聖獣を盗み出せ
九蓮宝燈
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シナリオID:523
オープニング
ゴールディのとある歓楽街。
明け方の爽やかな空気を吸いながら夜勤明けのゴブリンが深呼吸。
彼はとある会員制キャバレーのマネージャーである。
お客に酒や料理を運び、嬢のサポートをするのが彼の仕事だ。
きつい仕事だが、給料はいい。故郷に仕送りするために毎夜頑張っている。
(おふくろの手紙では、収穫ギリギリで洪水が起きて、作物が全部ダメになったって言ってたな……次の収穫まで家族が飢えないよう、がんばらねぇと)
先日届いた故郷からの知らせには大きな不幸が書かれていた。
そのため、彼は無理をしてでも仕事の日数を増やしていた。
家に戻って次の出勤まで仮眠……と思い、控室に戻ろうとしたとき。
怪しい馬車が店の裏につき、檻に入った生き物を運び込んでいるのを目撃した。
(……!! あれは川馬じゃねぇか! どうしてこんなところに)
彼の故郷では川馬は信仰対象だ。あくまで伝承ではあるが、治水を司る神として奉られている。ないがしろにしたり怒りを買ったりすると、祟って洪水や干ばつを引き起こすと言われ、決して神域から連れ出してはならないとされている。
なのでこんなところに連れてこられるのはもちろん、あのように厳重に枷をはめられて檻に入れられることに村が同意するはずがない。
密猟――マネージャーの頭にその言葉がよぎる。
(もしかしてあの洪水は、このせいなんじゃ……)
そう言えば、この店はかなり広い範囲が立ち入り禁止になっている。それに、ショーが見えやすいステージ前ではないところに、やたら豪華な怪しいVIPルームがある。もしかしてどこかに後ろ暗い商品が隠されていて、秘密の取引がされているのかもしれない。
ゴールディはそういう場所だから、そのことについては言うことはない。だが、川馬を連れ出した祟りが家族に降りかかっているとしたら黙ってはいられない。
マネージャーは制服から着替えると、街の中に飛び出した。
「それで? アタシを疑ってるのぉ?」
マネージャーが駆けこんだのは、最近街に来たばかりの、旅のペット商人のところだ。
目が痛くなるようなマゼンタ色の巨漢は、マリリンと名乗った。
「あんたが売ったんじゃないんだな?」
「アタシはこれでも清廉潔白公明正大がウリなのぉ。地元の人の信仰を踏みにじるようなお取引は、いくら大金を積まれたってお断りなのよぉ」
マリリンはやたら大きな動作をつけながら答えた。
「それに~ぃ、なんでお店のオーナーじゃなくてアタシに言うのよぉ? 根本的解決の手段が目の前にあるのに、それを避けて言いやすい人に言うなんてヘタレもいいとこね~ぇ」
ぐぅの音も出ないマネージャー。だがもしも見間違いだったら職を失い、家族ともども食い詰めるのだ。慎重になっても仕方がない。
「でもぉ……もしそれが本当だったら。アタシの正義に悖る取引なのよねぇ。私情としてはブチ壊したいお話! そうねぇ、もし川馬が本当に取引されてる証拠があるなら、そこに横槍を入れるくらいしてあげてもいいわよ」
ここゴールディは犯罪都市である。
だが、あくまで『裏取引』『闇マーケット』だ。
川馬のような、地元で信仰され保護されている貴重生物はもちろんご禁制の品。
マリリンの正義は密猟も密売も許さない。
それに、聖域から出たがらない川馬を連れ出すという行為は、『真にその子を愛してくれる人に最高のパートナーを引きあわせる』という信条にも反する。
つまり。川馬が売られている証拠さえあれば、マリリンが店に対し川馬を買い取る交渉をやってくれるというのだ。大金が必要ではあるが、店に逆らえないし、秘密を知っていることを勘づかれたくないマネージャーにとってはいい話に違いない。
裏取引に応じることにはなるが、穏便な解決方法だ。
「まずは冒険者ギルドに頼んでみなさいな……でも案外、気の利いた冒険者にあたったら、川馬ちゃんを盗み返して森へ還すところまでやってくれちゃうかもねぇ~」
盗まれたものをこっそり盗み返し、誰にも知られないうちに元の場所へ戻す。
騒ぎにならず、かつ裏取引にも応じずにすむ。
ただ証拠を盗み出すだけよりも困難だが、それもまたマネージャーにとっては魅力的な解決方法だ。
こうして冒険者ギルドに秘密の依頼が出されることになった。
●当日
マネージャーは出勤前に冒険者達と顔合わせし、店内の簡単な見取り図を見せる。
しかし立ち入り禁止エリアについては全くわからない様子。
川馬がいるとしたらどこかも見当がついていない。
「残念だけど、今日は一人だけVIPが来る予定があるんだ。目的はショーや女の子じゃなく、もちろん取引だろう。鉢合わせしないようにうまいことやってくれると助かる」
彼には店部分の人事権があるため、日雇いという形で潜り込むこともできるらしい。
店から百メートルほどの所にマリリンが馬車を回して待機してくれている。
脱出は馬車に駆け込みさえすれば問題ないだろう。
解説
マスターより
リプレイ
川馬を盗み出してもらいたい。
ここゴールディに限らず、大陸では刑法や警察組織はまだまだ発展途上にある。
今回の密猟・違法取引のような他者を害する行為に介入するのも冒険者ギルドの仕事のうち。
「河馬じゃないでちゅね」
パティ・ポップが確認をする。河馬のほうもサウゼルのどこかにいるのかもしれないが、今回のは川馬である。
「まー、今回のことなんでちゅけど、これって、密猟で、更には下手なはなち、こいちゅら、相手ちだいでは、ちんでた可能ちぇいもあるんでちゅよね」
マネージャーの話の通りなら、川馬は相当強い魔獣である。
だからこそ裏取引される、とも言えるが。
「貴方が家族思いなのはとてもよいことだと思うわ。けれど貴方への危険は承知なのかしら?」
マネージャーに警告したのは、セクシーな兎獣人イーヤ・レプリス。
「取引がなくなったら、店の信用がなくなって潰れるかもしれない。貴方が疑われるかもしれないし、家族へ報復が行くかもしれない。そもそも家族に降りかかった災害が、本当にこの川馬が起因したものかもわからない――リスクを取る意味、貴方にあるのかしら?」
このマネージャーが夜勤明けの頭で、動転してマリリンに殴り込んだという経緯をイーヤは知っている。その拙速に釘を刺しておこう、という腹積もりのようだ。
「俺にとって川馬信仰は小さい時から染みついたものなんだ。生理的にダメなんだよ。それにウチの川馬じゃなくても、どっかで知らない村が水害に遭ってるのかもしれねぇしな――それに仕事を失っても、あくまで疑い止まりなら切り抜け方もあるさ」
今更ながら、マネージャーの手は恐怖に震えだした。
「あんたらだってリスクを負ってくれるんだ。万一失敗してあんたらに迷惑が掛かったとき、俺だけ無傷ってわけにもいかねぇ。家族も、川馬絡みって知ったら納得してくれるさ」
それでも、ここまで来てしまったのだから、今更引き返すわけにもいかない。
「川馬は子供みたいでちゅし、無理矢理親と引き離されたのは酷いでちゅ。とりあえじゅ、ちごとなんで、川馬は取り返ちゃちぇてもらうでちゅ」
空気を変えるようにパティがやる気を見せる。
「ようフリュー、俺達の儲けのためだ。ちゃんと盗み出して来いよなァ!」
「おうさぁ、エイル! 稼いで、神域に返していいことしようさぁ♪」
エイル・ビュセファスとフリューリングスルフト=ティエラはハイタッチ。
ほっとしたマネージャーに、イーヤはもう一刺し。
「私も一応冒険者だから、報酬さえ貰えれば仕事は完遂するつもり。逆に言えば依頼成功後の危険には一切絡まない、ってことよ」
そこに口を挟んだのはマリリン。
「大丈夫よ~ぉ。依頼達成後、なにかの責めが冒険者にいくような依頼は、そもそも冒険者ギルドが受け付けてくれないもの~ぉ。だからイーヤちゃんは大丈夫! マネージャーちゃんに関しては、まぁ自分のお尻は自分で拭いてね~ぇってことよ」
そうこうしているうちにマネージャーの出勤時間になった。
●準備完了?
突入前に最終打ち合わせ。
まずはエイルが幽体離脱で、フリューは探波等を使い、パティは耳を活用して、それぞれ立ち入り禁止エリアを中心に内部の調査。
目標は川馬本体と、マリリンが要求した『証拠』の捜索。
その情報を共有した上で、パティとフリューが川馬奪取。
エイルの魂はそのまま二人のフォロー。
そして川馬を含む商品を見に来たであろう、VIP客の足止め。
バーネット・フォーサイスとアルト=ミルドレッド=バ・ロッサがステージでボスの気を引き、イーヤがVIPルームにて直接ボスを接待し、時間を稼ぐという手はずだ。
彼らが仕事を終えるまで逃げるための足を確保しておくのはマリリンが担当。
マリリンが懸念点を指摘。
「ところで、『証拠』は何を持ってくるつもり?」
「ああ。取引帳簿を想定している」
マリリンの問いにエイルが答えた。
「裏取引の帳簿に、馬鹿正直に『川馬一頭おいくらゴールド』って書いてるかしら? よしんば書いていたとしてもよ。そういう名前の別のまっとうな商品で川馬そのものじゃありません、って言われたら、反論のしようがないわよね」
「何らかの川馬の情報なら問題ないでちゅよね。できれば生体を持って帰りたいでちゅけど」
パティが助け舟を出す。
「『情報』ってのも具体的じゃないわね。そこに川馬が囚われているっていう、確たる証拠が必要なのよ〜ぅ?」
具体的に『証拠』が何かはともかく、川馬そのものの奪還を目標にして動くことには異論のあるものはいない。
しかし、より大きな成果を求めるには、相応の過程が必要となるのだが……。とりあえずそういうことになった。
●店内を捜索せよ
川馬奪取班の三人は捜索を開始。
手品用の物品とともに潜入したフリューの傍にはアルトのリスもいた。
パティが壁歩きで天井や壁に張り付いて隠れるのは、普通の飲食店程度の広さと光量から無理があった。なので物陰に隠れて巡回をやり過ごしながら探索。
フリューはスカウトの心得で巡回の動きを察知しながら探波で建物の構造を調べてゆく。
エイル本体の居場所として、マリリンの馬車内を薦められた。ここなら安全な上に店まるごとが幽体離脱スキルの範囲内になる。
そしていざ店内の捜索を始めたとき、エイルはいくつかの予想外の事態に見舞われることになった。
魂の状態では周囲を知覚する以上のことはできないのだ。
まず、幽体離脱スキルと他のスキルを併用することはできない。
エイルの魂は透視スキルを使えない。これは壁を透過して部屋の一つ一つに入ればいい話なので、隠し部屋などはともかく存在がわかっている部屋に関しては問題はない。
そして、魂の状態では物品に触ることができない。
一階にあった事務室に入ったはいいが、戸棚や引き出しを開けることも、閉じられた冊子を開いて中身を読むこともできない。
事前にマリリンに帳簿の証拠能力について疑問を差しはさまれたこともあり、エイルは帳簿の在処を確認することをひとまず断念した。
●ショータイム
舞台の裾から店内の構造、特にステージとVIPルームの位置関係を見たバーネットは眉間を指で押さえた。
(そうだった……VIPルームは一階部分に張り出した中二階、って言ってたっけな)
ステージの前に一般客席が並び、VIPルームは一般客席の頭上である。劇場で言うところのバルコニー席だ。
ホール内に階段や梯子はなく、事前に説明されていたように直接傍に侍る以外にVIPルームに入る方法はない。
そもそも秘密の取引をする客用の席なのだから、他の客やステージからやすやす顔を見られる構造であるわけがないのだ。入口からして別なのだろう。
手品にボスを参加させて時間を稼ぐのは不可能だ。
●VIPルーム
「新人のイーヤでーす。よろしくおねがいしまーす」
語尾にハートマークがつくような甘ったるい声でイーヤはボスに自己紹介した。
店の衣装の中で一番露出の多いものを着ている。ここは室内だからセーフだが、風が吹けば見えそうだ。
光量の差でこちらからは見えるが向こうからは見えづらくなっている窓の下では、バーネットがステージに立っている。
距離があるため、目隠しのカーテンに隙間を開けてもコインやカードを扱う手品はよく見えない。
せめてバーネットが『可能なら』と思っていた、女性アシスタントの確約を取っていれば、遠くからでも見やすいパフォーマンスができたのだが……。
「つまらんな」
ボスの不満をイーヤは聞き逃さなかった。
もふもふむちむちボディをボスにすりつけ誘惑。イーヤの色気にボスは頬を緩める。
しばらくボスへの大胆なサービスで凌ぐ。そのうち、ステージに像が運ばれてきた。
「見て〜、なんかすごそうですよぉ」
下ではマジカルポケットを使った消失マジックが披露されている。
ムーディな音楽に合わせて、次々と物理法則を無視したような不可思議な現象が起こる。
徐々に一般席も盛り上がって行き、拍手や歓声が一度ごとにだんだん大きくなる。
「ほう。これはすごいな」
イーヤが接待を中断したので不満気だったボスも、これは見てよかったと感心。
イーヤのファインプレーにより、出し物の途中でボスが部屋を出てしまう事態は避けられた。
●川馬の在処
フリューは二階のつきあたりに施錠されたドアを発見。
パティも壁の向こうに不審な空洞のあるような音に気づいた。
これらの情報が共有され、エイルがドアの向こう側をさぐったところ、その階段は地下へと続いており、川馬を含め後ろ暗い商品が保管されている部屋に繋がっていた。
エイルは予め二人に渡していた文字の表を使い、一文字ずつ指す方法で川馬の在処を伝える。
「ん、そろそろ行動開始さぁ」
三人は二階のつきあたりへ。
使われている建物への潜入なので、どこかに鍵があることは当然。だからこそフリューとパティはシーフズツールをきちんと持ち込んでいた。
「……脱出する時だけに使うつもりだったけど仕方ないさぁ」
しかしそれをどう使うかについての想定が甘く、土壇場でなんとかするしかなかった。
巡回から隠れながら、フリューとパティが交互にピッキングに挑戦。
手の空いているほうが一度バーネットに接触して現況を伝える。
一回の挑戦ごとに相応の時間が浪費されていく。
ここを突破しても、マネージャーの目撃証言によれば、まだ川馬の檻と枷があるのだ。それにもどう対応するかのプランがない。
三人に焦りが走る。
今からでも帳簿の奪取に切り換えようという案も出たが、店の書類のうちどれが目的のものなのか判別する案も能力も、今のこの三人にはない。
●バイオリン・ダンス
「……はぁ、なんであたしがあんな奴らの見世物なんかやらなきゃなんないのよ全く……」
赤いドレスを纏ったアルトは楽屋で愚痴る。
褒められた態度ではないが、心のうちにどのような思いを抱いていようと、肝心なのは与えられた仕事を全うするためにどう行動するかだ。
ステージに上がったアルトは先ほどまでの態度をすっかり隠している。
バイオリンが上品な音楽を奏でる。
人々がその音色に引き込まれたとき、アルトの華奢な足が軽快なステップを踏み始める。
ドレスの裾がクルクル拡がって大輪の薔薇のよう。
エレガントでありながら、いい意味でのキッチュさをも併せ持つパフォーマンス。
VIPルームのボスも舌を巻いて、自然と拍手していた。
(ふん。これくらいやって見せなきゃ令嬢として名折れよ)
アルトは喝采を浴びながら優雅に一礼する。
そして楽屋。
アルトのリスの視覚と直接の情報共有から、川馬奪取班が苦戦していることがわかった。
バーネットとアルトは今後について話し合う。
「バ・ロッサのリスしか高速の通信の手段がない。今からでもVIPルームに行ってくれないか」
状況に応じて作戦の適宜修正を想定していたバーネットが急遽提案する。
必要な物品の運搬まで気にかけるなど、誰よりも真面目に入念にことに当たっていたバーネット。今の状況は不安だ。
アルトは「どうしてもって言うんならしてあげてもいいわ」と渋々承諾。
アルトがマネージャーに連れられてVIPルームに入ったとき、ボスには好印象を与えた。
ステージで素晴らしいパフォーマンスをした美少女に接待されるという趣向は魅力的だったのだ。
しかし、すぐに追い出されてしまった。
アルトの(誰が好き好んでこんなことまでしてあげていると思ってるのよ)という心情は顔には出ていなかった。
だが、警戒して飲み物を断ったことや、自分から進んで接待するわけではない受身な態度は不興を買うのに十分だった。
ボスは好色ではあるが、このあと商品を見るという予定があるのだから、アルトにわざわざなにか盛ったりするわけがないのだ。
部屋を出る直前、アルトはイーヤに合図する。
イーヤはそれでまだ任務が完遂できていないことを薄々悟った。
それだけでもアルトがここに来たメリットは十分得られただろう。
「さて……あんな娘なんかほっといて、私といいことしましょ」
アルトが完全に退出すると、イーヤは申し訳程度の布面積しかない衣装をさらにはだけ、サービスはもっと過激になる。
(とにかく、最大限ボスが行くのを遅くするわ)
●タイムリミット
アルトは廊下でVIPルームを見張っていた。
アルトが見ている中、とうとうボスが部屋から出てきてしまう。
リスの視覚では、フリューとパティの六回目の挑戦でようやく解錠が成功し、階段を降りた先でまた施錠されたドアにひっかかっていたところ。
アルトは慌ててリスに指示を送り、フリューとパティに撤退の合図を中継させる。
イーヤは頑張った。
だが、それでもなお足りなかったのだ。
店員に先導されたボスとフリュー達は立ち入り禁止を示すロープの前で鉢合わせた。
アルトの合図があったおかげで決定的な瞬間を見られることだけは回避できたのだが。
(……こう人数が多くて、しかも人目のあるところで眠らせるのは危ないさぁ)
フリューはここでのヒュプノシスの使用を断念。
エイルの魂がボス達の気を引いて仲間の脱出の隙を作ろうとするが、一般人である店員やボスにはエイルの姿を見ることができない。
フリューは店員の腕に自分の腕を絡め、上目遣いでささやく。
「ごめんなさい、迷い込んでしまって。私、ステージに立たせていただく者です」
今夜のステージの予定にこんな娘がいたか? とボス達に訝しむ空気が漂うが、それだけ。なんとかごまかせたようだ。
「マネージャーを呼べ。こいつらをつまみ出せ」
フリューの機転のため騒ぎにならず脱出はできた。
だが、川馬の奪取にはいたらず。
今夜川馬が売れなければ再び挑戦する余地があるとも言えるが、冒険者達の過半数の顔が割れてしまっている。現時点、このメンバーでの作戦続行は不可能だろう。
「俺は川馬をたしかにこの目で見たんだが、それじゃだめか?」
エイルがマリリンに言う。
「忍び込んで目撃しました、って、侵入を認めるの? 証人になってくれるのはありがたいけれど、さすがに貴方にそんなリスクを負わせられないわね〜ぇ」
依頼は事実上失敗。
目標は達成できなかったが、いくつかの保険が功を奏し、辛うじて騒ぎにならなかっただけ。
その後鍵のピッキングの痕跡と、ヒュプノシスで眠らされ、物陰に隠されていた見張りが見つかり、店に緊張が走ったらしい。
が、その理由はバレなかったようで、冒険者達にお咎めはなく、マネージャーになにか疑いがかかることもなかった。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜6人
2021年02月04日 16時26分00秒 公開
相談掲示板
ヒーラーのイーヤよ、よろしく。 夜の店だし、私が活躍できそうなのはCでボスの接待かしら。 アレやコレしてVIPルームに引き止めて時間稼ぎ、って所かしら。 欲張るなら懐をスるって案もあるけど、私はそういうの得意じゃないから遠慮したいわね。
どもでちゅー、あちし、パティ・ポップでちゅ。 ちーフやってるでちゅ。 よろちくでちゅ。 んーとねー、あちしは、Aかなー。 ちんにゅうちゅるでちゅ。
エイルだ、まぁよろしく頼むわ。 一応希望はAだが……まー、しかし、こいつは大変だな。 単独じゃ埒があきそうにねぇ、分担やら何やらで協力させて貰えると正直助かる。 俺自身は幽体離脱と透視で、川馬の監禁場所を見つけたり、取引の証拠……帳簿とかか?を見つけたり、警備の巡回コースを調べたり、とかは出来るんじゃねぇかと考えている。 なんだが、例えばの話、監禁場所や帳簿のある場所が地下の一室で扉の前には必ず見張りが居る、とかだと見つける以上のことは出来そうにねぇ。 成功を狙うにせよ、大成功を狙うにせよ、「見張りをおびき出す」「川馬or証拠品を運び出す」とか連携していかねぇとな。 Aだけの話をしたが、もちろんBやCもだな。 時間も絶対的に必要になるだろうしな。 ひとまずばっと考えを出させて貰ったが、協力させて貰えるとありがてぇわ。よろしくな。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 俺の方もAで幽体離脱での内部調査とかやるつもりではいたが、 Bも手品とかなら手品と隠蔽かマジカルポケットの併用で一応できるとは思う。 見張りとかいた場合は、最悪力業で排除ってのも有りだが、騒がれない様にするのが面倒だな。 ヒュプノシスだとかが有ればそれ程難しくないだろうが、 無いなら無いで注意が逸れた隙に突破だとか、割と工夫と連携が必要だな。 あと、川馬を外部に運び出す時も、誰にも遭遇せずに外へ出るのが難しい場合もあるから、 いっそ業者だとか催し物の関係者に扮して、大きな荷物の中に隠して外に出るってのも有りだな。
シューターのアルトよ 私は…隠密は不向きだし、不本意だけど、BかCにするわ ま、まぁ~BとかCとか人数が多かったりしたら、仕方なく私がAに移ってあげても全然かまわないけれどね。みんなBとかCとかしたいかもしれなさそうだもんねぇ~(
んーとねぇ、あちしとちては、バックパック持っていってケルピー持っていこうかと思ってるでちゅ。 壁歩き、位置感覚、超聴覚でケルピー見つけようかと思うでちゅ。
シーフのフリューリングスルフト=ティエラ、長いからフリューって呼んでさぁ♪ うちはAで実際に侵入する方を希望かなぁ、一応!仮希望ってことで! ヒュプノシスって、効果があるのって人類のみとあるから、スタッフの大半がゴブリンぽいここでは難しいんやないかなぁと思うんさぁ。 運び出す時に業者や催し物の関係者に扮して、荷物に紛れさせっていう案は良きと思うさぁ♪ 幽体離脱して内部調査するのと、ケルビー解放するのは、同時行動? それともB班+ケルビー解放班(仮名)が先に舞台でショーをしている間に、 内部調査班(仮名)が幽体離脱して調査。 終わったら情報共有して、今度はB班+内部調査班がショーをする。 その間にケルビー解放班が行動。 C班はボスを接待して引き留め。情報とか引き出せたらおもしろいやろか( っと、これは1案やし思い付きやから、変なとこあったらごめんさぁ!
>幽体離脱 バーネットがやるか?二人も要らねぇだろって気もするからな。 もしそれなら俺は警備を誘い出す方を担当してみるわ。その場合は、声帯模写でボスの声をまねておびき出すってあたりを考えてる。 後はパティとフリューで川馬なり証拠品なりを盗み出してくれりゃあいい。 シーフコンビだ、隠密は得意分野だろうからな。 ヒュプノシスは効果あると思うぜ。ゴールディのゴブリンだからな、さすがに人類扱いだろ。他の野良ゴブリンは別だろうが。 ただ武装している黒服のゴブリンは授恵者かもだ、こいつには効かないかもしれねぇな。 >B 今なー、立候補がいねぇからな、Aも人手がだろうしな。 Bはアルトがやってくれんならすげぇ助かるなァ!別に俺がBをしたくねぇわけじゃねぇがな!( >全体の流れ 幽体離脱なら潜入中の味方に情報共有ってことも出来るからな、全部同時進行で潜入進めちまってもいいと思うぜ。情報の共有場所だけ決めておいてな……トイレあたりが無難じゃねぇか? まぁ連携出来た方がいいだろうから合わせられるなら合わせていこうや。
>ヒュプノシス 一応、ゴブリンも人類種に含むという扱いではあるから通用するとは思う。 まぁ、所有者が居ないと始まらないから、そんなに突き詰める事でもないが。 >ビュセファス あー……いや、俺はBの方に入るとしよう。 一人だけだと注意を引ける時間が限られるかもしれないし、 催し物の層が厚いに越したことはないだろう。 >方針 幽体離脱による調査と、隠密行動は同時並行で良いとは思う。 幽体離脱をしなくても調査できる場所とか、あるいは川馬確保や脱出のための下準備とかは、 隠密行動している面子で可能だろうし。 調査の結果変更が必要なら、その都度修正していけばいいだろう。
そ、そうかしら!ひ、一人だけだったらその…成功率そんな変わんなかったかもしれないしね! け、けど、だからと言ってAの人数減っちゃうのはよくないかもしれないわよね? い、今一応仮決定のフリューさんとか、やりたそうな!すごくやりたそうなエイルさん!がもしBかCにしたいなら人数二人になっちゃうし私がAに移ってもいいかな~って(
>ヒュプノシス そうか! 効く可能性がある! 一応取得はできるよ!これからも使えそうやし。 もし効かなかった時の誘き出しに、誘惑とフェロモン取得してもえぇかなとか考えてもいるけど(( あ、あと資料ってやつ。 Bに移動する必要があれば手品とかね! >方針 同時進行、やね。 >班分け ・A班 パティ フリュー(仮) ・B班 バーネット ・C班 イーヤ んー、と。ごめんね、アルトさんとエイルどっちやりたいのか迷うてしまったので、 載せてないさぁ( 間違えてたりしたらごめんね!
>バーネット オーケー、了解だ。なら俺は幽体離脱と透視で偵察中心で動くことにするわ。 時間の確保も重要だからな、よろしく頼むわ。 >アルト いやぁ残念だなァ!俺はAで偵察するって大事な任務があるから、BとCは任せることにするぜ! いいんだいいんだ、Aで満足しているからな俺ぁ!舞台で見世物になるなんざまっぴらごめんだぜ、とか思ってるわけじぇねぇし!( >班分け お、フリューはありがとよ。つぅわけで俺はAで間違いねぇから大丈夫だ。フリじゃねぇぞ( >潜入中の情報共有 幽体離脱中に声を出せるかどうかが微妙だからな、とりあえずアルファベット(でいいのか?ともあれ文字だ)を羅列した紙を渡しておくってこっちのプレに書いておく。それ指差して文で伝えっから。後はシンプルな手を動かしての合図とかだな。 後何か必要なもんがありゃ言ってくれ。
そうわかったわ(わざとらしく歯ぎりぎりぎりぎりぎりぎり…()
なんか妬ましそうなのが若干居るが、とりあえず時間稼ぎ頼むぞ。 俺一人で頑張るのにも限界がな…… >合図 仲間内でわかるような合図なりハンドサインを用意するのもいいかもな。 文字を指さしてだと手間がかかるし、もう少し時間を稼いでほしいとか、 今なら決行可能だとか、そういうのを予め決めておけば、連携もスムーズにいくだろう。 >個人行動 とりあえず手品と、もうちょい規模の大きい奇術とかを合わせてやるつもりだ。 コインだとか札だとかを使った観客参加型をやれば時間も稼ぎやすいし、 それなりに大きい物を消したり出したりする奇術をやれば、注目を集めやすいだろう。 あと、手品用の資機材に隠密行動に必要な物もついでに紛れ込ませるとか、 搬入業者を装って人目についても問題無い様にするとか、ある程度できるかもしれないな。
OPを読み返したら、「日雇いという形で潜り込むこともできるらしい」って書いてあったな。 搬入業者云々は忘れてくれ。
今回のプレなんでちゅけど、これでいいでちゅか? >今回の目的 店に潜入して川馬もしくは川馬の情報を持って帰る事。 出来ることなら生体を持って帰る。 A >心情 河馬(ヒポポタマス)じゃないでちゅね。 まー、今回のことなんでちゅけど、これって、密猟で、更には下手なはなち、こいちゅら、相手ちだいでは、ちんでた可能ちぇいもあるんでちゅよね。 ちょーじゃなくても、子供みたいでちゅし、無理矢理親と引き離されたのは酷いでちゅ。 とりあえじゅ、ちごとなんで、川馬は取り返ちてもらうでちゅ。 >潜入 ちゃて、ちーフの本領発揮と行きまちゅか。 基本、超聴覚で相手の音を聞きながら潜入、壁歩きを駆使しながら、川馬や情報の居場所を探す。 時折、仲間との接触で情報交換。見張りに気づかれないように隠蔽しながら行動、もしもの時は天井の高いところなどは壁歩き、低い所は小さい身体で隙間に隠れる。一気に疾風足で逃げる、またはネズミの鳴き声で誤魔化す。「ちゅーーーっ!」 川馬もしくは情報を見つけたらバックパックに入れる。 「ちーっ、ちじゅかにでちゅ。ここからだちてあげるでちゅから、ちょっとのちんぼうでちゅ」 川馬を入れたら、外にある窓があれば、慎重に外に通ずる窓から出て壁歩きで向かう。 そうでなくても、天井の高いところなら壁歩きで隠蔽しつつ外に向かう。 「もういいでちゅ、みんな帰るでちゅ」 そして、マリリンのいる馬車に向かう。 「ほんと、あいちゅら、次はちゅぶちゅでちゅ」
(アルトの様子に満足顔( >合図 手の動きでのサイズと文字を使い分ける感じだな。両方プレに入れておくぜ。 >プレイング パティはプレイングありがとさんだ。良いと思うぜ。 一応、俺のものせておくわ。字数制限で心情とかちょい割愛してるが。 何かあれば言ってくれ。フリューとパティには情報渡すようには指定してある ーーー A ◆方針 川馬奪取 奪取困難なら証拠品確保に切替 証拠品は取引帳簿を想定 ◆担当 幽体離脱での隠密偵察担当 川馬と証拠品の場所を調査し奪取担当の味方に報告 ◆準備 事前に幽体離脱中の本体が隠れる場所を調査 店外で幽体離脱効果範囲に立ち入り禁止エリアを収める場所。理想は店全体 具体的には、屋根の上、路地のごみ置き場、隣家内、等を想定 文字を羅列した紙をフリューとパティに渡す 幽体離脱中に声を出せない場合は紙の文字を指差し文章で情報を伝える また簡易伝達用のハンドサインを決めておく ◆行動 店付近に潜伏し幽体状態で店内に侵入 地中や壁内を移動し透視で内部の様子を窺う 店内に出ないと偵察出来ない場所は透視で周囲を確認し誰も居ない事を確認して出る 捜索は立入禁止エリアを中心 見取り図に無い空間、屋根裏や地下室等の有無も確認 透視が出来ない1m以上の壁や障害がある場所は入念に確認する 川馬か証拠品発見後、もしくは一通り調査後にフリューとパティに報告 床下や壁面から顔を出し情報共有 奪取に動く際は幽体で先導し透視で見張りの位置を確認し共有しながら進む 見張り排除が必須なら、幽体状態で顔を出し見張りの気を引く→その間に味方が見張りを倒す、の連携も行う ーーー