【CP】矢の雨超えて、取り戻せ
馬車猪
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シナリオID:188
オープニング
「布団返せー!」
新人授恵者リットは激怒した。
おふとんが、奪われたのだ。
「撃て、あのガキを射殺せーっ!」
強盗団が矢を乱射する。
大部分が明後日の方向へ飛ぶが数は膨大だ。
たまに1、2本命中してリットのおんぼろ防具に突き刺さる。
「この程度効くかよっ」
興奮しているので痛みはほとんど感じない。
剣をかざして頭部だけを防御して、強盗団が立てこもる丘へと侵入しようとした。
「痛っ」
当然のように罠があった。
落とし穴ともいえぬ浅い穴と小さな杭の組み合わせだが、技も知識も拙いリットには特によく効いた。
「よし撃て、どんどん撃て!!」
距離が狭まり狙いが正確になる。
授恵者として目覚め、熟練兵並みの体力と頑丈さを持つリットには並の矢では通じない。
だがあまりに多数の傷口から少しずつ血が流れる。
リットが気付かないうちに視界が白黒に近づき意識も朦朧となる。
不利に気付いて逃げ出せたのは、単なる幸運であった。
●冒険者ギルド
「遠方での依頼になります」
ギルド職員は王国北部の地図を取り出した。0
「依頼主は隊商です。奪われた荷を強盗団から取り戻す依頼ですね」
帝国からの避難民に物資を届けに行く途中に襲撃にあい、寝具を含む品々を奪われたらしい。
「お金の出所は同盟の有力者ですが特に気にする必要はないです」
少なくとも、冒険者やギルドを陥れようとする意図はない。
現時点では難民キャンプを潰す訳にはいかない者達が、その邪魔をした賊を殺すため金を出しているだけだ。
「強盗の居場所はこの……雑な地図ですが気にしないで下さい。この丘のようです」
急斜面の丘だ。
全く整備はされておらず、登るのも下りるのも重労働。
賊が罠を仕掛けていた場合、登る難易度はさらに上昇する。
「難民キャンプへ向かう荷馬車を何度も襲っています。馬車馬や商人には毎回逃げられているようですが、物資の被害は相当ですね」
賊は丘に物資を溜め込んでいる。
食料は賊によって食い荒らされ、衣類や寝具もおそらく雑に使われ汚されているだろう。
「彼等を排除して下さい」
手段の制限はない。
燃やしても、賊の一員として潜り込んでも構わない。
冷静そうに見えるギルド職員も、かなり頭に血が上っているようだった。
●難民キャンプ授恵者の証言
「おー、冒険者のおっさんとねーちゃん達か」
リットは包帯でぐるぐる巻きになっている。
「弓ってやべーんだな。手も足も出なかったぜ」
わははと笑うが目眩に襲われる。
血が足りていないし傷口も塞がっていないのだ。
「わりぃ、クソ共の情報だよな」
冒険者に一言断り、寝具でもある薄い毛布の上に座る。
「結構数がいたぜ。10人以上……20人はいねぇと思う」
説明中に指折り数えているのだがときどき数え間違っている。
人格は信頼出来るが能力は信用すべきではないかもしれない。
「腕は、俺より弱い、と思ってたんだがなー」
顔をしかめて頭をかく。
「冒険者のシューター見たことあるけど、強盗野郎の弓使いはシューターよりすげー下手だった」
だがリットは一方的にやられた。
罠で足止めされ、略奪品である弓矢で遠距離攻撃され、剣を持った強盗が襲って来る寸前でほうほうのていで逃げ出した。
「俺に分かるのはこの程度だ。ヒール使ってくれるなら俺も行くぜ」
戦意は十分。練度は不十分。
リットをどう使うかは、冒険者次第だ。
解説
マスターより
リプレイ
「なんだ?」
強盗が気付く。
頭の命令に従い罠をしかけにしかけた斜面に、動物の気配を感じ取る。
「野良犬かぁ?」
シューターが使うエーテルリンクの存在は知っている。
しかしそれが使われているかどうかなど、見ただけで分かる者は滅多にいないのだ。
「そろそろ気付かれるな」
丘から十分離れた地面の凹みで、クリア・バイライトが地図を地面に描く手を止める。
大鼬のヴィクトリアが無邪気を装い愛想を振りまいているがそろそろ限界だ。
「戦う前から丸裸じゃぁ」
フツノ・ハギリがきらきらした目で地図を見る。
「背の高い草むらの陰や掘った穴に尖った木の棒や竹で乱杭を仕掛ける。野伏んよう使う手じゃなあ」
低練度の兵でも高練度の専業戦士を殺害可能な罠であり戦術だ。
ただし、最初からここまで情報が露見すれば効果は激減する。
「利け者もおっど。賊相手と侮らん方がよか」
黒絹を思わせる髪を揺らし、フツノは楽しげに微笑んだ。
「リット君はまだじっとしててね」
圧倒的な人当たりの良さを維持したまま、シルク・メイプルリーフが体格と体力の差を活かしてリットを押さえ込む。
「だいぶんやられていましたね」
前衛授恵者は頑丈な分、一度徹底的に攻撃を受けると治療も大変だ。
十分に用意して来たヒールを数割使ってしまった。
「借りは返すけど何をさせるつもりだよねーちゃん」
1歳年上でしかないシルクのことを、かなり年上だと勘違いしている。
「そうですね……」
シルクは考える。
敵味方の戦力と敵味方がそれぞれ把握している情報、戦場予定地の地形など考慮に入れるべきことは無数にある。
「シーフやシューターのみなさんの指示に従って下さい」
「ねーちゃんは?」
シルクはにこりと笑う。
リットを除く授恵者が意識を戦闘用のそれに切り替える。
「最初は援護します。覚えていてくださいね。自分たちの強みを押しつけることが出来たら、だいたい楽に勝てちゃうんですから」
守護の力を秘めた光が、授恵者の体へ降り注いだ。
●
初手は全力移動である。
重装備を身につけているにも関わらず、授恵者は軽装の常人以上の速度で走る。
罠の密集地帯の手前まで一気に迫る。
強盗団が慌てて近くの弓と矢を手にとる。
「そことそこに罠だ」
速度を緩めたフィニエス・クーガが複数の罠を指差す。
大鼬がわずかに見落としていた罠も、彼が使った捜波により全て発見された。
「うえー!? これ20人以上いないっすかリットくんー!?」
カルミーは大胆な策に出た。
偵察はもう十分だ。
なら、カルミーが得意とする回避を使えば良い。
「ちょ、矢が多いっす!」
弓は持てても不意打ちという精神的衝撃から回復しきれていない賊がほとんどで、カルミーに届きそうなのはせいぜい3本。
「リット君は前に出るなっす。ヒールで傷は治っても血が補充されたわけじゃないんすから無理は禁物っすよ?」
坂を上りながら首を振るだけで3本全てを躱す。
カルミーの技量の高さに気付いた賊幹部が、ようやく授恵者による襲撃であることに気付いた。
エンデ・エトル・シャリオンの黒曜石の短剣が、罠の反対側から縄を切る。
犠牲者の足を絡め取り杭つきの落とし穴に誘うはずだった仕掛けが無意味に発動する。
罠は最低限の解除のみを行い進行速度重視。
エンデが実行中の策は、賊達にとっては最悪の丘攻略法だ。
「野蛮な奴らね、自分達の事しか考えていない」
授恵者により罠が全て暴かれた坂を、妖艶なエルフが速度を落とさず駆け上がる。
阻止するための弓は次の矢をつがえている最中で、バンシーが坂を登り切るのに間に合わない。
「奴らが奪っていったことで、いったいどれだけの不幸が産み出されているのかしら?」
だから冒険者が派遣された。
死という形で罪を精算させるために。
「でもそれもおしまいにしないとね、もう二度と、そんな野蛮な真似はできない用にしてあげましょう」
探知用エーテル波動を丘の上に放つ。
奇襲を目論んでいた剣の使い手の位置がバンシーに露見し、即座に他の冒険者にも伝わった。
「ハハハ、これは楽じゃぁ!!」
フツノは防具らしい防具を装備せず、大きな剣を振り上げ丘の上へ進入する。
凄まじい思い切りであり、何より速い。
「坂で楽をした分仕事すっとも」
輸送隊から奪った荷馬車を動かしバリケードにしようとした下っ端を、思い切り上から叩いて頭蓋を陥没させる。
殺し合いが、始まった。
●
黒頭巾のキャスターが丘の上に到着した。
弓でも剣でもなく短杖を装備しているので、たいした知識も持たない賊でも勘違いはしない。
「奴に矢を浴びせろ。他の授恵者共は無視して構わねぇ!!」
賊達の頭が悲鳴じみた命令を下す。
キャスターと戦う度に多くの部下を失って来たので、その恐ろしさをよく知っていた。
「困っている人たちの傷口に塩を塗るなどと盗人の風上にも置けませんわね」
金髪のゴブリンが丘の上を見渡す。
物資不足で苦しんでいる難民キャンプとは違い、食べ物から寝具まで豊富にしかも無造作に転がっている。
「平時に盗みを働くのはまあ、世の常と言えども」
矢はまだ飛んでこない。
向きを変え、狙いをつけ、放つまでには時間がかかるからだ。
射手が集団として行動しようとするなら必要な時間はさらに増える。
「未曽有の危機にそのような行いは許しがたいですわ」
短く正確な詠唱で術を起動。
稲妻の破壊力を全て足を引っ張ることに変更した雷が、直径15メートルの範囲にみっしりと召喚される。
「剣を持ってる奴はガキの迎撃に向かえ。矢はあの……ゴブリン、か?」
頭は眉間に眉を寄せてバンビを睨み、あっと声をあげて正体に気付く。
「ゴールディの……。こいつら冒険者かよ畜生!」
バンビは特に反応しない。
敵は賊で今は仕事中。
優先すべきことは他にある。
「さあさ、各々方。事は慎重に、時は拙速に、攻撃は苛烈にして俊敏、勇気を胸に、命を大切にして参りましょう」
短杖を敵陣奥へ向ける。
予め頭に言いつけられていた通りに火を用意しようとした賊に、氷の嵐を直撃させる。。
威力は特別高いとは言えないが、術に対する耐性を持たない強盗にとっては致命的な一撃だ。
しかも風の変化が不規則かつ高速だ。賊の頭でも回避困難な術が当然のように賊へ直撃した。
「賊が考えることはどこでも同じか」
坂の途中でフィニエスが矢を放つ。
山なりに飛んだ矢が、氷嵐で傷ついた強盗に当たって胸甲へ突き刺さる。
弓矢での攻撃にしては効果が高いのは、フィニエスの技術が優れているからだ。
(賊の戦闘力が高いな。物資を守りながらでは厳しいかもしれん)
フィニエスが淡々と賊を狙い撃つ。
キャリアが数年とはいえ賊は賊でしかない。苛立ち、恐怖し、火を用意するのが物資を人質にすることと理解せずに立ち上がりフィニエス達を迎撃しようとする。
そして当然のようにバンビの雷で足を引っ張られ速度を落とす。
「痛っ」
リットにぷすぷすと矢が刺さる。
(数撃てば当たる的な撃ち方のようだが、高度が同じではな)
意図せず囮になったリットを放置しエンデが駆ける。
積み上げられた物資の影を走り、慣れない弓を一生懸命に引く新人強盗の後ろへ辿り着く。
2本の短剣を逆手に持ち、地面すれすれを飛ぶように駆けて賊の背中に2本の刃を突き入れる。
重装甲の強盗幹部や強盗頭なら耐えることも出来たかもしれないが、厚手の服1枚では全く防げず内臓を傷つけられ血を吐いた。
「降伏すれば命は助かる」
声に迫力はなくても、抜いた直後で湯気と血を滴らせる刃は迫力十分だ。
「お前たちの親玉は、危ない状況で、お前たちを守ってくれるのか? むしろお前たちを囮に、自分だけ逃げようとしていないか?」
返答は至近距離からの弓射。
エンデは狙いも狙いの外れ具合も見きり、軽く右に移動するだけで全ての矢を回避する。
「重犯罪を犯してまでついていく価値と、信頼のある相手か? まっとうに生きるのは割に合わないと思うかもしれないが」
気負い無く歩み寄り、抵抗を続ける賊の首を掻く。
「この通り、行いに相応しい結果がついてくるという訳だ」
「降伏、こうふくするぅ」
全てではないが何張かの弓が投げ捨てられる。
(降伏したとして、首が安泰かどうかは分からないが)
賊を保護する法は、この地には存在しないのだ。
「自分の手でやり返してやらねえと気がすまねえよな? 無茶のねえ範囲で援護してやるよ」
クリアがリットの背中を押す。
ヴィクトリアほど速くもないし遠目も利かないし透視能力もないが度胸と腕力だけはある。
リットより重装備の強盗幹部と真正面からぶつかり、歯を剥き出しにして鍔迫り合いを演じる。
「姉御を援護だっ」
賊がリットに矢を向けようとして、いきなり足下で発生した煙でまともに狙えなくなる。
「こいつらの相手も任せるぞリット」
クリアは矢にエーテルを纏わせた矢で攪乱射撃を行う。
良く狙い、時折狙う代わりに煙を敵弓隊の足下で発生させてを無力化し、クリアは敵陣奥にいる強盗頭に向き直る。
「人様のもん無理やり奪うってことはお前らの命諸共奪われるのも覚悟してやってんだよな、あぁ?」
覚悟のない奪取なんて虫のいい話を許すつもりはない。
積極的に殺すつもりはないが、二度とこんな真似が出来ないようにしてやるつもりであった。
●
「お前が頭じゃな? 私ん手柄になってもらっど」
戦場の埃と返り血に塗れてもフツノは元気で美しい。
彼女を足止めしようとする賊幹部を置き去りにして、大剣を高々と掲げて勢いのまま振り下ろす。
「小娘がっ」
切っ先が微かにずらされた。
頭が覚悟していた上から下への斬撃ではなく、剣を持つ手を潰す軌道で分厚い刃が降ってくる。
「ぬ」
頭は強引に地面を蹴り直撃だけは防ぐ。
左の二の腕の装甲がひしゃげて激痛が脳まで届く。
「鎧も身につけずによぅ!!」
反撃の刃がフツノの着物を裂き肩に深手を負わせる。
傷は深いだけでなく傷口が無残で、フツノほど覚悟が決まっていなければ痛みが無くても泣き叫んでいただろう。
「いけませんね。罪を重くするつもりですか?」
エーテル波動の光を背負ってシルクが歩いてくる。
傷だらけのリットもフツノも徐々に傷が浅くなる。
「社会で害獣として振る舞えば害獣として扱われます」
戦槌を構えて自分自身に気合いを入れる。
フツノの血管が繋がり傷口の毒素が排出され、筋肉と皮膚の欠損部分が補われて再生する。
傷口だった場所に、細かな傷すらない白い肌があった。
「回復役を潰せぇ!!」
数が半数未満になった賊がシルクを狙う。
大きな効果があるかもしれないのは幹部が放った1矢のみ。
シルクはその矢を正しく認識し、着弾の瞬間のみエーテル出力を高めて被害を軽減した。
つまり被弾したのはひょろひょろ矢が数本だけだ。
リットに耐えられる攻撃程度、既に初心者の域を脱した授恵者であるシルクには通じない。
「みーつーけーたーっ!!」
シーフらしい爆発的な加速でカルミーが混戦から抜け出した。
抜け出しても勢いは止まらず、賊の頭の背十数メートルの位置でようやく止まる。
「逃げるつもりならカルミーちゃんを倒してからにするっす」
「ハッ! 足止めに引っかかる馬鹿がどこにっ」
逃亡を試みる頭。
距離を保ったままぴたりと着いて行くカルミー。
頭はカルミーが障害物で足止めされるよう進路を選んだが、加速と空中移動まで行えるカルミーからは逃げられない。
「待っていたのはこの女?」
バンシーが幹部を一人蹴り出す。
前のめりに倒れた女強盗の背中には深い傷が刻まれている。
仮にシルクが癒やす気になったとしても治療は間に合わない。
「金目のものだけ持って、後は燃やしてとんずら? あなた達って本当に自分勝手で……馬鹿なのね」
声は朗らかなのにバンシーの目は冷たい。
長い指で美しく保持された短剣が、血に飢えた獣の牙の如く剥き出しになる。
「賊として何をしたのか、私が直接教えてあげる」
「クソがっ」
頭は己の命以外の全てを諦めた。
重い金貨も高価な剣も投げだし、自らの脚力を信じて丘を駆け下る。
地形を活かして進路をごまかす、長い間生きてきた賊らしい技も駆使していた。
「見えているぞ」
フィニエスがエーテル波動を使う。
強盗が用意出来る策など見破るのは簡単だ。
逃げる背中へ容赦なく矢を放つ。何本も矢が刺さり、矢羽根を血が赤黒く染めた。
「な」
音も無く2連撃が繰り出される。
複雑の地形の影から襲って来たカルミーは、声も足音も立てないのに軽薄な態度のままだ。
意図して保っているのか、意図して己に刻みつけたのかは分からないが、カルミーの戦技は軽薄でも未熟でもない。
鎧の隙間から入った刃が深く埋め、神経を裂き内臓を傷つけた。
「もう終わり?」
短剣を抜こうとする頭の手をバンシーが蹴り飛ばす。
体勢を崩した中年の凶悪犯が、長い間見捨てられてきた土地に転がる。
「お、俺を殺しても何にもなんねぇぞ! そうだ、難民共が集まってンだろ? 俺の力と知恵があれば」
バンシーのブーツが賊の喉を踏みつける。
気道を潰し、頸骨を傷つけ、しかしすぐには死ねない拷問じみた一撃だ。
「コレ、要る?」
バンシーが視線を横へ向ける。
追い付いてきたリットは、血の臭いに閉口はしているが凄惨な場面を気にしている様子は無い。
「いらねー。俺もスラムじゃスリや掻っ払いで生きてたけどよ」
剣を両手で振り上げる。
「お前、荷馬車のおっちゃん達を殺そうとしたな? 堅気を殺そうとする奴とは組めねーよ」
処理は、確実に行われた。
●
「お前達の頭は死んだ。降伏するなら今のうちだぞ」
フィニエスが呼びかける。
強盗団の多くが倒れてはいるが捕縛はされていない。
冒険者は優勢でも勝利はまだしていないのだ。
「既に大勢殺したなら話は別だが」
矢にエーテルを込めて重装備の賊に当てる。
与えたダメージは微量でも剣を振るう精度が落ちる。
能力低下の絶対値は微量でも前衛冒険者が頻繁に回避成功するようになり効果は絶大だ。
「新参どもは罪にはなるが今なら極刑は免れるかもな」
今なら、だ。
賊を気軽に切り殺すリットが戻って来たら、今回始めて強盗稼業をした者まで殺されかねない。
賊達の士気が砕けた。
少数の幹部が抑えようとしても止まらない。
(なんとかなりそうか)
フィニエスは強盗団の幹部を油断無く追い詰めながら、丘の上に残った物資を確認する。
(これで、帝国に少しは世話になった俺からの恩返しに、なるかな)
感傷的な思いに浸ったのは一瞬だけ。
新人を見捨てて逃げようとした賊の足を射貫く。
「大人しくするなら拷問はしないよう頼んでやる」
賊が恐怖に震え、得物を地面に落として俯いた。
元強盗達の未来は、絶対に明るくはない。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2020年11月14日 13時01分31秒 公開
相談掲示板
ハイスピードキャスターのバンビですわ。御一緒になった方々にはよろしくお願いいたしますわね。
シーフのカルミーっす! よろしくお願いすんすよー! おふとんは洗濯すればまだ使えるとしても、飯は食べられたらどうしようもないっすからねー。急いだ方がよさそっす。 兵は……なんすっけか。忘れたっすけど兵はなんとかをかんとかってやつっすね!
ヒューマンのウォーリア、フツノ・ハギリです。よろしくお願いします。
No.4
シスターシルクと申します。 とりあえずリットさんには回復してもらって雪辱の機会を得てもらいましょう。 罠と弓さえ何とかなればなんとかなるはずです
シューターのフィニエス・クーガだ。宜しく頼むぜ。 取り合えず、この罠群か。どうしたもんかな。 解除スキルに看破やホークアイは持ってるから、外していくのはなんとかなるが 遮蔽物もないなら外してる最中にも当然のように撃ってきそうだしな。 設置が雑だから配置位置だけ見切って出来る限り避けていくか? 解除していくのはどうしても避けられない最低限の場所だけにするとか。
ヒューマンのシューター、クリア・バイライトだ。よろしくな。 消耗品の類もそうだが、物資に火をつけられるって危険性も考えたら出来るだけ手早く片付けてえな。 だから丘の罠の解除は最低限に賛成だ。罠の配置位置の方は戦闘に入る前に「透視」で確認できるかもしれねえから、可能だったら伝えられる。 リットの方も仕返しさせるのは構わねえぜ。自分のものは自分の手で奪い返して貰わねえとな?
罠は大量にあるらしいっすからねー、雑とも言われてるんで見つけるのはそう難しくなさそうっすし、あたしも最低限に賛成っす。 「探波」「捜波」「エアーライド」とシーフには今回の状況で便利そうな技があるんすけど、お金が無くてすぐには買えねっす……たぶんそろそろ収入があるんで、そしたら全体の方針に合わせてよさげなのを買うっすね。
エンデ。シーフだ。よろしく。 探波も捜波も持ってるが、ダブルエッジと干渉するので片方しか装備できなさそうだ。 いまはとりあえず探波の方を装備してるが、変更はできる。 リット殿の動向、罠解除は最低限、異論ない。
No.9
私は移動力の関係で皆さんの後ろをついていかせてもらいますね 怪我があれば【ヒール】には余裕がありますので遠慮なさらずに受けてください
参加が遅れて申しあわけありません。エルフのシーフ、バンシーと申しますわ。 よろしくお願いいたしますわ。 私も探波、捜波、ともに獲得済みですわ、他の方と所持がかぶらないよう補完し合います?もちろん両方持っていく選択肢もあるけれど、そこは詰めていきましょう。 罠は雑なつくりらしいですから回避も容易かもしれません、わざと引っかかって無駄に消費させるのもありかもしれませんわね。案外蹴ったり切ったりだけでも潰せるのかしら。 なんにせよ、解除に手間をかけず丘は素早く上る方がいいでしょうね。
んじゃあ丘はそんな感じで駆け上がるとして、その後か。 バリケードがあるのは面倒だな。とはいえ、愚痴ってはられないか。 俺はまずは古参強盗に攪乱射撃からかな。弓使う奴らの命中が下がれば有利になるだろうし。 >スキルの補完し合い 俺は今のステータスの通り、捜波・感波・看破・罠解除・ホークアイと持っていくつもりだ。 罠の見切り・解除特化だな。まあ攻撃の方も攪乱射撃と強射があるし アクションスキルももう一つくらいなら覚えていけるぜ。
No.12
突撃前に『サークルプロテクション』(範囲内の指定した全対象に【物防上昇:10%】【魔防上昇:10%】を付与する。【持続ラウンド2】【対象識別】)を使います。 1度しか使えないので必要な方はリットさんの周辺に集まってください。
お金が入ったっす! これで色々と買えるっす! 改めてみたところ罠を探すのに必要なのは「探波」っぽいんでこっちを持っていくつもりっす。 後はどうしても罠を解除する必要があったときのために「エアーライド」を買おうかと思ってるっす。解除中にフィニエスの兄貴が狙われないよう、罠を飛び越えてって弓の囮になるためっすね。回避に集中すれば弓はほぼ当たらない……はずっす。 馬車がバリケードっぽくなって邪魔っすけど、逆にこれを利用して隠れて回り込んで挟み撃ちとかもできるかなーと思ったっす。もしかしたら親分や幹部は逃げようとするかもしれねっすし、そうさせないために役立つかもっす。
挨拶が遅くなってすまねぇ。 俺がリットだ。よろしくな!
シルクさんのサークルプロテクションの件、了解しました。 自分なりに工夫はしてみますが罠対策に関してシーフの皆さんほど上手く立ち回るのは難しそうです。 (INI的に)シーフの方達に付いて行って強盗リーダーや古参強盗が打って出て来るか、野営地に乗り込んでからが働きどころでしょうか。 間合いに入り込めたら物資に被害が出ないように手早く片付けられるように頑張りますね。
No.16
え?リット君ここに来るんですか?やったー
No.17
こほん、えとリットさんは『ヒール』をどれぐらいかけたら全快しますかね?
丘の方は最低限の解除で進行の方針で大丈夫そうだな。メイプルリーフの方も了解。 俺の方は罠を気にするよりも相手の射手の牽制でも考えるか。簡単に怖気づくなら一人二人弓矢で脅かすだけで狼狽えるかもしれねえし。 後は『薄煙炸弾』で新参の方に薄い煙幕を撒いて混乱を促すのもどうかって考えてる。ただ影響はこっち側にもあるから良けりゃ意見が欲しい。 丘を下って攻めてくるやつらは迎撃するとして、野営地か。 元々ある障害物を利用して奴らに奇襲を掛けるのは良い案だと思うぜ。逃げ道を無くすよう挟み撃ちが理想だがそれだと丘の上に早いとこ数人辿り着かなくちゃいけないな。 強盗リーダーさえぶちのめせば他のやつらも降伏するみてえだし。
突入後は遮蔽を利用して回り込み、新参強盗か古参強盗を引っ掻き回しつつ、一応降伏勧告をしていこうかと思ってる。 その関係で探波の方を装備しようかと。 可能なら物資からはさり気なく引き離していきたいところだな…
すげーやられてるから1度じゃ足りねーと思う!
>『薄煙炸弾』 使うのはたぶん丘を登ってる時っすよね? あたしは遠距離を狙う技はないっすし回避が楽になるんであった方がありがたいっすけど、遠距離を狙いそうなフィニエスの兄貴とバンビちゃんとは連携が必要かもっすね。 登り切った後はあたしも回り込む方に行く予定っす! 逃がさねっすよー!
No.22
全快するまでヒールしますねがんばってください 突入組の方は火災対策もお忘れなく
相談への遅参申し訳ありませんわ。 力押しでの攻略になったのですね。了解しましたわ。 矢避けは大型の盾を構えてのファランクス状態でのぼっていくのもありだと思いますわ。
>火災対策 必要以上の松明とかは地面に落として土をかけようかと思ってるが、駆け回りながらになりそうだから、確実ではないな…
いよいよ明日の朝出発っすね! プレイングは提出済みっす、改めてよろしくっす! エアーライドがなんか修正されたっすけど今回にはあんま関係ないんで予定通りいくつもりっす。
『薄煙炸弾』を撃つの考えてるのは登ってる時だ。 打ち返すのにあんま邪魔にならねえよう端側に打つことにした。 火災対策は火の気がありそうなもんから引き離したり、 火事起こそうとするのを優先的に止めるくらいしかあんま思いつかなかったな。 まあ当日はよろしくな。