【鉄鱗】おのぼりさん大苦戦
北織 翼
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シナリオID:1141
オープニング
「水練……ですか?」
ファーツに住む授恵者のフェリクスは小首を傾げた。
ここはフェアドゥキア平野の一角にあるファーツという小さな街だ。
長閑な農村そのものの田舎の街で、少し離れた場所には山と呼ぶには小さすぎる小高い丘のような場所や断崖から流れ落ちる川もあり、自然は豊かと言えよう。
しかし、自然に恵まれている反面、未開の地も幾つか存在し決して何事もなく平和とは言い切れない側面もあり、ちょっとした魔物やクリーパー、山賊が時折人里に姿を現し民を恐怖に陥れる。
そこで、ファーツの民が安心して暮らせるよう、この街の有力者で皆に「頭」と呼ばれている老翁は私財を投げ打って私設兵団を結成した。
私設兵団と言って自警団程度の規模で、総員10名にも満たない。
だが、そのリーダーを任されているフェリクス・グレネマイアーは兵団唯一の授恵者で、団員たちは種族男女問わずそれなりに腕に覚えのある連中だ。
「聞けばヴィントに新たに出来たダンジョンは内部が海だというではないか。兵団の者たちにもこれを機に鍛えてもらおうと思ってな」
頭の言葉にフェリクスはやはり首を捻る。
「水練なら山奥の川と滝で十分でしょう。みんな子供の頃から泳ぎは得意だし――」
「旅費は出す。民らも納得済みじゃ」
頭がフェリクスの回答を遮った。
「今更金を突き返すようなことをしてみろ、『まぁ、フェリクスって水臭いのね』『よそよそしい奴め』など言われるのは目に見えておるぞ」
「うっ……」
私設兵団のリーダーで授恵者のフェリクスは、ファーツでもただひとりの授恵者であり、街の中に限っての話だがなかなかの有名人だ。
そのせいか、物心ついた頃からつい「他の模範であらねば」という自制心が無意識のうちに強く働く人間になってしまっていた。
頭はそうしたフェリクスの性格を知った上でこのような意地悪なことを言ったのだろうが、痛いところを突かれたフェリクスは口を噤んでしまう。
「……フェリクスよ、お前はもう少し外の世界を知るべきだ。それが兵団のため、ひいてはファーツのためにもなる」
優しく諭すようにそう告げる頭に、フェリクスが
「頭……分かりました。頭がそこまで言うなら……」
と俯く顔を上げた……途端。
「承諾したな! 言質は取ったぞフェリクス!」
頭はひどく悪い笑みを浮かべて叫んだ。
「!?」
まるで鳩が豆鉄砲でも食らったかのような顔でフェリクスが呆然としていると、頭は「ひひひ」と小笑いしながら続ける。
「儂も民もタダで旅費を出すわけがなかろう? ついでに孫のブルーノと民の子供らを何人か連れて行ってもらうぞ」
「それってつまり……水練にかこつけたレジャーの引率をやれってことじゃないですか!」
「いやいや、水練じゃよ、水練。ブルーノ以下筋金入りの『カナヅチ』を掻き集めた。しかと泳ぎの基礎を叩き込んでくるのじゃぞ」
●
「……で、俺はどうすりゃいいんだ」
ヴィントダンジョンの第一階層にやってきたはいいものの、フェリクスは完全に途方に暮れていた。
泳げない子供たちは全部で5名。
水を恐れて砂浜にしゃがみ込んだまま砂弄りに興じている。
「なぁ、俺が支えてやるから一緒に海に入ろうぜ?」
フェリクスが声を掛けても、子供たちは鬼畜の存在を見るような怯えた視線で防御を固め決して立ち上がらない。
(そんな目で見るなよ……俺が何したって言うんだよ……)
更に……
「フェリクス、お腹空いた」
「フェリクス、目に砂が入っちゃった」
「フェリクス、トイレはどこ?」
「フェリクス、砂が熱いよ」
「フェリクス、さっき見つけた貝殻が砂に埋まっちゃったよ、見つからないよ」
と、落ち込むフェリクスに子供たちから怒濤の追い打ちが掛けられた。
フェリクスは一緒に来た兵団の仲間たちの姿を捜すが、彼らはずいぶん離れたところで泳ぎに夢中だ。
キラキラと舞う水飛沫の中、仲間たちはキャーキャー言いながら戯れている。
(お前ら、遊びに来ただけになってんじゃねーか!)
「だから……俺はどうすりゃいいんだよ……!」
涙目でふと向けた視線の先に飛び込んできたのは、「探索支援ギルド帝国支部」の看板。
「――あれだ!!」
フェリクスは早速建物に飛び込んだ。
「すまないが、手を貸してくれ……子守の!」
解説
マスターより
リプレイ
「こんなに集まってくれるなんて……本当にありがとう、よろしく頼む!」
余程困っていたのだろう、集まった授恵者たちにフェリクスは勢いよく頭を下げ彼らを子供たちの待つ砂浜へと案内するが、見知った兵団員の顔ぶれではない初対面の者たちを見た子供たちは固まった。
(フェリクスもこの子たちも含め、皆が楽しめるといいんだが……)
シグルド・オルセンは子供たちにどう海水浴を楽しんでもらおうかと思案するが、その矢先に一人の子供が砂だらけの手を顔に持っていく。
「おっと、砂の付いた手で目を擦ると――」
「痛ーい」
ルカ・アインス・シュテルンが止めようとしたが間に合わず、その子は半べそをかき出した。
「大丈夫だよ、すぐに洗い流そうね」
ルカは水を少々生み出して優しく目元を洗ってやる。
「僕はルカ。君は?」
「……ブルーノ」
ブルーノは瞼を何度かぱちぱちさせた後名乗った。
(万が一の時泳げねぇってのは、つれぇからなぁ)
パヴェル・A・サムルガチェフは、愛猫のフーアを撫でつつマントをふわっと揺らしてマルゴットの前にしゃがんだ。
「俺はパヴェル、お前さんは?」
「マルゴットよ」
「マルゴットは水は苦手かい?」
そこはかとなく漂う色気と柔和な表情で尋ねられれば、おしゃまなマルゴットは素直に頷いてしまう。
「そうかぁ……」
パヴェルはフーアを腕から解放した。
フーアは波打ち際に近づくと、前足で波にじゃれ始める。
「実はあの猫――フーアも水が苦手だったんだよなぁ。けれど、今じゃあの通りさ。誰しも苦手ってもんはあるけどなぁ、それを乗り越える力も秘めてるもんだ。とりあえず、フーアの傍で貝殻でも集めてみないかい? お前さんたち子供は五人いるだろう、五色の貝殻を集めてペンダントにでもしようかぁ」
「それ、素敵だわ!」
パヴェルの提案に目を輝かせ、マルゴットは夢中で貝殻を集め始めた。
●
フラム・アニムスは、子供たちから少し離れた所で仲間たちと共に小さな樽に青いペンキを塗っていた。
フラムの心は青い海と白い波を見る度ウキウキと躍る。
(海なんて久しぶりだなあ~! 兄ちゃんと遠出した時に行ったきりじゃないかなあ……)
樽はイカ焼き屋台の店主に訳を話して空のものを数個分けてもらい、ペンキはヴィントダンジョンに来る前に最低限調達してきた。
数は多くないが、子供たち数人の安全を守る程度なら十分だろう。
「あとは樽をロープで繋いで……端の樽は色塗らないでおいて、中に重石を仕込んで流されないように……っと。それじゃ、俺ちょっと適当な石拾ってきますね!」
やがて、石を詰めた樽とそれに繋がった青い樽を、スー・ルーやパルド、ウォーゼルにシグルドが手分けして海に運んでいく。
「オレはこっちから見るよ。ウォーゼルは向こうな」
「分かった、任せて」
パルドとウォーゼルは二手に分かれて付近にエーテルの波を走らせ、海中の危険を入念にチェックした。
二人の探知結果を元にスーとシグルドが重石入りの樽を抱えて移動するが、ふとスーは自身の体が沖に流されるような違和感を覚える。
「この辺り、波は浜に向かってるのに流れは沖に行ってるぜ」
スーの言葉を聞いたウォーゼルは、
「離岸流かもしれません。そこまで行かないよう手前で樽を浮かべた方がいいですね。水深もその辺りから深くなっているので」
と答えた。
「そうだな」
(俺なら足が着くが、背の低いガキにとっちゃ十分深いからな。気ぃ付けるに越したことはねぇ)
スーは頷きながらやや戻ったところに樽を沈める。
●
「青い樽、ここから眺めると綺麗ですね」
ネーヴェ・グラヌローザはそう言いながら固い表情をしている女の子の前にしゃがみ、笑顔でチョコビスケットを差し出す。
「私はネーヴェ。お近付きの印に、宜しければおひとつ……どうぞ」
チョコビスケットを見た女の子の眉間から皺が消えた。
「私、アグネス……ありがとう、いただきます」
ビスケットをひと口齧ったアグネスは、ネーヴェの前で初めてぱっと笑顔を咲かせた。
「フェリクス、あんさんももっと海を楽しむのだ!」
大福がフェリクスの水着の裾をちょいちょいと引っ張る。
「まずは砂浜で遊ぶのだ!」
大福は砂弄りをしているモルモット風の子供・スヴェンの隣に行くと、一緒になって砂山を作り始めた。
砂山が城の形になってきたところで大福は波の引いた所からヒトデを拾い上げ、それを城にぺたっとくっつける。
「わぁっ、お城にお星様が降ってきた!」
喜ぶスヴェンを見守りながら、大福はまだどこか固い表情のフェリクスに
「ふぁーつという街はどんな所なのだ?」
と話しかけた。
「そうだな……ここよりずっと田舎で人も少なくて。でも、みんないい人たちだよ」
故郷の話を始めたフェリクスの顔にやっと余裕が生まれる。
「シャルガネの人たちもみんないい人たちなのだ! シャルガネには『シノビ』がモチーフの観光地もあるのだ! そうだ、これをプレゼントなのだ!」
大福がフェリクスに手渡したのは桜の絵葉書。
礼を言い珍しそうに眺めるフェリクスに大福は声を弾ませた。
「いつか皆でシャルガネにも遊びに来てほしいのだ。その時は大福の『やおよろず亭』に寄ってくれなのだ! ところで、ふぁーつにはどんな観光地があるのだ?」
「ファーツは農地ばかりで観光出来る所はないな。でも、美味しいワインとチーズがあるよ」
「大福もふぁーつに行ってみたいのだ♪」
大福がニコニコしていると、ブルーノの様子を気にしつつルカが交じってきた。
「僕も君たちの街に行ってみたいな。憧れるんだよね……僕は旅の一団出身だったから、故郷と呼べる場所がなくて」
「そうか、ルカも大福もいつでも歓迎するよ」
フェリクスは心から嬉しそうに破顔一笑する。
●
暫くすると、ペンダントを仕上げたマルゴットが子供たちの元にやってきた。
パヴェルやララベル・サン・ディーベルと一緒に作ったペンダントを配るマルゴットはどこか得意気だ。
五人の子供たちが色違いのペンダントを身に着けたところに、樽の設置を終えたフラムたちが合流する。
人見知りのアグネスは、ネーヴェの後ろに隠れて様子を窺っているが、
「ああ、そういえばこんな物があったな……食べないか?」
とシグルドにチョコレートを差し出され、表情を変えた。
「その様子だと、甘い物が好きなんだろう? 遠慮することはないさ」
「あ、ありがとう……」
チョコレートを受け取ったアグネスは上目遣いにシグルドを見つめながら早速ひと口食べ、その美味しさに瞳を潤ませ微笑んだ。
「みんないるみたいだな。それじゃ貝でも拾うか」
合流してきたパルドが子供たちに声を掛け、浅瀬に腕を突っ込む。
「こういう、砂が固めの所を掘ると……ほら、あった。みんなもやってごらん」
「みんな沢山見つけてるね、凄いよ。あ、それは綺麗な貝だね。何貝かな?」
ウォーゼルは子供たちが楽しめるよう声を掛け、パルドは、
「拾った貝はここに入れとくといい。砂が抜けるからな」
と説明しながら余った樽に綺麗な海水を汲み、子供たちに貝を入れさせる。
「後で焼いて食おうな」
「お疲れ様でした。よろしければひと遊びする前にどうでございましょう?」
貝拾いがひと段落したところで、ネーヴェは飴の入った小袋を取り出し、皆に一つずつ配る。
「飴は太陽にかざすととても綺麗ですよ」
ネーヴェの一言に、好奇心旺盛な子供たちは競っておでこの辺りに掲げて空を仰いだ。
●
「みんないい顔して笑うなぁ」
フェリクスが安堵した様子で微笑んでいるのを見たパルドとウォーゼルは、彼を両脇から囲みニィッと悪戯な笑みを浮かべる。
「フェリクス、一緒に逆転鬼ごっこやろう! 全員で一人の鬼を追いかけるんだ」
「へぇ、面白そうだな! それじゃ早速鬼を決め――」
パルドの提案に乗ったフェリクスが皆を集めようとしたのを、
「最初の鬼はフェリクスさんだ! 皆で捕まえろー!」
というウォーゼルの「奇襲」が遮った。
「はぁ!?」
唖然とするフェリクスにパルドが
「オレら全員で追いかけるから、全力で逃げてな」
と言い、
「……という事なので、頑張って下さいね!」
と、ウォーゼルが肩をぽんと叩く。
「ああもう……全力で逃げるからな!」
フェリクスは踵を返し全速力で駆け出した。
「フェリクスはずるいよ、速く走れて……」
他の子供たちがフェリクスを追いかける中、ブルーノはぶつぶつ呟きながらしゃがみ込んで砂弄りを始める。
「それじゃ、あっと言わせようよ」
ルカがブルーノの前にしゃがむと、フラムも
「そうそう、俺たちがいれば出来ちゃうよ! あ、俺はフラム、よろしくな!」
と満面の笑みを浮かべてルカに並んだ。
「そういえば、ブルーノ君は浜辺のお花に興味はあるかな?」
ルカが植物の話題を振ってみると、ブルーノはぱっと顔を上げる。
「この辺にお花が咲いてるの?」
「そうだよ。すぐ傍に咲いてるから、一緒に見に行こうか」
「うんっ」
喜び勇んで立ち上がったブルーノだったが、小さく呻いて足元を気にしだした。
灼熱の太陽のせいで砂が熱を持ち、子供の薄っぺらな足の裏が痛んだのだろう。
ルカはまたも水を作り出し、ブルーノの足元にかける。
ルカとフラムは足の裏の痛みが引いたブルーノを連れ浜辺の花を見に移動するが、二人は逃げ回るフェリクスを強かに視界の端に捉えていた。
その頃リタは懸命にフェリクスを追いかけていたが、とうとう息が上がり立ち止まった。
「俺たちが手伝おうか?」
ウォーゼルに優しく声を掛けられたリタは、両腕を広げてウォーゼルに飛びつく。
「おんぶしてー!」
ウォーゼルはパルドと顔を見合わせ、何故今、何故急におんぶなのかと首を傾げた。
「フェリクス逃げちゃうー!」
「「ああ、そういうことか」」
ウォーゼルとパルドは同時にリタの言いたいことを理解する。
どうやら自力追跡が体力的に限界に達したため、ウォーゼルを足代わりにして追跡を続行したいということのようだ。
「何はさておき、まずは手加減なしでフェリクスを追うか」
「そうだね、彼には悪いけど」
「何か気になるもの見つかったかい?」
「うんっ、見て見て! かわいいお花!」
ブルーノは嬉しそうに浜辺に屈み、ヒルガオのような花を愛でている。
ルカはブルーノの肩を叩きながら別方向を指した。
「あっちに鮮やかな色の花が咲いてるでしょ? あれはね、お腹が痛い時や疲れた時のお薬になるんだよ」
「えっ、そうなの!? ねぇ、他にはどんなお花を知ってるの?」
「そうだね……ここには咲いてないけど、根っこが熱や痛みを和らげてくれる白い花とかもあるよ。ブルーノ君の街にはどんな花が咲くのかな?」
「ええとね、爪を紫に染めるお花とか、冠を作るのにちょうどいい白くてまぁるいお花とか……」
ブルーノがそこまで言ったところで突然フラムが彼の腕を引っ張った。
「そろそろ来るよ!」
「え、何が――」
ブルーノがフラムと数歩出た先は何とフェリクスの正面だ。
「うわっ!?」
いつの間にか回り込まれていたことに吃驚したフェリクスは慌てて進路変更するが、
「今だ、捕まえろ!」
とフェリクスを追ってきたスーやシグルドが声を上げ、パルドがリタを背負ったウォーゼルと連繋して左右を固める。
「捕まえた!」
ブルーノがフェリクスの足にしがみつき、鬼ごっこ第一ラウンドが終了した。
●
鬼を交代しながら何度か逆転鬼ごっこを楽しんだ子供たちと冒険者の距離感は一層縮まっていた。
「朝、顔を洗ったりするよね? シャキッと目が覚めて気持ちいいし。水に入るのもそんなには変わらないよ。ほら、顔を洗うつもりでちょっと付けてごらん?」
控え目に手桶で海水を汲むララベルに倣い、マルゴットはおそるおそる顔に海水を付けた。
「上手だね! じゃあ、今度はお風呂感覚で。お湯のかけ合いっことかしたことない? 僕にかけてごらんよ」
「いいの!? それぇっ!」
「ふわぁぁっ。やったなー」
手加減を知らない子供相手でも、ララベルはマルゴットが水を怖がらないよう勢いを殺して慎重に水をかけ返した。
パヴェルはそれを微笑ましげに見守っている。
マルゴットの表情がどんどん明るくなっていくのを見て、ララベルは
(やっぱりこうでないと。折角の海なんだから、怖がってたら勿体ないもん。この調子で一緒に楽しめたらいいな)
と満面の笑みを浮かべた。
水のかけ合いに慣れてきたところで、ララベルは膝丈程度の水深まで進み、マルゴットを誘う。
「僕が側にいるから、もう少し入らない? 海の中って、色々綺麗な物も見えるんだよ」
「焦らず無理せず、ゆっくりなぁ」
波に足を攫われそうになるマルゴットをパヴェルが支え、ララベルは手を差し伸べ待つ。
「そうそう、その調子。それじゃ、今度は僕に捕まって。安心して、僕がしっかりと支えてるから底を蹴って体の力を抜いてごらん?」
「こ、こう?」
「上手だよマルゴット!」
ララベルはマルゴットを褒めながら、パヴェルと共に泳ぎを教え始めた。
●
マルゴットがララベルの手桶で顔を付ける練習をしていた頃、ネーヴェはアグネスと水中観察していた。
(何より、まずは水に慣れ親しんで頂くことでしょう。水中で思うように動けないことへの恐れが海から足を遠ざけているかもしれませんし。こうした些細なことから私たちがサポートして差し上げないと)
水中眼鏡のような何か水中をクリアに見られる物でもあれば良かったのだが、それでも浅い所なら肉眼で十分だ。
その様子を、シグルドは何かあったときにすぐに助けられるよう近くで見守っている。
「こうして見るなら目も痛くなりません。水中は、地上とはまるで違う世界に見えるでしょう?」
「うん……あそこにいるのは魚? 泳いでる!」
「綺麗な模様の魚ですね。あ、向こうには大きな貝が。見えますか?」
楽しげに会話しながらネーヴェは海中で砂から僅かに顔を出している貝を指した。
「うん、さっき拾ったのよりすごく大きい」
「コツさえ分かればアグネスさんにもあの貝を捕まえられますよ」
驚いて顔を上げたアグネスに、ネーヴェは丁寧に分かりやすく貝の獲り方を教える。
だが、どう考えても潜らなければ獲れない水深で、アグネスは二の足を踏んだ。
「焦ることはないが、ネーヴェの言う通りに出来たら必ずあの貝を獲れると思うよ」
さりげなくシグルドがサポートに入る。
「俺は目がいいからな、潜ってる間に流されてもすぐに見つけてやれるぞ……って、流されるのは怖いな。だが、目がいいのは本当だ。貝が遠くに逃げても見つけられる」
「本当……? シグルド、一緒に潜ってよ」
アグネスに請われ、シグルドは微笑した。
「いいだろう。アグネス、顔を水に浸けられるようになったら、頑張って目を開けてみるんだ。海の中は普段見る景色とは違う。景色が一変するあの瞬間は、歳を取っても面白いもんだ」
まだ見ぬ景色見たさと大きな貝欲しさに、アグネスは意を決して潜った。
シグルドに言われたとおりに目を開けると、多少の痛みに襲われたもののそれも次第に慣れ、やがて海の中の世界に心を躍らせ始める。
そして、苦戦したもののネーヴェの指導でアグネスは貝の捕獲に成功した。
手元の貝を興味津々に凝視するアグネスの前で、ネーヴェは今度は銛を手にする。
「少し遠くで魚を獲ってきます。そこで見ていて下さいね」
言うなりネーヴェは海中に潜り、程なくして海面に上半身を出した。
掲げる銛の先には魚が一匹。
「わぁ……本当に魚を獲った!」
「泳げるようになれば、もっと大物も獲れるのですよ」
「……私も、泳げるようになる?」
「ええ、きっと。だって、もう潜れるんですもの」
微笑むネーヴェに支えられ、時折シグルドにコツを教わりながら、アグネスはバタバタと足を動かす。
●
「僕だって……」
他の子たちの躍進にブルーノは焦燥を覚えた。
「海は足を付けるだけでも楽しいよ~。とっても不思議な感覚なんだ。一緒に入ってみない?」
ルカはブルーノを海に誘い、フラムはその間に準備を済ませ、
「じゃじゃーん!」
と声を上げ掌大の石を幾つかブルーノに披露する。
石には綺麗な花や星が描かれており、よく見ると同じ絵柄の石が二個ずつあった。
「制限時間内で、同じ絵の石を拾ってルカさんに渡して。どんな拾い方をしてもオッケー。拾えたら、この石と更にお菓子もプレゼント~!」
と言いながらフラムは石を盛大に海中にばらまくと、ぱんっと手を叩いて石拾い開始の合図を発する。
もちろん、万一に備えて五感を総動員して周囲を見渡すことも彼は忘れない。
「どうして同じ絵が見つからないの……?」
ブルーノは幾つか石を探し当てるものの、なかなか柄が揃わない。
次第にふて腐れてきたブルーノは、ふとマルゴットを見て絶句した。
彼女はもう海面に顔をつけて楽しそうに足をばたつかせているではないか。
ブルーノは意を決して水中に顔を沈めた。
(おおっ、大進歩!)
必要とあらば同じ絵柄の在処や拾い方のヒントを授けようと見守っていたフラムだったが、自ら潜るという決断を下して実行するブルーノに、
「いいぞ、その調子だよ!」
と声援を送る。
「慣れないと自分でも体調の変化に気付けない時があるからね」
潜れるようになったブルーノに、今度はルカが水分補給と休憩を交えつつ浮き方を伝授する。
「上を向いて、体は真っ直ぐにねぇ」
仰向けに浮かぶブルーノが沈まないよう手で支えながら、ルカは、
「軽く顎を上げるとバランスが取りやすくなるよ」
とアドバイスした。
「こう?」
素直に従うブルーノの体が安定し始めたところで、ルカは黙って支えの手を遠ざける。
「そうそう、上手だねぇ」
●
「うおっほん! スヴェン隊員! よく聞くのだ!」
気合十分の大福はスヴェンの前に立つが、肝心のスヴェンは掘った砂に手を突っ込み
「温泉はっけーん!」
と騒いでおり、聞く耳を持たない。
そこで、スーが助け船を出す。
「他の奴らはまだ補助がないと泳げねぇみたいだなぁ。ここで一番に自力で泳げるようになったら相当格好いいぜ、スヴェンよ」
(スー、ナイスなのだ!)
大福はスヴェンの前でリズミカルに体操を始めた。
「いっちにっ、スヴェン隊員には、さんしっ、大福のわんわん泳ぎを、ごーろっく、伝授するのだ!」
「わんわん泳ぎ?」
興味を示したスヴェンに、大福は体操を促しつつ「決定打」を放つ。
「とっても簡単な泳ぎ方なのだ! お顔の毛も濡れないのだ!」
体操を終えた大福は、スヴェンの前で早速お手本を見せ始めた。
「まずは、浮く! 顔を出したまま~手をカキカキ、あんよバタバタ~」
「ねぇっ、大福溺れちゃってるよ!」
スヴェンは真剣にスーに訴える。
「お、溺れてるわけではないのだ! さあ、次はスヴェン隊員の番なのだ!」
「まずは浮くのが至難の業だろうなぁ。スヴェン、俺の肩に乗れよ。ダイフクんとこまで連れてってやる」
スーがスヴェンを肩に担ぎ海に入った。
「俺の頭でも耳でも掴んどけ、そうすりゃそうそう落ちやしねぇだろ」
スヴェンは強張った表情でスーの耳をぎゅっと握る。
もう少しスヴェンの背中を押せればと、スーは
「実は俺も海は初めてでよ、お前らとお揃いってやつなんだよ」
と切り出した。
「え? スーは怖くないの?」
「怖い? 俺は楽しみでしょうがねぇよ」
笑い混じりに返ってきた答えにスヴェンは目を瞬かせる。
「泳ぎにしても何にしても、出来ることが増えるってのは楽しみが増えることだからな。お、そういや……スヴェンは知ってるか? 海には――」
スーが逞しい両腕を横に広げた。
「――こんっっっなにデケェ魚がいるんだってよ。泳げるようになったら、そいつ捕まえて食っちまうことも出来るかもしんねぇぜ」
「わぁ……!」
スーに見事に乗せられたスヴェンは彼の肩から下りると、支えられながらわんわん泳ぎを始める。
●
「改めて、オレはパルド。よろしくな」
「俺はウォーゼルだよ」
やっと自己紹介を済ませたパルドとウォーゼルだったが、肝心のリタは波打ち際に立って海の底を眺めるばかりだ。
とりあえず、ウォーゼルはリタを肩に掴まらせ、パルドと一緒に徐々に水深の深い所へと進んでみた。
肩を掴むリタの手に力が入ってくると、
「力を抜いてごらん。パルドもいるから大丈夫だよ」
とウォーゼルが声を掛けて安心させ、
「ほら、これ以上沈まないから安心しろ」
とパルドがさりげなくリタの腹を軽く持ち上げるようにしてフォローする。
浮くことに慣れ始めたリタが沖の方を指した。
「あっちに行きたい! 青いの欲しい!」
リタは青い樽が欲しいようだが、あれは危険地帯を警告するためのものだ。
「あの辺りは危ないからね、近付かない方がいいんだよ」
「むぅ……」
残念がるリタの頬を時折跳ね上がる水飛沫が濡らす。
リタがそれを全く嫌がっていない様子なのに気付いたウォーゼルは、
「潜ってみる?」
と軽く促してみた。
パルドも
「水の中から見る景色は綺麗だぞ。上手く行ったら暫く一緒に沈んでみよっか。オレに捕まってれば大丈夫だ」
とウォーゼルの提案を後押しする。
「息を吐き出して――止める。うん、いいね」
「それから片方の手で鼻をつまんで――せーのっ」
ウォーゼルとパルドは微笑みながらリタと目線を合わせ、ゆっくり順を踏んで彼女に教え、一緒に潜った。
水中で何とか目を開けたリタに、ウォーゼルは底を指し示す。
「――!」
海面の光を受ける砂の輝きに、リタは手足をばたつかせて感動を表現した。
すると、今度はパルドが「上を見ろ」とばかりに海面を指す。
太陽の光を反射させてキラキラと輝く海面に、リタはまさに「息をするのも忘れて」魅入った。
●
「せっかくだから遠泳競争でもやらないかい?」
泳げる者が手本を見せることで子供たちの意欲を更にかき立てられるのではないかと思ったパヴェルが提案する。
「おう、受けて立つぜ」
とスーが不敵な笑みを浮かべれば、
「……負ける気がしないぜ」
とフラムが闘志を滾らせる。
「パルド、負けないからなっ!」
「オレだって負けないからなっ!」
ウォーゼルとパルドが対決姿勢を剥き出しに強気な笑みを見せる中、ルカは日焼けした子供たちに癒しの光を注ぎながら
「フェリクス君も出るよね? 僕はここでみんなと応援してるから、頑張ってねぇ」
とフェリクスをけしかけ、子供たちとギャラリーを作った。
「それぞれ自分が戻れると思う距離を泳いだら手を振って合図するルールだ。それじゃ、シグルドの兄ちゃんには審判を頼もうかなぁ」
「任せておけ」
シグルドがスタートの合図をするや否や、授恵者たちは各々の泳法でぐいぐい浜から離れていく。
スタートダッシュを決めたのはウォーゼルとパルドだが、スーとパヴェルがその後方にぴたりと迫り、やや遅れてフラムとフェリクスが続いた。
「お前ら、行きで全力出し過ぎて戻りで力尽きんじゃねぇぞ? まぁ、そん時は引っ張って帰ってやるけどよ」
スーはパルドらを案じながら進み、パヴェルは全身を使った平泳ぎで体力を温存しながら着実に距離を伸ばす。
「どう? あんな風に泳げたら楽しいと思わない?」
「思う!」
ララベルは隣のマルゴットと微笑みを交わし合った。
「み、みんなどこまで行くつもり……!?」
復路で使う体力を考えるとこれ以上は無理だと判断したのか、フラムが泳ぎを止め手を振る。
それから少ししてフェリクスが止まり、次に止まったのはスタートダッシュを繰り出したウォーゼルだが、一緒に出たパルドはまだまだ進む。
ウォーゼルを抜いたところで、
「この辺りかなぁ」
とパヴェルが手を振り、最終的にスーがパルドの後を追う形になったが、僅かな差でパルドがスーよりも長い距離を泳いだ。
●
遠泳猛者たちが戻ってくると、大福がしまっておいた大箱をぽんと出現させ、そこから西瓜と棒を取り出して次の催しの準備を終えて待っていた。
「シャルガネ伝統の西瓜割りをするのだ!」
「スイカ割りか。一緒に遊ぶのに良い案だな」
感心するシグルドの前で、明るい声を響かせながら大福は子供たちに棒を渡し、手拭いで目隠しをする。
「この棒で西瓜をパーンと割ってみんなで食べるのだ!」
視界を封じられた子供たちは、
「左だ、左!」
「ああ、行き過ぎ! もっとこっち!」
「もう少し右なのだ。んとんと、右は……お箸を持つ方なのだ!」
というフェリクスや冒険者たちの声を頼りに、順番にヨタヨタとスイカに近付いて棒を振り下ろす。
「大福ー、お箸って何?」
順番を待つスヴェンに問われ、大福はきょとんとした。
「えっ、お箸知らないのだ?」
大福は大忙しだ。
子供たちが割った西瓜を皆と堪能すると、今度は粽の胴にロープを括り付け、一緒に海に入る。
楽しそうに体を揺らす粽に跨がると、大福は砂浜にいる子供たちに手を振った。
「大福がお手本を見せるのだ! いざ! わんわんぼーと発進!!」
狼の粽は犬型動物特有の泳法で波を掻き分け進んでいく。
突然ざぶんと大福ごと沈み、見ていた子供たちは一瞬不安げな顔をするが、すぐに水飛沫をキラキラと散らしながら海面からジャンプしてみせた。
「潜水からの~大じゃーーーんぷなのだ! あ、大丈夫なのだ、みんなが乗る時は潜ったりしないのだ。しっかりロープを握ってれば大丈夫なのだ♪」
大福が胸を張ってそう訴えると、子供たちの間で粽争奪戦が始まる。
「大丈夫なのだ、粽はちゃんとみんなと遊ぶのだ、だから順番なのだー!」
大福、まだまだ大忙し。
●
大福が子供たちと戯れている間にネーヴェはバーベキューの準備に取り掛かった。
ネーヴェが任せろと言わんばかりに魚捌きの腕前を披露する傍らで、シグルドは手頃な石を集めて台座のようなものを拵え、その上にイカ焼き屋台の店主から借りた金網を載せて火を熾す。
パルドは樽の貝を金網に並べた。
出来たばかりの海だが、イカ焼き屋台があったこととそこのマッスル店主が気前の良いおじさんなのは幸いだった。
「苦手な物とかないか? いっぱい食えよ」
「こっちも焼けたよ!」
魚や貝に火が通ると、パルドはウォーゼルと一緒に子供たちに取り分ける。
「フェリクスさんもどうぞ」
フェリクスに貝を差し出しながら、ウォーゼルは、
「どうでした? 水練」
と問いかけた。
フェリクスはしみじみと頷き答える。
「ここまでにしてもらえるとは思わなかったよ。本当にありがとうな」
「いえいえ。俺やパルドも冒険者になったばかりだからどこまで力になれるかなって思ってましたけど、お役に立てたようで何よりです」
ウォーゼルの「冒険者になったばかり」の部分にフェリクスは瞠目した。
「本当に? あの子たちの相手とか、なかなかの手練れだと思って感心してたんだけど」
「それは……『大家族』で育ったからかもしれませんね」
孤児院の『家族』たちの笑顔を思い浮かべながら、ウォーゼルは微笑んでそう返した。
熱がりながらも舌鼓を打つ子供たちを眺めながら、パルドは先程の遠泳競争を思い出しウォーゼルに声を掛ける。
「なぁ、ほんと今日は久々に思いっきり泳いだな!」
「うん! あんなに泳いだの久し振りだよね」
ウォーゼルは嬉しそうに微笑んだ。
「ブルーノは自分から海に潜れたんだよ。大福さんの方はどうだった?」
「スヴェン隊員は筋がいいのだ!」
並んで座る大福とフラムは、焼き魚を頬張りながら今日の結果を語り合うが、大福は少々お疲れの様子。
次第に瞼が上下し始め、頭が舟を漕ぎ始める。
そこに、
「粽ー、粽ー」
と眠そうに目を擦りながら粽を追うスヴェンがやって来た。
粽が大福の側に横たわると、スヴェンと大福は粽に埋もれるように凭れて寝息を立て始める。
粽は時折尻尾を揺らしながら、二人を見守るようにちらちら視線を向けていた。
「アグネスが獲った貝、美味しいね!」
貝を頬張る子供たちともじもじと照れるアグネスを見つめるフェリクスは感無量の様子だ。
「どう? 楽しんでる?」
ララベルに問われたフェリクスは、まるで子供のように笑って答える。
「最高だよ。初めて街を出た時はどうにも不安だったけど」
「初めて?」
瞬きするララベルにフェリクスは苦笑した。
「俺、生まれ育った街から今日まで出たことなくてさ」
「そうなんだ……」
ララベルは初めて故郷を出た頃を懐かしむように目を細める。
「僕の場合はワクワクの方が大きかったかな。故郷が港町で、小さい頃から船でいっぱい『外の世界』がやってきてたからね、この目で外を見てみたいっていう気持ちが強かったかも」
ララベルとフェリクスにパヴェルが交じる。
「俺たちも今日は楽しませてもらったよ。フェリクス、ありがとう」
パヴェルに礼を言われ、フェリクスはぶんぶんと手を振った。
「礼を言うのはこっちの方だよ! 本当に助かった」
「そうかぁ。お前さんの立場じゃ色々と大変かもしれないが、そう何でも隊長として抱え込まず、仲間や俺達を頼ってくれよな。今日みたいに、その方が上手く行くこともあるだろう?」
「ああ、ありがとう」
フェリクスは清々しい微笑みと共にパヴェルに頷いた。
頭上から照りつけていた太陽も西に傾き始める。
「そろそろ宿に帰らないと」
フェリクスが寝ているスヴェンを抱え他の子供たちを集めると、フラムがブルーノに駆け寄った。
彼の手には、回収した樽をリメイクして作られた、筒状で水を押し出す仕組みの簡素な水鉄砲。
「ええと、今日の記念ってのと、友情の証」
フラムが照れながらブルーノに手渡した水鉄砲には、青い小花の絵が描かれている。
本当は白い小花を描ければ良かったけれど、生憎来る前に用意出来たのは樽を塗る時に使った青いペンキだけで……。
しかし、ブルーノは心底嬉しそうな顔でフラムを見上げた。
「ありがとう! これ、大切にする!」
マスターコメント
ショートEX易しい 報酬:標準10 / 5〜10人
2021年08月07日 09時34分20秒 公開
相談掲示板
いっちばんのりなのだ~~~! 大福と相棒の狼、粽(ちまき)なのだ! 海なのだ!おともだちいっぱいで楽しみなのだ! よろしくお願いします、なのだ~~~♪♬♩♫
オレ2番! パルドだ、よろしくな!
んじゃあ、俺が三番だな。 パヴェルだ。宜しくたのむぜぇ。
4番かな。 シグルド・オルセンだ。よろしく頼む。
これは番号と順に名乗り上げるものですの? 5番、ネーヴェ・グラヌローザと申します。どうぞ宜しくお願い致します。
俺は…6番だね、ウォーゼルです。 よろしくお願いしますね。
ルカだよ。初めての依頼だけどよろしく~。 あ、番号言った方がいいのかな?ラッキーセブンだねぇ。
No.8
おう、ちょっとまてよ…いち、に…… 8!スールだ、よろしく頼むぜ
…え~と きゅ、9! フラムです!よろしくー!!
No.10
まだ集まってねぇようだが、黙ってんのも味気ねぇな 挨拶以外に話したい事があるやつはいるか? 俺ぁとりあえず……海の事はよく知らねぇってことは言っとくぜ。 川や湖なら慣れてっけどよ、海ははじめてなんでな。色々教えてくれや。 ガキの面倒は全員で見るのか?何人ずつかでわかれんのか? 5人まとめて面倒みるなら、ちゃんと顔も覚えとかねぇとよ 勝手にどっかすっとんでっちまったらこんなに小せぇの、探すのも骨が折れるぜ
子供達同士で一緒に遊べるようにしたいなって思ってるよ。 何人かで分かれる感じだと、アグネスあたりは接しにくそうかなって。 でも目を離して万が一溺れちゃったりしても困るよな…。 だから例えば「誰が誰を注意して見ておく」みたいにしてもいいと思う! まだ決め切ってはないけど、考えてることも話しとくな。 みんな泳げないらしいから、まずは浅瀬で水に慣れてもらいたいなーって思ってるんだ。 貝集めとか鬼ごっことかしてさ。 鬼ごっこは全員でフェリクスさんを捕まえたりな。 みんなも一緒にやりたいこととか、逆に一人でやりたいとかあったら遠慮なく言ってくれな。
そうですね、時間的にも少しずつ話を進めておきましょうか。 パルドとは、水が苦手な子達だから、泳げるようにする事よりも水遊びが楽しいと思ってもらえる事を優先したいねって話をしていました。なので、最初は子供達同士で遊べる形がいいのかなと。 パルドと同じく、こんな遊びもあるよとか個人でやりたい事など何かあれば是非教えてもらえると嬉しいです。 皆が一緒に行動するなら、確かに注意してみる子を予め決めておいた方が安心かもしれませんね。
私事でバタついておりまして、発言遅くなり失礼いたしました。 まずは水に慣れ親しんで頂く、という方針には賛成ですわ。個人的にはそこから、水の中に顔をつけられるところまでは最低限持って行きたいと思っております。水を怖がる子どもは、まず顔に水をつけたくない、という子も多うございますから。 例えば、水の中を見てみましょう、と声掛けをしながら水中メガネを装着して、海中を全員で覗き込む……などが考えられましょうか。 後は身体を支えながらのバタ足の練習とかでしょうかね。 パルド様とウォーゼル様の仰る通り、全員で漠然と全体を見るよりは、全体監視を基本として踏まえつつも個々の担当を決めておくべきかと思います。 その方がより細かなところまで目が行き届くかと思いますの。子ども達も、この人に話しかければ大丈夫、という取り敢えずの対象を作り易いのではと考えます。
さて。まぁ泳ぐにしてもまずは慣れからというのは同意だ。 ある程度慣れてしまえば、コツを教えりゃ泳げそうだとは思うがな。 全体を見つつ、一人一人教える子供を絞って相手をするという方針か? 子供は5人。2人で1人に付く感じかな。
遊びはみんなで、教えるのは担当制で!いいと思うのだ〜♪ うーむむ。大福はハーフビーストの子たちが教えやすいかもしれないのだ まずは心臓から遠い尻尾の先をお水につけてみるのだ。ちょんちょん 波打ち際で足先だけ入るのも涼しいのだ 粽につかまってわんわんぼーとも楽しんで貰えるかもしれないのだ あと水に入ってもいいかもって思わせる水遊びって何があるのだ?うぬぬ 最後は大福自慢のわんわん泳ぎを伝授するのだ!大福、この泳ぎ方しかできないのだ! お顔をどうしても水につけられない子もなんとかなる、かもしれないのだ〜てへ。
……スーの旦那ありがとうな。きっかけを作ってくれてさぁ。 すまん、俺も声かけが遅くなっちまった。 野暮用で出発直前(特に23、24の夜)会話には返事きねぇと思うから 今のうちに大体のこと当たりをつけていく。 >教え方、担当。 海の知識。か。まず言えるのは自分の足が付く場所を把握する所から。 特に苦手意識持ってるのであれば、浜辺の足首当たりがかかる浜辺から んで、そこから足が着く場所で慣らすのも良いと思うぜ。 角の形が似てるし、マルゴットの坊主とは気が合いそうだが。 空いてる子の面倒でもかまわねぇかな。 >ちゃんと顔も。 わかりやすい色のちげぇ首飾りでもつけとこうねぇ。 5色の貝殻でつくって渡しておくか。 ちょいとフラムの坊主と話てたとき聞かれたんで代弁するが。 【ここまでで練習する。ここからは危険】っつう場所に 物理的に目印をつけておきたいねぇ。何か浮くもんがついた網でも張っとくかい? ネーヴェの嬢ちゃんは確か、釣りも一緒にしたことあるよな ちょうど良い素材があれば教えてほしい。 あとは、まぁ、もし時間があれば希望する冒険者同士で遠泳勝負。 ってのもいいだろう。「うまくなればこういうことができる」つう希望が持てる手本をみせると子供らのやる気も出るんじゃねぇかと思ってな。 俺が段取りするから、【競泳勝負】って伝えてくれりゃ挑戦者に加えとからな(笑
僕もちょっと開いちゃったね。ごめんねぇ。 流れについては賛成だよ。皆で少しずつ打ち解けていけたらいいねぇ。 追いかけっこも水遊びも、水中眼鏡も喜びそうだし楽しそうだね。僕は遊びについては詳しくなくて皆に合わせる感じになりそうだし、他の所で気にかけられるように頑張るよ。 教え方かぁ……水泳得意ってほどではないけど、浮き方のコツくらいなら教えられるかな?できるできないかはさておき、知識として入れておくだけでもいざという時に役に立つかもだしね。 >担当 ん~。どの子を気にかけようかなぁ。時間には余裕あるから、もう少し皆の希望見てからにするよ。
危険区域を示す浮き、ですか……出来ないことはないでしょうけれど、どのような地形なのかも分かりませんし、段取りが少々大変なような気が致しますね。子どもたちの人数に対して大人が倍おりますから、全員で注意して見ているだけでも十分かな、とは思います。 ですが今後の為に、ということでしたら、設置するのも悪くないかと。丁度良い浮きがまだ思い浮かんでいませんが……例えば小舟でも作って上に旗を立てる、とかでしょうか……。 あと私が出来ることと言えば、やはり漁ですわね。今回は浅瀬の魚や貝の捕り方を教えつつ、泳げるようになればこんな大きい魚も捕れるんですよ、というのをお見せ出来ればと思います。 最後に流れでBBQなども出来ると楽しいでしょうか。 >担当 見たところ女は私だけのようですし、女の子を担当するのが良さそうですわね。 人見知りのアグネスさんの面倒を見ましょうか。甘いものがお好きとのことですから、飴を持って行って会話のきっかけにしたいと思います。 ですが、1人だけあげると、きっと他の子達から羨ましがられますわね。飴は人数分持って参りますわ。
顔出しが遅くなってしまってすみませんっ! >教え方、担当について 顔を水に浸けることすら怖がる子もいると思うので、水を怖がらない遊びを取り入れてみようかな?なんて考えてます。 担当については、歳も近いブルーノくんかな。と思ったけど、希望者がいたら他の子を担当しますー! >遊泳危険境界の目印について 危険なところまで行かなければオッケーなんで小舟でもいいし、小樽に旗立ててロープで繋いだりとかするのも簡易的でいいかも? >遠泳勝負 パヴェルさん、はいはーい!俺参加したいです♪ 競泳勝負ってタグ入れときますー!
んと…今でてる案を書き出してみるのだ (いきなり書記係になってみる大福) ----------------------------------------------------------------------- ★皆で遊んで仲良しさんになる ・貝殻拾い ・鬼ごっこ ・スイカ割り(大福が食べたいだけ) ★水に慣れてもらう ・浅瀬でパシャパシャ水遊び(水のかけ合いっこや手を使った水鉄砲など? ・水中メガネで水の中を観察 ・浅瀬の生き物を捕まえてみよう。ねねの漁教室 ・ルカの浮き方講座 ・粽につかまって、わんわんぼーと遊び ・わんわん泳ぎ伝授 ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ ・スヴェン⇒スヴェン ★危険回避 ・遊泳危険境界に小舟や樽に旗を立ててロープで繋いだ物を浮かべる ★その後 ・BBQ ----------------------------------------------------------------------- こんな感じなのだ?
あっ! ★その後にパヴェルの遠泳勝負もあったのだ!ごめんなのだ!
スヴェンの担当がスヴェンになってたのだ! 大福が担当したいのだ~!何度もごめんなさいなのだ! ----------------------------------------------------------------------- ★皆で遊んで仲良しさんになる ・貝殻拾い ・鬼ごっこ ・スイカ割り(大福が食べたいだけ) ★水に慣れてもらう ・浅瀬でパシャパシャ水遊び(水のかけ合いっこや手を使った水鉄砲など? ・水中メガネで水の中を観察 ・浅瀬の生き物を捕まえてみよう。ねねの漁教室 ・ルカの浮き方講座 ・粽につかまって、わんわんぼーと遊び ・わんわん泳ぎ伝授 ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ ・スヴェン⇒大福 ★危険回避 ・遊泳危険境界に小舟や樽に旗を立ててロープで繋いだ物を浮かべる ★その後 ・BBQ ・パヴェルの遠泳勝負 -----------------------------------------------------------------------
少し見ぬ間に大分話が進んでましたね! 大福はまとめありがとう、分かり易くて助かります。 楽しそうな案がたくさんあっていいですね♪ 遠泳勝負、折角だから俺も参加させてもらおうかな? 担当は…そしたら、俺はリタで手を挙げておきますね。 重複しそうなら変更も可能です。 ------------------------------ ★皆で遊んで仲良しさんになる ・貝殻拾い ・鬼ごっこ ・スイカ割り(大福が食べたいだけ) ★水に慣れてもらう ・浅瀬でパシャパシャ水遊び(水のかけ合いっこや手を使った水鉄砲など? ・水中メガネで水の中を観察 ・浅瀬の生き物を捕まえてみよう。ねねの漁教室 ・ルカの浮き方講座 ・粽につかまって、わんわんぼーと遊び ・わんわん泳ぎ伝授 ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ウォーゼル ・スヴェン⇒大福 ★危険回避 ・遊泳危険境界に小舟や樽に旗を立ててロープで繋いだ物を浮かべる ★その後 ・BBQ ・パヴェルの遠泳勝負 ------------------------------
大福はまとめありがとなー! BBQするのか?! 遠泳勝負も参加する! 担当は2人で1人に付く感じってことなら、オレもウォーゼルと一緒にリタを見るよ。 重複しそうなら同じく変更可能だぞ。 ------------------------------ ★皆で遊んで仲良しさんになる ・貝殻拾い ・鬼ごっこ ・スイカ割り(大福が食べたいだけ) ★水に慣れてもらう ・浅瀬でパシャパシャ水遊び(水のかけ合いっこや手を使った水鉄砲など? ・水中メガネで水の中を観察 ・浅瀬の生き物を捕まえてみよう。ねねの漁教室 ・ルカの浮き方講座 ・粽につかまって、わんわんぼーと遊び ・わんわん泳ぎ伝授 ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ウォーゼル、パルド ・スヴェン⇒大福 ★危険回避 ・遊泳危険境界に小舟や樽に旗を立ててロープで繋いだ物を浮かべる ★その後 ・BBQ ・パヴェルの遠泳勝負 ------------------------------
>危険区域 地形を把握するだけでいいなら、探波で見て情報共有しようか?
No.26
こうやってみると結構いろいろやる事あるじゃねぇか、 まとめてくれてありがとよ、ダイフク。 >危険区域 グラヌローザは海に詳しいのか?時間があれば色々教えて貰いてぇが、まあ今回は置いとくか。 その目印?だとかよ、手ぇ動かす事で手伝えることがあんなら俺にも任せてくれていいぜ その代わりと言やなんだが、俺が相手じゃガキ共がビビりそうだってんでな。 あんた優しい顔してっからよ、指示だけ寄越してくれりゃあとはガキの世話して貰っても良いかもな なんつーんだ?こう……緊張を…警戒を?解かせる、みたいな、そういうのだよ >競泳勝負 俺もその遠泳勝負、乗らせてもらうぜ。 海はすげぇでかいんだろ、あんまり遠くまで行き過ぎねぇように気を付けろよ >担当 ん-……スヴェンにしとくか、一番胆座ってそうだしな 慣れるようなら肩にでも乗せてちょっと深いところまで連れてってやるよ、しっかり捕まってりゃ流されねぇだろ ま、俺ぁ明日でも明後日でも見れるからよ、足りねぇところがあるならそっちに回るぜ。 っと、そういやぁ……フェリクスの奴をどこに入れるかも決めといた方がいいのか? ------------------------------ ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ウォーゼル、パルド ・スヴェン⇒大福、スー・ルー ------------------------------
おー、まとめありがとう。色々あって楽しくなりそうだねぇ。 >危険区域 そういえば補整されてない海は急に深くなるところも多いと聞くから、探波があると便利そうだねぇ。 >フェリクス君 担当は決めないで全体を見てもらうようお願いしてもいいかもね。 子供たちは彼の事慕ってるように見えるし、橋渡し役になってもらった方が………いや、依頼的にはこちらが橋渡し役するのかな?うん、どちらにしても皆とか関われる形が良さそうかなぁ? 担当> そろそろ僕も決めようか。ブルーノ君が一番気が合いそうだし彼にしよう。フラム君もよろしくね。 僕も明日の夜までなら変更できるから、変わってほしいときはいつでも言ってねぇ。 ------------------------------ ★担当 ・ブルーノ⇒フラム、ルカ ・マルゴット⇒パヴェル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ウォーゼル、パルド ・スヴェン⇒大福、スー・ルー ------------------------------
遅くなってごめんなさい。 僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 皆、よろしくね。 じゃあ、僕はマルゴットの担当に回ろうかな。 ------------------------------ ★担当 ・ブルーノ⇒フラム ・マルゴット⇒パヴェル、ララベル ・アグネス⇒ネーヴェ ・リタ⇒ウォーゼル、パルド ・スヴェン⇒大福、スー・ルー ------------------------------
んーじゃあ俺は…アグネス担当ってことか。 ------------------------------ ★担当 ・ブルーノ⇒フラム、ルカ ・マルゴット⇒パヴェル、ララベル ・アグネス⇒ネーヴェ、シグルド ・リタ⇒ウォーゼル、パルド ・スヴェン⇒大福、スー・ルー ------------------------------
まぁ、楽しいイベントが沢山御座いますね! 皆様のアイデアが光る内容になっていると感じました。 ふふっ、スイカ割りのスイカはBBQ後のデザートに回してもよう御座いますね。 >危険区域 小舟を作るのでなく、樽を用意してそれに明るい色で彩色し、ロープで括るのが一番簡単かつ素早く仕上がりそうだなと思いました。 スー様が作成して下さるのでしたら、是非お願いしたいのですが……いかがでしょうか? 探波で深さを調べて、その少し手前くらいに樽を浮かしていくのが宜しいかと存じます。 幾つかの樽にはロープで括った重石をつけて、波に流されてしまわないように工夫をすると尚宜しいかもしれませんわね。 >フェリクス様 ルカ様も仰る通り、全体を見て頂くのがベストかと。いわば統括担当にございますね。 >シグルド様 同じエルフ同士、心強う御座いますわ。どうぞ宜しくお願い致しますね。何かアグネス様に働きかけたいことが御座いましたら、お互いに協力出来ればと思います。 今のところ私は、飴で気を引いてお話しながら親しみを持って頂く作戦です。
出発まで残り僅かになりましたねー! デザートのスイカが楽しみ~♪ >危険区域 樽への着色、たくさん用意するなら一人だと大変そうなんで俺も手伝います。 設置については分けて皆で取り付けていく感じで(字数に余裕がある方は)お願いできればと思います。 念のため俺は全体を見渡せるよう『天眼』も使うようにしますね。安全第一。 ルカさんはよろしくー! ブルーノくんと一緒に遊びましょう。
>ネーヴェ おぅ、よろしく。 俺も甘味、チョコレートで気を引くつもりだ。まずは少しでも警戒を解いてもらわんといけないからな。 あとは同性の方がやりやすいだろうから、ネーヴェがメインで俺はサポートに付いてると思う。 >危険区域 俺も何か手伝えることがあれば手伝おう。
すみません、今しがたプレイングを書き終えたのですが、危険区域のところまで入り切りませんでしたの。申し訳ありませんが、シグルド様もお手伝い願えますか? どのような物を作るかは、一つ前の私の発言にて触れておりますので、宜しければご参考下さいまし。 いよいよ本日正午に出発ですわね。 現地では皆様どうぞ宜しくお願い致します。
OK、ネーヴェ。 こちらである程度書いておいたよ。