【茫夢】夢幻の終わり
崎田航輝
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シナリオID:491
オープニング
ギルドにて、担当の青年が冒険者達を見回して言った。
それは王国東部の町で起きた事。幻を見せるという幸福花と、それを人々へ与えていた使者による事件だ。
「前回、冒険者の皆さんに持ち帰って頂いた土壌を調べた結果、この辺りのものではないらしい事が判明しました」
それは大陸北方のものと共通しているところがあるという。
滅多に人も近づけない環境で……おそらく幸福花と呼ばれているものは、その近辺に生えていた未知の毒草だったのかも知れない。
「使者、ひいては彼が所属していたという組織は、いかなる経緯かこの花を知って……王国へ持ち込んだのでしょう」
幸福花は人の呼気や、ふとした衝撃で気化するもので、生育は楽ではあるまい。
「空気の流れや温度、湿度が思い通りにできる設備が必要です。沢山の花を思い通りに管理する為に……富豪の商人に協力させていたのでしょう」
前回捕らえたその商人自身も、自分の出資で花の管理を行っていたと証言している。
今ではその邸宅も押さえられ、犯行は一時的には止まった。
ただ、と青年は続ける。
「元凶はまだ絶えてはいません」
それが使者の言う団体――“救世会”だ。
前回捕らえた面々の内、傭兵こそ雇われていただけだったが……商人も使者も、自らの意志で花を人々へ与えようとしていた。
それが紛れもない正義だと、言い張りながら。
「全てはこの“救世会”の考えが元にあるのでしょう」
青年は地図を見せた。
示したのは、町外れの廃墟。
「ここにある教会跡、救世会はその地下に潜んでいるらしいと証言が取れました」
そこを塒に、人々へ偽りの幸福を与えんとする者達。
「彼らは――信仰の元に集まった集団です」
信仰組織“救世会”。
それはたった一人の男が作り上げたものだという。
「ダビドという魔術師で、その男が幸福花の事も含め全ての先導を行ったようです」
頭目であり首魁。
そして信者に信仰心を与える先導者。
「救世会の根本にあるのは、彼らの言う……崇高な意志です」
それが信仰するのは神でも、何かの物理的対象でもない。
「教義はたった一つ、『幸福の中の死』。幸せな心を抱いたまま死ぬ事こそが、救われる唯一の方法だという考えです」
不幸に遭った人々へ幸福花を与えたのは、彼らにとっては凶行でも何でもなく……紛れもない“救い”のつもりだったのだろう。
「ですが、それは命を奪おうとする行為になんら変わりはありません」
救世会を放っておく限り、彼らの活動は止まらない。
末端を捕らえても、また同じ事が繰り返されてしまうだろう。
これ以上、無辜の人間を害する行為を許すわけにはいかないのだから、と。青年は冒険者達へ力強い瞳を向ける。
「救世会へと乗り込み……首魁ダビドを打倒。組織を壊滅させて下さい」
●求道者達
「世界は、闇だ」
僅かな光だけが上方から差してくる地下。
その広大な空間の中、頭を垂れるローブの信仰者達へ――魔術師ダビドは静かに口を開いていた。
「私達の道から、いたずらに光を奪う。見えていたものをなくして、その手にあったものを奪い去って隠してしまう」
言葉には静かな憂いと、怒りにも似たものが滲んでいる。
ダビドにとって、それは説法でも洗脳でもなかった。
それはただ、己の中に湧いて仕方ない感情の吐露。それを、同じ思いを抱く者と共に口にしているだけだ。
「天の罪は裁かれない」
下らない、と吐き捨てながら。
「そんな世界に、寄り添う価値があるものか」
信仰者達は沈黙だけで同意を示している。
彼らも、今更多くの言葉を交わそうとはしなかった。ここにいるものは既に、ダビドの考えを理解し、同調している。
「だから、幸せと共に」
そして皆が、何もない空間に手を伸ばしている。
幻と手を繋いでいるのだ。
それはダビドも変わらない。
隣を見れば、薄闇の中でもはっきりと浮かび上がるように女の姿が見えていた。
授恵者であるが故に人より抵抗力もあるのだろう、信仰者達と同じく、ダビドは幸福花を摂取しながらもしかと理性を保っている。
嘗て尊厳を奪われ死んだ恋人。彼女がもう現実にはおらず、自分以外の誰にも見えていない事は判っていた。
それでも問題はない。
少しずつだが衰弱はしているし、花の摂取を続ければ正気も麻痺してくる。何よりダビド自身も天与のものとしか思えない、幻惑の魔法を使う事が出来た。
多くの人々を救った後は、自身をより深い幻で包んで、その中で眠るだけだ。
信仰者を見回す。
――嗚呼、皆、幸せそうな顔をしているじゃないか。
「いずれ生より去ろう。今は迷い人達へ、救いを与え続けるのだ」
解説
マスターより
リプレイ
長らく風雨に晒されてきたであろう廃墟。
そこに吹く風は乾いていて、どこか錆びついた香りがする。
漂うのは、時間に置き去りにされたような古めかしい匂い。けれど――そこに残る教会跡にだけは、現在進行系で蠢く暗い気配があるように感じられた。
「あれが潜伏場所、ですか」
遠目にその建物のシルエットを捉えたエレノア・D・グリフィスは、そこに覚える異質な空気に声を静める。
幸福花の事件、その全容は知人より聞き及んでいる。
あの場所にあるのは信仰なのだろう。けれど信ずるだけでは終わらなかった凶行の、その全ての源泉でもある。
「こんなところで隠れて危険な活動か。全く、ろくでもない連中だな」
歩み出しながら、ケン・Z・ブラッドリーは声を零さないではいられない。
放っておけば、いくらでも犠牲者を増やす。いるのはそういう集団だ。それを放っておくほどケンは甘くはないから。
「じゃ、始めるか」
「了解。ここからは、静かに行く」
言って首巻きで口元まで隠すのはコハク。
琥珀色の瞳で真っ直ぐを見据えると――姿勢を低くして、最大限の警戒をもって建物へ侵入し始めていた。
頷いて続くのはノノア。
(わたし達も……仕事の開始よ)
(おう!)
と、アステルもまた同道。まずはこの三人が教会の奥まで先行する。
中は薄暗いが、朽ちた壁の隙間から光が差し込んでいて完全な闇ではない。三人は目を凝らし、罠がない事も確認しながら、地下への階段を見つけて下りた。
するとその先で不均一な音が反響してくるのが聞こえる。
後続のロゼットも、それが人の声だとすぐに判った。
(間違いないようね)
(うん。皆、戦いの準備を)
言って視線を巡らすのはゲルト。自身もまた棍を握り、その時に備える。
最後尾でキーゼも静かに合図を返せば――先行の三人はそのまま開けた空間へと踏み入っていた。
そこは淡い外光に照らされた、がらんどう。
整然と並んでいる男達――信仰者の心を表したような、頼りない明るさだけに包まれた寂れた地下礼拝堂だ。
列を成す信仰者達はこちらに気づかず、それぞれの幻と言葉を交わしているばかり。コハクは彼らの背を望みながら隠密し、左方、見つからぬぎりぎりの位置についた。
ノノアも己の周囲に認識阻害用のエーテルを巡らせながら前進。尾だけを仄かに揺らしながら、ひらりと物陰に潜んだ。
その視線を受けて、頷くアステルも右方へ。信仰者達の一挙手一投足から目を離さぬまま、静かな呼吸で待機する。
これで準備は万端。
次には、見届けていたエレノアが文字通りの狼煙を上げるように――弓に番えた薄い光を山なりに撃ち出していた。
着弾点で炸裂したそれは、一瞬にして周囲を白煙に包み込む。
「……何事だ!」
響くのは魔術師ダビドの声。いの一番に異常に気づいて状況を窺い始める。
が、その頃にはコハクが奔り始めていた。
風の如き速度で、誰よりも先に信仰者の背後へ迫りながら――握る剣に黄金色の光を纏わせ、その輝きを巨大に成長させている。
刹那、光の塊となったそれを真っ直ぐに振り下ろし。爆裂する衝撃を広げて信仰者達の半分へ強烈なダメージを与えていた。
「侵入者、だ……!」
呻く一人が声を絞り出すが、それを周りが呑み込む前にアステルが逆方向から迫る。
「隙ありだっ!」
未だ何が起きたのか把握出来ぬ一人に、まずは背後から一撃。
鋭利な暗器で刺突を加えて体力の大部分を奪い去り――反撃が来る前に横合いへ回って二撃目。速度のままに短剣で膚を抉り込み、その一人を床に沈めた。
その音に、信仰者達は右方へ目を向ける。だがノノアがその方向から見て、更に横合い側から迫っていた。
「……!」
「――遅いわ」
一瞬後には、はっとする信仰者の眼前。
中段に構えた剣へ膂力の全てを乗せて、刃を水平方向へ滑らすように薙ぎ払い。旋風の如き一閃に巻き込まれて信仰者の半数が血を零し、そのうち四人が倒れゆく。
そこまで来てようやく、信仰者達が口々に声を上げ、騒乱が起こり始めていた。
だが、同時に後続の冒険者達も動き始めている。
かつりと靴音を鳴らして地下礼拝堂へ入り込んだロゼットは、隣に並ぶエレノアへ声を向けて。
「合わせましょう」
「ええ……!」
応えるエレノアも前方で動く信仰者達を見据えていた。
煙の量は多く、そう簡単に消えはしない。だが視界を完全に塞ぐものでもない。自然、先行の仲間もいつまでも有利ではいられないという事だ。
それを援護するのが、こちらの役目。走りながらも弓弦を引くエレノアは――そこに清廉な輝きを帯びる矢を番えている。
「――行きます」
瞬間、放たれたそれは宙で炸裂。無数の光の破片となって信仰者達の体へ刺さった。
同時にロゼットも正面へ刃先を向けている。
そこへまるで、天から零れる外光を凝集させたかのように眩い光を発現して。矢の形と成して飛翔させ、エレノアの攻撃で弱っていた一人を打ち倒した。
浴びせられる攻撃に、信仰者達は惑う。
何処にいるのか。何人いるのか。
把握されるよりも疾く、ケンは煙幕の中を突っ切っていた。
(――成程)
そうして彼らを間近にして実感する。
どの信仰者も反射が鈍く、体力が落ちている。皆が幸福花を摂取している為であるのは、明らかだった。
「幻に縋った代償だ。しっかり後悔するんだな」
言いながら、ケンはそのまま大太刀で流線を描く斬撃。低い軌道で薙ぎ払い、四人程の足元を斬り裂いて動きを鈍らせた。
本来だったら、命をとっても良かったろうけれど。
「ま、こいつらの首を狩るわけにはいかないからな」
無論ケンの攻撃は鋭く、それだけでも信仰者達に相応の苦痛を運ぶ。ただ、それでもまだ動ける信仰者は多く――彼らの皆が杖に魔力を溜め始めていた。
その全てからの攻撃を無防備に受ければ流石に只ではいられない、が――
「守りくらいは、先に固めさせてもらう」
前衛へ躍り出るゲルトが棍を振り翳していた。
暗がりに軌跡を描くよう、聖なる光を纏ったそれは――床に先端が触れたと同時、円形の輝きを広げていく。
一瞬で広範囲を覆ったそれは、自身だけでなく仲間達をも守護の魔力で包んだ。
その後方で、キーゼも動き出している。
立ち位置は皆の背を望める場所。まずは自身を深い色の魔力で覆い、乱戦に耐えられるだけの守りを構築すると――
「――」
続けて静かに、聞こえない程度の声音を発した。
その音に乗せて解き放つのは、風にも似たエーテル。空気に溶けるように拡散したそれは、周囲の仲間を薄光で覆い身体能力を引き上げた。
直後に信仰者達の魔法攻撃が雨と注ぐが、最前衛ではゲルトが盾で真っ向から受け止めている。
傍の面々も、高まった防御力で耐え抜くと――それ以外の仲間もまた、キーゼの与えた俊敏さで回避を成功させていた。
●幻
信仰者達は、ほぼ無傷とも言える冒険者達の姿に驚きを浮かべる。
それは最奥に佇むダビドも例外ではなく。
「……冒険者、か」
言いながら、その声音には怒りにも似たものを滲ませていた。
「私達を潰しにでも来たつもりか。私達はただ幸せと共に在る。他者にもそれを与えている、それだけだ」
「幸せと共に、かー」
少しだけ、あっけらかんと声を返したのはアステルだった。それからダビドを見て、そーだなぁと呟いて。
「幸せは良いものだもんな。だけど、それって結局幻なんだよな?」
「そうね。そこに幸せがあったとしても、それは仮初のもの」
どこまで行っても本当のものじゃない、と。
ノノアは声を継いで、双彩の瞳で見つめる。
「本当の幸せは――自分の手で触れて掴んでこそ、その思いが強くなるとわたしは思うわ。人の温もりと、同じように」
「……」
ダビドは一瞬だけ口を噤んでいた。
だが次には首を振っている。
「お前達の言葉は、ある意味ではその通りなのだろう。尤もで、正しいのかも知れない」
それでもと、戦意と共に杖を握り締めていた。
「その幸せがもう手に入らない者もいる」
「だから、凶行を続けると?」
エレノアが問うと、ダビドは無言で肯定を示す。
だからエレノアもまた、弓を構え直す。
「ならばこちらがやるべき事も変わりません。貴方は既に少なくない被害者を出しているのです。それを救済だと言うのなら――」
貴方をまごうことなき敵だと認識致します、と。
ノノアも頷き、剣を握り直した。
「その幻を断って……現実を見せてあげるわ」
「……出来るものなら、やればいい」
ダビドは言い放ちながら、同時に杖先を突き出していた。
「求める“幸福”を目の前にしても、同じ心で居られるならば――!」
瞬間、無数の光が絡まり合って、色を流動させながら散り散りになる。
それは霧となって心に入り込む魔法。ノノアはとっさに回避しようとしたが、その時にはもう視界が光に包まれていた。
次に目を開けた時、ノノアの瞳に映るのは敵の姿ではなかった。
ぼんやりとぼやけた、見覚えのある景色。
そこに佇んでいるのは――
(……あれは)
見間違えるはずもない。
父と母。行方不明になり、ずっと見つかっていなかった――誰よりノノアが探していた人。
その二人は何か、ノノアに言葉をかけてくれた。
ノノアはそれに懐かしさを感じた。
(ああ)
見回せば親しい人もいる。
安寧を感じた。温かさを感じた。それはきっと自分が求める景色なのだろうと判った。
(……成程)
だから、ノノアにはダビド達の気持ちが理解出来た。
(彼らはこんな幻を見ていたのね)
優しくて、柔らかで。
ずっとそこで閉じていたくなる、文字通りの幸福。それを掴んでしまえば手放したくなくなるのだろうと、ほんの少しだけノノアは共感する。
けれどノノアはその手に剣を持っていた。
心は変わらない。
ここに幸せがあるとしても、それは幻だ。
「だから、わたしは断ち切るわ」
幻なんかじゃなく、父と母だっていつか現実に見つけてみせるから。瞬間、ノノアは横に薙いだ刃で幻を残らず斬って捨てていた。
するとそこに見えるのは先刻までの教会と、ダビドの姿だ。
「そして前に進む。幸せは――前を向いて自分の力で進んだ人のみが得られるのよ!」
「……!」
はっとするダビドに、ノノアは虚空に描いた光印を刺突で飛ばす。刹那、その輝きがダビドの体に刻まれて魔力の集中を掻き乱した。
「皆、今のうちに」
「ん。あっちを対処する」
小さく声を返して、薄闇の間を走り抜けるのはコハク。見つめているのはダビドを守ろうとしてひとところに集まり始めている信仰者達だ。
彼らの行動は間違ってはいまい。だが同時に狙いやすい標的になる事も紛れもない事実。
杖を構えようとする信仰者達に、コハクはぶわりと風が吹いたかのように一瞬で背後に回り込んで――
「ここで、倒れてて」
回転力のままに、剣から鮮烈なまでの光を瞬かせて。
弾ける闘気の衝撃を爆轟させて、一人、二人、三人。四人を纏めて吹き飛ばすようにして意識を奪い去ってゆく。
「こっちは任せてくれ!」
反対側、右方へはアステルが既に跳躍。一息に信仰者へ距離を詰めていた。
その一人はとっさに杖から魔力を煌めかす。が、一瞬遅い。羽が舞うように、すべらかに廻ったアステルの斬撃が杖を弾き飛ばした。
そのまま連撃を叩き込んでその信仰者を気絶させれば――すぐ傍の信仰者へも、後方からエレノアが狙いを付けていた。
瞬間、エレノアの放った一矢が鋭く突き立って血潮を噴かせると――
「あちらの一人へ、連撃を」
「ええ」
ロゼットが応えながら前進し始めている。
信仰者は薄らぐ意識で魔法を撃つが――ロゼットは自ら盾で受け止めながら、着弾点に魔力を込める事で衝撃を減衰させていた。
そうして零距離に入ると祭刀で一閃。裂帛の斬撃でその一人を沈めてゆく。
残る信仰者は四人。
傾いてゆく形勢に、彼らは焦りを露わにしながらも攻撃するしかない。だがその射線を塞ぐように、面前でゲルトが壁となっていた。
力が落ちているとはいえ、信仰者も授恵者には違いなく。飛来してくる魔力の塊はその一撃一撃が重みの塊のようだけれど。
(――これならまだ、耐えられる)
常に自身の状態を観察しながら、ゲルトは退かず、倒れない。
守りを高めているとは言え、体力も無尽蔵ではないが――その対策も持っている。
素早く棍を縦にしたゲルトは、自らの足元に魔力を放ち……そこで光となって弾けたものを全身に浴びて体力を持ち直していた。
(これで、まだ耐えられるから――)
ゲルトは動かず、意識だけを背後に向ける。
信仰者達がこちらを排除しようと躍起になっている前衛から、距離を置いた入り口の近く。そこでキーゼは仲間の様子を窺い、支援を続けていた。
「――」
仲間と殊更に言葉は交わさない。
魔法の光もマントに包み、暗闇に隠れるように、同化するように――それでいて手落ちなく皆を癒やし、支え、護っていた。
無論、その上で仲間の状態に憂いがないと見れば――キーゼの魔力は矛にもなる。
信仰者達が次の攻撃に動こうとするその瞬間、キーゼは向けた杖先から光を渦巻かせて魔力の弾を形成。豪速で撃ち出していた。
上方へ翔んでから、直下に降り注ぐそれは信仰者達の体を猛烈な勢いで抉ってゆく。そうして隙が生まれたところへ、ケンが奔り込んでいた。
「ここまでだ」
通り過ぎざまに斬撃。
殺すでもなく、同時に逃げる事も叶わぬように。正確無比に体重を支える足を斬り払って信仰者を横倒れにさせてゆく。
「後は頼む」
「判った」
そこへ跳躍から降下してくるのがコハク。真下に叩きつけるよう、刃に纏った光を撃ち放てば――拡散した衝撃で、残る信仰者も倒れ伏させていた。
●虚
差し込む光が明滅した。
時間の経過で、外の太陽が僅かにその角度を変えたせいだろうか。形を変えた光線が、静謐の空間を先刻より幾分、詳らかに照らし出している。
その中で、信仰者達は全員が戦闘不能となっていた。
壇上の前で佇んでいるのは一人、ダビドだけだ。
「やってくれたな。私の仲間を」
体を蝕み始めた苦痛に、自身の胸もまた押さえながら……ダビドは見回している。
「……幸せは自分の力で進んだ者のみが得られる、といったな」
それは確かに正論だろう、と。
こちらの言葉に応えるように言いながら、その声には静かな憤怒が秘められていた。
「だが、それが出来る者ばかりじゃない。誰かから救いを得なければ、やっていけないものもいる。その為の『救世会』であったというのに」
「『救世会』ねぇ」
だが、そう零すケンは――肩を竦めて呆れすら見せている。
「聞いて呆れるぜ。あんたはなにひとつ救世なんかしちゃいねぇよ。ただ、自分の弱さから逃げてるだけ。そんな組織、精々が『逃世会』じゃねぇか」
「……、何だと」
「彼の言う通りよ」
瞳を細めたダビドに、声を紡いだのはロゼットだった。
「ダビド、貴方の行為は救いにはならないわ。貴方自身がそれを自覚している。だからこそ――幸福花の事実を伏せた」
自分の与えるものが本当に救いだと信じられたのなら、と。
「それを隠す必要もなかったはずよ」
「……」
ダビドは少しだけ唇をわななかせる。
それを見て、ロゼットは一度だけ目を伏せた。
「貴方は、自分が悲しみに向きあえないことを、仲間を増やすことで正当化しようとしただけ……。私にはそう見えるわ」
「その弱さが悪いとはいわないが」
と、ケンも緩く首を振る。
「それに他人をまきこむな。それを救いなんて、宣うな。それは、弱さに立ち向かっている人への冒涜だ」
「……違う!」
ダビドは喚きながら振り払う動作を取る。
「私は、寄り添っているだけだ。お前達に私の何が分かる」
「あんたの事全部なんて、分からないさ。だが……あんたみたいなやつを思うやつがいたなんて、そいつがかわいそうだ」
だってな、とケンは少しだけ声を落とし。
「自分のせいでこんな事をしでかされたんだからな」
「……!」
ダビドは息を止めたように、幻がある方向を見る。
そこに何を見ているのかは、ダビドしか知る事は出来ない。だがダビドはそれを頼りにするように、縋るように――また濃密な魔力を渦巻かせていた。
「違う、彼女は――いつだって私に、笑っていてくれるんだ!」
そうして全てを幻で塗り込めようと、噴霧するように魔法を撃ち出してくる。
その効果範囲は広範。ケンは魔力に触れられて、意識を一瞬酩酊させた。
次に見えたのは、無数の敵。
実力は、弱いものから強いものまでいる。
力の相克を楽しませてくれるものや、こちらが苦戦するほどの強大な相手も存在した。ケンはその敵の首を狩り続けている。
(ああ、そうかよ)
ケンはそれが自分の求めるものの一端だと、確かに自覚した。
これは敵が言うところの幸福だというのは、間違いない。何も考えずに浸っていれば、悪い気分じゃないのだろうと。
だがケンはどこまでも冷静だった。
「これが求めるものか。こんな感覚が欲しくて、やってたのか」
そこには確かに手応えがあった。
けれど幻だ。
だったら、用はない。幻なんかに与えられるでもなく――必要となったら、いつでも自らの腕を振るうだけだから。
瞬間、自分の意志で刃を動かしたケンは、即座に幻を霧散させていた。
それはロゼットも同じ。
外目には、視界が途切れる程の濃霧がロゼットを包んだように見えたろう。
膨大な魔力によって作られたその毒の霧が、精神を蝕み、甘い幸福に堕落させる効果を生み出すのだ。
けれど始めからロゼットの表情に変化はなかった。
確かに、その目では幻を見ていたはずだろう。
だが、ほんの一瞬の間が経った頃には、ロゼットは大きな動作を取る事もなく――
「虚構だわ」
短く言い切って、その霧を消滅させていた。
ダビドは目を疑うように声を静める。
「……何故だ」
「言ったでしょう。これは作り物」
ロゼットは変わらぬ澄んだ瞳を向けていた。
「夢も、目標も。そこに至るまでの苦難や葛藤を乗り越えてこその幸福よ。結果だけ与えられた幻に捕らわれたりはしない」
そうして廉潔なる光を燈して――減じた体力だけを癒やしていた。
ダビドは歯噛みしながら再度の攻撃を狙う。
だが魔力が練られきる前に、そこへ飛び込むのがコハク。尻尾を靡かせてふわりと眼前に降り立っていた。
「させない」
瞬間、細剣で手元を突き刺して動作を妨害。
溢れる鮮血にダビドが呻けば――コハクと入れ替わりにノノアが至近に迫る。
そのまま弧状に斬閃を奔らせると、ダビドがよろけた所へ更に踏み込んで二撃目。十字を刻むように縦の剣撃で肩を抉った。
「次を、お願いね」
「ああ!」
同時、アステルもその逆側から接近していた。
ダビドは体勢を崩しながらも避けようとするが、一歩、二歩、アステルは距離を離さず縋り付き、暗針と刃で傷を抉り込む。
血潮を噴かせながら、ダビドは後退していた。その足元に狙いを付けているのが、エレノア。
「逃げられはしませんよ」
逆巻くエーテルを鏃に集め、その一矢をどこまでも鋭く研ぎ澄ませて。甲高い風切り音と共に放った矢で片足を貫通させていた。
「……っ!」
唸って傾ぐダビド。
その隙を逃すはずもなく、ケンが面前へ滑り込んでいた。
ダビドがはっとする頃には、もう刃を奔らせて――無拍子の一刀。烈しい痛みが訪れて初めて斬られたと気付く速度で、腕に傷を刻み込んでいる。
杖を取り落とすダビドは、それでも逆の手で拾い上げて魔弾を発射してくる、が。面前に位置するゲルトは、巨大な暗色の光の塊を前にしても決して下がらなかった。
反転した太陽のような、濁った心と力が生み出した強大な一撃。それは確かに爆散する圧力と共に一度はゲルトの体を床に叩きつけるが――
「……、大丈夫」
目を向ける仲間に声を返し、すぐに起き上がって返す。
体力は失っていない。
なら、まだやれる。
その直後には背後から、キーゼが浄化の魔力を生み出していた。
球状に織り成されてゆくその光は、ダビドのものより昏い。そしてそれでいて――澄み渡っている。
瞬間、投擲するように放たれたそれはゲルトに同化。体を侵食する魔の成分を、取り込んで消失させるように不調を回復させていた。
ゲルトはそのまま疾走。ダビドの懐へと一息に入り込んでゆく。
とっさに防御しようとするダビドだが、ゲルトはその暇も与えない。
「今度は、こっちからだ」
振り上げた棍棒へ、重力も共に乗せるように。大きく振り下ろした一撃でダビドに膝をつかせていた。
●光
短い時間、ダビドは立ち上がれずに浅い息を繰り返す。
体力も魔力も自分で底が見え始めたのだろう。言葉は弱々しかった。
「……弱さか。確かに私は、弱い。それを認められず、逃げていたのは事実だろう」
だが、と僅かに声を張って。
「強く在ることが出来ないなら逃げるしかないだろう」
それの何が悪いのかと、訴えるように。
逃げて逃げて、最期まで。
エレノアはそっと呟く。
「……それが貴方の言う『幸せな心を抱いたままの死』、ですか」
「そうだ。辛い過去も、現実も……追いついてこない場所まで逃げてやるのだ」
「……」
ダビドの震えた声音に、エレノアは少しだけ瞑目している。
「それは確かに、ある意味では救いなのかもしれません」
ダビドに限らず、信仰者達に限らず。
人は弱いものだから、と。
それでも、とエレノアは静かな瞳を向けていた。
「生きようとする人はいるのです。絶望を抱えながらも、誰かの為に生きようとしている人が」
「そうだ。この世の中誰だって何かしらの不幸を味わってる。その上で、自分の足で地面を踏みしめて生きてるんだよ」
ケンが投げた言葉に、ダビドはすぐに反論をしなかった。自身が間違っている事を、否定しようもないのが判っているからだろう。
しかしダビドは、頷かない。
「不幸は普遍。判っているさ。なら……その辛さから逃れたいのも普遍の心だ」
だから私は幻を選ぶしかないのだ、と。
掴んだそれを離すまいとするように。濁った霧を生み出して放ってきた。
「……!」
その魔力に取り巻かれたアステルは、一瞬にして見ている光景が薄らいで、別のものへと変遷してゆく感覚を味わった。
「……?」
そうして目を閉じて、開けた時。
アステルはどこかで見たことがある場所に自分が立っていると気づいた。
それは自分が病弱で、どうしようもなかったあの頃。
不思議な夢を見た――その時の景色。
そして目の前には一人の少女が立っていた。アステルの病気を治してくれて――人生を大きく変えてくれた人。
「……!」
アステルはその姿に驚き、嬉しくなって。色々な感情が湧き出してくるのを感じた。
少女に会えると信じて、夢見て、やってきた。その瞬間が今ここにあるという事に、感じたのは確かな幸せの気持ちだろう。
だから一瞬、口を開きかけた。
「……」
けれど――アステルはその先を紡がない。
(――うん)
冒険者になってからの事や、色々な場所で会った色々な人達の事。話したい事ばっかりだった。
けれど。
(オレは幻の中のあの子と会いたいわけじゃない)
まずは握手して、目を見てしっかりと言いたい――『あの時びょーきを治してくれてありがとな!』と。
「だから、幻はいらない。夢じゃない、この現実で会うんだ! きっとまた会えるって、ずっと信じてるから!!」
アステルは虚像じゃなく、未来に声を向ける。
そうするといつしか霧は晴れ、幻は消えていた。
「幻の中も、夢の中も、そこに安らぎはあるかもしれないけど。『歩くことは出来ない』もんな」
アステルは言って、凛然と見つめる。
「オレはもう、この足を休ませたくないんだ。眠りにつくための暗闇よりも、お前たちの言う世界の闇の方が、ずっと明るいってオレは思ってる。そう信じてる!」
そうして、更に魔法を使おうとしているダビドへと迫り――その杖を弾き飛ばしていた。
「世界は苦しいことばっかりじゃない! オレはそれを知ってるぞ!」
「……!」
ダビドは杖に手を伸ばそうとするが、届かない。
だからただ拳を握り締めて、無方向の憎悪を露わにした。
「何故そんな事が言える。お前達だって、絶望の中に沈む時がやってくる。お前達が、私と同じにならないと断言出来るのか」
「分からない。未来の事は」
静風のように、そっと返したのはコハクだ。
もし自分が彼らと同じ立場であったら。
それでも自分は魔性の道を進まないと言えるのか、コハクには分からない。それが、飾らぬ正直な今の心だった。
けれどそれ故に、ダビドの言葉に完全に頷く事もまた出来ない。
夢幻に逃げるというその選択肢を認めて手を止める事は、しないのだと。
「だからコハクはここに来た。どちらが正しいかは……生き残った方が決める」
それが今の自分にとっての事実で、真実。
故に負けるわけにはいかないから――コハクは一直線に疾駆。斬撃を重ねてダビドの体力を減じさせてゆく。
倒れ込むダビドは、それでも這って進みながら呻いた。
「……、正しくなくとも……私は幸福が欲しい。救われたい……」
「救われはしないよ」
ゲルトは静かに声を落とす。
「いくら幸せな幻を見ても、現実は何も変わらないだろ」
それは本当の幸せではないのだから。
「自分だけじゃない。仲間と呼んでいた人達も同じだ。幻じゃあ誰も救えない」
「……」
ダビドはもう、言葉を飲み込むことしか出来ない。
それでも自身の答えを返すよう、立ち上がって腕を伸ばしていた。瞬間、残る魔力の全てを絞り出すように、幻の霧を広げてゆく。
その効果は、後方のキーゼにも僅かに届く。キーゼの静謐の瞳にも、幻が生み出したものが見え始めていた。
「――」
ゆっくりと見回すそこは――何もない無の空間。
余人であれば何かの情景が映るそこに、しかしいかなる像も見えはしない。意識を蝕む酩酊感にも、キーゼは心の乱れ一つ表す事はなく。
「――無駄ですよ」
ただ静かに言って、無の空間を払っていた。
この間僅か一瞬。直後には光弾の雨を降らせてダビドの体を穿ってゆく。
朦朧とするダビドは、未だその瞳に幻を見ていたろうか。虚空に手を伸ばすが――同時にエレノアが弓を構えていた。
「……お望みならば、その想いを抱いたまま逝くと良いでしょう。引導を渡してあげます」
そうして静かに矢を番える。
ダビドはそこに自身の死を予見したろう。だが、エレノアは――
「でもそれは貴方一人で抱えていきなさい。生きようとする人を巻き込んだ時点で、貴方はただの殺人者です」
罪人としての結末を、と。
高速の矢を放ちながらも――その一撃を、心臓からは狙いを外した位置に喰らわせた。
倒れゆくダビドへ、ケンは軽く一刀を見舞い……意識だけを奪う。
「ちったぁ……弱さに向き合ってあんたの罪を償えや」
信仰者とダビドが倒れた地下礼拝堂は静寂に包まれていた。
ロゼットはその中で、仲間達を見回している。
「皆、無事かしら」
「問題ない」
コハクが応えると、皆もまたそれぞれに健常な返事をしていた。そう、と仄かに表情を和らげたロゼットは――倒れた敵をロープで捕縛し始める。
それより先に意識を取り戻して、暴れようとするものがいたが――そちらもキーゼが既に光縛で捕らえていた為、無為に終わった。
全員が拘束された中――目を覚ましたダビドは、静かに声を零す。
「……殺しても、良かったのだぞ」
「いいえ。殉教者とはさせませんよ」
キーゼが見下ろして言うと、ロゼットも信仰者達の手当てをしながら頷いた。
「ええ。貴方達は罪人よ。なら罪人として、法の裁きに委ねるべきだから」
殉死は、させない。
ただの人として。するべき事をさせるために、と。
ダビドは弱々しく笑っていた。
「死罪にならなかったらどうする。私に、更生の余地があるとでも思っているのか……」
「それは、その時になってみなければ分からないわ」
ノノアはそんなふうに言った。
「きちんと裁かれて、罰を受けて……更生出来るかも知れない。もしそうなったら――ちゃんと自分の手で、未来ある幸せを掴めれば良いわね」
それは素直な思いだ。
この言葉で強く意思を持てる人間なら、いつかきっと本当の幸せを掴む。そう心から思ったのだから。
ダビドは俯いていた。
そうして小さく、済まなかったな、と呟く。
ダビドは暫く虚空を見ていない。もう、幻は見えていないのかも知れなかった。
「行こうか」
ゲルトの言葉に、皆は頷いて。信仰者達を連れて地上まで上がる。
そうして教会の扉を開けると、差し込む陽光にエレノアは瞳を細めた。
「何だか――外に出るのが久しぶりな気がいたしますわ」
「そうだな。まぶしいなー!」
アステルも頷いて、遮るもののない空を仰ぐ。
輝く太陽。
それは目覚めた後に見る朝日のような――ほんの少しだけ目に痛くて、それでいて温かな心地を抱かせる、美しい光だった。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年01月30日 19時02分21秒 公開
相談掲示板
さて、お願いします。 ひとまず、あとのことを考えると、処理よりは捕縛したいですかね。こういった宗教的な背景は下手に殺すと潜んでる輩に殉教者扱いされますし。 世間のルールで裁かなければ。 状況はネームドが1、他が16 普通に地下に入るとまずバレそうですね。 あえて上で騒ぐことで何名か様子見で上に誘導するか、あるいは堂々と入って目を奪い、隠密が得意な方に強襲してもらうか。 流石に魔法射撃との打ち合いだと、分が悪いでしょうし。 射程12だとすると、移動4だと通常では懐に入るのに1Rかかりますからね 教会の床をぶち抜けたら楽でしょうけど、まあ無理でしょうかね。 ひとまず、抵抗と魔法防御を中心にこちらは組んでおきますか。 茫夢はサブアクションで解消すればどうにでもなりますが、流血束縛は厄介ですし。
神官戦士志望のヒーラー、ロゼットよ。よろしくね。 キーゼの言う、地上に誘い出す案は上手くいけば何名かを 無力化できそうだけど、代わりに地下に残った敵の警戒を 最大に上げてしまいそうなのが難点ね。 (警戒度=行動順の早さに影響、ぐらいに考えています) 警戒度を低いままにして、最初の1ターン目に先手をとって 飛び道具、または移動で信仰者の列まで踏み込む、を取るか。 信仰者の列まで踏み込めば、範囲魔法はためらうかな?とか。 突入作戦だと光や音で驚かせる、なんて手法があるそうだけど、 私たちの持ってる照明じゃ目潰しには弱いわよねえ。 音はサウンドボマーってスキルがあるけど、これシューターの 煙幕スキルと合わせて「火事だ―!」とか叫べば、音量と 火事への誤解で一時的な混乱とか、してくれないかしら? (サウンドボマーは戦闘中は使えないが、開始前なら可?) 魔法防御と抵抗のパッシブ習得しようかな、と検討中ね。 今、思いつくのはこれぐらい。 >教会の床をぶち抜けたら楽 教会の床下が地下室という前提だけど、さすがに無理と思うわ。 普通にスコップで穴を掘るなら別だけど、どれだけかかるか。
ノノアよ。よろしくね。 誘い出しなどをする場合は誘い出した信仰者を何名か対処した後は、相手に感づかれると思うので普通に正面からの戦闘になりそうね。それでも奇襲をする場合はハイディングを持って背面や側面を狙うしかないですね。 後は捕獲等を考える場合は相手の戦闘不能者を範囲で巻き込まないなど、追撃等に気をつける感じかじら? それから他の皆さんの発言等の相談で、どの方向性になるかによっては相手の魔法攻撃を下げる魔乱印をもっていく予定ね。
アステル、シーフのハーフビーストだ!みんなよろしく! >奇襲について 一応ハイディングあるけど、敵の中に突出する関係上かなりリスクが高そうだな……。8人が横2列に並んでるみたいだし、魔法の集中砲火を受けそうだ。 >敵の攻撃について やっぱり難しいのは敵の長射程の魔法攻撃だなー。 範囲魔法攻撃で大勢巻き込まれないように立ち回っても、ヒーラーの回復が追いつかなくなる可能性もあるし。 入り口が一つで敵がこちらに気付いてないなら、ロゼットのいうサウンドボマーで撹乱するのもいいかもしれないなー!大音量を放った瞬間入り口から駆け出して敵の元素早く近づけば、範囲攻撃もある程度抑えることが出来るかも。
>サウンドボマー 戦闘中使用不可スキルについては、Q&Aに返答がありますね 「「戦闘判定」を行っている状態、が正となりますので、戦闘シナリオ中であっても非戦闘状態であれば使用可能です。 戦闘開始または戦闘開始を見越したラウンド処理が始まった場合、使用不可能となります。」 出来なくはないですが、そのラウンド中には戦闘行動はとれない、と取った方がいいでしょうね。やる価値はあると思いますが、その混乱に乗じようとするにも1Rは消費するかと。 >広さ 先手を取って近づければいいのですが、問題は集会所の広さですね… シーフの方などは疾風足などで一足で近づければいいのですが。 入口が一つである以上、ごまかさないと蜂の巣でしょうか。それこそそこで煙幕を張るのも一つかと。 >範囲攻撃 近づいて抑制できればいいのですが、一番厄介なのがここの教義ですね。 信仰者からすれば、「茫夢」でやられることは彼らにとって最大の祝福でしょうし。 最悪、信仰者が囮になって茫夢で巻き込んでくる、というパターンも考えられるでしょう。 >侵攻 既に出ているようなサウンドボマーなどの攪乱と合わせて、魔法攻撃に耐えられるものが壁となって、その合間から一気に攻める、という感じですかね。 >対BS ああ、レベルアップが間に合って、レゾナンスオブヴァローが入りましたので、回避職の方は使えば10Rの間は回避20%アップしますよ。GSなので通常のスキルや対抗スキルとは瞬間的に噛み合います。 副次効果で抵抗も上がりますので。
ヒーラーのゲルトだ、よろしく。 壁役と攻撃役に別れる作戦なら、オレは壁役になろう。 今回はヒーラーが3人いるから、BSを食らっても解呪は間に合うだろうしな。
シーフコハク、よろしく。 取りあえず使者の追跡並びに捕縛を以前担当したからその流れで今回は参戦だよ。 捕縛ー…捕縛ね。捕まえてもこの手の輩はあの手この手で色々やってきそうだけど。 内容が内容だけに貴族の何処かが欲しがりそうだし。 まぁ今回はキーゼに従うよ。 作戦としてはどちらに転んでも取り敢えず行動出来るような余裕はあるけれど今の所で出ている上で騒ぎを起こし何人かやってからの突撃の場合今回のパーティだとタンク役がそこまでいないのが気がかり。 プラスで言えば街はずれの廃教会付近で例えば家事が起きたとしてもそれに誰かが気付いてしかもそれを叫んでくれるのか…というちょっと考え過ぎかもしれないけれど。 態々人周囲に居なさそうな環境でやってるんだもん、敵の内の一人でも頭の回る輩がいたら怖い。 どうせ騒ぐのなら最早ばれる事前提に行うとかー…まぁそれならそれで考えなきゃいけないからあれだけど。 自分の行いが正しいと信じ切ってるんだし入団したいですーみたいにいえばそれでも数人位は釣れるんじゃないかなって。 それで、少しでも数を減らしてから煙幕で出入り口を満たしシーフで突撃…みたいな?
連投失礼。 取りあえずサウンドボマーはコハク持ってるから攪乱用では任せてよ。 後は先手必勝と疾風足、フェザーステップは積んでいきたいからもう一つはご丁寧に連なってくれてるんだし範囲攻撃を持ってくね。
ん、オレもコハクと同じように疾風足とフェザーステップで立ち回るつもりだ! 後は縛糸刃でバッドステ付加とダブルエッジで攻撃していこうかなって思ってる。 >奇襲 サウンドボマーか、もしくは煙幕で奇襲も良さそうだな! >範囲攻撃 そ、そっか!敵ごとまとめて範囲攻撃してくるかもしれないし、そこら辺気をつけていかないとな……!
シューターのエレノアともうしますわ。 よしなに。 基本は後方からの射撃となりますね… 煙幕は必要であれば準備して行きますわ。
いっさい小細工なしにして、タイミングを合わせて地下室に 突入かけても良いんだけど、こういう条件だと何か細工した方が 良いんじゃないかって気にもなるわよねえ。 >作戦案 ・地下への階段を下りた、地下室の入口に煙幕を発生させて、 内部に突入かける際の安全度をあげる。 (煙幕スキルはエレノアが可能、煙幕内は命中も下がるので注意) ・サウンドボマーの大音量を地下室に響かせ、敵側をひるませる。 (スキルはコハクは所持、本人が1R目行動できない欠点あり) ・地上で騒ぎを起こして何名か誘い出し、敵人数を減らす ・入信希望を装って何名か地上に誘い出し、敵人数を減らす (成功率は未知。場合により敵に気づかれ、警戒度があがる) あがってるのは、こんな感じかしら。誤解があったら謝罪を。 「火事」と叫ぶのはまあ煙幕との合わせ技ってことで。 「わー!」って大音量より、良いかなって思って。 >地下室の広さ プレイヤー視点で言いにくいけど、奥にいるダビドの魔法射程が 20ヘクスだから、奥行きは最低20はある感じかなって。 横幅は信仰者が8人並んでるから、それが出来る幅ってことかな。 >範囲魔法 ゴメンなさい確認だけど。ダビドの「縛焔」は直線範囲で合ってる? 長さ6横幅1の範囲魔法、解説の読み方が自信なくて。 これの使用に、信仰者を巻き込むのはためらうかなって。 「茫夢」の方はまとめて撃ってきそうではあるわね。
>突入 何か仕掛けたいのは同意ですが、一番硬いのは敵が待ち構えている前提で突入することではありますがね。想定が最も容易く、対応もしやすい。 とはいえ、敵との距離が1Rで到達できない可能性もある以上、多少の備えは欲しいかと。最悪、疾風足込みのシーフが辿り着けるぐらいの手は。 >サウンドボマー これは恐らく、室内で使おうとすると無理かと。 「戦闘開始または戦闘開始を見越したラウンド処理が始まった場合、使用不可能となります。」なので。敵がいる集会所に入った時点で、戦闘開始(見越し)ラウンド扱いされると思いますので。ラウンド扱いとなれば、コハク氏単独でなく全員に及びますから。敵も含めて。 「教会跡の前に着いた段階では、敵はこちらの存在に気づいていません。」なので、動き方によっては階段などで気づかれる可能性もあり。 スタンダードに行くなら、煙幕なり主突入で目を引きつつ、隠蔽した者による奇襲ですかね… 出入口は一つなので、見つかった時点でアウトでしょうし >縛焔 この書き方は、僕も直線範囲だと思っていましたね。従って、こちらも盾役の後ろに隠れるなどをすると纏めて薙ぎ払われる可能性もあるかと。
奇襲等をする場合は事前にハイディングで先に潜り込む感じになりそうですが、相手は全員が授恵者なので、隅からゆっくりとかしてないと感づかれる可能性はありそうね。 一部が奇襲で、他は正面からの場合はダビドの魔法を落として皆さんが近づけるように魔乱印をダビドに放つ感じになりそうね。多分奇襲範囲攻撃で信仰者の数を減らしたほうが、被弾率は減るかもしれませんね。 サウンドボマーをした時点で敵の視点が全員入り口の方を見ると思うと、煙幕とかしてこちらから近づくのが使い勝手は良さそうね。それに教会に入った時点で音などで気づかれる可能性はあるので、物事の順番は決めた方が良さそうね。 広さは教会の形とあまり変わらないようなので、横に8人並んでいても多少は横から通る事は出来るかもしれませんが、ぎっちり隙間なく配置されていた場合は難しそうね。その場合は正面組によって視点を向けるか、敵の信仰者を狙って隙間をあけないとダビドの背面は取れ無さそうですね。 縛焔はわたしも直線範囲と思ってますね。名前的に赤いロープか鞭のような感じの攻撃かしら。
ああごめん、コハクも誤解してた。 あくまで敵を釣る一例としてだったね、ごめん。 ・陽動 となるとやっぱり外で叫けぶ他ないかー…。 でもロゼットの言う通り確率未知数という事を踏まえれば良くも悪くも状況が固定される出入口から煙幕からの突撃、が良いのだろうか。 外へ数人おびき寄せた場合は煙幕からの突撃も効果が薄くなっちゃうし、待ち構えられてハチの巣は御免だしね。 仕掛け、というのであれば出入口に煙幕という事自体でも気は引けそうだし。 教会に入った段階での物音っていう危険性もあるけれど、シーフが先行突入して潜り込み出入口の煙幕を合図に奇襲、その混乱に乗じて残りの味方も突入する…とかどうかな。 それかもう小細工無しに煙幕と同時に突撃、が良くも悪くも無難かもしれない。 サウンドボマーをもし持たなくても良ければ万が一の事も踏まえて罠解除でも持って行こうかな。 ・範囲攻撃 コハクも直線範囲と認識していた。あれだけ射程じゃなくて長さ表記だったし。 鎖がばーっと飛んでくるイメージ?
ふむ…となると。 >作戦案 1.ハイディング希望者(シーフ)は、先に地下室潜入 2.エレノア(シューター)の煙幕スキルを地下室入口に発生 3.煙幕に注目を集めたら、シーフは移動アップで奇襲+攪乱 4.残りのメンバーも煙幕を抜けて地下室に突入+戦闘開始 …これぐらいかしら。煙幕をシーフ以外の安全度アップのためと、 同時に視線を集めて、潜入したシーフから気を逸らす感じに使う。 シーフは多いんだし、なるべく戦いやすいようにね。 サウンドボマーはコハクも言ってるけど、一長一短ね。 分かりやすい作戦の方が行動もまとまるし外そうかなと。 >キーゼ、ゲルト ヒーラーが3人いるから、おおまかな配置を確認したいんだけど。 キーゼは魔法メインで、戦闘中は後衛よりかしら。 ゲルトは前衛よりかな?私も基本的には前衛タイプ。 編成は前衛多めだから、配置はそれで良いかなと思うけど。 >スキル Lv20のは無理。魔法でダメージ増えそうだし、 ヒーリングオーラとサイドヒール、合間に単体への 近接か魔法の攻撃で削っていくわ。BS治療も用意かな。 >縛焔 解釈は合ってそうね。魔法戦のある戦いはまだ珍しいから、 これから増えてくるなら範囲や効果は気をつけないとね。
>作戦 その流れでいいと思いますよ >配置 杖はノースキルで遠距離攻撃が出来るのと範囲攻撃が便利なため使ってるだけですので。 別に前衛から後衛までどこでも可能ですよ? 基本最前線で魔法を使えるようにしてあるだけなので。 後衛寄りにいてほしい、ということでしたらそこで大丈夫ですが。
ん、それならオレはハイディングで地下室潜入するよ! 奇襲成功したらフェザーステップで機動力重視で戦う。 サウンドボマー、処理の関係で厳しそうだな……煙幕の方が融通が効きそうだ。 縛焔についてはオレもみんなと同じ認識だぞ!まとめて薙ぎ倒されないように行動は最新の注意をはらわないとな……!
一人よりは二人や三人のが安全や成功率が上がるので、わたしもハイディングで地下潜入ですね。その際は音を立てない事と敵の背後に行けそうな場合は行って待機ですが、信仰者達の壁に隙間が無く背後に回れない場合は壁際や死角になりそうな場所で待機しておきますわ。 作戦に関してはそれで大丈夫ですわ。 今回はヒールは持たずにダビド用の魔乱印と奇襲の際に範囲攻撃などを持っていきますね。 特性はハイディングと二刀流、もしくはハイディングと敵の配置確認のための捜波のどちらかになるかなと思うわ。
顔出しが遅れてすまない。 ウォーリアーのケンだ。 よろしくな 作戦の流れはそれでいいと思うぜ ウォーリアーは・・・俺だけか となると、俺は派手に暴れて敵の意識を引く感じのほうがいいかな? とはいえ、敵は魔法系ばっかりかそうなるとダメージが結構きついな ま、今回は首狩るわけにはいかないし魔防上げていくべきか それでも奴の幻に関してはかかること前提だが・・・・かかったら早めに回復してくれると助かる。俺の事だから首を狩りに行っちまうだろうからな
>流れ ひとまず、ロゼット氏の挙げた流れでよいとして。 突入後に関しては、まず『信仰者』の数を最優先で減らさないとまずいでしょうね。 後ろにいるだろう私やエレノア氏はともかく、シーフ3名が隠密で進むとなると。 敵の真正面に立つのはケン氏、ロゼット氏、ゲルト氏(予定)の3名のみ。 1R目で接敵出来る出来ないにかかわらず、現状ではこの3名が集中砲火の対象でしょう。 最悪ここで削り切られる可能性すらありえるわけで。特に知恵があるなら、こういった場合回復手は最優先で潰されるでしょうし。 数の暴力を覆す上でも、ダビドへの奇襲も必要ですが、まずは『信仰者』を一気にたたんでおきたいところですね。
オレの配置は前衛でOKだ。盾を構えて信仰者の攻撃を受け止める。 突撃前に前衛の皆に堅甲を掛けた方がいいかな。
私が書いた「作戦案」までは、私がプレイングに入れておくわ。 書いてくれても良いけど、字数が厳しいなら書かなくても大丈夫よ。 >キーゼ ああゴメンなさい。杖=後衛タイプと思いこんだわ。 配置は自由で良いと思うけど、出入口が階段1つしかないなら、 敵が「逃亡」を選ぶこともあるかなって。 その場合、階段に近い後衛よりも居た方が良いかなと思ったの。 >ケン BS治療はかけるけど、茫夢は自力対処(サブアクション消費)が 可能なら入れておいてね。回避型シーフへの「束縛」も危険だし、 即座に治療が飛ぶとは限らないから。 >エレノア 煙幕スキルをお願いしたいわ。濃煙か薄煙かは習得状況によるけど、 視界ゼロも突入しづらいから…薄煙かな?お願いできたら。
わたしは先行で潜入と、皆さんの突撃で敵の視点が入り口に向いた時に範囲奇襲して、信仰者を減らす事にしますわ。その際にアステルさんとコハクさんを薙ぎ払いで巻き込まないように注意するぐらいでしょうか。 後は……もしもですが信仰者が亡くなってしまった時は、仕方がないと思っていたくださいですわ。こちらも命があっての事なので、なるべく捕獲狙いですが余裕が無い場合はやりすぎて、命を奪う可能性がある為ね。
>作戦案 ではすいませんが、お願い致します。 >位置 ではこちらは後衛より。 フロントの圧が薄いか回復手が足りない時は前に出ますか。 近接用も揃えてはありますので、構成に関してはもうちょっと考えてから組むとしましょう。
>ロゼットさん <煙幕 承りましたわ。 薄煙弾準備してまいります。
そういえば皆さん、暗所戦闘の備えは大丈夫ですよね? 僅かな光だけが上方から差してくる地下。 その広大な空間の中、頭を垂れるローブの信仰者達へ――魔術師ダビドは静かに口を開いていた とある通り、恐らく現場は暗いですので。 いっそここも塞いで完全に暗くするという手もありますが、まあ困るでしょうし。今更でしょうかね ああ、教会内に入る際は、ここでバレないように注意も必要でしょうかね。 因みに僕は暗視は持っていますので対応可能です
地下や室内の時点で灯りは当てにしていませんのと、わたしはいつもは暗視と超聴覚なので大丈夫ですわ。
どの程度の暗さか、ちょっと想像が難しいから、 備えとして「エンライト」を積んでいくわ。 あと必要か分からないけど、捕縛するならロープいるかなと。 持ち物があいてる人いたら、ロープ持てそうなら。 まあ無くて失敗にはならないと思うから、気分?の問題だけど。
>ロープ こちらで光縛呪を持ち込みますので大丈夫ですよ あれなら射程12ありますから、後方からでも戦闘不能になっていれば捕縛できます >回復 基本後ろに控えて全体を見るようにしますので、前衛の回復に関してはメインはお二人にお願いするかと。 恐らく消耗も激しいでしょうから、気を付けてくださいませ >エンライト 前線に位置するロゼット氏が用いるなら問題ないかと 場合によっては目印代わりで集中砲火を受ける可能性がありますので、それだけ気をつけて頂ければ
ちょっと顔出し遅くなった、ごめん。 取りあえず全体的な流れは了解。 暗視に関しても超聴覚はもってないけれど暗視はもってるからそれでカバーは出来る。 取りあえず信仰者優先でならコハクも前に話してた通り範囲攻撃積んでいくからノノアと被らないようにしつつ攻撃するようにするよ。
オレも暗視があるから問題なさそうだ! 全体的な流れはりょーかい!ハイディングで潜入、範囲攻撃喰らわないように立ち回って強襲するぞ!
暗視は私もあるので問題ありませんわ。