祝祭のロスガリア

ヘレン・ワーグナー
楽しかった。ウェディングドレスとか、いろいろな服が着れた……。ああいうの、コスプレっていうんだっけ。友達も、喜んでた。
レタラ・スマリ
そうか。ドゥジケット準備会部員としては嬉しい限りだ。ドゥジン信者の為のイベントとしては今回は大成功と言っていいだろう。冒険者もたくさん来てくれたようでよかった。
ヘレン・ワーグナー
そーだね。でもお祭りもおしまいムードだし、冒険者がたくさん一か所に集まることも、もうあんまりないかも。そう考えると、ちょっと寂しい気もする。
レタラ・スマリ
ああ、そうだな。でも、別にみんな死んだわけじゃないんだ。また、どこかで会えるといいな。
ドゥジケット大礼拝祭は成功し、世界のお祭りムードも終息しつつあるようです。
(3月22日 【祝祭】事後シナリオリリース予定!)
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assignment「祝祭のロスガリア」 概要
「祝祭のロスガリア」連動とは、帝都奪還作戦が成功した影響による、世界中のお祭りムード、そしてそれに便乗したメアリー王女(メイ)の主催で行われるドゥジン信者の為の大規模イベント【ドゥジケット大礼拝祭】にまつわる一連の出来事を指す。
assignmentここまでの流れ
幽界樹や征竜らが滅びたことで、世界は取り戻した平和に歓喜し、世界各地でお祭りが開催される。最終決戦を生き延びた冒険者達は英雄として世界中のイベントに招待されたり、警備やトラブル解決などの依頼を受けたりと、様々な形で各地へ赴くことになる。一方、公務で忙殺され、気晴らしがしたくなったメアリー王女はここぞとばかりにドゥジケット大礼拝祭の開催を決意。全てのドゥジン作家の為の世界規模のイベント『ドゥジケット大礼拝祭』がエラトゥーン都市同盟のドゥジンの聖地『ドゥジケット』にてついに実施されることとなった。
(2024年2月18日追記)
世界各地で戦勝と世界平和を祝うお祭りが開催されており、大いに盛り上がっている。ドゥジケット大礼拝祭の主催者団体であるドゥジケット準備会による準備も、冒険者のサポートで無事に完了。聖地ドゥジケットにて、ドゥジケット大礼拝祭がいよいよ開催される。
assignment結果
世界中で勝利と平和を祈るお祭りが行われ、多数の冒険者も参加した。聖地ドゥジケットではドゥジケット大礼拝祭が開催され、数多のドゥジン作家の交流や芸術品の出展・販売、一般来場者と芸術家たちの交流が行われた。
person_pin関連NPC
ドゥジケット大礼拝祭の発起人。「ドゥジケット準備会」名義でサークル参加……というか主催者側。知る人ぞ知る、リーンエス王国王女メアリー・リーンエスの世を忍ぶ仮の姿。本人は気づいていないが、彼女の近くではドゥジン作家やコスプレイヤー、参加客に扮した王国の近衛騎士達が常にガードをしている。
《本連動での動き》
2年かけて準備してきたドゥジケット大礼拝祭の開催決定でメアリーはご機嫌だが、帝都決戦で年末年始は非常に忙しかったため、原稿は落とした。かくなる上は、現地で即興絵(つまりスケブ)を受け付けたい気持ち。ドゥジケット大礼拝には「メイ」名義で参加した。
(3月17日追記)
聖地ドゥジケットにて、商家の娘メイとして即興絵をたくさん描いたり、閉会式の祝辞を担当した。
春には臣籍降下とバデーニ公爵家への婿入りを予定している、神出鬼没のリーンエス王国第二王子。側室や愛妾としての花嫁はまだまだ募集中。
《本連動での動き》
妹メアリーの雄姿を見ようと、ドゥジケット大礼拝祭の会場を訪れた。
(3月17日追記)
リーンエス王国内の祝勝祭に参加したほか、聖地ドゥジケットにて、他人のフリをしている妹に自分の即興絵をねだった。
蒼狼のハーフビースト。王国に生まれ、貧しすぎる暮らしから幼少期より密猟に手を染めた後、傭兵団に拾われた過去を持つ。年齢故に引退を考えていたところを冒険者ギルドに引き抜かれ、冒険者ギルドにおける新人《授恵者》の教育担当兼、軍事関係のご意見番を務める。
《本連動での動き》
ドゥジケット大礼拝では会場の巡回警備を担当した。
menu_book関連用語・情報
世界各地のお祭り
帝都奪還作戦の成功により、世界中で世界滅亡の危機を脱したことを祝すお祭りが開催されている。自粛ムードで控えめであった聖霊節の延長戦っぽい感じだったり、ここぞとばかりに観光客を誘致したい領主や商人の思惑もあったりと、祭りの内容は土地により様々。
ドゥジケット大礼拝祭
隠れドゥジン作家であるメアリー王女が計画していた全てのドゥジン作家の為の式典。特にジャンルの縛りはなく、あらゆる作品が歓迎される(事前に検閲はあり、レイウェストとメアリーのR18ものとかは流石に排除される)。ドゥジンシの見せ合いや頒布だけでなく、コスプレやグッズのリリースも歓迎される。印刷技術が未熟な世界観のため、ドゥジンシの大量制作は技術面・コスト面で難しく、見せ合いのほうが主流。
聖地ドゥジケット
エラトゥーン都市同盟内の一都市で、ドゥジンシの博物館がある湾岸都市。ドゥジケット大礼拝祭期間中は街を挙げてお祭りを行う。街の中心部にあるドゥジン神像のある大きな公園付近ではドゥジンイベントである大礼拝祭が行われ、それ以外の場所では普通のお祭りがおこなわれる。
絵の神ドゥジン
絵画の神『ドゥジン』は“絵の神”“記憶の神”“文筆の神”“表現の神”などが統合されたもので、信徒は石や紙に絵物語をしたためる。彼らは主に旧き言い伝えを後世に残すためにその筆を振るうが、時折、偉大なる神々や音に聞こえし英雄を、やたらと可憐な姿で描画したり、同性同士での恋愛劇を創作したりする事もあり、その所業が判明した際には不敬であるとして他の信徒から怒られている(こういった書物は神にならって“ドゥジンシ”と呼ばれる)。
二月ほども続いた世界中のお祭りムードも、人々が季節の移り変わりを感じる頃にはようやく落ち着きつつあった。迷宮神や小鬼の神、あるいはマトリクス界に在るやもしれない賽子の女神や劇場の神、軍神などの神々も、「やっとか」と笑っているかもしれない。春になれば、人々も冒険者も新しい生活へと戻っていく、あるいはこれまでとは違う道に進んで行くだろう。
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「皆様、本日でドゥジケット大礼拝祭は終了となります。ドゥジン信者の方も、一般の方も、たくさんのご来場ありがとうございました。願わくば、来年も、またその次の年も皆様にまたお会いできることを願っております……」
そして、全てのドゥジン信者たちの祭典、ドゥジケット大礼拝祭も盛況で幕を閉じた。ドゥジケットではこれまで日陰者だった世界中のドゥジン作家たちが集まり、交流を深めたり、己の性癖……もとい、作品を発表し合ったりした。また、ドゥジン信者以外の芸術家や一般来場者達も集まり、イベントは大成功だ。もちろん、今後の課題もたくさんあったが、メアリー達の願い通り、ドゥジケット大礼拝祭は定期的に開催されるかもしれない。
「皆様、ありがとうございました。皆様のおかげで、わたくしの夢を一つ叶えることができましたわ」
メアリーは満面の笑みを浮かべ、ドゥジケット準備会の面々や応援に来てくれた学園生や冒険者に一礼した。
「やあ、メイ。せっかくだから僕の即興絵も描いてくれないか?」
「あら、ウィリアム王子。ええ、よろしくてよ。恰好よく描いて差し上げますわ」
閉会式が終わった後、ひょっこりと姿を現したのはウィリアム王子だった。正体を隠している妹を気遣ってか、本名では呼ばなかったが。メアリーの方もお兄様とは呼ばず、他人のフリをした。メアリーの正体を知る冒険者達は笑いを堪えたり、苦笑いをしたりしている。
「そうそう、さっき君の両親とバッタリ会ってね。驚いたよ。ブースには来たかい?」
「あら、お父様とお母様もいらしていたのですか?」
メアリーは目を丸くした。ウィリアムは「君の両親」とぼかしてはいるが、メアリーの両親とはすなわち、ウィリアムの両親でもある、リーンエス王国の国王ジョージ四世と王妃ルイーズに他ならない。お忍びとはいえ、滅多に人前に姿を見せないことで知られる国王と王妃がこの場にいることに、冒険者達も驚きを隠せなかった。
「いえ、私のところには来ておりませんでしたわ。こっそり見ていらしたのかしら」
「そうだね。たぶん、僕と同じで君に気を遣ったんだろう。ああ、そういえば、母とアナンディーンが世間話をしていたな……なんだか、懐かしそうだった」
「あら、アナンディーン様と? アナンディーン様の方は会場の警備を務めてくださっていたので、何度かお見かけいたしましたわ」
「そうか。また、踊る子熊亭で彼とあったら話でも聞いてみようかな。このお祭りのことも、君は恥ずかしがって僕には教えてくれなさそうなことも、彼はたくさん見ていそうだし」
「もう、お……ウィリアム様ったら」
他人のフリをしている割には距離感が近い兄の軽口に、メアリーは淑女の微笑みで返した。
執筆:おおくまねこ