祝祭のロスガリア

メアリー・リーンエスっぽい誰か
無事に帝都奪還が成功して何よりですわ。世界もすっかりお祭りムードですわね(裏声)。
アナンディーン
ああ。帝都奪還作戦は勿論、ヴァイセントラフ砦の防衛戦から現在に至るまで、冒険者ギルドの果たした役割も大きい。今後の君達冒険者の動向にも世界が注目しているだろう。ところで何だ、その格好は???
ダニエル・へリントン
これはメアリー王女のコスプレです! メア……じゃなかった、メイ様も今度は『忙しくなる前に今年こそドゥジケット大礼拝をやりますわ!』と張り切ってるみたいですね。
アナンディーン
そうか。見覚えのある服装だと思ったが、そのドレスは王女の……。祭りを楽しむのはいいが、あまり羽目を外し過ぎないようにな。
ロスガリア大陸全土が祝勝ムードに沸き、各地で様々なお祭りが行われるようです!
(1月23日より 【祝祭】連動シナリオリリース開始!)
assignment「祝祭のロスガリア」 概要
「祝祭のロスガリア」連動とは、帝都奪還作戦が成功した影響による、世界中のお祭りムード、そしてそれに便乗したメアリー王女(メイ)の主催で行われるドゥジン信者の為の大規模イベント【ドゥジケット大礼拝祭】にまつわる一連の出来事を指す。
assignmentここまでの流れ
幽界樹や征竜らが滅びたことで、世界は取り戻した平和に歓喜し、世界各地でお祭りが開催される。最終決戦を生き延びた冒険者達は英雄として世界中のイベントに招待されたり、警備やトラブル解決などの依頼を受けたりと、様々な形で各地へ赴くことになる。一方、公務で忙殺され、気晴らしがしたくなったメアリー王女はここぞとばかりにドゥジケット大礼拝祭の開催を決意。全てのドゥジン作家の為の世界規模のイベント『ドゥジケット大礼拝祭』がエラトゥーン都市同盟のドゥジンの聖地『ドゥジケット』にてついに実施されることとなった。
person_pin関連NPC
ドゥジケット大礼拝祭の発起人。「ドゥジケット準備会」名義でサークル参加……というか主催者側。知る人ぞ知る、リーンエス王国王女メアリー・リーンエスの世を忍ぶ仮の姿。本人は気づいていないが、彼女の近くではドゥジン作家やコスプレイヤー、参加客に扮した王国の近衛騎士達が常にガードをしている。
《本連動での動き》
2年かけて準備してきたドゥジケット大礼拝祭の開催決定でメアリーはご機嫌だが、帝都決戦で年末年始は非常に忙しかったため、原稿は落とした。かくなる上は、現地で即興絵(つまりスケブ)を受け付けたい気持ち。ドゥジケット大礼拝には「メイ」名義で参加する。
春には臣籍降下とバデーニ公爵家への婿入りを予定している、神出鬼没のリーンエス王国第二王子。側室や愛妾としての花嫁はまだまだ募集中。
《本連動での動き》
妹メアリーの雄姿を見ようと、ドゥジケット大礼拝祭の会場を訪れる予定。
蒼狼のハーフビースト。王国に生まれ、貧しすぎる暮らしから幼少期より密猟に手を染めた後、傭兵団に拾われた過去を持つ。年齢故に引退を考えていたところを冒険者ギルドに引き抜かれ、冒険者ギルドにおける新人《授恵者》の教育担当兼、軍事関係のご意見番を務める。
《本連動での動き》
ドゥジケット大礼拝では会場の巡回警備を担当する。
menu_book関連用語・情報
世界各地のお祭り
帝都奪還作戦の成功により、世界中で世界滅亡の危機を脱したことを祝すお祭りが開催されている。自粛ムードで控えめであった聖霊節の延長戦っぽい感じだったり、ここぞとばかりに観光客を誘致したい領主や商人の思惑もあったりと、祭りの内容は土地により様々。
ドゥジケット大礼拝祭
隠れドゥジン作家であるメアリー王女が計画していた全てのドゥジン作家の為の式典。特にジャンルの縛りはなく、あらゆる作品が歓迎される(事前に検閲はあり、レイウェストとメアリーのR18ものとかは流石に排除される)。ドゥジンシの見せ合いや頒布だけでなく、コスプレやグッズのリリースも歓迎される。印刷技術が未熟な世界観のため、ドゥジンシの大量制作は技術面・コスト面で難しく、見せ合いのほうが主流。
聖地ドゥジケット
エラトゥーン都市同盟内の一都市で、ドゥジンシの博物館がある湾岸都市。ドゥジケット大礼拝祭期間中は街を挙げてお祭りを行う。街の中心部にあるドゥジン神像のある大きな公園付近ではドゥジンイベントである大礼拝祭が行われ、それ以外の場所では普通のお祭りがおこなわれる。
絵の神ドゥジン
絵画の神『ドゥジン』は“絵の神”“記憶の神”“文筆の神”“表現の神”などが統合されたもので、信徒は石や紙に絵物語をしたためる。彼らは主に旧き言い伝えを後世に残すためにその筆を振るうが、時折、偉大なる神々や音に聞こえし英雄を、やたらと可憐な姿で描画したり、同性同士での恋愛劇を創作したりする事もあり、その所業が判明した際には不敬であるとして他の信徒から怒られている(こういった書物は神にならって“ドゥジンシ”と呼ばれる)。
「帝都奪還作戦、成功! 幽界樹は朽ち、征竜は滅び、乱心した先代皇帝も討たれ、世界は救われた! レイウェスト皇子、万歳!」
ここは、帝国のとある村。『帝都奪還作戦成功』の吉報を受けた人々歓喜していた。
「今こそ祝いの時だ! 派手にやろうぜ! 皇子の御輿を作ろう!」
帝国の人々は取り戻した平和に歓喜し、大いに祝うことを決めた。まだ村は復興の途中だったり、そもそも出来たばかりの開拓村だったりしたが、祝わずにはいられなかった。
また、エラトゥーン都市同盟やリーンエス王国でも……。
「市長、世界平和を祈念してお祭りしましょう! 観光客が来れば街も儲かりますよ!」
「うむ、市長として祭りの開催を許可しよう! 祭りは観光客ゴールド獲得のチャンス! たくさん人が来てくれれば街も潤う!」
「領主様、どうやら世界各地でお祭りムードが醸成されつつあるようです。我が領でもやりませんか? 聖霊節のシーズンは自粛ムードでしたし、この機を見逃す手はないかと……」
「いいとも、やりたまえ! 我が領伝統の雪祭りも盛り上げたいし、うちも便乗して派手に宣伝するとしよう!」
為政者の政治的・商業的な判断もあったものの、都市同盟や王国にもドミノ倒しのように、次々と取り戻した平和を祝うお祭りムードは波及していった。
「うちも世界が平和を取り戻してきたことを祝って祭りだな! 何せ、祭りは酒が飲める! 飲むしかねえ!」
「スイーツ祭りだ! 派手に祝おう! 『名もなき小鬼』も甘いのが好きだったらしいしな!」
また、ドワーフ王国やゴールディでも、ここぞとばかりに人々は祭りを開催していた。辺境都市群やフィルエス大森林にもこのムードは波及していき、気が付けばディズル大湿地帯やシグモル火山帯にまで広がって、世界中で大小様々なお祭りが開催されることとなった。
●王女の野望
「さようなら、わたくしの新刊……」
自室にて。メアリー・リーンエスは御付きの侍女が組んだ今年のスケジュールを見て深いため息をついた。世界中が一体となった努力により、レイウェスト・バルダス皇子の悲願であった帝都奪還は見事成った。これで、かねてよりレイウェスト皇子を支援していたリーンエス王家の世界での覇権も確固たるものとなるだろう。皇子の婚約者であり、未来の『皇妃』であるメアリーの責任も極めて重大なものとなる。
そんなわけで、皇妃として正式に戴冠する今年の春以降のメアリーのスケジュールは殺人的に多忙なものとなっていた。残念ながら。メアリーが『商家の娘、メイ』として密かに書き進めていた新作ドゥジンシは、幻のものとなりそうである。ちなみにここ数年の年末は兄が行方不明となったり、王妹がメドゥの右腕にさらわれたり、帝都奪還作戦の最終決戦が行われたり……といったやんごとなき事情でリーンエス王家は多忙を極めていたため、毎年メアリーは新刊を落としていた。
「本格的に忙しくなる前に、せめてわたくしも『商家の娘、メイ』としての夢を叶えましょう。幸い、世界は今お祭りムード……機は熟しました。今こそ、全てのドゥジン作家のための一大イベント……『ドゥジケット大礼拝祭』の開催の時ですわ! 聖地ドゥジケットがわたくしを呼んでいます!」
思い立ったが吉日。メアリー王女はさっそく町娘の服に着替え、『ドゥジケット準備会』のクラブメンバーに会うべく、パンクリアース学園へと出かけるのであった。
執筆:おおくまねこ