【PT】潜み荒らす凶賊たち
霧柄頼道
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シナリオID:16
オープニング
「酒だァ! もっと酒を持って来いィ!」
酒場中に向けてそうがなり立てるのは、武具に身を固めた蛮族――バルバロイである。
「し、しかし、うちにはもうお出しできるようなものは……」
怯えたように竦む他の客達。そこから歩みだし、おずおずと呼びかける酒場の店主を、別のバルバロイが何の躊躇もなく殴りつけた。
「黙れ! さては俺達に隠してるんだろう!? このゲス野郎が!」
「ら、乱暴はやめて下さい! お願いします!」
彼らの狼藉にたまりかね、勇気を振り絞って割って入ったのは、村でも評判の看板娘だった。
「酒が出せねぇなら仕方ねぇ、俺は代わりにこいつに楽しませてもらおうじゃーん!?」
バルバロイ達のボスらしき短髪の男が、にやつきながら娘の肩をなれなれしく抱く。
「まずまずの上玉だ、ボクを楽しませてくれよ……あんな風に壊れるまではな!」
彼が指したのは、最初に蹴り倒され、叩きつけられて無残に破壊された酒樽。
その様がいずれ自身の末路をも暗示している風に見え、娘は恐怖に耐え切れず泣き出す。
「じゃあな! ワシらが次に来る時はもちっとマシなもん用意しとけよぉ!」
嫌がる娘を引きずり、バルバロイ達はげたげたと笑いながら酒場を立ち去っていく。
だが村の者達は知っていた。彼らは一旦、アジトへ戻っていったに過ぎないと。
また近く、この村を食い荒らしにやってくるのだと。
●
「ここの方達なら村を救って下さると聞いたのですが」
その日冒険者ギルドを訪れた五十がらみの男は、集まる冒険者達へすがるような眼差しを向けた。
「実は先日より、バルバロイの集団が裏山に住み着いたらしく、度々私の村へ降りてきては、横暴な振る舞いをしていくのです」
地理的に見て、彼の村はリーンエス王国北西部の砂漠地方に近い街道沿いに存在し、さらにずっと奥へ進んだ中心地には遺棄されていた王国のアロシュナバラ砦がある。
アロシュナバラ砦はバルバロイ達に占領されており、その支配地域の外周部に位置するこの村もまた、蛮族らの脅威にさらされている、という事だろう。
「最初は五人ほどの人数で突然村に現れ、無銭飲食や村人との喧嘩沙汰を起こしていきました。それくらいならまだ良かったのですが、日に日にやってくる連中の数が増えて、今では我がもの顔で村を練り歩き、食料を奪い、物を破壊し、女性をさらっていくのです」
近くの山に根城があると判明したのもその頃で、一部の勇気ある男手が武器を取り、彼らを村から追い出そうと試みたものの、その凶暴性と武力の前に敗れた。
バルバロイの怒りを買った結果、多くの怪我人、さらに死者まで出してしまったという。
「私は隙を見て村を脱出し、老いた馬を走らせてここまで必死に辿り着いたのです」
このままでは村はいずれ、あの蛮族達に支配されてしまうに違いない。
そこで待つのは過酷な弾圧と搾取、死と暴力だけだ。
「そうなる前に、どうかお願いします。あなた方のお力で、村をお救い下さい……!」
男は深々と頭を下げる。そうして依頼書は張り出され、多くの冒険者達の目に村の惨状が知れる事となるのだった。
最終的にアロシュナバラ砦を奪還しない事には、バルバロイらの跳梁跋扈は続くだろう。
そのためにはこうした一つ一つの事件を解決し、支配力を削ぐ事が近道となるはずだ。
冒険者達は立ち上がる。罪のない村人達を、恐ろしい凶賊から解き放つために――。
解説
マスターより
リプレイ
カメリア・ローレンスとトマス・グレイ・ディズールーは夜の闇に包まれた岩山を先行し、隠密に接近を試みる。
「依頼者の話を聞くに、生活に困ってやった事ではなさそうで。話し合いでの解決は見込めなさそうだなぁ」
トマスの呟きに、カメリアも小さく嘆息する。
「貴族が直ぐにでも動いて入れば、こんなことにはならなかったのかしら……そうだとすると、複雑なものね」
カメリアは岩の後ろにしゃがんだ体勢で、エーテルの波を走らせる。
この捜波発動が、同じように機を窺う仲間達への、行動を起こす合図ともなるのだ――。
「でもだからこそ、私はここで動かなければいけないんだわ。私はそのせいで家族を失った人を一人、知っているもの」
波は遮蔽物を無視して周辺を駆け抜け、巡回する見張り達を捕捉したのだった。
「……見つけたかい?」
カメリアの得物に輝刃の魔術を施しつつ、トマスが尋ねる。
「ええ……なんにせよ、最優先としたいのは村人を村へ帰すこと。あまり時間をかけたくないわ」
「拐かされたと言う人達を助けに往かねば、ね」
互いに頷き合い――ターゲットに定めた見張りの一人へ、左右から襲い掛かった。
カメリアが横合いから突っ込み、見張りの持つ松明を短剣で切り落としながら、返す刀で木剣による打突を側頭部へ浴びせる。
見張りが何事かわめきそうになったため、トマスが両手で握った杖を勢いよく振り下ろすと、それでがくりと昏倒した。
「……ううん、それにしたってどうしてそんな事をするのかな。悲しいよなあ……」
見張りをロープで拘束しつつ、嘆くように頭を振るトマス。カメリアもまた、洞窟の方を向いてひとりごちる。
「攫われた人達、みんな無事だといいけれど……」
同時刻。ちょっぴりだけ離れたまた別のポイントでは。
「……さて、やりたい放題の賊の退治ってのは頼まれるまでもないにしても、人質がいるってのだけは厄介ね。そこんとこは慎重にいきましょう」
体勢を低くし、ガーネットは岩陰を利用しつつ静かに足を運ぶ。
「村の人たちを救って、しあわせに暮らせるようにしたいね……」
その後ろからは、キャル・イルセインが杖を胸に抱くようにしながら、緊張した面持ちでついて来ていた。
「今必死に救いを求めているはず……ほんの少しでも役に立ちたいよ」
囚われた人達がどんな思いでいるか、想像するだけで心が痛む。
少しでも早く助けたいが――かといってあわててしまえば、この作戦はうまくいかない。
「そうね……早いところ狭苦しい洞窟から助け出してやりましょう。そのためにもキャル、よろしく」
ガーネットが得物を差し出すと、キャルは杖を握り直し、エーテルを集中させる。
「たぶんすごく輝いて、綺麗に、見えるとおもうよ」
果たして大剣と細剣を包んだのは、透明に輝く光。
その出来にガーネットが満足げに頷いた矢先――カメリアの流した捜波が、二人にも見張りの位置を知らせてくる。
敵はちょうど、こちらへ背中を向けていた。ガーネットが一足飛びに突進し、後頭部めがけて大剣の腹を叩き込んだ。
流れるような研ぎ澄まされた一撃を受け、見張りは鈍い音とともに前のめりに倒れ込む。
ガーネットは気絶した見張りが倒れて音を立てないよう支えつつ、キャルと一緒にロープで縛り、猿轡をはめ、適当な岩陰へ放り込んでおくのだった――。
さらに同時刻。ルース・ラルビカイトと禊萩のペアも、気配を潜めて歩みを進めていた。
「大勢でよってたかって、こんな真似をするなんて……誇りある人のやることじゃない」
ルースは一見落ち着いた表情をしていたが、口を一文字に引き結び、静かな怒りと使命感を抱いている。
「……だからこそバルバロイなのかもだけど、やっぱり許せない。何もしてない村の人たちを踏みにじる行いは、絶対に止めなくちゃ」
そのルースにたおやかな笑みを向けながら、禊萩が少し斜め前を指差す。
「さあ、ラルビカイト様。どうやら敵はあの坂の上にいるようです。半分酔っぱらってでもいるのか、ここまで呑気な呟き声が聞こえて来ますわ」
直後にはカメリアの捜波が流され、禊萩の言った通りの位置が探知される。
「……せー、のっ!」
ルースのかけ声に合わせ、坂を登りきるや否や、二人は一息に飛び出した。
「うーい、ひっく。あーくそ、もう酒がなくなっちまった。いったん戻って、新しいのを……ぐおぉっ!?」
ぼやく見張りの口元が何かで塞がれたかと思うと、首筋に鋭利な刃が宛がわれる。
影のように肉薄した禊萩が、見張りの背後へふわりと回り込みながら手のひらで口を覆いつつ、もう片手で短剣を突き付けたのだった。
「――お酒の呑み過ぎは、身体に毒ですわよ?」
とはいえ見張りの両手はどちらも空いており、腰には剣。自暴自棄になって暴れられたら、女の細腕では長くは拘束できない。
だが、これでいい。禊萩の役割はそもそも布石で、欲しかったのは本命までの時間だ。
「仕方ないと思ってください」
真っ向から加速したルースがスピードを乗せ、腰をひねって遠心力を加えた強烈な斧でもって、見張りのどてっ腹を殴りつける。
見張りは真横へすっ飛び、派手にきりもみ回転しながら地面へ倒れた。
「完全に伸びてしまったね……話は聞けなさそう」
「ええ。縛る手間が省けたのは良いですが」
情報の入手は仲間に任せ、ルースと禊萩は、手はず通り洞窟を目指す――。
またまた同時刻。アンネエルカとレイスは洞窟入り口へじりじりと近寄っていた。
「襲い、奪い、壊す。……野蛮な奴らだ、罰か死を与えるべきか」
レイスは改めてバルバロイ達の所業を思い返し、奥歯を噛む。
「まぁ罰になったところで――死ぬのと変わらんかもしれんがな」
レイスは幼い頃の境遇ゆえに、とりわけこうした賊達へは強く深く思うところがある。
あらかじめ気を落ち着かせて来てはいるのだが――正直なところ苛立っているのが自分でも分かってしまうのだ。
「レイスさん、大丈夫よ。みんなでがんばれば、きっと村の人達を助けられるわ!」
レイスの強張った表情を不安や緊張によるものと見て取ったのだろう、アンネエルカが小声ながらも身振り手振りで、元気づけるように励ましてくる。
「……ああ、ありがとう」
アンネエルカの曇りのない瞳を見ていると、レイスの昂りかけていた気持ちが少しずつ静まっていく。
瞬間、カメリアの捜波が敵の現在位置を捕捉する。情報を頼りにアンネエルカだけが迂回し、レイスと挟み撃ちの形を取った。
目線を合わせて頷き合い――同時に物影から駆け出す。
突如として走り込んで来たレイスに面食らい、見張りの動きが一瞬止まる。
驚きにかっ開かれた口から声が発せられる前に、背後から飛び掛かったアンネエルカがブランケットをぶわっと頭からかぶせ、視界を奪った。
半瞬後にはこれまた懐へ飛び込んだレイスが剣を振りかぶり、柄頭で敵のみぞおちをしたたかに穿つ。
ブランケットで覆い隠されていたために打撃音は低くくぐもり、敵の発したうめき声もまた、分厚い生地の中に消えていった。
「二つ質問する。死ぬか喋るか選べ」
ロープと猿轡で捕らえた上で、かろうじて意識のあった見張りの首っ玉へ、レイスが剣の切っ先を突き付ける。
見張りは自身に向けられた剣もそうだが、何よりレイスの冷えた視線にすくみ上がったらしく、すぐにぺらぺらと話し始めた。
その後は他の仲間達と合流し、入手した情報を共有した上で、いざ洞窟内へ踏み込む事となった――。
●
「直接戦闘は避けたいから、なるべく気配を殺して進みましょう……」
点々と配置された篝火の照らし出す洞窟内を、カメリアの捜波が一直線に貫いた。
「やはりと言うべきか、盗賊達は数が多いようだね」
トマスが思案げにひとりごちながら、仲間達へ輝足、及び輝刃をかけて強化していく。
「奪った酒で飲み食いして、あげくにこうも無警戒に雑魚寝か……程度が知れるな」
レイスも忍び足で奥へ向かいつつ、だらしなく寝そべっていびきを立てているバルバロイを見つけては、舌打ちしながら手早くロープで縛り上げる。思い切りきつく。
「どう考えたって視界は向こうが有利ね……でも、それならそれでやりようはある」
ガーネットは洞窟内に点在する篝火を目印に、近くに立つバルバロイへ切迫した。
こちらの姿を見咎められた時にはガーネットの一撃が叩き込まれていたが、敵は怯みながらも斧をぶん回す。
振り方自体はさして腰の入っていない未熟なものなのに、斧の質は妙に良く、暗闇に刃の輝きが凶悪に閃く――。
「防ぎ止める、ちからを……!」
刹那、キャルの放ったエーテルの光が、ガーネットの構えた得物に宿る。
ガーネットは硬度の増した二剣を交差させるように振るい、攻撃を受け流しつつ柄で横面をぶん殴り、意識を刈り取った。
「助かったよ、キャル」
道中の敵を無力化しつつ進んでいくと、ほどなく一番奥の部屋まで辿り着く。
光の漏れるドア越しに耳をそばだてると、粗暴そうな笑い声が響いて来る。
「――さあ、俺様とゲームをしようじゃないか。今からここにいる人質同士で殺し合う。生き残ったかわい子ちゃんは、余がじきじきに壊してやるぜ……」
「そうは行かない、です……!」
ルースがとっさにドアを押し開け、内部へ乗り込む。
そこには頭領を含む十人のバルバロイと、壁際には縄で数珠つなぎにされ、身を寄せ合って縮こまる、怯えた村娘達の姿があった。
手下の一人がうろんな目でこちらを睨み、つかつかと近づいて来る。
「なんだぁ? 見張りは一体何してやがっ――ぐわっ!」
疾風の如く突っかけた禊萩が、滑るような手さばきで斬撃を浴びせた。
「蛮族なぞ久しぶりに見ましたけれど。ふふ。恐ろしいことですわ」
エーテルの滴る短剣を逆手に握り、他の手下達へ流し目を送る。
「私、あなたみたいなヒト大嫌い。もう悪いことができないように、やっつけてあげる!」
続いてアンネエルカも前に出て、びしっと頭領を指差した。
「な、なんだとぉ……生意気な小娘風情が、この朕に向かってよくも!」
アンネエルカの啖呵とともに送り込まれたエーテルが、頭領の頭にみるみる血を上らせ――バルバロイ達との戦いが幕を開けた。
迫り寄る敵に対し、禊萩は軽やかなステップで幻惑しながら、短剣をひらめかせて斬りつける。
敵が反撃を仕掛けて来ると見れば、すかさず踊るような体捌きでひらりと回避し、仲間と入れ替わり立ち替わりに駆け回った。
「こちらはわたくしが受け持たせていただきます。ラルビカイト様も、どうぞご存分に」
「うん、僕もそっちに」
ルースも縦横に斧を振り回し、襲い来る手下達へ叩きつける。
部屋はお世辞にも広いとは言えない。乱戦になれば思わぬ痛手を被る場合もあり得る。
よってルースは最前線に立ちつつ積極的な攻勢へ出て、戦線を維持するのだった。
しかし禊萩の毒で弱りつつあるとはいえ、敵の抵抗もまた激しい。
じわじわと傷つくルースへ向けて、トマスが癒しの力の宿る光を放つ。
「村人達の容態はそこまでひどくないようだし……ここは遠慮なく使わせてもらうよ」
トマスが危惧していたのは、村人達の健康状態だ。
彼女らは精神的に衰弱してはいるものの、意識ははっきりしていた。緊急性がなければ、その分を仲間の治癒へ注ぐ事ができる。
トマスが矢継ぎ早に飛ばすヒールを受けて、ルースと禊萩はさらに鋭く立ち回り、敵中を切り裂いていくのだった……!
「みんな、がんばって……!」
キャルは声をかけながら次々に堅甲を使用し、頭領と打ち合うレイス、カメリア、ガーネット、アンネエルカの防御力を補強する。
「えーい!」
気合一声。アンネエルカが大きく振りかぶった大剣が、頭領の足を強烈に打ち付けた。
「どこを見てる? こっちよ」
よろめく頭領めがけ、ガーネットがすぐさま斬りつける。身軽でスピーディな二刀の連撃は頭領から反撃の機会を奪い、代わりに味方へさらなる好機を与えるのだ。
「思い知れ……!」
押し殺した声音と、射殺さんばかりの眼光を発し、レイスが激しく剣を叩きつける。何度も何度も執拗に、決して逃がさぬとばかりに。
たまらず後ずさる頭領。その視線が泳ぎ――村人達で止まるとにやりとし、走り出す。
寸時、盾を構えて行く手を遮ったのはアンネエルカだ。
「夢があるの。夢を見る人たちが大好きなの。だから、それを潰すようなこと……絶対に許さないわ!」
頭領がしゃにむに食らわせる斬撃を身を挺して防ぐが、あまり長くは保ちそうにない。
双方睨み合う中、頭領の背後へ音もなく回り込む影があった。
「貴方……やってはならない事をしようとしたわね」
静かに呟いたカメリアが、短剣をするりと頭領の背中へ突き立てる。
意識の外から繰り出された必殺の一撃に、頭領はごふっと血を吐き出し、どうと倒れ込んだのだった――。
●
頭領がやられたと見た手下達は、わっと出口へ向けて逃走しようとした。
けれどすでに先回りしていた禊萩が、隙だらけの手下達へ容赦なく短剣を見舞う。
「暴れるだけ暴れて、不利になったらさようならなんて、見逃せません……!」
ルースもシーザーロアを浴びせて追いすがり、逃げ足を止めながら斧でなぎ倒す。
「頭領だけでも、と思っていたけれど、まさか二十人全員捕まえられるなんてね」
ガーネットはバルバロイ勢を縛り上げ、その人数を数えながら目を瞬かせて呟いた。
「うん、君たちは必ず生きて返すからね」
一方トマスは、村人達を解放し、順番にヒールをかけていた。
喉が渇いている者へは水を与え、暴力を振るわれた直後と思われる、血を流している者はサルベーションで治療する。
「山を下りる途中でも、辛かったら遠慮なく言って」
「はい……! ありがとうございます!」
「これで一安心ね……キャルさんもありがとう」
アンネエルカはちょこんと座り込み、キャルに回復してもらっていた。
「うん……でも、バルバロイの人たちとは、わかりあえなかった……」
キャルは賊の改心を促そうと会話したものの、結果は芳しくなく、俯いている。
「それでも、村の人達の夢は守れたわ。だからそんなに、落ち込むこともないと思うの」
確かに、そうだ――今は村人達が無事に日常へ戻れるよう、願うとしよう……。
「この頭領の男、まだ息がある……! 卑怯者め、生かしてはおけない……!」
「それは反対よ。生きているなら、引き渡して裁いてもらうべき」
剣を手放せずわなわなと震えるレイスを、カメリアが冷静に諭す。
カメリアとて、かつては賊が引き起こす惨劇に当事者として関わった。
だから充分――レイスの気持ちも分かるのだ。
でも、村人達の前で私刑を行い、さらなるトラウマを与える必要もないだろうと思う。
冒険者達は助け出した村人達を、無事に村へ連れ帰ったのだった――。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2020年10月20日 00時06分04秒 公開
相談掲示板
ガーネットよ。 ここで仕事をするのは初めてになるわ。 お互い新顔同士が多いでしょうけどよろしくね。 敵を逃すと報復がある恐れと、人質を取られる可能性から奇襲がいいと思うのだけど、内容はどうしようか。 夜襲かける? 暗いとこちらもやりづらいのを考えるとむしろ夜明け直後の方がいいかしら?
あの……キャルよ。よろしくね。 誘拐された話を聞くとつらいね……今6人いるよね? 奇襲でも人質になるのかな……? 夜明けならまだ寝ている人たちが居たりするのかな……? うーん、村の人たちを救ってしあわせに暮らせるようにしたいね。
>キャル よろしく。 あ、ちょっと紛らわしかったかも。 逃げられるのと人質取られる可能性から(逃がさないように、人質取られないように)奇襲がいいと思う、って意味ね。 寝てる奴らは人質とは別の部屋(?)だと思うわ。 多少の見張りはいるかもだけど。
私はカメリアよ、よろしくお願いするわ。 夜襲なりなんなりの場合、洞窟入り口の見張り4人をどうにかしてから残りのバルバロイ集団を相手にすることになると思うけれど、その場合でも人質を先に確保した方がいいかしら。 「洞窟内は広い一本道」、ということだから気にしても仕方ないのかもしれないけれども。
>人質 洞窟内にいるみたいだから先に見張りを倒さないとならないでしょうね…。 中の仲間達に気付かれないように不意打ちかつ短時間がいいと思うわ。
ヒーラーのリザードマン、トマスだよ。状態異常や体力の回復が得手、かな。 確かに捕まっている方を人質にされるのは避けたいよねえ……。幸いにして前衛は豊富だし、奇襲でも何とかなるのではないかなって思うのだけれど、どうだろう。(ウォーリアとシーフのスキルがわからない)
>トマスさん スキル……そうね。 気づかれないように、 先に輝刃で攻撃力UPしてから奇襲できるの? >ガーネットさん わかったわ。 でも、人質が洞窟の一番奥だと困るね。 人質を助けるのを優先したいかな……?
禊萩。シーフですわ、よろしくお願いしますね? 他の方については存じ上げないのだけれど、私は回避と対魔寄りかしら。後者はあまり、今回のお役には立てないかも。 私としても、奇襲始まりでよさそうだとは。夜襲か、夜明けでも構いませんけれども、このメンバーだと速攻もいけるでしょうか? 見張りの対処後、戦闘と別に村人の保護を同時進行するか、ですね。村人の位置が分かるのであれば、それも有りかしら。 頭領の性質から人質に取られるとも限りませんもの。人手を割きかねないのが難点ですが……立ち回り次第かしら。
>人質 どちらにしろ見張りは入口なので先に倒さないと救出も出来ないわね。 その後は禊萩の言う通り、役割は分けておくのがいいかと思う。 一本道だとルートは同じになるけど、発見した相手にどう対応するかって事で。 あ、あとスキルは今選ぶところだから決まったら知らせるわ。
レイスだ、よろしく頼む。 私はウォーリアだが、性質としてはシーフに近い感じだな、回避が高く隠蔽も下げている。 盾を持っていかなければ、ある程度隠密行動もできると思う。 私も奇襲でいいと思う、洞窟の中の明るさは昼でも夜でも変わらないだろうから、見張りが私たちに気が付きにくいであろう日が沈んだ後がいいかな。 見張りを倒した後、やつらに洞窟の内部の状況を吐かせてみようか、殺してなければだが。 例えば人質と頭領の居場所。人質と頭領の位置関係が分かるなら、頭領が姑息な真似をする前に人質の前に立ち塞がることもできるかもしれないし、それよりもっと前に安全に救出できるかもしれない。
ウォーリアのアンネエルカよ。アンネって呼んでくれても大丈夫。 こんな悪いこと、ゆるせないもの。がんばるわ! >見張り 暗い時間帯に奇襲の作戦に賛成よ。 四人いるから、一人ずつそっと倒していくのか グループ分けして一気に制圧するか……の相談になるかしら? 前者は確実に素早く倒せるけど最中に他の人に見つかるのが怖くって、 後者は逃す心配はないけど倒すのに時間がかかって大声を上げられると困るわね。 >洞窟内の戦闘 人質の皆を確実に助けたい気持ちはとっても強いのだけれど、 手下たちの孤立した少数の敵に群がる戦法を得意にしているのがちょっと怖いわよね… 頭領を自由にしてしまわないように抑えながら戦って、 倒しきってしまってからの救出がいいかなって思ったわ。 【執着】のBSを付与できるスキルがウォーリアにあるから、 それを使いながら逃げられないよう立ち回ってみたいなとも思うのよ。
ルース・ラルビカイト、よろしくね。付与と防御寄りのウォーリアをやってるよ。 奇襲は僕も賛成するね。見張りの倒し方も……たぶん、今出てる夜襲+速攻がいいと思う。隙がないか事前に探ってみるか、限界はあるけど各個撃破中に見つかった時にそいつも足止めはできるように哨戒・対処のグループを用意するか……とか? 人質さんたちもすぐになんとかしたいけど、安全が確保できてない状態で見つけたときはどうしても難しいよね。僕も件の【執着】付与のスキルを習得しているけど、ふたりで使うならバルバロイ頭領の行動はけっこう縛れそうかな。
哨戒をシーフが行うのが良さそうではあるけれど、私は他の依頼や所持オーブ等の捜波や探波なんかを取得するのは厳しいわ。 他の依頼の報酬が早く帰ってきて取得が間に合う可能性はあるけれど、余り期待しないでね…
>見張り あたしはグループ分けに1票ね。 8人(別行動あっても5、6人?)で一斉に近づくのってどうしても気配出やすいし。 1人2人倒したあたりで気付かれる恐れがあるかな。 キャスターいないこと除けばバランスもいいし、2人4組に分かれて同時に倒した方がいいと思う。 1人が攻撃してもう1人が騒がれないように口を塞ぐとかが出来るならなおいいかと思うわ。
口を塞ぐ位ならば、うん、攻撃力に乏しい僕にも出来そうだ。隠蔽もシーフの方に比べると落ちるけれど、そこそこの数値だろうし……もしガーネット君の案を採用するならなら、参加するよ。 その後の対頭領戦、取り巻き戦になると流石に戦力にはなれないと思うなあ。そこは、ごめんね!
>見張り 1人ずつだと不安になって洞窟内の仲間に連絡しそうかな……? 通常魔法攻撃するね。たぶん不意打ちでると思うよ。 >洞窟内の戦闘 うーん……レイスさんの2通りを想定したいね。 救出には向かないから引きつけ役いるならバフかけたり、回復したりするよ。
成程、【執着】があるのなら、頭領の指揮権もある程度縛れるかしら。 (まあ!手を叩く)それはとても頼もしいことだわ、頼りにしていますね。 夜襲でいくのであれば、それまでに見張りの人数を確かめなくてはいけませんね。 巡回ルートが気掛かりですわねぇ。 あまり入口から離れたりはしないと思うのですけれど、いくら見通しが悪くとも8人固まっていると見つかりそう。(考える、仕草) 他の見張りに気付かれず成す案があれば1人ずつが確実ですけれど、私は思い付かないわ。 捜波も使えませんし、ごめんなさいね、シーフですのに。せめて夜襲なり突入後の手下相手なりではお役に立てるように頑張りますわね。 夜までに準備、暗くなってから奇襲、それから突入して……この様子ですと、対頭領と対手下に分ける形になりますかしら? レイス様のお言いになった、見張りに情報を吐かせるのもよいと思われますわ。叫ばないよう対策をする必要は、ありますわね。
>見張り ペアを作って4班、それぞれ一人の見張りに奇襲をかける形ね。了解だわ。 ウォーリアが4人、シーフが2人、ヒーラーが2人…… とりあえずウォーリアは全員バラバラに分かれてみていい感じかしら? 私自身の行動はそうね…力技で静かになって貰う……とか? ち、力には自信があるのだわ!がんばれる、はず! >洞窟内の戦闘 人質を先に救出作戦するにしても頭領の動きを抑えておくのは活きるだろうから、 【執着】BSと、【行動阻害】BSを入れられるようにがんばりたいな。 悪いことをしたんだもの、ちゃんと反省してもらうまで逃がしたりはしないわ。
問題はだれがペアで組むかだな。 出しゃばりかもしれないが、私の場合はチャージングで一気に奇襲してそのまま峰打ちで落とそうと考えているから1人でもかまわないぞ。 洞窟内で私ができることは少なそうだな… 強いて言えば、バルバロイどもは女を攫っているから近い位置で剣を振っている女の私に敵視が向くかもしれないから、そいつらの相手をして確実に仕留めるくらいか。 一応、やつらを引き付けることは多くなりそうだが(汎用スキル・フェロモン)今回のメンバーは女が多いし、執着をつけられたやつはそっちに向くだろうからそういう事は少ないだろうが。 後は回数が残っているならチャージングでやつらの行動阻害かな、何回か言ったが人質を取りに行かれた場合先回りで立ち塞がって強行突破されない限りは手出しできない状況に持っていけるかもしれない。 それと、今更なんだが…殺しはありか? やつらはすでに村人を手にかけている、もちろん気絶や捕縛させてしかるべき場所に引き渡すのが筋かもしれんが、やらなきゃやられるかもしれない。 特に見張りだ、奇襲に万一失敗した場合仲間を呼んだり洞窟に逃げ込まれたりが考えられる。そうなったらおそらく一番手っ取り早いのが命を奪うことになるかもしれない。 …いや、恐ろしいことを言ったかもしれないが誰かが却下と言ったらそのまま引き下がって無力化に注力するよ。嫌な人もいるだろうからな。
>見張り襲撃のこと なるほど組を分けてやる感じ、こっちも了解したよ。さしあたっては……速攻向きの能力が偏らないように組めるとよさそうなのかな? それこそその辺あんまり自信ないなって感じの人がいたら、1人でもやれるかもなレイスさんのサポートにつくとかそういう感じ。 >洞窟内での戦闘のこと 必要なさそうだったら他に考えるけど、僕も連中の頭領をバッドステータスで抑えて逃がさない手伝いができるといいなって思ってるよ。もしかしたら【物防低下】持ち込むかも? >殺害の是非のこと あ……それは確かに、とっても大事なところだね。僕は必要があればやむを得ないって思うけれど、もちろん嫌な人がいたらちゃんと考慮するつもりだよ。
>組分け そうね。アンネエルカの言う通り4人で分けるのがいいかな? 今のうちに整理しておくよ。(参加者並び順) アンネエルカ、 ルース、 ガーネット、 レイス、 他の4人がそれぞれ決めていく感じでどうかしら? >殺害の是非 あたしとしては「とどめを率先的に刺さない」「生きてたら捕縛」くらいでいいと思うけど、他の意見には出来るだけ合わせるわ。
僕はどなたに付いても大丈夫(戦力のならなさという意味で)!一緒になる方はよろしくねえ。 敵への対処については、そうだねぇ。一発目……見張りへの奇襲はともかく、特に頭領への手加減は出来ないかも知れないな、とは思う。その上でどうするかは、実際相対する方々の気持ちと技量次第ではないかな。
一番遅いし、接近前に見えないところで輝刃を付与するから、ガーネットさんとペアになっていいかな……? シーフのカメリアさん、禊萩さんは、きっと早い行動になるね。
まあ行動順が早い人は敢えて遅らせることも出来るから、そこらへんは調節しながら、かしら。 他依頼での立ち回りの方向性が決まったからスキル取得の余裕が出来たけれど、取るなら「探波」(対地形)よりも「捜波」(対人)を優先した方がいいかしら。 今納品待ちのイラストの納品が間に合うかは分からないけれど、間に合わなければ片方だけしか取得できないわ。 >殺害の是非 そこらへんは各自の倫理観に任せたいところではあるけれど、必要に応じてというところかしら。
わ、シーフの皆って本当に早いのね。 なんだか格好いいわ! ガーネットさんは班分けの準備をありがとう! 私は力技くらいしか考えていなかったから、何かお手伝いして欲しいことがあったら言ってね。 やってみたい作戦とかあったら全力で力になるわ! >殺害の是非 そうね、私も積極的にとは思わないけれど…… それでもやっぱり、逃してしまうよりはとも思うのだわ。 依頼の内容的にも”壊滅”のお願いだしね。やむを得ない時は、と思うわ。
前に出て剣を触れるウォーリアも格好いいと思うけどね! さて、組分けだけれど。 速攻が期待される見張りへの奇襲に輝刃、人質を助けに行くにしても残りの盗賊を相手するにしても腐らないだろう輝足、という事でシーフのお嬢さんどちらかと組めると色々活かせるかなぁ、と思っているけれどどうかな。
個人的な問題だが、殺しには積極的な方だ、どうしてもあのての奴らは許せないし容赦はない。 が、まぁわざわざ止めをさしに行くことはないか。 そろそろ時間がないかなと思うので先走って個人方針を書いておく。 必要ならプレイングをあげるが、一応大まかな方針としては 奇襲成功後は手持ちのロープで縛り上げて、脅して情報を聞き取る。 「拐った娘たちの居場所と頭領の場所」 それと個人的な提案なんだが「寝てるやつが多いかどうかと、寝室がわりにしてる場所はあるか」も聞いてみたいかな、相手をするべきバルバロイの数が減るかもしれん、あくまでかもしれない程度だが。 で、洞窟内は隠密重視で行動して山賊の頭領の近くまで移動。 最後は人質になるかもしれない娘たちを気にかけながら斬りかかりに行く。 と言った感じか。
仮プレは後で上げるけれども、取り敢えず洞窟内では頭領優先で手下は逃しても良いという方針かしら? どのみち洞窟内は複雑では無いようだから、「捜波」の方を取得して伏兵に注意しながら行動する方向でプレイングを組もうと思うわ。
ごめんなさいね、間が空きましたわ。 もうあまり、時間は無いかしら。 班分けですが、ウォーリアと他のクラスで組むのかしら。 でしたら私の方は「ウォーリアとペアを組む」行動にしておきましょうか? 一撃が弱いもので、火力のある方がきっとよいのでしょうけれど……ウォーリアは皆さんお強いから。どなたでも心強いもの。 手番はお相手に揃えますわね。 手下は可能な限り、ですかしら。 頭領の討伐後逃走することを思えば、必ずしもでは無さそうですが、減らせる限り減らした方が良い。という印象ですわ。 いずれにしましても自由にさせておくにはいきませんものね、私、洞窟内では手下のお相手に回りますわ。 すこうし人数が多いので、どなたか一緒に戦ってくださると、有り難いのですけれど。
箇条書きで仮プレではないけれど、自分の方針を書いておくわ。これを軸にプレイングを書こうと思うから何かあれば言ってもらえると助かるわ…夜のうちには書く予定だから朝には対応できないけれども。 ・「捜波」を使って奇襲前や洞窟内での索敵を行う ・奇襲時はトマスさんとペアを組んで輝刃を活用する ・洞窟内では頭領を優先するが人質が居ればそちらに向かう(優先度は 人質 > 頭領)
ローレンス君、宜しくね。僕もどちらかと言えば人質を優先したかったから嬉しいな。 今挙げて頂いた方針に合わせるように書いておくよー。
ごめんね、遅くなっちゃって……。単発の威力重視で準備してきたから、禊萩さんと組むのがいい感じ? あとは手下は集中攻撃が得意だから、そっちを優先して叩く人がいるなら確かにふたり以上がよさそう……ってことで、抑えをある程度任せてそっちについておく形に移しちゃっても大丈夫かな。何かあればメイン全力移動+サブシーザーロアって手もとれるにはとれるし。 2時ぐらいまでなら確認できるはずだから、何か困ることとかあったら言ってね……!
私はアンネエルカと組むことになるかな? よろしく頼む、ちょっと時間が少ないと思うからアドリブ仕事になるかもしれんが、私は前に書いたようにチャージングで急速接近からの攻撃で一人を落とすつもりだ。 足並みをそろえて共に突っ込んでもいいし、私がミスったときのために衝撃刃でカバーができるかもしれん。 良かったら参考にしてくれ。
まあ、ほんとう!(にこにこ、嬉しそうに笑う) それはとっても頼もしいことですわ。 私は【執着】の類は使えませんで、有事の対策をして頂けるのも有り難いことだもの。 ええ、是非、ご一緒してくださいましね、ラルビカイト様。 取り急ぎ、ごめんなさいね。
>キャル ご指名ありがと。 よろしくね。 これからプレイングに入るわ。
レイスさんありがとう、こちらこそよろしくお願いします。 私もチャージングで詰めつつ、レイスさんの攻撃にあわせて動くようにするわね。 ギリギリになっちゃったけど、行動予定もいじれたし…きっと大丈夫だわ。 いよいよ出発前だし、ドキドキね。