アドルフ・ジーノ(魔法使いのすがた)

アドルフ・ジーノアドルフ・ジーノ更新 2023年10月12日 03時16分37秒

棘ナツ先生の企画「魔法使いの秘密」のキャラ設定とか諸々

アドルフ・ジーノ(魔法使いのすがた)
「定めは絶対だ。結末を変えることはできない。」

☆基本設定
名前:アドヴィス
年齢:24
身長:172cm
性別:男
二つ名:星見の魔法使い
得意なこと:占星術、天体観測
嫌いなこと:占星術
普段人と接するときは:
丁寧に(私、あなた、(姓)さん、です、ます、でしょうか?、ですよね)
気が置けない人とは:
ぶっきらぼうに(俺、あんた、(名前を呼び捨て)、だ、ぞ、か?、だな)

☆現在
 街から少し離れた一軒家に住んでいる。
 占いを仕事としており、市民の悩み事相談から失せ物探し、仕事の成否、恋愛の成就、果ては国の政まで。未来に起こることをピタリと言い当てると噂の占い師。でも、偶に外すことはご愛嬌。
 「あなたも占星術を学べば、未来に起こることを予知できるかもしれませんよ。あまりオススメはしませんがね。だって、何が起こるかを知ってるだなんてつまらないでしょう?」

☆生い立ち
 魔術や魔法がありふれていた世界。血筋も育ちも特別ではないが、彼は魔力を多く持って生まれた。先祖の中に高名な魔術師がいた、という話を祖父母から聞いたことはあるが、両親やその親戚に魔力を多く持った人は居なかったため真相は定かではない。
 ただし、生まれ持った魔力が多いということは魔術や魔法の出力も大きいということ。学びたての当初は生活魔法すら発動させることが危うく、最初に小さな火を起こす魔術を発動させた時は、あまりの大きさに天井の梁を少し焦がしてしまったほど。
 その後は才能を見出されると同時に天体に興味を持ち始め、師の元で占星術を学び始める。やがて彼はその分野で大きな研究成果を世に発表するまでになったが、同時に彼の様子は徐々に変わっていくことになる。

☆性格
 やることはこなす。余裕があれば他人を手伝ったりもする。人と接するときは常に笑顔であり、冗談も通じる。一見は人当たりの良い親切な魔法使い。だが仲が深まるにつれて、何もかも分かっているかのような口ぶりと他人を見透かす目がやけに恐ろしく感じる。
 そのためか、誰も彼のことを深く知らないし、師ですらも彼の様子が変わっていったあの日以降のことは詳しくない。だが、師いわく「彼は知りすぎたんだよ」と言って、彼のことを憐れむ。

☆星見の魔法使い
 占星術とは空に浮かぶ星や月を通して、人間のあり方や行動規範を定め、これから起こる未来の出来事について予知を行う占いのことである。その占い方も、空に満ちる魔力を借りることで、未来に起こる最も可能性の高い選択肢の一つを覗き見るようなものであり、不確かなものである…筈なのだが、彼は人一倍好奇心に強かった。占星術を学んでいく過程で天体には全て規則が存在していることに気づいた。空に浮かぶ月の動き、満ち欠け、星の明るさの加減、そして星の終わりすらも法則によって決まっていることに。
 彼がこの夜空の全てを理解した時、今自分が居る大地から空に浮かぶ星々全てに魔力が存在しており、その魔力を使う万物は全て法則によって動き、この世界は法則と法則との間に発生する相互作用によってのみ決定付けられていることに気づいてしまったのだ。
 当初、彼はそのことを認めたくはなかった。もしそうなのであれば、自分の意思や生まれた理由すらもただの法則によって生まれたものであり、人はただ敷かれた道をただ歩くだけのつまらない存在であることになってしまう。そもそも、魔術や魔法は自分の思い描いたものを映し出す鏡のはずなのだ。その思い描く内容すらすでに決められたことなはずがない、と。
 だが、彼が研究すればするほど分かってしまう。この世界の法則は厳密に守られており、例外は何一つない。人の生老病死、意思決定、それすらも法則の中にあるものだということに。そうして彼は全てを理解すると同時に、世界はただの法則の操り人形であることを結論づけ、全ての興味を失った。
 占星術によって彼は全てを知りうるが、その全てを見ようとはしない。他人に乞われればその運命を覗き見て教えてあげるが、聞かれたこと以上のことは話さない。知らないことが幸せなこともあるよ、と彼は虚ろな目でよく言う。それは、自分に対しての皮肉か、それとも世界に対するささやかな抵抗か。
アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0