若き冒険者達とゴブリン撤退戦
望月誠司
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シナリオID:69
オープニング
妖精のように可憐なブロンド少女がにこっと柔らかく微笑んだ。
リーンエス王国にあるセンチネル伯爵家領が第一都市赤染めの橋にて。
冒険者ギルド機能を嘱託されている酒場”鉄の門”――普通、それなりの規模の街ともなればギルド直轄の支部が置かれるものだったが、この街は嘱託のままだった――その依頼受付窓口の職員の見目は愛らしくも麗しい。
幼さを残した顔立ちながらも抜群のプロポーションを誇っている。他には耳が尖っているのが特徴的だ。
「そちらにとっても、そう悪い話では無いと思いますが……」
可憐な少女? が上目遣いに窺うように尋ねて来る。
冒険者酒場”鉄の門”、ゴツイ名前の割には、全体的にほのかにあまーい清涼感のある香りとキラッキラッとした空気の漂う場所である。
だが――
この酒場で出されるエールの味は、苦い。
●
揺れる馬車内にて。
「いやー、良い依頼にありつけたなぁ!」
燃えるような赤髪の、きりっとした眉の、年の頃、十五、六の少年が嬉しそうに言った。
駆け出しの剣士なのだろう、簡素な革鎧に身を包み、腰に剣を佩いている。
それに、
「都会は不安だったが、俺達もなんとかやっていけるかもしれねーな!」
と弓を背負った同年代の青髪の少年が景気よく相槌を打つ。
「ちょっと二人とも! もう子供じゃないんだからっ! はしゃいで大声出さないのっ!」
短剣が収まった鞘を腰の両脇に吊っている桃色の髪のボーイッシュな少女が少年達をたしなめ、
「すみません、騒がしくしてしまって……」
シスター服に身を包み込んだ黒髪娘が、同乗している貴方達に対して頭を下げて来る。
彼等は今回”鉄の門”で同じ依頼を引き受け、作戦を共にする事になった若き冒険者達である。
美少年と美少女揃いのこの四人組は全員同じ田舎村出身の幼馴染達なんだそうな。
揃ってある日突然授恵者になったそうなのだが、一山あててやろうと少年二人が志して旅立ち、心配になった少女二人がついてきたらしい。
青春である。
キラッキラッである。
宝石のように。
嗚呼、儂らにもあんな時代があったのぅ――と、ご老体が目を細めて遠くを見る程度には青春である。
「今回はよろしくお願いいたしますね」
少女シスターがにこっと微笑む。
「頼りになりそうな人達も一緒だし、今回の依頼は楽勝だな!」
「油断は禁物よ! って言いたいけど、ゴブリンは六匹くらいなんだっけ? これだけの人数だとちょっと戦力過剰かもね。ゴールディとかの知性と文化あるゴブリンさん達相手ならともかく、そこらの野蛮な野良ゴブリン六匹なんて、あたし達四人だけでも十分やれそうなくらいだし」
「そうだなぁ、ただ、鉄の門の職員さんは、
『――もしかしたら、ですが、目撃されてる数以上のゴブリンがいる可能性もあります』
って言ってたから、念には念を入れてって事なんじゃないかな? まー、少しくらい増えたって、こっちにはこれだけの人数がいるんだから問題無いさ!」
「だな、楽勝よ! こんな楽な仕事でこんなに報酬貰えるってのは、割り良いよなー!」
「帰ったら祝賀会開きましょう! 祝賀会! ぱーっとやってやるわ!」
ウェーイと三人の少年少女達が騒ぎ、シスターが困った顔ように微苦笑を浮かべていた。
●森にて
「ど、どうしてっ? どうしてこんなにっ?!」
「話が違うじゃねぇかあああああッ!!」
「あぐっ!! にっ、逃げてっ! 逃げーーいぎゃゃああああああ!!」
「メ、メリッサぁああああああああ!! かはっ!!」
突然の奇襲だった。
依頼人が手配してくれた馬車から降り、ゴブリンの巣があるという森の中に入り、しばらくしての事だ。
先頭をゆくシーフの少女が罠にかかって脚を怪我したのは。
森のいたる所に罠が仕掛けられていた。
ゴブリン達は人間達が襲撃に来る事を察知でもしていたのか、万全の迎撃態勢を整えていた。
しかも数が多かった。
ギルドでは六匹程度、という話だったが、シーフの少女が負傷すると同時に冒険者達を半包囲するように姿を現したゴブリンの数は六十匹を超えていた。
二倍、三倍どころではない、十倍以上である。
さらには全員が手に弓を持ち、腰に剣を佩いて武装していた。
極めつけはさらに一体だけ、杖を持ったゴブリン少女がいた事だろう。彼女は杖を振るって荒れ狂う稲妻の領域を展開し、冒険者達の移動を鈍らせた。
そこへ四方八方から矢が飛んできたのだからたまらない。
明らかなキルゾーンに嵌められてしまった事を悟った冒険者達は、一旦後退する事にしたのだが、撤退の途中、脚を負傷していたシーフの少女が遅れ、最後尾となり、背に矢を受けて倒れてしまったのだ。
転倒した所に次々に矢が撃ち込まれ、それに気を取られたシスターの少女も矢に胸を射抜かれ気絶し倒れてしまった。
「ち、畜生おおおおッ!」
「やるしかねぇかぁあああッ!」
少年二人が覚悟を決めた面で叫び、駆ける足を止めて振り返る。
どうやら、彼等は反転して少女二人の救出を試みるつもりらしい。
だが、この状況下でそれを成し遂げるのは、かなり難しい事だ。
さらに最悪な事は、両手に短剣を持ったゴブリン達が五体ばかり退路の方向から疾風の如く迫り来ていた事だ。
さて、ここで貴方達である。
どうする?
解説
マスターより
リプレイ
ギ・ガガが駆ける方向を回転させた。
身長124cm、ゴブリンの少年が爆発的に加速する。二人の背を瞬く間に追い抜いた。
うつ伏せに倒れているメリッサの隣を抜ける時、ガガは言葉を置いた。
「ゼツボウスルニハ、マダハヤイデゴザイマス」
森の妖鬼達の弓から放たれる矢が、殿へと躍り出た少年へと嵐の如くに襲い掛かった。
他方。
(無茶も無謀も承知)
ノックス・マグナもまた振り向いていた。
黒髪の青年は意識を鋭く振り絞ると、右手に光を集めて矢と成さしめ弓に番え撃ち放つ。
光弾が鋭く射出され、最奥のメリッサの足元付近の地に突き刺さった。
(このような理不尽な形で私達の、彼らの冒険が終わって良い筈がありません)
灰色の煙が瞬く間に噴出して立ち込め、シーフ少女の姿を覆い隠してゆく。
ノックスは間髪入れず、煙の中に幻影を出現させんとエーテルを操った。
(持てる力の全てを以てこの窮地を全員で脱してみせます)
狼のマギステルがプリム目掛けて駆けだしてゆく。
「バート! ベルク! 次の矢が来る! 構えて!」
マリイ・パルティスもまた振り返っていた。
今の彼女は眼が良い。およそ視力6.0相当の超視覚を持っている。それは視力1.0で見分けられるものが六倍の距離からでも見分けられる力だ。
「全部が追って来てるわけじゃない、落ち着いて!」
マリイは冷静に、そして素早く、その眼の良さで、追って来ている妖鬼達の数を把握していた。
その傍ら、右手に光の矢を形成して短弓に番え撃ち放っている。森中にさらに煙幕が爆発的に立ち込めてゆく。
そんなマリイの眼にはベルクがプリムに駆け寄り、バートが煙中へ突っ込んでゆくのが見えていた。
あの二人、構えろってのに、止まってない。
「すまねぇ!」
ベルクが弓剣妖鬼に背を向けシスター少女を抱え上げながらそんな言葉だけをマリイへと返して来る。
案の定、飛来した矢が、立ち上がらんとしたベルクの背に突き刺さる。
少年が苦悶の声を発し、片膝をつく。
どうして。
マリイの脳裏を言葉がかすめる。
敵の策にはまり仲間を危険に晒してしまったこと、反応が遅れたこと、反省すればキリがない。
涙が出そうだ。
(――それは後)
マリイは歯を喰い縛って、後悔を無理やりぶん投げた。
全員で帰るためにも、切り抜けなくては。
マリイが決意を改めた次の瞬間、燃えるような赤毛の男が場に飛び込んだ。
「僕としては誰か一人でも帰還する事が重要だと思うんだがね!」
光輝くエーテルの波動が、男を中心に逆巻き津波の如く周囲へと広がってゆく。
レオナルド・ピーフォウル。
彼は思う。
ここで全滅すればギルドに何も伝わらず、犠牲は十二人で終わらないかもしれない。
だから情報をギルドに伝える事、これこそが何より肝要。
だが、
「――だが、皆はそうではないようだ」
負傷している者達が急速に癒えてゆく。
輝く光を周囲へと放ちながらレオナルドは言った。
「残る以上は覚悟を決めなくてはならない。全員で生きて帰る覚悟を、だ――見せたまえ!」
「お、おうっ」
治療術を受け我に返ったか、あるいは気迫に圧倒されたか、その両方か、ベルクはプリムをレオナルドの前に降ろし、弓剣の方へと向き直る。
レオナルドは持てる医療知識を総動員して容態を確かめる。
「一時的に押し返す! その間に何とかしろ!」
喧騒の中、レギン・アンドヴァリが怒鳴るように叫び、斧を構えエーテルを全開に解き放って加速しながら後方へと突撃してゆく。
「ああ! 頼りにしてるよ!」
レオナルドはプリムの身に視線を走らせつつレギンへと叫び返し、その左胸に刺さっている矢を両手で掴んだ。そして、引き抜かず、根本付近から圧し折る。
刺さっている場所が悪い。鏃を抜くのは後だ。
一方、後方最前線。
「オシゴトデゴザイマス」
ギ・ガガは嵐の如く迫りくる矢に対し斜めに駆け跳躍、木の幹を蹴ってさらに三角跳びに切り返して跳ぶ。
僅かな滞空の後、次の樹木の幹に足裏からまた着地して、樹を疾風の如く駆け登ってゆく。壁走りだ。
唸りをあげて飛来する矢が、少年が駆けた直後の幹に次々に生えるように突き立ってゆく。
ガガは樹枝から大きく跳躍して宙空、身を捻りざま弓に矢を番え撃ち降ろした。
閃光の如く飛んだ矢が弓妖鬼の身を射抜く。よろめく、が、倒れない。
だが、次の刹那、猛然と飛来した衝撃波が周囲の枝葉ごとぶち抜いて弓妖鬼を吹き飛ばした。
衝撃波が開いた道を辿れば、小柄な、しかし成熟した肉体を持つ赤毛の女ドワーフが斧を降り抜いた姿勢で地に立っていた。レギンだ。彼女が衝撃刃を放ったのだ。
一方、退路方向。
双短剣を手にした妖鬼達が疾風の如く迫り来ている。挟撃だ。
(ど、どうしてあんなにゴブリンが……まさか……ギルドが私たちを騙して……)
リディリディ・トゥラ・ イェレミースは後退しつつ、酷く動揺して、渦巻く疑惑を胸に発生させていた。
冒険者ギルドに限ってそんな――
ふと、思い出す。
あの街の支部はギルド直轄の支部では無い。
嘱託だ。
機能を頼まれているのは。
鉄の門。
その主は。
センチネル伯。
赤染の橋の領主。
でも、どうして――
「光よ!」
閃光が物思うリディリディの脇を抜けて飛んだ。
「コルデラ、援護をお願い!」
レオナルドの到来を確認したマリイは即座に短剣妖鬼の迎撃に移っていた。狼が森を駆けてゆく。
(――今は考えてる場合じゃない)
我に返ったリディリディは呪を唱え長杖を振るった。迫り来る妖鬼達を包み込むよう光輝が収束してゆき、次の瞬間、猛烈な氷雪の嵐に転化した。
先頭を駆ける短剣妖鬼が跳躍して光矢をかわす。しかし宙にて吹雪に呑まれ、身を急速に凍てつかせてゆく。
リリアーヌ・ウォルトグレイヴはエーテルを全開に爆発的に加速し突撃した。
「――ハァッ!!」
上段に振り上げた大剣にエーテルを集中させ一閃、斬撃を不可視の衝撃波と転化して飛ばす。
凍てついた短剣妖鬼はかわしえず、衝撃波に撃ち抜かれて吹き飛ばされる。樹の幹に激突、うつ伏せに転がった。動かない。撃破!
――祖国で若者を死なせるのは貴族として寝覚が悪かった。
救助は至難。
なれど。
なれば。
武門ウォルトグレイヴの使命として生還への道を拓くのみ。
「死中に活を、この身を修羅とし退路を塞ぐ敵を殄戮します」
銀糸の髪を森の風に靡かせる美しき貴族少女は、紅の瞳に気高い誇りを宿していた。
群がり来る妖鬼達に対し大剣を構え直し、駆ける。
数の不利に圧倒されないように立ち回りたい。
が、
「カァッ!!」
戦いは数だぜ!
と言わんばかりに、氷嵐をかわし来た短剣妖鬼達が突撃するリリアーヌを取り囲んで、双刃を振るう。
一閃。
二閃。
三閃。
四閃。
五閃。
六閃。
――リリアーヌは必死に身を捌くも、かわせない。
瞬く間に銀糸の貴族少女は縦横に斬り裂かれ、身を鮮血に染め上げてゆく。
激痛に意識が遠のく。
傷口が灼熱するように熱い。
冷たい死が急速に迫って来る。
「シャアッ!!」
鋭く赤眼を光らせる四体目の妖鬼が殺意を刃に秘め、少女の喉元めがけ飛び掛かった。
●
アンジェラは森で叫ぶヒト達の様子を見ていた。
かつて――頭領は「生きろ」とアンジェラに言った。
その言葉は彼女にとって呪いだった。
どんな生き恥を晒そうとも生き残らなければならない、そう思ってしまう。
そして今までのアンジェラならば――
『バルバロイのアンジェラ』ならば――
全てを見捨て、逃げていた筈だった。
――アンジェラは倒れた者を助けにゆくヒトを見ていた。
思う。
彼等を愚かと思う者もいるかもしれない。
だが、あれこそヒトの行いだと。
リリアーヌへと飛び掛かる妖鬼へとマリイの狼が迫り吠え声をあげる。妖鬼の視線が一瞬、横へと流れる。その瞬間、アンジェラは逆横から踏み込んだ。ランスを振り下ろす。
重く唸る穂先が短剣妖鬼に激突し、小柄な身が木の葉のように吹っ飛んでゆく。
「O・O・O・O・Oッ!!!!」
元バルバロイのアンジェラ、血塗れのリリアーヌの前に庇うように立つと咆吼を森に轟かせた。
吹き荒れる殺意に空気が裂けんばかりに震える。
「カァッ!!」
弾かれたように三体の妖鬼が動いた。双刃を手にアンジェラを取り囲み斬りかかる。
一閃、二閃、三閃、四閃、五閃、六閃。
刃光の嵐が荒れ狂った。
甲冑に身を包むアンジェラ、防御を集中して固めている。
かわせない。だが、鉄盾で止め、身を動かし装甲の厚い部分で止め、短剣の刃をことごとく弾き滑らせてゆく。
衝撃力が装甲越しに身を叩いたが、頑強なアンジェラが耐えられぬ程ではない。
反撃に光塊を槍に宿して振り回す。妖鬼達は身を沈め、あるいは飛び退き、ひらりとかわす。
だが、それで良い。
今のアンジェラには共に戦う仲間がいる。
ノックスが集中して矢にエーテルを収束して番え、はっしと放つ。
着地した妖鬼の身に鋭く放たれた重撃の矢が突き刺さり、その動きを鈍らせる。
(――今!)
リディリディは己の周囲空間に輝く光弾を出現させると長杖を振って操り、流星雨の如く飛ばした。
飛来する光が、動きを鈍らせている妖鬼へと直撃し爆裂。血反吐を吐いて妖鬼が吹き飛んでゆく。
先にアンジェラに吹き飛ばされた妖鬼は、光弾を掻い潜りながら横手に回り込むと、リリアーヌに今度こそトドメを刺すべく双短剣を手に飛び掛かる。
アンジェラがエーテルを解き放った。
鍛えられた肉体を持つ女が、爆発的に加速し己を光る刃とリリアーヌの間へと強引に滑り込ませる。
鋭い刃が盾を掻い潜り甲冑の隙間を抜いて、アンジェラの脇下より突き刺さる。激痛に少女は微かに眉をしかめた。そう、少女。女としては長身で、大人びて見えるが、実年齢は十五歳。実は十八歳のリリアーヌよりも年下だ。
「……たとえ死んでも敵の武器から目を離さない」
ふらつく血塗れの大剣が強く握り締められた。
コルデラが吼え、アンジェラを刺した妖鬼が飛び退き、マリイが閃光を放ちその足を撃ち抜く。
「――それがウォルトグレイヴの剣ですッ!!」
リリアーヌは猛然と踏み込むとこれまでの修練の技巧の粋を結集して、大剣を振り下ろした。
爆風を巻き空間を断裂して奔った鋭旋の牙が、短剣妖鬼の頭部に直撃し、爆砕してゆく。
「ウォルト、グレイヴの……家訓、はっ! 一人、一殺……」
そして、血塗れ貴族少女は意識を遠のかせ、一歩、二歩と歩くと膝から崩れ落ちるように森の地に沈んだ。
●
他方。
ガガが矢を撃ち込み、レギンが斧を振って衝撃波を巻き起こし弓妖鬼を吹き飛ばし、幹に叩きつける。
残る弓妖鬼達は高速で立体機動しているガガを狙ってもさっぱりラチが明かないと判断したか、声を交わし合いレギンを集中して狙い始めていた。
矢が小柄な女ドワーフへと暴風雨の如く飛んで来て、その身に次々に突き立ってゆく。
一方。
マギがシスター少女の襟首を咥えてずりずりと引きずってゆこうとしている。が、これで逃げるのはちょっと難しそうだ。
その衝撃か、治療の成果か、プリムがうっすらと瞳を開いた。
「わ、た、しは……」
「動けるかい?」
「……は、い!」
癒しの光を発し続けているレオナルドからの問いかけに、黒髪少女は身を起こし、立ち上がろうとした。が、手足がガクガクと震えていて、明らかに駄目そうだ。
「――乗ってください!」
ノックスが弓に矢を番えつつ叫んだ。
マギは体長1.5m、なかなか大きい。いけるか?
プリムは少し逡巡したが、やがて頷き、レオナルドの手も借りて狼の背に跨った。
煙中からバートとメリッサが出て来る。
●
「……くっ!」
レギンが痛みに顔を顰めつつも斧を振るって衝撃波を巻き起こし一体の妖鬼をまた吹き飛ばす。
だが、その小柄な身にもさらに矢が撃ち込まれてゆく。
女はハリネズミのようになっていた。
それでも持ち堪えられているのは、レオナルドの範囲回復がここまで届いているのも大きな要因だろう。
矢が一本、妖鬼に刺さる。ベルクの矢だ。
「レギン! テッタイデゴザイマス! アイズガ、キマシタ!」
樹木の上から降りて来たガガが女ドワーフの前に立ち、弓矢を引き絞って放ち、妖鬼へと追撃を入れまた一体を射殺す。
「わかった! 遅れるなよッ!」
レギンがエーテルを全開にして方向を転じ、離脱してゆく。
「ギギ……ノックス!! エンマクデゴザイマス!!」
少年が矢を受けつつも踏みとどまって叫べば、光の矢がすぐに飛んできて足元に突き刺さり爆ぜ、煙が爆発的に広がった。
●
「今です! 走って!」
リディリディが叫んでいた。
炎球がその長杖の先端より投射され、爆裂し、紅蓮の炎が森の中を意志を持つように踊ってゆく。
一体がかわした、一体が炎に呑まれ絶叫と共に火達磨に包まれる。
「私達は退く! お前たちも退け!」
炎の中、アンジェラは殺気を放ちながら妖鬼へと叫んだ。
「選べ! 私達を見逃すか! それとも死か!」
すると、火に包まれている一体は即座に背を向け駆けだした。もう一体は態勢低く前傾姿勢でアンジェラ達を睨み、短剣の切っ先を向けつつも、やはり後退してゆく。
レオナルドがリリアーヌへと駆け寄って治癒を施し、
「運びます!」
マリイは気絶している少女を背負い、バートとベルクが得物を構えてその後ろに立った。
プリムがエーテルを送り込んでマギが駆け、メリッサは二本の足で走ってゆく。
少し遅れてノックスが、レギンが駆けて来て、最後にガガがやってきた。
一同が脱出する速度は、レギンが危惧したよう負傷者を背負っている事もあり、あまり速いものではなかった。
だが、妖鬼達は追撃を中止する事を選択したらしく、なんとか全員生きて森を脱出する事に成功するのだった。
●
帰り道、
「マッタク、コンナシゴトハ、ニドトゴメンデゴザイマス」
ガガがぼやいて、
「冒険者になんて、やっぱりなるものではありませんよ」
リディリディが思いの丈を述べ、
「然るべき所に落とし前をつけさせましょう」
ノックスが静かに言って、
「いい加減な情報を寄越したギルドに文句を言ってやらないとな」
レギンが頷き、皆で鉄の門から報酬をふんだくって別れ際、
「生きる事から、逃げるなよ」
アンジェラは四人組へとそう言った。
彼等は都会での活動はもうやめるそうだが、冒険者はまだ続けるらしい。
「――あんた達みたいな立派な冒険者になるよ!」
少年少女達はそう言っていた。
後日、鉄の門の子飼い達が出撃しあの森の妖鬼達を殲滅したらしい。
既に罠と数が知れていた為、圧勝だったそうだ。
受付は自主退職したらしく新しい雇われ職員がいつもの台詞を言っていた。
――センチネルは貴方を高く評価しています。
この酒場で呑むエールは、少し苦い。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:多い8 / 4〜8人
2020年10月24日 16時17分27秒 公開
参加者
レオナルド・ピーフォウル
- イェレミース トゥラ リディリディ
ノックス・マグナ
マリイ・パルティス
リリアーヌ・ウォルトグレイヴ
ギ・ガガ
アンジェラ
レギン・アンドヴァリ
相談掲示板
ドウモ斥候ノ、ガガデゴザイマス。 職ノバランスハ、悪クナサソウデゴザイマスネ。アリガタイデゴザイマス トリアエズ……最初ニ決メルベキハ”助ケル”カドウカデゴザイマスカ。 オイラハ、ドッチデモヨイデゴザイマス。 一番ハ自分ノ命デゴザイマスシ、タダ多数ガ”助ケル”トイウナラバ ソノホウガ、オイラモ助カリソウデゴザイマスカラ……トイウ考エデゴザイマス
ウォーリアのレギン・アンドヴァリだ。 よろしく頼む。 助けるのか否かについてだが、 一時とは言え仲間を見捨てるのは性に合わない。 どうなるにせよ助ける努力はしてやりたい。 って所かな。
ヒーラー、レオナルドだ。よろしく頼むよ。 既に始まっている通り、今回は意思統一が大変重要な状況だと思う。 というわけで僕の意見は『助けない』だ。 此方より相手の数が多く、挟み撃ちの形。 その上、自力で動けないのが二人とそれから離れそうにないのが二人。 それを助けるというのは、中々困難な話だと思うよ。 ああ、勿論チームで動く以上全体の意見には従う、そこは安心してくれたまえ。
シューターのノックスです。 後方からの命中回避を下げることをが出来ますよ。 よろしくお願いします。 私としては駆け出しの四人も救いたいと思います。 今回の窮地は彼らに非が有ったわけではない。 それにこの数のゴブリンを見間違えるのはあまりに不自然だ。 こんな理不尽な形で命を落とすのはあまりにも、あまりにも可哀想だ。
シューターのマリイと申します。よろしくお願いしますね。 そうですぇ。同じ依頼を受けた仲間です。 (都合上どうしようもなかったとはいえ)怪我をしている少女を最後尾にした私達に責任はないとは言えません。若い彼らだけに全てを背負わせるのは酷でしょう。 なので、私も救助に向かいたいなと思います。
リーンエス出身のウォリアー、リリアーヌ・ウォルトグレイブにございます。 私としても祖国の地で若者を死なせるのは寝覚めが悪いので、なるべくなら助けて差し上げたいとは思います。 ただ、私の能力や職は恐らく退路に塞がる敵を討つ役割に適していると思われるので、直接的な救助活動が出来るかは分かりません。 なので救助に関して有効かつ実行力のある提案は出来ない者の意見と捉えてくだされば幸いでございます。
No.7
その・・・、キャスターのリディリディです。 よろしくお願いします。 助けるかどうかですが・・・。あの、すみません。私も助けたいです。 彼らをそのままで置いていけないです。 私があの子たちと同じ立場になってしまったら、助けないでいいって・・・、やっぱり言えませんから。 クラスですが、えっと今回は ウォーリア3 シーフ1 ヒーラー1 キャスター1 シューター2 となっていますね。
うむ、アンジェラさんの意見がまだだが、既に助ける派が多数だし、そちらの方向でよさそうかな? というわけで、どう戦うべきかも考えねば。 敵を全滅させる前に逃げ出すとしても、短剣ゴブリンの討伐は必要だと思う。 しかし、若者四人の援護もいるだろうから、僕ら八人が前後に別れる形になるかな? まあ、射程のあるシューターやキャスターは中心に陣取って、適宜押されている側を援護するというのもできるかもしれないがね。 ちなみに僕はまだ決めかねてる。 いや、あの倒れたシスターがシステム的に復活できる戦闘不能ならまだ動きやすいのだが……どうなのだろうな。
助ケル方向デ考エルノハ、ワカッタデゴザイマス オイラモ、レオナルドト同ジデ マズハ、裏ノ敵ヲドウニカシタホウガ、イイト思ウデゴザイマス タダ、ワケカタ二関シテハ、意見チガウデゴザイマスネ オイラノ考エデゴザイマスガ 第一優先ハ”戦線カラノ離脱”デゴザイマス 最初二、先急ギヤロウドモヲ止メ、一度落チツカセ シューターニハ、短剣ノ援護ヲ、ウォーリアニハ、オンナノコ一人ヲ抱エテ貰エタラ、オイラタチモ、動キヤスイト思ッタデゴザイマス OPデ”頼りになりそうな人たち”ト言ワレテルデゴザイマスカラ、助ケル意思ガ、コチラニモアルト言エバ、話ハ通ジルト考エタデゴザイマス ソノ上デ、モウ一人ノオンナノコヲ抱エテ離脱スル、ウォーリアヲ、オイラタチカラ一人 離脱ヲ、優先スルデゴザイマスカラ、足ノアル人ガ、殿デ動イテ、多数デ逃ゲ道ヲ、早ク作ルといった感ジ……ト思イツイタデゴザイマス 相手ヲ倒シキル気ハ、ナイッテカンジデゴザイマス マァ……ソノ場合、殿ハ、オイラガ受ケ持ツデゴザイマス
ウォーリアのアンジェラだ。 ヒトは、ヒトを守るものと聞いている。 だから助ける事には賛成だ。 とりあえず今はこれだけを。
お二方が案を出していますが、私はギさんの案を支持しますよ。 シューターとキャスを中心に置いた場合どっちつかずとなり命中のマイナス補正で攻撃が当たらない可能性が高いので。 ただ、短剣ゴブリンの攻撃対象となっている前衛に弓剣ゴブリンの攻撃が届かないよう6ヘクスの間合いは保ちたいですね。 私自身の行動としては、倒れている二人のところに煙幕を張ってそこに幻影を出し続けることで弓剣ゴブリンの攻撃を誘うことを考えています。
No.12
そ、そう・・・ですね。 相手の数が多いことと、地の利で考えてもこちらには不利です。 赤毛の子と青髪の子に救助者を抱えてもらったら逃走を考えたいです。 あの・・・、短剣ゴブリンへはフレイムゲイズを放ちます。 それを脱出のきっかけに使ってもらえるでしょうか。
ふむ、とりあえず早めにすり合わせておきたいのだが、ガガ君の意見としては、 ・弓剣は積極的には倒さない、殿が足止め ・短剣は殿、行動不能の者を抱える人員以外で対処 ・突破可能まで短剣を減らせたら離脱優先 という認識で大丈夫かな? >6ヘクスの間合い 目的は生き残ることだしね、僕もそれでいいとは思う。 その場合、殿は最低でも二人必要か? できれば横3ヘクスくらいは弓剣を止める壁が欲しいが、殿が多すぎると本末転倒になるな……。 それこそノックスさんの煙幕などを上手く使いたいね。
私の考えでは、二人を抱えているウォーリア二人を私たちの集団の比較的前方に配置して、短剣ゴブリンを倒した後にすぐに弓剣ゴブリンの追撃から逃れられるようにすると認識していましたが、ここに齟齬があるようですね。
>レオナルド 認識ハ、ソレデアッテルデゴザイマスネ シーフガ、二人イレバヨカッタノデゴザイマスガ…… ノックスノ煙幕ヤ、リディノ範囲魔法デ補エレバト思ウデゴザイマス
現状の方針に異論はありませんが、やはり何を置いても退路を塞ぐ短剣を早期に討ち退路を確保せねばならないかと存じます。 リディリディさんが魔法で先制なさるなら、私がチャージングにて斬り込み全力戦闘にて早期に1匹は斃せるよう努めましょう。 とはいえ短剣は5匹おりますので、退路確保側の前衛が私1人の場合は苦戦は間違い無しかと。
(メモに図を描く) ーーー 弓剣 殿 女女(檻が抱えて下がる) ↓ ↓ ↓ ↓ ここまで下がる 遠隔組 壁組 短剣 --- ノックスノ認識ガコウナラ、オイラト同ジデゴザイマスネ アエテ抱エルノヲ、ウォーリアーニ御願イシテルノハ アクマデイメージデゴザイマスガ、比較的”人ヲ一人抱エテモ”運ブノニ、支障ガデナサソウダカラッテダケデゴザイマス
齟齬があると思いましたが、なさそうですね。失礼しました。 あ、運搬役としてならゴリラを雇ってきましょうか? 私が連れている狼はあまり役立ちそうもないですし。懐にも余裕があるので。
ア、ソウカ……シューターサンダカラ、動物サンモイルンデゴザイマスネ ゴリラガ連レテ来レルナラバ、ソレガ一番カモ知レナイデゴザイマスネ……
No.20
あ、マグナさんではなく、私の認識が間違っていました。 青髪のシューターの子には援護を、赤毛のウォーリアの子とこちらの誰か(ゴリラ?)でひとりずつ抱えるということですね。 や、ややこしくしてしまってごめんなさい。
ゴリラがいれば助かるのは間違いないな。 そうでなくとも単純に手が増えるのは助かる。 作戦については現状は特に異論はない。 とりあえず私は殿を希望しておこう。 チャージングがあれば撤退もギリギリ何とかなるだろう。
フムフム……コンナ感ジデゴザイマスカネ?(話してた大筋をメモに纏める) --- 1.フラムバート(赤毛)とベルクライト(青毛)を宥め、戦力として使えるようにする (レオナルドがヒーラーとして治療できる旨を伝えると説得力が増すか?) 2.レギンとギギが殿として弓剣ゴブリンを相手取る 3.フラムバートとゴリラ(ノックスのペット)でメリッサ(桃毛)とプリム(黒毛)の救助 4.上記以外のメンバーで短剣ゴブリンを倒す(最低でも脱出できるような数まで) 5.メリッサの意識自体はある為、レオナルドの治療で走れそうならば、ゴリラもフラムバートも短剣組へ 6.脱出可能な目処が立った場合、殿組へ合図を送り全員脱出(リディの魔法が妥当か?) --- ギ……ヤリタイ、シタイ事ガアレバ、ソレ優先デイイノデゴザイマスガ
と、半日でかなり進んでますね。 私としては短剣使い相手の対応で問題ありません。素早い敵ですし一人はシューターが回った方が良いでしょう。 とはいえ、方針決め以降顔出せてない方の意見も聞きたいところですね。他にも救出に回りたいという方もいるかもです。 では私は足を狙って機動力や回避能力の低下を狙っていこうともいます。当てるのが難しい場合は素直に胴体を狙うかもですけど。 狼は攻撃はしませんが、適当に走らせて多少敵の意識を奪えたらと思います。
うむ、僕としてはガガ君のメモの大筋で異論はないかな。 プリム(シスター)がルール上で言う『戦闘不能』であったり、メリッサ(シーフ)が『移動阻害』にかかっているのなら治療もしてやれるとは思う。 どちらにせよ彼女たちは既に攻撃を受けているし、まずは一回ヒーリングオーラを使うかな。 とはいえ、難易度は跳ね上がると解説にあるし、上手く行けばラッキーくらいに考えておきたいが。 >配置 他の者との兼ね合いもあるので絶対とは言わないが、僕はできればガガ君の言う所の遠隔組に入りたい。 ヒーラーであるなら壁役に入る選択肢もあるとは思うのだが、弓対策で殿と短剣用壁役の間を6ヘクス取るのなら、僕がどちらかに居るともう片方の端へのヒールが届かない恐れがあるからね。
ギの纏めてくれたメモの動きで問題はない。 私にそのような纏め方は出来ない。ギは頭の回る奴だな。うむ。 私は短剣の相手だな。遠距離攻撃は出来ないから壁担当、だな。
ギさんは纏めありがとうございます。 あらためて、私は短剣を倒し退路確保担当を宣言しておきますね。 なるべく早く数を減らし、救助成功後の撤退が速やかに推移するよう努めます。
配置は問題ないとみていいかな? >殿 殿の行動だが ノックスの煙幕に乗じて突撃し2人の救助の援護。 救助後も留まりゴブリンの足止め。 合図があり次第速やかに撤退。 と言った流れで良いのだろうか。 あと、撤退時だがゴブリンの追撃を振り切れないと判断したら足止めの為に留まろうと思うのだが問題ないだろうか。 まあ、留まると言ってもほんの少しだろうが。
ギギ……留マラレルト、ミイラ取リニナルカモ、知レナイデゴザイマスガ…… 撤退時ニ、ノックスノ煙幕ヲ貰エルト、良イト思ウデゴザイマス
留まるという言い方が良くなかったかな。 足の鈍ってる奴らが距離を稼ぐための足止めが少しできればいいという考えなんだが…どっちでも同じか。 あ、それと私が対象としたゴブリンは短剣の方だな。書き忘れていた。 弓剣の方は距離が取れてるから余裕はあると思う。 まあ、ギの懸念もあるし、やめた方が良いというならやめておこう。
オイラハ弓モ使ウデゴザイマスカラ 撤退時、レギンノ援護ヲスルデゴザイマスヨ 気分ヨク、動ケルホウデイイト思ウデゴザイマス 大丈夫、一人デ残サスヨウナコトニハ、サセナイデゴザイマス
私はレギンさんの意見も重要だと思いますよ。 強行突破するとしても、その間短剣ゴブリンが何もしない訳ではないでしょうから、 もしかすると誰かが相手をする必要が出てくるかもしれませんからね。 煙幕の使い所としては、最初の救助に一回、弓剣の攻撃を耐えるのに二回、最後の脱出の際に短剣に向けて一回でよろしいでしょうか? 一回につき3ターンしか持たないので6ターンの間に数を減らしていただければと思います。
うーむ、一番わかりやすいのは撤退タイミングを短剣全滅時にしてしまう事だが……。 当然だがそうすると殿組の負担が大きくなる。判断に迷うがもう迷ってる相談期間も無いのだよな。 煙幕が効く6ターンを目安に考えると、5体全滅はそもそも難しいと考えた方がよさそうな気もするね。 >撤退時の足止め 動けぬ者を抱える人は移動力も下がると考えるべきかもしれないしね。 弓に関してはまあ後続の者が肉盾になる案もあるが、懸念はやはり短剣だね。 足止めする場合は、名乗り出てくれている通りガガ君やアンドヴァリさんが適任だとは思う。 移動力を引き上げるスキルもあるから、最終的な離脱も一番上手くやれるだろうしね。 >煙幕 僕としては異存ない。 妥当な配分だと思うよ。
煙幕に関しては私も持っていこうと思います。基本は短剣相手なので、最初の突破時に弓兵相手に一度と、 後は撤退時、全員が短剣を抜けた後に殿さんの後ろに展開して弓兵の妨害にできたらなと思います。 足止めも、進みながらにはなりますが可能な限りは攻撃に参加しますかね。距離は開くでしょうから外す可能性もありますが、牽制くらいにはなるでしょうか。
ギリギリになって申し訳ないが仮プレを送信したので、全体に共有しておくよ。 『』内が心情を除いたそれだ。作戦の概要は書いたけど、誰がどの位置とかは殆ど書いてないので気を付けてくれ。 僕自身の手番が惜しいのもあって、『輝刃』は短剣側にしか飛ばしていない。 作戦の都合上、弓剣側にはいらないとも思うが、必要ならば言ってくれ。 『●作戦 殿が弓剣の足止め その間に残りのメンバーで短剣を相手取る 少女はノックスのゴリラと赤毛で中間まで運搬 レオナルドは短剣側後衛、殿を含めた仲間の回復と援護 ●行動 まずは先走ってる少年二人を追い、合流 倒れている少女も含めて『ヒーリングオーラ』、治療役がいる事で冷静さが戻ればいいのだが 『医療・薬学』の知識で状態も軽く確認しておきたいね、この場で治療して自力で動けるのならそれに越したことはない (システム面での【戦闘不能】や【移動阻害】かを確認。必要なら『解呪』使用) さて、少女たちを回収できたら正念場だ 短剣と直に戦う前衛や数の少ない殿の面々への回復を最優先 次いで、短剣側への『輝刃』での援護だ 万一殿をすり抜けた弓剣が動けない少女に迫るなら、彼女たちを守るために『光縛封』を使うのも手かな どちらにせよ、実に忙しい身になるな 『天眼』も駆使して、自分がいない側の状況にも気を配らねば 短剣を突破できる合図が出ればさっさと逃げよう この段階だとできる事はほぼ無いが……打たれ弱い面々への矢を、身体で防ぐくらいは可能なはずだ』
オイラモ、仮プレ出シテオクデゴザイマス 後場面ノ描写ノ始メハ、”一緒ニ走ッテイル時ニ、二人ガ振リ返ル”所ダト思ウデゴザイマス 逆ニ言エバ、初動ノ速サデ、コッチガ先ニ動ク事モアリエルト思ウデゴザイマス 少シデモ、レオナルドガ声カケスルノガ、早マレバヨイノデゴザイマスガ……
---- ●初動 「シカタナイデ、ゴザイマスネ!」 メイン移動、疾風足を使い真っ先に弓剣ゴブリンへと駆け出す メリッサの横を通るとき「ゼツボウスルニハ、マダハヤイデゴザイマス」と声をかける ●殿として 「オシゴトデゴザイマス」 ”回避集中” 近い敵は短剣、距離があれば弓と使い分け、ゴブリンに突破されないように立ち回る ”フェザーステップ”でのヒット&アウェイ ”壁歩き”によって木を足場に三次元に動き、狙いを絞らせず 合間合間に"捜波"を使い敵の位置を把握する。又、その情報を味方へも伝える 避けにくいと判断した攻撃は”反応強化”を使う どうしようもない攻撃は覚悟を決めて受ける こちらを無視しようとする相手は”疾風足”を使って急接近し、直接対峙することで”向かわせない”という意思を見せつける 「ギギ……アイテハ、オイラタチデゴザイマス」 ※撤退時に”疾風足”を使えるように一回分は残す ●撤退の合図 撤退の合図を受けたら、まず軽く下がってレギンが下がるのを弓で援護すると共に 「ノックス!!エンマクデゴザイマス!!」と声を上げて煙幕の要請 レギンが下がるのを援護しながら、足並みを揃えて離脱を図る 一気に距離を取る場合は、疾風足を使用 その場合、回りにも一気に離脱するよう促す 「マッタク、コンナシゴトハ、ニドトゴメンデゴザイマス」 --- 発言は全て「カタカナ」語尾は「ゴザイマス」等 アドリブ、絡み歓迎
仮プレイング ●目的 戦場から全員で離脱する。 ●心情 このような理不尽な形で私達の、彼らの冒険が終わって良い筈がありません。 無茶も無謀も承知。持てる力の全てを以てこの窮地を全員で脱してみせます。 そうして生き残った暁には冒険者ギルドから報酬をふんだくりましょう。 ●行動 自分のポジションは殿を努めている味方の後方。 ゴリラのポジションは短剣ゴブリンと接敵している味方の後方、敵の攻撃が当たらない位置。 基本は"命中集中" 敵の攻撃が飛んでくるのなら"回避集中" 最初は倒れている二人の場所へ白煙炸弾を使用。メインアクションで同じ場所にゴリラの幻影を発生させて囮とする。 ゴリラは二人の内の一人を抱えて後退。 メリッサには檄を飛ばします。絶望して動きを止めるのならばこの場を生き残ってもどこかで死ぬでしょう。だからここで立ち直らせます。 最初に使用した煙幕の効果が切れるか、幻影が囮として無意味になったら殿を努めている味方の元へ薄煙炸弾を使用する。 効果が切れたらもう一回使用します。 煙幕の効果が残っているときは短剣ゴブリンに向かって重撃射。 撤退時は"回避集中" 短剣ゴブリンが生き残っている場合は短剣ゴブリンの場所に薄煙炸弾を使用。 全滅していた場合は動き出すのが遅い味方の場所に薄煙炸弾を使用します。 そしてメインアクションで離脱します。 ゴリラは新米冒険者を抱えたまま走らせます。
私の仮プレイングを載せました。 煙幕を使用する場所については齟齬があるといけないので何かあれば言ってください。