詐欺にご注意!
狐野径
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シナリオID:214
オープニング
エラトゥーン都市同盟のある町。
イルスは金属や宝石を扱う工房にいた。主にアクセサリーや服の飾りになる品々。
親方について加工の基礎やデザインを学ぶ。いずれは自分の工房を持ちたいと考える。
練習のために道具はいる。給金は衣食住以外は素材を買うのに費やしてしまう。
親方にできたものを見せるとだめだしされる。ただ、基本的なものについては何も言われなくなった。
言われなくなったのは問題があるからかと思いもしたが、高度な技がいるものはアドバイスが来る。つまり、良くなったから何も言わなくなったんだと理解できた。
誰かに見てほしい。
買ってもらえるか実力を試したい。
色々考えるようになる。
雑多な物を扱う店に持ち込んでみた。
「確かに良い物だけど、うちでは少数だと扱えないよ。独り立ちしたらまたおいで」
店主は言う。
売ることができなかったとしても、評価されたと思いイルスはうれしくなった。
だから、技術を磨こうとより一層力が入る。
「イベントの時なんかの露天なら……いけるかな?」
未来を考えイルスは楽しかった。
ある日、ひょっろとした茶髪の男に声を掛けられた。どこかうさんくささを感じたけれども、イルスが以前店に持っていたものが気になったというのだ。
「え?」
「見てたんだけどさぁ、贈り物にしようとしてさぁ、でも、なかったから、あれぇって」
イルスは状況を語る。
「あー、なら、直接買いとってもいいかい?」
「え?」
「ちらっと見て、いいと思ったんだぜ? だけどよぉ、ないし、絶対いいって」
イルスは褒められている内に、不審という気持ちが消える。
「でも、まだ未熟で」
「いやいや……で、あれ、まだある?」
自宅まで行く。ただであげようとして、相手が「それは行けない」とカネを払ってくれた。
相手の誠実さを感じた。
数日後、相手が喜んでくれたし、別の店舗の人と話したら是非売りたいと行ってくれたという。
店の名前は聞いたことあったし、きちんと借用書も書いてくれた。だから、イルスは作品を数点渡した。
後日、売れたということでさらに納品を頼まれる。お金もきちんと入ったので信じた。
だが、どれだけ待っても音沙汰がなかった。記載されている店舗にいたけれども、アクセサリーなどの商品を扱っていないという。実際行って分かったのは、そこは、パン屋だった。
イルスは町の警邏隊に被害を届けようか考えた。しかし、どう説明すればいいか分からず、困り果てた。
落ち込み、工房での作業に力が入らなくなった。
●目利き?
トラウム・エアウァルトは知り合いが持ってきた石を検分する。
直接穴をあけたペンダントヘッドや台座から外したと思われる石だ。
穴が開けられた石は貴石ではないが、色や手触りからそれなりに腕のいい加工人が関わっているとわかる。ただ、穴があるため、そこから直ぐに使うには良いが、いじることは難しい。また、台座をはずした石の方は高価ではないが貴石だ。
(台座の方は鋳つぶしたのかねぇ)
台座がどういうものかわはわからない。ペンダントヘッドだったのか指輪だったのか。それとも、アクセサリー加工用に石を固定する台座だけで、そこから加工するものだったのかもしれない。
(ま、俺には関係ねぇな)
鑑定を終えて、持ち込んだもの達にそれぞれがどういうものか言う。
「質もいいし、それなりに売れるよ? あ、鑑定料はその一割な」
「……てめぇが嘘ついていねぇって話は」
「先日のアレ、どうだったんだい?」
「……はぁ……」
相手はため息を漏らす。
「ほら」
トラウムが言った金額を相手は払った。
トラウムは見る目は自信があった。実際、それを他の者も買っており、トラウムに聞き値段を定める。
「どういう手口かしらねぇけど、この手の商品、妙に持って来てねえ?」
トラウムは心配そうに言う。
「目立つってか?」
「目立たねぇけど、うーん、数が増えるとなぁ……」
「一旦止めるか。今やってるの終えてからなぁ」
トラウムは肩をすくめる。それを決める立場にないのだから。
トラウムが気づいたのは、これが豪商などの家から盗まれたものではないということ。
数が出るということは、何かに気づき、動く人が出てくる可能性だ。
「俺は、そろそろ別の街に行くかねぇ。俺は何も悪いことをしていないのに、目を付けられるのもなぁ」
トラウムは危険や厄介事は避けたいところだった。
相手の体形等が自分に似ているのも気になる点だ。ほとんど家から出ていないのに、あれが出入りしている。
●工房
イルスが元気ないため、親方がその原因を問う。
独り立ちしていないのに、勝手に仕事をしているため怒られるかもしれないし、クビになるかもしれない。それでもイルスは親方に言った。
「実は、自分で作ったアクセサリーを買ってくれた人がいたんです」
それだけでなく、店においてくれると言い、売れた対価もくれたという。だから信じて10点のアクセサリーを渡した。連絡が途絶えたため、店にも行ったが全く違う店だったという。
イルスの話を聞いた親方は溜息をついた。イルスは怒られると身構えるが「よく、話したな」と言われた。
「お前さんはまだ独り立ちしていない。確かに追い出すこともできる」
「うっ」
「焦るな」
「……すみません」
親方は何か考えている。
「うちのような工房はいくつかある。ひょっとしたら、ほかにも被害に遭っているやつがいるかもしれんな」
「え?」
親方の言葉に、イルスは驚く。
親方は数秒無言であったが、不意に立ち上がる。
「お前は大人しく、練習してろ。それと店番だ」
「あ、はい」
親方はイルスの髪をかき混ぜるようになでた後、出て行った。
冒険者ギルドにいくつかの工房連名で依頼が出た。
詐欺師を捕まえるか、捕まえられなくてもしっぽをつかんでほしいというのだ。
工房に勤め、いずれ独り立ちしたいと考える若者を詐欺師はターゲットにしている。
作品を褒める。店においてもらえるようになったと言って作品を預かる。それについてはきちんと売れたとカネを渡し、信用させている。
そして、多くの作品を渡した後、音沙汰がなくなる。
宝飾品でも解体したらわかりづらいものを狙っているようだという。
現在、連名で依頼を出した工房の一つに所属するトラレという若者が、店に試験的に置いてもらっているという。トラレは相手が証書も作ってくれたし、対価もくれたから信じており、次も渡すつもりだったという。
日程的ににはそろそろ来るころだろう。他の被害者のタイミングを考えると。
なお、商品を受け取る人物は、身長170センチ前後、やせ型、30歳くらいで茶髪、髪は後ろで束ねているという。特徴が薄いのが特徴というのが、現在分かっている犯人の見た目だった。
はたして、犯人はトラレの所に来るのだろうか? そして、無事犯人を捕まえられるだろうか?
解説
マスターより
リプレイ
イヴァンは依頼の内容を見て、犯人に対する怒りが湧く。
「見習いを狙ったクズはどこにでも存在するけど、今回は結構タチ悪めだし、常習犯臭いな」
どうすべきか考え、下準備を始める。
「このご時世、こーいうのはよくないよなぁ。うん、しっかり捕まえられるように動くぜ」
決意とともに、町の地理が分かる物を並べ、傍らで、材料を煮詰める作業に入る。
犯人が逃げる場合、マーキングできると良いと考えための道具作りだ。不穏な匂いがする物を水袋に入れて、必要なら投げつけるのだ。
作業中、被害者宅を見守りやすいところなど場所の確認と、地理の把握と記憶をする。
シニング・W・テュパラは眉を寄せた。
「なかなかうまい奴みたいだな、尻尾が出るといいが」
狙われた品物を見ると対象選びも、立ち回りもよい。狙われた人が泣き寝入りすれば、表に出てこない事件となっていただろう。
「工房連名で仕事が来ている以上、相当腹が立っているってことだよな」
現在、被害に遭っていそうな人もいるため、被害を広げないため、解決したいところだった。
リディリディ・トゥラ・イェレミースは犯人のしていることを考える。
「被害者の方をだまして得た宝飾品を売って、お金に換えているんですよね……。なぜ、働いて稼ごうとしないのでしょうか? こんな風に冒険者が動いたりするとか、そうでなくとも詐欺が続けられると思わないのですが」
理解しがたい犯人の思考と行動だ。
何にせよ、リディリディは、犯人捜しに尽力するつもりである。聞き込みを中心にするつもりなのは、直接犯人と対応する事になったとき、押し切られたりする可能性を考えたからだ。
バーネット・フォーサイスは依頼を見て、気を引き締める。
「これだけ各所の工房に手を出しているってことは……そろそろこの町での仕事は潮時にするか?」
犯人が状況に敏感である可能性が高い。
「となると、今回が捕まえられる最後のチャンスかもしれんな」
被害遭っている可能性のある人物がいるのだから、その人を守ることが大切だ。そこから犯人をとらえられれば、被害者たちのためになる。
探し仕方の方針を考えつつ、集合場所の冒険者ギルドの建物に入る。
ギ・ガガは依頼を見て、被害を食い止めるために自分ができることを考える。
聞き込みだけでなく、犯人を追う必要がある。
それならば得意とすることだ。
まずは、依頼を受けた冒険者と合流する。
ドローミは打ち合わせを行う準備として、情報収集の仕方、どう進めるか、仕事が進んだらどこで合流するかなど決める必要があることを考える。
「貴石は宝石でいいのでしょうか?」
ギルドの職員が宝石と同じでいいと答えてくれる。ただし、宝石よりも意味合いは広く、きれいで希少価値がある石も含まれているという。
「なるほど、だから、売れればある程度お金にはなるんですね」
中古の貴石を扱う店のリストがあれば欲しいと頼む。
「現在進行形の被害かもしれない方の所には、少人数で伺う方がいいですよね……」
色々考えているうちに、メンバーが集まった。
●聞き込み
トラレという、現在被害に遭っている可能性のある人物の家を拠点にするのは避けた。見える位置で、人が集まっても不自然に見えないところにする。
トラレの家にいるのは一人か二人、後は外から見張る等になる。
イヴァンは聞き込みに行く前に、被害が確実になっている見習いの所に声を掛けていく。
「俺たちが捕まえるからな。ただ、渡した作品が戻ってきたとして、それがどのような状況になっているか、それだけは覚悟していてくれ」
犯人を捕まえてくれることが重要であり、今後被害がないことが良いと沈鬱な表情で見習いは言う。
イヴァンは「任せろ」というように自信ありげにうなずいておいた。それで見習いが少しでも気が休まるならよい。
さて、聞き込みは西の方に向う。それらしい人物がいるかどうかを聞き込む事になる。西に西に向っていくと、明らかに外れの方は雰囲気が違う。
住民の雰囲気が少しぎすぎすしたような感じもある。それでも聞き込みをするときちんと応対してくれるため、治安は悪い訳でもないようだ。
「あの空き家、最近人が住んでいるぽいんだよな。金属加工みたいな音なんだ。工房かと思ったけど、趣味か何かかな?」
何人かからの情報を総合するとそういう内容だった。
念のため家を確認する。人気は感じられない。
怪しい家というだけで、確定がないため、一度戻る。
リディリディは東の方に向った。町外れは人もいるけれども、中心部よりごちゃごちゃして、どこか不穏な雰囲気もある。
犯罪が格段に多くなるという話はなかったけれども、おっかなびっくりリディリディは進む。
被害者が口にしている外見はあまりにも曖昧で、通り過ぎる茶髪の男性がいるとつい見てしまう。
実は、聞き込みに向いているとも彼女自身が感じている。
とはいえ、聞き込みをするとそれらしい男性が住む家は分かった。
小屋といっても、窓もあり、住むのには問題はないものだ。その窓に近寄り、ちらりと中を見てみる。
中には家具は最低限しかない。
椅子に座る一人の男がいるのを見た。時間を停止させ、じっと見て少しでも特徴を覚える。
立ち去ろうとしたとき、男がこちらを見たような気がした。
追わるかもしれないとドキドキしながらも、リディリディは情報を持って戻る。
ドローミは貴石を扱う店を回る。
「ごきげんよう、店主殿。ギルドからの依頼で参りました」
怪訝な顔をする店主が大半だった。
「最近になって少数の中古貴石、それに続けて同様の加工がされた10ほどの貴石を持ち込む客はありませんか?」
どこも「ない」という。何か事件があったのか、と逆に質問をされる。
「詐欺師が絡んでいるので、そういった石かもしれないのです」
店主たちは眦をあげたり、無表情のままだったり反応は様々だった。
「必要なら情報料は払います」
それについては特に反応はなかった。
なお、アドバイスをくれる店主もいた。
「怪しい奴はたぶん、露天なんかでこっそり売るだろう。こっちは、店構えている手前、へたな商売はできないからな。まあ、怪しいのが来たら、冒険者ギルドに一報入れるよ」
「なるほど……そういう事もあるんですね。協力の方、ありがとうございます」
正規では動いていないという裏付けは取れた。商品を探すならば、露天だろう。
ドローミは戻った。
バーネットは情報集約のための場所で待っていた。情報を持ってきて、次の行動に移したい人のための伝言役でもある。
そこはトラレの家の出入り口が見えるところであるため、見張りでもある。
犯人がそこに来るかすら分からないため、走り回り、必要な所を見張る必要がある。地道な調査だ。
さて、待つが特に気になる点はなかった。
仲間が戻ってきて情報共有する。
情報を統合すると西の方で人相・風体が合う人物は見ていないが、怪しい場所は特定できた。西の空き家だったところが拠点かも知れない、と。
東の小屋にいる人物はそのような雰囲気だという。室内には宝飾品のような物や荷物が入っていそうな袋はなかったという。
情報が集まったところで、次の行動に移る。
シニングはトラレの家の中で待機していた。トラレには、冒険者が関わっている事などは気にせず、代理に売ってくれるという例の人物が来たら、素直に応対して欲しいと言ってある。
説明が終われば、する事はないため、思考を巡らせる。
詐欺師が直接関わっているが、その物を売りさばくには関わる人がいる。
(自分で全部しているか? 大体、適材適所で分担するだろうな……。鑑定屋に露天商はいるか?)
詐欺師は入手した物を安く買われるリスクを避けたいだろうから、目利きがいる。
色々考えている間に、一定時間が経ち、シニングはバーネットの所にいった。そこで得た情報を元に行動を決めた。
「ここの見張り、リディリディが加わるんだね? アタシは、東の小屋の裏をとってくる」
シニングは軽やかに東に向った。
ガガはトラレの家を外から見張っていたが、情報共有後、念のため西の町の外れの家を見に行った。
家自体は建て込んだところあるけれども、何かあれば逃げやすい位置でもある。町の外に。
隙間がないか、そこから中の様子がうかがえないか捜索する。二階部分にあるため、周囲の状況を確認後、壁をあがり、覗く。
中は薄暗く、生活感はない。
(一階ダケデ生活ヲシテイル、デゴザイマスカ?)
細かく見ている暇はないため、トラレの家の見張りに戻る。
いつ、相手が来るかわからない。
●追跡
シニングは該当の小屋をみつけ、ノックした。そして、扉を開けると、開いた。
部屋に違和感はあるが、危険は感じない。
(何かおかしいが……いや、集中しないと)
中にいたのは人相通りの人だ。やせ型で、茶髪の男。
男――トラウム・エアウァルトは、シニングを見るとへらりと笑う。
「どーしたんだい」
「すまない。このあたりで腕のいい金細工師がいるということで来たんだが」
シニングは理由を述べる。
「違うし、俺はしらないよ」
シニングは小屋の中を見渡す。
「困ったなぁ……」
「……誰の紹介だい?」
「いや、それは……」
トラウムは苦笑して手を振る。
「アタシがもらったもの、売るのにそのままだと困るし、ばらしたいと思ってさ」
シニングはぽつりそれらしいことをつぶやく。
トラウムの目が細くなる。
「はぁ……、俺は知らないからな。ブルーコってやつ探してみればいいさ」
シニングは「勝手に探す」と言って立ち去る。
(相手の呼び名は分かったが……アタシの方が見透かされていた?)
シニングはそのような気持ちになった。
ドローミは露天についてギルドで聞いた。
一定の日に立つ市の場合と、表や裏の通りでこっそり広げるパターンがあるということだ。
市については出店には基準があるため、怪しいものは入り込みにくい。一方で、道でこっそり売るやつは明らかに街の約束事に反していることとして、取り締まりの対象だという。
「つまり、街を歩き回らないと見付けられないことですね。ただ、こっそり売る露店なら、夜間でしょうか」
ドローミは首を傾げた。
イヴァンは西の空き家だったところを見張りに向った。
一足先に見たガガによると、二階には人はいないが一階は不明。できれば入って調べてみたいところだが、今の時間帯は人の動きがある。
(無理はしてはいけないな)
仕事を終えて戻ってくるか、仕事をするために外に出るか、食事のために出ることもありうる。
侵入するならば、状況がわかってからだ。
だから、隠れて見張れそうなところを見つけ、様子を見ているのだった。
バーネットはリディリディと集合場所兼、入り口の見張りを行っていた。
トラレのところに来る可能性のある、詐欺師の確保のための手がかりが欲しい。
「えっと、私も出かけた方がいいでしょうか?」
「いや、もしものとき、複数いる方がいい」
「わかりました……私でよければ頑張ります」
リディリディはうなずいた。
夜が迫り、うす暗くなったころ、それらしい人がやってきた。
「幽体離脱、使う」
「え? あ、はいっ!!」
リディリディは大変重要な役割だと気づいた。
幽体離脱している間、バーネットの肉体は動けない。
「重要でした!」
きゅと古木の長い杖を握り締め、警戒をする。
バーネットの魂は詐欺師かもしれない人を追った。
男は気にせず入っていく。トラレのところでやり取りをして、袋を受け取った。
トラレには警戒されるからといって、渡すように言ってある。
トラレがおろおろしているが、相手は気にした様子もない。ただ、来訪者は警戒しているようにも見えた。
その男が出て行った。
それを屋根の上から伺っていたガガが追い始める。
バーネットは元に戻り、見た記憶がはっきりしているうちに、人相書きを書くのだった。
ガガは西の家を見た後、トラレの家が見える屋根の上に収まった。
太陽が大分傾いた頃、犯人らしい人が入っていく。【捜波】で建物入り口からの行動は把握するよう努めた。
しばらくすると、袋を持って出てきた。
「サテ、オイカケルデゴザイマス」
目標の人間は周囲を気にする様子を見せず、軽やかに歩いている。
気にするほうが怪しまれることを知っているのだろう。
ガガは屋根伝いに進む。バランス感覚を生かし歩き、走り、隠れる。距離あることもあるためその際は【エアーライド】や【壁歩き】などスキルも駆使する。
見える範囲、見失わない距離を意識して追う。
どこに行くのか、どこに入るのか。
あの家に入っていく。
見張るために隠れているイヴァンを見つけ、ガガはそこに下りた。他の人たちを呼んでくると告げた。
●踏み込む
ガガはバーネットに状況を告げる。
「家ハ分ッタデゴザイマス。イヴァンガ、見張ッテイルデゴザイマス」
シニングとドローミも戻ってきたところだったため、詐欺師捕獲のために全員が小屋に向かった。
イヴァンは屋根の煙突を指さす。そこに煙が上がっていた。
人がいるというあかしだ。
「家を囲むように行こう。絶対に逃がせない」
バーネットは念のためにイヴァンとガガに絵を見せた。
「確かにこんな奴だった」
イヴァンは自分の見た人物に追加して、はっきりとしたイメージを結んだ。
リディリディとシニングは、東の小屋の男とは別の人物だと分かる。
「どこか、東の小屋の人は似てます。でも……違います」
一卵性双生児みたいに似ているのとは違うが、どこか似てはいた。
なお、リディリディは出入りしていた男は直接見て居るが【幽体離脱】している人物のそばで、人物をじっくり見る余裕がなかった。
さて、一行はその家に踏み込んだ。
中にいる男は、驚き「てめぇら何モンだ」という。
「お前がブルーコ?」
男は急いで逃げようとしたが、あっさり捕まった。
「これだな、見習いの作品?」
バーネットが袋を拾う。その中身はトラレの渡した作品だ。
他の物は今見えるところにはない。
警邏隊への通報および、引き渡しが行われることになる。
シニングとドローミはトラウムの元に向った。
ドローミとしては事件に関わった鑑定士にも自首してもらいたいと考えていた。
シニングは訪れた時の違和感の理由が突然、浮かんだ。
「いないかもしれない!」
「逃げたということですか?」
小屋に入るが、誰もいない。あるのは家具だけだった。
シニングとドローミは周囲で聞き込みをしたが、出て行ったかどうかは分からなかった。
警邏隊に報告はした。用心はするが、今回は表だって行動していないため、保留となるという。
見習い職人を狙った事件は無事解決したのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2020年11月24日 14時36分37秒 公開
参加者
イヴァン
シニング・W・テュパラ
- イェレミース トゥラ リディリディ
ドローミ
ギ・ガガ
バーネット・フォーサイス
相談掲示板
No.1
6名埋まりましたね。 あの、よろしくお願いします。私はリディリディといいます。 日程的にはそろそろトラレさんの元に来るだろうということですね。 トラレさんの元で待ち伏せておいて犯人に直接当たるのも良さそうなのですが・・・。 言葉巧みに逃げそうなので、私がその場で追い詰めるのは難しそうです。 ですので、個人的な行動としては、聞き込みを行うところからと考えています。 聞き込みの結果、その後の行き先が2か所となると思いますが、町の正反対なんですよね。 どちらに向かうかはまだ迷っています。
皆さまごきげんよう。 僕の名前はドローミと言います。 どうぞ宜しくお願いしますね。 汎用スキルは、手持ちだと『超聴覚』が有用でしょうか。 このメンツだと僕が調査というのが、目立ちそうでなんとも。 有事『光縛封』は、乱暴ですかね?
ガガデゴザイマス オイラハ、待チ伏セスルツモリデゴザイマス 取引ヲ見届ケ、ソレヲ屋根伝イニ、追イカケルデゴザイマス "捜波"ナラバ"マーク"出来ルデゴザイマス >光縛封 荒事ニナッタナラバ、有効ダトハ思ウデゴザイマス
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 とりあえず、聞き込みと待ち伏せは並行してやる感じがいいか? 聞き込みで拠点の絞り込みをしつつ、トラレのところに現れたらそこから尾行して、 拠点を確定させる形だ。 あと、調査中は定期的に集まる時間と場所を決めて、適宜情報共有をしていくのはどうだ? >個人行動 若干悩んでいるが、聞き込みでひたすら情報を集めるか、 トラレの家で待機させてもらって、犯人が現れたら幽体離脱で犯人の顔や背格好を確認し、 その後似顔絵を描いて手配書もどきを作るか、あたりで悩んでる。
キャスターのイヴァンだ。よろしくな。 記憶力で町の道筋を把握して、集まる場所や最短距離を割り出したり覚える役をしよう。 その他はまだ未定な部分多いかなー。まぁ待ち伏せよりは聞き込みに回ると思う。
シーフのテュパラだ、よろしくな アタシもメインは待ち伏せコースかなぁ こまけぇとこはまだ未定? この辺で質はトラウムくらいしかいねぇのかな? 事前に客っぽく情報引っ張り出すとかはしとくのもありかもな
No.7
明後日のお昼には出発ですので、動きを言っておこうと思います。 あ、でも変更は効きますので、不都合があれば仰って下さい・・・。 えっと、その・・・。私は聞き込みの情報を元に動こうと思っています。 一度東の小屋を探してみますね。 どのくらいの情報を持ち帰れるかはわかりませんが調査をしてみます。 フォーサイスさんが仰った通り、情報を共有は必要だと思うので、その後トラレさんの家に一旦戻ります。
自身は、中古貴石の買取店リスト警備隊に申請し、聞き込み行おうと思います。 捕縛時は協力します。 鑑定屋と買取の店は異なる筈なので。