祝祭のロスガリア

シェルリア・リトヴァール
ちょっとピンチでしたが、なんとかドゥジケット準備会の皆さんの原稿、無事に脱稿できました! きっと芸術神の加護パワーですね!
オゴス
おめでとうございます。俺も、ブラックデスに就職が決まって万々歳ですよ。これも神のお導きってやつでしょうか。そちらさんと違って、こっちの神様はまだ新参ですが。
シェルリア・リトヴァール
ゴールディでは『名もなき小鬼』のお祭りをやったんでしたっけ、おっと、もう『ゴブリンの神』とお呼びするべきでしょうか?
オゴス
まあ、その辺はご自由に。そちらさんのお祭りはこれからですね。『ドゥジケット大礼拝祭』でしたか。頑張ってください。
(2月19日より 【祝祭】連動 『ドゥジケット大礼拝祭』後半シナリオリリース開始!)
assignment「祝祭のロスガリア」 概要
「祝祭のロスガリア」連動とは、帝都奪還作戦が成功した影響による、世界中のお祭りムード、そしてそれに便乗したメアリー王女(メイ)の主催で行われるドゥジン信者の為の大規模イベント【ドゥジケット大礼拝祭】にまつわる一連の出来事を指す。
assignmentここまでの流れ
幽界樹や征竜らが滅びたことで、世界は取り戻した平和に歓喜し、世界各地でお祭りが開催される。最終決戦を生き延びた冒険者達は英雄として世界中のイベントに招待されたり、警備やトラブル解決などの依頼を受けたりと、様々な形で各地へ赴くことになる。一方、公務で忙殺され、気晴らしがしたくなったメアリー王女はここぞとばかりにドゥジケット大礼拝祭の開催を決意。全てのドゥジン作家の為の世界規模のイベント『ドゥジケット大礼拝祭』がエラトゥーン都市同盟のドゥジンの聖地『ドゥジケット』にてついに実施されることとなった。
(2024年2月18日追記)
世界各地で戦勝と世界平和を祝うお祭りが開催されており、大いに盛り上がっている。ドゥジケット大礼拝祭の主催者団体であるドゥジケット準備会による準備も、冒険者のサポートで無事に完了。聖地ドゥジケットにて、ドゥジケット大礼拝祭がいよいよ開催される。
person_pin関連NPC
ドゥジケット大礼拝祭の発起人。「ドゥジケット準備会」名義でサークル参加……というか主催者側。知る人ぞ知る、リーンエス王国王女メアリー・リーンエスの世を忍ぶ仮の姿。本人は気づいていないが、彼女の近くではドゥジン作家やコスプレイヤー、参加客に扮した王国の近衛騎士達が常にガードをしている。
《本連動での動き》
2年かけて準備してきたドゥジケット大礼拝祭の開催決定でメアリーはご機嫌だが、帝都決戦で年末年始は非常に忙しかったため、原稿は落とした。かくなる上は、現地で即興絵(つまりスケブ)を受け付けたい気持ち。ドゥジケット大礼拝には「メイ」名義で参加する。
春には臣籍降下とバデーニ公爵家への婿入りを予定している、神出鬼没のリーンエス王国第二王子。側室や愛妾としての花嫁はまだまだ募集中。
《本連動での動き》
妹メアリーの雄姿を見ようと、ドゥジケット大礼拝祭の会場を訪れる予定。
蒼狼のハーフビースト。王国に生まれ、貧しすぎる暮らしから幼少期より密猟に手を染めた後、傭兵団に拾われた過去を持つ。年齢故に引退を考えていたところを冒険者ギルドに引き抜かれ、冒険者ギルドにおける新人《授恵者》の教育担当兼、軍事関係のご意見番を務める。
《本連動での動き》
ドゥジケット大礼拝では会場の巡回警備を担当する。
menu_book関連用語・情報
世界各地のお祭り
帝都奪還作戦の成功により、世界中で世界滅亡の危機を脱したことを祝すお祭りが開催されている。自粛ムードで控えめであった聖霊節の延長戦っぽい感じだったり、ここぞとばかりに観光客を誘致したい領主や商人の思惑もあったりと、祭りの内容は土地により様々。
ドゥジケット大礼拝祭
隠れドゥジン作家であるメアリー王女が計画していた全てのドゥジン作家の為の式典。特にジャンルの縛りはなく、あらゆる作品が歓迎される(事前に検閲はあり、レイウェストとメアリーのR18ものとかは流石に排除される)。ドゥジンシの見せ合いや頒布だけでなく、コスプレやグッズのリリースも歓迎される。印刷技術が未熟な世界観のため、ドゥジンシの大量制作は技術面・コスト面で難しく、見せ合いのほうが主流。
聖地ドゥジケット
エラトゥーン都市同盟内の一都市で、ドゥジンシの博物館がある湾岸都市。ドゥジケット大礼拝祭期間中は街を挙げてお祭りを行う。街の中心部にあるドゥジン神像のある大きな公園付近ではドゥジンイベントである大礼拝祭が行われ、それ以外の場所では普通のお祭りがおこなわれる。
絵の神ドゥジン
絵画の神『ドゥジン』は“絵の神”“記憶の神”“文筆の神”“表現の神”などが統合されたもので、信徒は石や紙に絵物語をしたためる。彼らは主に旧き言い伝えを後世に残すためにその筆を振るうが、時折、偉大なる神々や音に聞こえし英雄を、やたらと可憐な姿で描画したり、同性同士での恋愛劇を創作したりする事もあり、その所業が判明した際には不敬であるとして他の信徒から怒られている(こういった書物は神にならって“ドゥジンシ”と呼ばれる)。
戦勝と取り戻した平和に、世界が活気づいている。冒険者ギルドに既に報告が上がっている分だけでも、リーンエス王国各地での戦勝祝い、学術都市ヴェルクリエのオロージオ・フェスタ、エルタ・リコの卓上遊戯祭、シルバードでのゴブリンの神にまつわる祭事など、様々なお祭りの名が並んでいた。迷宮都市エドゥノーグでも、ギルドから巣立っていく冒険者(探索者)との最後の思い出づくりとばかりに、強大なダンジョンボスの攻略作戦が行われたようだ。
しかし、世界各地を沸かせるお祭りムードの勢いは、未だ衰えることはなかった。
●ドゥジケット大礼拝祭、始まる
「皆様、ようこそお集まりいただきました。それではこれより、全てのドゥジン作家の為の祭典、ドゥジケット大礼拝祭を開催いたします! ジャンルに貴賤はありません。ドゥジンシ、そして芸術を愛する皆様、この祭りを大いに楽しみましょう! 芸術の神よ、どうぞご照覧あれ!」
ドゥジケット準備会の部長、アルベルティーヌが開催の宣言をすると、聖地ドゥジケットの中心部の公園に集まった人々から盛大な拍手が送られた。エラトゥーン都市同盟の都市ドゥジケットは今、かつてない賑わいを見せている。大小様々なドゥジンシの模擬店が並び、ウィリアムやレイウェストのコスプレをした人々もたくさん集まっている。公園以外の場所でも、普通のお祭りのようにたくさんの模擬店が並び、街は賑わいを見せていた。
「感無量ですわ……皆様のおかげでここまで来れました。わたくしの夢がようやく形に……」
『商家の娘メイ』ことメアリー王女も変装した姿でペンを握りしめ、涙ぐんでいる。正体を隠している都合上、開会の挨拶こそ部長に譲ったものの、ドゥジケット大礼拝祭の発起人は王女なのだ。
「新刊はありませんが、即興絵ならいくらでもお受けいたしますわ! さあ、どなたからでもどうぞ!」
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「メアリー、ずいぶんと張り切っているようだね。ここは僕も兄としてぜひ妹の雄姿を見に行かなければいけない」
ウィリアム王子はもちろん、妹メアリーが影でこそこそとドゥジケット大礼拝祭の開催に向けて暗躍していたことは知っていた。メアリー王女本人は気づいていないようだが、メアリー王女が王城の外で活動する際は、常に王国騎士の精鋭が護衛についている。故にメアリーの情報は王家には筒抜けである。
「少し気になるのは、リーンエス王と王妃まで、僕や妹に内緒で何か計画していたみたいだが……」
リーンエス王家は第二王子以下のウィリアムやメアリーを除き、滅多に人前に姿を現さない。ウィリアムとメアリーも、冒険者の前にはたびたび姿を見せたり、素性を隠して各所に出没することはたまにあるが、「王子」「王女」として市井の人々の前に姿を現すことは極めて稀だ。ただ、公的記録には残らない『お忍びの旅』ならば、国王ジョージ四世やルイーズ王妃も、公務の合間にたまにやっているらしい。
「まさか、父上と母上までこっそりメアリーの様子を見にいくつもりじゃないだろうな。僕の気のせいであればいいんだが……」
一抹の不安も感じつつ、ウィリアムはドゥジケットへと向かうのだった。
執筆:おおくまねこ