【CP】命をかけた追いかけっこ

馬車猪

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シナリオID:469

オープニング

 顔を真っ赤にしたエルフが、矢を放つ時間も惜しんできこり達を追う。
「卑怯者めぇ!」
 きこりが……難民キャンプから来た開拓者達は走りながら下品な仕草をする。
「うるさいっ、元はと言えばアンタ等の不始末でしょうがっ」
 エルフに向かって干し肉を投げる。
 吠え声が五月蠅くなる。
 野犬の群れが引っこ抜かれた木々を跳び越え、地面に落ちた肉とついでにエルフを狙う。
「この程度っ」
 エルフが振り返りざまに矢を放とうとして弓ごと手からすっぽ抜ける。
 授恵者ではなく熟練戦士ですらないエルフ達に、格好良く駆けながら放つ技術などあるわけがない。
 地面に落ちた弓が、目を血走らせた野犬によって念入りに踏み砕かれた。

●数分前
「動くなよ人間共」
 矢を弓につがえたエルフは余裕綽綽であった。
「ここは我等の土地だ。森を傷つけた分の償いをしてもらうぞ」
 返事は、慇懃無礼を絵に描いたような薄笑いであった。
「いきなり武器を向けるなんて、冗談が過ぎるんじゃない?」
 少女は警告を無視して振り返る。
 矢が頬をかすめたのに気付いた上で表情を変えず、馬鹿にしきった目つきでエルフを見上げる。
 若手でも数十年は生きているエルフとは違い十数年しか生きていないが、帝国からの逃避行で辛酸を舐めた彼女の方が精神的には年上だ。
「動くなと言ったぞ!」
「あら、武器も持っていない相手を射殺すの?」
 難民キャンプの指導者達の態度を真似る。
 とても上品で理知的な表情ではあるのだが、煮えたぎる敵意と殺意が全く隠せていない。
「森を穢すヒューマンが偉そうにっ」
「ここがアナタ達の森であるという証拠はどこにあるのかしら?」
 冷たい瞳のまま上品に笑う。
「あぁ? 森はエルフの」
「ここは王国よ。私達は許可を得て開拓している帝国難民」
 誰から許可を得ているのか、具体的にどういう許可を得ているのかは口にしない。
 詐欺師の手口である。
「ところで、アナタ達はどこのどちら様かしら? いきなり武器を向けられると蛮族と勘違いしそうになるのだけど」
 実質的な蛮族扱いだ。
 侮辱としては最も強いものの1つであり、即座に殺し合いが始まってもおかしくない。
 直前までとは次元が違う殺意が少女に向けられ、弓が静かに引かれる。
 しかし少女は態度を変えない。
「リットちゃんを捕まえたからって調子に乗ってるのかしら」
 木こりをしていた帝国難民達が斧から槍に持ち替える。
 森の中でエルフ相手に戦うのは圧倒的に不利ではあるが数は上回っている。殺し合いが始まればどちらか勝つかは分からない。
「こっちはイライラしているの。ねえ、話し合いをしようとするヒューマンに矢を向ける生き物って、なんて呼ばれるか知って……」
 侮辱の言葉が止まる。
 野犬というには重さが有り過ぎる足音が、包囲を狭めるかのように近づいて来る。
「アンタ等、獣避けの仕掛けを壊したね!」
 貴族の真似を止めて舌打ちする。
「逃げるよ。今日は冒険者がいる日だ。死ぬ気でキャンプまで走りな!!」
 少女が真っ先に逃げ出す。
 ピンチに慣れた難民達も、即座に槍を捨てて少女の後を追う。
 エルフ達は予想外の展開に数秒の間とまどい、しかし野犬の群れの接近とその数の多さに気付いて彼等もまた逃げ出すのだった。

●数日前。冒険者ギルトにて
「開拓が始まっているようです」
 難民キャンプについてギルド職員が説明している。
「場所はキャンプのすぐ側です。境界争いでエルフに譲歩したとしても、確実にキャンプ側の土地になる位置ですね」
 キャンプに近すぎるのでエルフがここを要求したら宣戦布告になってしまうような土地だ。
「今回の依頼は林を切り倒す間の警備です」
 職員は詳細な地図を広げる。
 森というには木がまばらで、おそらく手入れが一切されていなかったか放棄されていた場所だ。
「現在、難民キャンプは周辺のエルフ集落と揉めています」
 法律上どちらが正しいか判断するのは難しい。
 全て王国のものという理屈も成り立つし、実質的に支配しているものに実質的な支配権があるという主張も可能だからだ。
「警備中は人死にが少なくなるよう手を打って頂けると助かります」
 難民もエルフも蛮族ではない。
 問題がこじれにこじれて殺し合いになってしまった場合でも、絶対に越えてはいけない一線は存在する。
 難民やエルフに蛮族じみた振る舞いを許せば、王国や大森林が出てくる大騒動になりかねない。
「今回の護衛対象は難民の中でも武断派です」
 リーダーである授恵者がエルフの集落に捕まった集団だ。
 戦力的には冒険者よりずっと弱いが、害獣や強盗相手に戦ってきた者達であり戦力もあるし血の気も多い。
「そしてエルフは、王国側にもほとんど情報がない引きこもり」
 帝国が滅んだことを知らない可能性もあり、最近授恵者の数が増えて冒険者の存在感が増していることも多分知らない。
「戦闘以外にも気を遣う必要がある依頼です。くれぐれもお気をつけください」
 そういう割りに、報酬は通常通りであった。

解説

■成功条件:エルフと難民の8割以上の生存  命がかかっている状態でもいがみあう人々です。 ■戦場  移動にペナルティはないですが、見通しが悪い林です。  冒険者は、逃亡中のエルフや難民と向かい合う方向から戦場へ進入します。  1.林の中央付近。野犬の群れがエルフを追いかけています。  2.林の外れ。難民キャンプまで徒歩数分の場所で、狼が潜んでいます。 ■討伐リスト ・狼  大型犬以上の体格を持つ、大型の狼達です。  機敏な動きで剣を避け、強靱な牙で獲物の喉を噛み千切り、野生を生き抜く生命力まで兼ね備えた強敵達です。  物理的には非常に高い性能を持つものの、魔法防御は貧弱で状態異常に対する抵抗も弱いです。  古参の番を中核にした合計7体で群れをつくり、森の出口付近で巧みに身を隠して待ち構えています。  移動:5 最大射程:2 ・野犬  狼の傘下にいる痩せ犬達です。  万全な状態でも高くはない戦闘力が、慢性的な飢えでさらに低下しています。  しかし移動速度は健在で、林の中で難民とエルフを仕留めようと全力で走っています。  とにかく餓えていて、群れでの狩りをする知性も失っています。合計18体。  移動:8 最大射程:1 ■他 ・難民達  エルフの小集落に捕らわれている授恵者リットの仲間達。  リット不在で殺気立っています。  野犬は振り切りましたが、そろそろ狼が潜んでいる場所へ到達します。  10名。 ・エルフ達  小集落からやってきたエルフ達です。  難民が森のあちこちに配置していた樹木型クリーパーの死体(外見は木の枝)を処分した結果、今回の事態をまねきました。  野犬に包囲される寸前です。  4名。 ・枝  以前冒険者が倒した樹木型クリーパーの死体でした。  狼や野犬が警戒して近き辛くなる効果がありましたが、半分以上エルフが持ち去って燃料として使ってしまいました。

マスターより

 今回登場する授恵者は、冒険者だけです。

リプレイ

●林の中のエルフ
 エフィルミアに返って来たエーテル波は、野犬が複数の何かを押さえ込んでいる状況を知らせていた。
「駄目です! 急ぎます!!」
 疾風足を使って加速する。
 壁歩きで幹を走って茂みを超えて、木々を少々傷めるのを覚悟の上で現場へ直進する。
「森は大事ですけど! 今回は命優先で許してください!」
 ちらりと見えた地元エルフ達は、野犬に何カ所か噛まれて出血していた。
「エルフ4、犬……18」
 イネス・エレディアは半分生き延びれば上出来と直感した。
「若いエルフが失敗した?」
 考える前に最適解を選択する。
 矢の代わりにエーテルの塊を弓で射て、着弾地点に濃い煙幕を発生させる。
 野犬や非授恵者戦士であれば攻撃がまともに当たらなくなる煙幕だ。
 地元エルフが最後の力を振り絞って犬を振りほどく。
 即座に野犬が噛みついてくるが空振りした牙と牙がぶつかる。少なくとも、これ以上肉を噛み千切られることはなくなった。
「こっちに逃げて来なさい」
「誰だっ」
「言葉が通じるなら誰でも構わないでしょう。しっかりする。死にたいの」
 幼子にしか見えないイネスの熟練戦士らしい叱咤に圧倒されて、血塗れのエルフ達が必死に走り出すが当然のように煙幕から出ることになる。
「後は貴方達の運と実力次第」
 最後の煙幕弾を撃ち込み犬を妨害する。
 犬は鼻を頼りに追おうとしているが、煙幕なしの状態と比べると視界は暗闇に等しい。
「これほど豪華な助けが来るのは、奇跡的な幸運よ」
 そうつぶやいたイネスの視線の先で茂みが揺れた。
 茂みを力任せに突っ切る音が響いた直後、シルク・メイプルリーフがエルフと野犬の目の前に姿を現した。
「邪魔っ」
 重そうな片手剣を軽々と横薙ぎにする。
 進路上にいた大柄な野犬が、まるで大きな獣に食われたかのように上半身を砕かれる。
 物理攻撃に見えて実際は魔法攻撃だ。
 シルクが腰にくくりつけた干し肉の大束が飢えきった野犬の食欲を刺激して、一瞬ではあるがエルフのことを忘れさせた。
「走って!」
 最も重傷なエルフに癒やしの力を叩き込み、走り寄る犬を叩きつぶして残りを盾と鎧で防ぐ。
 煌めく金の髪に、小さな枯れ草が載っていた。
 シルクとは別ルートで悠人・ラドルファスが駆けている。
 茂みの遭遇したときはサーマルアイで害獣を警戒し、それ以外の場合は授恵者の体力で以て障害物を強引に突破する。
 良く手入れされた里山なら平地に近い速度を出せただろうが、今はその半分程度の速度しか出ず、しかも浅いとはいえ切り傷と打撲傷を負ってしまう。
 客観的に見て酷く荒れた林だ。
(なんかめんどくさい事になってるな)
 聞こえる悲鳴はエルフだけだが、遠くから冒険者ではない人間の声も聞こえる。
 おそらく両者揉めた後か最中にトラブルがあったのだ。
「仕事だし仕方ない、とりあえずどうにかするか」
 わざと声に出す。
 振り向いた5、6頭の野犬と視線をあわせ、乱れる息を押さえ込んでサウンドボマーを発動させた。
「死にたくなければオレ達から離れないで。そうすりゃ何とかする」
 逃げ遅れていた地元エルフが悠人に助けを求めようとする。
 その背後から噛みつこうとした野犬に悠人が突撃して槍で刺し貫く。
「ヒューマンッ」
「話は後だ」
 悠人は生き残りの犬と戦いながら巧みにエルフを庇う。
 シルクの背後に逃げたエルフが3、ここにいるエルフが1。
 犬は10ほど生き残ってはいるが、数は多くても正面から戦うなら冒険者1人に対抗するのも難しい戦力でしかない。
 この時点で、救出成功は確定した。

●狼の罠
 見知った顔が、生命の危機を感じさせる表情で駆けていた。
「何から逃げていますかっ? まさかエルフが凶行を?」
 ドローミの勘違いである。
 ずっと意識している少年が近くにいないので、少女の残虐さとか酷薄さが表面に出ているだけだ。
「エルフと相対中に野犬に襲われた、ね」
 駆けてくる難民から聞き出したアヴェラ・ウッチェロが眉をひそめる。
 難民、特にリーダーである少女が胡散臭いが今は仕事が優先だ。
「確実に何かいる。どこ!?」
 アヴェラは探知用のエーテルの波動を地面に走らせる。
 予感はするのに五感に反応はない。
 しかしこの気配を見逃すなどあり得ない。猟師すら狩ろうとする、餓狼の気配だ。
(なにやら森の奥からワンワンの声が聞こえてくるー……?)
 アルマ・ヴァレンタインが聞いているのは、エルフを襲っていたときの野犬の吠え声だ。
 近くに潜む何かについては全く分からず、だがアヴェラの言葉は信用している。
「そぉい!!」
 アルマはペットのおやつと自分用の干し肉を投擲する。
 どちらも餓えた狼には魅力的過ぎて、7頭の中の若い2頭がわずかではあるが反応してしまった。
「そこっ!!」
 アルマは小さく可愛らしい両手で音が聞こえた方向を指差す。
 攻撃を仕掛けたアヴェラは素早く、反応した狼もアヴェラ並に素早い。
 鋼の爪と狼の牙が互いの急所を裂こうと牽制と回避を高速で繰り返し、数秒後に狼の方から鮮血が噴き出した。
「円陣を組んでください有事は結界で防御しますので」
 ドローミは早口で伝えてから、難民の近くへ向かい狼から難民を庇う。
「進行方向11時の方にいる狼、足止めお願いするわ」
 アヴェラが捜波・改で見抜いたもう3頭の位置を伝えてくるがドローミ単独では対処不可能だ。
 護衛対象が非授恵者でしかも人数が多すぎる。
「移動出来ないのでリスクもあるのですよね……」
 ドローミは祈りを軸に光を動かす。
 付き合いの長い難民達はドローミの使った術に気付き、6角形の光柱に自ら巻き込まれる位置を保つ。
 魔法攻撃手段を持たない狼にとって、約15秒続く絶対の防壁が完成した。
「難民は無事だな?」
 装備が大きい分移動に手間取っていたアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトが到着した。
 餓えた狼から殺気を浴びてもびくともせず、ダマスカス鋼の大太刀を鞘から抜いて構えをとる。
 切っ先は、髪の毛1本分すら揺れない。
「絶対に護る」
 可愛い弟分の仲間達だ。
 手抜きなどもとからするつもりはないが、気合いはいつも以上に入る。
 狼が血の濃さを感じさせる連携を開始する。
 歴戦のアルベルトでも惑わされる練度の時間差攻撃が、つがいのボス狼と子供達により行われる。
「お前達の好きにはさせない」
 アルベルトの回答は渾身の一撃だ。
 速く、重く、研ぎ澄まされた斬撃が6頭を無視して1頭だけを狙う。
 やや歳をとった雌狼が、回避にも防御にも失敗して肩から腹までを切り裂かれる。
 切断面には、多数の骨と血管や臓器の断面があった。
 狼の群れが怒りで狂う。
 子供と雄狼が前後左右からアルベルトを攻め立て切り傷と打撲の痕を刻む。
 だが分厚い装甲は致命傷を防ぎ、重い装甲を支える両足は体当たりの衝撃を吸収してアルベルトの戦闘能力を維持させた。
「ご安全にね~?」
 アルマがヒールとサイドヒールを連続発動させる。
 アルベルトの体は全快まではしないが十分に回復する。
 この回復が続くなら、直前と同程度の猛攻を受けてもしばらくは大丈夫だ。
 狼達は敗北を悟った。
 光の柱を攻撃しても効果はなく、アルベルトを狙っても他の授恵者に包囲され一方的に攻撃される。
 怒りと憎しみを理性で抑え、彼等は捲土重来を成し遂げるため逃げようとした。
「エーテルよボクたちに力をっ」
 アルマの小さな体から、木が透けて見えるほど強い光が飛び出す。
 狼には一切影響を与えず、冒険者の動きのキレが異様なほどに増す。
 それまで避けられなかった攻撃を回避出来るようになり、少し外れる可能性があった攻撃は百発百中の攻撃になる。
 レゾナンス・オブ・ヴァローの効果は絶大で、しかも1分近い効果時間があった。
 雄狼が苦悶のうめきを漏らす。
 体に刻まれた傷が痛み、それ以上に体の中を蝕むエーテルによる痛みが酷い。
「頑丈ね」
 アヴェラに反撃しても触れることも出来ない。
 邪魔な根っこや草を避けならがらでも平地以上に素早く進退し、狼の体当たりも牙も全て回避する。
 毒として働くエーテルが消える度に、新たなエーテルを刃を使って送り込んでいた。
「ここで逃がす訳には」
 ドローミがその場に留まり矢を放ち続ける。
 威力は高くはないが、小柄な子狼なら2、3発当てれば仕留めることは可能だ。
 逃げようとする子狼だけを狙い容赦なく仕留める。
 1頭逃がしただけで、キャンプの特に弱い子供や年寄りに甚大な被害が出かねないからだ。
「隠れるなら……そこか」
 死体の数に違和感を感じたアルベルトが、茂みの1つを一太刀で切り裂く。
 攻撃力の大部分が茂み切断で消費されても、必死に潜んでいた子狼を1頭仕留めるには十分な威力だった。
 アルマが複数の光弾を発射する。
 アヴェラによるエーテルが体に回りきった雄狼に致命傷を与え、残りの光弾も冒険者と難民を避け生き残りの狼に止めを刺す。
「謝罪はしない。見事な闘志と戦いぶりだった」
 アルベルトが剣を振り下ろす。
 必要以上の痛みは与えず、狼の群れの長が首を断たれてこの世から解放された。
「助かった?」
 難民が安堵して座り込む。唯一の例外はリーダー格の少女だが、激しい疲労で顔色は悪い。
「水があります。少しずつでも回して飲んでください。今は気配はないですが僕たちから離れない様に」
 ドローミが水の入った袋を渡すと、少女は素直に頭を下げて部下……というより手下へ渡す。
「いつもありがとうございます」
「いえ、それより」
 ドローミは実務優先だ。
 ヒーリングオーラで難民の傷を一度で回復させ、狼の死骸の状態を確認する。
 毛皮が傷ついている個体は多いが、全てではない。
「運べるだけ解体場へ運びましょう。痩せていますが皮を剥げば利用できますし」
 少女は即座に従おうとして体をふらつかせた。
「これを噛んで。元気は出るけど体力回復のための元気だから無理しちゃ駄目」
 アルマは現地調達した薬草を与える。
「すみません挨拶が遅れてっ。あの時の枝、凄く助かってます」
 難民達が即座に立ち上がって頭を下げる。
「あはは、覚えていてくれたんだ」
 アルマは彼女達の慣習に、マフィアに似たものを感じた。
「エルフ共が枝を盗みやがったから……」
「その件は後です。まずは」
 難民達はドローミに従い、疲れた体に鞭打ち肉と毛皮のもとを運んでいくのだった。

●対話未満
「彼等は難民なの。少なくとも貴方達の知っている帝国は滅びたわ」
 同族のよしみでイネスが情報を与えても、地元エルフ達は感謝はしても納得はしなかった。
「そういえば最近の事しらないんだっけ。なら見てみる? アンタらの長すらしらない、今の世界」
 悠人が提案しても反応が鈍い。
 地元エルフから見て強すぎる悠人は、感謝もされているがそれ以上に警戒もされていた。
「疑うのであれば一度見てみるといいわ。今からでも一度集落に話を持って帰ってでもいいけれど」
「あなたが言うなら、まあ」
 明らかに納得はしていないがイネスの顔を立てる気はあるようだ。
 そして、粗末なテントが大部分で小屋すらほとんど立っていないキャンプを見て、地元エルフの間に露骨に難民を侮る気配が漂った。
(揉めるわね)
 無理に止めても衝突が先延ばしになるだけと判断し、イネスは覚悟を決めることにした。
「エルフにとって森は故郷です。大切に育ててきた生きる場所です。故郷を一方的に蹂躙される悔しさも辛さも貴方達は分かるでしょう? エルフが何で貴方達を攻撃したのか、最初に一線を越えてしまったのはどちらか」
「エルフですね」
 エフィルミアの言葉に即座の反論が返ってくる。
 弓を構えようとしたエルフに、難民の少女が綺麗な笑顔を向ける。
「私達が木を倒す前に大声で呼びかけて何の反応もしなかった人達ですよ。王国も帝国もこの人達のことを知らなかったみたいですし、私達も困惑してるんです」
 目に嘲笑の色がなければ、説得力もあったかもしれない。
(まったく、本当に世の中面倒ね)
 アヴェラは顔には出さず気合いを入れ直す。
 首尾一貫しているのが非常にタチが悪い難民達だ。
「貴方の命は貴方の物。好きに危険にさらせばいい。でも、貴方達がいなくなったら、誰が害獣や強盗と戦うの?」
 返ってくる言葉は、ほぼ予想通りだった。
「私達以外の誰かが戦うでしょう。私が死ぬか重傷になるってことはそっちのエルフは蛮族同然ってことですから。冒険者ギルドに退治依頼でも出てると思いますよ」
「ヒューマンッ!!」
 矢を番えようとしたエルフの腕に、見事な関節技がかけられた。
「お互いの情報が無いからこんな馬鹿な事になるんです。このままでは里が滅びる可能性もあるんですから偉い人と話をさせて下さい。もしくはキャンプにしばらく滞在して情報を持って帰って下さい」
 ね? と微笑むシルクの腕はびくともしない。
 なお、シルクはどちらに肩入れするつもりもない。
「リットくん心配ですねぇ、ちゃんと食べてますかねぇ怪我とかさせられてませんかねぇ」
 マフィア同然だった少女の気配が乱れる。
 エルフに対する憎悪と少年への思いが入り交じったそれは、地元エルフを恐怖させるに十分であった。
「縄張りを荒らしていたとしても、急に攻撃したり、授恵者を捕えたり一方的すぎませんか? 言葉の通じない獣のように扱ったら誰だって怒るでしょう。攻撃という手段を取ってしまった事は彼らへの侮辱で、隙です」
 エフィルミアはエルフであるので心情的には地元エルフ側かもしれない。
 だがそれと理非は別の話だ。
 特に、相手の隙を有効活用する邪悪が近くにいるときは特に。
「私達は同じ言葉を交わして、伝え合う事が出来るでしょう? エルフがこの森をどんな思いで育ててきたか、ここがどれだけ大切な故郷なのか。ヒューマンがどんな思いでここまで逃げてきたのか、どれだけ辛い事があったのか。自分達と常識が違うから敵って切り捨てないで。その常識を広げて、共に生きる為に話し合いをしましょう」
 綺麗事ではあるが、現実を綺麗事に近付ける努力を止めれば待っているのは破滅だけだ。
「真面目に話す気がないならそろそろ帰りますよ。……何って、送っていくんですよ。里に帰るまでに人数が減ってたら私達のせいにされちゃうじゃないですか、絶対についていきますからね。置いてっても勝手についてきますからね」
 シルクは有無を言わせずエルフを連れて行く。
(身内の下っ端から声が上がらないと田舎は異変に気付かない。みせた価値はあるはずだが)
 地元エルフを護衛する悠人はそう思う。
 冒険者が介入する前と比べれば暴発や紛争の確率は低下している。
 しかし地元エルフも難民も気配が不穏であり、まだまだ危険な状態であった。

マスターコメント

 人死には出ず、依頼は成功です。  しかし現地の緊張は予想以上で、難しい状況が続いています。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人

2021年01月27日 13時28分24秒 公開

成功

相談掲示板

  1. No.1

    シスターシルクです、よろしくお願いします 今回ちょうどいい機会なので野生のエルフの方を1人難民キャンプにご招待して見たいのですがいかがでしょうか?

  2. ドローミ

    僕の名前は、ドローミ。 皆さま宜しくお願いしますね。 >シルク殿 それは、人質交換という事でしょうか?

  3. 悠人・ラドルファス

    悠人・ラドルファス、よろしく >難民キャンプへのご招待 いいんじゃない、今後を見据えた時に布石になるし ま、"何をしたいか"で対応変わるんだろうけれどさ 1人ってなるとほぼ拉致になるけれど 生き残ってる奴ら全員ってなれば"保護"の名目立つんじゃない? ここで4人を一時的に受け入れ、世界情勢なんかの情報やキャンプを見せて返す という、人道的立場による保護と送還すれば向こうに貸しはできる 保護の名目で施設内に留まってもらう という、まぁ一種のカードとして抱えるやりかたもある どっちも考えられる あとはオレ達の中でどっちにしたいかを考えればいい。 まぁ意見別れることもあるかもしれないけれど まぁその前に、人もエルフも生きて確保しないといけないから仕事しっかりこなしたあとの話だけどね

  4. アルマ・ヴァレンタイン

    ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくー。 >キャンプにご招待 向こうが応じてくれて、リットさんのお友達(武断派?)も納得するならいいと思うよー 人数は悩ましいねー…一人より複数のほうが森におかえりした後の説得力が増すかもだけど ただ全員招待で日をまたぐようなら、何かしらの方法で小集落に状況を伝えた方がいいかも? 戦闘はー…難民さん側は数そこそこで敵強め、魔防弱点だけどきゃすたーさん不在 エルフさん側のほうは数が多い…食べ物なげまくればいくらか気は逸らせそうかもだけど 二手に分かれる必要もありそうだし要相談ぽいねー…

  5. No.5

    全員ご招待してもいいんですけど我々の闘いぶりやら交渉のお誘いやらを伝えてもらう必要もありますし1人だけ持って帰ろうかなと おなじエルフのメンバーで助けに行ったら快諾してくれないですかね 野犬さん用にほし肉持っていきますね

  6. No.6

    逆の方がいいですかね? 年長者ひとりだけ返す むしろ全員里まで送っていく←

  7. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 ・・・エルフの招待は置いておくとして・・・ 今回俺は狼の方の対応に専念したいな。難民の皆さんが心配だ。難民の皆さんとは過去の依頼で色々と世話になったしな。 狼は巧みに潜んでいるというが、『戦術眼』を使って「自分ならどこに隠れる」という観点から場所を推測できると思う。 ・・・エルフの方は、 1 せっかく難民が設置した獣除けを持ち去って今回の騒動の原因を作った 2 俺の愛弟子のリット君にいきなり攻撃を仕掛けた上に誘拐して監禁した 以上の事からあまり関わりたくない。というか、積極的に助ける気はあまりない。

  8. イネス・エレディア

    エルフのシューター、イネス・エレディアよ。 よろしくお願いするわ。 >キャンプに招待 私としては「戦闘後に森で軽く事情を説明した上で『キャンプを見て欲しい』と伝えて承諾したエルフがいれば連れて行く」形にして人数はあちらに判断を委ねるのがいいと思っているわ。 こちらで連れて行く人員を決めて承諾していない相手を無理やり連れて行く……というのは「武力に訴える集団だ」という印象を持たれかねないし、避けた方がいいんじゃないかしら。 ……ちなみにこれは難民キャンプを見せた後は速やかかつ無事に集落に返すのが前提の話ね。 冒険者として難民キャンプとエルフの集落の溝を埋めるために恩を売っておくということなら力を尽くすけれど、難民キャンプ側がエルフの集落側に対して交渉で優位に立つための行動なら賛同しかねるわ。 >戦闘 私たちが先に出くわすのは難民キャンプの近くまで逃げてきた難民ででしょうけど、エルフ達の方も危急みたいだし、私も二手に分かれるのがいいと思うわ。 狼が相手なら魔法攻撃で、野犬が相手なら濃煙炸弾とかでどちらでもそれなりの立ち回りはできると思うけれど、感情的なことを言うなら私はエルフたちの方へ向かいたいわね。

  9. ドローミ

    まあ、ご招待はあとで考えるとしまして。 僕も難民側希望です。 看破・狩猟を用意。 範囲射撃・強射・光縛封・各種回復です。

  10. アヴェラ・ウッチェロ

    シーフのアヴェラよ。よろしくね >戦闘 二手に分かれるのに一票ね。 片方放置している間にもう片方を傷つけられたら、たまった物じゃないわ。 さすがに、分散しただけで負けはしないと思うわ。 私は狼側、つまり難民側を希望よ >狼対応 「捜波」を持ち込むつもりよ。 確実ではないけど、隠れてる狼を見つけ出すための一手にはなると思うわ。 とりあえず難民達を狼から遠ざけるようなルートに案内して、それでも向かってくる狼を足止めするように動こうと思うわ >招待 だいたいイネスさんと同じ意見ね。「人数は向こうに任せる」べきだし、目的が「溝を埋めるための恩」なら賛同するわ。 勿論、招く以上、難民側が手を出す様子を見せたら、難民を止めるわ。

  11. エフィルミア

    エルフのシーフ、エフィルミアです! よろしくお願いしますっ。 獣除けを持っていったのと、リットくんを誘拐したのは悪い事ですけど そもそも先に手を出したのはヒューマンですからねっ。 エルフの縄張りの森の木を切るなんて、人の家に勝手に入って物を盗むようなものですからね!? 話し合いをしようとしてると主張しながら一方的だし!完全にエルフを馬鹿にしてますよっ。 「王国の許可を得ている帝国難民」だからいいなんて理屈じゃ許されません! 強い権力の許可を得ていれば一方的に蹂躙しても構わない、とでも言うつもりでしょうか。 その理屈だと帝国が滅ぼされたのも許されちゃいますけど!…と、ちょっといらっとしました! ……はい、エルフとしての意見終わりです! 続いて冒険者としての意見!種族の壁を越えて協力しあう冒険者、割り切り大事!(自分の頬をぺちぺち叩きつつ) どちらも死なせるわけに行かないので、二手に分かれるのは賛成です。 私はキャスターの方ほどではないですが、魔法範囲攻撃も出来ますので 人数が足りない方に入れてもらえればいいかな? 今回の依頼で大事なのは「誰も死なないように助ける事」と「難民・エルフ共に非がある事を認めてもらい、話し合える状況を作る事」かと思います。 いがみ合いを失くして、皆で仲良く共存出来る様に頑張りましょう! >エルフの招待 私もイネスさんやアヴェラさんと同意見です!

  12. No.12

    とりあえず目指すは全員無事。 私はエルフさんの方に向かいます。

  13. アヴェラ・ウッチェロ

    とりあえず二手に分かれる上での分担について、発言してあるものをまとめたわ (敬称略) 〇エルフ側/野犬 ・シルク ・イネス 〇難民側/狼 ・アルベルト ・ドローミ ・アヴェラ 〇少ない方に行く ・エフィルミア

  14. アルマ・ヴァレンタイン

    まとめありがとー、と両方にヒーラーさんいるしボクの行き先はどっちでもいいかなあ キャスターさん武器とスキルセットする予定だから魔法の範囲攻撃も使えるよ

  15. No.15

    狼さんのほうがおそらくは手強いと思いますのでそちらが多目でもいいと思いますよ?

  16. 悠人・ラドルファス

    エルフにいく 距離のあるエルフを助けるんだったら移動力と移動スキルがあったほうがいいんだろうけれど、装備調整して移動力どうにかならないかやってみるよ ついてしまえばカバーリングで救える場面はでてくるだろうし。 (敬称略) 〇エルフ側/野犬 ・シルク ・イネス ・悠人 〇難民側/狼 ・アルベルト ・ドローミ ・アヴェラ 〇少ない方に行く ・エフィルミア

  17. アルマ・ヴァレンタイン

    期限もせまってきたし、自分で決めた方が早そうなのでボクは難民さん側にいこうかな きゃすたーさん武器が(コスト的に)重たくて移動力さがっちゃうしー… (敬称略) 〇エルフ側/野犬 ・シルク ・イネス ・悠人 〇難民側/狼 ・アルベルト ・ドローミ ・アヴェラ ・アルマ 〇少ない方に行く ・エフィルミア

  18. イネス・エレディア

    >移動力 ラドルファスだけを走らせるわけにもいかないし、それなら私も合わせるわ。 移動力6は難しいけれど、5なら問題なくいけるわ。 ただ私と違ってラドルファスは前線に立つから攻撃を受けることも多くなると思うし、ステータスとの両立が難しそうなら4でも問題はないから無理のない程度にね。 >戦闘 初手は濃煙炸弾をエルフ達と野犬の間に撃ってエルフ達を見失わせている間にこっちに逃げてきてもらう、その後は適宜炸光矢と精密射撃を使っていく予定よ。

  19. 悠人・ラドルファス

    >移動力 さんきゅー。とりあえず性能維持を目的に移動力は4 チャージングを3つ積んで15Tまでは移動力を増やしてる 移動14を15Tできる仕様にしてるからこれで移動力5程って訳じゃないけど早く現地には付けるはず。

  20. エフィルミア

    遅くなってすいません! では私はエルフ側にいきますー! >移動力 なるほど!移動力大事ですね! 杖が重いので移動力4になってしまうのですが、疾風足で4Tは移動力8に出来るので なるべく早くハルトさんの加勢にいけるように走ります! >スキル 【疾風足】【爆炎2】【メテオライト2】【ストーンブラスト2】で行こうと思ってます! 敵の数も多いし、助けなきゃいけない人も多いのでっ。 全力で魔法撃って行きますよー! 勝手に森の木を切られた事を怒っておいて、私が魔法で森壊しちゃいそうなんですけどっ。 命には代えられないし、同じエルフが壊した方が敵意を持たれてる他種族より怒られない……といいなぁ…。 うん、説得頑張ります!! (敬称略) 〇エルフ側/野犬 ・シルク ・イネス ・悠人 ・エフィルミア 〇難民側/狼 ・アルベルト ・ドローミ ・アヴェラ ・アルマ

  21. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    とりあえず、仮プレイングを提出したぜ。 指摘等があったらよろしく頼む。 ・心境 狼を倒し、難民を救うぜ ・目的 林の外れにいる狼を倒して難民を救う ・台詞 「そこに隠れているな、見逃すと思ったか?」 「絶対に難民を護るぜ」 「難民は無事だな?良かったぜ。」 ・全体的な行動(数字の順に行動する予定) 1:仲間が狼の潜伏場所を発見したらそこに向かい狼を攻撃し狼を倒す 2:自分も『戦術眼』を使用し『自分が狼ならこの場所に潜伏する』と目星をつけて狼を発見する 3:狼との戦闘では場合によっては難民を庇いながら攻撃する 4:狼を殲滅したら難民を保護する ・戦闘での行動 毎ターン攻撃集中状態で行動する 狼に対しては最初の一撃は『紫電一閃』+『戦士の一断』、その後は『鋭撃』を使用する(『鋭撃』を使い果たしたら『強打2』を使用する) 狼との距離を詰めるときは『チャージング』を使用する 複数の狼を巻き込むことができるようなら『闘気槌2』を使用する 仲間との連携を重視する 仲間の攻撃魔法に巻き込まれないように位置取りを注意する ・その他 エルフは他の仲間に任せる

  22. アルマ・ヴァレンタイン

    >仮ぷれいんぐ ボクはいいと思うよー アヴェラさんが難民さんの避難誘導をしてくれるみたい?なので、 敵の攻撃力しだいだけどその間の前衛はアルベルトさん一人で負担が増えるかもー、くらい 一応ボクのほうは予定変更して範囲魔法じゃなくヒーラー武器で光縛封を持っていくことに ドローミさんも光縛封は持ち込み予定みたいだし、 手分けして1~2体ずつ封じれば一度に相手する数は減らせるかなーと

  23. ドローミ

    ようやくプレイング送信できました。 >アルマ殿 光縛封ですが、もしもの場合には少女たちの防御用に回す予定です 必要無さそうであれば狼の足止め用に使うの様プレイングしてあります >アルベルト殿 狼ですが相手が出てくるか、看破するまでPL情報と思います。 一応は、難民の警護 が先になりますね。 野犬の存在も彼女たちに聴く迄、判りませんし。 確認出来次第、足の速い人たちにエルフの救援に回って貰える様書いています

  24. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    >ドローミさん 確かに、難民の皆さんの警護が優先だな。 エルフの救援は、足の速い仲間にまかせておけば安心だな

  25. イネス・エレディア

    移動用のスキルがないから移動5に装備を調整したわ。 1ラウンドで15ヘクス進めるから、エルフ達との距離にもよるけれど2人とほぼ同じくらいの到着になりそう。 その分防御面が悲惨なことになったけど、いざというときは回避集中と薄煙炸弾で時間だけはかせぐつもり。 ドローミの言うようにキャンプ近くまで難民が逃げてきて、騒ぎに気付いた私たちが難民たちと合流して……というところから状況は始まりそうね。 難民は焦って逃げてきたみたいだけど追手(野犬)はいない、という状態のようだから何が起きたか聞くのは自然だし、情報を聞き次第エルフの方へ向かうわ。

  26. アルマ・ヴァレンタイン

    >ドローミさん 人命が大事だし、予定通りもしもの防御用に回してもらえればー 二転三転するけどやっぱり範囲持込んで、難民さんに近いのから優先して片付けるようにするね あとは狼さんのくだりはボクも端折ってたところがあるから手直しして出してくるねー

  27. アヴェラ・ウッチェロ

    >難民さんの避難誘導 ええ、私は避難誘導にまわるわ。 ドローミさんの言う通り、狼はPL情報なので、まずは皆で警護に回るように動く →判明次第撃破担当と護衛に分かれる感じかしらね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0