【秋祭】学園お化けと甘味パーティ
あつし
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オープニング
風は涼しく空高くなり、ロスガリア大陸に収穫期が訪れた。
農村では収穫作業に追われる日々。日の出から日の入りまで、穂を刈る小気味のいい鎌音や脱穀の音が絶えず響いている。
村から町をつなぐ道には収穫を積んだ荷馬車が行き交い、町側もまたそわそわと気忙しさに包まれていた。
収穫が一段落すると何が行なわれるか。そう、――収穫祭である。
多種多様な風土や宗教が混在するロスガリア大陸でも、この時期になるとそれらの枠を超え、各地で一斉に収穫祭が行われるのだ。
元々は秋の恵みに感謝する純然たる収穫祭だったが、いつの頃からか魔物除けや鎮魂祭としての側面を持ち始めた。
実りの季節であると同時に、夜闇が日毎濃く長くなり行く時期でもある。悪しきものに憑かれぬよう魔物や亡者に仮装をしたり、死者の魂を慰める催しをしたりと、祭りの内容は村や町により様々だ。
ここは、リーンエス王国、パンクリアース学園。その教室。日は沈んでしまったが、学生たちが収穫祭の準備を進めている。
予定されているのは模擬店舗。
お化けに仮装した店員たちが、軽食やお茶を出すというものだ。
教室は、オレンジ色や黒の飾りで装飾されている。準備がまずまず進んでいるようだ。
「なんか随分時間がかかってしまったけれど、間に合いそうだね。今日はこれくらいにして、おやつ食べて帰ろうかぁ~。干しイカとか、たまご焼きとかあるよ」
リーダーの女の子が、イカの干物とたまご焼きをお皿に盛り付けている。
と、一人の男子学生が、何かを思い出したように口を開いた。
「そういえば、こんな話を聞いたことがあります。日没後にパンクリアース学園の教室でお菓子を食べていると、昔ここで飢え死にした者が、お化けになって出てくると……」
「ひえっ。な、なんだそれは。夜にお菓子食べるなっていう教訓話じゃないのか」
「まぁ、そうかもしれません」
笑い飛ばそうとしたその時だった。
学生たちの背後で、ヒュゥーという風のような音が鳴った。一斉に振り返る。
そこには、カブに手足が生えたような生き物が、ランタンを持って佇んでいた。
凍りついたように動けない学生たちに、カブ(?)たちはニヤリと笑ったように見えた。そして言葉を発する。
「お化けだぞーー」
・
・
・
「で、でたーーーーー!!!」
誰かが悲鳴を上げると学生たちは一斉に動き出し、堰を切ったように教室から逃げ去っていった。
●
冒険者たちが向かうと、依頼者はパンクリアース学園の学生であった。
パンクリアース学園というのは、偉い人の役に立つ事なんかを学べる学校だ。学生の多くがお金持ちで、今回冒険者に依頼してきた女子学生も、何処ぞの領主の長女なのだという。
冒険者たちが赴くと、依頼主の従者らしき若者(彼もここの学生のようだ)が、大仰な口調で話しかけてきた。
「良くぞ参られた冒険者殿! ここにおわすは、空飛びイカの紋章を掲げる名家ダミアン家の淑女、春呼びの乙女レオーヌ様であらせられる!!」
「あっ、そういうのやらないでいいから……」
レオーヌと呼ばれた女子は、イヤそうに従者の言葉を遮った。
「しかし……!」
「いいから。私は、なんか緩くやりたいんだ。というか春呼びの乙女ってなんだ」
「さっき考えました」
「緩いね?! って、ああ、すまない、皆さん。私がレオーヌ・ダミアン。こいつはジョン。挨拶はだいたいでいいから、緩く聞いて欲しい」
彼女たちが秋の収穫祭で行う模擬店の準備を進めていたところ、カブっぽい顔に手足が生えたようなお化けが出現したらしい。
「そしたら学生仲間たちはみんな逃げてしまってね~。しかし、私とジョンは緩く残ってお化けと接触を試みた」
お化けに敵意はなかった。それどころか、なんか砂糖っぽい甘い調味料や、飴をくれたらしい。
「大陸では砂糖は貴重なんだけどね。そのお化け砂糖を卵焼きに入れて食べさせてあげたら、カブは喜んでくれたよ。私も食べたが甘くてよかった。飴もおいしかった」
得体のしれないものを口にするのもアレな感じはするが……とりあえず害はないようだ。
さらに色々やって遊んだりすると、お化けは満足して去っていったらしい。しかし数が多く、すべてに対処出来なかった。
すると彼らは悪戯を始めてしまい、模擬店の飾り付けを狂わされてしまったという。
「まぁ他愛も無い事だったけど。しかし、それからというものの、なんか学生仲間のみんな怖がってしまってね~」
可愛い感じなのだがね、とレオーヌは肩をすくめる。
再びお化けが来たら悪戯しちゃうし、準備が進まないと模擬店の開催が危うい。レオーヌとしては、立場的にそれも困る。
そこで彼女は考えた。
一緒に楽しめばお化けはいなくなるのだから、みんなで遊べばいいかなと。
「それを冒険者の皆さんに頼もう、というわけだよ~! どうかな?! お化けの砂糖っぽいのを舐めるだけでもいいよ」
そういってレオーヌは、恰好付けたポーズで、手をこっちに差し伸べている。
外部の人間を呼び込むのは無茶な感じはするが、パンクリアース学園では、貴族学生のワガママが、教職員に容認される傾向がある。許可も得られているらしい。
「収穫祭っぽい仮装をしても楽しいかもね~。私もせっかくなのでカブを頭にかぶる。あとは、準備ヤバイから、なんか飾り付けも手伝ってくれたら嬉しいかな~。まぁ、そんな感じでなんか緩くやってくれると嬉しい」
こうして、お化けと遊ぶパーティが始まろうとしている。
解説
マスターより
リプレイ
夜。
日は落ち、都市は静寂に包まれているが、ここはまだ眠りについてはいない。
パンクリアース学園。教室。
冒険者たちが集まり、鎮魂祭の飾り付けや料理を進めている。
「これが、パンクリアース学園での祭りか」
ケン・Z・ブラッドリーが、しみじみという。
武を仕込まれ育って来た彼に、コミカルな鎮魂祭の飾り付けはやや戸惑いを感じる部分もある。
だが、息抜きには悪く無さそうだ。
ここのところ、戦い続き。休息も必要だろう。
ケンに、リーザヴェールが柔らかく話しかけた。
「こういうのは、珍しいかしら?」
「村とは違うな。規模も、雰囲気も。しかし、これも悪くはなさそうだ」
「そうね、楽しい雰囲気があっていいわ。私も、学校なんて幼いころ行ったきりだから。とても新鮮」
二人に、依頼主のレオーヌ・ダミアンが話しかけた。
「大丈夫、あんまり細かい事は気にしないで。なんか、だいたいでいいから!」
「そう言ってくださると気は楽ね。でも頑張るわ」
……学生さんが楽しみにしていたお祭りごとだもの。――たのしめるように飾り付けてあげたいじゃない。
そんな風にリーザヴェールが思っていると、彼らは突然やってきた。
『お化けだぞーー!』
『お化けだぞーー!』
続々登場、お化けたち。話の通り、白いカブに手足が生えたような形。
彼らは沢山現れて、フレンドリーにみんなの周りに集まってくる。
「本当に出たな」
ケンが、気圧され気味にいう。
レオナルド・ピーフォウルも、困惑の表情を見せている。
「詳細を聞く前は、貴族を恨む農民の生霊だとか、狂言で名家の子女を亡き者にする陰謀とかを警戒していたものだが。これは、あれだ……なんだろう、これ」
コメントに困る。
そんなレオナルドの言葉を耳にしたお化けが一体、そこらの布をほっかむりして、彼に見せた。
『農民だぞー!! 貴族めー!!!』
「うわぁ、ノってくれてありがとう。……ゆるいなぁ」
レオナルドが撫でてみると、お化けは嬉しそうにクルクル回転している。
脱力感。
まぁ、やるだけやろう。
ニール・ロブラリアは、リーザヴェールと一緒に、主に飾り付けを行っている。
お化けたちはそれが気になるようで、飾りをつついたりしている。何かやらかしそう。
「あ、お化けさんたち、悪戯しないようにね」
と、ニールは、お化けに注意しておく。
小物類を整頓していたニールは、魔法使いの仮装。髪にはオレンジや黒のリボンをあしらって、鎮魂祭風に。それに帽子とローブというオーソドックスな衣装で身を包む。
ハーフリングで小柄なニールにはちょっと大きいローブが、可愛く映える。
『しないよー! あっ、かぼちゃだー!』
『わーい!』
飽きなければ変な事はしないようだ。しかしなんとなく危険を感じたニールは、一計を案じる。
自分の髪に沢山結ばれた、黒や橙色のリボン。ニールはそれらを、パラりと外す。次に、思わせぶりにお化けに見せた。
「ほら」
『なんだーー?!」
そしてニールは、リボンを大きな動きで自分の髪に結びなおす。
自分に注意を引いてしまおうというわけだ。事実、お化けの意識がニールに向く。
リーザヴェールがその意図を察する。
「なるほど。私も手伝うわニールちゃん」
「ん、ありがと。助かる」
リーザヴェールは、ニールの後ろの髪や帽子にリボンを結んでいく。お化けたちが近づいてきた。
『お化けもやるぞー!!」
「興味あるなら、やってみる?」
『やるぞーー! きっとできるぞー!」
数体のお化けが、ニールの頭に手を伸ばす。
……あんまりできなかった。
「あ、それは引っ張るととれちゃうんだ。ん、そうそう。」
お化けは、仕組みがわからないのか大苦戦。しかしまぁ、それなりに結べた。
「歪んでバラバラになってるけど、これはこれでけっこう面白い、かな?」
「ええ。鎮魂祭の雰囲気、出てると思う。……そうだ、お化けさんたちも、可愛らしくしてあげるわ」
集うお化けに、リーザヴェールは手を伸ばす。試しに葉っぱに髪飾りを結んであげると、お化けたちはおおはしゃぎ。
『わーーーい!!』
『わーーーい!!』
さらに葉っぱが通る穴を開けた帽子をかぶせ、お化けを着飾っていく。
「白い肌が素敵ね。なんでも似合うのね」
『ありがとー!! 飴あげるーー!!』
何処から取り出したのか、お化けの手に飴が握られていた。
「ありがと。じゃあ、ボクも……ほら」
ニールは自分のリボンを一つ手に取って、お化けの手に結んであげた。ぱぁっとした明るい表情で、お化けは嬉しそうにその手を眺めていた。
●
ハーフビーストのシャロン・ラ・モリエールは、教会の孤児院で育ち、現在はシスターとして奉仕しているという。
「高価で普段は使えない、お砂糖が使い放題だなんて……。いえ、いけません、気を付けなくては。欲望退散……」
堕落すまいとシャロンは自らを諫める。その様子はまさに模範的なシスターに見えた。見えたのだが……。
その背をお化けがちょいちょいとつつく。
『美味しいよー!』
器に、たっぷりのお化け砂糖。シャロンの中の何かが外れた。
「……あ、はい。美味しそうですね!」
即・堕落☆
まぁ、いいですよね。鎮魂祭だから。
「じゃあ、このお化け砂糖で何か作ってみますね」
『どうぞー』
シャロンは砂糖を、お鍋に取り分けた。それを火にかけ適温で煮つめ、ぶどうをからめる。冷えれば飴状になって固まった。すぐにコツを掴み、ぶどう飴を作っていく。
「ただでさえあまいあま~いぶどうを、ひと粒ずつ砂糖でコーティング!」
なんと悪魔的な!
自然と顔がにやける。
美味しそうな匂いが漂って、試作品が完成。さっそく味見とシャロンはぶどうを自らの口に放り込んだ。
あまーい!!
※
帝国軍人の家に生まれたナハト・シュライバーは、パンクリアース学園の学生でもある。
王国の問題が見え隠れするこの学園に、彼は良い感情は無そうだ。それを表に出す事は無いが。
むしろ、ここでは品行方正な生徒を装っているくらいだ。
(お化けの相手ね。典型的なお嬢サマの道楽だな)
しかし……まぁいい、とナハトは思う。
緩い仕事で多少なりとも金が稼げて、過ごしやすい環境が作れるなら文句はねぇ――。そんな事を思いながらも、態度は使用人然とし礼儀正しい。
そして、なんだかんだでナハトは手を抜かない。
カボチャと卵と牛乳を合わせ、お化け砂糖で味をつけ……。出来上がったのは、南瓜のプリン。
まずまずの出来栄えだ。
(悪くはねぇな)
特にこだわったのは固さだ。へらや匙で叩くと、良い感じに揺れる。
「これは……、ぷるんとしてますね」
シャロンがいう。さっきから気になっていたようで、こちらを見ていたのだ。ナハトが尋ねる。
「味見してみますか?」
「ぜひぜひ!」
「こっちも、なんか味見しておくれー」
レオーヌもナハトとシャロンに声をかけた。
ナハトのプリンに、レオーヌの卵焼きに――と、次々と味見していくシャロン。
それを、ケンが眺めていた。
「こんなものが作れるのか」
後ろから手を出して、つまみ食いするケン。驚くシャロン。
「ぶふっ。け、ケン様じゃないですか、あはは……。こっちのぶどうのが、ちゃんとしてますよ。いかがですか?」
知り合いのケンに見つかって、シャロンは笑ってごまかしている。
「……なるほど、いただこう。砂糖とぶどうの甘さの差がいいな」
「ありがとうございます!」
嬉しそうにいうシャロン。その様子を微笑ましそうに見ながら、ケンは彼女の口元についた砂糖を指さした。
「何かついてるぞ」
「?!!?」
ナハトは見なかった事にして、料理に戻った。
●
鎮魂祭のお化けをイメージした白いマントで身を包んだレオネベル。シンプルな衣装で、一見、少年に見える。これは狙ってそうしているようで、自己紹介ではレオを名乗っている。
「はー、しかし不思議なもんが出てきたな」
レオネベルがお化けを眺めていると、お化けたちが近づいてきた。
「なんだ、遊び相手探してんのか?」
『してるー!!』
「ならオレと遊ぼうぜ。そうだな……鬼ごっことかどうだ?」
ばさっとマントをひるがえす。お化けたちが食いついてきた。
『わーーい!』
レオネベルは、孤児院で普段から子供と遊びなれている。加減しながらお化けと遊ぶ姿は、保護者めいており、それがレオネベルの孤児院で過ごす素の姿なのだろう。
「ほら、捕まえたっと。今度はきみが追いかける番だぜ」
『よーし!!』
鬼になったお化け。彼は何を思ったかレオネベルの後ろにいた、アレクサンドラこと、Alexandra・Hexe・Claudiaに迫った。
「え? 私ですか?」
隙を見せていたアレクサンドラが、慌てて逃げていく。
レオネベルが笑う。
「ははは、お前ら、早いなー! ほら、こっちこーい」
『レオはそっちかー! 待てーー!!』
レオネベルに遊んでもらうのはかなり楽しいようで、集まって来るお化けたちが増えていっている。
※
『お化けだぞーー!!』
「狐だぞー。って、違った、吸血鬼だぞー!」
銀狐のハーフビースト、ハル・チフは吸血鬼の仮装だ。
お化けとの挨拶を終えると、今度はレオーヌたちと丁寧に挨拶をかわした。
「レオーヌ様。ジョン様はじめまして。チフ家の次男ハルです。こちらの二人は幼馴染のエルシーと、子分のエヴァン」
ハルは、王国の領主貴族の家柄らしい。
同行するエルシー・サリバンと、エヴァン・ピオネロも自己紹介。エヴァンは恥ずかしさで、「は……はじめ、まして……」と、なんとか小さく絞りだすのがやっとだったけれど。
「へぇ、チフ家の~。よろしくね。冒険者なんてスゴイね」
エルシーとエヴァンは初対面らしく、二人でも自己紹介をしているようだ。
カブっぽいお化けがやってきた。
『お化けももっと挨拶するぞー!』
エヴァンがビクッと後ろに下がった。お化けが怖いのだ。エルシーはへっちゃらだ。むしろ好んでいる様子。
「お化けとお友達になれるなんてスゴイねぇ」
のんきにそんな事を言っている。そしてエルシーは、唐突にお化けに抱き着いた。
「ぎゅー」
『きゃいの~!』
変な声をあげるお化け。
「わぁ……けっこう硬い。でも手足はぷにぷに~……」
エヴァンの目が驚きに見開かれた。
(お化けなのに、どうして平気なの!?)
エヴァンが怖がっている様子を察したエルシーは、彼に優しく声をかける。
「エヴァンもギューッしよう。今夜だけのお友達かもだから」
「ぼ、ぼくは……うん。そ……そうだね」
エヴァンは勇気を振り絞る事に決めた。後悔しないように。
意を決してお化けを抱きしめると、彼らは愉快に笑ってくれた。
●
レオネベルの鬼ごっこが終了。
『おいかけっこ楽しいかったー!』
「オレも楽しかったぜ。ありがとうな」
盛り上がったが、一息ついて休憩する。
と、今度はお化けたちがレオネベルのマントにくるまったりと遊びだしている。
レオナルドが声をかけた。
「随分なつかれてるのだね」
「ああ、ちょっと驚きだぜ。なんつーか、かなりフレンドリーだな」
「生徒たちに逃げられてしまい、傷ついているかと思ったが……」
『傷ついてるーー!!』
お化けが騒ぎだした。あんまり傷ついているように見えないが、ちょっとは気にしているのかもしれない。レオナルドが笑いながら、宥める。
「そうかそうか。だが許してやってほしい。ここの大半の生徒はね、温い世界で育ったおぼっちゃまなのだよ」
『おぼっちゃまくんかー!』
「そう。よって、だ――」
レオナルドの話術に、お化けたちは聞き入っている。
彼の生まれは、リーンエス王国の貴族だ。数年前、この学園に来ていた事もあるようだ。だからかレオナルドの発言には、かなりの真実が含まれている。
「よって、礼儀作法と格式あるダンスを身につければ受け入れられるっ!」
『おおーー!!』
「なんかすげぇな」
お化けたちとレオネベルから拍手が起こる。
というわけで……。
なんだかレオナルドの格式講座みたいなものがはじまった。
「よし、まずは挨拶からだ! ごきげんよう!」
『ごきげんよー!!』
「うん、いいじゃないか。なかなか飲み込みが早いね」
『はやいぞー! レオもやろー!!』
「オレも? え、ええとごきげんよー」
流れでレオネベルも参加する感じになってしまった。
※
エルシーは、学園の教室が興味津々である。
「机がたくさんあるんだね! この板はなにかな」
その疑問には、ハルが回答する。
「それは、黒板。絵が描ける場所」
「へぇ、絵も習うんだね!」
「いや、習うっていうか……いや、絵の授業もあるけど。それより、説明に絵を描いたりするんだ」
「ふむふむ~」
一通り、教室にある物を説明していくと、お化けも後ろからついて来てあれこれ聞いている。
『教えてくれてありがとー! 飴あげるぞー!』
「やった、嬉しいな」
飴をもらって、ハルの尻尾が揺れる。エヴァンも随分慣れたようで、素直に飴をもらっていた。
「そうだ。お礼に名前あげるね『マンジン卿』カブって意味だよ」
『やたー!』
●
お化けは満足すれば去っていくが、まだまだ数は沢山いる。
「みんな、なんか頑張ってぇ」
レオーヌが緩くみんなに声をかけている。
それにエルナ・クルプファルツとノノアが応える。エルナは元気に、ノノアも明るい声だ。
「ええ、頑張ります! 今日の私はセイレーン! 歌っちゃいますよ!!」
エルナが快活にいう。彼女は陽気で難しい空気はあまり感じない。なんでも森ではなく都会で暮らしていたらしい。
衣装は、セイレーンをモチーフにしたもの。……この世界にも、セイレーンという生き物は存在する。
ふわふわしたドレスに、ふわふわの羽根。
エルナ持ち前の陽気さに、やわらかさが加わって、なんというか、かわいい。
「じゃあ、わたしは踊るわね。……よろしくね、セイレーンさん」
ノノアの言葉に、エルナが張り切って応えた。
「ええ、精一杯やらせてもらいますね!」
『何やるのかー?』
お化けの質問に、エルナが彼らの前に進み出た。
「はい! セイレーンのエルナ、歌います! 明るく陽気な船乗りの歌を!」
「わたしは踊るわ。とにかくやってみましょ。さん、はい」
ノノアがリズムを取って伴奏を桶でたたくと、エルナの歌がはじまった。
朗らかな歌声。明るく元気になるような歌。それに合わせてノノアは踊りだす。
「……こんな感じで、どうかしら」
シンプルなダンスがエルナの歌と合わさって、楽しい空気が伝わってくる。
レオナルドが、格式講座を終えたお化けたちを連れて来た。
「よし、お前たち。今こそ練習の成果を見せるときだよ」
『おー! ししょー! 飴たべて待ってろー!』
「わかったわかった。さぁ、行ってくるといい」
レオナルドに見送られ、ノノアのほうへフワフワとお化けが行く。
『おじょー! 飴たべる?』
ノノアの手に飴を渡す。
「そんなことは教えてないはずだが?!」
レオナルドが嘆くような声をあげた。お化けははっと顔を上げた。
『ちがったーーいっきょくどーですか?!」
「そう! それだ!」
レオナルドがウンウンと頷いた。宙に浮いているが、一応、膝まづくようなポーズを披露している。
「じゃあお願いするわね」
お化けはノノアの手を取った。謙虚な姿勢で、下から手を取る。一応言われた事を実践しているようだ。
そしてダンス……。
ハラハラしながら見守るレオナルド。ノノアも簡単な踊りしか踊らない為か、なんとか形にはなった。
お化けの動きは、かなり変だったけれど。無意味にくるくる回ったり。
「……これはこれでいいかね」
「可愛くはあるんじゃねぇの?」
首を傾げるレオナルドに、レオネベルがいう。そっけないが、可愛いものが好きなレオネベルは内心ほっこりしている。
『レオも踊ろーー!』
「おっと、そっちから誘われちまったか。いいぜー」
『負けないぞー!!」
レオネベルとお化けが手を取り合って、ダンスに参加。他のお化けたちやレオナルドも、手拍子等で踊るお化けをサポート。
みんなに後追しされて、エルナの歌声も弾みがついていく。
(私は船乗りさんではないですが、こういうのはハートが大事!)
心を大事に本気で楽しむエルナの歌声は、全員の耳に心地よく残った。
「僕たちも、一緒に踊ろうか」
ハルの言葉に、エヴァンがコクコク首を縦に振る。
「お化けさんと、……交互に手を繋いで大きな輪で……踊りたい、です」
「そうだね、じゃあ手をつないでみよう」
間にお化けを挟んで輪を作る。そして一緒にダンス、ダンス。
「なんだか、……嬉しいです」
最初は怖かったのになんだか不思議だな。と、エヴァンは自分の胸に手を当てた。
※
ナハトがたくさんのおやつを作り終えた。
南瓜プリンに、リンゴを砂糖水で煮たコンポートも作り、レーズンを添えている。
お貴族様は盛り付けにもこだわるだろうと、盛り付けも頑張った。まぁ主に食べるのはシャロンだが。
……。
というのは嘘で、みんなが食べられるように、歌いながらエルナが料理を運んでいく。シャロン作、ぶどう飴と、マロングラッセ風の栗菓子もそこに加わる。
レオーヌが料理に手を伸ばした。
「みんな、スゴイじゃないかぁ。ただ私は舌が肥えているからね。なかなか評価は厳しくなるが――……うまぁぁぁぁい!!」
騒ぐレオーヌ。従者のジョンが咎めた。
「レオーヌ様、少々大袈裟ではないですか? このようなお菓子がなんだというのですか――……うまぁぁぁぁい!」
一緒にリアクション芸をするジョン。
エルナが歌い、舞いながら、お化けたちにも食べものをご提供。
エルナの気分は宴だった。
実際、かなりの宴っぷりだ。
「俺たちも食べようぜ」
レオネベルが周囲のお化けたちに提案すると、彼らは一斉に飛び上がった。
『おー!!』
「それじゃあ、さんはい、いただきます」
『いただきまーす』
みんなで一緒にお菓子を食べる。レオネベルになついたお化けたちは、総じて満足そうにしている。
※
アレクサンドラは、自分の耳飾りが無い事に気づいた。エルフ耳を模したカチューシャのような物だ。
ないと、私がエルフとわからない状態になってしまう……!
誰かお化けが持って行ったのだと思うが。
「ぁ、あの、私の耳飾り知りませんか~っ?!」
声をかけるが、お化けたちはワイワイ騒ぐばかりだ。
『これか~?!』
「いえ、ちょっ……それは私の髪です~、引っ張らないで~っ」
ドタドタ走りまわるアレクサンドラ。
今度は歌を終えたエルナが声をかけた。ちなみに歌はジョンに代わってもらっている。
「大丈夫ですか?!」
「あの子を捕まえてください~っ」
「えーと、どの子でしょう!」
「あれ、見失っちゃいました……」
頭を抱えるアレクサンドラ。
シャロンがやって来た。追加分のお菓子を、かごに沢山入れている。
「そのお化けならあちらへ行きましたよ。あ、ぶどう、おひとついかがですか?」
「あっ、いいですね。ぶどうを砂糖で包んだんですか」
「そうなんです。美味しいですよ。悪魔的です」
お化けもちょこちょこやってきている。
エルナが話す。
「私も食べたいです! そっちの南瓜のもさっきから気になってて!」
『お化けも気になってるぞー!』
「はい、エルナ様。お化け様もどうぞ。こっちは、ナハト様作のプリンですね。あっ、ナハト様~、こっちです」
シャロンに呼ばれるナハト。忙しそうにしながら、柔らかくシャロンに応答する。
「はい、まだありますから、どうぞ。御遠慮なさらず」
アンタらくつろぎすぎだろ……と思うが、ナハトは根はまじめなのか、しっかり対応している。
ケンがシャロンの料理に手を伸ばす。
「栗のお菓子も作ったんだな」
「季節のものですし、美味しいかなと! 栗を砂糖で煮て、溶かしたお化け砂糖に漬けてみました」
マロングラッセのようなお菓子だ。お化け砂糖と美味しい栗が合わさって、甘いながらもしつこくない。
「上品な味だな。良く作れている」
「ありがとうございます、ケン様。どんどん食べて、服パツパツになってくださいね!」
ふざけて話すシャロン。ケンは笑っている。シャロンも笑ってはいたが、ふと我に返り目がマジになる。
(冒険者になってからいいもの食べる機会が多くて、服がキツいのよねー……)
レオーヌも一休みしてやってきた。
「干しイカと卵焼きもあるから、食べて食べて」
ハルが手を伸ばした。
「じゃあ僕は卵焼きくださいー!」
「はいよー」
卵焼きを受け取ると、ハルはエルシーとエヴァンと三人で分け合った。
「美味しいね~弟妹にも食べさせたいなぁ。……持って帰っても良い?」
エルシーがホクホク顔でいう。
「いいけど全然日持ちしないから注意してね。干しイカなら日持ちするよ」
やたら干しイカを勧めて来るレオーヌ。そのまま押しつけられた。
ニールは、仲良くなったお化けを連れている。
『お菓子だーー。飴もあるぞーー!』
「一緒にオヤツ食べようか。えーと、これもらうね」
ニールは、ナハトが作ったりんごのコンポートにクシを刺した。
「すごいね、こんなの出来るんだ」
『すごーい!』
「砂糖で煮詰めるのが主ですね。作り方を知っていればなんとかなるかと」
作ってみますか? とナハトがいうと、ニールは悩むようなしぐさを見せた。
「う~ん、料理苦手なんだ。住んでいた学術都市では、ボク、生活範囲狭かったし」
ニールは学術都市出身。
研究者に預けられて育ったという。まぁ料理は別にそれと関係なく、単にニールがやると微妙な味になるらしい。なぜか。
「でも食べ心地いいね。作り方は知りたいかな。こっちのぶどうも美味しい」
『お化けも知りたいなー!!」
ニールとお化けがいうと、ナハトとシャロンが素直に同意した。
「では、あとで教えましょうか」
「ぶどうと栗も教えますよー、任せてくださいね」
お菓子をたらふく食べたアレクサンドラも、ご満悦顔だ。
「栗もりんごもぶどうもプリンも美味しいです。……って、ぁ、あれ、また見失いました!!」
耳飾りはなかなか戻ってきそうにない。
●
踊りが終わり、ノノアはひとやすみ。
「うまく踊れてよかったわ。お化けも楽しんでくれたみたいだし」
満足そうに息をつく。
そして、ノノアは考える。せっかくだから、ちょっと悪戯をするわ、と。
狐耳と尻尾のハーフビーストのノノアの出自は、あまり一般的ではないが、普段はお茶目な女の子なのである。
笑みを浮かべると、みんなに見つからないように席を外した。
※
それは、音も無く、スゥっと教室に入ってきた。
「おや、なんだろう、あれは」
気づいたレオナルドが不思議そうに首を傾げる。
他のお化けとは違う、白い霊のような者が登場したのだ。かなり大きい。ヒューマンやハーフビーストの女の子くらいの大きさだ。
カブっぽいお化けたちも、ザワザワしている。エヴァンがビクっとして距離を取った。
「ぇ……えっ、ま……まさか本物……」
『本物かーー??!?!』
「いや、本物ってなんだ、キミらもお化けだろう。……キミらのボスとかじゃないのかい」
突っ込むレオナルド。
『なるほどー! ボスかも! ボスー!』
「いや、なるほどって……」
いまいち話聞かないお化けたちは、白い霊のほうに群がっていく。霊は、良く見るとお菓子を持っている。お化けたちに配っているようだ。
『ありがとうボスーー!! 飴もあげるぞーー!!』
「あー、クラウディア君、耳飾りってあれじゃないかな?」
レオナルドが該当のお化けを発見した。ボスに群がろうとするうちの一体だ。
「あれです~!」
「よし! じゃあ私がもらってきますね! 通せんぼです!」
そういって向かっていったのはエルナだ。
彼女は再び歌いながら、お化けたちに近づいていった。
「~~LA~~LA、LA~~~♪」
歌いながら進むと、珍しくお化けが空気読んだ。彼らはざざっと分かれて道を作ってくれた。綺麗な道が出来上がる。
うーん、気分は歌で魅了するセイレーン!!
エルナはお化けの間をするするっと抜けていく。そして、目的のお化けを通せんぼ。
「耳飾り、返してあげてください! これと交換でどうですか!」
『おおー! おっけー!! 飴もあげるー!』
どうも盗もうとかそういう意図はないようで、お菓子をあげると、お化けはすぐに返してくれた。
「よ、良かったです。エルナさんありがとうございます。みなさんも」
アレクサンドラはほっとした表情をみせている。
お菓子を配り終わった白い霊は、ふわりとさらに浮かびあがる。そして空気に溶け込むように静かにその姿を消した。
「き、消えた……! やっぱり何かの霊……?」
『ボス幽霊だーー!!!』
驚くエヴァン。しかしお化けたちは大興奮であった。
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「ふぅむ、お化けたちも大分減って来たね~。さすが冒険者だねぇ」
レオーヌが感心している。
満足したお化けが帰っていき、残りはもうあと少し。そのうちも夜も明けるだろう。
席を外していたノノアも帰ってきている。
「レオーヌさん、飾り付け、もう少し必要かな? だいぶ出来てるけど」
と、ニールが尋ねると、レオーヌが頷いた。
「やってくれるなら、お願いしたいけど……眠そうだけど大丈夫?」
「? 別に、いつも通りの顔」
「ご、ごめん。そういえば学術都市に住んでたんだたっけ。それなら夜型だよね」
勝手に納得するレオーヌ。なお、別に学術都市に住んでるからといって、夜型というわけではない。たぶん。
話を聞いていたお化けの一体が両手を挙げてバンザイしている。
『お化けは元気だぞー! 夜型だぞー!!』
「まぁ、お化けだもんね」
ニールがお化けをつつきながら同意する。
リーザヴェールがお化けに話しかけた。
「ねぇね、まだ元気があるのなら、折角だもの。あなたたちも飾りつけ手伝ってくださらない?」
『お化けにできるかなー!!」
「出来ると思うわよ。それに、可愛く飾り付けられたらきっと、みんなもっと驚いてくださるわ。……驚かせるの、好きでしょう?」『好きーー!!』
お化けたちがノリノリで、リーザヴェールのところに集まった。
貴族に嫁いだというリーザヴェールだが、普段からのんびり園芸を行うことが多いとか。だからか装飾にもセンスを発揮する。簡単な部分はお化けに指示して、難しい部分は自分やニールたちで、器用に飾りつけていく。
ニールも一緒に腕に力を込めた。
「じゃあボクも最後に頑張らせてもらおうかな。もう少し、お化けたちとも触れ合っていたいし」
『触れちゃうぞー!!』
お化けがベタベタとニールを触る。
「あはは、ありがと。じゃあまずガーランドをまっすぐにしよう」
やる気になったお化けは聞き分けが良く、素直にニールの支持に従ってくれた。
リーザヴェールがニコニコしながら、さらにお化けたちにお願いする。
「みんな上手ね。じゃあ次は、このお化け南瓜のランタンに黒とオレンジのリボンをかけてくださる? ふんわりね」
『おーー!!』
なんだかんだでけっこう上手にやれている。
レオーヌが尋ねた。
「ねぇ、リーザヴェール氏、このへんの飾りはどうする?」
「そうね、天井に葉っぱを垂らして……それから柱にはツルやツタを絡ませていくと素敵じゃないかしら?」
「いいね! さっすがー!」
「下のほうは、レオーヌ様、ニールちゃんも、一緒にやってくださる? お化けさんは、手が届かないところはお願いしても?」
「あいあいよー」
「うん、やってみる」
『お化けもがんばるぞー!』
協力して、飾りはどんどん進んでいく。蜘蛛の巣や蝙蝠も垂らし、鎮魂祭の雰囲気全開だ。
お化けがリーザヴェールのそでを引く。
『あとはー、ねぇねぇねぇ』
リーザヴェールが応えた。
「ふふ、わかってるわ。白いカブのお化けもちゃあんと飾るわよ」
『やたー!』
お化けは万歳みたいなポーズで喜んでいる。
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お化けたちは次第に数を減らしていった。
一人残ってリーザヴェールたちを手伝ったりしていたお化けが、うーんと伸びをした。彼は満足そうな顔で、ふわーっと天井へと浮かび上がっていくと、バイバイと手を振った。
『まんぞくしたぞー!! じゃあ、またそのうち来るねーー!!』
一番最後のお化けに、みんなで手を振ってお別れのご挨拶。
レオナルドは、ふーっと息を吐いた。
「まぁ、なんだ。愉快な者たちだったね。また来た時は怖がられないといいが」
「その時までには、学生たちでも対応できるようにしておくよ。じゃあ、えーと、みなさん本当にありがとう! 飾り付けもしっかりしてるし、悪戯されてない事が分かれば、他の学生たちも安心してくれると思う」
そういって、レオーヌはアクビをした。
「思ったより時間かかっちゃったね。わたしゃもう眠いよ」
ぐったりするレオーヌを、ジョンが立たせた。
「しかしレオーヌ様、朝からまた授業がありますよ。寝ている余裕はありません」
「え、そういやそうだっけ……休んでもいいんじゃ……」
「ダメです」
「マジですか……。冒険者の皆はしっかり休んでね!!! みんなの仮装を模した人形も作っておくからねー」
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こうしてレオーヌの睡眠時間と引き換えに、事件は無事に解決した。……のだが。
謎が一点だけ残る。
「そういえば、あの白いボス霊は何だったんだろうね」
実は白い霊の正体は、ノノアなのだ。
彼女が白い布をかぶって、能力で浮いたり、消えたりしていた、だけ。察した者は、そろそろネタバラシするのかなと思っていたが、ノノアは沈黙を貫いている。
レオーヌが、ぽんと手を打った。
「ま、なんだかよくわからなかったけど、あの幽霊の飾りもあとで作っておこうな」
……結局、その正体は最後までバレないまま。ノノアの姿はボス幽霊として、模擬店の飾りとして飾られていたらしい。
この話の2日後、本番のレオーヌの模擬店・学園のイベントが行われ、無事に盛況を収めたという。
マスターコメント
イベントシナリオ易しい 報酬:少ない13 / 4〜13人
2020年11月15日 12時48分13秒 公開
参加者
相談掲示板
トリックオアトリート!遊んでくれなきゃ悪戯しちゃうわ(てへっ) と言うわけで、ノノアよ。よろしくね。 一人ならちょっとした悪戯をして、楽しむと思うわ。
おはようございます。 シャロンと申します。 お化け砂糖というのが気になります。 貴重な砂糖を贅沢に使える機会なんてあまりないですし、うんと甘いものを作ってみたいです。
こんにちは。リーザヴェールよ。 カブのお化けさんなんて素敵ね。 私は飾りつけでたのしませて貰おうと思ってるの。 折角のパーティだもの学生さんたちにも楽しんでもらいたいわ。
ニール・ロブラリア。よろしくね。 何をするか細かいことは考え中だけど、 食べる、楽しむ、あたりかな……料理は、ボク、少し苦手みたいなんだ。 お化けと遊べる機会ってなかなかないと思うから、 文字どおり、彼らと触れ合えたら、嬉しいな。
No.5
レオだ。よろしく頼む。 こんな機会もそうそうなさそうだからな、主にお化けと遊んだりをメインにする予定だ。見かけたらよろしくな。
ぁ、あの!クラウディアです! すみません、私の耳飾りを見てませんか!? さっきカブのオバケが持って行っちゃ―っていた! 待ってください、それが無くなると困るんですー…! (要約:オバケにイタズラされてます。イタズラ対象フリー素材)
初めまして、エルシーです。 お友達とそのお友達と、3人で遊びに来たんだ。 何をしようかまだ相談中。 ……お化けと遊んで、甘いのを食べるかな? 大切な耳飾りが無くなったら困っちゃうね。 遊んでくれた子(お化け)が持ってたら、返してあげてってお願いしておくよ。
ハーフビースト、シーフのハル、だよ! よろしくね いっぱいお菓子くれるって聞いて来ました! (食べる専門) 耳飾り?(キョロキョロ ふぇ、美味しい人(お化け)いっぱいで、探すの大変そうだね 僕も、探してみるね! エルシーとエヴァンと参加、です どう動くか、もうちょっと相談して決めるね
耳飾りをなくされたなんて大変ですね。 見かけたらお知らせいたしますね。 (せっかくなのでフリー素材便乗させていただきます
……エヴァン・ピオネロ…です。 友達と参加します。……よろしくおねがいします。(ぺこり) お化けさん…怖い…けど、仲良くなれてから …みんなで手を繋いで…大きな輪になって…踊りたいって思ってます。(お化けと踊る) 良かったら、一緒に……(おどおど)
エルヴンシューターのエルナです!初めましての方もそうでない方もよろしくお願いしますね! セイレーンな仮装で参加するので、お化けさんの演奏や踊りに合わせて陽気に歌って楽しもうかなと思います! 一緒に参加してくださる方がいれば歓迎しますよ! クラウディアさんの耳飾りを!大変です!捕まえられるかは分からないですが、歌や踊りやらで一角塞ぐので逃げ道を減らせるかもです!
ギリッギリで申し訳ないが一応挨拶をするよ、レオナルドだ。 僕はお化けたちの胸中を思い胸が張り裂けそうなのだよ。 これほど友好的なのに、殆どの生徒は彼らを恐れ逃げ出してしまう……その寂しさはいかほどか。 そういうわけでお化けに礼儀作法とか仕込んで遊びます。