グランドなパンダの石像
電脳戦潜アプリェーリ イベントノベル(テーマ)シュヴァーン・エレクトロニクス制作 瀬那納品 2023年05月12日 22時16分30秒
『パーンダパンダのパンダ石!』
これはシュヴァーン・エレクトロニクス社が誇る、墓石ブランド【パンダ石】のCMソングである。
作詞作曲は同社の誇るデュープ、ハッタ・ムラムラである。
彼はGPを愛し、GPのために身体と命をかけた戦う立派なGP戦士だ。
「まさかおれに墓石CMのオファーが来るとはな」
ハッタは得意満面に顎の辺りを撫でる。
パンダ石の謳い文句は『GPのように白く磨き、GPのように黒く掘る』であるから、自分にオファーがくるのは至極当然だと本人は信じているのだ。
自分が信じた仕事なら出来栄えは完璧なのは当然である。
パンダ石を作っている、班田石材もそれはそれは感謝して、滝のような涙を流すはずだ。
「ハッタさん、この度は我が社のためにありがとうございました」
班田社長はハッタの大きな手を両手でギュッと握り、激しく上下にシェイキングして、男泣きをしている。
「こちらこそ素晴らしいCMになったようで何よりだ。これでGPの奥深さを世に知らしめることができたな! ふはははは!」
ハッタは班田を握手に囚われていない方の腕だけで抱きしめると、そっと班田からも抱き返される。
「それでですね、今回はハッタさんにお礼の気持ちを込めまして……我が社にできる精一杯を是非ともあなた様に見て頂きたい!」
「構わんよ! 是非とも見せてくれ」
こちらです、こちらです。と誘われるままに班田石材の社屋の中庭へとやってくる。
気持ち良い陽射しと、目を癒すグリーン。大自然の中に飛び込んだかのような空間。
サイバー化が進んだ時代ではもはや珍しい。
その場所に、それはあった。
勇ましく力強く大地に立つ、石像だ。
腕は天を突きあげるように空へと伸ばされ、足は大地を踏みしめるように立つ、その石像はハッタ・ムラムラの姿をしていた。
まさしくこれは、ハッタ・ムラムラ像としか言えぬ佇まい。
「ぶ……ブラボー! 素晴らしいじゃないか班田くん! おれは感動を禁じ得ないよ!」
喜びのままにハッタは両手を広げて班田をハグる。ぎゅうぎゅうに絞めると絞め落としてしまい兼ねないものだから、だいぶ力は加減している。
大事な社長だからね。
「よ……喜んでいただけたようで何よりでございます……」
半分気絶しかけているが些末なことだろう。
ハッタ像が見守る緑の箱庭で二人は確かな絆を結び合った。
これはシュヴァーン・エレクトロニクス社が誇る、墓石ブランド【パンダ石】のCMソングである。
作詞作曲は同社の誇るデュープ、ハッタ・ムラムラである。
彼はGPを愛し、GPのために身体と命をかけた戦う立派なGP戦士だ。
「まさかおれに墓石CMのオファーが来るとはな」
ハッタは得意満面に顎の辺りを撫でる。
パンダ石の謳い文句は『GPのように白く磨き、GPのように黒く掘る』であるから、自分にオファーがくるのは至極当然だと本人は信じているのだ。
自分が信じた仕事なら出来栄えは完璧なのは当然である。
パンダ石を作っている、班田石材もそれはそれは感謝して、滝のような涙を流すはずだ。
「ハッタさん、この度は我が社のためにありがとうございました」
班田社長はハッタの大きな手を両手でギュッと握り、激しく上下にシェイキングして、男泣きをしている。
「こちらこそ素晴らしいCMになったようで何よりだ。これでGPの奥深さを世に知らしめることができたな! ふはははは!」
ハッタは班田を握手に囚われていない方の腕だけで抱きしめると、そっと班田からも抱き返される。
「それでですね、今回はハッタさんにお礼の気持ちを込めまして……我が社にできる精一杯を是非ともあなた様に見て頂きたい!」
「構わんよ! 是非とも見せてくれ」
こちらです、こちらです。と誘われるままに班田石材の社屋の中庭へとやってくる。
気持ち良い陽射しと、目を癒すグリーン。大自然の中に飛び込んだかのような空間。
サイバー化が進んだ時代ではもはや珍しい。
その場所に、それはあった。
勇ましく力強く大地に立つ、石像だ。
腕は天を突きあげるように空へと伸ばされ、足は大地を踏みしめるように立つ、その石像はハッタ・ムラムラの姿をしていた。
まさしくこれは、ハッタ・ムラムラ像としか言えぬ佇まい。
「ぶ……ブラボー! 素晴らしいじゃないか班田くん! おれは感動を禁じ得ないよ!」
喜びのままにハッタは両手を広げて班田をハグる。ぎゅうぎゅうに絞めると絞め落としてしまい兼ねないものだから、だいぶ力は加減している。
大事な社長だからね。
「よ……喜んでいただけたようで何よりでございます……」
半分気絶しかけているが些末なことだろう。
ハッタ像が見守る緑の箱庭で二人は確かな絆を結び合った。