アニキピカ ~パックリ逝っちゃって下さい~

革酎

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シナリオID:357

オープニング

●行くべきか、行かざるべきか
 とある地方の、小さな冒険者ギルド。
 そのロビーフロアで、すっかり困り果てている様子の中年男が、受付嬢ハーフザワにあれやこれやと身振り手振りを交えて延々と説明を続けていた。
 対するハーフザワは、男の訴えが冒険者ギルドで扱うべき内容なのかどうかというところで判断がつかず、困惑の表情を浮かべている。
 男の名は、後島 豚次郎(ごとう ぶたじろう)。
 後島はつい最近、落ち込んだ経済の活性化を目指して後島トラベル(GOTO Travel)なる旅行会社を設立したのだが、彼が開発した旅行商品券に酷似した別物の商品券が、何者かによって安値で売りさばかれるという事態が発生したらしい。
 偽商品券の出どころとして挙がっている名前は、パックリ・マース。個人名なのか集団名なのかも分からないという。パンクリアースとは恐らく、何の関係も無いのだろうが。
 だが実際に、被害は出ている。
 別物の商品券を購入した利用客が後島トラベル店舗に押し寄せ、詐欺だ何だと騒いでは違約金を取ろうとするので、後島はすっかり参ってしまっているのだそうだ。
 その時、玄関扉が勢い良く開かれ、特徴的な外観のハーフビーストが姿を現した。
 全身が真っ黄色に染まっているスキンヘッド且つ半裸のマッチョ。
 つぶらな瞳と赤いほっぺ、頭部付近から天に向かって突き出るふたつの三角形の耳。
 尾てい骨からは稲妻のようにギザギザと波打った尾が生えている彼こそは、知るひとぞ知る、卑華(ピカ)一族の長兄卑華王(ピカオウ)。卑華長(ピカチョウ)の異名を持つが、色々ややこしいのでその件は割愛する。
「ヴィハハハハァァァァ(お困りのご様子ですね。ご用命は御座いますか?)」
 ハーフザワは多分無理だろうと思いながら、後島の窮状を訴えた。すると意外にも、卑華王は任せて下さいとばかりに胸を張った。
「ヴィィィィィィィハ(なぁに、簡単なことですよ。お任せ下さい)」
「た、助かります。本当に、どうしたものかと困っておりましたので……」
 感激するハーフザワ。が、その面は数秒後には硬直してしまった。
 卑華王は当たり前の様にロビーカウンター上の依頼票を一枚抜き取り、そこに後島の依頼内容をすらすらと書き込んで、そのまま依頼票貼り出しボードに貼り付けてしまったのである。
 いやだから、それをやって良いのか分からないから困っていたんですが――ハーフザワからの抗議の視線も全く無視して、卑華王は誇らしげに笑う。
 ハーフザワからすれば、実に腹の底からムカついて仕方がないドヤ顔であった。
「ヴィッハァァハァァ(その偽商品券は主に、どこで流通しているのですか?)」
「どうやら、メドゥカリという古物商の店舗のようです」
 後島の応えに、卑華王は成程と頷く。
 このメドゥカリは名前からしてメドゥの指先と関係があるのかという誹謗中傷を浴びたこともあったが、調査の結果、それは全くの事実無根だったということが分かっている。
 だがパックリ・マースの主戦場であることは、間違い無さそうだ。
 先ず調べるべきは、メドゥカリ。そこからパックリ・マースの足取りを追うのが良さそうだ。
「ヴィィィィィィィィィハァァハァァハァァハァァハァァ(さぁ冒険者の皆様。今こそ、勇士としての名声を得る機会ですぞッ!)」
 卑華王の傲岸不遜に近しい台詞に、たまたまその場に居合わせた冒険者達はほんまかいなと、ただ疑わしげに顔を見合わせるばかりであった。

解説

状況:  PCの皆様は依頼票を目にして(若しくは卑華王の挑発に乗って)受諾した冒険者という立ち位置からスタートします。  内容は至極単純で、噂のパックリ・マースを発見し、盛大にとっちめて下さい。 目的:  パックリ・マースに天誅を加えて下さい。 敵:  パックリ・マースですが、その正体は謎に包まれています。強くはないと思われますが、逃げ足が速いということは間違い無さそうです。 報酬:  後島豚次郎が出してくれます。 NPC:  卑華王が同行します。大して役には立ちませんが。

マスターより

 本シナリオに登場する設定は全て架空の存在であり、実在する団体・個人とは一切関係ございません。

リプレイ

●必ず手に入れたいものは偽物なんかじゃない
 後島豚次郎からの依頼を受けた四人の冒険者、即ちアレン・ボールドウィン、ガルレイド・S・グリディッカー、エシギ、そしてカズマ クレセントブラッド――は、まずは偽の旅行商品券を購入してしまったという人物から話を聞こうと、後島の経営する後島トラベル(GOTO Travel)へと足を運んだ。
 店舗は割りと広く、受付ロビーの傍らには待合スペースが設けられ、順番待ち用のソファーや木椅子なども置かれている。
 その待合スペースの一角に何故かすりガラスの衝立が設置され、偽の旅行商品券を購入した人物が衝立の向こうで木椅子に腰かけていた。
「えぇと、こちらさんがその、偽の商品券を購入してしまったというお客様です」
「えぇと、宜しくお願いします」
 後島に紹介されたその人物は明らかに女性なのだが、やたらと声が太い。
「……随分野太い声だな。紋具で声音を変えてるのか?」
 アレンの問いに、後島はしたり顔で頷く。個人のプライバシーを尊重し、一部音声を変えています、とのことだった。
「何でよりによって、おっさん声なんだ?」
 カズマが小首を捻るのも道理だ。すりガラス越しとはいえ、その人物は年若い女性だったのだ。
 ともあれ、まずは聴取だ。エシギが紫に輝く瞳を煌めかせてすりガラスの向こう側の女性と対峙した。
「何故、ちゃんと正規の店で買わないんですか? 古物商で買ったりするから、痛い目に遭うんじゃないんですかね?」
「だって……安かったんだもん」
 野太いおっさん声で甘えた台詞を放たれると、中々キツいものがある。
 しかしその購買心理は分からないでもない。かつてはエシギ自身も務めている工房で、紋具図面を盗用された偽物が出回るという被害に関わったことがあった。その時は何とかいう大手のオークションが絡んでいたが、ここでは割愛する。
 更に色々訊いてみたが、特に有用な情報は得られなかった。
「最早問答無用。パックリ・マースとやらの所業は許されざるもの。他人様のアイディーアを利用し騙すなどは言語道断。ひとつ殴りに行こうではないか。今からでもそいつを殴りに行こう」
 やたらと『殴る』という表現に拘るガルレイド。だが一応断っておくが、彼はエルフのキャスターだ。決して肉弾戦が得意な戦士ではない――筈なのだが、そこは当人の嗜好というものもあるのだろう。
 これ以上、この後島トラベルでは為すべきことは無い。そのように判断した冒険者達は店舗を辞した。
 すると丁度良い具合に、全身真っ黄色の巨漢がいそいそと広い通りを駆け寄ってきた。いわずと知れた卑華(ピカ)一族の長兄卑華王(ピカオウ)である。
「ヴィハァァハァァァ(満を持して颯爽と登場。窓辺の除虫菊こと卑華王でございます)」
「何いってやがる。要は遅刻しただけだろうが」
 アレンはじろりと卑華王を睨んだ。
 その卑華王の口元にはケチャップだかデミグラスソースだかの跡が色濃く残っている。今の今まで昼飯でも食っていたのだろう。

●百ある甘そな話なら一度は試してみたいさ
 卑華王を加えた五人は、古物商メドゥカリへと足を運んだ。
 応対に現れた店主は、厳めしい面構えの美老人であった。否、美老人というのは自称であって、見た目は普通にただの爺さんなのだが。
「美少年、美少女、美中年、美魔女というのは聞いたこともあるが、美老人ってのはどうなんだ?」
 カズマは軽い頭痛を覚えた。何ならこのまま白目を剥いて寝込んでも良さそうな気分だった。
 店主は黒い色眼鏡の奥で、鋭い眼光を飛ばしている。エシギは、客商売なのにその顔つきは駄目でしょうと思いながらも、まずは相手の警戒心を解くべく、自ら店頭商品購入という策に打って出た。
「素敵な商品ですね、値下げして頂け……」
「おぉッ! あんたの持っているその呪符ッ! そいつを売ってくれんかねッ! その呪符はとても良い呪符だッ!」
 エシギの機先を制するかの如く、店主はエシギの腰に吊るされているビーズ飾りの呪符を指差した。
 ここが勝負どころだと、ガルレイドが素早くエシギの傍らに駆け寄る。
「貴殿、売るのだ。Yesといえッ! YesをSayするのだッ!」
「ぼ……僕は売りますぇ~~~~~~~~んッ!」
 突然始まった、よく分からない商談交渉。そこに卑華王も何か意味不明の雄叫びをあげて参戦している。最早パックリ・マースのことなど眼中に無いといわんばかりだった。
 アレンとカズマは黙って視線を交わす。アレンに至ってはカズマ同様、軽い頭痛を覚え始めていた。
「俺達一体、何を見せられてるんだ?」
「さぁ……101回目のサボタージュか何かか」
 ふたり揃って、やれやれとかぶりを振る。一向に話が先に進まないので、アレンは卑華王の首根っこを掴んでずいっとこちら側に引っ張った。
「そりゃそうと卑華王。今回は何を企んでやがんだ? 何か目的があっから一枚噛むことにしたんだろ。お前みたいな頭のキレる奴が訳も無く首突っ込むわけねぇもんな」
「ヴィィィィィィハッ(流石に鋭いですな。実は後島トラベルさんのところに、我が一族が新しく開発した商品を展開して頂こうかと)」
 曰く、ウォーキング型イベント商品、その名も『連続パチモン事件ミステリーツアー』というものらしい。
「いや……それはそれで何か拙いんじゃねぇのか?」
「ヴィハハハハハハハハッ(ご心配には及びません。当局の許可は取ってあります)」
 そういう問題じゃねぇだろうとアレンは腹の底で突っ込んでみたのだが、こればっかりは卑華王と後島との間の話であり、それ以上口出しする訳にもいかなかった。
 ところで卑華王はパックリ・マースについて何か知らないのか。アレンが訊くと、卑華王は全く聞いた覚えが無いと豪快にかぶりを振った。
「ヴィハッ(平気で他人に偽物を売りつけるような不届き者など、わたくしめは存じ上げませんッ)」
「テメェがいうか、それを」
 心底呆れたアレンだが、しかし卑華王がパックリ・マースを知らないのは紛れも無い事実らしい。

●卑怯だ詐欺だと騒ぎ立てずに成敗すればいい
 何とか老店主の追及を逃れたエシギ。だが仕事が終わった訳ではない。
「ところで店主。この商品券を持ち込んできたのは誰か、知ってるか?」
 カズマが、件の偽商品券を差し出した。すると店主はあっさり口を割った。
「あぁ……それなら、その古文書を手書き写本しておる写本工房じゃよ」
 老店主が商品棚を指差す。一見するとボロボロの古文書だか何だかよく分からない冊子が、そこに陳列されていた。
 アレンとカズマがそれぞれ異なる古文書を手に取り、奥付を見る。発行日は半年前。アレンは思わず、目を剥いた。
「ちょっと待て……半年前に初版発行だぞ。古文書とはいえんだろうが」
「お客が古文書と思えば、それは古文書なんじゃよ」
 最早ここまでくると、強弁というよりは開き直りである。呆れるアレンの傍らでカズマは奥付に記載されている工房名を凝視した。
「ピープルライト……さっき見たな、この看板」
 呟くカズマに、卑華王が注釈を加えた。
 このピープルライトは本当にただの写本工房に過ぎない為、顧客が持ち込んだ文書をそのまま手書きで写本するだけなのだという。但しここ最近は木彫版画での手作業印刷も手掛ける様になっており、後島トラベルの旅行商品券などはまさにこの版画技術で印刷されているとの由。
 尚、写本工房としては、顧客が持ち込む文書内容は基本的には一切チェックしない。依頼された文書をただ書き写すだけなのだという。
 例えば今カズマが手に取っている古文書には、古物商メドゥカリが1800年の歴史を持つ一子相伝の古物商だなどと記されている。
「あぁ、それはわしが自分で考えた文章を持ち込んで写本して貰ったんじゃよ。何かうちの店にも箔を付けたいと思うてな。最後のページには一応、真偽の程は定かではないと書いてあるから、嘘はついとらんぞ」
 悪びれた様子も無く、しれっと説明を加える老店主に対し、エシギも遂に頭痛を感じ始めた。このメドゥカリに足を踏み入れてから、これで三人目である。この頭痛の連鎖はどこまで続くのか。
「……もう良い加減、さっさと済ませて帰らないか」
 カズマの渋い表情に、アレンもエシギも深く、それこそどこかの海溝よりも深く頷いた。三人共、そろそろ勘弁して欲しいとすら思い始めている。それは恐らく、正しい反応であろう。
「さぁ行こうではないか。殴りに参ろう」
 相変わらず殴ることに全集中のガルレイド。言葉ではない。拳だ。術ではない。拳だ。それが全てだ。
 四人の冒険者と卑華王がメドゥカリを辞そうとしたところで、老店主があっと声をあげた。丁度店舗の入り口付近に、アシカ柄の羽織を纏った丁髷(ちょんまげ)の老人が、例の偽商品券の束を鷲掴みにして佇んでいるのが見えたのである。
 ガルレイドはこの時、咄嗟に意味不明の台詞を口にした。
「髷(まげ)&アシカ……その名を穢す者には鉄槌を」

●後に残る惨状は無理には隠しはしない
 四人の冒険者が一斉に飛び掛かり、その丁髷老人を取り押さえた。
 傍から見れば、屈強な授恵者がひ弱な一般人(しかも老人)を四人がかりで押え込んでいるという絵面であったが、流石に外聞や世間体を気にしていられるような精神的余裕は微塵にも無かった。
 兎に角、この馬鹿馬鹿しい一件から早く解放されたいという四人の切なる願いが、前面に押し出されていたといって良い。
 だが、ガルレイドは悩んだ。殴って良いのだろうか。
 どう見ても、ただの一般人だ。それもご老体だ。如何に依頼とはいえ、如何に悪人とはいえ、普通にぶん殴ったりしたら爺さん血まみれだ。それこそ老人虐待のレッテルが一生付きまとうことになるだろう。
 掴んだ拳をパックリ・マースに、言葉を失くして殴るべきか。
 傷つけられたら牙を剥くべきか。己を失くさぬ為に。
 いやいやちょっと待て。そもそもガルレイドは別にこの爺さんから傷つけられた覚えはない。
 そうだ。まずは心を落ち着かせよう。その為には、歌うのが一番だ。
「矢~ 矢~ 矢~ 矢~ 矢~ 矢~ 矢~」
 凄まじいまでの虚無感が、ガルレイドのぽっかりと空いた心の穴の中に響き渡る。そんなガルレイドの諸行無常の空虚さなど知らぬとばかりに、アレン、エシギ、カズマの三人は貧相なご老体を容赦無く責めた。
「おい分かってんのかッ! テメェの所為で何か随分頭が痛ぇんだぞッ! ただでさえ俺の視力は6.0もあんのに、この頭痛の所為で見たくもねぇモンまで色々見え過ぎて、すんげぇ迷惑してんだぜッ!」
「パクえいに手を出すなら自分がパクられてお縄につく覚悟をしておくことだなッ!」
「これからお縄につくお前に名乗る名もないが、あえて名乗らせてもらうッ! 俺はリトルセイヴァーズの二刀流剣士、カズマだッ! 特に恨みはねーが悪行を見逃すほど優しくはねーぜッ!」
 道行くひとびとは一斉に眉をひそめ、ひそひそと言葉を交わし合う。
 アレンもエシギもカズマも、通常の精神状態ならここまでブチ切れることもなかっただろう。だが運の悪いことに、三人は後島トラベルで供されたお茶の中に興奮剤が混入されていたことに気づいていなかった。
 一方のガルレイドは早い段階から殴るだの何だのと物騒な台詞を口にしていたから、早々に興奮から醒めていた。人生、何が幸いするか分からないものである。
 その時、卑華王が甲高い笑い声をあげながら周囲に丸太の様な豪腕を掲げた。
「ヴィヴィヴィヴィィィィィハァッ(さぁこれでリハーサルは終了です。リアル捕り物帖は明日、開演でございますよ)」
 卑華王のわざとらしい演説に、しかしひとびとは何故か納得した様子で散っていった。最早この場の出来事など気にもならないといった調子であった。
「矢~ 矢~ 矢~ 矢~ た~ ま~ や~」
 ガルレイドの殷々とした歌声だけが、何故かメランコリックな雰囲気を漂わせていた。

●夜明けだ朝だと騒ぎ立てずにその場を立ち去ればいい
 捕縛した老人は、己がパックリ・マースであることを認めた。
 その正体はピープルライトの手代。逃げ足が速いといわれたパックリ・マースだが、見た目が老人の為、誰も最初から彼を疑いもせず、追及すらしなかった。その結果、物凄い速さで逃げられたと勝手に勘違いされていただけの話であった。
 後島トラベルが販売する旅行商品券の印刷も、ピープルライトで請け負っている。つまり、酷似した印刷デザインをすぐに入手出来る環境にあった訳だ。パックリ爺さんが偽商品券を古物商に売り捌いて小遣い稼ぎに走ったのは、そういった経緯からであろう。
 因みに、後島トラベルで何故興奮剤入りのお茶が供されたかというと、完全に後島の先走りであった。曰く、冒険者の四人には元気ハツラツに頑張って欲しかったから、ということらしい。
 アレン、エシギ、カズマにしてみれば危うく老人虐待の汚名を着せられるところであったから、良い迷惑であった。
 ともあれ、四人の冒険者と卑華王はパックリ爺さんを連れて後島トラベルへと帰還した。
 そこでパックリ爺さんはこれまでの損失額を補填し、今後はもう二度とこのような真似はしないという誓約を立てることで、何とか放免される運びとなった。
「まさかあんなご老体にスタティックフィールドを仕掛けることになろうとは……」
 エシギはやれやれと、小さくかぶりを振った。もう少しのところで魔糸でがんじがらめにした上で、爆炎で焼き殺すところであった。
 アレンに至っては、然程に体力を消耗してはいないにも関わらず、疲労感が半端無かった。矢張り卑華王が絡むと、ろくなことにならない。
「さぁーって、帰ってミルクでも飲むか……うん、変なもの見た気もするけど、忘れよ忘れよ……」
 最初に腰をあげたのは、カズマだ。
 口では忘れるといっているカズマではあったが、パックリ老人を捕えた時に見た、あの絶望に満ちた老人の瞳は当分脳裏に焼き付いて離れそうにもなかった。
 何故なら、丁髷の老人である。しかもアシカ柄の羽織ときた。これ程のインパクト、中々お目にかかれるものではないだろう。
 ところで全くどうでも良い話だが、その後四人の冒険者は、後島トラベルの社員達からは敬意を持って、世界の髷&アシカ、と呼ばれるようになったそうである。
 ガルレイドの話によれば、とても光栄な呼び名だそうな。

マスターコメント

 皆様、お疲れ様でした。  革酎のコメディなんで、大体こういうオチです。ご容赦下さい。
ショートシナリオ

ショートシナリオ易しい 報酬:標準4 / 4〜4人

2020年12月21日 11時19分07秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. エシギ

    キャスターのエシギです。 転売に、パックリ…偽商品なんて創作者としては許せない話ですね、はい。 駆け出しですが少しでも力になれるよう頑張ります、よろしくお願いしますね。

  2. カズマ クレセントブラッド

    大丈夫だ、俺も割と駆け出しだぜ!( 俺はカズマだ、よろしくな

  3. ガルレイド・S・グリディッカー

    ガルレイド・グリディッカーだ。今回はよろしく頼む…。

  4. アレン・ボールドウィン

    悪ぃ、すっげぇ遅くなった。 俺はアレン・ボールドウィン。適当によっしくな。

  5. エシギ

    最終日まで出不精でごめんなさい。 僕の行動としては調査はメドゥカリと偽旅行券を買った人に聞き込みして、 戦闘は足止めの【スタティックフィールド】と【魔糸】 パックリ・マースが集団だった場合のために【爆炎】を持っていきます。使用する際は皆さんを巻き込まないように注意して撃つようにしますね…!

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0