【鉄鱗】牛と蜘蛛の素材と肉を回収しよう

岩岡志摩

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シナリオID:998

オープニング

●今回の素材
 ここはエドゥーノーグ迷宮。
 『神匠』ヴィンダールヴルの名のもと、この迷宮に存在する素材の採取依頼が発注されるようになったのは、記憶に新しい。
 ヴィンダールヴルが要求する素材が取れる場所の1つとして、ある枝場が選ばれた。
 その場所は既に解放されている枝場の1つなので、その場所や出現する敵の情報も揃っている。
 そして肝心の素材は、その枝場に出現する敵を倒さないと手に入らない種類になる。
 ここまでの情報は間違っていない。
 一つ以前と異なる部分があるとすれば、それは「現れる数が尋常ではない」ことだろうか。 
 その枝場で現れるのは、主に以下の2種になる。
 1つ目は牛頭(ごず)。
 斧を振るう牛面人身の獣で、その肉は大変上質。斧のほうも鉄素材として使用でき、捨てるところがなく二重の意味で美味しい。
 2つ目はアラクネ。粘着質の糸を吐く蜘蛛。倒すと絹のような上質な糸をドロップする。
 個々の強さはそれほどでもないが、これらが複数かつ連携して襲ってきた場合、どうなるかというと……。
 前方から突進してくる牛頭の群れに探索者側が気を取られているうちに、いつの間にか周囲の壁や天井を伝って接近したアラクネ達からの糸で絡めとられ、身動きが制限されている間に牛頭達からボコボコにされ、被害が拡大する。
 その結果、探索者達は素材回収どころの話ではなく、退却を強いられることが多くなった。
 そうなると、腕の立つ冒険者が必要になってくる。
 冒険者ギルドは、その枝場にいる牛頭やアラクネ達から素材を収集するために、情報をかき集める。
 職員や関係者との相談の結果、何も考えずに突っ込めば同じ結果になるとの判断で一致し、冒険者達を主力とした作戦を立てていく。
 
●収穫の手順
 作戦としては、こうなる。
 まず牛頭やアラクネのいる枝場へと、足の速い別動隊が侵入し、仕留める役となる冒険者達は後方で待ち伏せをする。
 そしてアラクネ達の糸が届く前に、別動隊は急いで後方へと逃げる。
 この時、牛頭やアラクネ達の群れが別動隊を追いかけるので、待ち伏せ地点まで到達したところで、待機していた冒険者達が別動隊と入れ替わって牛頭やアラクネ達を迎撃し、これを撃破する。
 単純ではあるが、これが味方の被害を抑え、着実に素材を回収できる作戦として採用された。
 ギルド職員アルヒ・ラスカスは今回の素材採取依頼の担当者として、冒険者達に依頼内容を説明する。
「今回みんなにお願いしたいのは、この場所での素材回収となる」
 アルヒは冒険者達に、とある枝場を示した見取り図を見せる。
 そこは東西南北のすべてに通路がある、十字路めいた場所だった。
「待ち伏せに適しており、かつ素材回収に失敗した場合複数の退却路が確保できることから、この場所になった」
 普段は迷宮内にいる敵が現れる場所ではないこともこの場所が選ばれた理由でもある。
 またこの場所には柱めいた岩があちこちに並び、身を隠す場所も恵まれており、待ち伏せには適している。
 なお回収できる素材だが、牛頭は倒せばその皮と、その両手にそれぞれ握られた斧をドロップする。
 アラクネの方は、倒せば絹のような上質な糸をドロップする。
 いずれも冒険者達が解体する必要はなく、素材だけ回収できる。
「素材回収にはそれぞれ専用の容器と背負子が貸与されるから、それを使ってドロップしたものを回収してほしい」
 なお素材自体の重さとしては、斧が一番重く、糸が一番軽い。皮は見た目ほど重くないが、一番かさばる。
 このため、素材回収の際は誰がどの素材を運ぶのか、仲間同士で相談しておくのもいいだろう。
 そこまで説明したところで、アルヒは冒険者側にも得のある話を追加する。
「そうそう。牛頭の方だが、肉も解体された状態でドロップする。サシが入った牛肉のような肉で、食すと美味だそうだ。そちらは回収対象ではないから、ドロップしたらみんなの好きにしていい」
 アルヒは冒険者達への追加報酬代わりに、牛頭の肉の所有権を冒険者達に与えることにした。
 希望者には、ダンジョン内でも炭火焼きといった調理が可能な道具類や炭などの燃料も用意する。
「この際だ。希望するなら肉料理との付け合わせに使える野菜やパンも支給する」
 アルヒはそれ以外にも1食分程度の野菜や調味料、パンも支給すると請け負うと共に、こんな忠告をする。
「わかっているとは思うが、肉を集めるのに夢中になって、他の素材の回収を疎かにしないでくれよ?」
 今回目標となるのは、牛頭とアラクネそれぞれ2体分から回収できる素材の量で、合計4体分。
 別動隊もその数くらいを目安として誘引を行うが、皆様が多く倒せる自信があれば別動隊に頼めば、待ち伏せ場所に倍以上の数をおびき出すことはできるようだ。
「別動隊というのは、私だ。おびき出す敵の数は予め皆の方で相談して決めておいてほしい」
 先発するのはアルヒ一人だけなのだから、別働『隊』じゃないじゃん? というツッコミはスルーしておく。
 アルヒが安全におびき出すことができるのは、最大で牛頭が4体、アラクネが6体までだという。
 仮に多くおびき出したものの、全てを倒しきる前に「これ以上は無理だ」と判断できたときは、既定の数の素材を回収し終えていれば、任務完了とみなされその場からの撤退も認められるとアルヒは告げる。
「どうかよろしく頼む」
 そう言ってアルヒは冒険者の皆様へ頭を下げた。
 敵の数をある程度指定できるという、今回の素材回収依頼。
 皆様は、どう動かれますか?

解説

●目標  敵を倒し素材を一定数以上回収する    登場  牛頭×2以上  今回の素材回収対象その1。全高3mの牛頭人身の獣でパワーファイター型。ややタフ。略称『牛』。  双斧(射程1)を駆使して攻防。倒せば斧と皮、そして肉をドロップする。最大で4体現れる。  下記能力を使用。  双刃  片手武器二本を用いて連続攻撃する。近接で【二刀流:1:1】を行う。  アラクネ×2以上  今回の素材回収対象その2。全長1.5m程度の蜘蛛型クリーパー。略称『蜘蛛』。異常に機動力が高く、下記能力を使用し壁や天井伝いに駆け寄ってくる。  倒せば上質の糸をドロップする。最大で6体現れる。  壁奔  さまざまなものを足場として利用することを可能にする。  粘射  口より射程2の粘糸を噴射する。物理射撃攻撃を行い、命中した場合さらに【移動阻害】(強度2)のバッドステータス付与判定を行う。  アルヒ・ラスカス  今回の増援。皆様の指示に従う。使用可能スキルはヒール、解呪。  状況  エドゥーノーグ迷宮のとある枝場。原理は不明ながら周囲の壁や天井、床から淡い光が発しており、視界は確保されている。各所に冒険者2人が並んで身を隠すことが可能な柱状の岩が並んでいる。  敵は下記見取り図の東側より、アルヒを追ってこの場所までやってくる。  敵の数は、冒険者達が予めアルヒに要請すれば調整できる。  なお皆様は既に待ち伏せを完了しており、下記見取り図内の好きな場所からスタートできる。  素材回収用の道具や背負子、並びに調理道具や炭など料理に必要なものも含め、全て貸与済み。  以下見取り図。1マスあたり10×10m。天井の高さは10mくらい。  ↑北   ABCDEFGHIJL  1壁壁壁 壁壁壁壁壁壁壁  2壁         壁  3壁 柱 柱 柱 柱 壁  4壁        ←◆  5     ←ア  ←◆  6壁         壁  7壁 柱 柱 柱 柱 壁  8壁         壁  9壁壁壁 壁壁壁壁壁壁壁    ◆:牛頭&アラクネ  壁:ダンジョンの壁。頑丈で壊れない。  柱:柱状の岩  ア:アルヒ

マスターより

 【鉄鱗】へようこそ。  素材回収シナリオとなります。  今回皆様にやってほしいことは、牛頭やアラクネを一定数以上倒し、ドロップした素材を回収することです。  その過程でドロップした肉は、皆様の自由にして下さって構いません。  ご不明な点がございましたら、出発36時間前まででしたらアルヒが答えられる範囲は答えます。 

リプレイ

●回収の前に
 アルカは事情があって来られなかったが、他の冒険者達は現場となった枝場でそれぞれ配置につく。
「よっしゃ! 牛と蜘蛛を倒して素材ゲットな依頼だな! ちゃっちゃと狩ってきてやろうぜ!」
 ハヤト=ガラン=ヴォルファングは、今回の任務を前に意気込みを見せる。
 ハヤトの言う通り、今回『素材』を回収する対象は牛頭(ごず。以後の『牛』と略)とアラクネ(以後『蜘蛛』と略)の2種になる。
 隠蔽スキルを駆使して身を潜めつつも、ハヤトは持参したロープを近くの柱にくくりつけ、自分と柱の間に垂らす。
 普段は地面の上に置いた状態にして、引っ張れば走ってきた敵が引っかかって転倒するという簡易な罠を、ハヤトは作成していた。
「上手く行けばラッキーってなくれぇだけどな♪」
 ハヤトは笑みを浮かべながらも、身を潜めて敵の到来を待ち受ける。
「ロイ。作戦の確認だが、アルヒが釣ってきた牛頭とアラクネを柱の陰から奇襲して、一番ダメージが蓄積した相手から倒していけばいいのか?」
 セリオス・オーガストは物陰に潜む前に、ロイ・アウレアと共に最後の作戦確認を行っている。
「その流れで問題ないはずです。連携して倒しましょう」
 セリオスからの問いかけに、ロイは頷きを返す。
 ロイ自身は栗鼠を別の場所に配し、視聴覚を共有することで索敵の精度をあげていた。
 今回相手をするのは、牛と蜘蛛それぞれ2体ずつ。
 ロイは事前に牛や蜘蛛達をおびき出す役となるギルド職員アルヒ・ラスカスに向け、その数を指定している。
 なお情報をやり取りした後、セリオスとロイはそれぞれの配置につく。
「最初に来た敵を撃破しても余裕がありそうなら、敵を追加するのもよさそうだな」
 セリオスは隠蔽スキルを駆使して身を潜めながらダマスカス鋼の短弓の弦を引き絞り、牛や蜘蛛達を待ち受ける。
(順調に倒せるのと素材を多くという希望で数を指定したが、ラスカスさんの負担が酷くならないなら追加も希望してもいいか?)
 ロイも枝場の北側で待ち伏せを続ける中、セリオスの考えと似たようなことを頭の隅で検討する。
 やがて枝場の向こうから、攻撃を躱しながら疾走を続けるアルヒの姿を冒険者達は視認する。
 その後ろには、ロイが指定した通りの数だけ牛が通路を、蜘蛛達が壁を疾走して追いかけてきた。

●奇襲します
 アルヒが眼前を通過したところで、ハヤトは勢いよくロープを引っ張る。
 突如出現したロープに対し、蜘蛛は壁を駆け上がって逃れ、牛の1体は躱しきれず足をとられて前のめりに倒れ、もう1体の牛はロープの前で停止する。
 敵の動きが止まったこの機会をロイは見逃さず、牛たちの真横からダマスカス鋼の強弓Reを向け、貫通衝撃射3を行使。
 エーテルを込めた矢が弓弦の響きと共に射出され、宙を飛び渡ると牛達のもとで炸裂し、衝撃波を伴う一射と化して牛達を呑み込んだ。
 牛達は衝撃波で引き裂かれ、血をしぶかせる。
「ラスカスさん。戦闘へのフォローを重視して欲しいので、無理をしないことを願います」
 ロイはアルヒにそう頼む一方で、牛の斧や蜘蛛の糸を受けた仲間がいればヒールや解呪で治療を行ってほしいとも要請する。
「よし、初手は成功だな。次は着実に倒させてもらうぜ」
 ハヤトはロープから手を放すと、隠蔽スキルも駆使して一度身を隠し、静かに牛の死角へと回り込んでいく。
 ここでセリオスはロイの攻撃から逃れた蜘蛛達へと弓を向け、炸光矢3を行使。
 弓弦を鳴らして放たれた一射は、柱から柱へと跳躍する蜘蛛の1体へ吸い込まれ、炸裂する。
 周囲にまき散らされた光の破片が蜘蛛の身を引き裂き、血が噴出する。
 そして牛達にも、隠蔽スキルで潜伏したハヤトが奇襲をかけた。
 背後から忍び寄ったハヤトは、疾風足で瞬間的に加速しタナトスバイトを行使。
 一瞬で牛の1体へと肉薄したハヤトは、エーテルを籠めた焔雷獣の拳爪蹴牙を繰り出し、必殺の暗殺撃と化して牛の後頭部を貫いた。
 縫い止められたように牛の動きが止まり、ハヤトが武器を引き抜くと血を噴いた牛が倒れ伏し、斧や皮、肉といったドロップ品を残して消えていく。
「手早く数を減らすぜ! お前らの事は美味しくいただいてやっからな!」
 手際よく1体を屠ったハヤトは、残る1体の牛へと肉食獣の笑みを見せると、牛はハヤトへと2本の斧を振りかざして襲いかかる。
 その間にロイとセリオスは歩調を合わせ、蜘蛛達への対処に移行する。
「ロイ。アラクネの方はあと一撃加えれば倒せそうだ。着実に撃破するとしよう」
「承知しました。アラクネを倒したらハヤトさんの援護に回った方がいいでしょうね」
 セリオスとロイは短くやりとりした後、アラクネ2体に向けそれぞれの弓を向ける。
 ロイが風読みの矢を行使すると、同じタイミングでセリオスはバスターアローを行使。
 放たれた後、風のエーテルを纏って加速したロイの矢が蜘蛛の1体を貫くと、セリオスが光を弓に集中させ、力が溜めて放った一射も速度を上げて、もう1体の蜘蛛の身を貫通した。
 それぞれ射抜かれた蜘蛛達は、宙で動きを止めて落下し、地面へ叩きつけられると、糸の塊を残して消えていく。
 そして牛と交戦していたハヤトは、牛からの2連撃を跳躍で躱すと、そのまま牛へと肉薄し、風を撒いて叩きつけられた爪牙が、牛の喉を裂いた。
 血を盛大にほとばしらせた牛が仰向けで倒れ、ハヤトが着地したのとほぼ同時に、牛は肉や皮、斧を残して消えていった。

●追加で
 当面の目標だった牛と蜘蛛2体分の素材は、冒険者達の手で無事回収された。
 ロイやハヤト、セリオスはアルヒに向け、それぞれ『追加』を寄こしても問題ない旨を伝える。
「ラスカスさんの負担が酷く成らないなら追加をお願いします」
「さらに2体ずつのお代わりを頼む。奴らの強さはだいたいわかったからな」
「まだ余裕はあるので追加の釣り出しを頼む。作戦は先ほどと同じく、釣り出してきたのを奇襲して倒すつもりだ」
 相談の後、アルヒは「承知した」と応じ、再び牛や蜘蛛達のいる場所まで戻ると誘引を再開した。
 そして再びアルヒを追う形で牛と蜘蛛、それぞれ2体がロイやハヤト、セリオス達のいる部屋にやってくる。
 まずロイとセリオスが壁や柱を跳び渡る蜘蛛達の前後を塞ぐ位置に動き、それぞれの弓を向ける。
 そしてセリオスはラピッドショットを、蜘蛛達を挟んで反対側よりロイはグラヴィティボルトをそれぞれ行使。
 セリオスより目にもとまらぬ2連射が撃ち放たれ、ロイからも重力波のエーテル力場が収束された矢が射出される。
 セリオスの二射は蜘蛛の身を立て続けに貫き、射抜かれた蜘蛛は血飛沫をあげる。
 その二撃で絶命した蜘蛛は落下し、地面に到達する前に素材の糸を残して消え、もう1体の蜘蛛にもロイの一射が命中し、その威力と重力波エーテルの効果が炸裂する。
 ロイの一射に貫かれ、動きを鈍らせた蜘蛛は粘性のある糸を噴射し、ロイへと浴びせかける。
 ロイは身を引いて柱の陰に隠れ、蜘蛛からの糸を柱に当てて攻撃を凌ぐ中、セリオスが蜘蛛を仕留めるべく狙いを定めていく。
「素材の回収はアラクネをすべて倒し終えたら行うとしよう。その後は牛頭の退治だな」
 セリオスはそう呟き、鋭射2を行使。
 エーテルを収束させ、威力を増した矢が弓弦を鳴らして撃ち放たれ、宙を飛び渡って蜘蛛の身を貫き、その鏃が蜘蛛の背から突き出した。
 血を撒いた蜘蛛の肉体が落下し、地面に叩きつけられ素材を残して消えていく。
 そしてアルヒを追ってきた牛達の前にハヤトが立ち塞がり、強襲をかける。
「後ろに通すつもりはねえが、斃しちまってかまわねぇんだろ?」
 ハヤトは後衛であるセリオスやロイのもとへ牛を向かわせないように、あえて牛達の注意を引きつけていた。
 反応強化2を行使し、精神を研ぎ澄ませて反応速度を瞬間的に高めたハヤトが跳んだ。
 牛からの2連撃はハヤトが先程までいた空間を薙ぎ払い、牛の懐に飛び込んだハヤトはトリプルファングを行使する。
 焔雷獣の拳爪蹴牙と藍玄の忍刀が交互に繰り出され、牛の胸を穿ち、喉を切り裂き、刺し貫いた。
 血を噴いてのけぞった牛が仰向けに倒れ、素材を残して消える中、着地したハヤトにもう一体の牛が斧を振りかざして襲いかかる。
「今だ、ロイ。一緒に仕留めようぜ。こいつで最後だ」
 その動きは近くにいた栗鼠が捉えており、栗鼠と視聴覚を共有していたロイは、ハヤトを援護すべく牛の側面へと回り込む。
「了解です。今から支援射撃を行いますので止めはお願いいたします」
 ハヤトから連絡を受けたロイは、連携の打診を受諾すると弓弦を引き絞り、重撃射3を行使。
 先端にエーテルを収束させた矢を放つ響きと共に、ロイの一射が牛に命中すると、牛に突き刺さった矢に込められたエーテルが牛の身に絡みつき、動きを鈍らせていく。
 ロイの作った隙を逃すことなく、ハヤトは残る牛に向け再度トリプルファングを行使。
 一息で肉薄したハヤトより、爪牙と忍刀が続けざまに繰り出され、その3連撃が牛の首筋を断ち切った。
 宙に浮いた牛の首が地面に触れるより前に、首ともども牛の姿は消えていき、素材だけが残された。

●全て回収しました
 追加で誘引した牛や蜘蛛達も撃破した冒険者達は、改めて素材の回収を実施する。
 ロイは予め借用した大きめの容器に肉を除いた素材をひとまとめにして収めると、その容器をマジカルポケットへと収納する。
「これで牛と蜘蛛からの素材は、予定より多く回収できたということだな」
 当初目標とされていたのは牛と蜘蛛それぞれ2体分だった。実際に倒したのはその倍。
 セリオスは目標の量を上回る素材を回収したところで、ようやく戦闘態勢を解除した。
「それじゃあ、こっちは俺達の方で美味しくいただいてやるとするか」
 ハヤトは冒険者達の取り分となった牛の肉を集めていく。
 今回入手できた肉は、全て持ち帰ることができるくらいの量におさまった。
 事前の説明では、肉は美味とのことだったので、ハヤトは帰ったら味わうつもりだ。
 そして素材を回収したロイは次の行動に移る。
「肉? ……前回沢山頂きましたので……。……でも、廃棄するのは勿体ないですよね」
 ロイは家に帰れば肉の在庫があるようだが、持ち帰れない分をどうするか思案した結果、今は肉の一部と借用した調理道具を使い、料理を作っている。
「皆さまお疲れ様です! ラスカスさんも食べましょう」
 ロイより提供された料理を断る理由はなく、冒険者(アルヒも含む)達は帰還するまでの間に、迷宮内での食事を堪能していった。
 皆様、このたびはお疲れさまでした。

マスターコメント

 今回ですが、全員がそれぞれのやり方で当初目標とされた数以上の素材を回収することに貢献されましたので、大成功と判定させて頂きました。  ご参加下さりありがとうございました。  また機会がございましたらよろしくお願いいたします。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準4 / 4〜6人

2021年06月15日 23時11分02秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ロイ・アウレア

    シューターのロイ・アウレアです。よろしくお願いします。 素材集めにリベンジ!今回は…肉に目もくれないぞ…(チラッ) 先ずは4人集まるか、ご検討ください。

  2. ロイ・アウレア

    確定してた! 相談するのは、誘き寄せて貰う獲物の数と、戦う優先順と、アイテム回収…で良いかな? 忘れてたら提案くださいね。 人数が今のままなら、獲物の数は最低数の、牛2、蜘蛛2 討伐優先順は、蜘蛛>牛でどうでしょう? アイテムは >斧が一番重く、糸が一番軽い。皮は見た目ほど重くないが、一番かさばる。 斧(片手武器二本@2体分)が一番大変そうだが マジポケ持ちさんが居れば1纏めに縛って入れられないかな? (長さ2m越なら皆で1本ずつとか…) 糸と皮は数人で手分け…とか?ご意見待ちつつマジポケを職人通りで購入して来ますっ。

  3. ロイ・アウレア

    あ…初期位置… 今考えてるのは、E-7かE-3の柱の裏で待機 アルヒさんが通過したら、獲物たちとの間に貫通衝撃射を撃ち込んで広げようと思ってます。 ここは相談次第、合せますので考える動きがあれば教えてくださいね。

  4. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず蜘蛛優先で俺もいいと思う。動きが厄介そうだからな やるならロイの言う通りアルヒが通過したら柱の陰から出て側面から攻撃でいいと思う。 その場合俺はロイと反対側の柱から挟み撃ちにする形でやったほうがよさそうだな

  5. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! こっちの人数が4人なら牛と蜘蛛の2体づつ計4体って感じでいーんじゃねーか? 倒してみてまだ余裕ならもう一度誘き出しての策戦で繰り返してもいいと思うしよ。 俺も初期位置はEかGの7か3で柱に隠れて奇襲って感じでロイとセリオスの射撃が終わった俊寛狙って死角から飛び出すつもりでいんぜ。 状況によってタナトスバイトとトリプルファングを使い分けてってイメージだな。 乱戦になったら基本は回避盾として攻撃は引き付けっからその間に蜂の巣にしてくれっと助かるぜ! 素材に関してはマジカルポケットはないんで何か余った分を背負ってくんでいいぜ!

  6. アルカ

    ウォーリアのアルカです。よろしくどうぞ。 >荷役 なるほど、と思いましてマジカルポケットを持ち込んでいきます。 >作戦 特に反対するところはないですね。 となると自分は壁、というところでしょうか。 チャージングで可能な限りアルヒ嬢と敵の間に手早く割り込んで徐々に交代 引き込んだらシュータ各位へ接敵されないように肉壁になりますか……後はヒールをちょっとだけ持っておきます。 (BS回復時にヒール代用員として)

  7. ロイ・アウレア

    ご意見ありがとうございます!全員一致と言う事で 【牛頭×2、アラクネ×2】『倒して余裕があればお代り』と書いておくね。 自分の初期位置はセリオスと向かい合うようにで、E-3にするので 交代希望なら教えてくれれば合わせるよ。 流れは蜘蛛優先、ハヤトさんとアルカさんの回避壁と肉壁、頼りにします! アルカさん、ヒールも助かります。 ラスカスさんにもヒールと解呪をお願い出来るので お二人に頼らせて頂いて自分は戦闘スキルを多く積んで行くよ。 荷物は、マジポケをついに習得したので 二人で詰めるだけ詰めて、残りは担いで帰ろう。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0