【CP】問題児の帰還
馬車猪
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シナリオID:571
オープニング
建ち並ぶテントを目にしたとき、リットの目に涙が浮かんだ。
この地に逃げてきて半年も経っていないのに、難民キャンプを故郷のように感じている。
もう彼はスラムの少年ではない。
仲間と共に生きる、1人の授恵者なのだ。
「おーい!」
「リットー!!」
仲間が駆けてくる。
顔見知りの行商や農家の顔も見える。
リットは破顔して、彼等に向かって走り出した。
「馬鹿野郎遅いんだよ!!」
「どれだけ心配かけたと思ってるのっ」
「いいから早く報告書読んで署名しろ。事務仕事だけでどんだけ溜まっていると思ってンだ、あァ!?」
仲間は寝不足と過労で酷い顔だし、取引相手や提携相手はこめかみに血管が浮き出ている。
「……ごめん」
珍しくリットが本心から謝っても、容赦はしてくれなかった。
●難民キャンプの今
「おっちゃんただいまー!」
「おーっ、って挨拶だけかよっ」
自称元帝国人の中年男がリットの背中を見送った。
肩をすくめて梱包を解き、店舗と呼ぶにはあまりにもささやかな台に商品を並べる。
「王国から届いた岩塩だよー。ちょいと高いが質は確かだ。どうだいそこの奥さん、スープに足すとそりゃぁ旨くなるぜ?」
小規模ではあるが畑作も始まり、ヴァイセントラフ砦へ出稼ぎに行く者もいるので物々交換以外も成り立つようになった。
「毎度! 明日農作業の募集があるって話だ。報酬は現物支給だが間引いた菜っ葉は持ち帰っていいらしいぜ」
情報をオマケに渡して次の客に向き直る。
(今日は平和だな。盗人を躊躇なくぶっ殺す奴が戻って来たんだから当然か)
まだ冬は厳しくても、春は徐々に近づいていた。
リットは挨拶しながら難民キャンプを走り回る。
広範囲に住んでいるため1日では回りきれない。
それでも関わりがある場所や集団に可能な限り顔を出して繋がりを維持する。
最後に訪れたのは、開拓予定地だった。
「おっ、あんたら砦にいたゴブリンかっ」
土まみれのゴールディゴブリンに気付いて話しかける。
極自然に隣にしゃがんで作業に加わろうとして、スラムの頃からの仲間に凄い笑顔で睨まれた。
「リットちゃんはこっち」
「剣の腕は鈍ってねーだろーな? 俺達は開拓で一番やべぇ場所担当だ」
分厚い防寒具を着た少年少女が、鉈と斧と槍を分担して運んでいる。
一際たくましいビヒモーが、リットを一瞥して鼻を鳴らした。
「分かったよやればいーんだろ」
責められているのにリットは嬉しげだ。
なお、予想の倍は厳しく怪我人続出であった。
●護衛依頼という名目で
「帝国難民キャンプでの依頼です」
冒険者ギルド職員は相変わらず愛想がない。
しかし冒険者に開示する情報は質量共に素晴らしい。
今カウンターに広げた地図も、リットは確実に知らない水準で正確で精密だ。
「近隣エルフとの緊張関係は続いていますが一部の土地では境界が画定しました」
地図の中央付近、リットの縄張りというか担当地域になった場所を示す。
全く整備されていない森だ。
燃料供給源の里山にするには手間がかかりすぎ、害獣が既に住み着いている疑いが濃厚な場所だ。
「難民キャンプでは森を切り倒して畑にする計画が進行中です」
食料は足りてはいるが、援助が止まれば瞬く間に飢えてしまうのが現状だ。
援助が続いたとしても来年、再来年も同じだけの援助がされるとは限らず、自給率向上は急務である。
「依頼の名目は開拓者の警護となっていますが、開拓作業を直接手伝ってもそれ以外のことをしても問題ありません」
これまで多くの冒険者が難民キャンプで成果をあげてきたため、現地での冒険者に対する信用と信頼はかなりのものだ。
派手に行動しても許容される。
「敵として出現する可能性があるのは主に害獣です」
熊、猪、野犬。
逃がせば武力を持たない難民を襲う危険がある。
見つければ即肉推奨、もとい討伐推奨だ。
「最近コボルトの目撃情報が多いです。大規模な戦力の報告はないので皆さんなら問題ないでしょうが……」
可能ならコボルトの狙いを探って欲しいと伝える職員であった。
解説
マスターより
リプレイ
キャンプの端にあるテントで、昨日戻って来たばかりのリットが熟睡していた。
「リットくーーん!!」
シルク・メイプルリーフが容赦なくテントの入り口を開ける。
冷たい空気が入り込み、リットの鼻をむずむずさせる。
なお、普段のリットなら枕元の剣を無意識に抜いているはずだが何故か安らいだままだ。
「おかえりなさい無事でよかったです、怪我は無いですか? ご飯はちゃんと食べてました?」
シルクが抱き上げ、抱き寄せる。
両手の指から腕、肩から顔まで直接触れて無事を確かめる。
食料事情が改善されているせいか、リットの体以前より少し逞しい。
「どこか調子のおかしいとことか無いですか? いっぱいヒールしますよ?」
「ねーちゃん?」
リットは寝ぼけたまま瞬きして、柔らかで暖かな膨らみに下心なく顔を埋める。
とうに擦り切れた母の記憶に縋るような、幼く儚げな顔をしていた。
●
とある少女が凄い顔をしていた。
嫉妬と庇護欲と女としての情が渾然一体となった、荒くれ揃いの武装難民が怯えて逃げていくほどの表情だ。
「あの」
エフィルミアが声をかける。
用もあるがそれ以上に相手が心配だった。
「何かご用でしょうか」
少女が振り返ったときには穏やかな笑みに切り替わっている。
地元エルフ相手に憎悪を剥き出していたヒューマンと同一人物とは到底思えない親しみ易さだ。
この態度が本心であることに気付き、エフィルミアは内心頭を抱えた。
「エルフに歩み寄ってくれてありがとうございます。まだお互い気に入らないところはあるかもしれません。でも共に歩む気持ちは捨てないで欲しいです」
深く頭を下げようとすると、少女が極自然な態度で止めて感謝を述べる。
「もちろんです! リット君が戻ってくるよう尽力してくださったのですもの、希望に添えるよう最大限努力しますっ」
(このひと目的のために手段を選ばないタイプだ……)
エフィルミアは、ひとまず悲劇が起きなかったことに安堵する。
彼女達は怒りを抑えてエルフに賠償と交渉行ったのだ。少なくとも理性的ではあるはずだった。
「よく眠れたみたいだな。リット君、もう体の方は大丈夫か?」
アルベルト=V=シュタールシュヴェーアトは空気を読んで、予定より数分遅くリットを促した。
「げっ、もう昼じゃねーか!」
シルクから離れ、補強した上着を着込んで剣を腰に吊す。
「エルフの集落から解放されて早々なのに開拓作業なんてリットさんはタフだねー。ヒールいる?」
アルマ・ヴァレンタインも顔を見せる。
「俺はねーちゃんにかけてもらったからいーや。ツレが何人か怪我してるから頼める? ワリィけど出世払いで」
しかたがないなーリット君は、という顔をしたアルマに、例の少女が鋭い視線を向けていた。
●
「リット殿農夫殿、昨年植えた蕪はどうなりましたか? 最後に見た折ある程度は育っていましたが気候も時期も悪くあまり期待できなかったのですが」
「とっくに腹の中ですよ。美味しい鹿肉も頂きました」
「旨かったぜ! 俺の畑は全滅だけど」
ドローミが問うと、農業指導担当の自作農とリットが口々に答えた。
(しかし寒いですね。もしかすると種まきも収穫も拙かったのでしょうか)
自作農がドローミの態度に気付く。
「あの時はとにかく野菜が足りませんでしたから。数ヶ月後に売れる野菜より少しの葉っぱですよ。勿体ないのは確かなので2度とやりたくないですがね」
当時はそうせざるを得なかったということだ。
「そうですか。蕪は連作障害があるのですが、次の時期二毛作出来る野菜の候補を下さい。次回までに可能な準備手伝います」
ドローミの端的に要求すると自作農が困惑する。
「この土地に来て半年経っていないのに分かりませんよ」
そんな知識や技能があるならキャンプでなく王国貴族に雇われて良い暮らしをしていますよと、じゃがいも畑予定地と蕪畑予定地である森をちらりと見る。
「急ぎすぎていたかもしれませんね」
空気に漂う糞尿の香りに気付き、ドローミが小さく息を吐いた。
非常に体格の良いビヒモーが歩いて近づいて来る。
伐採直後の木を積んだ大型荷車を牽いている。
「こんな所で会議? 寒いわよ」
イネス・エレディアは、荷車の木の上で休憩と警戒を同時に行っている。
ビヒモーは貴重な財産なので警備が必要だ。
「発酵の具合は分かりますか」
ドローミは、ビヒモーの糞と土と他色々を仕込んだ場所について尋ねた。
「あぁ……」
イネスが遠くを見るような目つきをする。
「臭いわ」
糞には危険な病原菌が含まれている。
それを殺すために発酵する訳だが、その過程で強い悪臭が発生する。
「雑草が悲鳴をあげてたわよ」
比喩表現ではあるが正確な表現でもあった。
「ありがとうございます。畑の近くでするには刺激が強すぎますか」
ドローミが考え込む。
「切り替えしが今から憂鬱ですよ」
げっそりした自作農と、いずれ巻きこまれることに気付かず平然としているリットが、対照的であった。
●
斧が枝を断つ音がカカカと連続する。
相変わらず幹と幹の間隔は狭いが、過剰だった枝が半減したことでかなり明るくなった。
「此処に定住するようなら間伐をしましょう、根こそぎ全部切ってしまわないでそのうちまた生えてくるように間隔をあけて切り倒すんです」
切っても良い幹に目印をつける。
シルクの呼びかけに応じて境界での作業に立ち会っていたエルフ達が、自分達もしようかと話あっている。
「受け口追い口の方向気を付けてくださいね、怪我をしたら私を呼んでください」
はーいと返事をする治療済み武装難民達を、地元エルフが羨ましげに見ていた。
武装難民が数人がかりで猪を荷台に引っ張り上げる。
血抜きされ内臓も抜かれたとはいえ非常に重く、形が安定している分、木を載せるときの方が楽だと荒い息を吐く。
ストレガ・L・リベルガストラが助走無しで荷台に飛び乗る。
一度使用あるいは破壊された罠の整備と再設置はかなり大変で、予想していたより時間がかかった。
「一旦キャンプに戻るのだ。ただし」
最大限の警戒を行うよう厳命する。
先程凄まじい手並みで猪を屠ったストレガが徹底して真剣なのをようやく理解して、リットの仲間達は戦場と同等の警戒を周囲に対して行った。
残念ながら、難民の練度不足のため不意打ち防止にはならなかった。
木が粉砕して茶色の毛並みの大熊が飛び出す。
あまりの威圧感に難民の足が竦んでいるが、槍は構えているので即座に殺されることはないだろう。
ストレガが魔導書を開く。
宙のエーテルを凝縮して氷の矢を形作り、ストレガの魔力に導かれたそれが高速で茶色の毛皮に着弾する。
分厚い毛皮と脂肪と筋が衝撃に耐え抜く。
が、衝撃と同時に広がった冷気には耐えられず、冒険者より上だった速度が冒険者未満になった。
「害獣め。性懲りもなく……、殲滅するぜ!」
アルベルトが爆発的に加速する。
これまでビヒモーを襲われることを警戒して荷馬車から離れることが出来なかった。
熊の速度が低下したことで、やっと迎撃に向かうことが出来る。
ブラウンベアが立ち上がって威嚇する。
筋肉で膨れあがった体はまさしく脅威であり、しかしアルベルトは脅威を認識した上で止まらない。
熊が判断を誤ったと気付いたとき、アルベルトの大太刀は既に最高速に達している。
毛も、皮膚も、筋も、骨すら本来の機能を果たせず、輪切りにされて中身を森の中に撒き散らした。
「逃がしはしない」
アルベルトが180度近く向きを変える。
色は同じでも顔立ちが全く違う熊が、アルベルトの抜けた荷馬車へ向かっていた。
不自然な豪風が発生する。
新手である親熊の陰に隠れて接近中だった小熊が手傷を負って悲鳴をあげ、位置が露見する。
「焦ってるのだ。縄張りに踏み込んでいるからストレス溜まり過ぎたのだ」
ストレガは攻撃術から移動妨害術に切り替える。
障害物だらけの地面を稲光に似た光が満たし、襲撃者であった熊が狩られる側に押しやられた。
大太刀、甲冑、盾という重装備であるのに機敏に駆け寄ったアルベルトが鋭い斬撃を繰り出す。
直前の大技と比べると威力はささやか。
しかしビヒモーの全力突撃にも匹敵する攻撃力があり、体格の良い茶色熊に骨まで届く裂傷を負わせる。
「リベルガストラさん、野犬だ!」
返事の代わりに光弾が多数飛ぶ。
漁夫の利を狙った犬達が貫かれ、悲鳴もあげられずに絶命した。
「すごい」
まだ少年といえる年頃の難民が、アルベルトの背中をきらきらした目で見ている。
「1人で当たろうだなんて考えるな。リット君もだ。これは試合じゃなく駆除なんだからな」
熊の大重量と超筋力の一撃を防ぎ、それ以上の威力の剣で熊を削る。
その勇姿は、武装難民の心に強く焼き付いた。
「……出来たのだ」
その日の夕方。
香草で臭み抜きされた肉がキャンプの食卓に並んだ。
●
土地の所有者を気取る人間も、夜になれば狩られる側になる。
闇というのはそれほどの脅威だ。
「土の栄養不足はすぐには改善出来ないわ。焦って畑を駄目にするのは初心者がよくする失敗よ。専門家の言うことを聞くべきね」
同じ時間帯に警備をする武装難民に、イネスは少しの農業知識と植物共感能力による調査結果をもとに助言していた。
「イネスさん」
焚火の前で毛布にくるまっているアルマが、姿勢を変えず目も動かさずに静かに囁く。
「北に50……60メートル、重い四つ脚」
昼と比べて静かな夜間は、緊張感と集中力を維持できるなら聴覚が大きな役割を果たす。
超聴覚ともいえる感覚の鋭さを持つアルマは、耳だけで広範囲を把握していた。
「鳴子を避けたか。野生動物はこれだから」
イネスは動物の頭の良さを苦々しく再確認しながら、闇の中で弓矢を用意した。
「他の冒険者を呼んで来なさい。攻撃は合流が完了するか気付かれてからよ」
まだ何も植えられていない畑を掘り返して時間を無駄にした猪に、いくつもの足音が近付いてきた。
「仕掛けるわよ」
ダマスカス鋼の魔弓が矢を撃ち出す。
鏃には濃密な魔力が込められていて、十分に強靱なはずの毛皮を易々と貫き内蔵を壊して反対側に突き出す。
ただの野生動物に、魔法を防御する手段などないのだ。
「攻撃開始だよ。リット君の仲間は前に出ずに防衛線を維持。肉入り倉庫をやられたら敗北だよ!」
アルマはエンライトで照らして練度不足の武装難民を支援する。
「ほら、構えて」
声と一緒にエーテルを広げる。
アルマ達冒険者にとってはそこそこの、非授恵者である難民にとっては爆発的な身体能力増加により武装難民の戦闘力が激増した。
「野犬まで?」
イネスが困惑する。
別方向にある森から、複数の野犬が飛び出したのが見えたのだ。
猪も撤退ではなく前進を選び、夜目を活かして孤立しているよう見えるイネスに殺到した。
「所詮獣ね」
技としての魔矢ではなく文字通りの矢が、頭蓋を貫通して猪の頭を射貫く。
作りかけの畑という地形に邪魔され速度を出せない猪達が、イネスに辿り着くまでに3頭も仕留められる。
小柄な体が美しく跳ねる。
ペットとの連携を戦術に組み込んでいないイネスは、平均的シーフを上回る身の軽さで猪の牙を寄せ付けなかった。
「大丈夫。勝てる!」
アルマの言葉を疑う者は既にいない。
信じれば力を与えられ勝利を授けられると確信し、猪に槍が通用しなくても野犬に囲まれても難民達がしぶとく戦う。
(士気はあるけど練度が……)
アルマはエーテルを光の矢に変えて野犬を狙撃する。
難民のふくらはぎを噛み千切るはずだった個体が、強力な魔法攻撃に耐えきれずに即死する。
(後で治療してあげないと)
強力な支援を受けても怪我してしまう程度に、難民は弱い。
イネスの精密な射撃とアルマの魔矢が、主力であった。
●
「リット君は久し振りだね。また手伝いに来たよ」
「うん、おっちゃんも……おっちゃん強いな!!」
海神・江流を見上げる瞳に純粋な尊敬がある。初めて出会ったときは江流の実力を理解出来なかったが今は違う。
「こんなに強かったのかよ」
江流のまわりをうろちょろするリットに、エフィルミアがちょっと冷たい目を向ける。
いいなと思っている男をおっちゃん呼ばわりされるのは、愉快な気持ちではない。
「交代順を変更出来るか? 可愛いエルフの娘が眼の下にクマ作ってたら罪悪感出そうだからな。明け方に交代してくれればいい」
江流は最も負担が重い時間帯の担当を申し出る。
エフィルミアは機嫌を直してにこにことしていた。
それが2日前である。
江流とエフィルミアは疲れは見せていないが疲労が溜まっている。
本命の敵が見つからないのだ。
何度か小さな物音や足跡は見つけたものの、徹底して冒険者を避けているとしか思えない。
「エフィ」
気配を殺していても音か何かに気付かれたようだ。
突進してきた黒毛の猪を軽く躱して刃を差し入れ始末する。
そして猪が息を引き取る前にエーテルを使い気配を消す。
遠くから見ていたコボルトが、2人を一度に見失ったことに気付いた。
(凄いな。迷わず逃げ出した)
(森から抜けると多分ばれるよ?)
(気付かれたら退こう)
(了解。安全優先ね)
2人は超軽装のコボルトより速い。
つまり追跡でも撤退でも圧倒的に有利ということだ。
数時間後。
(洞窟くらいは予想してたんだけど)
エフィルミアのサーマルアイで浮かび上がる人型が最低40。
うち数体が、闇に紛れているエフィルミア達に気付いて飛び起きた。
(手筈通りに)
江流は先にエフィルミアを逃がす。
次々に飛んでくる投石は、シューターの矢ほどではないが威力も精度も高い。
(予習はしたつもりなんだがな)
コボルト同士が言葉を交わしている言葉あるいは合図がほとんど分からない。
亜人に関する豊富な知識を持つ江流ですらこれだ。
追撃は、1時間もかからず振り切れた。
●
「コボルトの軍だぁ!?」
江流に説明を受けてもリットは半信半疑だ。
僻地とはいえここは王国領内部。大規模なコボルト部隊がいるとは信じられないし信じたくない。
「コボルトは人間の領土侵略を目論んでいるのかもしれない。その為に最前線である難民キャンプの様子を窺っているのだとしたら……」
(いや、コボルトがそこまで考えて情勢を読むだろうか? コボルトの後ろに何か、居るとか)
江流が口に出さなかった内容に気付き、エフィルミアが己の意見を述べる。
「幼児程度の能力しかないコボルトが斥候を放って情報収集をすることがそもそもおかしいんです。特別に知能の高い特異個体に率いられているか、例の吸血鬼の同類下についた可能性も?」
現時点では何が正しいかは分からない。
今回見つかった戦力が敵の全てかどうかも分からない。
確実なのは、脅威がすぐそこまで迫っているということだ。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人
2021年02月21日 09時58分38秒 公開
相談掲示板
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。
連続ですが参加しないワケにはいかない、僕の名前はドローミ。 皆さん宜しくお願いしますね。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくー。 期間が三日で夜襲担当?の猪さんもいるみたいだねー 『暗視』とか取ってるので夜警さんをやろうかなと思ってるよ
No.4
今回は護衛ついでに難民の方々に正しい伐採の仕方を広めておきましょうかね。 憶えた技術は必ずやこんごの力となりましょう
見知った顔ばかりだけど改めて。 エルフのシューター、イネス・エレディアよ。 今回もよろしくお願いするわ。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 主は狩りと警戒でいこうかと思うのだ。 獣が狩れたら解体もやるのだ。
俺は、木の伐採と害獣駆除をやるつもりだ。 ・・・斥候コボルトの方は、誰かお願いできるかな・・・
シーフの海神江流だよ。 遅れての参加で失礼。 斥候コボルトの対処が空いてるなら、それをやらせて貰おうかな? 見付けたら追跡して狙いを探ってみようか。 木材伐採か獣害対応もしながらやれれば手すきにはならないと思うところ。人手が欲しいあたりがあるならそれの手伝いでも。
(他の依頼の結果で変更になる可能性もありますが)とうとう帰って来たぜ!! というわけでよろしくなねーちゃん達とにーちゃん達! ウォーリアのリットだ!!
クマとコボルド何とかしたいですね。 【質問】 障害を排除した後の話ですが。 キャンプはヴァイセントラフ砦よりも寒冷との事。 イメージ的に、場所も季節もずれまっくったカブどうなりましたか? 連作障害のお話もしないと_ (カブも小麦も)
シーフのエフィルミアです!よろしくお願いします。 今の状況で斥候コボルトは逃したくないので 私もコボルト対応に回ってもいいでしょうか? 逃げ足の速い斥候コボルトでも2人でいけば、何とか捕まえられるといいなーなんて…! 亜人語も勉強してきた(亜人語適性)ので、尋問して情報を得たいです! 色んな所に斥候を放つなんて、絶対悪い事考えてますもんっ。 あとは…以前は難民の少女に取りつく島もなしっという感じだったのですが 今回はもうちょっと歩み寄れるといいなぁと!
【回答】 よくわかんねー(プレイングでお願いします)
回答ありがとうございます。 【質問】 Q2 主に文字数の都合ですが、プレイングで要望すれば幼馴染ちゃんと農家のおじさんに名前付きませんか?
夜の担当が少ないわね、『暗視』『ショートスリーパー』で昼夜どっちも獣の対応をするようにするわ。 今のところ各自の表明はこんなところね。 アルマ・ヴァレンタイン:夜間警戒 シルク・メイプルリーフ:護衛・伐採技術伝授 ストレガ・L・リベルガストラ:狩猟・警戒 アルベルト=V=シュタールシュヴェーアト:伐採・害獣駆除 海神・江流:コボルド対応 エフィルミア:コボルド対応 イネス・エレディア:昼夜獣の対応 あと一つ確認と相談よ。 獣の対応をする面々は基本的に難民が木を伐採するのを護衛しながら襲ってきた獣を狩るという認識なのだけれど、護衛に十分な人数がいるなら何人かでこちらから森の奥(戦場2)に踏み込んで熊や猪を狩っておくというのはどうかしら。今回は奥までは開けずとも、後々楽になると思うのだけれど。
イネスさんまとめありがとうございます! 私はコボルトを見つけたらコボルトの確保を優先しますが 捜波で敵の位置や数を把握出来るので害獣駆除でも多少は役に立てるかとっ。 コボルトは夜目が効かないだろうし、来るなら日中で こちらの戦力を知りたいなら戦闘中かなぁとふんでますっ。 勿論常に警戒はしておきますけど!
イネス殿には嫌われているのでしょうか? コボルド対応が2名になっているので、クマ・イノシシ討伐と農業指導?行いたいと思います クマが何とか出来るまでは、奥地に 夜警は他の方と相談 農業指導になります
まとめどうもありがとー(家具のスキマより… 夜担当はちょっとすくないので工夫がいるかもー…? ボクも『ショートスリーパー』で昼夜行動にして日中は害獣退治しつつ、 ロープと伐採で出た木の端材を組み合わせて鳴子みたいなの作って要所に張り巡らそうかなと 夜間はイネスさんが『暗視』持ちこみ予定なのでボクは『超聴覚』にして、 鳴子の音だったりこっちに駆けてくるおおよその方向と数を感知しようかなと 照明弾代わりに『エンライト』を連続使用するからみんなちゃんと起きてね…?
>>依頼期間は3日。 ですので、ショートスリーパーで無理なさるよりは、違う汎用を持っていただきたいところ。 以前の鹿対応時、徹夜に近いことしたらやや無理が出ましたので。 交替制にしてある程度ずつ休息すれば、スキル使用回数も回復すると言い張れますしご検討を願います。 暗視や各種超感覚は有効でしょうね。
>ドローミ そういう意図はなかったわ。 質問や全体の方針として意見を言っているのか自身の行動方針の表明として言っているのか判断が付かなかったから。 クエスチョンマークを付けて書いておくべきだったわね、ごめんなさい。 アルマ・ヴァレンタイン:夜間警戒 シルク・メイプルリーフ:護衛・伐採技術伝授 ストレガ・L・リベルガストラ:狩猟・警戒 アルベルト=V=シュタールシュヴェーアト:伐採・害獣駆除 海神・江流:コボルド対応 エフィルミア:コボルド対応 イネス・エレディア:昼夜獣の対応 ドローミ:クマ・イノシシ討伐と農業指導
コボルト対応は他の作業しながらになるだろうし、イネスさんの言う森奥の害獣除去をしながらコボルトの動きを見ていこうと思うよ。 此方も【捜波・改】と【ハイディング】を用意して臨むつもり。 エフィが亜人語適正があるようだし、上手く分担したいね。
>ショートスリーパー 数十分の睡眠で十分な休息が取れる技能だし、3日連続だろうと毎日数十分睡眠していれば問題はない、という認識だけれど……労働時間は増えているし、朝に眠って昼→夜に連戦でスキル使用回数が減ったまま、なんてこともありそうね、懸念点は理解したわ。 昼も人手が足りなさそうだったから昼夜両方動くつもりだったけれど、海神が森奥も行ってくれるなら人手は足りていそうね。 それなら私は夜間の警戒に専念させてもらうわ。 >夜間の戦闘 少なくとも最初は私とヴァレンタインの二人になりそうだから、可能な限り回避に寄せておいたわ。前衛に出て回避集中と反応強化でできる限り引き付けるつもりよ。
>しょーとすりーぱー それじゃあ無理はしないということで交代を活用という感じにー 夜間の戦闘はレゾナンスで回避の補強からにしようかな それでも回避にそこまで自信がないから、ボクにきた分は防御で受けることになるかもだけど >代わりの汎用 サバイバル知識でも入れて、くくり罠みたいな簡易的なやつで猪さん対策の補強にしようかなと 場合によっては狩猟もちのストレガさんにヘルプ要請するかもだけど、 難民さんにも身につけてもらえれば武力によらない害獣対策の助けに…なるといいなあ
>イネス殿 発言あいまいでですみませんでした。 ショートスリーパーも了解です。 明日中にはプレ組み上げますので、夜警ローテ案頂けると助かります。 今からですと全員の意見をうかがうのが困難かもしれないので。 >アルマ殿 鹿対応の時、農夫殿の畑だけはとぎれとぎれですがロープを張り 溝、鳴子など設置しています 50m四方(その外側にリット殿らの畑のようなもの+草原(くさはら)・荒地など) 括り縄も書いたのですが描写なしでした_
>ドローミさん 情報どうもありがとー、とあんまりそこに力を入れても微妙っぽさそうだね… 感知は超聴覚頼りでいけるかなあ >夜警ろーて案? 1時間交代で待機と巡回に分かれるのとかはどうかなーと 巡回で敵を察知したらボクはエンライトで、イネスさんは炸光矢とか打ち上げて知らせる感じ 待機者が味方を起こして応援に~とか?
罠のヘルプ、問題ないのだ。警戒もせねばならんしなのだ。
>夜警ローテ案 遅れたわ、ごめんなさい。 今からあまり複雑なことを書くのも難しいし、ヴァレンタインの言うように「夜警参加者で一時間おきに待機と巡回を交代する」でいいと思うわ。