屈辱の女騎士! ~奪われた〇〇〇~
大和気 いぐる
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シナリオID:339
オープニング
「くっ……ひ、卑怯な……!」
王国騎士団で小分隊長を務めるリリィ・ナイトレイ。
彼女は追い詰められていた。
相手は盗賊。本来ならば遅れをとるような相手ではない。
――だが、しかし。
「ヒャハハ、そうだ。おとなし~くしてろぉ。でないとコイツを……」
「や、やめろっ!! 傷をつけるな!!」
ぎらりと、光るナイフが押し当てられる。
「俺たちだって、ンなこたぁしたくねえよ。なあ!」
げらげらげら、と下卑た笑い声があがった。
「騎士様が引いてくれりゃあ、丁重な取り扱いを約束するぜぇ」
彼我の戦力、損失の大きさ、個人的な思い出。
そういったものが、リリィの頭の中をかけめぐる。
――ダメだ。犠牲は払えない。
「……このままでは、すまさないぞ……!」
絞りだした台詞は、自分でも、あきれてしまうくらい陳腐だった。
少なくとも、盗賊どもに道を譲りながら言うことではない。
「ゲヒャヒャ、ありがとさん。あ~ばよ、騎士様!!」
結局、リリィは無力感をかみしめながら、見送るしかなかった。
盗賊どもと、山積みになった『鞍』を乗せた荷馬車を。
●女騎士の依頼
「というわけで、恥を忍んでお願いする」
冒険者たちの前で、リリィは頭を下げた。
「盗賊どものアジトは特定してある。
だが、私たちでは隠密に向いていなくてね。
こっそり取り返そうとしたんだが、うまくいかなかった。
正面から戦おうとすると、人質を取られるし。
いや……人ではなく、馬具なんだが」
馬具が、そんなに大事なのか?
そう冒険者たちが問うと、リリィは言った。
「我が隊は、さほど裕福ではなくてね。
量が多いのと、式典用の豪華なものも盗られているのが大きいな。
再調達までの時間も考えると、君たちを雇ったほうが安い」
要するに、何はなくとも重視すべきもの、というわけでもない。
が、コストを考えると、なるべく無傷で取り戻したい、ということだ。
特に豪華なものは優先で。
「しかし、どうして馬の鞍なんだろうな?
金目のものなら、ほかにもあっただろうに」
解説
マスターより
リプレイ
冒険者たちの見解は、その点で一致していた。
「こいつら何で、鞍なんて、さばきにくいもん盗ってんだ」
シニング・W・テュパラが首をひねった。
「しかも、白昼堂々強奪なぞ」
海神・江流もあきれ気味の表情だ。
Octavia・Aureusは「まさか下世話な目的か?」と勘繰った。
イクスが「さすがに売る伝手があるんだろうよ」と応じる。
レイスは「どちらにせよ、加減なんぞ不要だな」と一蹴した。
サロは、あまり興味も無さそうに、ヘラヘラと笑った。
●
ともあれ、依頼人の情報に間違いはなく、盗賊たちは廃坑に陣取っていた。
一行は、離れたところから、様子を伺った。
入口には、あくびをしている見張りが一人いる。
「どうする? やっとくかい?」
サロが弓を示しつつ言った。
「いや、先に敵の様子を見よう。イクスさん」
江流にうながされ、イクスがうなずいた。
意識を集中し、何度かエーテルの波動を放つ。
これで、アジト内の敵の配置は把握できた。
見取り図にも印を入れて、皆に周知する。
もちろん、盗賊も移動するだろうが、大まかな配置は変わらないはずだ。
少し見取り図からはみ出す位置にも、反応があった。
しかし、あまり大きな改造はされていないようだった。
「中は、ほぼ見取り図どおりだが、念のため様子を見てもらえるか?」
「はいはい、と」
サロがチッチッチ、と小さく舌打ちで合図すると、栗鼠が茂みから現れる。
かと思うと、あっという間に、廃坑へと滑り込んでいった。
見張りは気づきもしなかった。
●
中には鳴子が、ところどころに仕掛けられていた。
しかし、そう致命的な罠はないようだ。
栗鼠の耳が、ぼそぼそした人の声を聞き取った。
こういう時は少し不便だ。
生身の自分なら、この距離でも内容を聞き取れただろうに。
サロは栗鼠に慎重に指示をだし、声の近くに移動させた。
一人の男が、鞍に頬ずりしながら、何事か呟いている。
「ハァハァ、騎士子たん、騎士子たん……!
あぁクンカクンカ! スーハースーハー!
騎士子たん、いい匂いだよお……!
スリスリスリ……ああ、もうペロペロ、ペロペロしたぁい!」
サロの世界は、実利で動く。
人に踏み込まず、また、踏み込ませることもない。
心が揺らぐこともない。ないのだが。
「なんだかねぇ……」
へらり、とこぼした声には、若干のあきれの色が混じっていた。
「どうした?」
聞かれて、少しだけ、考える。
まあ、これも、ある意味重要な情報か。
結局、サロはすべてのセリフをありのまま、淡々と報告した。
●
「やっぱり下世話な目的だった!
こりゃもう、ボール砕きの刑だね」
Octaviaは、蹴りを放つマネをした。
「ふ、ふ、ふ……切り落とす」
レイスは、鬼神のごとき表情で、低い笑い声を漏らしている。
何を切り落とすというのか。
誰も、それにふれる気には、なれなかった。
「あー、で、どうする?」
イクスの表情は、いつもよりダルそうだった。
「どーしよーか。どーしよーもない気もするけど」
江流は、よくやるよホントと、天を仰いだ。
そして、気づいた。
「あ、あー……そうなると、少しばかり、面倒だね」
「何が面倒なんだ? こいつら、すごく頭ワルそうだぞ」
テュパラが問う。
「それはそうなんだが。予想より頭が悪かったというか」
鞍はかさばるし、まとめて保管されているのでは、と予測していた。
しかし、例の発言は、何というか、あまりにも。
もちろん、一人の言動で断言はできない。が。
「これは……奴ら、鞍をそれぞれ抱え込んでいそうだな、と」
●
サロは無理をしない範囲で、さらに様子を探った。
鞍を磨きながら、嬉しそうに談笑する者。
鞍を抱きしめて眠る者。
またがって奇声をあげる者。
さすがに皆が皆、というわけでもない。
だが、奪ったものは、さっさと倉庫に、という雰囲気ではなかった。
悪い予感は当たっていたようだ。
「どうする? 先にまとめて鞍を押さえるってのは難しそうだが」
イクスが言った。
「そうだね。いや、まいった。……でも、そうだな。
サロさん、式典用の鞍はありそうだったかい?」
江流がそう聞くと、サロは首を横に振った。
「いんや、今のところは見かけないよ」
「なら、次善の策だね。高価なものだけ、押さえよう」
あまり使い込まれていなさそうな鞍なら、しまってあるかもしれない。
江流は事前に立てた計画を修正した。
「ん。『人質』のリスクがあがるのは、めんどいな。
でも、基本はやることに変更なしだろ?」
「まかせときなよ、何かする前に沈黙させてみせるさ」
奇襲役のテュパラとOctaviaは、そろって、うなずいた。
●
見張りは、武器の柄を使って無力化した。
服を利用したいので、流血を避けたかったのだ。
手早く服を剥いで、イクスが身に着ける。
盗賊どもは、別に揃いの衣装でいるわけではない。
が、警戒はしても、しすぎることはないだろう。
隠れているのを見とがめられても、煙に巻けるかもしれない。
Octavia、テュパラ、江流が闇にまぎれ、それに続く。
さらに離れてレイスが続く。
奇襲役が討ちもらした者がいれば、彼女の出番だ。
サロは外の茂みに潜んで、入口を張ることにした。
外からにしろ、中からにしろ、優れた耳で異変を察知できるはずだ。
●
内部に入り込み、重ねてエーテルで探れば、アジトは丸裸同然だった。
しかも事前に大体の敵の配置は把握してある。
時折、盗賊とすれ違いそうになる局面もあった。
しかし、サロが栗鼠で気をひいたおかげで、見つかることはなかった。
一つの扉の前でイクスが足を止めた。
視覚が得られるわけではないから、確信はできない。
だが、それらしき形状のものを感じる。
「ここが怪しい」
「見張りもつけてないのか。拍子抜けというか、なんというか」
「カギはさすがにかけてあるな。開けて確認するか?」
「いや、そこまでしなくてもいいだろう」
小声でイクスと江流は方針を確認しあった。
すでに奇襲役の二人には、人が多めの部屋の近くに潜んでもらっている。
あとは、サロの栗鼠に合図でも送ってもらえばいいだろう。
●
暗がりで栗鼠からの合図を受け取り、ねぎらうようにひと撫でする。
テュパラは無言でうなずき、あたりを確認した。
エーテルで強化された目は、闇の中でも的確に敵を捕らえる。
怪しまれない程度に通路の明かりも減らしておいた。
まずは、近場の盗賊ひとり。
酔っ払って千鳥足のアイツがやりやすそうだ。
音もなく、壁を駆け上がり、坑道の梁の上から素早く襲いかかる。
そのさまは、虎というより、むしろ豹の狩りのようだった。
狩りの対象が、特殊な趣味の盗賊というのは、いささか空しいが。
テュパラは静かに、だが、確実に盗賊を無力化していった。
●
(待ってました)
合図を受け取り、Octaviaはペロリと唇を軽くなめた。
実のところ軽く焦れていたのだ。
まずはランタンを持っている盗賊へ魔矢の先制攻撃。
「な、なんだっ? ……ぐおっ!」
倒れた仲間に狼狽える盗賊に、頭上からの強襲。
照明が減って、あたりは暗くなったが、彼女の動きに危なげはない。
鋭敏な聴覚と位置感覚が、十分目の代わりになってくれる。
加えてすばしこい動きで、相手を翻弄すれば、全ては彼女の思惑どおり。
無論、物音を察知して、慌ててやってくる者もあった。
しかし、行動を起こす前に、容赦なく股間を蹴り飛ばしてやった。
●
カランカランカラン!
鳴子のけたたましい音が、坑道に鳴り響いた。
悲鳴や怒声も聞こえる。
すでに戦局は決まりつつあるのだと、レイスは判断した。
鳴子がなったのも、味方がヘマをしたわけではなさそうだ。
おそらく、逃げる盗賊がひっかけたものだろう。
そら、目の前をちょうど、鞍を抱えて走っていくやつがいる。
不意をうって、喉元に刃を突き立てるのは簡単だった。
もう、隠れる意味は薄いかもしれないな。
レイスは盗賊の身体を無造作に投げ捨て、通路に立ちふさがった。
●
終わってしまえば、拍子抜けという感想が妥当だった。
賊の腕前も素人に毛が生えた程度だ。
問題の鞍のほうも、ほぼ回収できたといっていい。
戦闘に巻き込まれてキズがついたり、血で汚れたものはある。
だが、使えないほど痛んだものはないようだ。
式典用の鞍も、イクスがにらんだとおりの場所にあった。
●
「で、どいつが頭目なんだ?」
縛り上げた盗賊たちを前に、テュパラが言った。
「えーと、はい、頭目っていうか、俺が会長です」
意外なほどあっさりと、一人の盗賊が身じろぎした。
手でも、あげるつもりだったのかもしれない。
「かいちょう?」
「はい、会長です」
「何の会の?」
なぜか誇らしげな声で『会長』は言った。
「『馬の鞍を愛でる会』の会長です」
そんな、野鳥を愛でる会、みたいなノリで言われても。
一同は、そろって半眼になった。
「コイツが言ってるの、本当のことか?」
本来こういう尋問は、二組に分けて嘘を見破れるようにするものだ。
けれど、半ばバカバカしくなってきて、別の盗賊にそのまま聞いた。
「はい。ちなみに僕は副会長です」
ふくかいちょう。
何だか頭が痛くなってくる。
「今までも、こんな事をやっていたのか?」
底冷えする声でレイスが言った。
ことさら演技を交えずとも、十分な威圧感がある。
「いえ、俺たち、これが初めてのサークル活動です」
「何でそこで頬を赤らめる」
「おねえさん、イイっすね。こう冷酷で容赦ない感じがタイプっす」
「……殺していいか」
「殺すのは話きいてからでもいいだろ」
Octaviaが投げやりに言い、レイスはとりあえず剣をおさめた。
というか、怒りよりも呆れが強くなってきたのだ。
「その、なんだ。俺としては理解しがたいんだけど。
あんたら、性的嗜好のためだけに、こんなことやらかしたのかい?」
江流は何とも微妙な表情で聞いた。
「ええ、まあ、そういうことになりますね」
「命の危険もあるのに? 馬具より安い命なんて泣けてこないか?」
はっはっは、と会長は、ほがらかに笑った。
「何をいうんです。騎士子たんの鞍には、それだけの価値がありますよ」
そして、どこか清々しい表情でつけ加える。
「それに、男には……生死を賭けるべき時っていうものが、あるもんです」
一緒にするな。
それに、どう考えても賭けるべき時じゃないだろ。
男性三人は、さもそう言いたげに、ぶるぶると首を振った。
●
結局、尋問で分かったことは。
盗賊一味はただの、いや筋金入りの変態集団だということだった。
それ以外に、特に裏らしい裏はない。
訂正。一応鞍の売却先などがあるか確認はした。
売却先というか、パトロンに「ブルセラム男爵」なる者がいるらしい。
名誉会長という話だった。
まあ、その辺は、依頼人に報告しておけば、何なりと処分するだろう。
ついでに、依頼人の証言と口調が違うことについてツッコんでみた。
すると「あれは演技」とのことだった。
「なんか、頭おかしい連中だったなー……」
「やっぱり、殺しておけばよかった」
こめかみをぴくぴく引きつらせて、レイスが言った。
●
「……とまあ、こういう変態だったわけだ!」
Octaviaは、騎士隊の詰め所で、依頼人のリリィに顛末を説明した。
「そうか……」
リリィは眉間を押さえながら、その説明をじっと聞いていた。
「すまん、少し外してもいいか」
「いいけど」
ぱたん、と騎士の詰め所にしては質素なドアが閉じる。
ほどなくして。
「変態! 変態!! 極めて特殊な変態!!」
冒険者たちの鋭敏な耳に、遠い怒声が聞こえてきた。
「……こほん。失礼した」
「……いや。気持ちはわかる」
レイスは、いたわるようにそう言った。
「ともあれ、見事に依頼をこなしてくれて感謝する。
我が隊の金銭的な被害も、最小限で済むだろう。
報酬だ。受け取ってくれ」
予定通りの報酬を受け取り、一同はほっと息をついた。
正直、あんまり長く関わっていたい案件ではない。
「ところでさー、その鞍、まんま使うのか?」
Octaviaが発した一言に、びしり。リリィは固まった。
「せ、背に腹は代えられん。
何となく気持ち悪い、だけで、使えるものを破棄できるものか。
領民からの税金、無駄遣いはできんよ……」
女性騎士隊長は、おそらくは、いい人なのだろう。
せいぜい、いただいた報酬は、有意義に使わせてもらおう。
冒険者たちは騎士隊の詰め所をあとにした。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2020年12月12日 18時44分27秒 公開
相談掲示板
シーフのイクスだ、よろしく。 捜波で調べた相手の配置と見取り図を重ねればある程度の全体図は測れるか? あとは足跡とかの追跡も使っていけるか。 殲滅か潜入かは流れに任せるが、 暗視と超聴覚があるからどちらにもある程度の対応はできるんじゃねぇかな。
くあぁ~…居眠りはここまでっ オクタヴィア・オーレウスだ、よろしくな! 今回は潜入任務っつーことで、情報と実動の噛み合わせをどーするかって話になるな。 メンバーは…あぁ、シーフ4+ウォーリア+シューター?誂え向きじゃん! あたしの主観から話すと、先ず具体的にどんな手法をとるかを固めたらうまくいきそうだなって思うんだよね。 情報収集・敵性対応・物品保護・退路管理…ぱっと思いついたあたりこんなん。 あたしは特に動きたがりだもんで、都合なんもナシなら敵性対応がお気楽だけども。
シーフの海神江流だ。今回は宜しく頼むね。 潜入なら【ハイディング】は有用そうかな。 見取図と【捜波】で下準備した上で、これで中を探るのはベタだけど悪くないんじゃないかと。 出来るなら確保しちゃいたい盗難品は、割と嵩張りそうな品で、20点とちと数が多いね。 どこかの部屋にまとめて置いてあるなら、その部屋自体を押さえてしまって、盗賊を制圧した後にゆっくり持ち出すとかの方が手間は少なかったりするかな?
や、や、どーも。シューターのサロだ。よろしくね。 中は【捜波】と見取り図でおおよそ判断する感じかい。いいよ。 あとはまあ栗鼠がいるから、探るだけならそこそこできなくもない。 人質っていうか鞍質?を取られても面倒だからね、ある程度馬具を抑えてから仕掛けるのもいいと思う。普通の人間みたいだし、少し離れた位置で仕掛けられれば早々人質に取られるまもなくなんとかならないかなーなるといいな。
流石に相手全員一つの部屋に居るとかは無いだろうし、各個撃破できればベターかね。 見張りは立ててる想定で、サロかシーフ勢で排除 なんなら万が一中で見つかった時想定で、 服装パクって変装でもするか? 廃坑内に入っちまえば曲がり角の先を捜波で確認しながら進めばそうそう事故は無いだろ。 殺さずに無力化したい奴がいるならヒュプノシス持っていくから希望が有ればよろしく。
遅れてすまない。 エルフのウォーリア、レイスだ、よろしく頼むぞ。 今回は潜入が主のようだからとりあえずは軽装で隠密を下げていこうと思う。 それと洞窟内で足音は出さないなどする必要があるだろうからバランス感覚を持っていこうかなと。 それ以外ではまだスキルや行動などはあまり考えていないな、略奪品の収容場所や敵の逃走経路なんかは隠しているかもしれないから看破や、敵の行動を探って裏をとれるかもしれない残留思念感応なんかを持っていくかもな。 ・殺さずに無力化 言い方は悪いが別に盗賊なんぞ無理に生かしておくものでもないだろうし、私はヒュプノシスは持っていかなくてもいいんじゃないかと思う。 十数人もいるなら運がいいやつの何人かは生きてるかもしれないしな。
うーん、生死は俺もどっちでもいいかな。まかせるね。 あとはそう、廃坑の出口が一つだけなら俺は外で逃走を図った奴に備えて見張ってるでも良いよ。栗鼠だけ中に行かせる形で。授恵者じゃないなら栗鼠でも十分だろうし、索敵や隠密はそっちの方が優れている。そもそも数が多いのと、廃坑が入り組んでいた場合逃走を許す可能性はそこそこあるかもしれないからさ。
大方の相手はヒューマンだったな…。 変装となるとあたしは効果ナシだろな、なにせこの体躯だし。だもんでパス。 マッピングの話も任せられそうだし、当初希望した通り敵性対応主体で行くよ。 手持ちはハイディングと壁歩き。 壁や天井は照明に視界にと避けるのに最適だからね、盛大に使わせてもらうよ。 ーにしても、『女性統一小隊が取り扱う馬の鞍を』ねえ。 …はあ。ボールの一つか二つ、魔矢あたりで吹っ飛ばすまで必要かねえ? ぶっちゃけ今回の手合いは一思いに殺すよりも落とし前をつけさせる方がらしいかもね、知らんけど。
ふーむ、そうなると廃坑内はシーフが役割分担しながら捜波と鳴子なんかの罠はあるかもしれんし探波でクリアリング。 この辺は俺が持って前方を見よう。 通路内で少人数の接敵したら、栗鼠で視線を下に誘ってオクタヴィアの天井からの奇襲で片付ければ楽か。 最初は鞍の確保優先で動くのかね。 売るのかどうかは分からんが、この後何かに使うのであればそうそう雑には扱わないだろうし、何処かに纏めて置いてあるんじゃねえかな。 見取り図で倉庫っぽく使えそうで尚且つ捜波で見張りがいるか、誰も居ないようなスペースが有れば確認しておきたいな。 あとはまぁ確保ができれば強く当たって後は流れで? 出口はサロが抑えているし、別の道があって逃げても、オクタヴィアの壁歩きがあれば追いつくのはそこまで難しくもないだろうしな。
わりぃ、遅くなった アタシはテュパラだ。シーフだな。よろしくな 変装はアタシも無理そうかな? 男所帯だろうし背の小さいアタシは化けても浮くだろうぜ 探索が結構足りてそうだし、アタシもOctaviaと似たような攻撃役をした方が良いかな 廃坑っていうと結構入り組んでそうだな やるやらないはおいといて 一人くらいとっ捕まえて吐かせるのが改造廃坑を手当たり次第するより早いんじゃね? 余罪もあるかもしんねぇし聞けること聞くだけのメンツは残しといたほうがいいとアタシは思う 地図で当たりつけるのもいいだろうな
【捜波】と【探波】はイクスさんに任せちゃっていいのかな? どっちか片方ならこっちで用意して【ハイディング】をお互いに持つ感じでもいいと思うけど、そのへんはイクスさんの判断に任せようかな。 戦闘面は足りてそうだし、俺は鞍の確保優先にしとこうかな。 捕まえて聞き出すのは悪くないと思うけど、騒がれると隠密行動してる意義が薄くなっちまうから、やるならそのへんは上手くやらないとだね。
ふむ、そうなると自分が変装して、ハイディング抜く感じで行くか。 声出したり近づかなければばれない程度にやれれば隠密の代わりにもなるだろ。 役割的に分けていくと、 哨戒を俺と海神、 道中の戦闘面と奇襲はシニングとオクタヴィア、 決戦での正面戦闘と逃亡阻止にはレイス、 栗鼠での援護と出口確保がサロ、 って感じか? まぁ全員殺さなくちゃいけない相手でもないしな。 尋問は鞍の確保後にやって追加情報得るならいいんじゃないか。 確保まで終わってるなら騒がれてもそこまで問題でもないだろ。 つまり見つけるまでは探索になるんだが、 内部構造変えるにしても隠し通路作るくらいで大幅な構造変化は崩れる危険もあるし、 そうそう無いかなーと。
あたしから超聴覚と位置感覚を持ってってるから、坑内把握と内訳情報の拾いはそこそこ受け持てるよ。 最悪床ないし壁面打てばアクティブソナー代わりになろうし。 モノの情報に関しちゃ、聞き逃しさえしなけりゃ勝手に相手から漏らすとみてる。 都合隠密行動さえ保てば事は進展するんじゃないか? あとはテュパラとおよそ同役か。 足並みは…大丈夫だな。 術対策のない重装野郎がいて排除が必要になったら、あたしに任せてちょーだいな。 そーゆーのぶち抜くの得意なんで♪
そしたら、俺は【ハイディング】を使って、人質ならぬ物質の確保としておこうかねぇ。 大部屋とかに人が集まってる場面まで持ち込めれば、あとは実力行使だろうから、変装したイクスさんが盗賊達の目を引いている間に【ハイディング】してモノの確保に回ろう。 盗賊とモノの間に入れれば、看破されようがモノに手出しさせないように邪魔しつつ身体入れていく感じでいけば、後は順次戦闘班がどうにかしてくれるよな。 装備は形相にしておいて隠蔽が低めになるように仕向けておくわ。
イクス、まとめてもらって助かる。 もらった意見を元に行動を今考えているが… とりあえず最初に話したバランス感覚は捨てて代わりに隠密を極力下げて釣り合いを取る、ついで探索系のスキルも装備はしない。 ついていくだけなら隠密下げれば十分だろうし下手に探索に手を出しても成果は得にくいだろうからな。 探索はシーフに任せてウォーリアらしく戦闘寄りにプレイングを取るぞ。 洞窟内はそれなりに狭いと見て殺界とエーテルブレードを持ち込む、汎用は威圧感と少し悩んだが色気かな。 とりあえず注意を引くことを重視して動く、人質(?)を取らせる事がないよう注意を引くのもあるし他の仲間が動きやすくできるように望む所存だ。 あとは尋問なんかも威圧感いれるとやりやすくなるかもしれないからそれも書いてみる。
役割の纏めありがとね。見やすくて助かるよ。 そうしたら俺は外で張りつつ栗鼠を中に入れる感じだね。 栗鼠では探索の補助や、かちあった際イクスが言っていたように注意を向かせるというのはやっておこうと思うよ。 出口から出てきた奴は此方で捕獲するようにしておくさ。
ーん、あれ。 テュパラは今回法具(キャスター武器)でも持ち込むのかい? 確か光縛って法具ナシだと機能しないやつだよな。