白黒の世界で励む布教活動
電脳戦潜アプリェーリ イベントノベル(テーマ)シュヴァーン・エレクトロニクス制作 夜月天音納品 2023年05月13日 09時51分08秒
「……白と黒……ジャイアントパンダ的な物で溢れている」
シュヴァーン・エレクトロニクスに所属するデュープであるハッタ・ムラムラの眼前には、白と黒の格好をする住人達。何ならジャイアントパンダモチーフを身に着ける者までいる。
「……これは……」
ジャイアントパンダ的なものを愛し世界に広めようと精を出している者として、昨日は無かった突然の豹変に疑問を抱かずにはいられない。
すぐにその問題は解決する。
「なるほど、流行というわけか」
行き交う住民達の会話によって。
「とは言え、おれのやるべき事がなくなったわけではない」
状況に喜ぶかと思いきやそうではなかった。
「重要なのはバランスだ。外側だけで中身が……精神がともわなければ、最良ではない」
カルト宗教の信徒なみにジャイアントパンダ的なものを深く信奉するハッタにとって、自身が持つ基準では今の状況は不満だ。
という事で、やるべきは1つだ。
「そこの君、見事なジャイアントパンダぶりだな」
ハッタは、白黒の衣装にパンダ帽子を被った20代の青年に声を掛けた。
突然現れた巨漢なジャイアントパンダの姿に青年はビビり、硬直。
「ああ、怖がらなくていい。おれもジャイアントパンダを愛し信じる者だ」
ハッタは敵意は無いと穏やかに言い、
「GP教に入信しないか? 君が他宗派でなければだが」
GP教への勧誘を行う。相手の信仰を認める寛容さを持ち合わせて。
戸惑う青年が信仰していない事を伝えると、
「ジャイアントパンダこそが究極の平和をもたらす唯一であり、ジャイアントパンダ以外は駄目とされている」
ハッタは、GP教の崇高さを語り始めた。
「ジャイアントパンダを愛し信じ、ジャイアントパンダ神の教えを広め、この世界をジャイアントパンダ的なもので満たそうではないか」
語るハッタから垣間見える狂気に青年は若干引いていた。
だがハッタは気にせず語り、
「まずはこれを受け取ってくれ」
最後に懐から木製の板を出した。
「ありがたいお言葉なので、胸に深く深く刻んでくれ」
板に書かれていたのは、ありがたい言葉とジャイアントパンダの絵。ただし、絵も文字も上手とは言えないが剽軽さのある物だ。
「では、おれは行く。共にジャイアントパンダを愛し信じよう」
青年に押し付ける形で渡すと、
「そこの君、見事なジャイアントパンダぶりだな」
ハッタは、他の通行人に声を掛けに行った。
シュヴァーン・エレクトロニクスに所属するデュープであるハッタ・ムラムラの眼前には、白と黒の格好をする住人達。何ならジャイアントパンダモチーフを身に着ける者までいる。
「……これは……」
ジャイアントパンダ的なものを愛し世界に広めようと精を出している者として、昨日は無かった突然の豹変に疑問を抱かずにはいられない。
すぐにその問題は解決する。
「なるほど、流行というわけか」
行き交う住民達の会話によって。
「とは言え、おれのやるべき事がなくなったわけではない」
状況に喜ぶかと思いきやそうではなかった。
「重要なのはバランスだ。外側だけで中身が……精神がともわなければ、最良ではない」
カルト宗教の信徒なみにジャイアントパンダ的なものを深く信奉するハッタにとって、自身が持つ基準では今の状況は不満だ。
という事で、やるべきは1つだ。
「そこの君、見事なジャイアントパンダぶりだな」
ハッタは、白黒の衣装にパンダ帽子を被った20代の青年に声を掛けた。
突然現れた巨漢なジャイアントパンダの姿に青年はビビり、硬直。
「ああ、怖がらなくていい。おれもジャイアントパンダを愛し信じる者だ」
ハッタは敵意は無いと穏やかに言い、
「GP教に入信しないか? 君が他宗派でなければだが」
GP教への勧誘を行う。相手の信仰を認める寛容さを持ち合わせて。
戸惑う青年が信仰していない事を伝えると、
「ジャイアントパンダこそが究極の平和をもたらす唯一であり、ジャイアントパンダ以外は駄目とされている」
ハッタは、GP教の崇高さを語り始めた。
「ジャイアントパンダを愛し信じ、ジャイアントパンダ神の教えを広め、この世界をジャイアントパンダ的なもので満たそうではないか」
語るハッタから垣間見える狂気に青年は若干引いていた。
だがハッタは気にせず語り、
「まずはこれを受け取ってくれ」
最後に懐から木製の板を出した。
「ありがたいお言葉なので、胸に深く深く刻んでくれ」
板に書かれていたのは、ありがたい言葉とジャイアントパンダの絵。ただし、絵も文字も上手とは言えないが剽軽さのある物だ。
「では、おれは行く。共にジャイアントパンダを愛し信じよう」
青年に押し付ける形で渡すと、
「そこの君、見事なジャイアントパンダぶりだな」
ハッタは、他の通行人に声を掛けに行った。