赤いリボンが導く毛玉。

蓮華・水無月

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シナリオID:375

オープニング

 ぽつねんと、迷っていた。


●
 リブラネスタの街角には、今日も喧騒が溢れている。師匠が弟子を叱り飛ばす怒声の上に、お喋りに弾む少女達の楽しげな声がきらきら弾け、その向こうからお客を呼び込む酒場の店員の軽やかな謳い文句が空に響き。
 そんな街並みの人ごみの中、何かがもそりと動いた気がする。

「……あれ?」
「なぁに、どうしたの?」
「うん……今何か、足元を通ってったような……?」

 お祭りの気配にさわさわと楽しげなお喋りを弾ませていた少女達が、何かしらと足元を見下ろしてみれば、遠ざかっていく茶トラの毛玉。なんだ子猫だったのか、と目を細めてその行方を見送って、少女達はまたお喋りに興じ始める。
 けれども話題は先ほどまでのふわふわ甘いお祭りの話じゃなくて、たった今見送った茶トラの子猫の事。

「茶トラちゃん、可愛かったね~!」
「この辺の子かな?」
「赤いリボンが似合ってたね♪」

 そうして声を揃えて「私も子猫欲しい~!」と天を仰いで黄色い声。聞くともなしに聞いていた周りの者が、微笑ましいような苦々しいような、何とも言えない笑みになる。


●
 さてその日、ギルドを訪れたのはリブラネスタから馬車で2日ほどの場所にある村から訪れたという、とある村の父娘だった。

「カリンを探してください!」

 受付で父の横合いから身を乗り出してそう言い募った娘の年の頃合いは、大きく見積もっても10歳かそこらだろう。告げようとした依頼内容をすっかり横から奪われた父親は、リィゼ、と情けない声色で娘にため息を吐いた。
 とまれ父娘から――主にはリィナ嬢から――話を聞いた所に寄れば、村から買い出しにやって来た父娘の連れてきた飼い猫が、少し目を離した隙にどこかへ行ってしまったのだという。もちろん父娘もあちこち話を聞いて回ったが、赤いリボンを揺らす茶トラの猫を見たという話はあれど、当の子猫はどこにも見当たらない。
 けれどもここはリブラネスタ、冒険者たちの多くが集う場所。ならば冒険者たちに探すのを手伝ってもらえば良いのじゃないかと、リィゼ嬢の『聡明な思い付き』でギルドにやって来たのだという。

「あたしのお小遣い全部出します! パパに買ってもらったお土産のお人形も冒険者さんにあげるわ!」

 だからお願い、と言い募る少女には聞こえないように、父親が「すみません……ちゃんと正規の依頼料はお支払いしますので……」と困ったように眉根と両肩をしょんぼり下げた。



 冒険者ギルドの片隅に『迷い猫、探しています』という依頼が張り出されたのは、つまりそういう訳である。

解説

◎目的 迷い猫を探して下さい。 ◎目標 茶トラの子猫。 名前はカリン。 生まれて4カ月ほどの好奇心旺盛な雄猫。 どうやら生まれて初めて見る大きな街にうずうずしてしまった様子。 人懐こく、人が多い場所を好むとのこと。 大好物は甘い果物。 ◎その他 父娘もあちこち探し回ったため、居なくなってから半日以上は経っています。 すっかりお腹を空かせてしまっているかもしれません。 ◎登場NPC リィゼ……  9歳。  はしばみ色の髪と瞳の、可愛いお人形が大好きな少女。  ご近所のボス猫が生んだ子猫のカリンに一目惚れして、一週間のハンストを決行して飼う事を了承してもらった。  カリンの事を弟か息子のように大事にしている。 アルセント……  リィゼの父親。  鍛冶職人として剛腕を振るっているが、その勇猛な姿に反して草花を愛する穏やかな気性。  自宅では妻と娘の尻に敷かれっ放しだとか。

マスターより

初めまして、またはご無沙汰しております、或いはいつもお世話になっております、蓮華・水無月と申します。 こちらで初めましてのシナリオは、こんなお探し物で失礼いたします。 昔飼っておりました猫も、甘い果物が大好物でした。 ちなみに他には味付け海苔が好きな猫、キュウリの古漬けが好きな猫、チューハイを見ると目の色が変わる猫なども居りまして、なるほど猫って本当に雑食なんだな、と感心したものです。 そんなこんなで失せ物探しなご依頼、お気が向かれましたらどうぞお気軽に、お助け頂けますようよろしくお願い致します。

リプレイ

(余程その猫の事を大事にしてるのね、あの子)

 冒険者達と話すリィゼを見ながら、テュリン・ヴィングはそう考えた。冒険者に、しかも自分のお小遣いとお人形をすべて出して――というのは、簡単なようでなかなか出来る事ではない。
 ならばこれも冒険者の仕事なのだろう、少しでも早く見つけてあげなくては――そう考えるテュリンの視線の先では彼女の弟分、ララベル・サン・ディーベルが、父親から仔猫とはぐれた場所を確認している。その傍らでリーリエ=V=ノイエエールデは、怒っているような少女の手をそっと握り、微笑んだ。

「安心して、リィぜちゃん。私たちが必ず連れてきてあげるから……」
「うんうん。お嬢さん、僕たちを頼ってくれてありがとう。君の大切な子は、お兄さんたちが手を尽くして探してくるからね」

 反対側から少女を安心させるようにぽふ、と頭を撫でたセヴラン・クアルトとリーリエを交互に見上げた少女の眼差しがふと、揺れる。そのまま泣き出す寸前に顔を歪めた少女に、ララベルは痛ましげに目を細めた。
 彼がテュリンや宿の皆が大事な様に、カリンはリィゼにとってとても大切な存在なのだろう。ならば――絶対、見つけてあげなくちゃ。
 その為にも、少女には聞きたいことがあった。仔猫の特徴や好物の甘い果物について、それから

「もし良ければ、リィぜちゃんが普段身につけているものを、探して来る間だけ貸してもらえませんか?」

 リーリエの言葉に、少女がきょとん、と小首を傾げる。だが『見つけた時にご主人様の関係者だとわかる様に』と説明すると、得心してハンカチを渡してくれた。
 ありがたく預かり、他の匂いが付かないよう大切に仕舞う。その行方を見つめる少女を、安心させるようセヴランがにっこりした。

「探し回って疲れたよね。少し休んでいてくれるかい?」
「絶対見つけて帰ってくるから」

 ララベルも力強く請け負う。そうして彼らは、仔猫捜索を開始した。


●
 さて、とリサ・ベイカーはギルドで借りた街の地図に小さく唸った。

「探すとは言ったものの、どうしましょう?」
「リブラネスタは広いですからね」

 2人だけで探すのは大変だったろう、と頷きながらダリア・レプシウスは依頼人に思いを馳せる。そうですね、と同意してフリーダ=ブロムヴィストは、大分時間も経っているようだから早めに見付けてあげたいと、リサの地図を一緒に覗き込んだ。
 好奇心旺盛な仔猫らしいから、まずは人通りの多い大通りから路地を通って港に向かう道を探そうかな、と呟くリサに、ならば私は商店街等を中心に、とフリーダが手を上げる。後は好物だという甘い果物の用意、この季節なら林檎か――とリサや他の者達が話す中、熱心に手を動かしていたアステルが「でーきた!」と声を上げた。

「カリンちゃんの似顔絵! これで街の人に聞いてみるね」

 父娘に詳しく聞いた仔猫の特徴を絵にしたもの。同じようなものをレプシウスやストレガ・L・リベルガストラも作成している――否、レプシウスには正直、絵心に自信はなかったが。
 妹の絵を見たキオルティスが、うん、と見るからに相好を崩した。

「アステル。相変わらず絵が巧いね。こんな風に上手に描けるなんて、お兄ちゃん、尊敬してしまうよ」
「えへへ。ルティスお兄ちゃんに褒められて嬉しい」

 そんな兄に満面の笑みで蕩けるアステルから少し離れた所で、バックパックに貼った己の絵を見つめ、ストレガは露店や屋台を回ると告げる。人懐っこいという事は暗い路地に入る事は少なく、目撃情報は多いだろう――半日も経ってるならば食料調達の時に見られたり、誰かから施しを受けている可能性も高い。
 そんな風にそれぞれの方針が決まれば、まずは手分けして聞き込みだ。大まかにどちらへ向かったかだけでも判れば、絞り込むのに大きな助けになる。
 ゆえに、

「赤いリボンの猫ちゃん、見かけませんでしたか?」
「こんな仔猫なのだ。見なかったのだ?」

 少女達が仔猫とはぐれた場所から四方に分かれて特徴を伝えたり、姿絵を見せて尋ねると、幸いというか、すぐに幾人かが「ああ」と声を上げた。だが、行先まで把握している者は、残念ながら見つからない。
 それでも情報提供に礼を言って聞き込みつつ、仔猫の名を呼んで探す仲間とは違う場所でセヴランは、道行く猫や鴉等の様子を観察する。縄張りに見知らぬ子猫が現れて気が立っている雄猫、そわそわしている雌猫、子猫を餌として狙うハンター鳥がいないか――高い所に咄嗟に登って降りられない仔猫のか細い鳴き声が聞こえないか。
 耳を澄ませながら街を歩くセヴランとは、反対側の市場をララベルは、人通りが多かったり蝶がいそうな花壇など、思わず仔猫が気になってしまいそうな場所や物がないかを確認していく。その隣を歩くテュリンの方は、塀の上や人が通れなさそうな隙間など、人通りの多い場所でも人目に付き難く、猫は通りそうな所を重点的に探していて。
 市場に入って直ぐの果物屋で見つけた林檎を手に目を配る、テュリンにララベルが呟く。

「お腹空いて店の物取っちゃったりしたら大変だもんね、早く見つけてあげなくちゃ」
「仔猫だと確かに好奇心旺盛だからね」

 そんな弟分に肩を竦めて頷くテュリンの視線も届かない、市場のまた別の場所では仲良し兄妹が、人目憚らぬ兄妹愛を深めて――違った、いかにして仔猫を見つけるか熱心に話し合っていた。まずはアステルの描いた似顔絵での聞込みで仔猫の行動範囲を絞った後で、より発見者が多い所を重点的に探そう、とあちこち聞き回ったのだけれども、居なくなって時間が経つせいか、元々仔猫の縄張りではないせいか、いまいち範囲が絞り切れない。

「お腹が空いてるなら、なにか良い香りの果物を皮を剥いて、より甘い匂いで寄せてみようと思うんだけど……ルティスお兄ちゃん、この作戦どうかな?」
「良いんじゃないかな。さすがアステル」
「えへへ……」

 掛け値のない兄の称賛に、妹は嬉しそうに頬を染めて早速、目についた果物売りへ駆け出そうとする。と、はっと顔色を変えたキオルティスが「待った!」とアステルの手を引き留めた。

「危ない、アステル! ほら……こんな所に石なんかが落ちているよ。怪我でもしたらどうしてくれるんだ、この石め……」
「こんな小石なら大丈夫だよ! それよりルティスお兄ちゃんの手が汚れちゃうっ! この石め……っ!」

 そうして、道に落ちていた小石を相手に真剣に憤り始めた2人に、果物売りが途方に暮れた顔をしていたのはまた、別のお話である。


●
……みゃう?


●
 風の匂いを確かめながら、フリーダは仔猫を探す。猫は毛繕いで出来る限り匂いを消すと言われるが、それはつまり常に猫の匂いは一定という事だろう。
 だから飼い主の少女の匂いを元に仔猫の匂いを辿れれば――と考えたのだが、真正面から「匂いを嗅がせてください」と頼めるはずもない。失礼のないような頼み方を、と考えていたら幸いハンカチを借りた仲間が居たので、その匂いを嗅がせてもらったのだった。
 これは私達が何とかするべき事なのだと、フリーダは唇を引き結ぶ。だって彼女の啓示では『実際ペット探しは探偵物のテン=プレ』と出ていたのだから。
 とは言っても雑多な市場ではなかなか難しいのか、それとも単に近くに仔猫が居ないのか、目当ての匂いは見つからない。その難しさは、種類は異なれどレプシウスも感じていた。

「にゅあ~お、にゃおにゃあ~おお」

 カリンが人の多い場所が好きとの事なので、そういった場所を探しながら猫語の気持ちで鳴き真似をして、彼女は『カリンさ~ん、いたら返事をしてくださ~い』と呼びかけてる――つもりになっている。人の言葉は解らないかもしれないと思ったからだが、彼女の周りにはどこからか近所の子ども達が集まってきて、楽しそうに同じく猫の鳴き真似をしていた。
 ふぅ、と何にともなく息を吐いたレプシウスの、手に持っていた仔猫の似顔絵を見た子どもの1人が、お姉ちゃん、と声を上げた。

「この子、お姉ちゃんの子? また一緒に遊んでも良い?」
「いえ、私のではなく……って、どこで遊んだんですか!? いつ!?」

 その言葉を受け流しかけて、はたと気付いて問いかけたレプシウスに、子どもがびっくり眼で「さっき、あっちの広場で……」と指さす。それに丁重に礼を告げてレプシウスは、その方向へと足を向けた。
 その姿を見かけたセヴランが、おや、と声をかける。

「見つかった?」

 それに首を振りつつ目撃情報を共有したフリーダに、共有されたセヴランはなるほど、と頷く。ならばギルドにもメモを残して、他の仲間に伝わるようにした方が良いだろう。
 ゆえに後から行くよと断って、セブランはまずギルドへと駆け戻った。道中見かけた仲間には同じく情報を共有して、メモを残したら今度は広場に向かって走り出す。
 そのメモを、見たわけではなかったがストレガもまた、同じ広場へと足を向けていた。仔猫捜索のために立ち寄った何軒目かの果物屋で、彼女のバックパックに貼られた絵を見て『さっきあっちで見たような……』と教えてくれた者が居たのだ。
 その店でも情報料として甘めの果物を購入し、それをまたバックパックに吊り下げて、ゆっさゆっさと歩いて行く。見ようによっては不審だが、ある意味それが目的だ。
 そうして辿り着いた広場は、この時期だからだろうか、そこそこの人混みだった。小さな仔猫だと尚更、足元や物陰に隠れてしまえば見つからないだろう。
 ゆえにリサは仲間から聞いて駆け付けたこの広場で、置いてある木箱やベンチ、オブジェなどの後ろや下を覗いていく。甘い果物も持っているけれど、仔猫の姿を見つけるのが先決だ。
 ギルドから駆け付けたセヴランも、仔猫達に狙われない様に気を付けつつ、エーテルリンクで栗鼠のララに高所や狭い所を探して貰っていた。幸い、この広場で仔猫の事を聞き込んでみると「あぁ、そこに……あれ?」という反応が幾つも返って来たので、まだ近くに居る可能性は高そうだ。
 超聴覚で鳴き声のチェックを試みるキオルティスの横で、アステルも果物を手にきょろきょろする。こうも見つからないとなると、どこかでお昼寝して夢心地だったりして!? と呟いた妹に、さすがアステル、と兄が相好を崩した。
 実際はどうか判らないにせよ、仔猫がきっと疲れているだろう事は、想像に難くない。そして幾ら人懐こいとしても、自分を追いかけてくる見知らぬ相手を、まったく怖がらないという事もないだろう。
 ゆえに、

「茶トラちゃんだ~♪」
「赤いリボン可愛い~♪」

 正に探している特徴の仔猫を見たらしい黄色い声が聞こえても、ララベルはいきなり追いかけたりはしなかった。まずはその姿を確認すべく足を向けると、果たしてそこに居たのは少女達の言った通りの、そして探していた特徴通りの仔猫で。
 テュリン姉、押さえた声色で呼ぶララベルに、頷いたテュリンはそう狭くない広場のどこかに居る仲間達へと合図した。ついに、と集まった冒険者達の中でフリーダも、その姿を認めてぐっと拳を握る。
 下手に警戒させては元も子もない事は、彼女も承知していた。だから見つけたら動物交感を使用して、ご主人様に頼まれて迎えに来た事と甘い果物を渡す旨を伝え、仔猫の警戒心を解いてから捕まえようと思っていて――

(……啓示? 『匂いで見つけて猫と交信するとか完全に不審者では?』……? ……いえ、そんなことはないです!)

 胸の中で1人葛藤してぶんぶん首を振ったフリーダは、気を取り直して用意していた果物を差し出した。もちろん、他の多くの冒険者達も。
 そうしてそっと、驚かせないように、怖がらせないようにリーリエが声をかける。

「貴方のお姉ちゃんに頼まれたの。迎えに来ましたよ」
「貴殿の主人が貴殿を探しているのだ」
「リィゼさんが貴方をお待ちですよ? ほら、果物もありますよ」

 ストレガやレプシウス、そして他の冒険者達も口々に、優しく、ある者は声色を変え、またはにゃーにゃーという鳴き真似と共に声をかけた。それらの言葉と、目の前にずらりと並んだ数多の大好きな食べ物、そのどちらがより魅力的だったのかは、残念ながら判らない。
 とまれ、こうして仔猫は無事に、怪我の1つもなく冒険者達に保護されたのだった。


●
 再会は運命的だった。カリンの姿を認めた瞬間、弾かれたように駆け出したリィゼに、仔猫も冒険者の腕から暴れ出して駆け寄っていく。
 その姿を見守って、冒険者達はほっと安堵の息を吐いた。仔猫も勿論可愛いし、可愛い仔猫を愛でる女の子達もまた可愛いと、セヴランは目を細める。

「僕も撫でても良いかい?」
「あ、じゃあ私も」
「うん、良いよ!」

 申し出たセヴランと、横でぱっと手を挙げたリサにも少女が、しっかりと仔猫を抱き締め一片の憂いもない笑顔で頷いた。ああ良かった、とリサは少し前の、ギルドに依頼を出していた時の切羽詰まった表情を思い出しながら、大きく胸を撫で下ろす。
 たまたま見たその姿が可哀想に思って、この依頼を受ける事を決めたリサである。だから無事に見つかって――この笑顔を取り戻せて、本当に良かった。
 カリンも見つかって良かった、と仔猫の頭をほわほわ撫でるリサの横から、ストレガがのんびりと、だがしっかりとした口調で言った。

「大事な家族ならば、次はリードや迷子札つけて目を離さないよう気をつけるのだー。字が読める人がギルドに保護してくれるように」
「そうそう。大事にしてあげなさいよ? 猫もだけど、お土産のお人形もね」

 反対側からテュリンも囁くと、少女が何とも言えない表情になった。それに軽く眉を上げて見せると、はぁい、と小さな肩を落として返事する――どうやらすでに父親に、色々と叱られていたらしい。
 とまれ無事に迷い猫が見つかって良かったと、頷き合う人々から少し離れた場所では、仲良し兄妹がにこにこ無邪気に会話していた。

「ルティスお兄ちゃん! さっき買った林檎、帰ったらアップルパイにして一緒に食べようね!」
「アステルが俺の為にお菓子……! では、その皮で俺はアップルティーを淹れようか」
「わーい、アップルティー楽しみ♪」
「勿論、アステルのパイも楽しみしてるよ。心を込めたものが美味しくないハズが無いからね」
「えへへ、食べたら美味しいってまた喜んでね?」

 本当に可愛い良く出来た妹だな……、と感涙に濡れた瞳で空を見上げる兄に、綺麗だなー、と妹が見惚れる。とても、平和な光景だった。


 こうして赤いリボンの仔猫は、無事に家族の元へ戻ったのだった。

マスターコメント

いつもお世話になっております、または初めまして、蓮華・水無月です。 この度は初シナリオにも関わらず、大変お待たせしてしまいまして、本当に申し訳ございませんでした。 茶色の毛玉、こと仔猫のカリンを探す物語、如何でしたでしょうか。 皆様のお心遣いやアイデアなど、楽しく、そして有難く精一杯紡がせて頂きました。 きっとカリンもたっぷり果物を食べられて満足したことでしょう。 多分反省してませんね、この毛玉……; このシナリオが皆様にとって、楽しんで頂けるものでしたら幸いです。 この度はご参加、本当にありがとうございました。
ショートシナリオ

ショートシナリオ易しい 報酬:少ない10 / 4〜10人

2021年01月07日 10時41分44秒 公開

成功

相談掲示板

  1. リーリエ=V=ノイエエールデ

    リーリエともうします。 よろしくお願いしますね! 猫ちゃん心配ですね。頑張って探しましょう。 聞き込みが主になるでしょうか…

  2. セヴラン・クアルト

    セヴラン・クアルトだよ 宜しくね そうだねぇ 目撃情報である程度場所を絞って 甘い果物だと林檎とかかな?で呼びよせてみようか? 僕は何処か狭い所に入り込んでいないかエーテルリンクで 栗鼠のララを潜りこませてみようかなと。 遊ばれない様に気を付けないとだけど(はは)

  3. フリーダ=ブロムヴィスト

    ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 人が多い場所を好むという点が中々厄介なところですね。 人が多い以上は死角も多くなるでしょうから、ローラー作戦で捜索したとしても、 見逃す可能性は十分考えられると思います。 時間的におなかを空かせているとの事ですから、 甘い果物を各所に設置して位置を割り出してそこから捜索という流れが良いでしょうか。

  4. No.4

    アステルです。よろしくお願いしますね! 基本はルティスお兄ちゃんと一緒に探す…かな? 手分けした方が良いなら、バラバラで行動するよ。 私は猫ちゃんの絵を特徴とか聞いて描いて、人に尋ねる感じのつもりかな。 お腹を空かせてるなら、良い匂いのする場所とかに 優先的に行こうかと思ってるよ。

  5. ストレガ・L・リベルガストラ

    ストレガなのだ。宜しくなのだ。 人が好きで甘い果実が好きならそういう店の近くに現れるかもだから行ってみるのだ

  6. リサ・ベイカー

    リサです! よろしくお願いします! うーん、とりあえず… 勘?であちこち探す感じかな…

  7. ダリア・レプシウス

    ダリア・レプシウスと申します。 よろしくお願いいたします。

  8. リーリエ=V=ノイエエールデ

    好物である甘い果物で誘うのは良いですね。 リィゼちゃんに好物を聞いてみようかしら。

  9. キオルティス

    キオルティスと言うよ。キオでもルティスでもお好きなように。 今回は宜しくね。 俺はアステルも言ってるように、妹のアステルと一緒に探そうか、と。 勿論、手を増やした方が良いならば分かれて探すので言ってやってね。 とりあえずはアステルの絵を元に移動範囲を絞り込みつつ 超聴覚や好物の果物が常に置いてある場所を絞って調べる感じ、かな。

  10. ララベル・サン・ディーベル

    挨拶が遅くなってごめんね。 僕はララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね。 僕はテュリン姉と一緒に、聞き込みと果物売ってそうな場所を巡って探すことにするね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0