こうもりパタパタ退治しよう
白葉うづき
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シナリオID:483
オープニング
都市国家はロスガリア大陸で最古の都市と分類されている。
未だ解明されていない歴史的背景も多く、数多の研究者たちが研究対象として調査を進めているが、街中でも未知の遺跡がひょんなことで発見されたりもする。
「うちの地下にこんなんあるとか聞いてないで……お、広いな」
松明を片手に手探りで石階段を下りていくと、急に広い空間が現れた。
灯りを翳しただけでは奥の方まで見えず、天井も高い。石造りの部屋。
慎重に進んでいくと壁際に祭壇のようなでっぱりを見つけた。その上に装飾の細かい箱が置いてある。
造り自体はしっかりしていたが、長年放っておかれたせいか鍵部分は脆くなっていた。
如何にも、何か大切な物が入っているような大げさな箱。
「ええ、何これ……お宝とか入ってるのと違う? いやそうじゃろ。これ開けないとか意味がわからん」
偶然出た遺跡にお宝が隠されているなんてよくある話だ。
考える時間は少なに景気よく開くと――遺跡に絶叫が響き渡った。
●貴重な素材を採集しよう
「そんな訳で冒険者の皆々様方に依頼したいのじゃよ」
何がそんな訳で、なのだろうか。
詳しく説明を求めると、長い黒髪を後ろで留め普通の服に清々しい青の着物を羽織った女性、ユウナギは口元に弧を描いて頷いた。
上品な仕草に思えるが――その肌は何故かピンク色に染まっていた。
「うちの店の下に地下遺跡が出たとこまではわかったじゃろ? そこの箱を開けたら封印されてた魔獣……いやあれはゴーレムだな。それが暴れ出したん。今は階段に蓋しとるから上がってこれんけど、ぶち破られたら事じゃ。その前に退治してほしい」
要は遺跡のゴーレム退治が依頼らしい。
もう一つ、とユウナギはピンク色の指を立てる。
「ゴーレムは蝙蝠の形だ、個体は赤に白に緑に……まあ色とりどりなやつらじゃった。便宜上カラフルバットとでも呼ぶぞ。そいつらの翼を持ち帰ってほしい。……わかっとる、この肌が気になっとるんじゃろ。やつらのまき散らす粉を吸い込んだらこうなったんや……けどこれは良い染料になるぞ」
そう言って楽しそうな彼女の肩に手がかかる。
振り返るとこれまた楽しそうな――彼の場合はいつもだが――ヴィンツ・ラッテがそこにいた。
「やあ、ユウナギ! ゴキゲンだね?」
「うわ一番会いたないヤツ来た!」
「なになにー? ねえ、何でユウナギそんなにピンクなの?」
「ええいうるさい!」
渋々といった様子で話すと、ヴィンツは口を尖らせる。
それは「一人で行ったら危ない」「危機感もなく怪しい箱を開けるなんて」といった倫理的なものではなく。
「新しい遺跡!? カラフルになる粉!? なんでそんな楽しそうなことオレに教えてくれなかったのー!」
「教えんわ! お前さんに頼めば大抵のことはわかるだろうがつまらん! うちは自分で冒険したいし研究したいし使いたいんじゃ!」
「あ、ねえねえ、オレも退治に行く! その遺跡も調べていいんだよね? ね?」
「だーめ!」
しばらくの押し問答の後、結局ヴィンツも冒険者たちに加わることになる。
上機嫌な彼にぐぬぬとしていたユウナギは、一つ息を吐いた。
「ほんまコイツには口で勝てん……まあ、出来るだけ翼は傷つけんように採ってくれたら嬉しいわ。そういうのの数が多いほど報酬に色付けるで。もしうちの店が壊れることがあっても許したる。けどちゃんと直してな!」
解説
マスターより
リプレイ
「新発見の遺跡だって!?」
「そう! 謎がいっぱい詰まった未知の場所!」
「やばいなーー、めちゃくちゃ気になる!」
「ねー!」
『ロスガリア大陸一の迷宮探求者』(自称)が心躍らないはずがない。ロウトフェダーは同じように楽しげなヴィンツ・ラッテと興奮を分かち合う。
「人を染めれる粉をまき散らす蝙蝠ちゃんなのね!」
別軸で楽しげなのはエミリア・シバだ。肌はもちろん、それ以外にも効果があるなら染料として楽しむこともできる。
「使い方によっては色々おしゃれも楽しめそうよねー! しっかりと採集してくるから、少し売ってもらえたらうれしいわ!」
「うむ、客として歓迎するで。あんた別嬪さんやしモデルも頼みたいわぁ」
探索への好奇心、新たな素材へ期待が高まる一方、憂鬱そうな表情を浮かべる者もいた。
「カラフルに染まる……戻るならいいけど、戻んなかったら洗濯だな……」
僅かに渋面を見せたのはカイン・ステラ。彼は依頼後のことを考えながら肩に乗る栗鼠、ランと指で遊んでいた。相棒だけは巻き込まないようにと固く誓う。
「色付きの粉をまき散らす蝙蝠……こいつは中々に厄介な相手だ」
黒目がちの瞳を細め、重々しい口調でハッタ・ムラムラは呟いた。
「このおれの白と黒のバランスが取れた、この完璧なパンダボディに余計な色が混ざる……そんな恐ろしい事態を招くことは、なんとしても避けなければなるまい!」
後々戻るからといった問題ではない。一度でも染まれば敗北に等しい。これはそう、いうなればハッタと蝙蝠たちのプライドを賭けた戦いなのだ。
「茶色に染まったらただのクマだもんね!」
「断じて許さん!」
「どんな遺跡かなぁ、ワクワクする! 街中に出たら大変だし全部退治もしないとね!」
「ゴーレムって人型だけだと思ってたけど、コウモリみたいのもいるんだね」
「確かに! でも家の地下で遺跡が見つかるなんて凄いね、いいなぁ」
うちでも見つからないかなぁ、と目を輝かせながらララベル・サン・ディーベルは友人のアリエッタと盛り上がる。実際そんなことになったら大変だろうが、遺跡はロマンなのだ。
「よーし、ダンジョンに封印されていたゴーレムとの戦い。がんばるぞ!」
「おー!」
目指すは未知の遺跡! バクル・バスリーの号令のもと、冒険者たちは遺跡へ潜る。
●探索開始!
「暗いね……足元、気を付けて」
ランタンのような紋具を手に、足元を慎重に照らしながらニール・ロブラリアは古い階段を下りていく。殆ど手つかずの遺跡、わくわくと胸が高鳴るのは育てられた環境のせいだろうか。普段は落ちがちなニールの瞼もしっかり開いている。ちなみにエーテルリンクを結んだウォクスには店で待機してもらっていた。もしもが起こった時のためだ。
地下を下り、突き当たりの石階段をさらに下りて下へ向かう。体を支えるよう壁に触れるとぽろぽろと砂粒が落ちていった。空気の澱んだ空間を、警戒しながら進んでいく。
「ん……この先に飛び回ってる蝙蝠たちがいる。多分聞いてた広場。階段、終わりそうだな」
「了解!」
マント下のランと共に索敵するカインが、エーテルの波動を走らせ得た情報を告げる。頷いたバクルは先頭に立ち、警戒しながらひらけた場所に足を下ろした。
――酷く澱んだ匂いがする。風を切る羽ばたき音が聞こえる。
「来るわよ!」
暗闇から複数の羽ばたき音が冒険者たちに向かった。最も素早く反応したエミリアは襲い掛かってくる相手を冷静に見据える。翻弄するような動きと高い命中力で胴体を捉え、軽い身のこなしで細剣を突き刺した。串刺しになった紺の蝙蝠は数度羽ばたいた後に力を失くす。
「まずは一つ、確保ね」
「天井にもたくさん!」
「わんさかいるな!」
暗視を用いた索敵でニールとロウトフェダーが叫ぶ。灯りを向けると赤、青、黄、茶、ピンク……金や銀までいる!
「わあ、ほんとに色取り取り……でもなんでこんな蝙蝠作ったんだろう??」
「このからふるコウモリさん達も、何かの用途で誰かが作ったものだと思うけど……不思議だね」
加速したララベルが黄蝙蝠を前に細剣を突き出す。
「喰らえ、疾風三連突!!」
三段連撃は見事蝙蝠を捉える。穴が開いた土塊の身体は地面に落ち、その拍子に色鮮やかな粉塵が僅かに舞った。ララベルは思わず飛び上がる。
「うひゃあ!?」
「これが体を染める粉、かなっ」
吸い込んだら真っ黄色になってしまうのだろうか。天井への距離を確認したアリエッタは、下降してきた青蝙蝠の体当たりをぎりぎりで避け、胴体を狙い短剣を振るう。手に持った灯りが揺れ、遺跡内に複数の影を映し出した。
(真正面から向かってきてるな)
放った矢ががきんと音を立てて胴体に当たる。体が抉れているのを見ると、全く効いていないということもないらしい。蝙蝠の動き、全体の隊列を冷静に見つめながらカインは再び弓を構えた。背後から回り込まれる可能性は低いかもしれないが、ランと共に警戒は怠らない。
「前線で体張るのは任せて! やい蝙蝠、お前の相手はこっちだぞ!」
灯りを持って前に進み出たバクルが叫ぶと宙にいた個体がバクルに向かった。蝙蝠から閃光が走る。
「あうっ……!」
足元を掠ったのは魔法攻撃、驚いて思わず後退る。大丈夫、こんなの掠り傷だ。
「大事ないか」
「だ、大丈夫だよ……!」
バクルに向かう蝙蝠を狙い、ハッタは戦槌を思いきり振り回す。素早い動きで避けられるが、なに。当たるまで繰り返せばいいこと。
ニールも引きつけられた蝙蝠に弓を引き絞り、精神を研ぎ澄ませて矢を放つ。黄緑蝙蝠の胴体を抉ったが、ふらついただけで致命傷には至っていないらしい。さすがゴーレムといったところか。ニールは不満そうに唇を尖らせる。
「もう、硬いなぁ……」
「持久戦になったらあまりよくないな、一体ずつ確実に倒していくぞ!」
力はあまり脅威ではなさそうだが、誰かに集中することも避けた方が良い。ロウトフェダーは前に出ると、水色蝙蝠を狙って思い切り長剣を振るい胴体を傷付けていく。自らが前線に立ち、相棒もいないロウトフェダーは自身の力のみで戦うしかない――それが逆に彼女の力を強く引き出す。
カインの矢が隙間に突き刺さり、追うようにしてハッタの槌が胴体を破壊する。蝙蝠が落ちると、アリエッタは落ちた蝙蝠にすぐ駆け寄ると、拾い上げ遺跡の隅へと置きにいった。これで踏んで壊すこともないはずだ。
「胴体とくっついているわね、後でまとめて取った方が効率よさそうよ」
エミリアが倒した蝙蝠の翼を引っ張る。緑色の粉がはらはらと舞い落ちた。
●からふる!
「ねえ、からふるコウモリさんたち……動きがおかしいよ」
アリエッタが指を刺す。光に照らされながら蝙蝠たちが天井付近をぐるぐると飛び回っていた。激しく翼を動かしている姿を見つめていたカインが突如叫ぶ。
「翼! 翼から粉が大量に出てる!」
集まった蝙蝠たちは天所付近に留まると、息を合わせたように色とりどりの粉を空中へと撒き散らした。動きが風を作り、室内に粉が広がっていく。
「おお! なかなか壮観だな!」
「綺麗だねー!」
「言ってる場合じゃないわよ!」
ロウトフェダーとバクルの腕を、エミリアが引っ張り避けさせる。これはこれで幻想的な光景だが、側に居る冒険者たちには堪ったものではない。
「むう!」
風がハッタのいる方向に流れる。それはすなわち己に最も警鐘を鳴らす時。このままここに居ようものなら何色に染まるかもわからない。
レッドパンダ? 否!
ブルーパンダ? 否!
グリーンパンダ? 否否否ッ!!
「誇るべきは我が白黒! レインボーパンダとなることだけは必ずや! 必ずや避けねばならん! うおおおおおおッッ!!!」
ハッタは咄嗟に身体を丸め地面に飛び込んで思いきり転がる。ごろごろと白黒のボールが退避した後にカラフルな粉が巻き散った。ひとしきり転がったボールから手足が生える。
「これぞ『至高のパンダちゃんローリングエスケープアタック』……何人たりとも我が白黒は汚させんぞ!」
「すごい気迫……」
「んー、口に布当てとけば大丈夫じゃないかなぁ?」
アリエッタが感心している横で、口元に布をあてがったララベルは冷静に呟く。これなら多少なりとも吸い込む量を減らせそうだ。
騒ぎの間にもエーテルが一筋走り蝙蝠に命中して落ちた。ニールがちらりと光の走った方向を見ると、ヴィンツは照らされた壁に早速興味を引かれている。
「ヴィンツさん見て! 粉が空中で混ざり合って、光が反射して綺麗だよ!」
「ほんとだ! ねえ、あれを吸ったらどうなるかな?」
「えっ、あ!」
幾つもの蝙蝠が羽ばたき舞い上がった複数の粉、そこに飛び込んだヴィンツは見る見るうちに肌が染まる。白黄橙紫ピンクがそれぞれの色を残して染まり、すごいことになっていた。近くにいたニールも同じように染まる。
「わーいカラフル!」
「うわぁ……まだら模様……」
手を取られて回りながらニールは苦い表情を浮かべる。自分の肌ながら凄い色だ。
「これは早く倒さないとな」
「確実に落としていくぞ!」
退避したカインとロウトフェダーは離れた場所から弓を構える。蝙蝠を見据え、狙いすましたカインの矢は翼の付け根に当たりぽろりともげた。ロウトフェダーの素早い二連射は確実に蝙蝠を捉え、胴体を深く抉る。
「カラフルバットちゃんたちに恨みはないけど、これも仕事なの。ごめんなさいね?」
俯瞰した視点が敵の位置を教えてくれる。エミリアが遺跡の壁を風のように駆け、そのまま軽やかに壁を蹴った。
「そこ!」
体の柔らかさを活かし、入り口付近を飛んでいた蝙蝠の胴体を一撃目で薙ぎ、二撃目で勢い良く突き刺す。串刺した剣を手に鮮やかに着地を決めた。回収した蝙蝠を剣から外し、一時バックパックへ。もうなかなかの重量になっている。
「僕たちも負けてられないね。行くよアリエッタ、動きを合わせて連続攻撃だ!」
「了解」
背中合わせのララベルとアリエッタが頷き合う。飛び交う蝙蝠の体当たりを避けると、飛び上がったアリエッタは追い込むよう蝙蝠に攻撃を加える。
「いくよ、ララベル」
「任せて!」
ララベルは同じく空中に飛び上がった。相手を見据え、構えた二振りを疾風のごとく閃かせる。
「届け僕の刃……剣技浮遊三連!」
一度、二度、三度と連続して蝙蝠を斬りつけると、穴の開いた青蝙蝠の胴体はばらばらと崩れながら地面に落ちた。着地した二人はぱちんと手を合わせ合う。
「良い調子」
「ガンガン行くよ!」
「ぐっ」
「しっかりしろ」
蝙蝠に噛みつかれ、下がったロウトフェダーにハッタが治療を施す。少しずつ皆の怪我は増えていくが、一匹一匹の攻撃力は大したことはない。一体一体狙う動きで、着実に蝙蝠は地面に落ちていく。
避けたり戦ったり、室内を駆けまわると必然的に舞い上がった粉を吸い込んでしまう。ララベルとアリエッタ、エミリアも鮮やかに染まり、ランを庇うよう体当たりを避けたカインにも、さして気にしていなかったロウトフェダーにもまた一つ別の色が加わった。
「うえ、また増えてる……」
「ここまで来ると、あんまり気にならないね」
五色に染まったニールはもう粉を気にせず戦っている。まだ身体が染まっていないのはバクル、そしてハッタだ。
「この程度の攻撃なら、へっちゃらさ」
蝙蝠の体当たりをバクルは胸を張って受け止める。旋回して再び狙って来た赤蝙蝠にバクルは真正面から向かい、大太刀を構えて一歩踏み出した。
「せーー、っのぉ!!」
敵の攻撃からの反撃。体当たりを耐えたバクルは思い切り大太刀を縦に振り、その蝙蝠を真っ二つにした。――ものすごい攻撃力で。
「わーーっ!?」
その衝撃で蝙蝠は羽ごと吹き飛び、真っ赤な粉がバクルに降りかかる。側にいたハッタにも粉が舞った。
「むぅう!?」
再びのローリングで退避したその先に、一匹の蝙蝠が待ち受けていた。その姿を目にしてもなお、ハッタは諦めることを知らなかった。
●不思議な遺跡
蝙蝠たちは為す術もなく掃討され、入り口も注意していたため逃亡も許さなかった。ほとんどの翼に傷はなく、素材回収としては上々の出来だろう。
「かなりの染料が採れそうね。よかったわ! ハッタちゃんは大丈夫?」
「平気ではない……おれの調和の取れた完璧なボディがこんな……こんなことに……」
討ち漏らしは無い、大量の翼を手に入れた。しかし彼の完璧なボディは哀れにも金色に光り輝いていた。これはこれで神々しいが、彼にとっては敗北でしかない。金色のハッタは露骨に肩を落としてしょんぼりし、エミリアが慰めていた。
「あははっ、アリエッタ、君すごい色!」
「ララベルも。けど、派手で可愛いかも?」
アリエッタは白と青、ララベルはピンクとオレンジ。お互いの姿に小さく笑い合う。
「えっ、赤……わー! 赤くなってるー! でもこれはこれでかっこいいー! やったー!」
「俺にも見せて。うわぁ……」
手鏡で確認したレッド・バクルは喜び、横から覗きこんだカインは七色の自分に重々しい溜め息を付く。服についた粉もきっと落ちにくい。慰めるよう頬をつつくランの頭を撫で、どう洗濯したものかともう一度溜め息をついた。
「よーし! ヴィンツ、遺跡調査の時間だ! がっつり調べようぜ!」
そわそわしていたロウトフェダーとヴィンツはまず壁、床、天井と隅々まで漏らすことがないよう調べていく。
「コウモリのゴーレムって門番か? それにしては色がついたりとか特殊だよな、ゴーレム自身がお宝ってこともあるかもしれないけど、ちょいと微妙な気はするしなー、とにかく調(略)
「守り手にしては排除に特化してなかったし罠としても殺傷能力が低い。もっと他の目的だね、ここがそもそも何の部屋か(略)」
似た者同士。調査からの推測が止まらない。
「祭壇かぁ。何か仕掛けとかないかな」
「隠し部屋とか? 他のお宝とか!」
「翼が残っている可能性もあるね」
調査したいと考えていた面々も瞳を輝かせて調べ始める。バクルが覗きこむも中は空。石で出来た箱は複雑な紋様が刻まれ、鍵部分に鉱石が嵌められていた。ニールも辺りを調べると、壁や柱にまで不可思議な模様が刻まれている。
「ねえ、階段があるかも!」
「え!?」
ララベルがエーテルの波を走らせ、ここが建造物の一部ということが判明したらしい。反応した面々が集まるが。
「埋まってるね……」
「この先に何が待っているんだろう? うわーワクワクする!」
「これはまた調査に来なければな!」
アリエッタが残念そうに呟くも、バクルもロウトフェダーも満面の笑みだった。
――心行くまで調べた結果、あの部屋は何か祭事に行われていたこと、蝙蝠はその祭事に関係していたかも? というところで落ち着く。未知が残る遺跡には、底知れない魅力がまだ眠っていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年01月26日 14時58分06秒 公開
相談掲示板
ハッタだ。 世話になる。
ウォーリアのバクルだよ。よろしくね。 家の地下に遺跡! ロマンあふれるね。 そして、カラフルになる粉をまき散らすゴーレムかぁ。前線で戦ったら、カラフルに色づきそうだね。
ちょっと聞いてほしい、ハッタとバクル以外は全員シューターかシーフだ! こんなにシューターとシーフが集まったのは初めて見たなぁ。 そんなわけてシューターのロウトフェダーだ。よろしくな! ここ、そんな広くはないんだよな。 狭い場所なら前衛後衛で別れて……なんてのも良いんだけど、敵が飛んでるし足止め難しそうだし、そもそも広いから離を取るのが難しそうだし、というわけで、なるべく自分で対処できるようにした方がよいかな?とりあえず俺自身は回避型で動けるようには考えてみるな。 後は「威力の強い範囲魔法や壁・天井への攻撃」で家が壊れるかも、とあるし、無識別の範囲攻撃は止めといた方が良いよな。シューターなら炸光矢とか。 敵が多いし範囲攻撃でまとめて倒せると楽だったんだけど、まぁ一人あたり約2体倒せればいい、何とかなるか!
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね!! 数が多いし、僕はトリプルファングを使って手数で攻めていこうと思うよ。
お姉さんはシーフのエミリアって言うわよろしくね。 そうねぇ、出来るだけ翼は傷つけんようにって言われているし、できるだけ範囲攻撃はしないほうがいいと思うわ。採取部位に傷が内ちゃうと思うし。
シューターのカイン・ステラ、よろしく。 素早いって話なんで、当てやすい精密射撃や回避低下の重撃射で援護とか考えてる。 目の数を増やすためにペットを連れてエーテルリンクするか、連れて行かず専念するかは検討中。
シューター。ニール・ロブラリア。よろしくね。 命中上げて攻撃するとして……、翼をできるだけ傷つけないように、の 注文に応えるのがちょっと難しそう、かな。 ボクの方はペット同行させるけど、地上部分、お店の方に残しておく予定だよ。
蝙蝠自体を倒すだけなら然程、難度も高くないだろうが、 素材自体を破損させてしまうこと、遺跡へ強い衝撃を与えてしまうこと、は 避けねばならないということだな。 おれは戦闘については普通に一体ずつ相手取るような形になると思う。 範囲回復はすこし多めにセットしていくが、そこまでピンチになるような事態は無いものと想定している。
できるだけ翼を傷つけず……、対象識別での攻撃なら、翼を除外できるかな? とりあえず、ぼくは前でシーザーロアで引き付けるようにするね。
俺は羽を傷つけないようにするのは余裕があればという感じで、やばそうなら撃破中心にしちゃうな。多分、よほど運が悪くなければ大丈夫かなー、という気はしているけど。 一応確認だけど、全員個別に蝙蝠と戦闘になって大丈夫かな! 護って欲しいとか出来れば後衛で攻撃に専念したいとかあれば言ってくれな。俺もカバーする動きも入れたいと思うし、バクルがシーザーロアしてくれるなら連携も出来ると思うので!
シーフのアリエッタだよ。 よろしくね。 翼を出来るだけ傷つけずに‥ うんがんばってみる。