリオとなります。  捜索隊に発見・救助されるまでの島での数日間を描きます。  タイトルが十二授恵者漂流記(PC+NPC二名で十二)とありますが、参加状況によっては実際は六授恵者漂流記になったりします。  普段の生活や戦闘だけではあらわせないPCさんの側面を引き出し描写できたらなと思います。  ちなみに基本的に島に難破してからのリプレイ描写となりますが、オープニングの大嵐にあっている最中のシーンに対してプレイングかけていただいた場合、そこから描写を開始いたします。(難破して遭難する運命は変わりませんが)  ご興味惹かれましたらご参加いただけましたら幸いです。

リプレイ

 砂浜に波が白い色を宿しながら押し寄せ砕けてゆく。

 浜に倒れていた褐色の肌のエルフ娘が、透き通る様な蒼碧の瞳をうっすらと開いた。

「うぅん……」

 サフィラ・アズラク・ナハルハルアリーブは呻き声をあげながら浜に手をつき、豊満な上半身を起こすと、ハッとしたように周囲を見回した。

「ここ……どこ……?」

 薄ぼんやりとした蒼い空が頭上に広がり黒い鳥の群れが旋回している。
 少し離れた位置で少年とメイドが騒いでいた。

「――え? 無人島……? も、もしかして、遭難したのぉぉぉ!?」

 エルフ娘の叫びが浜辺に木霊してゆく。

「無人島……まさかの大ピンチね」

 その傍ら、まさに水も滴る良い女――男? 中性的な美人ザザ=ステルヴィナはやはりずぶ濡れ状態で目覚め、暗澹たる思いを抱いていたが、

「けれど、私、負けない……! 乙女の細腕でも出来る事を精一杯やるしかないわよね!? サフィラ、いきましょう!」

 気合一発、立ち上がると付近に漂着していた樽をむんずとパワフルに担ぎ上げ、他の漂着者達の元へと、砂に足跡を残しながら歩いていった。

●
「……いやぁ何とか助かったな。船にぶつかったのは何だったんだろうな……」

 パチパチと音を立てて燃える焚き火に手を翳しつつ傭兵シグルド・オルセンが言う。
 蒼碧眼(オッドアイ)と銀髪、小麦色に焼けた精悍な体躯を持つエルフ青年だ。

 目覚めた冒険者達は合流すると、流木らを集めて火を起こし、暖を取りつつ服を乾かしていた。
 その際、銀髪の身長125cm(小柄)なハーフリング、アヴェラ・ウッチェロなどは、

「今、風邪引いたら一大事だもの。羞恥心なんて邪魔よ」

 と大胆に服を脱いで乾かし、リオンハルト(ぼっちゃま)に鼻血を噴出させ打ち倒していた。撃破である。

「外洋にはああいうのがいっぱいいるらしいのだ。古の御伽噺にも語られる、正体不明の怪物どもなのだ」

 銀色の長い髪と赤い瞳を備えた若い娘がシグルドへと答える。
 ゴールディの学舎のかつての主より連綿と続く知識と名を受け継いだゴブリナ、叡智の探究者ストレガ・L・リベルガストラである。

「海が危険とは聞いていましたが、そこまでとは」

 はぁ、と物憂げに息を吐き出したのはネーヴェ・グラヌローザ、豊かに長く伸びた雪のような白髪と神秘的な銀色の瞳を持つエルフ娘だ。

「まさか、こんなことになるなんて思いませんでしたわ……」
「ほんと、困りましたね……心配を掛けてしまう事が気掛かりです」

 同じく暗い表情で頷いたのはコルネリウス・アーラ。
 腰程までの長さの赤銅色の髪と、太陽の光の如き橙色の瞳を持つエルフ少女である。

「ご家族ですか?」
「いえ、恋人が……」
「なるほど。確かに、コルネさんが乗っていた船が沈んだと聞いたら、とてもご心配なされるでしょうね……」

 無事にご再会出来るよう持てる力を尽くしましょう、とネーヴェは励まし、コルネが有難うございますと礼を言う。
 シグルドもまた同意して、

「そうだな、生き延びる為の力を尽くそう。幸い、ここにいる者は生きているのだしな」

 郷里(くに)に大切な者を残している者もいるだろう、と。

「うん! あたしもー! この島を旅の終わりにする訳にはいかないよっ!」

 サフィラが声をあげ、アヴェラもまたメイド服に袖を通しつつ、

「そうね。その為には……ここで手をこまねいていても何も進まないわ。行動しましょう。もう全員、服乾いたわよね?」

 その言葉に冒険者達は頷き、立ち上がると、歩き出したのだった。

●
 かくて、海岸線をぐるっと探索し島を一周し、ここが無人島であるとの確信がなされた所で、ぼっちゃま(リオンハルト)から助力を懇願された。

「ええ、協力しますとも。きっと大丈夫ですよ。皆で帰りましょう」

 銀髪金瞳のエルフ娘マリイ・パルティスは笑顔を向けて答え元気づけた。
 ぼっちゃまも不安だろうから、まずは安心させたかったのである。
 ストレガもまた、

「問題ないのだ。生存の為に積んだ研鑽なのだ。『混ざり物』達の生存戦略に倣ってサバイバルなのだ」

 と泰然として述べた。
 混ざり物、古い言葉だ。
 例えこの島が魔境だったとしても、サウゼルの樹海よりはマシだろう。
 末裔たるストレガには連綿と受け継がれてきた知識と技術がある。

「私も昔、父からこういう時に使える知恵を教えていただいた事があります。少しはお役に立てるかと……大丈夫です、きっと無事に帰れます」

 コルネもまた絶対に帰る、という意志を込めて言う。

「そ、そうか……! どうかよろしく頼むッ!! 感謝する!!」

 ぼっちゃまは破顔して冒険者達に礼を述べた。

「……遭難したのは災難ですが、一人でなかったのは幸運でしたね」

 そう述べたのは帝国貴族の出身、黒髪銀眼の青年ノックス・マグナである。三人寄れば文殊の知恵だ。
 また個人的にも愛用のチェロが漂着していて無事だったのも幸いだった。

「皆で協力してこの窮地を乗り越えましょう」

 ノックスの言葉に一同は頷くと、生存の為の行動を開始するのだった。

●
「こんな機会はめったにありませんので島を探検するつもりですわ」

 遭難して落ち込むかと思いきや最速で思考を切り替えしていたのがバンビである。転んでもタダでは起きない。

「寝床に出来る洞窟とかを最速で見つけたい所ですわ」
「寝床は水源に近いと良いのだ。何かと便利なのだ。というか遠いと不便なのだ」
「川はさっき見つけたわよね? 飲めるかはわからないけど……でもひとまずあの川を中心に探索していった方が良さそうね」

 とザザ。
 冒険者達は生存・生還に必要なものをなんとかこの島から調達せんと、探索計画を立てるべく話し合っていた。
 その結果、

「探索は手分けした方が捗るし、幾つかの班に別れた方が良さそうね」

 というアヴェラの言が採り入れられ、森三班、海辺一班という形になった。
 内訳は以下である。

・海班
 コルネ、ネーヴェ、シグルド

・森一班
 ストレガ、マリイ、サフィラ

・森二班
 ザザ、ノックス、アヴェラ

・森三班
 バンビ

「班……?」
「必要なのは速度ですわ。嵐や一日じゃ見つからない可能性を考えると専念しませんと」

 一人班を形成するゴブリン美少女がいう。
 狩りや採集をしながらではハイスピードキャスター的には遅いらしい。

「生存には飲み水が第一、第二に食料、これらが優先なのだ。でも拠点が見つからず荷物抱えて何日も移動し続ける事態を考えると効率的には一人くらい専任がいても良いのだ。けれど一人は危険なのだ。気をつけるのだ」
「解ってるのですわ。危険に遭遇したらすぐに逃げます」
「まぁバンビさんなら大丈夫でしょう、素早いですし。ただまぁ、いずれにせよ日没前には一度探索を切り上げて皆で集合した方が良くないでしょうか?」

 ノックスが言って一同はそれに頷いた。
 何日も別れたまま行動するのは流石にリスクが高いとの判断だった。

「集合場所はどこが良いでしょうか?」

 相談の結果、河口が良いのでは、という事になった。
 森班は川付近より探索するし、もし万一迷ってしまった時も、川に突きあたった後、下れば良い訳だから迷いにくい。

 かくて一同は樽を担いで海岸沿いを歩き、河口へと移動し、そこからまた各班ごとに行動を開始したのだった。

●
「目標! 生き残る!」

 天真爛漫なエルフ娘(サフィラ)が腕を振り上げ叫んだ。
 生存に必要な物を獲得する為に島の中央に広がっている密林を探索する。
 何か良いものがあるかもしれない。

 森第一班はサフィラの他、ゴブリナのストレガと白狼を連れたエルフ娘マリイによる三人の構成である。

「この無人島には何が潜んでいるのか? その謎を解明すべく我々密林第一探検隊はジャングルの奥底へと足を踏み入れた……」

 サフィラは景気づけにそんな事を言いつつ緑が濃い森の中へと分け入っていく。

「ジャングルと呼ぶにはちょっと寒い場所な気もしますけどね」

 マリイが苦笑しつつ白狼を引き連れ続き、

「あ、ちょっと待つのだ。良さげな草があったのだ。この形と色は本で見た事ある記憶なのだ。二人にも見て欲しいのだ」

 ストレガは道中、生えていた草を指差し、薬草かもしれない、とサバイバル知識を持つ二人に問いかけた。

「これは……わからない!(草かな!)」
「知識判定失敗!(草ですね!)」

 そういう事もある。

「ちょっとかじってみるのだ……苦い! うん、きっと薬草なのだ!」

 本当か?

「少なくとも毒はないのだ」

 超味覚を持つストレガはそう判定した。
 知識というのは体当たりによって蓄積されてゆくものである。

 とまれ、基本的には経験豊富な冒険者でありサバイバル知識もある二人が大体は知っていたので(マリイは一般人基準だと超達人を超えて世界に数人レベル級、サフィラも超達人級である)この島の植物は見慣れないレアなものが多く、よくわからない独特のものも幾つかあったが、後は大体はストレガは順調に薬草と香草を集める事が出来た。ストレガ自身も研鑽を積んでいるので超達人級の知識がある。

 マリイはカラフルな鳥が嘴でつついている樹上の果物を発見すると、弓矢で射落としてみた。放った矢は白狼(コルデラ)を向かわせ回収しておく。
 オレンジのような果実の皮を剥いて果汁を肌にこすりつけて放置し、荒れないか観察する。
 特に問題なかったので口に入れてみた。汁気たっぷりの果物は非常に甘酸っぱい。

「塩が欲しくなりますね……」

 思わずそんな呟きが洩れた。
 他方、サフィラもまた食べられそうな木の実やキノコ、野草に昆虫と目についた美味そうなものをバックパックにポイポイと放り込んでいっている。

「……あ、虫駄目な人いるかな?」

 白いモゾモゾしている昆虫を指先でつまみあげて褐色エルフ。

「わかりませんね。私はまぁ虫でも構いませんが」

 可憐な見目だがサバイバーなマリイさんである。
 この場の三人は全員いけるので、とりあえずサフィラは虫もぶちこんでおいた。

「この森、独特な植物が多いね」

 最初にストレガから鑑定を頼まれた薬草の他、珍しいものを幾つかスケッチしておく。
 さらにサフィラは短剣を振るって枝や枯れ木を適当なサイズにカットし、三人はそれを集めた。燃料は何かと必要だ。
 森林内の探索を続けてゆくと、

「む、反応がありました。こっちです」
「これは……イノシシかな?」
「やったのだ。喰い出がありそうなのだ。これ一頭仕留めればしばらくは持つのだ」
「メイン食材が来ましたね」

 捜波で感知したマリイの案内の元、魔獣を樹木の間から視認した一同は身を隠しつつ会話をかわし、狩りを開始する。
 白狼(コルデラ)を背後に回して吼えさせ、ストレガが稲妻領域を展開し、サフィラが拾った石をぶん投げ、マリイが矢を撃ち込む。
 さらにストレガが蒼白い光の槍を投擲して足を完全に殺し、冒険者達は危険な接近戦は避け、遠間から矢や石や閃光を撃ち込み続けて猪型魔獣を仕留めたのだった。

●
 北の海は冷たく黒々としている。

「これなんか良さそうか?」
「そうですね、これくらいの長さがあればいけそうですね」

 蒼碧眼(オッドアイ)のエルフ戦士(シグルド)と白髪銀眼のエルフ娘(ネーヴェ)は移動の途中、灰色の砂浜に打ちあがっていた流木のうち最もクリティカルに長かった6m程のサイズの流木を拾っていた。
 濃い飴色の円柱状のもので、どうやら折れたマストか何かの破片のようだった。

 エルフ二人はザザが運んで来た樽からリネン布を取り出すと、祭刀を振るって長方形に切り裂いた。
 長方形のリネン布の端に、幾つか穴を開け、波縫いするようにロープを複数の穴に通してゆく。ロープのそれぞれの端を流木に巻きつけ、しっかりと結びつければ、旗が完成した。

 シグルドは先に島の海岸線を一周した時にあたりをつけていた地点――波が穏やでかつ、船から見つけられそうな場所――へとネーヴェと共に完成した旗を担ぎ移動する。
 ネーヴェは出発前にぼっちゃまは別の事をやっていたので、サトカグラへと森での枝を集めを依頼しておいた。

「ここだ。大丈夫か?」
「ええ、まだまだいけますよ」

 二人で旗を肩に担ぎ、砂浜をえっちらおっちらと歩いて到着後、シグルドとネーヴェは旗を降ろした。

「掘る地点は……ここが良いでしょうか。ここまでは波も来なさそうですし」

 それからネーヴェの建築・土木の知識のもと、砂浜を掘り始める。

「了解だ。風が強いから、かなり深く掘った方が良いか?」
「そうですね、その方が良いです」

 両手、槍の石突、刀鞘の柄尻、それらを駆使して深く深く掘る。
 シグルドの身がすっぽり埋まる以上に掘ると、6mの旗を穴へと突っ込み、空いている隙間へと掘った際に出た砂を入れて踏み固めた。
 それから手頃な大きさの石を拾い集めて来ると旗の根元へと積んでロープも使い固定を補強する。

「ふぅ~、こんなもんか」

 シグルドは額を拭って一息ついた。

「ええ、お疲れ様です」

 ネーヴェも汗を浮かべていた。
 しかし常人ならば疲労困憊している所であるが、授恵者の二人はまだまだ体力的に余裕があった。
 次は漁をすべく河口へとエルフ二人は戻っていったのだった。

●
 森の第二班、ザザ、ノックス、アヴェラの三人は、

「川に沿って探せば、水を飲みに来た動物と会えるかもしれないわ」

 というアヴェラの言に基づき川沿いに探索を進めていた。

「こんな未開のジャングルに来る羽目になるなんてねぇ。早くもお風呂とベッドが恋しいわ……」

 ザザは文明を恋しがりながらも道中、天眼で位置関係を把握しつつポーチから取り出したペンで周囲の地形を紙にマッピングし、ノックスは蔦など紐に加工できそうな植物を採取しながら歩いていた。

 アヴェラの予想は的中し、やがて川辺にて鹿型の魔獣などがちらほらと水を飲みに来ている姿を確認できた。
 水面に顔を突っ込んで水を飲んでいる獣達の様子を、三人は樹木の陰より見守って、

「川の水に毒は混じってなさそうね……あの鹿が毒耐性持ちとかいう可能性もあるけれど」
「水中に魚も見かけましたから、恐らくは大丈夫でしょう」
「でも毒が無いからって、人が生水飲めるかどうかはまた別の話なのよね」

 悩ましい所であった。
 そういえば、昔読んだ書物に樽で蒸留水を作る方法があったわね、とアヴェラは思い出す。
 蒸留水なら容器の清潔ささえ保っておけば確実に安全、その筈である。

「それはそうと魔獣がいるけれど……一匹くらい仕留めておく?」
「そうね、皆で一気に仕留めてしまいましょう」
「無理は禁物ですが、次も必ず逢えるとは限りませんからね……当座の分くらいは確保しておきますか」

 ザザが言って、アヴェラが頷き、ノックスが弓に矢を番える。
 魔矢と矢が飛び、魔鹿が撃たれ、よろめきながらも逃げ出さんとした所をアヴェラが突撃して爪を一閃し鮮やかに斬り倒した。
 仕留めた魔鹿はザザとノックスで担ぎ、一旦、河口へと持ってゆく事にした。アヴェラは枯れ枝を拾い集めておく。

「いや~ん! また腕が太くなっちゃう……」

 青髪の中性的な美人ザザはそんな嘆きの声をあげたのだった。

●
 他方、赤銅色の髪のエルフ少女、コルネはぼっちゃまと共に森に入るとミミズ等の虫を大量に集め袋の中に詰めた。

「ひぇぇ……」

 か細い声で鳴いたのは、木の葉などを集めていた十二歳の金髪ぼっちゃまだ。お金持ちの息子はグロいのは駄目らしい。
 その後、二人は海岸線の岩場地帯へと移動、コルネは手で石をどかし、穴を掘り、溜め池を作成してゆく。

「一緒にやってみませんか、結構楽しいですよ」
「……虫、いない?」

 上目遣いに碧眼の少年。
 赤髪のエルフ少女はにこにこと、

「石の裏にちょっといるかもですが、ちょっとだけですよ」
「む、むむむぅ」

 少年は悩んだ様子だったが結局恐る恐る手伝い始めた。虫が出てまた悲鳴をあげたりもしたが、そのうちに慣れた様子だった。
 あらかた池が出来上がると最後にコルネは池の入口に木の葉らで返しを作成した。
 その後、先程獲って来た虫を池の中にどばどばと投入する。

 観察する事しばし、海から魚が池へとするりと入って来た。そして、一旦入ってしまえば、返しのせいで脱出が出来ない。
 エルフ少女は池の中へと白い両手を伸ばすと掴み取った。

「このようにして常時新鮮な魚を確保します」

 そうして別に作成しておいた池の方へ捕まえた魚を移す。
 ぼっちゃまは「ほー」といたく感心した様子で、

「凄いな!」

 と唸ったのだった。

●
 他方、てってってーと両手を広げて黒長衣(ローブ)姿のゴブリナが密林内を駆けている。
 なんで駆けてるかといったら猪型の魔獣に追われているからである。
 咄嗟に稲妻領域(アーケインテンペスト)を展開して猪を振り切ったバンビは額を拭った。

「ふぅ、やれやれだぜ……俺様の反応速度じゃなきゃやられてたね」

 今度は魔獣に追い回されぬよう、身を低く右に左に視線を巡らせつつ慎重に移動を開始する。
 何気に地質学のエキスパートでもあるバンビは、山と川と随所に見られる断層変位地形からあたりをつけ進み、そのうちに大地の空洞――洞窟の一つを発見する事に成功した。

 中を覗き込んでみる。

 暗くて良く見えなかったので生活魔法で指先より火を出し、周囲へと向けてみる。小さな火なのであまり明るくならない。奥行きはそこそこあるだろうか?
 とりあえず皆に伝えようとバンビは踵を返すと、再び河口を目指し移動するのだった。

●
 森一班のストレガは仕留めた猪の頸動脈を短剣で掻っ捌いて血抜きした。
 しかし猪を担いで探索する訳にもいかない。
 血抜きを終えると、マリイ、サフィラと共に三人で河口へと向かい猪を運んだのだった。

 他方、海班のネーヴェはシグルドから槍を借りて刺突漁を行っていた。
 海水が冷たい為、浅瀬に立って潜らないで行う。
 なかなか高度な技術が必要とされたが、こちらの白髪エルフ、優美な見た目ながらも愛猫の餌を獲る為、日常的に海辺へ出向き漁をしている熟練者である。
 じっと彫像のように静止して立ち、水面の下、間合いに魚が入り込むのを察知するや否や、雷光の如く槍を水中へと突き下ろす。槍を再び持ち上げれば、その先端にはピチピチと震える魚が突き刺さっていた。

「……よく出来るな!」
「慣れですよシグルド様。殺気を消し風景に溶け込む事が肝要です。そうして魚が間合いに入ってきたら後はこう、ばっとやってざしゅっと」
「剣豪みたいな事をおっしゃる」

 その後もエルフ娘は必殺の鮮やかな槍捌きで次々に魚を獲っていった。
 なおシグルドも流木を削り簡易銛を作ってチャレンジし、苦戦はしたものの数匹の魚を獲る事に成功したのだった。

 一方、池罠を作り終えたコルネは砂浜を歩きつつ目敏く砂に潜っている貝やカニを見つけ、ぼっちゃまと一緒に手で掴んで獲っていった。
 袋の中に集めていったが、今晩だけでは食べきれなさそうな分は先に作った溜め池の中に保管する事にする。

●
 森二班のザザ、ノックス、アヴェラが仕留めた鹿を運びつつ河口に到着した。
 するとバンビが既に帰還していて、三人は洞窟を発見したとの報を聞く。

「さすがハイスピードキャスター、速いわね」
「それほどでもないですわ」

 ザザが褒めると暗黒頭巾はえへんと踏ん反り返った。

「ただ洞窟って使うには結構、条件があるわよね。雨風以外にも野生動物や虫、有毒植物には要注意だし……簡単には崩れない頑丈さも必要だし……」

 そのあたりを問うと、暗かったので良くわからなかったのですわ! との事。

「私がエンライト使えるから見に行ってみましょう。そんなに遠くないのよね?」

 という事で四人は洞窟へと移動する事となった。鹿は付近で枝を集めていたサトカグラに預け、また入れ違いになった際の言付けを頼んでおく。
 
「それはそうと喉かわきましたわね。皆さんも飲まれます?」

 道中、ダッシュして喉が乾いていたバンビが生活魔法で水を鍋や水袋に出し、一同は喉を潤した。生活魔法で出せる水の総量は一日あたり2l程度(人一人が最低限生きられる程度の量)だと言われているから、魔法だけではとても足りない。

「飲み水をなんとかしないといけませんね」
「そうね。急務よね」

 ノックスが言ってアヴェラが頷く。人間、干からびたら終わりである。
 そんな会話をかわしつつ洞窟に辿り着き、ザザが光の玉を浮かび上がらせて検査しところ、特にこれといった問題は無さそうだった。

「うん、これなら大丈夫そうね」
「では私は付近の川で濾過装置を作ってみようと思います」
「わたしも、蒸留水を作ってみるわ。設置場所は河口ね」
「おれは一っ走り水源調査に行ってきますわ」

 ザザ、ノックス、アヴェラ、バンビはそのように言った。
 バンビは川上へ、ノックスとアヴェラはザザと共に再び河口へと向かう。
 アヴェラはその際、洞窟と河口とを往来する時に道程が解りやすくなるよう道中の樹々の枝を折ったり、幹に傷をつけておく。

 河口に辿り着くとノックスはサトカグラからコダチと水袋を借り、リネンと樽を洞窟付近の川辺へと運び、樽の底部をコダチでくり抜き、また嵌められるように栓を作った。

 付近の木を切断して石と併せて組み、台を作成すると、その上に樽を乗せる。
 リネン布を樽の底に敷きしっかりと詰め、その上に砂、砂利、礫を階層になるよう順に詰め込んで簡易的な濾過装置を作成した。
 借りた水袋を使って川から水をすくい樽の中へと注いでゆき、ある程度入れた所で水袋を樽の下へと出し、樽の栓を抜く。
 中から水が出て来たので袋で受け、栓を閉め。軽くすすいでから水を捨て、改めてまた栓を開けて水を袋に受ける。
 黒髪の青年は濾過された水を口に含み、

「……うん、飲んだ感じは、大丈夫ですが……ただ、駄目でも、すぐに腹痛になったりするとは限らないですよね……」

 うーんとノックスは唸ったのだった。

 他方、アヴェラは河口へと戻るとまず石を組んで台を作った。
 その次に三つの樽の中身を取り出した。
 二つの樽に冷たい海水を汲み蓋をする。
 そして一つには上に穴を開け傾けて設置。その上に海水を詰めた樽をこれもまた傾けて置き、傾いている上の樽の先端の下に空樽を置いた。
 そして燃料となる木の枝を石組の底に並べ、黒髪メイドさん(サトカグラ)を呼んできて着火して貰った。
 樽は燃えにくい素材で出来ていたし中に海水が入っているから、これ自体が派手に燃え上る事はまず無い筈である。

(海水を蒸発させる。昇った蒸気は上の樽に触れ冷やされて水滴となり、そして水滴は傾きを伝って、空樽の中へと落ちてゆく筈よ)

 小柄な銀髪メイドさんは火の前でしゃがみ込むとじーっとその橙色の瞳で樽を見つめるのだった。

●
 森一班のストレガ、マリイ、サフィラが河口まで猪を運んできた。
 ストレガは川辺にて解体作業に入る。
 調理のエキスパートたる彼女は短剣を振るって手早く皮を剥ぎ、バラバラに捌いてゆく。
 皮は干して防寒用衣類に、骨は出汁や道具の材料とする。
 サトカグラが鹿を運んできたのでこちらもストレガは解体した。

 サフィラとマリイはザザに案内されて洞窟へと向かう。

「おお〜! ちょうどいい感じの洞窟じゃん!」

 ザザの光球で照らされている内部を見回し褐色肌のエルフが言う。

「地面がゴツゴツするけど砂まいて葉っぱ被せれば、いい感じに寝れそうだね!」

 サフィラは採集してきた各品及び火打箱を洞窟内に安置すると、葉を集めに再び外へと出た。
 マリイは草を集めて即席のロープ作りを開始した。剥いだ表皮を束ね、縒り編んでゆく。
 洞窟に戻って来たノックスもまた蔦を剥いて中の繊維を取り出して紐の作成を開始した。

 他方、水源を探るバンビはやがて山肌の斜面から水が勢いよく噴出している場所へと辿り着いた。
 見やるに、どうも、山を流れる地下水脈があって、それがこの場所から地表へと噴出しているようだった。
 試しに鍋で水をすくって舐めてみたが変な味はしなかった。
 そうこうしているうちに日が傾いて来たので帰還する事にしたのだった。

●
 やがて日没が近づいた。

「一応、蒸留水は出来たけれども、効率は悪いわね……」

 空樽に溜まった水を見やりアヴェラはむぅと唸った。
 燃やした燃料と蒸発させた海水の量と比較して、獲得できた水の量は少なかった。
 幸いなのは清潔だからかなり安心して飲める事と、海水も燃やす燃料も大量に近くにあるという事だろうか。
 出来た水は大型の水袋に入れて飲み水とした。

 海班が河口に帰還してきたのでストレガはザザ、アヴェラと共に解体した肉を手に、サトカグラに声をかけつつ皆で洞窟へと向かった。

 洞窟に辿り着くと、ストレガは付近に竈を作り火を熾して調理を始める。水は川水をノックスの装置で濾過した後、煮沸して使用する事にした。

 ストレガが調理する間にネーヴェはサトカグラに木材の切り出しを依頼し、見張り台の建設を開始、コルネもその作業を手伝った。
 洞窟近くにある手頃な大木を土台とし、その枝の上に木材、ロープ、祭刀を駆使して作成してゆく。
 釘などが無い為、強度に不安があるので、木材を巧みに削って互いに嵌め込み、マリイやノックスが作ったロープと紐も使って幾重にも良く縛った。
 
 完成前に夕食が出来たので中断して食事へと向かう。

「思ってたよりかなり豪華になったのだ」

 猪肉、鹿肉、魚、貝、カニが香草と共に焼かれ、蒸した山菜と沢山の木の実や果物が添えられ、また各種具材が入り骨で出汁が取られたスープ等も作られた。
 調理の超人たるストレガは絶妙な焼き加減と煮加減で新鮮な素材達の味を引き出し、無人島でのものとは思えぬ程にとても豊かな食事を作り上げていた。

「美味しい!」

 地味に喰意地が張っているマリイが金色の瞳を輝かせたのは勿論、他のメンバーも皆、その味に感嘆の息を洩らしたのだった。
 なお豊かであるが故に虫は今晩の献立からは除外(オミット)された。
 そして、

「リオンハルト様と従者の方、そして冒険者の皆々様――今宵一時の夢を御照覧あれ……!」

 かつて舞踏で生計を立てていたザザが、焚き火と月明りの下、鮮やかに軽やかに舞い踊り、やはりかつて貴族の父より弦楽を学びその道の才望高かりしノックスが卓越した技術でチェロに弓を走らせ帝国式の流麗な音色を奏で上げた。
 二人にあわせコルネが透き通った声音で歌い上げてゆく。

「……これは、見事だ……っ!」
「ええ、これほどのものはお屋敷でも未だかつて無かったですね」

 超一流すらも超える冴えを見せた三人の舞曲にリオンハルトが唸り、サトカグラが称賛の声をあげた。
 やがて食事も終わり、一同は洞窟へと入って、積まれた葉を寝台にリネンや干した毛皮などを纏い眠りにつく。
 また、

「コルデラ、めっちゃ暖かいですよ」
「わぁ、本当だ!」
「モフモフですね」
「夜は冷えるから助かるのだ」

 マリイ、サフィラ、ネーヴェ、ストレガは白狼(コルデラ)を中心に寄り添って暖を取り眠ったのだった。

 他方、洞窟の外ではシグルドが火の番をすると共に見張りを買って出た。

「俺はそう寝なくても平気なんだ。それに女子供がいるんだ、夜くらいは気持ち良く眠っていてほしいしな」

 ショートスリーパーである彼は、数分から長くても数十分の睡眠で十分な休憩をとることが出来たのである。
 偶に魔獣の気配が近づいて来るが事があったが、槍を手にシグルドが威嚇すると彼等は相手が強大な存在だと知って樹々の奥へと去っていった。

●
 翌日、冒険者達はそれぞれの継続作業を続け、ネーヴェとコルネは大樹の上での作業を進め、見張り台を完成させた。
 バンビは森の植物を観察し、興味を惹かれたものの葉を採取して磨り潰し、匂いを嗅いだりして調査した。動物を追跡して観察したり、狩りをして食べられるかどうか試したり、地質学の知識で島自体の組成を調査したりもした。
 他方、

「よーし! 今日は島のてっぺんを目指すぞー!!」

 サフィラは島中央の山の頂きを目指していた。
 真・壁歩きなども用いて急な斜面などもズンズンと登ってゆく。

「制・覇!」

 頂きへと辿り着くと風景をスケッチしつつ、火打を用いて火を熾し、生木の枝等も投入して煙が良く出るように燃やした。
 曰く、

「これなら船からよく見えるよねっ?」

 との事である。
 また明るくなってから少しの睡眠を取ったシグルドも昨日立てた旗の傍で火を熾し煙をあげたのだった。

●
 冒険者達は巧みに適応して無人島での生活を続けていたが、四日目に大きな嵐がやってきて皆、洞窟の中に押し込められる事となった。
 マリイは外に空の樽や鍋を並べて雨水を確保すると共に手持無沙汰になったので塩を作る事にした。
 炭や石を使って海水を濾過し、鍋で煮詰めた。曰く、やっぱり塩しか勝たん! との事。
 一日中吹き荒れた嵐が過ぎ去って翌朝五日目、樹上の見張り台を見にいったが、巧みの技で作られた台はしっかりと健在だった。海岸線の旗も健在だ。
 雨上がりの山頂と岸辺でサフィラとシグルドは再び火を焚いたのだった。

 そうして七日目の昼頃である、浜辺に船とそこから降ろされたボートがやってきた。
 彼等はリオンハルトの父親が寄越した捜索隊であった。
 かくて一行は無人島から救助され、一週間に及ぶサバイバル生活から脱出する。

 冒険者達はロスガリア大陸へと帰還するとリオン父と面会して感謝の言葉と共に報酬を渡されたのだった。

(さて、こういう経験を経てお坊ちゃんはどう成長するのかしら)

 アヴェラは少年の将来の指の変化を想像し楽しみにした。

 一同は手配された宿で一泊し無人島生活での垢を落とし疲れを癒して、文明の素晴らしさを改めて感じつつ、それぞれの日常へと帰還していったのだった。

マスターコメント

 この度はご参加とプレイング、誠に有難うございました。  このような結果となりました。  ちなみにMVPは今回は特に分担作業だった事もあり、特定のどなたかを選出する事はいたしませんでした。  その代わりに成功レベルを一段階引き上げ大成功としております。    ご満足いただける内容になっていれば幸いです。
ショートEX

ショートEX普通 報酬:多い10 / 4〜10人

2021年09月24日 15時49分32秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ストレガ・L・リベルガストラ

    ストレガなのだ。よろしくなのだ。 調理5に超味覚があるから任せてほしいのだ。 やるべきことは寝床確保なのだ。 洞窟が見つかればそれがよいが建築が得意な者あれば任せるのだ。 水場が近いと助かるのだ。

  2. ノックス・マグナ

    ノックスです。よろしくお願いします。 今の所スキルは演奏と木工を持っていこうと思います。 寝床の場所はストレガさんの挙げた条件の他に魔獣の数が少ないところが良いと思います。 不寝番を立てるにしてもひっきりなしに襲われては眠れませんからね。

  3. ネーヴェ・グラヌローザ

    ネーヴェ・グラヌローザと申します。どうぞ宜しくお願い致します。 寝床確保は急務ですわね。ストレガ様の仰る通り、適当な洞窟が見つかれば宜しいのですが、いっそ丈夫な木を柱にして建ててしまった方が早いでしょうか。或いは洞窟の近くに物見台を建てるのも宜しいかもしれませんね。暴風雨が来るかもしれませんし。 建築土木スキルは所持しておりますので、持ち込みましょう。あと一枠は今のところ、舞踏か漁のどちらかにする予定です。

  4. シグルド・オルセン

    シグルド・オルセンだ。よろしく頼む。 寝床確保は急務だな。一塊になって探すか、いくらか手分けして探してみるか、方法はぼちぼち考えよう。 あとは朝晩は冷え込むし、飲み水等の確保のための薪集めや火おこしもいる。食糧集めもいるし、遭難してることを近くを通る船に気付かせる手段も考えておかなければな。 俺が持ち込むのはとりあえずサバイバル知識かな。あと一枠はちっと考えている。

  5. サフィラ・アズラク・ヴォルファング

    にゃ!サフィラだよっ!よろしくねっ! そしてここはどこぉぉぉぉぉぉ!!!!(こだま) まずは休める所の確保は大事だねっ! 食料確保や水源探しのついでに手分けしてやってみるのがいいんじゃないかなっ? そしたらあたしもサバイバル知識と双波持って行って水源探しに役立てるねっ!

  6. アヴェラ・ウッチェロ

    アヴェラよ。よろしくお願いするわ まず安全な寝床確保なのは同意ね。 じゃあ私は看破と超聴覚、探波捜波で探索中心にするわ。 とはいえ、リオンハルトさんという護衛対象もいる事だし、全員で寝床探しは危険だと思うわ。 3班位に分かれて「海で護衛しながら食料確保」「寝床探しながら島の中を探索」×2班 という形はどうかしら。 メイド込みで11人、一班最低3人は確保できる形になるわね。

  7. ザザ=ステルヴィナ

    ザザ=ステルヴィナよ。今回は宜しくね。 班分けするのなら、私は「寝床探しながら島の中を探索」の方を希望かしらん? 森の中を探索しつつ、チャンスがあれば狩猟で食料確保を試みたい処ね。

  8. ネーヴェ・グラヌローザ

    班分けするのでしたら、私は「海で護衛しながら食料確保」に参りましょうか。護衛しつつ、漁スキルで魚を獲りたいと思います。 銛は持っていたことにしても宜しいのか気になりますが……最悪、素手でも獲れますかね。 良い寝床となりそうな場所が見つかりましたらお知らせ下さい。仮眠所も兼ねた見張り台を近くに作りたいと思います。 その際、一人では大変ですから、どなたかお手伝い頂けますと助かります。

  9. ストレガ・L・リベルガストラ

    では寝床探しながら島の中を探索するのだ。 薬草香草あればついでにとってくるのだ。

  10. コルネリウス・アーラ

    遅くなってしまいすみません。コルネリウスです、よろしくお願いします。 護衛と探索に分ける方針で了解です。 私は採取などを使いながら食料確保をしようかと考えていますので、寝床を探しながら島の中を探索します。 見張り台を作るときはお手伝いもしますね。

  11. シグルド・オルセン

    んじゃ、「海で護衛しながら食糧確保」の方に行こうか。 武器は持ってけるみたいだから、俺の槍を貸すこともできるぞ。銛代わりにならんかな。もしくはサバイバル知識で適当な流木を削って銛にするとかな。 あと海岸を歩く際に船が通りやすそうな波の穏やかな場所やそこに救難のメッセージが書けるかどうかも調べよう。 ついでに見張り台作りも男手として手を貸そう。 そうだな、サバイバル知識の他にはショートスリーパーでほぼ寝ずの番といこうか。俺以外に1人ずつ交代で番をすればそこそこぐっすり寝られるんじゃねぇかな。 それと2日目以降は1人か2人、交代で救難メッセージの周囲で活動するべきだろう。声を出さなきゃ遠すぎて見えない、とかもあるだろうし。

  12. マリイ・パルティス

    すみません遅くなりました! マリイと申します、よろしくお願いしますね。 私も森での活動を中心に動こうかなと思います。他の方と同じでサバイバル知識で「寝床探しながら島の中を探索」に回ろうと思います。 狼もいるので餌は確保しないとご迷惑でしょうし。その分もふもふで暖かいので夜寒い方はどうぞ! 船に知らせるならば、雨天時は難しいですが焚火とかで狼煙とかもありでしょうかね。

  13. バンビ

    ハイスピードキャスターのバンビですわ。 方針は了解ですわ。 俺は探索一択で行く予定です。 こんな機会またとありませんので、いろいろな物を解き明かしていきましょう。

  14. ノックス・マグナ

    今出ている案をまとめてみました。 班分けは間違いがあるかもしれないのでおっしゃって下さい。 >班分け 敬称略 海で護衛しながら食料確保 リオンハルト(NPC) ザザ ネーヴェ シグルド 寝床探しながら島の中を探索 ストレガ アヴェラ コルネリウス マリィ バンビ ノックス >寝床 立地は水場の近くで魔獣が少ないところ 洞窟 or 木で造る 見張り台も欲しい >食料確保 海辺で漁 狩猟 採取 >救難メッセージ 船が通りやすそうなところに救難メッセージ 焚き火や狼煙 救難メッセージ付近で活動する人も欲しい >見張り番 一人ずつの交代制

  15. ザザ=ステルヴィナ

    >班分け えっと。私は「寝床探しながら島の中を探索」だから、修正させて頂くわねん。 海で護衛しながら食料確保 リオンハルト(NPC) ネーヴェ シグルド 寝床探しながら島の中を探索 ストレガ アヴェラ コルネリウス マリィ バンビ ノックス ザザ >エンタメ 枠に余裕があれば【舞踏】を持って行く予定よ。

  16. サフィラ・アズラク・ヴォルファング

    んー、探検行きたかったけど 海の方が人少ないっぽいからそっち行くね! 『たまたま』水着と水着スキルつけてた事にして海に潜ってお魚とか取ってこようかな? 海で護衛しながら食料確保 リオンハルト(NPC) ネーヴェ シグルド サフィラ 寝床探しながら島の中を探索 ストレガ アヴェラ コルネリウス マリィ バンビ ノックス ザザ

  17. ネーヴェ・グラヌローザ

    >シグルド様 槍を貸し出して頂けるとのこと、助かりますわ。 他人の装備を借りられるのか問題が御座いますから、サバイバル知識で銛を作って頂けるのも大変嬉しく存じます。 でしたら私は職人の道具箱を持って参りましょう。金槌とか鋸とか、何かしら便利なものが入っていそうな気がするのですよね、何となくですけれど。もし無くとも、武器で切れば宜しいでしょうか。 >救難メッセージ 雨天時はエンライトを使う、という手も一応御座いましょうか。 基本は焚き火や狼煙で宜しいかと存じます。

  18. シグルド・オルセン

    ん、銛に関しては大丈夫そうだな。工具箱もあるなら助かるよ。 救難メッセージについては、焚き火や狼煙という考えが多いみたいだが、俺としては火の番等のことを考えるとそれだけじゃ心許ないと考える。 どうせなら、ある程度太く長い木を一本、もしくは何本かを繋ぎ合わせた棒を砂浜に立てて、天辺には旗みたいに何か布を付けとくというのも提案させてもらうよ。 それなら寝床が遠い場合に雨天時にわざわざ浜辺に出てエンライトをする必要もないし。

  19. ノックス・マグナ

    >ザザさん 申し訳ありません。 修正ありがとうございます。 >救難信号 高い棒に旗を立てるのは良い案ではないでしょうか。 立てた後は人手が要らないというのは大きなメリットですからね。 しかし暴風雨の中では倒れてしまいかねないので、天気には気をつけたいですね。 棒の組み立てや固定は私が木工を持っていくのでなんとかなるかと思います。 >リネン布 今の所では旗に使えそうですが、旗に使ってもかなり余ると思うので他の使い道も決めたいです 私からは水の濾過、寝床の建材という案を出しておきます。

  20. ネーヴェ・グラヌローザ

    >救難信号 旗、良案かと存じます。 制作と固定なら建築土木でも何とかなりそうな気が致しますね。私は海班ですし、初日にささっとやってしまった方が良さそうですから、宜しければノックス様の代わりに請け負いますが如何でしょうか。 >リネン布 水の濾過と寝床の建材には是非使いたいですわね。 他に、タオル代わりとしても使わせて頂けると嬉しいでしょうか。 後は木材や食材の運搬にも使えると有り難いです。どこで調理するかにもよりますけど、調理場まで運ぶ必要があると思います。

  21. コルネリウス・アーラ

    サフィラさんが探索希望でしたら、私が海の方に行きますので交代しましょうか? スキルも活用すれば海での食料確保もしやすくなりますので、私はそのように動けたらと思います。 >救難信号 旗を立てるのは私も良案だと思います。 ノックスさんのおっしゃるように、位置と倒れないように気を付ければ良さそうですね。

  22. アヴェラ・ウッチェロ

    >班分け ありがとうございますわ。 わたしの認識とは相違ないですわ >救難メッセージ 旗、とてもいい案だと思うわ もちろん、浜辺が近ければエンライトもいい案だと思うわ。暗いと目立つだろうし >リネン布・葡萄酒3樽 濾過に建材、タオルとしての使用はいい案だと思うわ わたしは葡萄酒の「樽」の方を使おうと思っているわ 昔、「樽を組み合わせて蒸留水を作る」というのを見た記憶があるわ。 懸念点は燃料が結構必要な事なのだけど、森もあるみたいだし、燃料は心配いらなさそうだわね

  23. マリイ・パルティス

    とと、まとめありがとうございますー。 旗とか> 確かにこれなら目も離せてよさそうですね。 と、そういえば裁縫道具を持っていますので、ハサミや針は入っているかと。糸も入ってると思いたいですが、念のためロープも持っていこうかなと思いますが。 旗に限らず必要なときはどうぞ使ってくださいな。 あ、もう一つのスキルは裁縫にして寝床づくりとかのお手伝いができたらなーと思います。 そういえばメイドさんとお坊ちゃまさんにも何かお仕事をお願いした方が良いでしょうかね。 緊急時に何もしないというのも結構苦しいと思うので。

  24. サフィラ・アズラク・ヴォルファング

    にゃ?コルネいいのっ?(かくり) じゃあ探検の方に行こうかなっ♪ >救難メッセージ 旗の他に狼煙上げたり、何か光るものでアピールしたりするのもいいかもねっ! >水のろ過 えっと、確か砂とか砂利で濾すっていうやり方もあったよね? 樽の底を開けてリネン布で覆って「砂・砂利・石」の順番で詰めるとろか出来るはずだよっ!

  25. サフィラ・アズラク・ヴォルファング

    にゃ!班分けこうしーん! 海で護衛しながら食料確保 リオンハルト(NPC) ネーヴェ シグルド コルネリウス 寝床探しながら島の中を探索 ストレガ アヴェラ サフィラ マリィ バンビ ノックス ザザ

  26. ストレガ・L・リベルガストラ

    メイドの方は生活魔法あるし、手斧もってるから火起こしと薪作りについてあてにしてるのだ。 ぼっちゃんにも薪作り手伝ってもらうなどするといいかもと思うのだ。

  27. シグルド・オルセン

    ん、じゃあ旗は深く穴掘って立てて、石とか積んで補強しとこうか。 薪はどうだろうなぁ。燃料が足りなさそうならでかい木を切り倒して作るしかなさそうだが、こういう時にすぐ使えるのは小枝とかだから薪割りはそこまでいらない気がするな。

  28. ネーヴェ・グラヌローザ

    大きい木材は寧ろ、見張り台を作る時に役立ちそうですわね。 サトカグラ様(メイド)には寝床となる場所を見つけた後、木を切って建材を用意しておいて頂けると有り難いでしょうか。 リオンハルト様(ぼっちゃま)に小枝探しを手伝って頂く、というのはいかがでしょうかね。

  29. ノックス・マグナ

    反応が遅れて申し訳ありません。 >ネーヴェさん 旗の件了解です。よろしくお願いします。 >メイド 確かに木を切って貰えると助かりますね。 >個人行動 私が何をするかを言っていませんでしたね。 私は食べられそうな植物の他に、紐に使えそうな麻や蔦を中心に集めようと思います。

  30. ストレガ・L・リベルガストラ

    NPCの動きそれでよいと思うのだ。 メイドは建材作成、ぼっちゃんは枝等の採取で大まか示しておくのだ。 私も行動言ってなかったのだ。 拠点探し終わったら薬草香草採取しつつ獣狩りしてくるのだ。 獣の解体は時間かかるから早めに戻ってきて解体と調理の時間を確保するのだ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0