いつか辿り着く約束の日へ ―第8話―
広大野人
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オープニング
光芒の力を求めた者は『約束』し、それに光芒は応じた。
今となっては『約束』が何であったのか、当事者ですらも忘れているだろう。
けれど、いつかきっと『約束』に辿り着ける日が来る事を、その者は信じ願っている。それが100年後か、1000年後、あるいはもっと未来だったとしても、人々に想いが続いている限り――。
●
砦を抜けて襲い掛かってきたクリーパーの襲撃によるクナード・セルフォライド伯爵の戦死。
これを受けて、砦を放棄すべきと強く主張していた貴族は責任を取って私兵で砦奪還に赴くが……予想以上の反撃に遭い敗退。
危機的な状況に変わりはない事で、ここに至り、王国騎士イェルド・ルリンを隊長とする部隊が砦の攻略を任される事になった。
「お前から直接、志願してくるとはな」
街の義勇兵の中に、エクエスという名の剣士が混じっていたのだ。
この剣士が黒紫這者を引き寄せているのではないかと疑っていたのはイェルド自身だ。
だから、街が襲われた後、姿を消すと思っていた……ところが、力強い瞳の輝きを持って剣士は訪れて来たのだ。
「黒紫這者の狙いが私だとしたら、尚更、一緒に居た方がよくありませんか?」
「まぁ、街が襲われる可能性が低くなるからな……」
「砦には……沢山の黒紫這者が集まっていると噂で聞きました」
貴族私兵との戦いで数は減らしているだろうが、それでも数多くは残っているはずだ。
それらを全て倒し、砦を奪還しなければならない。
「……実はな、俺からお前には声を掛けようと思っていたんだ」
「?」
首を傾げる剣士が持つ抜き身の剣にイェルドは視線を向けた。
「偵察に向かった兵士の話によると、砦を占拠している黒紫這者の中に、鞘のような物を振り回す特殊な個体がみられたらしい」
「鞘……ですか?」
「疑問だったんだ。もし、お前がクリーパーを引き寄せるなら、なぜ、今まで砦は無事だったのかと。俺は塔自体に、何か仕掛けがあると思っている。だがな、もし、その仮定が正しかったとしたら、お前は塔から身動きが出来ない事になる。けれど、冒険者達が探した童話の中には、戦いに赴いた話がいくつもあった」
イェルドの視線は剣士の瞳ではなく、ずっと、剣に向けられていた。
「だから、鞘の話を聞いた時、閃いたのさ。その鞘がクリーパーを引き寄せる事を防いでいた物ではなかったのかと」
「黒紫這者の特異個体が現れたのは、鞘の中に残っていた私のエーテルに引き寄せられたから……と?」
エクエスの台詞にイェルドは頷く。
「討伐隊に加わるのなら、特異個体は任せた。鞘をどうこうするのも、お前の自由だ」
出発の日時が書かれたメモをテーブルに置くと、王国騎士は席から立ち上がるのであった。
●
ヴォーンの街は復興作業に追われている。当然の事ながら、さまざまな報告や許可を求める申請が領主に集まって来る。
「難民など後回し。それより商人への補償を最優先せよ」
女性執事フランセスは、難民からの陳情を持って来たメイドにそう告げた。
生きていても役に立たないもの――それがフランセスの難民に対する考えだった。
畏まったメイドが頭を上げようとしたその時だった。一人の少女の声が響いた。
「勝手な事をしないで下さい。フランセス」
質素ながらも威厳のあるドレスに身を包んだイルダが険しい表情で告げる。
フランセスは軽く頭を下げてから反論した。
「今はなによりも街の経済を最優先すべきかと」
「最優先すべき事は、命そのものです。難民も市民も商人も、分け隔てなく復興に尽力する。それが、私の意向です」
「それは建前です。お嬢さ――」
その言葉を途中でイルダが力強く遮った。
「私がこの街の領主です!」
「……畏まりました」
「それと、近いうちに、砦奪還の為に王国騎士が出撃します。私達も同行するので、フランセスはその準備をして下さい」
フランセスは頭を下げたままで応える。
けれど内心は馬鹿馬鹿しいと思っていた。イルダは、ほんの一か月か二か月前まで世間を知らない小娘だったのだ。
そんな小娘が適切な領地経営なぞ出来るものではない。
おまけに今回、砦奪還の戦いに参加するという。参加した所で、意味のない戦いだ。それで砦が手に入る訳でもないし、兵士も無事ではすまない。
下手をすれば自身も危険だと認識がないのだろう。
(いや……これは絶好の機会ではないのか。領主と同じように、突如現れたクリーパーに襲われてしまえば……)
黒紫這者の特性をフランセスは全て知っている訳ではない。
しかし、『群れ』で動いている事、『群れ』の注意を引けば、ある程度誘導できる事は知っていた。
(王国騎士の事だ。戦闘経験のないイルダを最前線に置く事はないだろう……背後から襲わせれば命を奪う事なぞ容易いはず。そうすれば、この街は私が一時的に預かる事になる……フフフ。いつまでもフォーゲンばかり目立たせても仕方ないからな)
女性執事の口元はニヤリと不気味に笑っていた。
●
輝く刀身を持つ剣を抜き身のまま腰に吊るし、剣士は難民居住区の端で腰掛けていた。
塀は崩れ落ちており、砦がある山がよく見える。
「冒険者さん、見張りありがとうね」
振り返るとそこには年老いた女性がいた。テンナという難民達の中心的な役割を担っている者だ。
その横には大工道具を担いだ老ドワーフも一緒だった。
「そこの塀も直さんとな」
「お手伝いします」
立ち上がった剣士に老ドワーフであるグダドワは手を突き出した。
「なに、これは儂の役目じゃ。冒険者には冒険者のすべきことがあるじゃろう」
「私がすべきこと……」
それが何かを剣士は分からなかった。
戦える事は分かっている。今は、砦を奪還する事。鞘を手に入れる事だとは分かっている。
けれど、そこから先の未来が描けなかった。果たして、自分自身はどこに居ていいのか……塔の中に戻った方が良いのだろうか。
悩んでいる剣士の横に、テンナがやって来ると、ゆっくりとした動きで腰を降ろした。
「私もこの歳だけど、今でもまだ悩むわ。グダドワもそうよね?」
「そうじゃな。年老いた身だと、何をしようも限りがある……だから、その中でやれる事をやろうと思うんじゃ」
「お二人には、すべきことがあるのですか?」
その問いにテンナとグダドワは満足そうに頷いた。
「私はここで待とうと思います。愛する夫が眠る地が、いつか取り戻せる日が来るまで」
「儂は見届けようかと思っておる。冒険者達がどんな未来に辿り着くかを」
そう思えるようになったのは、つい最近の事だが。
歳と重ねてからでも、人は変われる。そう知ったから。
「だから、冒険者さんも、あるはず。貴方のすべきことが。今は見えなくともね」
老女の言葉に剣士は改めて砦のある山を見上げた。
そこに答えがあるかどうか分からないけど、この人達の為に、今の自分が出来る事は分かったから――。
解説
マスターより
リプレイ
ヴォーンの街を出発した王国騎士イェルド・ルリンが率いる隊は、砦の近くまで登って来た。
小休止にハヤト=ガラン=ヴォルファングが足を止め、山裾を振り返る。
春頃、この砦に依頼としてやって来た。あの時、こんな事態になるとは、誰が想像できただろうか。
守っていたはずの砦を、今度は自分達が攻める事になっているのだから。
「婆さん、まぁ、見てろよ」
遠くに見える街に向かって呟く。
クリーパー共に奪われた帝国の地を、いつか必ず取り戻す。クリーパーに勝てる事を見せつける為に。
「さ~て、乗りかかった船だ。砦も奪還してやろうじゃねぇか!」
「気合を入れ過ぎて無茶するなよ……と言った所で、聞きはしないか」
不思議と嫌味には聞こえない台詞をセリオス・オーガストが告げた。
時には無茶をする必要だってあるものだ。
「……フォローは任せろ」
だから、セリオスはそう言葉を続けた。
擲人は射撃がメイン。それはただ撃つ事だけではない。戦況を見て、必要な時に的確な行動で、前衛を補佐できるからこそ、後衛職なのだから。
特異個体に対峙する冒険者の内、前衛に立つのはハヤトだけではない。
エミリア・シバも前に出るつもりだ。
「鞘に関しては、特異個体に残したままよりも、出来るだけ早く切り離したいわ」
仮定でしかないが、鞘に残されていたエーテルを吸い取った影響で、とんでもない攻撃を黒紫這者が繰り出してくる可能性もある。
なにより、エクエスが持つ剣が、本来、収まるはずの鞘かもしれないのだ。クリーパーに取られたままという訳にはいかない。
「私とハヤトさんで抑えますので、エミリアさんは鞘を狙って下さい」
光輝く剣を手に剣士――エクエス――が言う。
「わかったわ。おねえさんは鞘の刺さってる頭を切り離せるか、チャンスを待つわね」
黒紫這者が一つの個体に集まったような姿らしいが……敵の能力は現時点では不明だ。戦いながら探っていくしかない。
エミリアに台詞に頷いた剣士の姿をアルマ・ヴァレンタインはジッと見ていた。
ヴォーンの街を襲った襲撃。その原因を背負っているのではないかと思ったのだ。見た感じ、あまり気にした様子はないが、けれど、それが逆に心配だった。本当に辛い事、あるいは覚悟を決めた者ほど、それを口にしたりしないからとアルマは知っていた。
「いまは覚えてない大切なことを思い出せるかもなんだから、元気だしてこー?」
「は、はい。そうですよね」
応えるように微笑を浮かべるエクエス。
その微笑が、どことなくすぐに壊れそうにも見える。
「自分のせいとか背負いこみすぎたら、めーだよ、めー」
「時には無茶も必要かな、と」
そんな『無茶』するような事が無ければ、それでいいのだが……。後は同行する仲間達に託ししかないだろう。
無事に砦を奪還して、それを土産にヴォーンの街へ凱旋する為にも。
砦の様子を覗っている王国騎士にロイ・アウレアは声を掛ける。
今回の戦い、冒険者達の一部も彼らと共に戦うからだ。
「戦いは厳しくなる……ようだな」
「あぁ……幸い、砦の防御機能を敵が使う事はねぇだろうが……」
「考えがある。幾人か兵を借りられないか?」
冒険者からの申し出にイェルドは意外そうな表情を見せた。冒険者は基本、単独か少人数での遊撃戦がメインで、組織的な戦いは別だ。
それを分かっていないロイでない事を、この王国騎士は知っている。
「何か、策があるようだな。聞かせろ」
ニヤリと笑ったイェルドにロイは作戦を伝え始めるのであった。
一方、部隊の後方。領主であるイルダの所にも冒険者がやって来ていた。
「俺が護衛に着いたからには大船に乗ったつもりでいてくれ、お二人さん」
そう宣言したのはアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだった。
アルベルトは領主館の戦いで、領主私兵らと共に戦っただけあって、兵士らからの信頼が高い。
「お久しぶりです、アルベルトさん。先の戦いでは私が不在でご迷惑をお掛けしました」
フランセスが恭しい態度を見せた。
「気にする事は無いですよ」
軽く応えるが、彼は知っている。彼女が油断ならない相手であると。
少なくとも、こちらが意図している事が、勘付かれないように、アルベルトは振る舞う。
腰に細剣を吊るしている女性執事は、無表情で考えが読めない。
イルダがどことなく不安そうなのは戦いという事もあるが、フランセスの事もあるからだろう。街を出発して間もなく、バーネット・フォーサイスから『諸々』と話を聞いたからだ。
しかし、あまり緊張し過ぎるのもよくはない。気を解すようにバーネットが声を掛ける。
「後詰の出番が無いのが一番良いが、まぁ、そう都合よくは行かないだろうけど」
「戦線が抜けられる可能性があると?」
「戦場じゃあ何が有っても……何をやられてもおかしくはない。だから、俺達がいる」
杖の先端で円を描くように振りながら、そう伝える。
領主私兵の指揮はイルダが執るが、補佐としてバーネットが就く事になった。
兵士らから見ても、戦闘経験のないイルダよりかは冒険者の方が信頼できるからだろう。一人、フランセスだけが不満そうではあったが。
戦況を把握しつつ魔法で仲間を援護し、かつ、フランセスの行動に注意を払う……今日はやるべき事が多そうだ。
戦いに挑む前から、色々な事情をチラっと見ていたアリア・ティーダが、気持ちを入れ替える為に、グーと背を伸ばした。
(久々の志願になったわけだけど……何だか荒れてるねぇ……?)
クリーパーとの純粋な戦いだけなら構わない。
どんなに強力な個体が出ても構図的には、単純だからだ。真に恐ろしいのは人間同士のゴタゴタ。
(まあ、ボクにできるのはヒールと援護と『いつもの』かな。やるべき事をしっかりやって、ここで頑張ってる皆に貢献しないとねっ!)
ここまで頑張ってきた仲間達の為に、自分が出来る事。
成せる事を成す。それが冒険者というものなのだから。
●
砦内部、王国騎士が率いる部隊が黒紫這者共と戦いを始める間を駆け抜け、冒険者達は、塔の前で待ち構えている特異個体へと迫った。
事前の情報通り、複数の黒紫這者が一つに纏まったような、そんな不気味な人型をしている。
初撃はセリオスが放った。
狙いは鞘を生やしている顔の周辺。特異個体は腕で庇う事もせず、無防備に矢が立て続けに刺さる。
「なんだ……?」
新たな矢を番えながら違和感を口にした。
矢が見えていないはずがない。反応もできただろうに、特異個体は気にした様子もないのだ。
「気を付けろ、今までの黒紫這者とは違うぞ」
「まずは、やってみないと、かな?」
アリアが両手を高く掲げた。
広がるのはエーテルの輝き。仲間を援護する為の身体能力向上だ。
敵と味方の動きをよく観察し、次の行動を思案する。
(手が空くようなら、ボクも……)
回復に専念するつもりではあるが、状況によっては敵の注意を引きにいけるようと心を構える。
受付嬢の話によると中型クリーパー相当以上の能力はあるのだ。油断はできない。
「うるぁ! 行くぜぇ!」
素早い動きで突貫するハヤト。
それを迎え撃つように、特異個体が複数の腕を立て続けに振るった。
一撃目、二撃目を華麗に避け、三撃目、四撃目を受け流した所で次の攻撃が額を掠める。
「予測済みだぁ!」
もとより、敵の連続攻撃は想定していた。
けれど、これで終わりではないはずだ。カウンターにも気をつけるべきだろう。
エクエスの斬撃は確実に腕の一本を切り落とし、後を続いたエミリアがエーテルの光印を刻んだ。
「……なにかしら?」
手応えは確かにあった。
だが、何か言い知れない予感が過る。
その直後、エクエスが切り落とした腕が根元から崩れると、新たに出現した腕が一直線にエミリアへと伸びた。
精神を研ぎ澄ませて観察していたから辛うじて避ける事ができたが、不意の一撃。間違いなく必殺のものだ。
クルっと身体を回転させて、踊るように跳ねると、エーテルを纏った剣で切り裂く。光印同様、バッドステータスを付与させるものだ。
「個体でいて、個体では無いようね」
怯んだ様子のない特異個体。
初撃に当てた場所に再度、強力な一射を放つセリオス。
抉るように頭が半分程吹き飛んだが、もぞもぞと傷口が膨らんだ。
「……再生? いや、違うな……これは、増殖か?」
「複数の黒紫這者が融合しているようだぜ」
敵の能力を見抜いたハヤトが舌打ちした。
バッドステータスが一部しか影響しなかったのは、融合体の中の1体にしか効果が出なかったという事だ。
これまでの黒紫這者共と同様、範囲攻撃は有効だろうが……鞘を巻き込んでしまう以上、使用は限定される。
特異個体が冒険者達の攻勢が一瞬、止まったのを見計らって鞘を高く振り上げた。
鞘先が不気味に光り……エミリアが叫ぶ。
「気をつけてッ!」
刹那、鞘の先端から長大な眩い光の刃が出現すると、文字通り、薙ぎ払う。避ける事すら困難な光芒の如き一撃を。
エミリアの注意が無ければ、かなり危険だっただろう。致命傷はなんとか避けられたが……。
「要は敵の注意を引いている隙に鞘を外してしまえば良いんだよね?」
一気に押され気味になった所で、アリアが光り輝くオーラを全周囲に向かって放った。
あれほどの大技、何度も打てるとは思えない。敵の攻撃力がアリアの回復力を上回らない限り、冒険者達は戦い続けられる。
だから、戦槌と盾を構えて前に出た。特異個体の正面に立って己自身を囮にするつもりなのだ。
「ボクに任せてだよ!」
一歩大きく踏み込むアリア。
特異個体から幾本もの腕が伸びる。戦槌で叩き落とし、盾で受け止め、捌き切れなかった攻撃は全身鎧で耐える。
側面に回るハヤトとエミリア。もう一度、攻撃を受ける必要がありそうだが……。
「瓦礫を落とす!」
セリオスの声と共にエーテルを纏った矢が空高く飛翔した。
黒紫這者が壊し掛けた塔の上部を、直撃すると、爆発。大量の瓦礫が特異個体に落下したのだ。
敵の攻撃が止まると同時に、左右からエミリアとハヤトが交差するように武器を振るう。
「鞘は返して貰うわよ」
「エクエス! 今だ!!」
応じるように剣士がアリアの背後から飛び出ると、輝く剣を深々と頭の根元に突き刺した。
頭は今にも本体から落ちてしまいそうだ。あと、一撃。あるいは鞘を強引に剥ぎ取れば……。
●
砦に侵入したイェルド達に多数の黒紫這者共が襲い掛かってくる。
「バラけるなよ! 俺らには冒険者達が付いているんだ」
「まるでお守りみたいだよね」
王国騎士の鼓舞にアルマが笑顔で言った。
戦場では希望に縋りたいもの。特に幾度も冒険者達に救われた兵士達にとっては、心の拠り所になるのだろう。
「『作戦』が成功するまでは耐え忍ぶしか、ねぇからな。頼りにしているぜ」
「何に注意したらいいのかも漠然としてるけど……」
「問題ねぇ。俺も、だ!」
豪快に笑うとイェルドは大剣を振り回した。
迷惑そうな表情を浮かべるコルサの背をアルマは叩いた。言いたい事は何となく分かったから。
そうこうしているうちに敵の一部が迂回して側面に迫ってくる。このままでは二方向から攻撃を受ける事になるだろう。
「あれは……油樽?」
乱雑に転がっている樽を数個、見つけてアルマは訊ねる。
「大正解! つか、まだ残っていたんだ」
「使えるよ! コルサさん、手伝って!」
「ひぇ~」
大急ぎで樽の中身を確認。まだ油としての効果はあるようだ。栓を抜くとコルサと一緒に側面に迫る敵の進行方向上に撒いた。
よく滑る油のようで、幾体かステンと転ぶ。それで列が乱れる。
今、火を放てば、ダメージも与えられるはずだ。アルマは火打箱を取り出すが、惜しい事に、黒紫這者共が転んだ群れを乗り越えて進んで来た。
「……押し寄せ、引き去れ! 削れ、砕け! 永劫なる光の波を、今ここに解き放て! 光呼波吸!!」
魔法の箒の先端より、現れた光の筋が、黒紫這者を破壊した。
コルサが歓喜の声を挙げるが、敵はまだまだ存在している。もう一度、魔法を唱えようと意識を高めた時だった。戦場にロイの声が響く。
「全員で集中し、あの一団を狙ってくれ」
降り注ぐは大量の矢。
城壁に登ったロイが、王国騎士から借りた兵士達を指揮して放ったものだ。
狙った通り、黒紫這者の群れの一つが消滅した。奴等は1体1体の個体ではなく複数が集まっている『群体』なのだ。
『群体』は、一定のダメージを与えると群れを維持できなくなり、消滅する。前回の戦いで気が付いた事である。
(兵士には『見分け方』が分からないようだが……)
それを考えていても仕方ない。
兎に角、効率良く攻撃させなくては意味がない。全員がバラバラの敵を狙っていたら、キリがないからだ。
「落ち着いて狙えば良い、間に合わない時は『オレ』を助けてくれ!」
少なくとも、ロイが狙うのは決まった『群体』なのだ。同じ目標を狙えば、間違いはない。
黒紫這者の一部が城壁上に現れたロイ達に向かって行く。しかし、簡単には登り切れない。
板を置いた鼠返しは有効なままだ。登りきれない所を、城壁上に残っていた資材を投げつけていく。
「上手くいったようだな!」
イェルドが満足そうに叫ぶ
これこそ、ロイが献策した内容だった。砦に残る資材の回収と城壁からの攻撃。
鼠返しの板の一部や上から投げ落とすのに有効な木材や石も多少なり残っていた事が幸いした。砦を占拠した黒紫這者には、それらを有効に扱う智恵は無いのだ。
「そちらで抱えきれない分は受け持つ」
エーテルを込めた矢を放ちつつ――ロイの脳裏にある事実が浮かぶ。
タイミングが悪いとしか言いようがない……いや、それすらも『相手』が仕組んだ事なのだろうが。
今、持ち場を離れる訳にはいかないと判断したロイは、せめてと――思いながら、次の矢を手に取る。
どこから湧いて出てくるのか、次々に現れる黒紫這者共。ずっと最前線で戦っていたイェルドが振り返り、高く大剣を振り上げた。
「アルマを中心に円陣だ! 城壁組と合わせて敵を殲滅する!」
「いよいよ、ボクもやる事が多くなってきたんだよ」
そうは言っても乱戦になるよりかは、魔法の援護を掛けやすいし、判断もしやすい。そこは流石、王国騎士というべきか。
もっとも、イェルドがそう指揮したのはアルマが頼れる冒険者だと見抜いての事ではあるが。
「コルサさんは、ボクが持って来た松明に火を点けて、油まみれの敵に投げ込んで」
「イエッサー!!」
後ろに控えたままのコルサにお願いすると、アルマは援護魔法を唱える。ノリノリで松明を灯すコルサを見て、ロイはアルマの意図を即座に理解した。
範囲攻撃のスキルには使用回数が決められている。『節約』して戦う工夫が必要なのだ。
「節約レシピで行こうか! 残っている油樽をありったけ投げるんだ!」
城壁の兵士達が一斉に油を投擲する。中には持ち込んだ蒸留酒をぶち撒ける者もいた。
狙いは……火攻め。
十分に油を投げ込んだと見計らって、アルマが箒の大きく振るのであった。
「さぁ、掃除の時間だよ!」
●
最前線で王国騎士と冒険者が優勢な戦いを繰り広げていた頃、砦外で後詰として控えていたイルダの隊でも動きがあった。
時折、はぐれ黒紫這者がやってくるからだ。慌ただしくなる中、一匹の栗鼠がバーネットの足元でぐるぐると回る。
それでバーネットはこれから起こる事態を理解した。
「……アルベルト。狙い通りだ」
「分かった」
部隊の最後尾で大太刀を構えるアルベルト。
砦に到着して間もなく、警戒していたフランセスが姿を消したのだ。そして、もうすぐ戻ってくる……黒紫這者を引き連れて。
イルダが不安そうに呟いた。
「本当に……フランセスが……」
「安心しろ、イルダ! 俺が護り切って見せるぜ!!」
奇襲を受けなければ怖くはない。
砦の塀沿いにフランセスが現れたのは、バーネットがイルダの代わりに兵の隊列を整えた時だった。
槍衾で備えた隊列を見て、逃げるように走っていたフランセスが、演技を止めて細剣を抜いた。
「どうやら、泳がされていたようね。けれど、辿り着く結果が同じなら問題ないわ」
「やっぱりこっちにも来たか……だが、今度も成功すると思うなよ」
バーネットが唱えたのは、移動を阻害させる魔法。
黒紫這者共には効果があったもののフランセスには通じなかった。続けて魔法を唱える為にエーテルを集中させながら、バーネットは言い放つ。
「その細剣。やはり、お前が見張りをやったんだな」
半分、ハッタリだ。
ヴォーンの街で見つかった見張りの死因は刺突によるものだった。
「そうよ? そうでないと奇襲が成立しないじゃない。だから、今も同じにさせてあげるわ!」
死人に口なし……とは限らないが、少なくともクリーパーとの戦闘で部隊が全滅したら、疑われはしないだろう。
実際、フランセスが怪しいと思ったのも、クナード伯爵の言葉があったからだ。
距離を一気に詰めて迫る女性執事の正面にアルベルトが立ち塞がった。
「ついに尻尾を出したか、フランセス!!」
「私が止められるかしら!」
稲妻のような鋭い突き。
対峙した一瞬でアルベルトは理解した。フランセスの力量は自分を超えていると。だからと言って、ここで退く訳にはいかない。抜かれたら、止められるのは誰もいないのだ。兵らは授恵者でもなく、バーネットは術師で近接戦には不向きなのだから。
ゆえに、アルベルトは怯む事なく、後の先で迎え撃つように大太刀を構える。刺し違えても止めると心の奥底で叫んだ。
驚いたのはフランセスだった。アルベルトは自分の放つ一撃を敢えて受ける覚悟だと読み取ったのだ。
一対一で戦えば後れを取る事はないが、時間を掛ければと背後から黒紫這者が迫っている以上、フランセスの行動は明白だった。
細剣を投げ捨て、側転からの宙返りでアルベルトの大太刀と兵らの槍衾を飛び越える。
「貴方、命拾いしたわね」
「逃げるのか!」
そのままフランセスは急な崖を落ちるように消えていった。
滑落すれば無事ではない崖だ。正気とは思えない。
だが、追い駆けている暇はない事も確かだ。眼前に向かってくる黒紫這者を倒さないといけない。
「黒紫這者共め! 貴様らからイルダを護り抜いて見せる!」
気持ちを入れ替えて、押し寄せる敵に大太刀を一閃。
フランセスの狙いがイルダである以上、何があっても守り通さないといけない。
バーネットはイルダに視線を向けた。彼女は真剣な表情で頷く。
「指揮をお願いします」
私には……と続く言葉を飲み込んだ様子に、バーネットは不敵な笑みを浮かべて応えた。
指揮官である領主が弱気な所を見せてはいけない。それが分かっていれば上出来だろう。
「攻勢はアルベルトに任せ、隊列は維持だ」
敵は数が多い。守勢に回りつつ、堅実に倒していくべきであろう。
振り上げた杖先から、エーテルの光弾が幾つも敵に降り注いだ。
その魔法に合わせるように、アルベルトがエーテルを込めた一撃を振り下ろす。
「耐えきれる自信がある奴から受けてみろよ!」
強大な衝撃で一つの群体が消滅する。
開いた空間にアルベルトが進み出た所で、兵らの槍衾が一斉に繰り出された。バーネットが魔法を唱える傍ら、戦場全体を見渡して指揮をしているのだ。
「隊列に動きにも合わせられるか?」
「当然だ。こっちでフォローするぜ」
イルダの直掩をしつつ、兵を指揮して魔法を唱えるバーネットの負担は大きい。
兵らが可能な限り理想な動きを取れるようにアルベルトが動けば、その分、仲間の負担は減るだろう。
「黒紫這者共! ここは通行止めだ!」
大太刀を敵の群れに向けて、騎士が宣言するのであった。
●
絶好の機会。
内側から次の個体が現れ、傷口を塞ぐ前に、速やかに鞘を奪取しないといけない。
「脚を潰す!」
セリオスはエーテルが宿る矢を放ち、狙い通り、特異個体の脚の一本を直撃した。
それでバランスが崩れ、鞘を生やした頭が垂れる――。
強力な攻撃を叩き込もうと飛び込むハヤト。迎え撃つように、特異個体が幾本かの腕を挙げた。
「させません!」
それは、一瞬の事だった。
特異個体から伸びた鋭い腕が伸び……迫る冒険者……ではなく、庇いに入ったエクエスの胸を抉るように貫いたからだ。
倒れるエクエスと入れ替わるように、敵の懐に入ったハヤトが轟く。
「喰らぇ! ライトニングファング!!」
拳・蹴・直刀の三連撃に炎のようなエーテルが絡み合い、それは、まるで稲妻の牙を剥く雷獣。
特異個体の増殖タイミングよりも僅かに早く、鞘が刺さっていた頭が剥がれ落ちる。しかし、増殖に巻き込まれ、直刀が食い込んだまま外れなくなった。
鞘を拾おうとする動きを見せた特異個体よりも先に、エミリアが滑り込む。
「獲ったわ!」
「ナイスだ!」
エミリアの頭を粉砕しようとした腕を、足場代わりに蹴り飛ばしてハヤトは間合いを取ると地面に伏せているエクエスの傍に立った。
直刀は得意個体に突き刺さったままだが、鞘は回収できた。後は遠慮なく倒すだけというのに……。
「私は……一緒に、たた、か……ま……か……」
途切れ途切れのエクエスの言葉に、ハヤトは即答した。
「当たり前だ! だから、くたばるんじゃねぇ!」
「ハヤトさん……」
輝く剣を持ち上げる剣士。
応えるように、ハヤトは受け取った。直後、力尽きたようにエクエスの腕が落ちる。
すぐさま駆け寄ってきたセリオスが剣士の身体を抱えた。
「エクエスを安全な場所に退避させる」
回復が間に合うかどうか分からない、しかし、ここに居ても危険だ。
「頼んだ、ぜ……」
短く応えると、ハヤトは輝く剣を手にして特異個体に斬りかかっていった。
見届ける事なく、セリオスは剣士を抱えると崩れかけている倉庫の影へと移動する。アリアがハヤトとエミリアに援護魔法を掛けつつ、剣士を回復させる為、後ろをついて来た。
「脈も無いが、やれるか?」
「……セリオス君」
一刻も早く回復魔法を――と思っていた二人の動きが止まった。
アリアの視線は、剣士とセリオスに向いたままだが、それは不思議なものを見ているようだった。
「どうしたのだ?」
「いやさ、こんな怪我していたら、セリオス君も血塗れじゃないかなって……でも……」
剣士の胸にポッカリと穴が開いている。
けれど、血は噴出するどころか、一滴も流れていないのだ。血液が無ければ脈も取れない。
「この人、変だと思うよ、セリオス君」
「人間では、無かったのか……」
驚愕の事実を知った二人の耳に、ハヤトの怒号が入ってきた。
怒りに満ちた、渾身の叫び。
特異個体の胴体からノーモーションで放たれる伸縮腕。それを、腰を落として避けると、輝く剣で切り落とす。
懐に入り込もうとするハヤトは、二度、三度……繰り返して様子を見る。敵の手数の方が上だからだ。
「……聞こえるぜ、エクエス。お前の声がよ! そうさ、一緒に戦うんだ!」
倒れた剣士の声が脳内に響く。
声に導かれるままにハヤトは視線を塔に向けた。セリオスが崩した一角。まだ完全に崩れ落ちていない。
「あれかぁ!!」
ギリギリの所で攻撃を避けると大地を蹴り、身を捩じりながら追撃を流すと、輝く剣を真下から打ち出すように投げた。
特異個体はやや背を仰け反らして避ける……が、投げた剣は崩れかけた一角を直撃。再び瓦礫が落ちてくるが特異個体に直撃する事は無かった。しかし、ハヤトの狙いがそこに無い事をエミリアは分かっていた。
もうもうと立ち込める土埃。
その間だけは、敵の攻撃が鈍くなる事に。
そこへ、煙を貫くように後方から放たれたセリオスの矢が飛翔した。
「敵の気を引く!」
相手の姿が見えにくいにも関わらず、矢が直撃したのは、流石というべきだろう。
脅威を感じた方向に特異個体は注意を向け、射出攻撃を吹き出してきたが、それらは盾を構えたアリアが防いだ。
「この程度じゃ、ボクを抜けないよ」
仲間が繋げて創り出した隙……瓦礫と共に地面に落下した輝く剣を、エミリアは走りながら拾い上げた。
何故か、脳裏に浮かぶ。
ヴォーンの街で、あの時、自分の手をとって走り出した剣士の姿が。そして、エクエスの声が……。
(想定していたのなら出来るはず。敵が出来るなら、私に出来ない通りは無いから)
どうして聞こえるのか、そんな事考えている暇なんてないけれど。
エミリアは力の限り、輝く剣を握り締めた。
「エクエスちゃん、一緒に頑張りましょ!」
構えた輝剣。
その剣先から光芒が伸びた。それは、童話の絵本で見た通り、光芒が暗雲を貫く姿そのままだった。
衝撃と共に払われる土煙。
露わになった特異個体は、その上半身を完全に失っていた。
圧倒的な光芒の力……失われた部分を取り戻すように内側から、新たな肉体が溢れ出ようとするが……ついに、力を使い切ったようで、特異個体はボロボロと崩れ落ちていくのであった。
●
後方から襲い掛かってきた黒紫這者を殲滅させ、冒険者達は山裾に視線を向けるが、フランセスの姿はどこにも無かった。
あの身のこなしだ。山から滑落したとしても死ぬ事はないだろう。
「逃げられたのは残念だが……もう、これで二度とヴォーンの街には現れないだろう」
栗鼠を肩に乗せながらロイがやって来た。
フランセスの動きを見張り、奇襲よりも先に仲間に知らせたのは他でもない彼の働きによる所だ。
「仇は取れなかった。けれど、君が無事だった事を、きっと父親は望んでいたはずだ」
「……はい。皆様、ありがとうございました」
ロイの台詞にイルダは深く頭を下げた。
もし、冒険者達がいなければ、間違いなく、自分は死んでいただろう。父の死の真相を知る事無く……。
大太刀を背負いながら、アルベルトが応える。
「護り切って見せると言った。当然の事だ」
「お前のおかげで、かなり助かったぞ」
バーネットが杖の先端をくるくると回して言った。
術師として、その実力を発揮できる為には、誰かが前線で立たなければいけない。
「そっちの采配も良かったぜ」
兵士達の指揮をバーネットが執ったおかげで、アルベルトも戦闘に集中できた。
前衛後衛の役割分担がビシっと決まったのが戦いの結果に繋がったようなものだ。
イルダは横に並び立っているバーネットのマントをクイクイっと引っ張る。
「いままで沢山、バーネット様にお世話になりました。父が遺した街を、継いでいけるのも、バーネット様がいらっしゃったからです」
「そんなに大それた事はしてないぞ」
ひねくれているような素振りで答えたハーフリングに、イルダは微笑んだ。
世間を知らない引き籠りの彼女が進んで図書館に出向いたのは、友が居たから。
友は父親の最後を看取ってくれた。そして、フランセスの陰謀から救ってくれた――感謝しか、イルダは思い浮かばないのに、この人は出逢った時と変わらず、飄々としているのだから。
「死んでいるというか、もともと、生きていないというべきなのかな?」
アルマが胸の空いた剣士の身体を確認しながら、そんな言葉を口にする。
塔の地下階で剣士を見つけた時もそうだったが、生身の人間が、ずっと昔から生きたままというのはあり得ない事だ。
「背負い過ぎたらだめだって……言ったのに……」
試しに回復魔法を行使したが、効果があったようには感じられなかった。
剣士から返事はない……今にも動き出しそうな、そんな躍動感はあるけれど。
開いたままの瞼をアリアはそっと閉じてあげた。
「成し遂げたかったのかな?」
あのタイミング、ハヤトは避ける事ができたようにアリアからは見えた。
しかし、剣士は敢えて庇いに入った。そこに強い意思を感じた。
「無茶し過ぎだよ。回復魔法は効果が発揮できないと、意味がないんだからさ」
「思えば、何者なのか、分からないまま……だったな」
アリアの呟きに応えるように、セリオスが言う。
分かっていたら、今とは違う結末もあり得たかもしれない。
セリオスの横にハヤトが並ぶ。
「何者でもいいさ。エクエスは確かに、俺達と一緒に戦った仲間なんだからよ」
「……そうだな」
「あいつの声が、俺に聞こえたんだ……だから、間違いねぇ」
グッと拳を握る。
鞘も砦も取り戻した。ここからじゃないのかと。
音を立てて輝く剣を鞘に戻す、エミリア。無言のまま、それを剣士に返す。
台座で眠っていた時と同じように、冷たいその手に剣を持たせるのであった。
●
光芒は願った。いつか『約束』の果てに、同じ場所に旅立つと。
それを、残された人々は受け入れた。光芒の故郷である大空に近い場所に、溢れ零れる力を拡散する為に、塔を建てて。
いずれきっと、力は全て失われ……やがて、旅立つ事が出来ると信じ。
「…………」
集まった全員が見守る中――。
閉じたはずの剣士の瞼が開き、陽の光を連想させる黄金色の瞳を魅せた。
そして、何事もなかったかのように、胸が穴が開いたままの状態で立ち上がる。
「無茶し過ぎたかな……」
「「えぇぇ!」」
冒険者幾人かの驚きの声が重なる。
その声に剣士は一同をゆっくりと見渡した。
「そっか。言ってなかったですね。私の身体、エーテルで形創っているんですよ」
どうやら、血が噴き出ない理由はソレのようだ。
驚く面々の中、エミリアが剣士の正面に近づいた。
その視線は、剣に向けられている。
「おはよう、エクエスちゃん。あまり、おねえさん達を驚かせないでね。二度目なんだから」
「驚かしたつもりは無かったのですが……エミリアさん、皆さん、私はどうやら、人ではないようですが、これからもよろしくお願いします」
剣士の笑顔は太陽のように眩しかったのであった。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:多い8 / 4〜8人
2021年08月18日 11時32分03秒 公開
相談掲示板
シューターのロイ・アウレアです。よろしくお願いします。 >ある条件によって、どこかのタイミングで、部隊は背後から多数の黒紫這者に襲われる事になります。条件を満たせなければ襲撃はありません。 気になるのはここだね。 特異個体を倒し鞘にエクエスさんの剣を納めれば良いなら 全力で特異個体へ向かうんだが……他の条件(不明)の時はイルダ&フランセスの所で待機したいし 今も条件を考えてるが、オレの脳では大した事が思い浮かばない。 何か浮かぶ方は聞かせて貰えると嬉しいです。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >条件 ぱっと思いつく範囲だと、前線と後詰が分断されて救援しにくい時とか、 後詰に居る冒険者が一定数未満だとか、その辺が狙いどころではあるな。 この辺は立ち回りとか助言とかでまぁ、多少は防げる範囲ではあるが、 確実に阻止できるって程の確実性は担保するのは難しい。 特異個体に関しては、多少なりとも戦況に影響は及ぼしそうだが、 現状判明していることだけじゃ推測もしにくいな。 とはいえ、少なくとも俺らが特異個体の相手から解放されるのは、 戦線全体で見たら意味は有ると思う。 >個人行動 俺はイルダ&フランセスの所で後詰で動こうかとは思ってる。 前回、フランセスが怪しい事を直接聞いたって事も有るし、 大多数相手の足止めとかはまぁ得意な方だから、 いざという時はイルダが逃げるだけの時間くらいは作るつもりでいる。 あとは戦術眼でフォローしたりとか、フランセスの挙動を見張ったりとかだな。
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 何だかフランセスが怪しいんで俺もイルダ&フランセスに同行しようかな・・・
・・・・ん、シューターのセリオスだ、今回もよろしく頼む とりあえずフランセス側は希望者がいるようだからそっちに任せる こっちは特異個体に注力するとしよう。 <特異個体 複数が集まったような姿とあるから複数攻撃なり範囲とかやってきそうではあるな あとは条件にもかかわってるかもしれんが鞘になにかありそうだな
ヒーラーのアルマだよ、今回もよろしくねー。 行き先にこだわりはないけど戦闘が確定してる エクエスさん組かイェルド&コルサさん組どちらかのサポートにいこうかなと
ヒーラーのアリアですっ。宜しくお願いしますっ! 久方ぶり(砦への輸送任務)にお邪魔することになるけど…ひぇぇ。 なんか凄い事になってるねっ!? ボクは戦闘…特異個体かクリーパー群のどちらかに回ろうと思ってます。
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 何か裏で糸引いてる奴等がいそうだが、そぅちは対応してくれる面子がいそうだから俺は特異個体の撃破に回るぜ! エクエスと連携することになりそうだし楽しみだぜ!!
シーフのエミリアよ、よろしくね。 おねえさんは、エクエスちゃんの鞘が気になるので、特異個体の相手をするわね。 鞘を奪えたら弱体化とかしてくれないかしらというのもあるので、鞘を生やしてる頭を集中的に狙う予定。 珍しくガチで戦闘のみに注力すると思うわ。
バーネットさん、条件の予測をありがとう。 成る程……条件が何であれ、イルダ&フランセス側に何名か居れば対応できるね。 エクエスさんかイルダさんかで迷ってたが、どちらも表明者が居るので 明確に表明されてない、イェルドさんへ向かおう。 これで3域とも誰かしらフォローに入れたね。 一応、表明を書いておくよ エクエス:セリオス、ハヤト、エミリア、アルマ(迷)、アリア(迷) イェルド&コルサ:ロイ、アルマ(迷)、アリア(迷)、 イルダ&フランセス:バーネット、アルベルト 表…間違えてました(ガクリ)
ロイさん表明まとめありがとー (迷)は行き先はっきり決めないと進まないかなということで イェルド&コルサさん組のほうに向かわせてもらうねー(逆でもOKだよ)
まとめに感謝だよっ。 特異個体と一般個体…どっちのが数が必要そうか…むむむ。 そういえば、以前の報告書を一応は読んでみたのだけど。 砦付近の地形条件とかは特に変わってないよね?
丸太を転がしたり色々としたが、地形が変わるほどって記述は記憶の限り無かったと思う。 (気付いた人、オレも知りたいのでヨロシクー。) 一般個体側には兵達も居るのと >数が多いので、余力があれば、そちらのフォローに回って下さい。 現在、前後で計4名居るので、迷うなら特異個体に行って貰えればと思うが もしも、地形云々で戦い方が思い浮かぶなら黒紫這者に行って貰えれば オレが特異個体へ移るよ。(どの戦域も気になってます。) エクエス:セリオス、ハヤト、エミリア、アリア(迷) イェルド&コルサ:ロイ、アルマ、アリア(迷)、 イルダ&フランセス:バーネット、アルベルト
人数割りの纏め助かる。 >特異個体 中型クリーパーに準ずる能力以上は持っているらしいし、メタな話になるが、ワールドガイドの 中型クリーパーの所に「5〜10名程度の複数であたることが推奨されます」ってあるから、 面子にもよるだろうが、4人くらいは居た方が良い気もするな。 >シュタールシュヴェーアト 一緒に来てくれるなら正直助かる。 流石に一人だと敵への対応で手いっぱいになりそうだし、二人居ればどさくさに紛れて フランセスが何かしらやろうとしても、どっちかが察知できるだろう。 >フランセス そういや、前回こいつが限りなく怪しいって事が判明したが、 それをイルダにも伝えた方が良いか? 自己防衛って意味では伝えた方が良いんだろうが、下手に警戒する素振りを見せると しっぽを掴ませない様にしそうだし、わざと泳がせて決定的瞬間を抑えるって方法も有る。 個人的には、伝えて色々備えてもらった方が良いかとは思うが……
>特異個体対応 じゃあ、ボクも特異個体相手で! ヒールと攻撃バフは積んでいくとして…ほかに何かお手伝いできるバフとかあるかな?
明日出発だね。アリアさん宜しくお願いします。 オレが移動しようと話したが 特異個体側にこそヒーラーが欲しいと気づいてどうしよう…と迷ってたよ。 >お手伝いできるバフ 特異個体の能力不明なのでレゾナンス・オブ・ヴァローとかあると良さそうだが… ここは特異個体へ行く方の希望第一で、是非に底上げと支援をお願いします。 個人行動は部隊前線で戦うのと ペットを部隊後方に配置して、もしもの時は援護に行くつもりです。 (1km以上開くなら、高台の後方が視認できる位置) 酒に火炎瓶に木材に石…後は何を使おうか、あれやらこれやら思案中。 出発までにナイスアイデアが出ると良いな。
>フランセス すまん……書き洩らした! 最終判断は後方へ向かうバーネット達に一任したいな。 思うにイルダさんも何かしら気付いてると思う。 ただ、領主の件があったばかりなので、軽く触れて感情的になりそうなら止めるとか 冷静に対処できそうなら嵌める策を(字数とも)相談するのはどうかな?
>フランセス それじゃあ、確証はないが怪しいって事は伝えておいて、 完全に不意を突かれる事だけは避けられる様にしたいと思う。 ただ、あからさまに警戒しすぎるのも不味そうだし、 なるべく普段通りに取り繕ってもらう様には頼んで、 フランセスが侮ったままでいる様にしよう。