台本『AnnihEpica(アニエピカ) -幻創の箱庭- page_117070』

ボイス台本制作 おおくまねこ納品 2024年04月27日 08時59分44秒

「失礼(しつれい)。今(いま)、バル之進(のしん)の話(はなし)をしていなかったか? ああ、そうだ同志(どうし)。オレもバル之進(のしん)を推している。……何(なに)、カップリングは誰派(だれは)か、だと? その話(はなし)は長くなる。君(きみ)とはじっくり腰(こし)を据(す)えて話(はな)さねばならないようだな……。おっと、自己紹介(じこしょうかい)を忘(わす)れていた。オレはレタラ。見(み)ての通(とお)り、この店(みせ)でキャストをやっている。……え、オレに指名(しめい)? 何(なに)、オレの特技(とくぎ)が見(み)たいだと? いいだろう……刮目(かつもく)するがいい。これがオレの魂(おたげい)だッ!』」

 一見客との熱いバル之進談義が始まるのを阻止するかのように、レタラに強火ファンからの指名が入る。そして、レタラが向かったテーブルの先で、彼が両手に持ったサイリウムが炎のように踊り、黄色い軌跡が美しい正円を描いた。キビキビとしたレタラのキレのある動きはアイドルの名にふさわしい動きだったが、彼の言動はどこか残念だった。
「黙っていればイケメンなのにね」「だがそれがいい」とは、常連客の弁である。

登場キャラクター

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0