【CP】畑への第一歩。蚯蚓と私
馬車猪
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シナリオID:195
オープニング
「なんじゃこりゃー!?」
新人授恵者リットが暴れる。
しかし剣の代わりに鍬を持っているので有効な攻撃手段がない。
仕方なく鍬を投げだし素手でつかみかかる。
ぬるりとした粘液が手のひらに付着し、見た目通りに筋肉質な触手の上を滑らせた。
「気持ち悪ぅっ」
スラムで生まれ育ったリットは不衛生な環境に慣れている。
が、畑仕事的な汚さは初経験だ。
「リット、助け呼んで来るっ」
「ンなことよりお前等も逃げろ!!」
リットが文字通りの全力を出す。
技も心も未熟でも授恵者の体力腕力は素晴らしい。
触手の粘液と筋肉に邪魔されながら腕を広げ……バランスを崩した。
「あっ」
耕した土の中に転倒する。
新たな触手が腹に巻付く。
1匹だけでも苦戦しているのに、2匹目まで参戦していよいよ危なくなる。
「この野郎っ、俺は食い物じゃねー!!」
間抜けな光景に見えても、実際に命のピンチであった。
●数時間前。難民キャンプにて
「おっさん畑持ってたのかよ!」
リットに食い気味に詰め寄られるのは、怖かった。
だってリットは毎日傷だらけだったりときどき返り血まみれなのだ。
殺し合いの世界とは縁のない元農民な彼には刺激が強すぎる。
「なんだよリット、冴えないオッサンが好きなのかー?」
リットの仲間が茶々を入れる。
スラム育ちなのでかなり柄が悪い。
なお、実際のスラムではこれでもかなりマシな部類である。
「馬鹿おめー、畑持ちってとは生業持ちだろ。職人の親方とかそーゆーのだろ」
「はへー、親方かー」
どいつもこいつも馬鹿っぽいが目は真剣だ。
「畑ってここでも作れるのか?」
リットが真正面から質問してきた。
ようやく本題らしい。
今は難民でしかないが元は自作農であった彼は、これは交渉という戦いだと認識して気持ちを引き締める。
「時間と、安全が必要だ」
食糧支援に紛れて種や農具も少数送られてきている。
だが開拓は大変な重労働ですぐには成果は出ない。
土地と水と安全が必要であるし、開拓した畑を奪われてしまうことだってあり得る。
「よくわかんねーけど、おっさんは畑に詳しいんだよな。畑の作り方教えてくれねーか?」
面倒ではあるが悪い話でもない。
リット一党の労働力を使い開拓可能かどうか確かめることが出来るのだ。
「護衛と、飯は出してくれ」
「おう、交渉成立だな」
満面の笑みを浮かべる。
このときは、あんなことになるなんて思ってもいなかったのだ。
●数日前。冒険者ギルドにて
「難民キャンプの依頼です」
職員が地図を取り出した。
誰が描いたのか分からないが、とにかく下手だ。
描いた本人は精一杯丁寧に描いているのは分かる。しかし向きも縮尺も滅茶苦茶だ。
「依頼としては警備になります」
難民キャンプにも授恵者はいるが少数だ。
外敵相手の警戒や戦闘、武力を背景にした内輪もめの仲裁などやるべきことが多すぎる。
期間限定でも冒険者が肩代わりすれば感謝されるだろう。特にスラム出の少年授恵者には。
「最近の流行は農業らしいです」
下手な地図の隅にある落書きを指差す。
ひょっとしたら文字で署名かもしれないが判別は不可能だ。
「新しく畑を作るらしいので、そっちも警備してあげてください」
リットがぬるぬるプレイを強制される、数日前の出来事であった。
解説
マスターより
リプレイ
涙目の少年がイヤイヤと首を振り、顔に絡みつこうとする肉触手を必死に躱す。
文字通りの全力を出しているので全身上気していて湯気まであがっている。
ねとりとした触手が、獲物の活きの良さを感じてますます元気になっていた。
「うわぁ、すごくおおきいミミズ……ミミズ? ミミズっていうか触手じゃね? やだ、卑猥……!」
Shaadeeは多くの者が思っていて口に出さなかったことを言葉にした。
彼の言う通り、ミミズ型クリーパーの見た目と行動は刺激が強い。
「人として、リットさんの危機を身過ごす訳には参りません。必ずお助けしますわね」
リーリエ=V=ノイエエールデは口に出すことで自らを奮い立たせる。
(ただ敵の姿形は正直苦手ではありますね。が、がんばりますわ!!)
犠牲者が今にも死にそうなら真っ先に戦場に飛び込む覚悟はある。
が、犠牲者が授恵者で非常にしぶといなら少しは迷う。リーリエは年頃の少女で、相手はあのミミズなのだ。
「ああ! リット様が大変な事になってます!」
農村育ちのせいかフリーダ=ブロムヴィストには躊躇いがない。
重装甲とは思えぬ高速で、開拓途中の土を踏み潰しながらリットへ近づく。
「!」
唐突に理解した。
新たに啓示? が届いたのか過去の啓示がようやく理解出来たのかは分からないがリットの置かれた立場が分かった。
「ああいけませんいけませんよー!」
何故か速度が落ちているように見える、気のせいであって欲しい。
「一種の精神攻撃? 悪い貴族は好きそうな光景だけど」
足場が酷く不安定であることに気付き、エミリア・シバは一度足を止めてからエーテルの波動を撃ち出す。
手応えから分かるのは、リットを中心に直径30メートルの範囲。
十数センチの柔らかな土の層の下に、岩すら砕きそうな口を持つ肉触手が3本もみえた。
「通りで。あんな形でもクリーパーってことね」
身振りで数と位置を示す。
(僕の見間違えではなかったのですね)
ドローミは透視能力で改めて地面の下を確認する。エミリアと情報が一致していた。
(では経路は……郷での狩猟任務に比べれば平坦ですね)
彼女はヒーラーであると同時にディズル大湿地帯出身の戦士だ。
雑に耕しただけの平地で躓くことなどあり得ない。
が、何故か少年を直接助けようとはしない。
「リット殿、自力で組ほどいて見せますか? すぐにお助けします?」
悪意はない。
努力や経験が未来に繋がると思っているだけで、返事が来る前にリットの拳と爪先に力を与えて援護はしていた。
「リザードマンの……ねーちゃん? 立ち止まらずに助けてっ、んにっ」
巨大ミミズともみ合いながら口を硬く閉じ、ミミズに口腔から入り込まれることを防ぐ。
(気の抜ける戦場だ)
Alexandra・Hexe・Claudiaはいつもの頭痛に耐えて表情を維持する。
エミリアもドローミも、見つけた敵の所在を隠さず教えてくれた。
ならAlexandraも仕事をするだけだ。
(狙いを外せば人に当たる)
畑は貴重だが授恵者の命と引き替えに出来るほどの価値はない。
魔力を込めた矢でミミズ1匹に大ダメージを与えるが、そのままではリット救出に間に合わないと判断。
Alexandraはリットの隣5メートルの地点で風を爆発させる。
飛び散る土がリットと地上のミミズ2体を覆って足止めし、土を取り除かれたミミズ3体が陽光に晒された。
「リット、大きく動くな。刺さる」
初めてリットのもとに辿り着いたのは黒頭巾が印象的なエリシェール・ミノン・リュキアだ。
優れた反応速度で爆発とタイミングを合わせて接近。リットを直接救い出そうとはせず、リットの腹に巻き付く肉触手にエーテル付きの刃を突き刺す。
手応えは酷く不快なものだ。
エリシェールは嫌悪感に耐えてエーテルを流し込む。
ミミズは本能的に出せていた強力を発揮出来なくなり、最後の力を振り絞るリットに押し負けた。
「またかよっ!?」
もう1本の肉触手がリットの首に巻き付こうとする。
「ひぃ、って弱っ、俺の勝ちだー!!」
リットは鼻の穴を膨らませてミミズを押し返す。
ミミズクリーパーの力をエーテルで弱めたエリシェールが、生暖かい目でリットを見下ろしていた。
「大丈夫ですよリットさん! もう少し!」
「ねーちゃんも手ぇ貸してくれよぉ!!」
シルク・メイプルリーフに気付いたリットが泣き言を言うがシルクは甘やかさない。
「農業するならそのくらい耐えて下さい。大丈夫。慣れますから」
鉄の盾で殴りつけるようにして、元々土の下にいた3体からの攻撃をさばく。
なお、見た目の気持ち悪さに耐えるだけでありお色気やそれ以上は断固拒否だ。
「後一息!!」
シルクは敵の攻撃では無く回復術に全力を出している。
危険な域にあったリットの体が、すぐには餌食にならない程度に回復した。
「待ってろよリット、すぐに助けてやるからな!」
Shaadeeの声は大きいだけでなく聴き取り易い。
「織られた布から1本抜いて、出来上がるのはか弱い肉♪ 少し気はひけるが女の子に料理されてしまいな、蚯蚓クリーパー!!」
肉触手から力が抜ける。
リットとの力比べは継続できているが、リットの拳をはじき返しイレギュラーズの鋭い刃にもかなり耐えていた筋肉の鎧が脆弱になる。
「いきます!」
リーリエが全速力で駆ける。
全身鎧の重さは相当なもので、着込んで走るリーリエに接触したら大型の動物でも怪我をしてしまいそうだ。
リーリエは障害物がない進路を選んでエネルギーを温存。
ランスがしなってエネルギーが蓄えられ、リットが突き飛ばしたミミズ型クリーパーに先端部分が触れて力が解放される。
「っ」
粘液でぬめった肉を貫く感触は独特だ。
リーリエは奥歯を噛みしめ嫌悪感に耐え、全身の力を込めてクリーパーを引き裂き地面に縫い止めた。
「力はなかなかです」
別のクリーパーの攻撃をフリーダが防ぐ。
鉄の盾を通して肉の蠢きが伝わってくる。
普通のミミズなら土を食らうことが精一杯の口が、鉄を砕きかねない力で盾を砕こうとしている。
「ここは通しませんよ」
盾の向きを変えて受け流し、片手で持った大剣を深く突き刺す。
フリーダの剣技は、ぬめりで滑るような失敗をするほど甘くはない。リットとは違うのだ。
「来てしまいましたか」
上空から徐々に降下してくる黒い影に気付き、フリーダは空に対する警戒も強めた。
●土まみれの戦場
鉄の短剣がミミズの肉を斬り飛ばす。
傷口から体液が零れて耕した土へ染み込み、毒ではないが強烈な臭いとなってエリシェールを襲う。
一瞬にも満たない間エリシェールの注意が逸れる。ミミズ型クリーパーは地面で跳ねて彼女に巻き付こうとする。
足場の土が崩れてエリシェールの動きを妨害
短剣で迎撃して顔や急所への直撃は避けたが、左腕に巻き付かれて肉触手に拘束される。
男性でも嫌悪感で恐慌に陥りかねない感触に、エリシェールは怒りで以て対応した。
「気持ち悪ィんだよこのミミズ野郎がァ!!」
刺す。
肉を削る。
中身にぎざぎざの傷をつける。
逃げるため力を緩めたミミズを、エリシェールは我慢して両手を使って畑の外へ投げ捨てた。
「クリーパー肉を餌にする烏ですかっ」
フリーダは新手の正体に驚くが混乱はしない。
地面のミミズに大剣を叩き付けてミミズ1体に深手を負わせ、盾は上に向けて急降下攻撃を警戒する。
鉄盾に烏の足がぶつかり、フリーダの上体が微かに揺れた。
「ですが」
重装備であるのに剣先の動きは繊細かつ高速だ。
空に戻ろうとする烏をに衝撃波を飛ばして背中から斬りつける。
飛行速度はかなりのものだったが、フリーダの狙いの正確さは烏の動きを上回り見事胴を両断した。
(大型の烏。人を恐れていない)
Alexandraが敵に対する戦力評価を上方修正する。
放置すれば授恵者ではない難民に甚大な被害が出かねない。
烏に似せた大声で威嚇して、今度は上向きに暴風を発生させて烏の群を迎撃する。
与えたダメージは少ないが全く問題ない。
限界近くまで遠くの空を狙って稲妻の如き光を召喚。
短い時間制限付きではあるが大型烏の退路を確実に断った。
「ひょっとしなくてもミミズ狙い? 他を狙わないなら妥協出来るんだろうけどさー」
Shaadeeが蜘蛛糸を思わせる糸を撒き散らす。
通常時でも動きが鈍いミミズはあっさりと引っかかり、次々に攻撃を浴び肉片が地面に散らばる
「あ」
混戦の中、ミミズが1匹Shaadeeに接触する。
ダメージも受けず拘束もされないが、そそり立つぬるぬる肉がShaadeeの耳に触れてしまう。
「待って待って、おかしい! 俺、男だから! そういうの需要ないから!」
好機と思ったらしいミミズがShaadeeの側面に回り込んで狙いをつける。
「ひっ……! み、耳だけは! 耳だけはらめえええええ!!」
悲鳴も歌のように美しい。
そして、悲鳴じみた歌として紡がれた詠唱がエーテルに形をとらせる。
肉触手をエーテルが貫き、また1体分烏の餌が増えた。
「シーフにとっては調理済みの食材のようなものね」
エミリアが短剣とダガーを振るうたびに黒羽が千切れて血が地面に落ちる。
回避が巧みでも守りが薄い鳥は、剣の狙いが非常に正確で手数が多いエミリア達シーフに対して圧倒的に弱い。実力ももちろん相性でも負けている。
「ちゃんと助けるからもー少し待っててね?」
火事場の馬鹿力も消えて酷い顔色のリットに笑いかける。
それを隙とみた烏がエミリアを襲う。
重装甲のフリーダと比べればまだ与し易いとでも思ったのだろう。
「戦うなら一撃離脱を心がけるべきね」
もう遅いけどと口には出さずに続ける。
エミリアはシーフというより軽装戦士の戦い方の基本に忠実に、近づき、攻撃し、離れることを繰り返す。
移動速度が上昇する訳ではないが、やられる方は相当頑張らないと追いつけない。
そして、頑張って前に出ると後退するのが難しくなる。
エミリアからだけでなく、術や大きな剣を使う冒険者にも攻撃されてしまうのだ。
「2~3体墜とせば退くと思っていたのですが」
ドローミはヒーラーではあるが弓矢の扱いに慣れている。
エーテルで弓を強化し離れた烏を容赦なく射貫き、味方の剣が届く個体は味方に任せて自身は遠くの大烏を狙う。
「飢えているのでしょうね」
この土地には凶暴な野生生物やクリーパーという脅威は少ないかもしれないが土地が痩せている。
生き続けるのは十分に厳しい。
(彼ではこの烏の相手は厳しそうだ)
知識も知恵も足りないリットを見て決断する。
やるなら徹底的に、だ。
「リット殿も前に。逃がさず倒しますよ」
「分かったぜ鱗のねーちゃん!」
鴉に激しく突かれても無視して殴りかかる。
「ミミズは、これでっ」
リーリエがミミズ退治という苦行を完遂する。
ランスを肉食種から引き抜き大型鴉に向かって構え直す。
全身鎧に盾にランスという重装備であるのに、リットとは違って息は乱れていない。
「素早くて狙い辛いですが」
大鴉は高速だ。
目で追うのが精一杯で、リーリエが襲われたなら盾での防御は間に合わないかもしれない。
「見え見えの攻撃を防げないようではウォーリアは勤まらないのです」
素早く前に出て盾で払う。
リットの横から首を狙っていたクチバシが盾で弾かれ、続いてやって来たランスに強打されて頭ごと粉砕された。
「前のめりの戦い方しか出来ないのは問題です」
シルクはため息を吐いて戦槌を振り上げる。
目的は破壊ではなく援護だ。
「リットさん、後で反省会です」
寝癖の上に帽子をのせた少年がびくりと震える。
クチバシに突かれて我を取り戻し、鴉相手の泥仕合を再開した。
「害獣はどこでも強いですね」
シルクは術を切り替える。
複数種類を使って短時間で癒やすのではなく、広い範囲に癒やしの力を広げて味方全体を回復させる。
これでもう負けはない。
後は、どれだけ将来の脅威を減らすことが出来るかだ。
「言葉は通じないか」
Alexandraは酷使してきた喉に痛みを感じる。
飛行能力を奪わない程度に痛めつけて「我々の縄張りで勝手は許さない」と伝えたつもりなのだが反応がない。
多分、最初のリットの醜態を見て人間を舐めてしまったのだ。
「分からず屋め」
彼女は残酷を楽しむ性ではないが、必要なら苛烈な手段もためらわずに使うのだ。
氷の矢が鴉を襲う。
貫く前に鳥は死ぬ。
彼女の強大な魔力に耐える野生動物は滅多にいない。
「他の群れも見ているのだろう? 覚えておけ。我々に逆らうとこうなるのだ」
落下した鴉が、柔らかな土の上で微塵に砕けた。
シルクが戦槌を振り下ろす。
リットとは違って正確さもある一撃は回避を許さず軽量な鳥を潰す。
エリシェールが肉触手の末端を断ち切り蹴り飛ばす。
ぶるぶると震えながら跳ぶそれは不気味ではあるが栄養満点だ。
追い詰められた戦闘の最中であるのに、生き残りの鴉達は目で追い冒険者から注意を逸らしてしまった。
リーリエが思い切り良く加速する。
地面に散らばる肉片と死骸を踏みしだき、ランスという重量物で鴉を貫き命を奪う。
ドローミが左腕で繰り出した斬撃が最後の鴉の首を飛ばす。
遠くから、もの悲しい鳴き声が響いていた。
●実りは遠く
「おりゃー!」
リットが力任せに鍬を突き込む。
「畑では遊ばないの」
エミリアは柔らかく叱る。
農作業とは縁のない生活をしてきた彼女でも分かるほど、リットの耕し肩は下手だ。
「カブは現金化を予定ですか?」
ドローミはこの土地用の農法は知らないが、邪魔しない形で力仕事を出来る程度には農業を知っている。
「麦は遅いですが、ジャガイモを植えませんか? 糧食として」
カブを植える元自作農に問う。
「畑はおイモ類が主食になるし育てやすいってどこかで聞いた気がするわね」
エミリアが相槌を打つ。リットの目が食欲の色に染まる。芋の方がエネルギー豊富だ。
「いやぁ、ちょっと時期があわないと思うよ?」
応える自作農だが声に自信がない。
学問としての農業は身につけていないのだ。
「まぁいいんじゃない、カブで」
Shaadeeの声は軽やかで音楽的ですらあるが内容は堅実だ。
「初めての開拓でしょ? 作物がなるかどうかが重要だよきっと。……そういえば」
畑の脇に退かされたミミズ肉を見る。
畑予定地から出た岩を運び出していたリーリエが、涙目で首を振り拒否を表明する。
もう、見るのも嫌なのだ。
「肥料の代わりになるかどうか試してみます。失敗しても文句言わないでくださいよ。私もこんなの見るの初めてなんですから」
「分かった、頼りにしてるぜおっちゃん」
リットは真剣だ。
今難民キャンプに対する援助が明日から打ち切られたとしても、文句を言う権利などない。
「安心してメシ食えるようになりてぇよな……」
口からこぼれた本音に、元自作農も深く頷き同意していた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2020年11月18日 17時57分24秒 公開
参加者
- メイプルリーフ シルク
フリーダ=ブロムヴィスト
ドローミ
- リュキア ミノン エリシェール
Alexandra・Hexe・Claudia
- Shaadee
エミリア・シバ
リーリエ=V=ノイエエールデ
相談掲示板
No.1
シスターシルクと申しますよろしくお願いします 既に何人か顔見知りがいるようですね とりあえずかわいいリット君を救出するために近くまで行き『ヒール』で回復させますね。彼が囮になってくれてる間にクリーパーを肥料に変えてしまえれば私たちの勝ちです
No.2
はーい、流浪の美貌のキャスター、シャーディーくんです! BS付与型だから火力は期待しないでね! しかしあれだねぇ……そういうクリーパーもいるんだねぇ…… 見たところ俺とリット以外はみんな女の子だし、絡みつかれないように気をつけてね
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 安全に行くならシルク様の言うようにリット様を囮役にして戦うのがベストですね。 ただ、リット様を襲撃している敵以外にもいるようですし、その部分の対処も必要でしょうか。 今回の敵は基本的に地面の下にいるようですし、振動等に警戒すれば不意打ちは避けられるかもしれません。 ミミズ以外には大型鳥の対策も必要ですね。 こちらについてはあくまで追い払って警戒感を与えるだけで良いみたいですし、最悪撃破しなくても良さそうです。 ただ、飛行している敵が相手ですから遠距離攻撃が必要になるでしょうか。 無論、倒したミミズを囮に狙うのも良いかもしれませんが……
おねえさんは、シーフのエミリアっていうわ、今回はよろしくね。 そうねぇ、リット君は助けてあげたい気もするけれど、シルクちゃんのヒールで回復して上げれるなら、このまま囮になってもらってても大丈夫そうな気がするわね~。 おねえさんは、遠距離の手段がないから、できればミミズを囮にして飛んでいるのをおびき寄せたいわね。
皆さまごきげんよう。 僕の名前は、ドローミと言います。 どうぞ宜しくお願いしますね。 それにしても、きわどい直径のワームですね…。
No.6
直径?
直径…ですか?
No.8
話を遮ってすまない。 シーフのエリシェールだ。 土の中にいるやつらは、超聴覚で動きを把握できないものか……。 遠距離攻撃の手段は持っていないから、囮にするほうが良さそうだが。
冒険者のねーちゃん達、たすけてくれーっ(余裕が無い)
No.10
ご安心くださいリットさん助け出しますとも しかしながら武器を失ってるリットさんは現状において敵2体の足止めという最大限の戦果を目下叩き出している真っ最中でありコレを利用しない手は無いのです。 けして面白そうだからとかもう少し眺めて居たいだとかではないのです。
ウォーリアのリーリエです。 よろしくお願いしますね。 私は近接戦くらいしか出来ないのでミミズの相手でしょうか。 リットさんに寄っていくミミズを追いかけて切って行こうかと… …こういう相手は少し苦手ではあるのですが… >リットさん も。もう少し頑張って下さいね! 出来るだけ早く何とかしますから…
>シルク殿 直径7センチ程度のミミズです(
-…ええと、はい。 キャスター、クラウディアです。合流します。 -待ってください、リットさんについてですがあまり楽観視できる状態ではないように見えます。 確かに負傷自体は派手ではありませんが、相当疲弊しています。 今は抵抗を続けているからこそ保っているのであって、これが出来なくなったところでトドメに持ち込まれる可能性が否定出来ません。 囮と言わず初手で彼に救出のアプローチを掛けるべきではないかと。 こちらは識別型の範囲干渉があるので、まずはこれを軸にしようかと考えてます。 次いで氷結系の魔法が効果に期待できそうなのでそちらも。
皆さまごきげんよう。 救出だと、ステータス&スキル構成でエリシェール殿が最速の様です。 次点で、僕の筈。 『バランス感覚』込みで、畑中央に到達。 リット殿にヒール、輝刃使用後にある程度自力でがんばるか、まとわりついているミミズを排除してよいか確認したいです。 3R経過すれば、他の方も到達していそうな気がしますし。 (スキル付与までなら、僕は6スクエア手前まで行きつけばよいので) 誤変換ゆえ再投稿
No.17
私は初手でリットに絡んでいるクリーパーを攻撃するつもりでいた。 ヒールでは精神的苦痛までは癒せないだろうし、この出来事がトラウマになったら流石に同情を禁じ得ない。 仮に囮にしても地中の三体がどう動くか分からない以上、早急に対処したほうがいいと思うが。
No.18
土の中にいるミミズはまだ我々には存在が確認できないので必然的にリットさんにとり付いているミミズを攻撃することになるとは思いますよ? ただリットさん武器が無いんですよね リットさん以外のかたが拘束を受けると攻撃の手段と言うか手が単純に1人分減ってしまうのでその点だけご注意ください。
No.19
戦闘力のない子供を囮に使うのはシャーディーくん的に良心が痛むかなぁ……。 絡みつかれるのは【束縛】だから移動力、INI値、命中、回避の低下なんだよね? 行動不能になるわけじゃないなら、まぁ、なんとかなるような……?
No.20
今のところ私の行動予定はリットさんへの回復と援護 手の届く範囲の味方の回復支援&援護攻撃ですね 鳥にお灸をすえるのは他の方にお任せします。 リットさんには念のため解放されても近くに居てもらおうと思っていますがどうでしょう。
隠蔽中のミミズは、看破宣言で視られそうな。 コボルドほど、知能もないでしょうし。 烏は射てもいいですし、魔法で派手に脅かしてもらうでも良い筈。 作付けのアドバイスは、行いますか?
リット君の囮って、今群がってる分をとりあえず倒すまでその場にいてもらうぐらいで考えていたわ。 おねえさんは前述通り空絵の攻撃手段がないから、リット君に群がってるミミズから攻撃して それ以降は、出てきたミミズを倒すのがメインになりそうかしらね。
それでは私は前衛兼囮役として行動したいと思います。 リット様の負担を考慮してもこれ以上の敵の増援は避けたいでしょうから、 こちらはこちらで囮役を作った方がより確実でしょうし。
No.24
農業に関しては知識がないから、有識者におまかせ! まぁ、別にカブでもいいと思うけどね?
捜波が取れたので、それを使って土の中のミミズを探してみようと思うわ。 畑に関しては、おねえさんも農作物に詳しくないから特にはないわね、なんか思いついたら書くかもしれないけれど。