絆で挑む迷宮攻略!
王立アプリーリス魔法学院 イベントノベル(テーマ)制作 夜月天音納品 2021年04月26日 19時18分08秒
快晴の午前、ビクーニャ王国、王立アプリーリス魔法学院。
本日、全寮合同の実技課題、迷宮攻略が行われていた。
「3人1組を作って、魔法論理、魔法知識、戦闘、宝探し等様々な課題に挑み、知恵と勇気、魔法を駆使し、ゴールを目指して下さい」
「安全面に関しては私達、教師が控えていますので、心配ありません」
教師達の説明が終わるなり、3人1組のグループ作りが始まった。
「珍しい魔法素材やスペルブックが見つかったらいいな」
ドラゴン寮の2年生のシャルロット・エクレールは、ワクワクしていた。
なぜなら
(そしたら、3人で世界中を旅して回る、3人乗りゴージャス魔法のほうき開発をして……こんな事、笑われそうだから内緒だけど)
可愛らしい目的のためもあるからだ。
とにもかくにも
「よーし、2人を捜さなきゃ。2人と一緒ならどんなに危険な冒険だろうと本望だわ!」
シャルロットは、最も信頼する同い年の幼馴染2人を捜しに出た。
「折角の迷宮課題だもん、うちの試作品も試さないともったいないさぁ!」
オウル寮の2年生のフリューリングスルフト=ティエラことフリューは
「よし、早く2人と作戦会議を立てるさぁ!!」
同い年で幼馴染の2人を捜しに出た。
「発見した物は自由に出来るのか、何か金になる物があるかもな」
グリフォン寮の2年生のエイル・ビュセファスは、守銭奴な思考をする。ただし私利私欲のためではなく貧乏な実家のためだ。
「さてと、2人は……」
組む相手に当てがあるのか、周囲に視線を巡らせた。
「おい、一緒に組まねぇか」
同寮の男子学生が声を掛けて来たが
「組まねぇよ」
エイルは塩対応をして追い払った。
そこに
「エイル! 一緒に頑張ろう!」
シャルロットが現れた。
「……あぁ。シャル、フリューは?」
迎えたエイルは、足りない1人の居所を訊ねた。
瞬間
「シャルー、エイルー! 作戦会議さぁ♪」
フリューが元気よく2人の背後から現れた。
「もぅ、フリューったら」
驚いたシャルロットは口を尖らせた。
「来たか。作戦会議だが……ここは時間が掛かってもいいから、慎重かつ堅実に踏破する方針で行こう。理想は不要なリスクは取らず、なるべく安全に、ローリスクハイリターンだ」
エイルは3人揃ったという事で、作戦を立て始めた。
「慎重も大事だけど、まずは入ってみなきゃ!」
フリューは、慎重さと抑えきれない好奇心を見せる。
「私は2人と一緒だったら、どんな冒険もどんと来いだわ!」
2人への信頼が厚いシャルロットは朗らかに笑った。
幾度か話し合ってから、3人は迷宮へ突入した。
迷宮突入後すぐ
「シャル、シャル、うちの試作品試して欲しいさぁ!」
フリューは、隣を歩くシャルロットに声を掛けつつ四次元バッグをごそごそ。
出て来たのは
「じゃーーん!!」
魔法少女が使うような可愛らしい杖。
「わぁあ、可愛い! フリューが作ったの?」
シャルロットは、あまりの可愛さに目をキラキラさせた。
「うん、攻撃強化魔法を込めてるよ」
フリューが言うと
「ありがとう、フリュー!! 私、この杖を使って活路開くよ!」
シャルロットは杖を格好よく構えた。夢は凛々しい魔法騎士だ。
「ところで、マッピングはどうなっているんだ?」
エイルが訊ねると
「ふふん、言われるまでもなくだよ!」
フリューはドヤ顔で
「魔法具製作や便利魔法構築はうちの得意分野だからね♪」
迷宮突入に合わせてマッピングをさせている木の葉型や豆狸型式神を示した。
「フリューもだけど、エイルも手先が器用だよね。私と違って」
不器用さんのシャルロットは、幼馴染2人に羨望の眼差しだ。
すると
「シャルだって、凄いよ! うち魔法量が少なくて、水や炎を飛ばしたり物を浮かしたりとかの魔法は苦手だもん」
フリューが、シャルロットを褒め始めた。
こんな和やかな空気も、行く手を阻む敵を前にすれば
「うちの魔法武器でびっくりして貰うさぁ」
フリューは魔法武器に増幅魔法具を装着し強化魔法を掛け、強烈な攻撃でねじ伏せ
「ちょっと、大き過ぎだけど」
シャルロットは魔法で一掃していく。ただし、召喚魔法に関してはすごく大きなものか、すごく小さいものしか喚べない奇癖持ちだ。
「前に出過ぎるんじゃねぇよ、強化かけるから少し待て……せいぜい、楽をさせてくれよ」
果敢に前に出る女性陣と違いエイルは、2人に防御強化を掛けて送り出したり、自身に掛けた防御強化を利用し後衛の防御を務めたりと冷静に立ち回る。
敵を倒し罠を突破した末に、手に入れた価値がありそうな物は、フリューの四次元バッグにどんどん預けていった。
いくらか迷宮を進んだ所で
「シャル、エイル、どうぞ!」
フリューが四次元バッグから紙袋を出し、2人にクッキーを勧めた。
「わぁ、クッキー!」
シャルロットは喜んでクッキーを頬張った。
「ねぇ、シャル、この課題が終わったら3人でお昼ご飯食べよう」
「もちろん! デザートもね!」
食べながらフリューとシャルロットは、昼食の話で盛り上がる。
「……食べ過ぎだろ」
エイルは女の子2人の食べっぷりに少しドン引き。
「疲れた時は甘い物が一番だよ!」
「そうそう、甘い物は別腹なんだから」
甘味大好きのフリューと見た目によらず大食いのシャルロットは口々に持論を言った。
「……ったく」
呆れたエイルは
「宝箱だ……罠の可能性があるが」
前方に宝箱を発見。
「開けて見るさぁ」
「何が入っているのか気になるね」
気付いたフリューとシャルロットは、もぐもぐをやめた。
という事で、作戦を立て、宝箱に挑んだ。
宝箱は罠であったが、シャルロットのド派手な攻撃魔法と強化・呪詛魔法のコンボとエイルの攻撃魔法で大人しくさせた。
その宝箱の中身は
「見て見て、うさ耳だよ♪」
ただのうさ耳。フリューは躊躇う事無く頭に装着。
「フリュー、可愛い!」
シャルロットも楽しそうだ。
「ありがとう! あ、そうだ!」
フリューは、何やら閃いたのか四次元バッグをごそごそ。
「何するの?」
小首を傾げるシャルロットに向かって
「にひひ、凄い物に変えちゃうのさぁ」
フリューは悪戯っ子の笑みを湛えながら
「これとあれを……」
四次元バッグから取り出した部品をうさ耳に手際よく組み込んでから
「シャル、つけてみて、すんごいから」
装着を勧めた。
「うん! つけてみる!」
シャルロットは、喜々とうさ耳を装着。
途端
「これ、遠い所の小さな音が聞こえるよ。もしかして、フリューが改造したから?」
シャルロットはびっくり。うさ耳を通してかなり遠くの物音が鮮明に聞こえたのだ。
「えへへ、超聴覚機能道具に変えてみたんだ!」
フリューはドヤ顔の後
「はい、次はエイルの番!」
エイルにうさ耳を差し出した。
「断る」
エイルは、常のぶっきらぼうな調子をことさら強くした。
途端
「絶対に似合うって、それにうちとシャルもつけたんだから、エイルも!」
フリューは大袈裟に残念がるも
「断る」
エイルは拒否の一点張りだ。
2度の拒否で諦めるかと思いきや
「だったら、意地でもつける!」
フリューは諦めず強硬手段に出た。
「はっ、迎え撃つまでだ」
エイルは反撃の態勢だ。
「フリューもエイルも仲がいいなぁ」
シャルロットは慣れなのか、のんびりと見学だ。
この後も、迷宮攻略を続けお宝と共に無事にゴールをし、美味しいご飯を交えながら、本日の課題での活躍を語った。
本日、全寮合同の実技課題、迷宮攻略が行われていた。
「3人1組を作って、魔法論理、魔法知識、戦闘、宝探し等様々な課題に挑み、知恵と勇気、魔法を駆使し、ゴールを目指して下さい」
「安全面に関しては私達、教師が控えていますので、心配ありません」
教師達の説明が終わるなり、3人1組のグループ作りが始まった。
「珍しい魔法素材やスペルブックが見つかったらいいな」
ドラゴン寮の2年生のシャルロット・エクレールは、ワクワクしていた。
なぜなら
(そしたら、3人で世界中を旅して回る、3人乗りゴージャス魔法のほうき開発をして……こんな事、笑われそうだから内緒だけど)
可愛らしい目的のためもあるからだ。
とにもかくにも
「よーし、2人を捜さなきゃ。2人と一緒ならどんなに危険な冒険だろうと本望だわ!」
シャルロットは、最も信頼する同い年の幼馴染2人を捜しに出た。
「折角の迷宮課題だもん、うちの試作品も試さないともったいないさぁ!」
オウル寮の2年生のフリューリングスルフト=ティエラことフリューは
「よし、早く2人と作戦会議を立てるさぁ!!」
同い年で幼馴染の2人を捜しに出た。
「発見した物は自由に出来るのか、何か金になる物があるかもな」
グリフォン寮の2年生のエイル・ビュセファスは、守銭奴な思考をする。ただし私利私欲のためではなく貧乏な実家のためだ。
「さてと、2人は……」
組む相手に当てがあるのか、周囲に視線を巡らせた。
「おい、一緒に組まねぇか」
同寮の男子学生が声を掛けて来たが
「組まねぇよ」
エイルは塩対応をして追い払った。
そこに
「エイル! 一緒に頑張ろう!」
シャルロットが現れた。
「……あぁ。シャル、フリューは?」
迎えたエイルは、足りない1人の居所を訊ねた。
瞬間
「シャルー、エイルー! 作戦会議さぁ♪」
フリューが元気よく2人の背後から現れた。
「もぅ、フリューったら」
驚いたシャルロットは口を尖らせた。
「来たか。作戦会議だが……ここは時間が掛かってもいいから、慎重かつ堅実に踏破する方針で行こう。理想は不要なリスクは取らず、なるべく安全に、ローリスクハイリターンだ」
エイルは3人揃ったという事で、作戦を立て始めた。
「慎重も大事だけど、まずは入ってみなきゃ!」
フリューは、慎重さと抑えきれない好奇心を見せる。
「私は2人と一緒だったら、どんな冒険もどんと来いだわ!」
2人への信頼が厚いシャルロットは朗らかに笑った。
幾度か話し合ってから、3人は迷宮へ突入した。
迷宮突入後すぐ
「シャル、シャル、うちの試作品試して欲しいさぁ!」
フリューは、隣を歩くシャルロットに声を掛けつつ四次元バッグをごそごそ。
出て来たのは
「じゃーーん!!」
魔法少女が使うような可愛らしい杖。
「わぁあ、可愛い! フリューが作ったの?」
シャルロットは、あまりの可愛さに目をキラキラさせた。
「うん、攻撃強化魔法を込めてるよ」
フリューが言うと
「ありがとう、フリュー!! 私、この杖を使って活路開くよ!」
シャルロットは杖を格好よく構えた。夢は凛々しい魔法騎士だ。
「ところで、マッピングはどうなっているんだ?」
エイルが訊ねると
「ふふん、言われるまでもなくだよ!」
フリューはドヤ顔で
「魔法具製作や便利魔法構築はうちの得意分野だからね♪」
迷宮突入に合わせてマッピングをさせている木の葉型や豆狸型式神を示した。
「フリューもだけど、エイルも手先が器用だよね。私と違って」
不器用さんのシャルロットは、幼馴染2人に羨望の眼差しだ。
すると
「シャルだって、凄いよ! うち魔法量が少なくて、水や炎を飛ばしたり物を浮かしたりとかの魔法は苦手だもん」
フリューが、シャルロットを褒め始めた。
こんな和やかな空気も、行く手を阻む敵を前にすれば
「うちの魔法武器でびっくりして貰うさぁ」
フリューは魔法武器に増幅魔法具を装着し強化魔法を掛け、強烈な攻撃でねじ伏せ
「ちょっと、大き過ぎだけど」
シャルロットは魔法で一掃していく。ただし、召喚魔法に関してはすごく大きなものか、すごく小さいものしか喚べない奇癖持ちだ。
「前に出過ぎるんじゃねぇよ、強化かけるから少し待て……せいぜい、楽をさせてくれよ」
果敢に前に出る女性陣と違いエイルは、2人に防御強化を掛けて送り出したり、自身に掛けた防御強化を利用し後衛の防御を務めたりと冷静に立ち回る。
敵を倒し罠を突破した末に、手に入れた価値がありそうな物は、フリューの四次元バッグにどんどん預けていった。
いくらか迷宮を進んだ所で
「シャル、エイル、どうぞ!」
フリューが四次元バッグから紙袋を出し、2人にクッキーを勧めた。
「わぁ、クッキー!」
シャルロットは喜んでクッキーを頬張った。
「ねぇ、シャル、この課題が終わったら3人でお昼ご飯食べよう」
「もちろん! デザートもね!」
食べながらフリューとシャルロットは、昼食の話で盛り上がる。
「……食べ過ぎだろ」
エイルは女の子2人の食べっぷりに少しドン引き。
「疲れた時は甘い物が一番だよ!」
「そうそう、甘い物は別腹なんだから」
甘味大好きのフリューと見た目によらず大食いのシャルロットは口々に持論を言った。
「……ったく」
呆れたエイルは
「宝箱だ……罠の可能性があるが」
前方に宝箱を発見。
「開けて見るさぁ」
「何が入っているのか気になるね」
気付いたフリューとシャルロットは、もぐもぐをやめた。
という事で、作戦を立て、宝箱に挑んだ。
宝箱は罠であったが、シャルロットのド派手な攻撃魔法と強化・呪詛魔法のコンボとエイルの攻撃魔法で大人しくさせた。
その宝箱の中身は
「見て見て、うさ耳だよ♪」
ただのうさ耳。フリューは躊躇う事無く頭に装着。
「フリュー、可愛い!」
シャルロットも楽しそうだ。
「ありがとう! あ、そうだ!」
フリューは、何やら閃いたのか四次元バッグをごそごそ。
「何するの?」
小首を傾げるシャルロットに向かって
「にひひ、凄い物に変えちゃうのさぁ」
フリューは悪戯っ子の笑みを湛えながら
「これとあれを……」
四次元バッグから取り出した部品をうさ耳に手際よく組み込んでから
「シャル、つけてみて、すんごいから」
装着を勧めた。
「うん! つけてみる!」
シャルロットは、喜々とうさ耳を装着。
途端
「これ、遠い所の小さな音が聞こえるよ。もしかして、フリューが改造したから?」
シャルロットはびっくり。うさ耳を通してかなり遠くの物音が鮮明に聞こえたのだ。
「えへへ、超聴覚機能道具に変えてみたんだ!」
フリューはドヤ顔の後
「はい、次はエイルの番!」
エイルにうさ耳を差し出した。
「断る」
エイルは、常のぶっきらぼうな調子をことさら強くした。
途端
「絶対に似合うって、それにうちとシャルもつけたんだから、エイルも!」
フリューは大袈裟に残念がるも
「断る」
エイルは拒否の一点張りだ。
2度の拒否で諦めるかと思いきや
「だったら、意地でもつける!」
フリューは諦めず強硬手段に出た。
「はっ、迎え撃つまでだ」
エイルは反撃の態勢だ。
「フリューもエイルも仲がいいなぁ」
シャルロットは慣れなのか、のんびりと見学だ。
この後も、迷宮攻略を続けお宝と共に無事にゴールをし、美味しいご飯を交えながら、本日の課題での活躍を語った。