逆鱗にふれたもの

おおくまねこ

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シナリオID:1276

オープニング

●マナズィールの帰路にて
「失礼。宿を取りたいのだが」
 その晩、村唯一の宿屋を訪れたのはリザードマンの二人組であった。二人揃って無骨な鎧に身を包んだその姿は、いかにも武者修行を彷彿とさせる出で立ちであった。見ようによっては、ならず者にも見えるかもしれないが。
「おやまあ! リザードマンのお客さんとは珍しい! あら? アンタ達、三年ぐらい前にもウチに泊まりに来なかったかい?」
 女将が目を丸くして大声を出すと、リザードマン達は顔を見合わせた。
「ああ。確かに俺と先生は三年程前にここに来た事がある。だが、まさか覚えてくれていたとは。正直驚いている」
 年若い方のリザードマン、レギオスはぽりぽりと頬を掻きながら女将に返答した。そう、二人は確かに三年前にもこの宿を訪れたことがある。二人は三年間の武者修行(マナズィール)の荒行を終え、故郷へと帰る途中だったのだ。故郷であるドギワ族の里へ繋がる街道沿いにこの村が位置する為、行きと帰りにこの村に立ち寄ることになるというわけである。
「何を言うんだい! そのカッコイイドラゴンみたいなお顔と、金ピカの綺麗な鱗は一度見たら忘れはしないよ! アンタ達、『まなずぃーる』はちゃんと出来たのかい?」
 そう言えば、三年前にも旅の理由を聞かれたな、と思い出し、二人は苦笑した。
「ええ。レギオスは三年前とは比べ物にならぬほど強く、逞しくなりました」
 壮年のリザードマン、ラオシャは微笑みながら答えた。
「そうかい、そりゃよかった! さて、今夜は御馳走を用意しないとね! おい、父ちゃん! アギト! 二名様ご案内だ! 急いで準備しな!」
「おう! がってんでい!」
「任せろ! 母ちゃん!」
 女将達はばたばたと騒がしくしながら、二人を迎え入れる準備を始めた。
「とても、気立てのいい女将さんですね」
「そうだな。暖かな魂を感じる。今夜はゆっくりと休めそうだ」
 大騒ぎしながら部屋を用意してくれる宿屋一家を眺めながら、レギオスとラオシャは微笑みを交わした。

「女将さん、世話になったな」
「割引までして頂けるとは……かたじけない」
「いいんだよ! リピーターは大事にするものさ。さあ、早く故郷に帰って父ちゃんと母ちゃんに元気な姿を見せてやりな! ついでにウチの宿も故郷で宣伝してもらえりゃ最高さ!」
「なるほど。商売上手ですな!」
 二人は朗らかに笑った後、女将にぺこりと頭を下げて宿を後にした。
 ……。
「このペースなら、今夜はまた人里で宿を取れそうだな……どうした、レギオス」
「先生。何か、聞こえませんか? まるで、雄叫びのような……」
「……? ! レギオス! あれを見ろ!」
 ラオシャの言葉にレギオスが峠道を振り返る。すると、一時間程前に二人が後にした村から狼煙が上がっているのが見えた。不吉な予感を感じた二人は急いで村へと戻った。

●
 急いで山を下り、道を引き返した二人が見たものは無惨に荒れ果てた村の姿だった。恐らく野盗にでも襲われたのだろう。既に逃げ去った後なのか、下手人の姿は見当たらなかった。
 二人が宿に踏み込むと、女将と旦那は我が子を庇うように折り重なって死んでいた。
 レギオスはまだ温かい女将の亡骸の目をそっと閉じさせると、決意を込めた表情でラオシャへと告げた。
「――先生。故郷に帰るのは、少しだけ待ってもらえませんか。俺のマナズィールはまだ終わっていない。最後に、やるべきことができた」
「無論だ。ここを襲った連中は我らの逆鱗に触れた。仇を討たぬはドギワ族の名折れよ」

解説

舞台:ディズル大湿原北部にある峠 目標:街道沿いに出没する山賊達を討伐し、宿屋の女将達の仇を討つ。 依頼人:リザードマンの武人、ラオシャとレギオス ラオシャとレギオスはドーリ村を襲った連中が近くの山を根城とする山賊であることを突き止めました。彼らは万全を期す為、冒険者達にも協力を要請する為、ギルドに依頼を出しています 二人のリザードマン達に協力し、山賊達に然るべき報いを与えましょう! なお、山には危険なクリーパーも棲みついています。真正面から山に突っ込むと、本番前に消耗してしまうかもしれません。 ●登場NPC ラオシャ(42) クラス:ウォーリア LV30 レギオスと二人で武者修行の旅をしていたベテランリザードマンです。武器は戦槌です。鱗は青色です。 レギオス(18) クラス:ウォーリア LV15 ラオシャに師事し、武者修行の旅をしていた年若いリザードマンです。槍使いです。鱗は金色です。 サマンサ山賊団×30 女盗賊サマンサを首領とする山賊団です。最近、ドーリ村の近くの山中にあった廃棄された砦に棲みついたようです。各クラスの授恵者が最低一人ずついます。砦は破壊しても問題ないですが、山に火を放ったりして著しく環境破壊をすると後で領主から苦情が来る為、最終評価が下がります。 クリーパー「アーマーベア」 山賊達とは関係なく、山に棲みついている熊に似た中型クリーパーです。嗅覚で授恵者の気配を感知し、襲い掛かってきます。凶暴なクリーパーですが、盗賊達は接触を避ける方法を知っているようです。ちなみに魔獣と違い、中型・大型クリーパーは同一個体が殆どいない為、文献から生態を調査することは難しいでしょう。依頼人の二人もアーマーベアについては知りませんが、「危険なクリーパーが出るらしい」という所までは情報を掴んでいます。 物理攻撃力:300 物理防御力:200 回避:80 命中:220 生命力:500

マスターより

こんにちは。おおくまねこです。今回はリザードマンの文化である『マナズィール』(ワールドガイド:ディズル大湿原の歴史より)にスポットライトを当ててみました。学乱のやつは……あれは少女が見た妄想なので。 やることは単純な山賊退治です。リザードマンの授恵者二人が確定戦力の為、募集人数は少な目ですが、ご興味がありましたらよろしくお願いいたします。

リプレイ

●アベンジャーズ
「冒険者達よ。よくぞ集まってくれた」
「どうか我々の仇討ちに力添えをお願いします」
 依頼人のラオシャとレギオスは冒険者達に一礼した。
「命まで奪う賊は許せないね……ボクたちも仇討ち手伝うよー」
「悔しい話ですね……ぼくは真面目に生きる人が報われる世界で有って欲しい。そう思えたから、この力を使うと決めました」
「ああ、悪逆非道の山賊たちに報いを与えてやるとしよう」
 アルマ・ヴァレンタイン、エヴァン・ピオネロ、セリオス・オーガスト。彼ら三人は義憤により、この竜人(リザードマン)達に力を貸すと決めた者達だ。
「仇討ちと言うけど殺すの? 捕らえるの? おすすめは殺すだけど。根切りにしてしまうと彼方からの復讐もない、手加減や狙いを甘くする必要がない、生捕りにしても腐敗有れば逃げられるし、何より投獄時の生活に税とか使われたりしてると無駄でしょ」
 普段と同じトーンで依頼人達へと問いかける竜人サイラス。彼も山賊への認識は他の冒険者達と同じく非常に厳しいが、彼の場合、この問いかけは義憤というよりは仕事の効率を意識したものだろう。捕縛前提で戦うとなると対応が大きく変わってくるので、出発前にそこはきっちり確認しておきたいのだ。
「我々は殺すつもりで戦うつもりだ。先生はともかく、俺は命の遣り取りで手加減ができるほど武術を極めてはいない。武人故、命乞いをする者の命までは奪うつもりはないが。お前達の戦闘方針については、各自の判断に任せよう。ちなみにこの辺りの法律だと、強盗殺人は基本死刑らしい」
「わかった」
 レギオスの言葉にサイラスは頷いた。他の者も、異存のある者はいなかった。

●山賊の住処へ
 冒険者達は二人の竜人の案内の下、山賊の根城があるという山のふもとまで来ていた。
「山賊達の根城の場所は掴んでいるのですが……どうやらこの山には凶悪なクリーパーが出没するようなのです。普段なら、喜んで戦うのですが」
 ラオシャが溜息をついた。
「クリーパーか。途中で鉢合わせしたり、山賊との戦いに乱入されると厄介だな」
「できれば戦いは避けたいね。ボクが耳でがんばってみようか」
 セリオスが答えると、超聴覚を持つアルマが言った。
「獣避けに、匂いも消した方がいいかもしれませんね」
 今度はエヴァンだ。冒険者達はその生業上、野外での索敵にも慣れている者が多い。今回集まったメンバーも、大なり小なりそういったスキルや技能を持っているようだ。
「わかった。では極力気配を殺してこっそり近づく方針でよろしく頼む。砦に近づく前に山賊達に襲撃を感づかれるわけにはいかないからな」

●砦を目指して
 冒険者達は泥や草を纏うことで匂いをカモフラージュし、姿勢を低くして慎重に進んだ。
「あ、あっちになんかいるかも。クリーパーかどうかは分からないけど」
「俺にも聞こえた。迂回した方が良さそうだな」
 セリオスとアルマは超聴覚をレーダーとして用い、クリーパーらしき生物との接触を避けようと努力した。
「囮も用意しておくね」
 さらにアルマはあちこちに迷宮産お肉セットをばら撒き、その辺の草の匂いをつけたりしてデコイにした。そういった努力の甲斐あってか、冒険者達は件のクリーパーと出会うことなく、山賊達の砦まで近づくことができた。

「こっち、人の足跡があります。きっと近いですよ」
 罠を警戒し足元を見ながら進んでいたエヴァンが言った。冒険者達は歩幅を小さくし、より慎重に先へと進む。
「見つけたぞ。山賊の砦の方だ」
 ホークアイを持つセリオスは山賊の砦を一早く発見した。切り立った崖に位置する、ぼろい木製の砦だ。前から攻めれば、後ろには逃げられないだろう。授恵者でもない限り。
「中は……単純な造りだな。ほぼ廃墟っぽい。トラップとかなさげ。数は……たぶん情報通り三十ぐらいだと思う」
 サイラスは透視が使えるギリギリの距離まで砦に忍び寄り、砦の中の様子を報告した。
「では予定通り、外におびき寄せましょう」
 ラオシャは声を小さくし、自分達にだけ聞こえる声で言った。
 
 冒険者達は不用意に近づかず、待ち伏せに適した場所を探し、事前に用意した策の準備にとりかかった。
「この枯れ木ならちょうどいいだろう」
 セリオスは集めてきた枯れ木を地面にどさりと放った。
「これも発煙に使えますかね?」
 エヴァンはサクサクと、たき火の隙間に取ってきた木を刺した。
「火打ち箱も用意してあるよ!」
 たき火を組み上げたアルマは小さな箱を取り出し、合図を待つ。
「エヴァくんー、フォロー頼りにしてるからねー?
(守ってもらう側もたまにはー……ね)
 アルマがエヴァンににっこりと笑いかけると、不意を打たれたエヴァンは「う、うん」と答えた。
「始めるぞ」
 セリオスの合図と共にアルマがたき火に着火した直後、セリオスはたき火に向けて濃煙炸弾を放った。たちまちもくもくとエーテルの煙がたちこめる。冒険者達が行っているのは、山火事を装い、山賊達をおびき寄せる作戦である。

「火事だ! 誰か様子を見てこい!」
 すぐに山賊の声が山に木霊した。

●戦闘開始
「まずは一人だ」
 煙を見て寄ってきた山賊は即座にセリオスに射殺された。
「おい、あそこに敵がいるぞ! 一人殺された! 野郎共、出会え、出会え!」
「チ、気付かれたか」
 セリオスは舌打ちする。冒険者達には知る由もないが、山賊達はエーテルリンクした栗鼠を見張りとして置いていたのだ。セリオスが様子を見に来た山賊を射殺する姿を、シューター山賊はしっかりと目撃していたのだった。 
「来るぞ! みなさん、よろしく頼みます!」
 ラオシャの言葉を合図に、冒険者達は武器を構えた。
「レゾナンス・オブ・ヴァローだよ! みんな頑張ろう!」
 アルマは支援魔法を仲間達にかけた。直後、全員が一斉に動き出す。
「数が多いな」
 セリオスは煌めく光の矢を放ち、山賊達を三人ほどまとめて吹き飛ばした。三人の中には授恵者も混ざっていたのだが、セリオスと実力差があることには変わらず、非授恵者と共に致命傷を受けて地に伏した。
「ようやく会えたな。あの村を襲った罪、その命で贖(あがな)って貰うぞ!」
 ラオシャはここに来るまでの落ち着いた様子とは一変し、獰猛な竜となって山賊達の一団へと飛び込んでいった。
「チッ! 敵襲だと!? あの村の連中に生き残りがいたのかい!? 何人いる!?」
「分かりません! 奴ら、土や草で姿を隠してやがる! とりあえず金色の鱗のトカゲがいます!」
 冒険者達がクリーパー避けの為に行った迷彩は、図らずも山賊達にも効果を現した。砦の上から冒険者達まではそこそこ距離があった為、冒険者達の姿は自然に溶け込んでいたのだ。
「なんだと!? 領主お抱えの特殊部隊……んなわけねーな。冒険者か」
 砦の外壁に姿を現した女首領サマンサは舌打ちした。本人は降りて戦うつもりはないようだ。部下をけしかけて様子見をする構えだ。
「……だいたい三十人ぐらいかな。弓兵が砦の上に五人。たぶんあの女山賊がボスですね……!」
 天眼で賊の位置を把握したエヴァンは、砦の上で指揮をとっている首領に狙いを定めた。見た目では非授恵者と授恵者の区別は付きにくいが、もし授恵者がいるならば、ボスがそうである確率は高いからだ。
「あそこなら、ここからでも届く! 食らえ!」
 エヴァンは長杖を砦の外壁へと向けた。精神の集中と共に紅蓮の火球が杖から放たれ、外壁に立っていたサマンサの手前で炸裂した。
「ぐげえ!」
「がふっ!」
 外壁上が爆炎に包まれ、たちまち弓兵達の悲鳴が上がる。
(ボスは!?)
 爆炎の中で、女の影が動くのが見えた。弓兵は一掃できたが、どうやらボスは仕留め切れなかったようだ。
「あれがボスだな。……ここじゃ届かないか」
 サイラスは衝撃刃でサマンサを狙撃するべく、砦へと距離を詰めた。まだ届きそうにない距離だったので、代わりに一番近くにいた山賊に衝撃刃をお見舞いし、一撃で絶命させた。
「クソッ! 舐めやがって! 喰らえ!」
 砦の外壁に立っていた魔術師らしき男が、アルマに向けて魔矢を放った。だが狙いが甘い。アルマは飛来した魔矢をひらりと躱した。
 残りの山賊達は飛び道具を持っていないのか、砦の内側に逃げ込もうとしているサマンサ以外の山賊達は走って冒険者達へと距離を詰めた。
「逃がすか!」
 サマンサが逃げ出そうとしている気配を察知したセリオスは、鋭射を放った。サマンサは砦の外壁を盾に矢を躱そうとしたが、矢は外壁の石を抉り抜け、サマンサの肩へと突き刺さった。
「ぐっ……!」
 矢を受けたサマンサはふらりとよろめいたが、その場に踏みとどまった。サマンサはよろよろと砦の内側に向かって歩いて行く。
「一人も逃がすもんか!」
 アルマは叫びながら、レギオスに輝刃をかけた。
「ボスが逃げようとしてます! 誰か、あいつを……!」
 エヴァンは仲間達に警告しながらタイダルストリームを放ち、魔術師を吹き飛ばした。これで、外壁の上の敵は一掃された。
「逃がさんぞ! ジャマだ!」
 チャージングで加速したラオシャは山賊達を薙ぎ払いながら、砦の入口を目指して進む。
「おのれ、逃がさん!」
 レギオスもチャージングで加速し、師匠が空けた突破口を通り、砦へと距離を詰めた。
「くそ、角度がギリギリだけど……!」
 サイラスはぼやきながら、衝撃刃を放った。高身長のサイラスを以てしても届くかギリギリの角度の、サマンサ狙いの衝撃刃。放たれた弧状の衝撃波は砦の上のサマンサの背へと迫る。
「なにっ……! ぎゃあああああ!」
 サイラスの衝撃刃はなんとかサマンサに届き、見事にその体を胴斬りにした。
「よし、首領はサイラス殿が仕留めました! 後は雑魚だけです!」
 ラオシャが叫び、冒険者達も続いて雄叫びを上げた。

●浅ましき山賊達
 所詮は弱者からの略奪を生業とする者達か。山賊達はあっさりと冒険者達に蹴散らされ、僅かに生き残った者も武器を捨てて投降した。
「お願いします! どうか命だけは!」
 降伏した三人の山賊達は地に頭をこすりつけ、冒険者達に命乞いをした。
「貴様らぁッ!」
 レギオスは力一杯山賊の一人を殴りつけた。ラオシャも冒険者も、それを止める者はいなかった。
「反省してます! これからは心を入れ替えて真面目に働くんで、どうかお願いします!」
 残り二名になってしまった山賊達は震え上がりつつも、全く心に響かない命乞いを続けた。レギオスは少し冷静になったのか、ラオシャと共に黙って怒りに身を震わせていた。
「降伏勧告をした覚えはないが?」
 ギロリとセリオスは山賊達を睨み付けた。虎のような鋭い目で射すくめられ、山賊達は「ひっ」と小さく悲鳴を上げる。
(うわードン引きだあ)
「村人さん達を皆殺しにしといてそんなこと言うんだー……この子に聞くまでもなく”有罪”だよ?」
 アルマは油断なくニッコリ笑顔のまま、十字架の角で山賊を殴打した。手加減はしていない。兜が頑丈だったのか、殴られた山賊はなんとか一命は取り留めていた。
「降参は信じません……こう言う人に隙を見せてはダメと教わりました」
 エヴァンはスッと杖を構える。
「腕か足へし折って街まで連行すればいいんじゃない。命乞いしたらその場では殺さん、てのが依頼人の希望だし」
 背中にどっちゃりと刀剣類を背負い(山賊のものを拾った)、サイラスは肩を竦めた。
「ええ、それで構いません。手間をかけますが、こいつらを街まで連行するのを手伝って下さい。後の事は人間達の裁きに任せます」
「分かった。では、後片付けをしたら山を降りよう。帰りにクリーパーと出くわすと面倒だ。帰りも目立たないようにしなければな」
 セリオスの言葉に、皆は頷いた。

●エピローグ
 冒険者達は噂のクリーパーとは出会うことなく、無事に人里まで下山した。捕らえた二人の山賊達は町の役人へと突き出され、投獄された。彼らは厳しい取り調べを受けた末、死刑台に登ることになるだろう。これで、ラオシャとレギオスの仇討ちは終わったのだ。

 付き添ってくれた冒険者達と共に女将の墓参りをした後、レギオスが言った。
「冒険者達よ、感謝する。お陰で女将さん達の仇を討つことができた。これで、あの人達も浮かばれるだろう」
「ありがとうございました。失われた命は戻りませんが……村の人達の無念も少しは晴れたことかと。これでようやく、我々はマナズィールを終えることができます」
 ラオシャはにっこりと微笑んだ。
「力になれて良かった。亡くなった人達もゆっくり眠れるといいね」
 アルマは竜人達に向けてにっこり笑う。
「レギオスさん。ぼくは大叔父にご指南を頂く為に旅に出たのですよ。マナズィール……似てますね。お互い大人を目指して頑張りましょう」
 エヴァンは別れ際にレギオスに右手を差し出した。レギオスは鱗の生えた大きな手でその手を握り、初めて笑顔を浮かべた。
「ああ。修行の為の旅(マナズィール)だったが、色々な出会いがあった。彼らやお前達冒険者との魂の交流に恥じない為にも、俺はもっと強くなろう。エヴァン。お前の旅にも、幸運があることを祈っている」

マスターコメント

盗賊団は全滅し、敵討ちは無事に果たされました。結果は大成功です。強敵であるクマのクリーパーと戦闘にはなりませんでしたが、依頼の内容とは直接関係はないので、今回は不問としております(盗賊を一人も逃がさずに殲滅させることができるかどうかが判定のキーポイントでした)。お疲れ様でした!
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:多い4 / 4〜4人

2021年08月21日 23時45分48秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. No.1

    サイラスだ、よろしくなー とりま 付け火するか否か するなら延焼対策、しないなら捜索手段と範囲攻撃が欲しいかなと。 クマ除け 嗅覚だから匂いを誤魔化すとか? 立ち回り 何人くらいいるかPLしか知らない。ので逃さず全員倒す為の立ち回りとか、全クラスの受恵者一人以上居るので回復とか遠隔攻撃とか、下手するとペット使って仕掛ける奴もいそうだなと この辺りどうするかかなと 盗賊のアジトは土地調べるとかすれば廃棄された砦の情報手に入るかなと 熊の方はスキル枠一つ使うけども二手番あれば俺一人でもいけると思う。

  2. エヴァン・ピオネロ

    キャスターのエヴァンピオネロです。ヨロシクですよー! サイラスさん、相談の必要な点をありがとう…です! ・火は付ける気はありません。考えても居ませんでした。 ・クマ除けはまだ思いついてませんので…保留で。 相手の情報ですが、ラオシャとレギオスさんがある程度調べてくれてるので 住処、授恵者が居る事、30名な事はPC情報の前提で動いて良いと思ってます。 >真正面から山に突っ込むと、本番前に消耗してしまうかもしれません。 と言う事なので、隠れながら砦に接近して奇襲をかけのはどうでしょう? >クマ 奇襲をかける前に見つけたら先に戦うしか無いですね。 基本は別々に対処したいですが ……最悪の事態として、両方同時に戦う事を想定して進めたいです。 >熊の方はスキル枠一つ使うけども二手番あれば俺一人でもいけると思う。 頼もしいですー! これは、戦い方のイメージですが…リザードマンのお二人は山賊討伐に来てるので もし両方同時に相手にする事に成ったら サイラスさんはクマへ、リザードマンは山賊へ ぼくは識別範囲魔法が打てるので、頭数の多い山賊へか、状況によって両方纏めて相手をするの…かな?と、思ってます。 山賊側は、ヒーラー→キャスター→シーフorシューター→ウォーリアの優先順に倒そうと考えてるのと…相手も同じ事を思うでしょうから アルマさんを守るのと、自分の身はエーテルバリアで保護しようと思ってます。 (山賊側を倒す順とか、変更しますので言ってくださいねー)

  3. エヴァン・ピオネロ

    連投で、ごめんなさい…です。 アルマさんを守ると話しましたが、アルマさんはぼくよりお強いので アルマさんの"フォロー"を意識して動こうと思ってます。 クマ除けは…嫌な臭いとかでしょうか? 例えば鼻をおかしくするほどに強い香水とか、キツイハーブの香りとか? ん……もう少し考えますね。

  4. アルマ・ヴァレンタイン

    ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー。 相談点のまとめとかどうもありがとー。 >火付け その後の対処も考えるとちょっと難しそう? 砦の場所は割れてるしいちおう罠も警戒しながら接近して奇襲とか? それなりに手馴れてそうだし見張りがいるならサックリ沈めないとだね >クマさん 臭いの強いものー…ベタだけど香水とかー…最近とどいた干物セットなんかもあるよ 超嗅覚とかあれば盗賊側の対策が分かったりするのかな?(ボクはとってないけど…) 最悪は戦闘を覚悟するとして、ステは開示されてるけど手札が気になるー さすがに標準難度だし開幕から倍率乗せての「死ぬがよい!」はないと思うけど… サイラスさん一人で受け持つ場合でも念のため支援をかけさせてもらえればと >倒す順番 対授恵者だと戦闘不能にしても起こされるかもなので、エヴァさんの順番でよさそう? それなりに防御は固めていくつもりけど、フォローたよりにしてるねー?(チラッ …えっと、場合によっては首領を真っ先に片したほうが混乱を誘えるかも?くらい

  5. No.5

    ウォーリアがNPC除くと一人だけだからカバーとか考えたいけどなー。 負荷かけて何かあると怖いし。 まあ熊除けにはこの場合臭いよな。嗅覚で索敵してるし。 後状況的に前衛NPCになりやすいしそっち優先目でなー。盗賊団接敵より前とかならみんなで囲んで叩くとかでもいけるし

  6. エヴァン・ピオネロ

    恐らくですが、NPCウォーリアさんに こう言う動きもして欲しいって形で提案できると…思うのです。 これは例えばですが、仲間のカバーもお願いしますとか ドラチャリで、相手のウオーリアを隙を見てブッ飛ばして下さい…とか。 なので、綿密な動きはサイラスさんがしてくださるのが良いですが ザックリとした作戦(指示)で済むものはプレ内に記してNPCにお願いしてみませんか? >クマ 香水…イケルかもですね。ダメでも戦うのは確定なので……試しちゃいますか。 流れとしては、砦に隠れ接近、奇襲。 クマ・盗賊と、どちらでもバレたら手分けして抑え 盗賊→熊、或いは同時進行で戦うって認識で良いですか…ね? 首領(指示役・参謀)は出来るなら先に潰したいです。 どうも……ぼくの中のイメージが、首領=ウォーリアなので、自然と最後にしてました。 >フォロー キャスターはキャスターなりやり方があると思うので…頑張ります!

  7. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、遅くなったがシューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず真正面から行くと向こうのが数も多いし、厄介だから絡めてを取りたいところだな。 個人的に考えてるのは火つけるのはまずいがそれっぽく見せかけて混乱させるのはありだと思うので、小さい焚火レベルの火は起こしつつ濃煙炸弾とかで煙の水増しさせて火事だと誤認させて混乱とかどうだろうか。 むろん見張りとかいるならそれを排除してからだろうが 熊は今のところ言われてるように匂いをどうにかすればとは思うな。香水でなくても山にある植物をつぶしてそのにおいを付けるとかでもいいし、あとは風上を避けて行動するとかな あとはまあ楽観論だとは思うけど熊を連れたまま砦に向かって熊と盗賊で乱戦させるとかもあるな、まあ難しいだろうが。

  8. No.8

    NPCに関しては他の人にお任せよー。というかぶっちゃけNPCに何かしてもらうのあんまり相性良くないし。 熊のは新鮮な肉とか袋に入れて適当なとこに放り投げておく(餌)とかもありかな 多分対策の関係で盗賊と乱戦は厳しそうだなぁ。 後は最初から誘き寄せるならフェロモンもあるけど。 まあ正直熊は盗賊やってからとかのがマシやね。依頼終了だろうけど。 エリアサイレンスは結界位置が固定臭いから潜伏とか難しい今回は使いづらい、変装は変装先分からん、つか人間多そうだから難しいか、ってなもんでサバイバル知識とか透視とかの無難なの持ち込めばいいかね ボヤに関してはなんか燃えるものとランタン投げ込むくらいしか手伝えないかなと。それか初動死ぬけど幻影?動かないからこっちも怪しいが。

  9. アルマ・ヴァレンタイン

    相談進行と作戦案どうもありがとー そういえば本題はNPCさん達の仇討ちのお手伝いだもんね そこは支援とか回復でしっかりみるように気を付けるねー 盗賊への誘導は敵の授恵者に食いついてくれるかもだけど、対策破らないとだね… 四つ足走りだと移動力ありそうなイメージだし誘導も距離を保てるかどうか 結局先に倒しちゃうか餌に誘導とか匂い対策して回避に努めるかなんだけど悩ましい… 餌のお肉ならバラまけるよう量だけはいっぱいあるお肉セットもっていくねー あと火事に誤認させるのは面白そう、確認にこないわけにもいかないだろうし? 焚き火を組むとか場を整えてからなら延焼もしにくいだろうしー… ちなみに確認に出てきた敵を待ち構えて倒して総数を削るのと(お代わりも狙う?)、 迂回して数の減った砦を奇襲(強襲?)しにいくのとどっちがいいのかな

  10. エヴァン・ピオネロ

    >小さい焚火レベルの火は起こしつつ濃煙炸弾 数百メートルほど離れた位置で枠組みを作り(←火災用心) 狼煙を上げる要領で濃い煙を風下(砦)に流せば 山火事か?と騒ぎに出来そうですし、確認に近づいた順に叩けば数の不利が補えますね。 能力者も単独で顔を出してくれるなら狙いどころかと。 確認に出た者が戻らない=罠と気付かれるタイミングで砦襲撃はどうでしょう? 流れはともかく、焚火自体は反対が無いようですから セリオスさんの方で記載をお願い出来しても良いですか? 個人は…煙対策にマスクとサーマルアイが良いですかね?(予定) NPCに関しては任されましたーー! 作戦に沿い行動の前提で、仇討と同行のフォローで記載します。 クマを乱入は、ぼく達の手間を増やす事に成るので出来たら避けたいですが… 結果的に途中乱入とか、連れたまま砦に向かう事に成ったら 熊の鼻に香水を瓶ごとぶちかけて鼻を不能にしようと思います。 そうすれば、少なくとも、賊にとっても敵に成りますよね? 自分の体は泥や草の汁で匂い消しを兼ね汚して備えます。 お肉の持ち込みとかはお任せしますね 賊が先か、クマが先か…悩みました… クマが先ですと山を探す事からに成るのと、能力不明でスキルを使い切る恐れもある事。 メインは賊で、砦位置も判明しますので…賊から行きたいです。

  11. No.11

    熊は臭い誤魔化し。サバイバル系とか土?系の匂いで。いざとなれば香水叩き込んで鼻潰す。理想は賊の後に殺す。 付け火騒ぎで混乱させる、見張り排除の混乱も載せて狙う? 頭狙い優先。能力者なんかも早めに 雑にこんな感じかな?

  12. アルマ・ヴァレンタイン

    あと一日~と半分くらいになったねー、相談とまとめありがとー 大まかな流れはまとめてもらったのに合わせる感じにするね 汎用は超聴覚で敵察知と、看破で罠とか待ち伏せ警戒 クマ避け対策の見破りはできたらいいなーくらいで

  13. エヴァン・ピオネロ

    >サイラス はい、そんな感じで居ます。 >見張り排除の混乱も載せて狙う? この部分はセリオスさんが想定されて居ると思うので、お返事待ちですね。 熊に香水叩き込みは、アルマさんが香水をお持ちなのでお願いしたいです。 個人の汎用は天眼(確定)とサーマルアイ(迷い中)です。

  14. セリオス・オーガスト

    <焚火 了解した。こちらで焚火を起こしつつ濃煙作弾で煙を上げておく。 <見張りの排除 焚火をやる場所にもよるが砦からやや離れてるなら見張りというか煙で様子を見に来たやつをつぶす形という認識であってるだろうか。

  15. No.15

    それでいいと思うよー? とりあえず組むけど仇討ち云々へのスタンスとかはまあ自由でいいよね。精神面は自由だし、とりま俺は遠慮なく煽るけど気にせんでなー

  16. エヴァン・ピオネロ

    <見張りの排除 はい、あってますー。 地形や砦の形状で山火事っぽい状況に出来る距離が変わると思うので その辺りの判断も含めてセリオスさんに一任で、お願いします…! 職的に砦や周囲の斥候は難しいので、せめて焚火の手伝いはさせて頂きますね。 >仇討ち云々へのスタンス ぼくもどちらかと言うと…煽ると思います!

  17. エヴァン・ピオネロ

    連投で申し訳ないです。 《山を根城とする山賊って事を突き止めた》のであって 砦に住んでいるのはまだ判ってないかも知れませんね…。 山を下調べする事も短くですが入れておくのと 《授恵者が"最低一人ずつ"います》と言う事なので、半数が授恵者…位の気持ちで挑もうと思います。 スキルは、アルマさんが超聴覚と看破を持ってくれてるので 天眼と透視(砦内の様子伺い)にしますね。

  18. アルマ・ヴァレンタイン

    香水部分もちゃんと入れてプレイングだしてきたよー 30人の団体様が雨露をしのげる場所ってところでアタリはつくかもだけど、 損にはならないし文字数がいければ下調べ入れておくのいいとおもうよー

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0