それはパンダ、それも大きな
電脳戦潜アプリェーリ イベントノベル(テーマ)シュヴァーン・エレクトロニクス制作 ウケッキ納品 2023年04月24日 23時46分23秒
●それはパンダ、それも大きな
熱狂する観客たち。
その歓声に包まれたデュープバトルのステージで大柄な……ほぼジャイアントパンダにしか見えない【ハッタ・ムラムラ】がのしのしと歩いていた。
「どうした? お前の力はこんなものか、それではおれは倒せんぞ」
目の前にはボロボロのデュープの男性【オルス】が戦慄した表情を浮かべている。
それもそのはず、彼の攻撃はほぼ捌かれ無効化された上で強力な右拳によるカウンターで反撃されていたのだ。
最初の内はハッタに対し、闘争心を剥き出しにしていたオルスであったが、一撃、また一撃とハッタに潰される度に彼の心は摩耗していき……ついには対抗する戦意を失ってしまったのだ。
「ひぃいっ! く、来るなぁ! このパンダの化け物がぁ!」
恐れ戦きながら手をぶんぶんと振りながら、後ずさりをしているオルスを見てハッタは大きな溜息をつく。
「はぁ……全く、君もデュープだろう? 企業の利益の為に、彼らの想いを背負った戦士。それがそうも簡単に戦意を手放すとはな。それに、君は一つ、大きな思い違いをしている。私は――」
ぐっと力を込めてしゃがむと身震いしたハッタは空高く飛び上がった。巨体には似合わない跳躍能力にオルスの目が点になる。
空中で右拳を大きく振り被ったハッタは強い眼差しで眼下のオルスを睨みつける。
「ジャイアントパンダだぁぁあああーーーッ!」
雄叫びを上げながらハッタは強く拳を握り締め、上空から眼下のオルスを急襲する。地響きが鳴り、衝撃波が辺りの障害物を吹き飛ばす。
もうもうと舞う煙の中、相手デュープの体力を示すゲージがゼロになった。
「勝負あった模様です! 皆様、華麗な空中からの一撃で、シュヴァーン・エレクトロニクス所属のハッタ・ムラムラが勝利をもぎ取りましたぁ! 盛大な拍手を!」
勝利を知らせるアナウンスが響き、ハッタは腕を大きく振り上げる。
「ジャイアントパンダ教は不滅なり、我が拳のある限りぃいい!」
猛き教祖の雄叫びが場内に響き渡るのだった。
熱狂する観客たち。
その歓声に包まれたデュープバトルのステージで大柄な……ほぼジャイアントパンダにしか見えない【ハッタ・ムラムラ】がのしのしと歩いていた。
「どうした? お前の力はこんなものか、それではおれは倒せんぞ」
目の前にはボロボロのデュープの男性【オルス】が戦慄した表情を浮かべている。
それもそのはず、彼の攻撃はほぼ捌かれ無効化された上で強力な右拳によるカウンターで反撃されていたのだ。
最初の内はハッタに対し、闘争心を剥き出しにしていたオルスであったが、一撃、また一撃とハッタに潰される度に彼の心は摩耗していき……ついには対抗する戦意を失ってしまったのだ。
「ひぃいっ! く、来るなぁ! このパンダの化け物がぁ!」
恐れ戦きながら手をぶんぶんと振りながら、後ずさりをしているオルスを見てハッタは大きな溜息をつく。
「はぁ……全く、君もデュープだろう? 企業の利益の為に、彼らの想いを背負った戦士。それがそうも簡単に戦意を手放すとはな。それに、君は一つ、大きな思い違いをしている。私は――」
ぐっと力を込めてしゃがむと身震いしたハッタは空高く飛び上がった。巨体には似合わない跳躍能力にオルスの目が点になる。
空中で右拳を大きく振り被ったハッタは強い眼差しで眼下のオルスを睨みつける。
「ジャイアントパンダだぁぁあああーーーッ!」
雄叫びを上げながらハッタは強く拳を握り締め、上空から眼下のオルスを急襲する。地響きが鳴り、衝撃波が辺りの障害物を吹き飛ばす。
もうもうと舞う煙の中、相手デュープの体力を示すゲージがゼロになった。
「勝負あった模様です! 皆様、華麗な空中からの一撃で、シュヴァーン・エレクトロニクス所属のハッタ・ムラムラが勝利をもぎ取りましたぁ! 盛大な拍手を!」
勝利を知らせるアナウンスが響き、ハッタは腕を大きく振り上げる。
「ジャイアントパンダ教は不滅なり、我が拳のある限りぃいい!」
猛き教祖の雄叫びが場内に響き渡るのだった。