砂地の激戦、蟻地獄の主
電脳戦潜アプリェーリ イベントノベル(テーマ)シュヴァーン・エレクトロニクス制作 ウケッキ納品 2023年04月26日 13時09分40秒
●砂地の激戦、蟻地獄の主
砂塵吹き荒れる砂漠の砂地に足を少し沈ませながら【ハッタ・ムラムラ】は肩で息をしていた。
「こうも砂嵐が吹き荒れて足場が不安定だと、疲労の蓄積がやばいな。手足が動かしづらくなってきたぞ」
今度の戦闘フィールドは砂嵐の吹き荒れる砂漠地帯。
常に吹き荒れる砂嵐のせいで視界は不明瞭。足場は柔らかい砂のせいで走る事すらままならないといった悪環境だった。
更に言えば、ハッタは不利な相手を覆す、という点が企業としては売りにもなって来ている為に相手は砂漠戦が得意なデュープ【ジークヘルト】だ。
ハッタは右側面で不自然に盛り上がる砂に気付き、そこへ踵落としを叩き込んだ。
「ぐぅうお!? 貴様、この砂嵐で視界が制限されているんじゃないのかよ!?」
それだけ言ったジークヘルトは砂から飛び出すと鋭い電磁槍をハッタ目掛けて突き出す。
僅かな体捌きのみでハッタはそれをかわし、右ストレートを放つ。
ジークヘルトは軽々とバク転すると、ハッタの拳をひらりとかわす。
「おっとアブねぇ、あんたと真面に正面から打ち合うのはごめんだ、じゃあな!」
「くっ……逃げられたか」
警戒しながら辺りを見回していると、地響きが聞こえてくる。
「なんだ、この音は……うおぉっ!?」
突如としてハッタの足場が斜めに崩れる。見れば巨大な流砂が現れていた。その中心にはジークヘルトがいるようだ。
「はーっはっはっは! どうだ、これが俺の必殺兵装【蟻地獄】だぜ! さあ、俺のハサミの餌食になりなっ! ハッタ!」
ハッタは辛うじて手を流砂の壁に突き刺し、即座に落下することを防いだが流れる砂の勢いに押され、じりじりとジークヘルトの方へと落ちていっていた。
(こうなれば……イチかバチか、やってみるしかないか!)
意を決してハッタは流砂の壁を強く蹴ってジークヘルトの方へ跳んだ。にやりと笑ったジークヘルトは巨大なハサミを構える。
「ははは、観念して自ら来るとはな! 俺の勝ちだぁあ!」
「勘違いするなッ! ハサミが待っているのなら、それごと砕けばいいだけだッッ!」
全体重を乗せた、ハッタの鋭い蹴りが放たれジークヘルトのハサミごと彼を打ち砕いた。大きく吹き飛んだジークヘルトは動かなくなる。
砂嵐が止み、天に輝く太陽に向けて、ハッタは腕を振り上げる。
会場からその瞬間、歓声が上がるのだった。
砂塵吹き荒れる砂漠の砂地に足を少し沈ませながら【ハッタ・ムラムラ】は肩で息をしていた。
「こうも砂嵐が吹き荒れて足場が不安定だと、疲労の蓄積がやばいな。手足が動かしづらくなってきたぞ」
今度の戦闘フィールドは砂嵐の吹き荒れる砂漠地帯。
常に吹き荒れる砂嵐のせいで視界は不明瞭。足場は柔らかい砂のせいで走る事すらままならないといった悪環境だった。
更に言えば、ハッタは不利な相手を覆す、という点が企業としては売りにもなって来ている為に相手は砂漠戦が得意なデュープ【ジークヘルト】だ。
ハッタは右側面で不自然に盛り上がる砂に気付き、そこへ踵落としを叩き込んだ。
「ぐぅうお!? 貴様、この砂嵐で視界が制限されているんじゃないのかよ!?」
それだけ言ったジークヘルトは砂から飛び出すと鋭い電磁槍をハッタ目掛けて突き出す。
僅かな体捌きのみでハッタはそれをかわし、右ストレートを放つ。
ジークヘルトは軽々とバク転すると、ハッタの拳をひらりとかわす。
「おっとアブねぇ、あんたと真面に正面から打ち合うのはごめんだ、じゃあな!」
「くっ……逃げられたか」
警戒しながら辺りを見回していると、地響きが聞こえてくる。
「なんだ、この音は……うおぉっ!?」
突如としてハッタの足場が斜めに崩れる。見れば巨大な流砂が現れていた。その中心にはジークヘルトがいるようだ。
「はーっはっはっは! どうだ、これが俺の必殺兵装【蟻地獄】だぜ! さあ、俺のハサミの餌食になりなっ! ハッタ!」
ハッタは辛うじて手を流砂の壁に突き刺し、即座に落下することを防いだが流れる砂の勢いに押され、じりじりとジークヘルトの方へと落ちていっていた。
(こうなれば……イチかバチか、やってみるしかないか!)
意を決してハッタは流砂の壁を強く蹴ってジークヘルトの方へ跳んだ。にやりと笑ったジークヘルトは巨大なハサミを構える。
「ははは、観念して自ら来るとはな! 俺の勝ちだぁあ!」
「勘違いするなッ! ハサミが待っているのなら、それごと砕けばいいだけだッッ!」
全体重を乗せた、ハッタの鋭い蹴りが放たれジークヘルトのハサミごと彼を打ち砕いた。大きく吹き飛んだジークヘルトは動かなくなる。
砂嵐が止み、天に輝く太陽に向けて、ハッタは腕を振り上げる。
会場からその瞬間、歓声が上がるのだった。